JPH1176581A - 不正行為検出装置およびこれを備えた遊技場システム - Google Patents
不正行為検出装置およびこれを備えた遊技場システムInfo
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- JPH1176581A JPH1176581A JP23624297A JP23624297A JPH1176581A JP H1176581 A JPH1176581 A JP H1176581A JP 23624297 A JP23624297 A JP 23624297A JP 23624297 A JP23624297 A JP 23624297A JP H1176581 A JPH1176581 A JP H1176581A
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Abstract
いて総合的にかつ速やかに不正を検出する不正行為検出
装置を提供する。 【解決手段】 玉貸機によって貸し出され、遊技機に投
出された遊技媒体の数量データCを出力する貸出数量出
力手段1と、遊技機に補給されるセーフ玉を検出して数
量データBを出力する流入数量検出手段2と、遊技機か
ら流出されるアウト玉を検出して数量データAを出力す
る流出数量検出手段4と、遊技客が遊技の結果獲得した
遊技媒体の数量Dを検出する遊技媒体計数手段3と、こ
れらの検出手段により検出されたAないしDのデータを
受けて、Y=B+C+α、X=A+Dの演算処理を行っ
た上でYとXを比較する不正判断手段5とを備え、Y<
Xであれば、不正判断手段5は、各台計数機について不
正行為があったものと判断してアラーム信号Zを出力す
る。
Description
技場において不正行為を検出する不正行為検出装置およ
びこれを備えた遊技場システムに関する。
ている遊技場では、貨幣を投入してその都度パチンコ玉
やメダル等の遊技媒体を貸し出す玉貸機やメダル貸機等
の遊技媒体貸出機が設置されている。このような遊技媒
体貸出機の他、最近では、プリペードカードを用いて遊
技媒体を貸出すカードリーダ付遊技媒体貸出機(いわゆ
るCRユニット)が設置されていたり、また、遊技客が
予めその店の会員となって自己の口座に遊技媒体を貯め
ておき、必要なときに自己の口座から必要金額分を引き
出して遊技するいわゆる会員カードシステムが導入され
ている遊技場もある。いずれの場合においても、最近の
遊技場では、遊技客が遊技装置の前に座ったままで、遊
技媒体を借りることができるようになっている。
を計数する遊技媒体計数手段として、各台計数機が各遊
技台の下部に備えられていると、従来は島端等に設置さ
れていた遊技媒体計数装置まで遊技媒体を持参すること
なく、上記各台計数機に投入することにより計数結果を
カードまたはレシート等に記録することも可能になる。
置や遊技媒体計数装置に対して不正行為を働き、遊技媒
体を不当に投出させたり、不正に計数値を増やしたりす
る悪質なケースが増加している。特に上述したように、
遊技客が遊技装置の前に座ったままで遊技媒体の計数が
できるようになったので、遊技媒体計数装置に対する不
正行為が最近特に増加し、遊技場で問題になっている。
計数装置単体、または遊技機単体について不正を検出す
る手段は提供されてきたが、計数装置を備えた遊技機の
全体について総合的にかつ短時間で不正を検出すること
ができなかった。
であり、その目的は、遊技場における不正行為を速やか
に検出できる不正行為検出装置およびこれを備えた遊技
場システムを提供することにある。
より上記目的の解決を図る。
により遊技台に流入された遊技媒体を計数して第1の数
量データを出力する流入数量検出手段と、前記遊技台か
ら流出された遊技媒体を計数して第2の数量データを出
力する流出数量検出手段と、前記遊技台毎に配設された
遊技媒体貸出機で貸し出された遊技媒体の数量を第3の
数量データとして出力する貸出数量出力手段と、前記遊
技台毎に配設され遊技客が前記遊技台から取出した遊技
媒体を計数して第4の数量として出力する遊技媒体計数
手段と、前記第1の数量データと前記第3の数量データ
とを加算して第1の合計を算出し、前記第2の数量デー
タと前記第4の数量データとを加算して第2の合計を算
出し、該第2の合計から前記第1の合計を減算し、該減
算結果が所定の数量を超える場合に遊技客の不正行為が
