JPH1176488A - ゴルフ用の手袋 - Google Patents
ゴルフ用の手袋Info
- Publication number
- JPH1176488A JPH1176488A JP26082797A JP26082797A JPH1176488A JP H1176488 A JPH1176488 A JP H1176488A JP 26082797 A JP26082797 A JP 26082797A JP 26082797 A JP26082797 A JP 26082797A JP H1176488 A JPH1176488 A JP H1176488A
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- JP
- Japan
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- sheet
- thumb
- palm
- golf
- sewn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴルフクラブを快適に確実にグリップできる
と共に、縫目から破れるのを有効に防止して優れた耐久
性を実現する。親指の甲部と掌部の境界にできる縫目
が、ゴルフクラブを快適にグリップできなくするのを阻
止する。 【解決手段】 ゴルフ用の手袋は、シート材を裁断して
なる掌部シート2と、甲部シート1と、親指シート3が
縫製されている。さらに、ゴルフ用の手袋は、掌部シー
ト2と甲部シート1を互いに切り離して裁断すると共
に、甲部シート1に、親指の掌部となる親指掌シート8
を連続して裁断している。親指掌シート8は、親指の掌
部に延長されると共に、親指シート3に縫着されてい
る。
と共に、縫目から破れるのを有効に防止して優れた耐久
性を実現する。親指の甲部と掌部の境界にできる縫目
が、ゴルフクラブを快適にグリップできなくするのを阻
止する。 【解決手段】 ゴルフ用の手袋は、シート材を裁断して
なる掌部シート2と、甲部シート1と、親指シート3が
縫製されている。さらに、ゴルフ用の手袋は、掌部シー
ト2と甲部シート1を互いに切り離して裁断すると共
に、甲部シート1に、親指の掌部となる親指掌シート8
を連続して裁断している。親指掌シート8は、親指の掌
部に延長されると共に、親指シート3に縫着されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、天然ま
たは合成の皮革を裁断して縫製して製作されるゴルフ用
の手袋に関する。
たは合成の皮革を裁断して縫製して製作されるゴルフ用
の手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴルフ用手袋の、甲部シートと掌
部シートと親指シートの展開図を図1に示す。甲部シー
ト1と掌部シート2は、手形に裁断されて、人差指で連
結されて1枚のシートとなっている。掌部シート2に
は、親指シート3を縫着するための貫通孔4を開口して
いる。親指シート3は、掌部シート2の貫通孔4に縫着
されて、手袋の親指となる。この図の掌部シート2と甲
部シート1は、図2に示す形状のマチ部シート5を介し
て縫着される。
部シートと親指シートの展開図を図1に示す。甲部シー
ト1と掌部シート2は、手形に裁断されて、人差指で連
結されて1枚のシートとなっている。掌部シート2に
は、親指シート3を縫着するための貫通孔4を開口して
いる。親指シート3は、掌部シート2の貫通孔4に縫着
されて、手袋の親指となる。この図の掌部シート2と甲
部シート1は、図2に示す形状のマチ部シート5を介し
て縫着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1と図2に示すシー
ト材を縫着して製作されたゴルフ用の手袋は、図3の斜
視図に示すように、親指の掌部に縫目6ができる。この
部分にできる縫目6は、親指シート3の表面に掌部シー
ト2の周縁を重ねた状態で縫着されるので、段差ができ
る。親指の掌部にできる段差のある縫目6は、ゴルフク
ラブのグリップを握るときに、違和感のあるラインとな
って、快適に強くグリップを握るのを阻害する。さら
に、クラブのグリップを強く握り、さらに、スウィング
したときに、強い力が作用するので、縫目6から破れや
すい欠点があった。
ト材を縫着して製作されたゴルフ用の手袋は、図3の斜
視図に示すように、親指の掌部に縫目6ができる。この
部分にできる縫目6は、親指シート3の表面に掌部シー
ト2の周縁を重ねた状態で縫着されるので、段差ができ
