JPH1176347A - ストレッチング装置 - Google Patents

ストレッチング装置

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JPH1176347A
JPH1176347A JP24876497A JP24876497A JPH1176347A JP H1176347 A JPH1176347 A JP H1176347A JP 24876497 A JP24876497 A JP 24876497A JP 24876497 A JP24876497 A JP 24876497A JP H1176347 A JPH1176347 A JP H1176347A
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foot
roller
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eccentric
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Yoshio Ikeda
義雄 池田
Tadaaki Koketsu
忠明 纐纈
Takashi Wakuno
孝 湧野
Genichiro Kono
源一郎 河野
Tetsuyuki Kono
哲之 河野
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上半身はもちろん、下半身もマッサージでき
るようにする。 【解決手段】 背もたれ部7に上下方向に往復移動する
ローラ式マッサージ機構25を設け、足載せ部5に左右
方向に往復移動する揺動部材65を設ける。足受け部6
5に両足の足首部分を載せて左右方向に往復移動させる
と、下半身が腰部分を中心にして左右にひねられるよう
になり、このひねりによりマッサージ作用を受ける。こ
のとき、ローラ式マッサージ機構25に左右一対の偏心
ローラを偏心方向が逆方向となるように設け、左側(右
側)の偏心ローラが背中の左側(右側)を押圧して上半
身が右側(左側)に捻られるようになるとき、揺動部材
65が左側(右側)に移動して両足を左側(右側)に動
かすようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背中をマッサージ
できることはもちろん、下半身に対しても伸張作用を与
えることによってマッサージできるようにしたストレッ
チング装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、椅子式マッサ
ージ機としては、特公昭63−52902号公報および
特開平4−138158号公報に開示されたものがあ
る。これらは、いずれも背もたれ部と足載せ部の双方に
マッサージ機構を設け、背中と足のふくらはぎとのマッ
サージを行うことができるように構成されている。この
場合、マッサージ機構としては、背もたれ部はローラ式
マッサージ機構が採用され、足載せ部のマッサージ機構
はローラ式或いは振動式のマッサージ機構が採用されて
いる。
【0003】ここで、背もたれ部のローラ式マッサージ
機構は、マッサージローラを回転させながら上下に移動
させて背中全体をマッサージする構成のものが採用さ
れ、足載せ部のローラ式マッサージ機構は周囲部に複数
個のマッサージローラを設けた回転体を回転させること
により、マッサージローラを足のふくらはぎにこすり付
けるように間欠的に当ててマッサージする構成のものが
採用されている。また、足載せ部の振動式マッサージ機
構は偏心錘を有した回転体を回転させることにより振動
を発生させて足のふくらはぎをマッサージするという構
成のものである。
【0004】上述のように従来の椅子式マッサージ機
は、上半身(背中)と、足のふくらはぎなど、下半身の
一部をマッサージするものが主流であり、下半身の全体
を含めて全身をマッサージする機能はもっていない。ま
た、特にふくらはぎに振動を与えてマッサージする方式
のものでは、マッサージ力が弱く、施療感に劣るもので
あった。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、上半身はもちろんのこと、下半身のほ
ぼ全体をマッサージすることができ、しかも、下半身に
ついても伸張作用を与えて良好なる施療感を得ることが
できるストレッチング装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、臀部および足を受けるシート部および背を
受ける背もたれ部を備えた椅子本体と、前記背もたれ部
に設けられ、叩き、揉みなどのマッサージ動作を行う背
側施療子と、この背側施療子を駆動する背側駆動源と、
前記シート部に設けられ、足を膝よりも足首側で受けて
足を往復移動させる足受け部材と、この足受け部材を駆