有ったものと判断して警告信号を出力する不正判断手段
とを備えた不正行為検出装置が提供される。
プリペイドカードを受け入れ、前記プリペイドカードの
残額を読み取る読取手段と、前記読取手段により読取ら
れた前記プリペイドカードの残額に相当する数量の範囲
内で遊技媒体を投出する遊技媒体投出手段とを備えてい
ると良い。
客が借受けた遊技媒体の全数量と、遊技台における遊技
媒体の全流動量と、各台計数機での全計数結果とを常に
監視する。これにより、各台計数機に関する不正行為を
速やかに検出することができ、ホールの被害を最小限に
止めることができる。
により遊技台に流入された遊技媒体を計数して第1の数
量データを出力する流入数量検出手段と、前記遊技台か
ら流出された遊技媒体を計数して第2の数量データを出
力する流出数量検出手段と、遊技客毎に設定されたID
カードのデータを読取るカード処理機と、預け入れた遊
技媒体の数量データを前記遊技客毎に設定された口座と
しての記憶領域に格納する記憶手段と、遊技客が前記遊
技台から取出した遊技媒体を計数して第3の数量データ
を出力する遊技媒体計数手段と、遊技客が遊技するため
に、自己の口座に残っている数量内で数量または金額を
指定して遊技媒体を引出す遊技媒体引出機と、システム
全体を制御する制御手段とを備えた遊技場システムにお
いて、前記遊技媒体引出機は、引出された遊技媒体の数
量を第4の数量データとして前記制御手段に送信し、前
記制御手段は、前記第1の数量データと前記第4の数量
データとを加算して第1の合計を算出し、前記第2の数
量データと前記第3の数量データとを加算して第2の合
計を算出し、該第2の合計から前記第1の合計を減算
し、該減算結果が所定の数量を超える場合に遊技客の不
正行為が有ったものと判断して警告信号を出力する不正
判断手段を備えたことを特徴とする遊技場システムが提
供される。
プリペイドカードを受け入れ、前記プリペイドカードの
残額を読み取る読取手段と、前記読取手段により読取ら
れた前記プリペイドカードの残額に相当する数量の範囲
内で遊技媒体を投出する遊技媒体投出手段を備え、前記
遊技媒体投出手段により投出された遊技媒体の数量のデ
ータを第5の数量データとして出力する遊技媒体貸出装
置をさらに備え、前記不正判断手段は、前記第1の数量
データと前記第4の数量データと前記第5の数量データ
とを加算して第3の合計を算出し、前記第2の合計から
前記第3の合計を減算し、該減算結果が所定の数量を超
える場合に遊技客の不正行為が有ったものと判断して警
告信号を出力するものであると良い。
判断手段が不正行為が有ったと判断した場合に、該不正
行為に関する情報を店員に通報する不正通報手段をさら
に備えると良い。
内の遊技客が借受けた遊技媒体の全数量と、遊技台にお
ける遊技媒体の全流動量と、各台計数機での全計数結果
とを常に監視する。これにより、不正行為の発生を迅速
に発見でき、店側の被害を最小限に抑止することができ
る。また、データ上の処理のみで検出でき、新たにハー
ドウェアを追加する必要がないため、低コストで不正行
為検出を実現することができる。
明の実施の形態のいくつかについて説明する。なお、各
図において同一の部分には同一の参照符号を付してその
説明は省略する。
とは、遊技においてパチンコ玉が遊技台のチューリップ
等の穴に入って遊技客へ入賞玉が投出され、その結果、
遊技台の一時保留部に補給されるパチンコ玉をいい、ア
ウト玉とは、入賞することなく、回収されるパチンコ玉
をいうものとする(但し、チューリップ等の穴に入った
パチンコ玉自身もアウト玉として回収される)。
不正行為検出装置を備えた遊技場システムの概略を示す
システムブロック図である。
ードを発行してこの会員カードにより貯玉・再プレイ等
の各種サービスが行なえるようになっている。遊技客
は、銀行等に預金するのと同じような感覚で、パチンコ
店において自分が獲得したパチンコ玉を自己の口座に預
け入れ、そこから必要な玉数を引き出して再度遊技した
り、その口座にある玉数の全部又は一部を景品に交換し
たりできる。
0およびカウンタ部30が共通に設けられ、これらには
複数の島が接続されている。各島は、島コントローラ2
5、この島コントローラ25に接続された複数の遊技ユ
ニット55からなっており、各構成要素はLAN(ロー
カルエリアネットワーク)で接続されて、互いにデータ