る。親指の掌部にできる段差のある縫目6は、ゴルフク
ラブのグリップを握るときに、違和感のあるラインとな
って、快適に強くグリップを握るのを阻害する。さら
に、クラブのグリップを強く握り、さらに、スウィング
したときに、強い力が作用するので、縫目6から破れや
すい欠点があった。
【0004】本発明の第1の目的は、この欠点を解決す
るために開発されたもので、本発明の重要な目的は、ゴ
ルフクラブを快適に確実にグリップできると共に、縫目
から破れるのを有効に防止して優れた耐久性を実現でき
るゴルフ用の手袋を提供することにある。
るために開発されたもので、本発明の重要な目的は、ゴ
ルフクラブを快適に確実にグリップできると共に、縫目
から破れるのを有効に防止して優れた耐久性を実現でき
るゴルフ用の手袋を提供することにある。
【0005】さらに、ゴルフ用の手袋は、図3に示すよ
うに、親指の甲部にできる縫目に連続して、親指の甲部
と掌部との境界に直線状に縫目7ができる。この縫目7
は、親指シート3を内側に折り返して縫着するので、手
袋の親指の内面に突出する状態でできる。この部分にで
きる縫目7は、ゴルフクラブのグリップを握るときに、
親指とグリップに挟まれる部分にあって、親指に違和感
があって快適にグリップできなくする。
うに、親指の甲部にできる縫目に連続して、親指の甲部
と掌部との境界に直線状に縫目7ができる。この縫目7
は、親指シート3を内側に折り返して縫着するので、手
袋の親指の内面に突出する状態でできる。この部分にで
きる縫目7は、ゴルフクラブのグリップを握るときに、
親指とグリップに挟まれる部分にあって、親指に違和感
があって快適にグリップできなくする。
【0006】本発明の第2の目的は、この欠点を解消す
ること、すなわち、親指の甲部と掌部の境界にできる縫
目が、ゴルフクラブを快適にグリップできなくするのを
阻止するゴルフ用の手袋を提供することにある。
ること、すなわち、親指の甲部と掌部の境界にできる縫
目が、ゴルフクラブを快適にグリップできなくするのを
阻止するゴルフ用の手袋を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のゴルフ用の手袋
は、シート材を裁断してなる掌部シート2と、甲部シー
ト1と、親指シート3が縫製されている。さらに、ゴル
フ用の手袋は、掌部シート2と甲部シート1を互いに切
り離して裁断すると共に、甲部シート1に、親指の掌部
となる親指掌シート8を連続して裁断している。親指掌
シート8は、親指の掌部に延長されて、親指シート3に
縫着されている。
は、シート材を裁断してなる掌部シート2と、甲部シー
ト1と、親指シート3が縫製されている。さらに、ゴル
フ用の手袋は、掌部シート2と甲部シート1を互いに切
り離して裁断すると共に、甲部シート1に、親指の掌部
となる親指掌シート8を連続して裁断している。親指掌
シート8は、親指の掌部に延長されて、親指シート3に
縫着されている。
【0008】さらに、本発明の請求項2のゴルフ用の手
袋は、親指シート3に、甲部シート1に連結されてなる
親指掌シート8の内面に積層されるラップ部16を設け
ている。親指シート3のラップ部16は、その表面側
に、親指掌シート8のラップ部16を積層して縫着して
いる。親指シート3と親指掌シート8のラップ部16
は、二重に積層して縫着され、親指の掌部を二重構造と
して補強している。
袋は、親指シート3に、甲部シート1に連結されてなる
親指掌シート8の内面に積層されるラップ部16を設け
ている。親指シート3のラップ部16は、その表面側
に、親指掌シート8のラップ部16を積層して縫着して
いる。親指シート3と親指掌シート8のラップ部16
は、二重に積層して縫着され、親指の掌部を二重構造と
して補強している。
【0009】さらに、本発明の請求項3のゴルフ用の手
袋は、親指掌シート8と親指シート3のラップ部16
を、親指の掌部のほぼ全面となる大きさ、たとえば、親
指掌部の70%以上となる大きさに裁断している。
袋は、親指掌シート8と親指シート3のラップ部16
を、親指の掌部のほぼ全面となる大きさ、たとえば、親
指掌部の70%以上となる大きさに裁断している。
【0010】さらにまた、本発明の請求項4のゴルフ用
の手袋は、親指の内側に位置して、甲部と掌部との境界
にできる縫着ライン10を、甲部にずれるように中間で
曲げている。
の手袋は、親指の内側に位置して、甲部と掌部との境界
にできる縫着ライン10を、甲部にずれるように中間で
曲げている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのゴルフ用の手袋を例示す