動する足側駆動源と、前記背側施療子および足受け部材
が所定の関係をもって動作するように前記背側駆動源お
よび足側駆動源を制御する制御手段とを具備してなる構
成したことを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】この手段によれば、足の例えば足首近くの
部位を足受け部材に載せ、該足受け部材を往復移動させ
る。すると、臀部をシート部に載せ、上半身を背もたれ
部にもたせ掛けている姿勢になっていことから、腰部分
はほとんど動かず、両足の足首部分が往復移動されるの
で、足が腰を中心にして揺れ動かされるようになって伸
張(ストレッチ)するようになる。このため、下半身も
マッサージ作用を受け、これにより下半身の血行が良好
となって爽快なマッサージ感が得られる。
【0008】この場合、背側施療子および足受け部材が
所定の関係をもって動作するように制御するために、背
側施療子および足受け部材の位置を検出する位置検出手
段を備え、制御手段は、この位置検出手段の検出信号に
基づいて背側駆動源および足側駆動源を制御するように
構成することが好ましい(請求項2)。
【0009】前記の背側施療子は、回転に伴い背もたれ
部の表面に対して出没するように動作して背中を間欠的
に押圧する左右一対の偏心ローラにより構成し、足受け
部材は、両足を左右方向に動かす揺動部材により構成す
ることができ(請求項3)、また、背側施療子は、回転
に伴い背もたれ部の表面に対して出没するように動作し
て背中を間欠的に押圧する偏心ローラにより構成し、足
受け部材は、両足を交互に上下方向に動かす昇降部材に
より構成することもできる(請求項4)。
【0010】背もたれ部の施療子は、左右一対の偏心ロ
ーラの他に、左右1対のローラの組を少なくとも1組備
えていることが好ましい(請求項5)。このように偏心
ローラの他に、別のローラを備えていれば、偏心ローラ
で背中を押圧するとき、背中は別のローラによって支え
られている状態となるので、上半身が異常に大きく左右
に揺れ動くことを防止できる。
【0011】本発明では、偏心ローラの背もたれ部の表
面に対する出没方向移動の周期と揺動部材の左右方向移
動の周期とを、ほぼ同一とすることができる(請求項
6)。
【0012】また、背中の右側を押圧する偏心ローラが
突方向移動するとき、揺動部材が右方向に移動し、背中
の左側を押圧する偏心ローラが突方向移動するとき、揺
動部材が左方向に移動するように、偏心ローラと揺動部
材とは同位相で動作するように構成しても良い(請求項
7)。偏心ローラの背もたれ部の表面に対する出没方向
移動と、揺動部材の左右方向移動とは、位相が異なるよ
うに構成することができる(請求項8)。
【0013】また、背中の右側を押圧する偏心ローラが
突方向移動するとき、揺動部材が左方向に移動し、背中
の左側を押圧する偏心ローラが突方向移動するとき、揺
動部材が右方向に移動するように、偏心ローラと揺動部
材とが逆位相で動作するように構成することができる
(請求項9)。更に、偏心ローラの背もたれ部の表面に
対する出没方向移動の周期と揺動部材の左右方向移動の
周期とは、僅かに異なっているように構成しても良い
(請求項10)。
【0014】本発明では、椅子本体のシート部に取り付
けられ、左右方向に延びるレール部およびこのレール部
に下方に折曲形成されたスライドガイドを有したガイド
部材と、前記レール部の下面に摺接する上スライド部お
よび前記スライドガイドに摺接する横スライド部を有す
ると共に、レール部の上面部に載置されて上スライド部
との間にレール部を挟持するローラを有してガイド部材
に左右方向に移動可能に支持された移動体とを備え、前
記移動体を足側駆動源により左右方向に往復移動させる
ように構成すると共に、この移動体の上部に揺動部材を
取り付けるようにすることができる(請求項11)。
【0015】そして、移動体の左右両側面に形成された
ガイド溝と、左右両側に前記移動体のガイド溝に前後方
向にスライド可能に支持された可動受け部材とを備え、
揺動部材を前記可動受け部材に固定する構成とすること
が好ましい(請求項12)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
〜図24を参照しながら説明する。図18に示すストレ
ッチング装置の椅子本体1は、左右一対の肘掛け部2を
備えたベースフレーム3に対して、座部4および足載せ
部5からなるシート部6と、背もたれ部7とを設けて成
る。この実施例では、ベースフレーム3に対し、座部4
は固定され、背もたれ部7は前後方向に回動可能に支持
され、また、足載せ部5は後述するように前後方向に移
動しながら上下方向に旋回可能に設けられている。
【0017】この椅子本体1の各部と人体との関係につ
いて述べると、図1に示すように、使用者(同図に二点
鎖線で示す)が上半身を背もたれ部7にもたせ掛けるよ