交換が可能となっている。
びカウンタ部30の詳細について示すブロック図であ
る。
テーション11、パーソナルコンピュータ12、プリン
タ13およびカード発行機14を備えている。
体の制御を行う制御部11A、メモリ11B、ディスプ
レイ等の表示部11C、キーボード、プリンタ等の入出
力部11Dからなっている。
ークステーション11とLANで接続されており、この
ワークステーション11内に新規口座を登録する場合
や、ワークステーション11に記憶されたデータの統計
処理や訂正を行ったりする際に、店員が操作する。新規
口座を登録する場合は、このパーソナルコンピュータに
よる制御に基づいて、カード発行機14により新規の会
員カードが発行される。ターミナルコントローラ10内
の各部11、12、13、14の電源は、無停電電源
(図示せず)によって供給されている。これにより、商
用電源が断となった際のシステムダウンの発生を防止す
ることができる。
営コンピュータ(図示せず)と専用の通信回線で結ばれ
ている。これにより、この経営コンピュータを用いてワ
ークステーション11内のデータを管理できるようにな
っている。さらに、ワークステーション11は、各遊技
ユニットへの遊技媒体の補給口および回収口に備えられ
た、流入数量検出手段であるセーフ玉センサ、流出数量
検出手段であるアウト玉センサ、貸出数量出力手段を備
えた各台再プレイ機、遊技媒体計数手段である各台計数
機等から供給されるカウント値のパルスに基づいて店内
のパチンコ玉およびメダルの流れを管理し、店内のパチ
ンコ玉およびメダルの総合的な管理、把握ができるよう
になっている。なお、後述する誤差αや係数U1ないし
U4等の設定は、ワークステーションの制御部11Aが
相当し、その操作は、入出力部11Dにより行い、その
データはメモリ11Bに記憶される。
品交換管理装置32、プリンタ34および景品自動払出
機35を備えている。
2と接続されており、遊技客が自己の口座に預け入れた
パチンコ玉やメダルを景品に交換する場合に、その口座
を特定するために読取りを行うものである。
媒体を景品に交換したい場合には、交換した景品に該当
する数の遊技媒体を口座から差し引く。さらに、遊技客
が特殊景品(換金可能な景品)に交換することを希望す
る場合には、所定数の特殊景品の払出しを景品自動払出
機35に行わせる。
接続されており、この景品管理装置32の管理データを
プリントアウトできるようになっている。
品交換管理装置32によって指令された景品を払い出
す。また、この景品自動払出機35にカードリーダを内
蔵し、遊技客が直接操作して自己の口座に預け入れられ
た遊技媒体を特殊景品に交換することができるようにし
てもよい。
技ユニット55の正面図を図8に示す。
プ80が備えられ、トラブル時の店員呼出表示等の各種
の表示を行う。遊技機60の左側には遊技媒体引出機で
ある各台再プレイ機70が隣接して備えられ、また、遊
技機60の下皿の下に遊技客が獲得したパチンコ玉を一
時的に蓄える玉箱110が設置され、その玉箱110の
下方には、各台計数機100が備えられている。
穴に玉が入ったときには盤面中央部にある3桁のディジ
タル表示部の数字が回転変動し、停止した時点で3桁と
も特定の数字等になっているとき、例えば「777」に
は大当たりとなってチューリップ67が一定時間全開状
態となる、いわゆるフィーバー台となっている。
斜視図である。
には、図示しないカード処理部が備えられており、挿入
された会員カードの情報を読みとりターミナルコントロ
ーラへ問い合わせにいき、当該会員の貯玉数を検索し
て、表示部75に出力する。遊技客がテンキー77によ
り暗証番号を入力して再プレイ釦76を押圧すると所定
数のパチンコ玉が貯玉数から差し引かれるとともに、図
示しない玉投出手段がいわゆる「象の鼻」と呼ばれる玉
投出口73aを介して遊技機60の上皿69へパチンコ
玉を投出する。
手段である売上信号出力部を備えており、所定数のパチ
ンコ玉を投出する度に売上信号のパルスをワークステー
ション11(図4参照)に供給する。
では、会員でない遊技客でもこの各台再プレイ機70を
利用できるようになっており、遊技客は硬貨(100円
又は500円)を硬貨投入口78に投入するだけで、投
入金額分のパチンコ玉の貸出を受けることができる。
た遊技ユニットの断面図であり、2台の遊技ユニット5
5,55が島のセーフ玉補給経路150およびアウト玉