るものであって、本発明はゴルフ用の手袋を下記のもの
に特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのゴルフ用の手袋を例示す
るものであって、本発明はゴルフ用の手袋を下記のもの
に特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0013】手袋は、天然あるいは合成の皮革、あるい
は布地等のシート材を所定の形状に裁断し、これを縫製
して製造される。ゴルフ用の手袋の縫製に使用される甲
部シートと掌部シートと親指シートの展開図を、順番に
図4と図5と図6に示す。図4に示す甲部シート1は、
人差指の掌部と、4本の指の甲部を一体に連結する手形
形状とし、さらに、親指の掌部となる親指掌シート8を
連続して裁断している。親指掌シート8は、人差指の下
部から、斜めに傾斜する姿勢で下方に延長されており、
甲部シート1に連結されている。
は布地等のシート材を所定の形状に裁断し、これを縫製
して製造される。ゴルフ用の手袋の縫製に使用される甲
部シートと掌部シートと親指シートの展開図を、順番に
図4と図5と図6に示す。図4に示す甲部シート1は、
人差指の掌部と、4本の指の甲部を一体に連結する手形
形状とし、さらに、親指の掌部となる親指掌シート8を
連続して裁断している。親指掌シート8は、人差指の下
部から、斜めに傾斜する姿勢で下方に延長されており、
甲部シート1に連結されている。
【0014】親指掌シート8は、図において下部の左側
を、鎖線で示す親指の甲部と掌部の境界線9から、中央
凸に突出されるようにアーチ状に裁断している。アーチ
状の突出縁Aは、図6に示す親指シート3の凹部縁A’
に縫着される。親指シート3の凹部縁A’は、鎖線で示
す掌部と甲部の境界線9から中央凹に裁断されている。
を、鎖線で示す親指の甲部と掌部の境界線9から、中央
凸に突出されるようにアーチ状に裁断している。アーチ
状の突出縁Aは、図6に示す親指シート3の凹部縁A’
に縫着される。親指シート3の凹部縁A’は、鎖線で示
す掌部と甲部の境界線9から中央凹に裁断されている。
【0015】親指掌シート8の突出縁Aと、親指シート
3の凹部縁A’とが縫着された手袋の親指は、図7の鎖
線で示す親指の内側に位置する甲部と掌部の境界線9か
ら、縫着ライン10が、親指の甲部にずれるように中間
で曲がり、甲部側に突出するように湾曲する。
3の凹部縁A’とが縫着された手袋の親指は、図7の鎖
線で示す親指の内側に位置する甲部と掌部の境界線9か
ら、縫着ライン10が、親指の甲部にずれるように中間
で曲がり、甲部側に突出するように湾曲する。
【0016】さらに、図4に示す親指掌シート8は、図
において下部の右側縁を、中央部が凹部となるように裁
断している。親指掌シート8の凹部縁Bは、親指シート
3の凸部縁B’に縫着される。凹部縁Bが凸部縁B’に
縫着された手袋は、図4と図6と図8の一点鎖線で示し
ている親指の外側の甲部と掌部の境界線11から、縫着
ライン12が掌部側にずれるように湾曲する。
において下部の右側縁を、中央部が凹部となるように裁
断している。親指掌シート8の凹部縁Bは、親指シート
3の凸部縁B’に縫着される。凹部縁Bが凸部縁B’に
縫着された手袋は、図4と図6と図8の一点鎖線で示し
ている親指の外側の甲部と掌部の境界線11から、縫着
ライン12が掌部側にずれるように湾曲する。
【0017】さらに、甲部シート1は、人差指の下部に
凹部を設けている。甲部シート1の凹部縁Cは、掌部シ
ート2の中指から側部に突出している凸部縁C’が縫着
される。この構造の手袋は、図8に示すように、甲部シ
ート1と掌部シート2の縫着ライン13が、中指から人
差指の方向に延長された状態となる。この手袋は、クラ
ブのグリップを横切る状態で縫着ラインができるのを阻
止できる。
凹部を設けている。甲部シート1の凹部縁Cは、掌部シ
ート2の中指から側部に突出している凸部縁C’が縫着
される。この構造の手袋は、図8に示すように、甲部シ
ート1と掌部シート2の縫着ライン13が、中指から人
差指の方向に延長された状態となる。この手袋は、クラ
ブのグリップを横切る状態で縫着ラインができるのを阻
止できる。
【0018】掌部シート2は、図5に示すように、中指
と薬指と小指の掌部となる部分が連結されており、中指
から薬指の下方まで切れ込むように、親指シート3を縫
着する凹部縁Dを設けている。
と薬指と小指の掌部となる部分が連結されており、中指
から薬指の下方まで切れ込むように、親指シート3を縫