うにして座部4に座ったとき、膝部分が座部4と足載せ
部5との境界部分に位置する。このとき、足載せ部5を
略水平の状態にすると、使用者の足のふくらはぎが足載
せ部5に対応位置するようになっている。
【0018】上記ベースフレーム3は、図17に示すよ
うに、左右一対の縦棒8を2本の横桟9によって連結す
ると共に、前側の横桟9の左右両側に一対の支柱10お
よび左右一対の縦棒8の後方寄りの部位に一対の支柱1
1を固定してなる。左右一対の縦棒8の前後両端部には
プラスチック製のカバー部材12が嵌着されて図示しな
いねじによって固定されている。これらカバー部材12
は金属製の縦棒8の前後両端部を隠してベースフレーム
3を設置する床面が傷付けられることのないようにする
ためのものである。
【0019】また、椅子本体1の移動を楽に行うことが
できるようにするために、上記左右一対の縦棒8の後端
部のカバー部材12の後側には車輪13が回転自在に取
り付けられている。この場合、車輪13は常には床面か
ら離れてており、椅子本体1の前部を持ち上げて全体を
やや後に傾けると、車輪13が床面に接するようになっ
ている。
【0020】上記座部4、足載せ部5および背もたれ部
7には、クッション体14〜16が設けられ、このクッ
ション体14〜16により人体を柔らかく受け止めるこ
とができるようにしている。これらクッション体14〜
16の配設構成はいずれの部分も似通っているが、座部
4では、そのクッション体14は、フレーム(以下、座
フレーム)17に取り付けられた補強板18上に設けら
れ、足載せ部5ではフレーム(以下、足載せフレーム)
19上に配設されている。また、背もたれ部7にあって
は、フレーム(以下、背フレーム)20に取り付けられ
たプラスチック製の背プレート21の前面部に配設され
ている。そして、クッション体14〜16は,その表面
を耐摩耗性ある布地で形成された表地22〜24により
覆われている。なお、座部4と足の背部5のクッション
体14および15の表地22および23は連続して形成
されている。
【0021】さて、背もたれ部7には、施療手段として
ローラ式マッサージ機構25が背フレーム20に沿って
上下方向に移動可能に配設されている。ここで、ローラ
式マッサージ機構25の具体的構成を説明する。すなわ
ち、背フレーム20は、図12および図13に示すよう
に、左右一対の縦枠26をほぼコ字状に曲成された複数
本の横枠27によって連結して上下方向に長い矩形枠状
に構成されている。このように構成された背フレーム2
0のうち、縦枠26は断面コ字形をなしている。そし
て、背フレーム20の下部には、左右一対の支持軸28
が取り付けられており、この支持軸28が前記ベースフ
レーム3の一対の支柱11に回動可能に支持されている
ものである。
【0022】一方、ローラ式マッサージ機構25は、図
14に示すような移動基枠29を備えており、この移動
基枠29の上下の左右両側にはローラ30が枢設されて
いる。そして、これらローラ30は背フレーム20の断
面コ字形をなす縦枠26の内側に配設されており、これ
により移動基枠29が縦枠26をガイドレールとして上
下方向に移動可能に支持されることとなる。
【0023】移動基枠29には、図16に示すホルダ3
1が固定されており、このホルダ31にナット部材32
が回転を拘束された状態で収納保持されている。そし
て、ナット部材32には、両端部を背フレーム20の2
本の横枠27間に回転可能に支持されたねじ棒33が螺
合されている。このねじ棒33の一端側は、背フレーム
20側に固定された駆動モータ34にベルト伝動機構3
5を介して連結されている。従って、駆動モータ34に
よってねじ棒33が正逆回転されると、ナット部材32
ひいては移動基枠29がねじ棒33の回転方向に応じて
上方或いは下方に移動するようになっている。
【0024】上記移動基枠29には、揺動部材としての
ローラ支持台36が揺動軸37を介して背もたれ部7の
表裏方向に揺動可能に支持されている。上記揺動軸37
には、両端部を移動基枠29とローラ支持台36とに係
合させたねじりコイルばね38が設けられており、この
ねじりコイルばね38はローラ支持台36を図11に矢
印Aで示す方向、すなわち揺動軸37の上下両側のうち
上側が背もたれ部7の表側に向かって揺動する方向に付
勢している。
【0025】ローラ支持台36には、移動基体29の移
動方向に離間するようにして2本のローラ軸39,40
が設けられており、このローラ軸39,40の左右両端
部には背側施療子として2組の左右一対のローラ41,
42が回転自在に取り付けられている。
【0026】また、ローラ支持台36には、ギヤケース
43が取り付けられており、このギヤケース43には、
偏心ローラ軸44が支持されている。そして、この偏心
ローラ軸44の左右両端部には、互いに逆方向に偏心し
た偏心軸44aが一体に設けられており、その偏心軸4