回収経路160でなるパチンコ玉搬送経路に接続されて
いる。
らセーフ玉が左右の遊技ユニット55,55に補給さ
れ、そのセーフ玉の数量は、流入数量検出手段であるセ
ーフ玉センサ151が検知して検知結果のパルス信号を
ワークステーション11に供給する(図4参照)。この
補給は、各遊技台の図示しない一時保留部の玉が少なく
なってくるとゲートを開けて行なわれる。また、アウト
玉は、左右の遊技ユニット55,55からアウト玉回収
経路160に流出され、流出されたアウト玉の数量は、
流出数量検出手段であるアウト玉センサ161が検知し
て検知結果のパルス信号をワークステーション11に供
給する(図4参照)。
分解斜視図である。
果、遊技機60の上皿のパチンコ玉の数量が増加する
と、遊技客は、下皿68(図8参照)を通して玉箱11
0にパチンコ玉を移す。さらにパチンコ玉が玉箱一杯に
なると、遊技客は、玉箱の計数レバー115を移動して
パチンコ玉の計数を開始する。
コ玉は天板123の中央に穿設された天板玉計数穴12
5を通過し、各台計数機100の上面に備えられた計数
シャッタ部130の穴135から計数部140の計数レ
ーン142に流れ込み、計数センサ141によって計数
された後、パチンコ玉回収経路160(図10参照)に
より回収される。なお、計数シャッタ部130は、会員
カードが各台再プレイ機70の会員カード挿入口71に
挿入されたときに開くようになっている。会員でない遊
技客が計数機を使用する場合は店員から非会員の「ビジ
ターカード」を貸与してもらい、そのビジターカードを
挿入すれば計数シャッタ部130が開く。
い各台計数機100のCPUへ出力し、CPUは、該計
数値を表示部146により表示するとともに、ワークス
テーション11に送信する(図4参照)。なお、この段
階では、計数値は貯玉されずに「保留玉」として処理が
保留される。
発明において特徴的な不正判断手段について説明する。
クステーション11内に備えられ、遊技場システムに接
続された遊技ユニットの全数を集中的に管理することに
より、ホール内で発生した不正行為を検出する。
する原理を図面を参照しながら説明する。
るパチンコ玉等の遊技媒体の数量と、該遊技機から流出
する遊技媒体の数量とは一致するという原則に基づくも
のである。以下、パチンコを具体例として説明する。
数量がアウト玉の数量を上回ると、玉補給皿にパチンコ
玉が滞留し、ついには溢れるので、遊技客は玉箱を玉補
給皿の下に配置して皿の手前に設けられたレバーを操作
して獲得したパチンコ玉を玉箱の中に収納する。
っている場合は、遊技客は獲得したパチンコ玉を各台毎
に設置された各台計数機に投入し、計数結果を会員カー
ドに記録した上で、カウンタで会員カードリーダを介し
て景品に交換する。なお、会員でない遊技客は、店員か
らビジタカードの貸与を受け、このビジタカードに計数
結果を記録して景品の交換を行う。また、会員は、景品
交換をする代わりに自己の口座に貯玉し、次回の遊技で
引出して再プレイすることもできる。
玉の数量(以下、Cとする)とセーフ玉の数量(以下、
Bとする)の合計B+Cと、アウト玉の数量(以下、A
とする)と各台計数機の計数値(以下、Dとする)の合
計A+Dとは、原則として一致するので、各数量につい
て検出手段を設けてAないしDを検出し、B+CとA+
Dとを比較して、後者が前者を上回れば、各台計数機に
ついて不正が行われたものと判断することができる。
るパチンコ玉を拾って遊技台に投入したり、台間移動、
即ち、遊技客が現在遊技中の遊技台について玉補給皿の
パチンコ玉を全て玉箱に収容して他の席に移動し、遊技
台を変更する場合があるので、予め誤差αを設定してお
く必要がある。
+α、X=A+DとしてYとXを比較し、Y<Xであれ
ば各台計数機について不正行為があったものと判断をす
る。この誤差αは、ホール側で自由に設定することがで
き、例えば、1000個と設定することができる。ま
た、パチンコ玉の台間移動を禁止しているならば、例え
ば100個と、少なめに設定することもできる。
かかる不正行為検出装置の基本的な構成を示すブロック
図である。
貸機によって貸出された遊技媒体の数量データCを不正
判断手段5に出力する。
給されるセーフ玉を検出し、検出結果の数量データBを
不正判断手段5に出力する。
れるアウト玉を検出し、その数量データAを不正判断手
段5に出力する。