着する凹部縁Dを設けている。
【0019】さらに、図8に示す手袋は、掌部シート2
の指の中間を横方向に縫着して、指を多少内側に湾曲さ
せる状態としている。指に横縫着ライン14を設けた手
袋は、グリップを握るときに、指の内側にたるみができ
るのを防止できる。甲部シート1に連結されている人差
指も、掌部を横に縫着して、人差指を内側に湾曲させて
いる。横縫着ライン14は、図4と図5に示すように、
指の内側に横方向に設けた切欠部15の対向する端縁
を、図の鎖線で示す位置に引き寄せて直線上に縫着し、
両端から中央に向かって次第に強く引き寄せるように縫
着している。
の指の中間を横方向に縫着して、指を多少内側に湾曲さ
せる状態としている。指に横縫着ライン14を設けた手
袋は、グリップを握るときに、指の内側にたるみができ
るのを防止できる。甲部シート1に連結されている人差
指も、掌部を横に縫着して、人差指を内側に湾曲させて
いる。横縫着ライン14は、図4と図5に示すように、
指の内側に横方向に設けた切欠部15の対向する端縁
を、図の鎖線で示す位置に引き寄せて直線上に縫着し、
両端から中央に向かって次第に強く引き寄せるように縫
着している。
【0020】親指シート3は、図6において右下縁D’
の周縁を、図5の掌部シート2の凹部縁Dに縫着する。
その他の周縁部分は、甲部シート1に縫着される。図6
の親指シート3は、親指の甲部と掌部との境界に切断部
3Aを設けている。切断部3Aの左側は、親指の甲部と
なり、右側は親指の掌部となる。
の周縁を、図5の掌部シート2の凹部縁Dに縫着する。
その他の周縁部分は、甲部シート1に縫着される。図6
の親指シート3は、親指の甲部と掌部との境界に切断部
3Aを設けている。切断部3Aの左側は、親指の甲部と
なり、右側は親指の掌部となる。
【0021】親指シート3は、図6において右側の掌部
となる部分であって、クロスハッチングで示す上半分に
ラップ部16を設けている。このラップ部16は、図4
において甲部シート1に設けた親指掌シート8下部のク
ロスハッチングで示すラップ部16に重ねて縫着され
る。親指シート3のラップ部16は、親指掌シート8の
ラップ部16の内側に配設して縫着される。親指シート
3と親指掌シート8のラップ部16は、二重に重ねられ
た状態で縫着される。図に示す親指シート3のラップ部
16は、親指掌部のほぼ全体、正確には約80%以上を
占める大きさに裁断している。
となる部分であって、クロスハッチングで示す上半分に
ラップ部16を設けている。このラップ部16は、図4
において甲部シート1に設けた親指掌シート8下部のク
ロスハッチングで示すラップ部16に重ねて縫着され
る。親指シート3のラップ部16は、親指掌シート8の
ラップ部16の内側に配設して縫着される。親指シート
3と親指掌シート8のラップ部16は、二重に重ねられ
た状態で縫着される。図に示す親指シート3のラップ部
16は、親指掌部のほぼ全体、正確には約80%以上を
占める大きさに裁断している。
【0022】親指シート3にラップ部16を設け、この
ラップ部16を親指掌シート8のラップ部16に積層し
て、この部分を二重構造とする手袋は、親指の掌部を極
めて強くできる特長がある。ただ、本発明の手袋は、親
指シート3を、図6のクロスハッチングで示すラップ部
を省略した形状として、製作することもできる。ただ、
この手袋は、親指掌部が二重構造とならない。
ラップ部16を親指掌シート8のラップ部16に積層し
て、この部分を二重構造とする手袋は、親指の掌部を極
めて強くできる特長がある。ただ、本発明の手袋は、親
指シート3を、図6のクロスハッチングで示すラップ部
を省略した形状として、製作することもできる。ただ、
この手袋は、親指掌部が二重構造とならない。
【0023】以上の形状の掌部シート2と甲部シート1
は、親指を除く4本の指の両側を、マチ(図示せず)を
介して縫着する。ただし、人差指と小指は、片側のみが
マチを介して縫着する。その他の部分は、同一の英符号
で示す部分、たとえば、AとA’、BとB’、CとC’
・・・で示す部分を縫着して手袋とする。
は、親指を除く4本の指の両側を、マチ(図示せず)を
介して縫着する。ただし、人差指と小指は、片側のみが
マチを介して縫着する。その他の部分は、同一の英符号
で示す部分、たとえば、AとA’、BとB’、CとC’
・・・で示す部分を縫着して手袋とする。
【0024】親指シート3の縫着縁は、甲部シート1と
掌部シート2周縁の内側に位置させて縫着される。この
縫着部分の断面図を図9に示す。この図に示すように、