4aに背側施療子として1組の左右一対の偏心ローラ4
5が回転自在に取り付けられている。なお、前記揺動軸
37は、下側のローラ41と偏心ローラ45との間に位
置されている。
【0027】そして、ギヤケース43には、背側駆動源
としての偏心ローラ駆動モータ46が取り付けられてい
る。このモータ46の回転軸46aの先端部分には、ウ
ォーム47が形成されている。このウォーム47は、ギ
ヤケース43内に挿入されて偏心ローラ軸44に設けら
れたウォームギャ48に噛合されている。
【0028】ここで、偏心ローラ駆動モータ46が起動
すると、その回転はウォーム47およびウォームギャ4
8により減速されて偏心ローラ軸44に伝達され、左右
一対の偏心ローラ45が偏心ローラ軸44の1回転ごと
に背もたれ部7の表面側に向かって突出する状態と、裏
面側に没する状態とを繰り返すようになる。
【0029】このとき、偏心ローラ45が背もたれ部7
の表面側に向かって突出した状態では、図11に実線お
よび破線で示すように、偏心ローラ45は、その上下両
側に位置するローラ41,42の外周面のうち背もたれ
部7の表面側の外周面に共通に接する直線Lよりも表側
に突出し、裏面側に没した状態ではその直線Lより裏側
に没した状態となる。なお、ローラ式マッサージ機構3
5により背中をマッサージするとき、強すぎると感じる
場合には、表地24にマッサージ感を和らげるために図
18に示す背クッション49を付け加えることができる
なっている。
【0030】さて、前記足載せ部5は、その姿勢が水平
以下から水平以上までに角度調節可能に連結されてい
る。すなわち、図9および図10に示すように、ベース
フレーム3の前側の一対の支柱10間には、操作軸50
が回動可能に支持されており、この操作軸50の一端側
はL字形に折り曲げられて操作部50aとして構成され
ている。そして、この操作部50aには、握り51が固
着されている。
【0031】操作軸50の左右両側には、短尺な第1リ
ンク52が固着されている共に、一対の支柱10の上端
部には長尺な第2リンク53が回動可能に支持されてい
る。上記第1リンク52には第2リンク53と略同じ長
さの第3リンク54が回動可能に連結され、この第3リ
ンク54と第2リンク53とは第4リンク55および第
5リンク56とパンタグラフを構成するように回動可能
に連結されている。
【0032】そして、第4リンク55は第6リンク57
に回動可能に連結されており、この第6リンク57は第
5リンク56と共に足載せ部5に回動可能に連結されて
いる。このようにして連結された第1リンク52〜第6
リンク57からなるリンク機構は押上げ機構58を構成
するもので、操作軸50を矢印B方向に回動操作する
と、それら第1リンク52〜第6リンク57は図9に示
す縮小状態から図8に示す中伸張状態を経て図7に示す
伸張状態まで変化する。
【0033】図9の縮小状態では、足載せ部5は、水平
よりも前端側が下向きとなる姿勢、例えば略垂直下向き
となる垂れ下がり姿勢になる。この垂れ下がり姿勢は、
足載せ部5を使用しない状態である。図8の中伸張状態
では、足載せ部5は、略水平の姿勢となる。
【0034】図7の伸張状態では、足載せ部5は、前端
側が水平よりも上向きとなる上向き姿勢となり、足首を
無理に延ばすようにせずとも足裏を足載せ部5に載せる
ことができる状態となる。このとき、図9の垂れ下がり
状態から図7の上向き姿勢となるまでの間、押上げ機構
58は足載せ部5を座部4から前方に次第に離れるよう
に押上げて行くようになっている。なお、座部4と足載
せ部5のクッション体14および表地18とは連なって
いることから、足載せ部5が座部4から離れても両者間
に隙間が生じないようにしている。
【0035】上述のように足載せ部5は、垂れ下がり姿
勢から上向き姿勢まで角度調節可能になっているが、本
実施例では、足載せ部5は垂れ下がり姿勢、水平姿勢、
上向き姿勢の3姿勢を保持できるようになっている。そ
のうち垂れ下がり姿勢は、足載せ部5の自重が押上げ機
構58の第1リンク52〜第6リンク57を縮めるよう
に作用することから、特別にロックされるようにはなっ
ていない。
【0036】水平姿勢は、支柱9に固定されたロック部
材59のロック溝59aに操作軸50に設けられたロッ
クピン60が嵌入して操作軸50がロックされることに
よって保持される。上記ロックピン60は図10に示す
ように、操作軸50の握り51に上下動可能に支持さ
れ、圧縮コイルばね61により上方に附勢されている。
そして、操作軸50を足載せ部5が水平姿勢となるよう
に回動操作してゆくと、ロックピン60がロック部材5
9の両側の傾斜面59bを乗り上げ、足載せ部5が水平
姿勢になったところでロックピン60が圧縮コイルばね
61のばね力でロック溝59aに嵌入するようになって
いる。なお、足載せ部5の水平姿勢のロックを解除する
には、押釦62によりロックピン60を押し下げてロッ