であり、遊技客が遊技の結果獲得した遊技媒体を計数
し、計数結果の数量データDを不正判断手段5に出力す
る。
手段等により出力されたAないしDのデータを受けて、
Y=B+C+α、X=A+Dの演算処理を行った上でY
とXを比較し、Y<Xであれば、各台計数機について不
正行為があったものと判断し、アラーム信号Zを出力す
る。
出装置の基本構成を示すブロック図である。
正行為検出装置は、セーフ玉センサ151、各台再プレ
イ機70、アウト玉センサ161、各台計数機100、
制御部11Aに備えられた不正判断手段である不正判断
回路40および送信器54とを備えている。
路150に設けられた流入数量検出手段2であり、遊技
ユニット55に補給されたセーフ玉を検出してセーフ玉
数量のパルスB’を制御部11Aの変換回路41に出力
する。
段1である売上信号出力部が備えられており、遊技客が
パチンコ玉を借受ける度に売上信号のパルスC’を制御
部11Aの変換回路42に出力する。
回収経路160に設けられた流出数量検出手段4であ
り、遊技ユニット55から回収されたアウト玉を検出し
てアウト玉数量のパルスA’を制御部11Aの変換回路
43に供給する。
計数手段3の一部である計数センサ141が備えられて
おり、計数結果としての計数数量のパルスD’を制御部
11Aの変換回路44に出力する。
44、加算回路51、52および比較回路53を備えて
いる。
A’ないしD’について予め設定された係数U1ないし
U4で積算処理を行う。これは、各センサは、パルスを
出力するタイミングを異にするため、それぞれパチンコ
玉を計数する単位が異なるからである。例えば、各台再
プレイ機70は、パチンコ玉25個毎、セーフ玉センサ
151と各台計数機100は、パチンコ玉10個毎、さ
らにアウト玉センサ161は、パチンコ玉100個毎に
1パルスを発信している。
2,U3でパルスB’,C’をそれぞれ積算し、セーフ玉
数B(=B’×U2)および貸出玉数C(=C’×U3)
を加算回路51に出力する。同様にして、変換回路4
1,42は、それぞれ、係数U1,U4でパルスA’,
D’をそれぞれ積算し、アウト玉数A(=A’×U1)
および計数玉数D(=D’×U4)を加算回路52に出
力する。
るが、例えば、上記の例では、U1=100、U2=U4
=10、U3=25と設定する。
Cと、さらに予め設定された誤差αを加算し(Y=B+
C+α)、また、加算回路52は、アウト玉数Aと計数
玉数Dとを加算して(X=A+D)、それぞれ算出結果
Y,Xを比較回路53へ出力し、比較回路53は、加算
回路51,52から受けたY,Xについて比較判断を行
い、Y<Xの場合に各台計数機100について不正行為
が行われたものと判断し、アラーム(警告)信号Zを出
力する。。
不正判断回路53から出力されるアラーム信号Zを受け
て、ホール内の店員が携帯している携帯無線(図示せ
ず)に不正行為が発生した事実を通報する。
のフローチャートを参照して説明する。
クリアする(ステップS100)。
再プレイ機70から売上信号のパルスC’、アウト玉セ
ンサ161からアウト玉数量のパルスA’、セーフ玉セ
ンサ151からセーフ玉の数量のパルスB’がそれぞれ
出力され、これらのパルスがワークステーション11内
の不正判断回路40に入力される(ステップS11
0)。
投入すると、各台計数機100は、遊技客が獲得したパ
チンコ玉を計数し(ステップS120)、計数値のパル
スD’をワークステーション11の制御部11Aに出力
する(ステップS130)。制御部11Aは、上記パル
ス値A’ないしD’を受け取って、係数U1 ないしU4
により各カウント値の変換処理を行い、セーフ玉数B
(=B’×U2)、貸出玉数C(=C’×U3)、アウト
玉数A(=A’×U1)および計数玉数D(=D’×
U4)を算出する(ステップS150ないし153)。
2によりY=B+C+αおよびX=A+Dの加算処理を
行い、比較回路53によりY,Xについて比較判断を行
う(ステップS160)。その結果、Y≧Xであれば、
各台計数機について正常な操作が行われたものと判断す
る。
00について不正行為が行われたものと判断し、アラー
ム信号Zを出力し(ステップS170)、送信機54に
より携帯無線でいずれかの各台計数機で不正行為が発生
していることを店員に知らせる(ステップS190)。
して(ステップS200)、この不正行為検出装置は、