親指シート3の縫着縁は、甲部シート1または掌部シー
ト2の周縁を貫通する縫い糸17で縫着される。
掌部シート2周縁の内側に位置させて縫着される。この
縫着部分の断面図を図9に示す。この図に示すように、
親指シート3の縫着縁は、甲部シート1または掌部シー
ト2の周縁を貫通する縫い糸17で縫着される。
【0025】
【発明の効果】本発明のゴルフ用の手袋は、ゴルフクラ
ブを快適に確実にグリップできると共に、縫目から破れ
るのを有効に防止して優れた耐久性を実現できる特長が
ある。それは、本発明のゴルフ用の手袋が、掌部シート
と甲部シートを切り離して裁断すると共に、親指の掌部
となる親指掌シートを、甲部シートに連続して裁断し、
この親指掌シートを親指の掌部に延長して親指シートに
縫着しているからである。この構造の手袋は、親指の掌
部が手袋の甲部に連続して、この間に縫目の段差ができ
ない。いいかえると、ゴルフクラブのグリップを握ると
きに、親指と人差指との谷間で親指の掌部から手袋の甲
部の間に縫目の段差ができない。このため、ここにでき
る縫目がクラブをグリップするときに違和感となって握
り心地を悪くすることがなく、また、縫目から破損する
こともない。
ブを快適に確実にグリップできると共に、縫目から破れ
るのを有効に防止して優れた耐久性を実現できる特長が
ある。それは、本発明のゴルフ用の手袋が、掌部シート
と甲部シートを切り離して裁断すると共に、親指の掌部
となる親指掌シートを、甲部シートに連続して裁断し、
この親指掌シートを親指の掌部に延長して親指シートに
縫着しているからである。この構造の手袋は、親指の掌
部が手袋の甲部に連続して、この間に縫目の段差ができ
ない。いいかえると、ゴルフクラブのグリップを握ると
きに、親指と人差指との谷間で親指の掌部から手袋の甲
部の間に縫目の段差ができない。このため、ここにでき
る縫目がクラブをグリップするときに違和感となって握
り心地を悪くすることがなく、また、縫目から破損する
こともない。
【0026】さらに、本発明の請求項2のゴルフ用の手
袋は、甲部シートから延長した親指掌シートの内側に、
親指シートのラップ部を積層して二重構造としている。
この構造の手袋は、クラブのグリップを強く握る部分を
二重構造として、耐久性を著しく向上できる特長があ
る。とくに、請求項3のゴルフ用の手袋は、親指掌部の
ほぼ全体を二重構造とするので、クラブを強く握る親指
の掌部をさらに優れた強度にできる。
袋は、甲部シートから延長した親指掌シートの内側に、
親指シートのラップ部を積層して二重構造としている。
この構造の手袋は、クラブのグリップを強く握る部分を
二重構造として、耐久性を著しく向上できる特長があ
る。とくに、請求項3のゴルフ用の手袋は、親指掌部の
ほぼ全体を二重構造とするので、クラブを強く握る親指
の掌部をさらに優れた強度にできる。
【0027】さらにまた、本発明の請求項4のゴルフ用
の手袋は、親指の甲部と掌部の境界にできる縫目が、ゴ
ルフクラブを快適にグリップできなくするのを阻止でき
る特長がある。それは、親指の内側に位置して、甲部と
掌部との境界にできる縫着ラインを、親指の甲部にずれ
るように中間で曲げているからである。
の手袋は、親指の甲部と掌部の境界にできる縫目が、ゴ
ルフクラブを快適にグリップできなくするのを阻止でき
る特長がある。それは、親指の内側に位置して、甲部と
掌部との境界にできる縫着ラインを、親指の甲部にずれ
るように中間で曲げているからである。
【図1】従来のゴルフ用手袋の甲部シートと掌部シート
と親指シートの展開図
と親指シートの展開図
【図2】従来のゴルフ用手袋のマチ部シートの展開図
【図3】従来のゴルフ用手袋の斜視図
【図4】本発明の実施例にかかるゴルフ用手袋の甲部シ
ートの展開図
ートの展開図
【図5】本発明の実施例にかかるゴルフ用手袋の掌部シ
ートの展開図
ートの展開図
【図6】本発明の実施例にかかるゴルフ用手袋の親指シ
ートの展開図
ートの展開図
【図7】本発明の実施例にかかるゴルフ用手袋を甲側か
ら見た斜視図
ら見た斜視図
【図8】本発明の実施例にかかるゴルフ用手袋を掌側か
ら見た斜視図
ら見た斜視図
【図9】本発明の実施例にかかるゴルフ用手袋の親指シ
ートの縫着部分を示す断面図
ートの縫着部分を示す断面図
1…甲部シート 2…掌部シート 3…親指シート 3A…切断部 4…貫通孔 5…マチ部シート 6…縫目 7…縫目 8…親指掌シート 9…境界線 10…縫着ライン 11…境界線 12…縫着ライン 13…縫着ライン 14…横縫着ライン 15…切欠部 16…ラップ部 17…縫い糸 A…突出縁 A’…凹部縁 B…凹部縁 B’…凸部縁 C…凹部縁 C’…凸部縁 D…凹部縁 D’…右下縁