ク溝59aから外せば良い。
【0037】また、上向き姿勢の保持は、第2リンク5
3の先端部下側に折曲形成されたストッパ63によって
行われる。足載せ部5が上向き姿勢になると、第1リン
ク52と第3リンク54との連結部分は上向きに「く」
字形に屈曲する状態となるので、第2リンク53の先端
部の下側に設けられたストッパ63が第3リンク54に
当接することによって押上げ機構58は伸張状態にロッ
クされ、この結果、足載せ部5が上向き姿勢に保持され
るものである。
【0038】しかして、下半身を載せるシート部6のう
ち、膝から下の部分を載せる足載せ部5には、図3に示
すような、下半身をマッサージするための揺動式マッサ
ージ機構64が設けられている。この揺動式マッサージ
機構64は、両足の例えば足首部分を受ける足受け部材
としての揺動部材65を駆動装置66によって左右方向
に往復移動させ、これにより両足を一緒に左右に揺らし
て下半身をマッサージするためのものである。
【0039】この揺動式マッサージ機構64につき説明
するに、図3〜図6において、足載せフレーム20に
は、ほぼ数字の「7」に似た縦断面形状を有する取付台
67が取り付けられており、この取付台67の上面部に
は、左右方向に延びる長孔68が形成されている。そし
て、取付第67の上面部のうち、長孔68の前後両側を
レール部69a,69bとし、前レール部69aの前側
に下向きに折曲形成されている部分および後レール部6
9bの後端部から下向きに折曲形成された状態になって
いる平板部分の上端部をスライドガイド70a,70b
としている。
【0040】上記取付台67の内側には、厚板状の移動
体71が配置されている。この移動体71は、途中部分
が長孔68を該長孔68内で左右方向に移動可能に挿通
し、更に、その上端部が足載せ部5の上面から若干突出
している。この移動体71は、プラスチック製で、レー
ル部69a,69bの直下に存する途中部分の前後両面
には、その左右両側に位置して前方および後方に突出す
る突出部72,73が形成されている。なお、図3〜図
6では、後右側の突出部73は図示されていない。
【0041】そして、突出部72,73の上面には、円
弧凸面状の上スライド部72a,73aが形成されてい
ると共に、先端部には、同じく円弧凸面状の横スライド
部72b,73bが形成されている。そして、上スライ
ド部72a,73aは、前後両レール部69a,69b
の下面に摺接し、横スライド部72b,73bは、スラ
イド該と70a,70bの内側面に摺接している。
【0042】また、移動体71において、レール部69
a,69bの直下に存する途中部分の左右両側には、前
後方向に貫通する支持孔71aが形成され、この支持孔
71aに左右一対のローラ軸74が挿通されている。そ
して、左右一対のローラ軸74の前端部および後端部に
は、それぞれ前突出部72の上スライド部72aとの間
に前レール部69aを挟持する左右一対の前ローラ75
および後突出部73の上スライド部73aとの間に前レ
ール部69aを挟持する左右一対の後ローラ76が回転
自在に支持されている。
【0043】以上のように、移動体71は、上スライド
部72a,73aとローラ75,76とでレール部69
a,69bを上下から挟むことにより、上下方向にがた
つくことがないように規制されると共に、横スライド部
72b,73bがスライドガイド70a,70bの内面
に摺接していることにより、前後方向にがたつくことが
ないように規制される。これにより、移動体71は、レ
ール部69a,69bに沿ってスムーズに左右方向に移
動できるようになっているものであり、このように移動
体71の左右方向移動を案内する取付台67はガイド部
材として機能する。
【0044】取付台67の後面部には、足側駆動源とし
ての移動体用駆動モータ77が取り付けられている。こ
の移動体用駆動モータ77の回転軸は取付台67の内側
に突出しており、その回転軸には小歯車78が形成され
ている。取付台67の内側には、小歯車78に噛合する
大歯車79が回転自在に支持されている。上記大歯車7
9には、偏心軸80が突設されている。この偏心軸80
には、ローラ81が回転自在に設けられていて、そのロ
ーラ81は、移動体71に形成された上下方向に延びる
長孔82に嵌合されている。従って、大歯車79は、そ
の回転により、移動体71を左右方向に移動させる。
【0045】一方、前記揺動部材65は、プラスチック
製の中空部体83を主体として構成され、その中空部体
83の上面には両足の足首部分を受けるほぼ円弧状の凹
部84が左右に並べて2個形成され、また、下面の後端
側には、凹陥部85が形成されていると共に、この凹陥
部85の奥面から中空部体83の前端部に至る途中部ま
で延びる取付溝86が形成されている。そして、この取
付溝86には、金属製の可動受け部材87がねじ88に
よって固定されている。
【0046】上記可動受け部材87の左右両側には、逆
