JP2005248706A - ガスタービン設備の換気システム及び換気方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建屋内に設けられ、内部にガスタービン1を収容したエンクロージャ2と、このエンクロージャ2に設けた複数(本例では2つ)の吸気口3,4と、これら吸気口3,4からの吸気流量を調整する吸気流量調整手段としてのダンパ5と、エンクロージャ2に設けた排気口6と、エンクロージャ2内の換気を行う換気ファン7と、エンクロージャ2内の温度を検出する温度検出手段8と、この温度検出手段8からの検出信号に応じてダンパ5に駆動信号を出力する制御手段としてのコントローラ9とを備える。
【選択図】 図1
Description
図1は、本発明のガスタービン設備の換気システムの一実施形態の概略図である。
図1に示すように、本実施形態のガスタービン設備の換気システムは、図示しない建屋内に設けられ、内部にガスタービン1を収容したエンクロージャ2と、このエンクロージャ2に設けた複数(本例では2つ)の吸気口3,4と、これら吸気口3,4からの吸気流量を調整する吸気流量調整手段としてのダンパ5と、エンクロージャ2に設けた排気口6と、エンクロージャ2内の換気を促進する換気ファン7と、エンクロージャ2内の温度を検出する例えば熱電対等の温度検出手段8と、この温度検出手段8からの検出信号に応じてダンパ5に駆動信号を出力する制御手段としてのコントローラ9とを備えている。
図2に示すように、コントローラ9は、温度検出手段8等のセンサ類からの検出信号や操作盤(図示せず)からの操作信号等を入力しディジタル信号化する入力部30と、各種制御手順のプログラムや演算処理に必要な定数等を格納するリードオンリーメモリー(ROM)31と、時間計測を行うタイマ32と、ROM31に格納したプログラムに順じて対応する機器(例えばダンパ5,23や換気ファン7の各駆動装置26〜28等)への駆動信号を演算する中央演算処理装置(CPU)33と、CPU33の演算結果や演算途中の数値を一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)34と、CPU33で演算された駆動信号をアナログ信号化して対応機器に出力する出力部35とを備えている。
第一には、温度検出手段8からの検出信号を基に、エンクロージャ2内の室温Tと予め設定された吸気切換温度T0とを比較演算し、この比較結果に応じてダンパ23の駆動装置27に駆動信号を出力するプログラムであって、このプログラムによれば、室温Tと吸気切換温度T0との比較結果に応じて、エンクロージャ2への吸気源が、建屋内の空気又は建屋外の空気のいずれかに選択的に切り換えられる。
第二には、温度検出手段8からの検出信号を基に、上記室温Tと予め設定された吸気流量変更温度T1(<T0)とを比較演算し、この比較結果に応じてダンパ5の駆動装置26に駆動信号を出力するプログラムであって、このプログラムによれば、例えば運転開始時に吸気口3のみを開放しておき、室温Tと吸気流量変更温度T1との比較結果に応じて、吸気口3,4の開閉状態が調整されエンクロージャ2への吸気流量が調整されて換気量が増減する。
本実施形態において、ガスタービン1の運転開始時には、ダンパ5,23の開閉状態は、第2ダクト22と吸気口3を閉じ、建屋内の空気を吸気口4のみから導く状態となっている。したがって、この時点では、吸気温度を比較的高く、なおかつ吸気流量も抑制されており、例えば外気温が低い条件でガスタービン1を起動する場合にもアクセサリギア室16内の補器類に与える影響が抑制された状態となっている。
なお、図3に示した手順においては、換気ファン7の駆動制御について説明していないが、例えば、前述した室温Tに応じた吸気パターン、言い換えれば室温Tに応じ、換気ファン7の駆動速度を制御すると、より最適な換気能力及び冷却能力を発揮させることができる。
なお、以上においては、吸気流量調整手段、吸気切換手段として、それぞれダンパ5,23を用いたが、例えば、バタフライ弁や仕切り弁等、流路を開閉制御することができるものであれば適用可能であり、その態様に限定されない。勿論、単に流路を開閉するものに限られず、流路の開度を調整可能なものであっても適用可能であり、この場合には、室温Tに応じて各吸気口の開閉パターンに加え、開度調整を行うことにより、より高精度な換気能力及び冷却能力を発揮させることができる。
2 エンクロージャ
3 吸気口
4 吸気口