ホールの閉店とともに停止する。
の形態にかかる遊技場システムによれば、不正行為検出
装置を備えているので、各台計数機に対する不正行為を
常に監視することができる。
置のハードウェアは、既存のものをそのまま利用してい
るので、ソフトウェアの追加のみで採用でき、極めて低
いコストで上記効果を奏する遊技場システムが提供され
る。なお、上記第1の実施形態では、どの各台計数機で
不正行為が行われたかを特定できないこととしたが、各
センサが自己の識別番号をパルス信号とともに出力する
こととすれば、各台毎の演算が可能となり、不正行為が
発生した遊技ユニットを特定することができる。
不正行為検出装置について図面を参照しながら説明す
る。
は、各台計数機で個別に不正行為を検出する点に特徴が
ある。
出装置を備えた各台計数機101を含む遊技ユニット5
6の基本的な構成を示すブロック図である。
各台計数機101と遊技機60と各台再プレイ機70と
を備え、さらに、図2に示した遊技システムと略同様の
遊技場システムに接続されている。
為検出装置は、流入数量検出手段であるセーフ玉センサ
151と、流出数量検出手段であるアウト玉センサ16
1と、計数センサを備えた遊技媒体計数手段である各台
計数機101と、各台再プレイ機70に備えられ売上信
号パルスを出力する貸出数量出力手段である売上信号出
力部74と、各種の表示を行う台ランプ80と、不正判
断手段であるCPU90、ROM91およびRAM92
とを備えている。
CPU90、各種のプログラム等を格納するROM9
1、遊技客が獲得したパチンコ玉を計数する計数センサ
141、計数値等を格納するRAM92、計数値をディ
スプレイ等に表示する表示部146、計数したパチンコ
玉を貯玉することなく再度引出して遊技するための保留
玉引落釦145および不正行為検出装置により不正行為
が検出された場合に計数センサ141を停止する計数阻
止部147とを備えている。
を受入れ、情報の読出し・書込みを行うカード処理部9
5、会員の口座の残高である貯玉数などを表示する表示
部75、会員カードの暗証番号等を入力するためのテン
キー77、貸出玉を遊技台に投出する玉投出部73、貯
玉数から所定数のパチンコ玉数を減算して玉投出部73
に同数のパチンコ玉の投出を指示する再プレイ釦76、
売上信号のパルスをCPU90へ出力する売上信号出力
部74および遊技の終了に伴って会員カードの返却を指
示するためのカード返却釦72とを備えている。
ランプ80、流入数量検出手段であるセーフ玉センサ1
51および流出数量検出手段であるアウト玉センサ16
1とを備えている。
より各台計数機101のCPU90と接続され、CPU
90との間で信号の送信及び受信を行う。なお、各台再
プレイ機70は、通信インタフェイス97を介して島コ
ントローラ25およびターミナルコントローラ10とも
接続され、これらとの間で各種情報の送信および受信を
行う。
本的構成は、図4のブロック図に示した不正判断回路4
0と略同一であるが、その動作は、図5のフローチャー
トに示した動作と異なる。
連の動作手順を図7のフローチャートを用いて説明す
る。
されると、CPU90は、RAM92に格納されたアウ
ト玉の数量A、セーフ玉の数量B、売上数量Cの各数量
のデータを一旦クリアする(ステップS300)。次
に、CPU90は、当該会員の遊技中におけるアウト玉
のパルスA’、セーフ玉のパルスB’、売上のパルス
C’の各パルスを順次受入れ、各パルスから各々の数量
を算出し(A=A’×U1,B=B’×U2,,C=C’
×U3)、その値A,B,Cを逐次RAM92の所定の
領域に格納する(ステップS310)。
パチンコ玉の計数動作と並行して不正行為の有無の判断
を行う点に特徴がある。
動的に計数が開始されると(ステップS320)、CP
U90は、RAM92に格納されたアウト玉の数量A、
セーフ玉の数量B、売上数量Cを引出し、各台計数機1
01からパチンコ玉の計数動作中に出力される計数値D
との比較演算を行う(ステップS330)。
は異なり、この計数値Dは、実計数値を出力する。従っ
て、CPU90は、実計数値としての計数玉数Dに基づ
いて、B+C+α(=Y),A+D(=X)について比
較判断を行う(ステップS340)。その結果、B+C
+α≧A+Dであれば、正常な操作が行われていると判
断し、上記ステップS330ないし340の動作を計数
が完了するまで繰返す(ステップS350)。