L字形のスライド部87aが折曲形成されている。この
両スライド部87aは、移動体71の上端部の左右両側
面に形成されたガイド溝89に挿入され、これにより、
可動受け部材87、ひいては揺動部材65が移動体71
に対して前後方向に移動可能になっている。
【0047】可動受け部材87の凹陥部85には、スト
ッパ90がねじ91によって固定されている。このスト
ッパ90は、取付溝86の後端開放を塞ぐもので、移動
体71の上端部に当接することにより、可動受け部材8
7の後方への移動限界位置を規制する。なお、可動受け
部材87の前方への移動限界位置は、取付溝86の前側
端面面が移動体71に当接することによって規制され
る。
【0048】また、可動受け部材87のスライド部87
aには、ブレーキ手段としてガイド溝89の内面に弾接
する板ばね92が取着されている。この板ばね92とガ
イド溝89の内面との間の摩擦力により、揺動部材65
が設定された位置から、不用意に前後方向に移動しない
ようにしている。このような形態にて移動体71に前後
方向に移動可能に取り付けられた中空部体83は、その
全体をクッション部材93により覆われて揺動部材65
が構成される。
【0049】本実施例のストレッチング装置では、図1
5に示すリモートコントロールボックス(以下、リモコ
ン)94の遠隔操作によって各種のマッサージ動作を得
ることができるようになっている。上記リモコン94に
は、全身コース、上半身コース、脚スイングコースを選
択するスイッチ94a〜94cが設けられ、全身コース
を選択すると、ローラ式マッサージ機構25と揺動式マ
ッサージ機構64の双方が所定のモードで所定時間マッ
サージ動作を行い、全身をマッサージする。また、上半
身コース或いは脚スイングコースを選択すると、ローラ
式マッサージ機構25或いは揺動式マッサージ機構64
だけがマッサージ動作を行う。
【0050】ローラ式マッサージ機構25によってマッ
サージする際、ローラ41,42,45が背中に沿って
上下に往復移動するが、このとき、肩位置合わせスイッ
チ94dを操作すると、使用者の身長に応じて上方への
移動から下方への移動へと転ずる位置を合わせることが
できる。なお、左右一対のローラ41,42,45は、
背骨の左右両側に沿って移動する。
【0051】また、叩き、もみ選択スイッチ94eを操
作すると、偏心ローラ駆動モータ46の回転速度が高低
変化し、高速回転時には偏心ローラ45が早く円運動し
て背中を叩くようになり、低速回転時には偏心ローラ4
5がゆっくり円運動して背中をもむようになる。
【0052】更に、お好みコースでは、背すじローラス
イッチ94fを操作することにより、ローラ式マッサー
ジ機構25を上下に往復移動させて背中全体をマッサー
ジする場合と、好みの範囲で往復移動させたり、好みの
位置に止めてマッサージすることのいずれかを選択する
ことができる。このとき、上下調節スイッチ94g,9
4hを操作すると、ローラ式マッサージ機構25の往復
移動範囲を変えたり、止める位置を調節することができ
るようになっている。
【0053】また、お好みコースの脚スイングスイッチ
94iを操作すると、揺動式マッサージ機構64を所望
時間動作させることができる。また、全身コース、脚ス
イングコースを選択した場合、お好みコースで脚スイン
グを選択した場合、速さ調節スイッチ94j,94kを
操作すると、移動体用駆動モータ77の回転速度を変え
て揺動部材65の往復移動速度を変えることができるよ
うになっている。
【0054】ところで、本実施例では、ローラ式マッサ
ージ機構25および揺動式マッサージ機構64の双方を
マッサージ動作させる場合、偏心ローラ45と揺動部材
65とが所定の関係をもって動作するように制御され
る。そのために、偏心ローラ45と揺動部材65の位置
を検出する位置検出手段として、図15に示すように、
左側の偏心ローラ45aの回転位置を検出するスイッチ
95が設けられている共に、図4および図5に示すよう
に、移動体71の位置を検出する光センサ96が設けら
れている。
【0055】上記スイッチ95は、ローラ支持台36に
設けられ、左側の偏心ローラ45aが最下位置、背もた
れ部7の表面から最も離れた位置に没したとき、該偏心
ローラ45aに押圧されてオン動作する。また、光セン
サ96は、取付台67の前後両スライドガイド70a,
70bに、長孔68の右端近くに位置して設けられた発
光ダイオード96aおよびフォトダイオード96bから
構成されている。この光センサ96は、移動体71が右
方への移動限界位置に至ると、発光ダイオード96aの
光が遮られてフォトダイオード96bがオフ動作する。
【0056】上記スイッチ95のオン動作およびフォト
ダイオード96bのオフ動作は、図20に示す偏心ロー
ラ位置検出回路97および移動体位置検出回路98によ
り電気的に処理されて位置検出信号として図20に示す
