JP2008008204A - 排水機場の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排水機場は、ポンプ10と、該ポンプ10を駆動する駆動機30とを備え、さらに、排水機場の運転状態を示す検知器71と、検知器71の出力値が所定の警告点に到達したときに、ポンプ10を低負荷で運転させる制御装置90とを備える。本発明の制御装置90は、排水機場の運転状態を示す検知器の出力値が所定の警告点に到達したときに、ポンプ10を低負荷で運転させるように構成されている。
【選択図】図1
Description
(1)予備機(予備ポンプ)を備えていない。
排水機場の排水能力(排水量)は、統計的な降雨確率や過去の降雨実績等から決められており、現在の排水機場には予備機が設けられていない。これは、予備機の設置は非常に高価であり、コストが高くなるという理由によるものである。しかしながら、予備機がないと、ポンプやその駆動機などに重大な故障が発生してポンプを停止させたときに、必要な排水能力が確保できず、場合によっては浸水被害を発生させるおそれがある。
(2)一つの排水機場に設置されるポンプの台数が少ない。
一般的に、一つの排水機場には2〜4台程度のポンプが設置されている。これは、機場スペースや経済性の観点からポンプ台数が少ない方が有利であるためである。しかしながら、ポンプの設置台数が少ないとポンプ1台当たりの吐出量が大きくなるため、1台のポンプの故障停止による排水能力(排水量)低下の度合いが大きくなるというデメリットがある。この問題の対策として、経済性の悪化を容認して台数を増やすことが考えられるが、ポンプ停止による排水量の低下の度合いは小さくなるものの、台数が多くなった分、ポンプ故障が発生する確率が高くなるというデメリットが生じる。
(3)故障のない機器は存在しない。
故障の発生しない機器の製造は、現実的に不可能である。現状は、故障の要因となる補機等の系統機器を省略するなどの簡素化により故障発生の要因を削減し、信頼性を上げている程度である。
(4)軽故障を検知した後の運転継続を考慮した設備となっていない。
軽故障を検知した場合は警報を発するのみであり、その後の処置については操作員に委ねられている。このため、操作員の熟練度等により故障復旧が行えない場合がある。近年においては、操作員が排水機場内に常駐していない無人機場もあり、復旧の作業が行えず、結果として重故障に発展し、ポンプが非常停止して排水能力を低下させてしまっている。
本発明の好ましい態様は、前記制御装置は、故障の原因となる項目を示す一覧表を有し、前記出力値が前記所定の警告点に到達したときに、故障により前記ポンプが非常停止するおそれがあると判断し、故障の原因と考えられる項目を前記一覧表に基づいて提示することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記駆動機はガスタービンユニットであり、該ガスタービンユニットに換気用の開口部を設け、前記出力値が前記所定の警告点に到達したときに、前記開口部を開動作させるように構成されていることを特徴とする。
Q’=Q×(N’/N)
P’=P×(N’/N)3
ここで、Qは定格回転速度におけるポンプ吐出量、Q’はポンプの回転速度を変えた後のポンプ吐出量、Pは定格回転速度におけるポンプ負荷、P’は回転速度を変えた後のポンプ負荷、Nは定格回転速度、N’は変更された回転速度を表す。
図1は、排水機場の全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、排水機場は、吸水井1に貯留される水を汲み上げるポンプ10と、ポンプ10の吐出側に配置される電動吐出弁20と、ポンプ10を駆動する駆動機としてのガスタービンユニット30と、ガスタービンユニット30の出力軸35の回転速度を減速させる減速機50と、減速機50に潤滑油を供給する潤滑油供給ユニット60と、ガスタービンユニット30に燃料を供給する燃料小出槽70と、燃料を貯留する燃料槽75と、燃料槽75から燃料小出槽70に燃料を移送する2台の燃料移送ポンプ80とを備えている。
10 ポンプ
11 インペラケーシング
12 吊下管
13 吐出曲管
14 排出管
15 回転軸
20 電動吐出弁
30 ガスタービンユニット
31 出力タービン
32 ガスジェネレータ
32a 燃焼器
32b 圧縮機
32c 高圧タービン
33 減速機
34 排気サイレンサ
35 出力軸
36 連結シャフト
37 換気ファン
38 温度センサ
39 DCモータ
40 燃料移送ポンプ
41 フィルタ
42 吸気フィルタ
43 吸気サイレンサ
50 減速機
51 油圧センサ
52 温度センサ
60 潤滑油供給ユニット
61 潤滑油移送ポンプ
62 冷却ファン
63 フィルタ
70 燃料小出槽
71 液面センサ
75 燃料槽
80 燃料移送ポンプ
90 制御部
Claims (4)
- ポンプと、該ポンプを駆動する駆動機とを備えた排水機場の制御装置であって、
前記排水機場の運転状態を示す検知器の出力値が所定の警告点に到達したときに、前記ポンプを低負荷で運転させるように構成されていることを特徴とする排水機場の制御装置。 - 前記出力値が前記所定の警告点に到達したときに、回転速度制御または翼角度制御により前記ポンプの吐出量を低下させてポンプ負荷を低減させることを特徴とする請求項1に記載の排水機場の制御装置。
- 前記制御装置は、故障の原因となる項目を示す一覧表を有し、
前記出力値が前記所定の警告点に到達したときに、故障により前記ポンプが非常停止するおそれがあると判断し、故障の原因と考えられる項目を前記一覧表に基づいて提示することを特徴とする請求項1または2に記載の排水機場の制御装置。 - 前記駆動機はガスタービンユニットであり、該ガスタービンユニットに換気用の開口部を設け、前記出力値が前記所定の警告点に到達したときに、前記開口部を開動作させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排水機場の制御装置。
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---|---|---|---|
JP2006179728A JP2008008204A (ja) | 2006-06-29 | 2006-06-29 | 排水機場の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006179728A JP2008008204A (ja) | 2006-06-29 | 2006-06-29 | 排水機場の制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=39066638
Family Applications (1)
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- 2006-06-29 JP JP2006179728A patent/JP2008008204A/ja active Pending
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