Claims (4)
- 【請求項1】 シート材を裁断してなる掌部シート(2)
と、甲部シート(1)と、親指シート(3)が縫製されてなる
ゴルフ用の手袋において、 掌部シート(2)と甲部シート(1)とが互いに切り離して裁
断されると共に、甲部シート(1)が、親指の掌部となる
親指掌シート(8)を連続する状態で備えており、この親
指掌シート(8)が親指の掌部に延長されて、親指掌シー
ト(8)が親指シート(3)に縫着されてなることを特徴とす
るゴルフ用の手袋。 - 【請求項2】 親指シート(3)が、甲部シート(1)に連結
されてなる親指掌シート(8)の内面に積層されるラップ
部(16)を有し、この親指シート(3)のラップ部(16)の表
面側に、親指掌シート(8)のラップ部(16)が積層して縫
着されてなることを特徴とするゴルフ用の手袋。 - 【請求項3】 親指掌シート(8)と親指シート(3)のラッ
プ部(16)が、親指の掌部のほぼ全面となる大きさに裁断
されている請求項2に記載されるゴルフ用の手袋。 - 【請求項4】 親指の内側に位置して、甲部と掌部との
境界にできる縫着ライン(10)が、親指の甲部にずれるよ
うに中間で曲がっている請求項1に記載されるゴルフ用
の手袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26082797A JPH1176488A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | ゴルフ用の手袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26082797A JPH1176488A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | ゴルフ用の手袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1176488A true JPH1176488A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17353316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26082797A Pending JPH1176488A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | ゴルフ用の手袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1176488A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277801A (ja) * | 2007-05-30 | 2007-10-25 | Matsuoka Tebukuro Kk | 縫製手袋 |
JP2010136732A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-24 | San Glove Kk | スポーツ用手袋 |
US8776269B2 (en) | 2007-06-25 | 2014-07-15 | Matsuoka Glove Co., Ltd. | Sewn glove and manufacturing method thereof |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP26082797A patent/JPH1176488A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277801A (ja) * | 2007-05-30 | 2007-10-25 | Matsuoka Tebukuro Kk | 縫製手袋 |
US8776269B2 (en) | 2007-06-25 | 2014-07-15 | Matsuoka Glove Co., Ltd. | Sewn glove and manufacturing method thereof |
JP2010136732A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-24 | San Glove Kk | スポーツ用手袋 |
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