った場合は、各台計数機101について不正行為が行わ
れたものと判断して、アラーム信号Zを計数阻止部14
7と台ランプ80に出力する(ステップS360)。
147は、各台計数機101の計数動作を直ちに阻止し
(ステップS370)、ホールの被害の拡大を防止す
る。計数動作の阻止は、例えば、計数通路をソレノイド
等で遮断することにより行う。また、アラーム信号Zの
出力を受けた台ランプ80は、所定のランプを点滅させ
ることにより(ステップS380)、不正行為が行われ
ていることを店員に知らせ、エラーダウンとなる(ステ
ップS390)。
圧され、会員カードが返却されると、CPU90は、不
正判断を終了する。なお、各台計数機101の計数が終
了した後、カード返却釦72が押圧されずに、しばらく
して再度各台計数機101へ玉が投出された場合には、
それまでの計数値Dに今回の計数値Dを加算した値をD
として再度演算され(ステップS330)、再度比較さ
れることになる(ステップS340)。
に行われる。
対して不正行為を働いた場合には、本発明にかかる不正
行為検出装置が直ちにこれを検出して計数動作を阻止す
るとともに、台ランプ80を点滅させることにより店員
に知らせるので、ホールの損害を最小限に止めた上で、
より一層迅速な対処を可能にする。
12のフローチャートを用いて説明する。
む)が挿入されると(ステップS500)、計数シャッ
タ部130が開き(ステップS510)、各台計数機1
01の表示部146に「0」が点灯して(ステップS5
20)、計数可能であることを遊技客に知らせる。(カ
ード挿入前は、待機状態を表すために表示部146はL
EDが左右から中央へランニング表示を行っている。)
次に、遊技客が獲得した玉を玉箱110に移して、玉箱
レバー115を移動すると、玉箱の底が一部開きパチン
コ玉が計数部140に流れ込んで(ステップS530)
計数が始まり(ステップS540)、計数値を表示部1
46に表示する(ステップS550)。
ンコ玉の数量が少なくなり、遊技客が既に計数したパチ
ンコ玉の再利用を望む場合は、表示部に近接して設けら
れた保留玉引落釦145を押圧すると(ステップS56
0)、保留玉から所定金額分の玉数が減算され(ステッ
プS570)、その結果が表示部146に表示されると
ともに、各台再プレイ機70から所定金額分の玉が投出
され、計数済みのパチンコ玉で再度遊技することができ
る。なお、この場合は、貯玉から引落す場合と異なり、
引落し手数料としての玉数が余分に差引かれることはな
い。
レイ機70のカード返却釦72を押圧すると(ステップ
S580)、計数シャッタ部130が閉じ、保留玉の数
量を該会員の口座へ貯玉した上で(ステップS59
0)、会員カードが返却されて(ステップS600)、
この各台計数機101の動作は終了する。
たが、本発明は、上記実施の形態に限るものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施すること
ができる。
貸出を行う各台再プレイ機を接続した遊技台について説
明したが、各台再プレイ機に変えて従来からあるCRユ
ニットを接続したものでも良い。
に追加して接続したものでも良い。この場合は、CRユ
ニットに備えられた貸出数量出力手段から第5の数量デ
ータである売上信号パルスがワークステーション11に
出力され、このCRユニットから出力される売上信号パ
ルスに基づいて算出される売上数量が上述の売上数量C
に加算されて、各台計数機の計数値Dとの比較演算が行
われる。あるいは、第5の数量データである売上信号が
各台計数機101に出力され、各台計数機内で比較演算
が行われる。
装置とを一体にしたものに適用しても良い。
技機に適用した実施形態を説明したが、メダル機等にも
適用できるのは勿論である。
果を奏する。
単純な構成で各台計数機に対する不正行為を常に監視
し、発生直後に不正行為を検出することができる不正行
為検出装置が提供される。
して不正行為の有無を判断できるので、不正行為の検出
直後に警告信号を出力して各台計数機の計数を停止でき
る。このため、ホールの被害を最小限に止めることがで
きる。
ば、単純な構成で各台計数機に対する不正行為を常に監
視し、発生直後に不正行為を検出することができる不正
行為検出装置を備えた遊技場システムが提供される。
のものがそのまま利用できるので、ソフトウェアの追加