5 ダンパ(吸気流量調整手段)
6 排気口
7 換気ファン
8 温度検出手段
9 コントローラ(制御手段)
20 吸気管路
21 第1ダクト
22 第2ダクト
23 ダンパ(吸気切換手段)
T 室温
T0 吸気切換温度
T1 吸気流量変更温度
Claims (7)
- 建屋内に設けられ、内部にガスタービンを収容したエンクロージャと、
このエンクロージャに設けた複数の吸気口と、
これら複数の吸気口からの吸気流量を調整する吸気流量調整手段と、
前記エンクロージャに設けた少なくとも1つの排気口と、
前記エンクロージャ内の換気を行う換気ファンと、
前記エンクロージャ内の温度を検出する温度検出手段と、
この温度検出手段からの検出信号に応じて前記吸気流量調整手段に駆動信号を出力する制御手段と
を備えたことを特徴とするガスタービン設備の換気システム。 - 建屋内に設けられ、内部にガスタービンを収容したエンクロージャと、
このエンクロージャに設けた複数の吸気口と、
これら複数の吸気口の開閉パターンを選択的に切り換え、前記複数の吸気口による合計開口面積を増減させて吸気流量を調整する吸気流量調整手段と、
前記エンクロージャに設けた少なくとも1つの排気口と、
前記エンクロージャ内の換気を行う換気ファンと、
前記エンクロージャ内の温度を検出する温度検出手段と、
この温度検出手段からの検出信号に応じて前記吸気流量調整手段に駆動信号を出力する制御手段と
を備えたことを特徴とするガスタービン設備の換気システム。 - 請求項1又は2に記載のガスタービン設備の換気システムにおいて、前記制御手段は、前記温度検出手段からの検出信号を基に、前記エンクロージャ内の室温と予め設定された吸気流量変更温度とを比較演算し、この比較結果に応じて前記吸気流量調整手段に駆動信号を出力するプログラムを格納していることを特徴とするガスタービン設備の換気システム。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載のガスタービン設備の換気システムにおいて、
前記建屋内の空気を吸い込む少なくとも1つの第1ダクト、及び前記建屋外の空気を吸い込む少なくとも1つの第2ダクトを有し、前記複数の吸気口に接続された吸気管路と、
前記温度検出手段の検出信号に応じて出力される前記制御手段からの駆動信号によって、前記第1及び第2ダクトを選択的に開閉する吸気切換手段と
を備えたことを特徴とするガスタービン設備の換気システム。 - 請求項4に記載のガスタービン設備の換気システムにおいて、前記制御手段は、前記温度検出手段からの検出信号を基に、前記エンクロージャ内の室温と予め設定された吸気切換温度とを比較演算し、この比較結果に応じて前記吸気切換手段に駆動信号を出力するプログラムを格納していることを特徴とするガスタービン設備の換気システム。
- 建屋内のエンクロージャ内にガスタービンを収容したガスタービン設備の換気方法において、
運転開始時には、前記エンクロージャに設けた複数の吸気口の一部のみを開放しておき、
その後、前記エンクロージャ内の室温を予め設定された吸気流量変更温度と比較し、この比較結果に応じて、前記複数の吸気口の開閉状態を調整して前記エンクロージャへの吸気流量を調整し換気量を増減させる
ことを特徴とするガスタービン設備の換気方法。 - 請求項6に記載のガスタービン設備の換気方法において、前記エンクロージャ内の室温を予め格納された吸気切換温度と比較し、この比較結果に応じて、前記エンクロージャへの吸気源を、前記建屋内の空気又は前記建屋外の空気のいずれかに選択的に切り換えることを特徴とするガスタービン設備の換気方法。
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JP2013238230A (ja) * | 2012-05-16 | 2013-11-28 | General Electric Co <Ge> | タービンにおけるクリアランスを調整するためのシステムおよび方法 |
DE102017217535A1 (de) * | 2017-10-02 | 2019-04-04 | Siemens Aktiengesellschaft | Belüftungsanlage, System und Verfahren zum Betreiben einer Belüftungsanlage |
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