制御手段としての制御回路99に与えられる。制御回路
99は、マイクロコンピュータを主体として構成され、
上記位置検出回路97,98からの位置検出信号、前記
リモコン94からの操作信号に基づいてローラ式マッサ
ージ機構25の上下移動用の駆動モータ34および偏心
ローラ用駆動モータ46、移動体用駆動モータ77をそ
れぞれの駆動回路100〜102を介して制御する。
【0057】ここで、本実施例では、偏心ローラ45の
回転を基本にして移動体71の往復移動を調節する制御
を行うように構成されており、偏心ローラ軸44の回転
数を200rpmとした場合、大歯車79の回転数(移
動体71の往復回数)は300〜100rpmの範囲で
調節可能に構成されている。そして、制御回路99は、
運転開始時には、偏心ローラ軸44および大歯車79の
回転数が200rpmとなるように、偏心ローラ用駆動
モータ46、移動体用駆動モータ77を制御するが、ま
ず、偏心ローラ45の1回転当たりの時間(周期)、移
動体71(揺動部材65)の1往復当たりの時間(周
期)を検出するための制御内容、および偏心ローラ45
の周期に対して移動体71の周期を一致させるための制
御内容をそれぞれ図20および図21に基づいて説明す
る。
【0058】まず、周期検出のための制御内容を示す図
21において、制御回路99は、ステップS1で、タイ
マカウンタをゼロクリアし、次のステップS2で、偏心
ローラ45の周期検出のときは偏心ローラ位置検出回路
97からの、移動体71の速度検出のときは移動体位置
検出回路98からの位置検出信号の入力を待つ状態とな
る。
【0059】位置検出信号が入力されると(ステップS
2で「YES」)、制御回路99は、タイマカウントを
スタートさせ、次の位置検出信号が入力されるまで、所
定時間毎に、そのカウント値を1ずつアップさせる(ス
テップS3、ステップS4で「NO」の繰り返し)。そ
して、次の位置検出信号が入力されると、制御回路99
は、ステップS4で「YES」となり、次いで、ステッ
プS5で、そのときのタイマカウンタのカウント値を偏
心ローラ45、或いは移動体71(揺動部材65)の周
期として記憶し、リターンとなる。
【0060】また、偏心ローラ45の周期に移動体71
の周期を一致させるための制御内容を示す図22におい
て、制御回路99は、まず、ステップS1で、図21の
制御内容にて検出した偏心ローラ45の周期と移動体7
1の周期とが一致しているか否かを判断し、一致してい
ればそのままリターンとなる。
【0061】不一致のとき、制御回路99は、ステップ
S2に移行し、移動体71の周期の方が短いか否かを判
断し、短かったとき(ステップS2で「YES」)、ス
テップS3で移動体71の周期を「1」だけ短く、すな
わち、移動体用駆動モータ77の回転数を所定回転数だ
け低下させる。また、移動体71の周期の方が長かった
とき(ステップS2で「NO」)、制御回路99は、ス
テップS4に移行して移動体71の周期を「1」だけ長
く、すなわち、移動体用駆動モータ77の回転数を所定
回転数だけ上昇させる。
【0062】このようにして移動体用駆動モータ77の
回転数を低下、或いは上昇させる制御を行った後、制御
回路99は、ステップS5で、移動体用駆動モータ77
の回転が安定する一定時間の経過を待ち、そして、ステ
ップS1に戻る、という動作を偏心ローラ45と移動体
71の周期とが一致するまで実行する。
【0063】前述のように、制御回路99は、偏心ロー
ラ45の動作と揺動部材65の動作を関連付けてマッサ
ージ運転を行う。具体的には、偏心ローラ45と揺動部
材65とが同位相となるように制御するものであり、こ
の制御内容を図23に示すフローチャートに従って説明
する。この制御がスタートすると、制御回路99は、ま
ず、ステップSAで、偏心ローラ45と揺動部材65が
同期して動作しているか否かを判断する。ここで、偏心
ローラ45と揺動部材65の動作が同期とは、左側の偏
心ローラ45が最下位置にあるとき(スイッチ95オ
ン)、揺動部材65が最も右側に位置にあるように動作
する状態をいうものとする。
【0064】上記の同期状態にあるか否かの検出は、図
24のフローチャートに示す位相ずれの検出結果に基づ
いてなされる。すなわち、制御回路99は、図22に示
す内容にて、偏心ローラ45と移動体71とが同一周期
で動作するように制御した後、図24のフローチャート
の実行を開始し、まず、ステップSaでタイマカウンタ
をゼロクリアし、次のステップSbで偏心ローラ位置検
出回路97からの位置検出信号の入力を待つ状態とな
る。
【0065】位置検出信号が入力されると(ステップS
bで「YES」)、制御回路99は、タイマカウントを
スタートさせ、タイマカウンタを所定時間毎に「1」だ
けカウントアップさせるという動作を移動体位置検出回
路98から位置検出信号が入力されるまで繰り返す(ス