のみで採用でき、極めて低いコストで上記効果を奏する
不正行為検出装置を備えた遊技場システムが提供され
る。
成を示すブロック図である。
出装置を備えた遊技場システムの概略を示すシステムブ
ロック図である。
ンタ部の詳細について示すブロック図である。
為検出装置の基本構成を示すブロック図である。
順を示すフローチャートである。
装置を備えた各台計数機を含む遊技ユニットの構成を示
すブロック図である。
順を示すフローチャートである。
ニットの正面図である。
た2台の遊技ユニットの断面図である。
出装置を備えた各台計数機の動作を示すフローチャート
である。
Claims (5)
- 【請求項1】入賞により遊技台に流入された遊技媒体を
計数して第1の数量データを出力する流入数量検出手段
と、 前記遊技台から流出された遊技媒体を計数して第2の数
量データを出力する流出数量検出手段と、 前記遊技台毎に配設された遊技媒体貸出機で貸し出され
た遊技媒体の数量を第3の数量データとして出力する貸
出数量出力手段と、 前記遊技台毎に配設され遊技客が前記遊技台から取出し
た遊技媒体の数量を計数して第4の数量として出力する
遊技媒体計数手段と、 前記第1の数量データと前記第3の数量データとを加算
して第1の合計を算出し、前記第2の数量データと前記
第4の数量データとを加算して第2の合計を算出し、該
第2の合計から前記第1の合計を減算し、該減算結果が
所定の数量を超える場合に遊技客の不正行為が有ったも
のと判断して警告信号を出力する不正判断手段とを備え
た不正行為検出装置。 - 【請求項2】前記遊技媒体貸出機は、遊技媒体貸出用の
プリペイドカードを受け入れ、前記プリペイドカードの
残額を読み取る読取手段と、前記読取手段により読取ら
れた前記プリペイドカードの残額に相当する数量の範囲
内で遊技媒体を投出する遊技媒体投出手段とを備えたこ
とを特徴とする請求項1に記載の不正行為検出装置。 - 【請求項3】入賞により遊技台に流入された遊技媒体を
計数して第1の数量データを出力する流入数量検出手段
と、 前記遊技台から流出された遊技媒体を計数して第2の数
量データを出力する流出数量検出手段と、 遊技客毎に設定されたIDカードのデータを読取るカー
ド処理機と、 預け入れた遊技媒体の数量データを前記遊技客毎に設定
された口座としての記憶領域に格納する記憶手段と、 遊技客が前記遊技台から取出した遊技媒体を計数して第
3の数量データを出力する遊技媒体計数手段と、 遊技客が遊技するために、自己の口座に残っている数量
内で数量または金額を指定して遊技媒体を引出す遊技媒
体引出機と、 システム全体を制御する制御手段とを備えた遊技場シス
テムにおいて、 前記遊技媒体引出機は、引出された遊技媒体の数量を第
4の数量データとして前記制御手段に送信し、 前記制御手段は、前記第1の数量データと前記第4の数
量データとを加算して第1の合計を算出し、前記第2の
数量データと前記第3の数量データとを加算して第2の
合計を算出し、該第2の合計から前記第1の合計を減算
し、該減算結果が所定の数量を超える場合に遊技客の不
正行為が有ったものと判断して警告信号を出力する不正
判断手段を備えたことを特徴とする遊技場システム。 - 【請求項4】遊技媒体貸出用のプリペイドカードを受け
入れ、前記プリペイドカードの残額を読み取る読取手段
と、前記読取手段により読取られた前記プリペイドカー
ドの残額に相当する数量の範囲内で遊技媒体を投出する
遊技媒体投出手段を備え、前記遊技媒体投出手段により
投出された遊技媒体の数量のデータを第5の数量データ
として出力する遊技媒体貸出装置をさらに備え、 前記不正判断手段は、前記第1の数量データと前記第4
の数量データと前記第5の数量データとを加算して第3
の合計を算出し、前記第2の合計から前記第3の合計を
減算し、該減算結果が所定の数量を超える場合に遊技客
の不正行為が有ったものと判断して警告信号を出力する
ことを特徴とする請求項3に記載の遊技場システム。 - 【請求項5】前記不正判断手段が不正行為が有ったと判
断した場合に、該不正行為に関する情報を店員に通報す
る不正通報手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
3または4に記載の遊技場システム。
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