テップSc、ステップSdで「NO」)。そして、移動
体位置検出回路98から位置検出信号が入力されると、
制御回路99は、ステップSdで「YES」と判断し、
そのときのタイマカウンタのカウント値を位相ずれとし
て図示しないメモリに記憶し(ステップSe)、リター
ンとなる。
【0066】さて、制御回路99は、ステップSAの同
期判断において、位相ずれ時間Tが、図21のフローチ
ャートの実行により検出された偏心ローラ45の周期T
0と一致していれば、偏心ローラ45と移動体71は同
期して動作していると判断し(ステップSAで「YE
S」)、ステップSBの偏心ローラ45と移動体71の
周期を同一状態に保持するための制御ルーチンに移行
し、リターンとなる。
【0067】制御回路99は、上記の位相ずれ時間Tが
偏心ローラ45の周期T0と不一致の場合、ステップS
Aで「NO」と判断し、次のステップSCで図21のフ
ローチャートの実行により偏心ローラ45の周期と移動
体71の周期とを検出して移動体71の周期の方が偏心
ローラ45の周期よりも大きいか否かを判断する。
【0068】そして、制御回路99は、移動体71の周
期の方が偏心ローラ45の周期よりも短いとき、ステッ
プSCで「YES」と判断し、ステップSDに移行して
移動体用駆動モータ77の回転速度を「1」だけ減少さ
せると共に減速フラグを「1」にセットする。また、制
御回路99は、移動体71の周期の方が偏心ローラ45
の周期よりも長いとき、ステップSCで「NO」と判断
し、ステップSIに移行して移動体用駆動モータ77の
回転速度を「1」だけ増加させると共に減速フラグを
「0」にセットする。
【0069】制御回路99は、上記のようにしてステッ
プSD或いはステップSIを実行した後、移動体用駆動
モータ77の回転が安定するに要する時間を待って(ス
テップSE)、再び偏心ローラ45と移動体71の位相
が合っているか否か判断する(ステップSF)。
【0070】ここで、位相がずれていた場合(ステップ
SFで「NO」)、制御回路99は、ステップSGに移
行し、ここで、偏心ローラ45と揺動部材65の位相の
ずれが前回検出のずれ量よりも小さくなったか否か判断
する。位相ずれが前回よりも小さくなっていたとき、制
御回路99は、ステップSGで「YES」と判断し、次
のステップSHに移行して減速フラグが「0」であるか
否かを判断する。つまり、位相ずれが前回よりも小さく
なったのは、移動体用駆動モータ77の速度を減速した
からなのか、増速したからなのかを判断するのである。
【0071】そして、制御回路99は、ステップSHで
「YES」のとき(減速フラグ「1」)、移動体用駆動
モータ77の回転速度を「1」だけ減少させるステップ
SDに戻り、また、ステップSHで「NO」のとき(減
速フラグ「0」)、移動体用駆動モータ77の回転速度
を「1」だけ増加させるステップSIに移行し、その
後、一定時間経過するのを待って(ステップSE)、偏
心ローラ45と移動体71の位相が合っているか否かを
判断するステップSFに移行する。
【0072】また、制御回路99は、位相ずれが前回よ
りも小さくなったか否かを判断するステップSGで「N
O」のとき、ステップSJで減速フラグが「0」である
か否かを判断する。つまり、位相ずれが前回よりも大き
くなったのは、移動体用駆動モータ77の速度を減速し
たからなのか否かを判断しているのである。
【0073】そして、制御回路99は、ステップSJで
「YES」のとき、ステップSIに移行して移動体用駆
動モータ77の回転速度を「1」だけ増加させ、「N
O」のとき移動体用駆動モータ77の回転速度を「1」
だけ減少させるステップSDに移行する。この後、制御
回路99は、一定時間の経過を待って(ステップS
E)、偏心ローラ45と移動体71の位相が合っている
か否か判断し(ステップSF)、不一致のとき、上述し
た動作を繰り返し実行する。これにより、偏心ローラ4
5と移動体71の位相が一致すると,ステップSFで
「YES」となり、偏心ローラ45と移動体71の周期
を同一状態に保持するためのステップSBに移行し、リ
ターンとなる。
【0074】次に上記構成の作用を全身コースを選択し
たものとして説明する。まず、操作軸50を矢印B方向
に回動操作して押上げ機構58を伸張状態にし、足載せ
部5を水平姿勢、或いは上向き姿勢にセットすると共
に、揺動部材65を前後に移動させてその位置を使用者
の足首の位置に合うように調節する。この後、使用者は
座部4に腰を下ろすと共に、背もたれ部7を好みのリク
ライニング位置まで後に倒し、両足の足首部分を揺動部
材65の凹部74,74に嵌め保持させる。この状態で
は、使用者の臀部は座部4に受けられると共に、背中は
背もたれ部7に受けられおり、足は揺動部材65に足首
部分を受けられて宙に浮いた状態になっている。このた
め、膝は延びており、足載せ部5を水平姿勢にした場合
には、その膝の裏側の緊張度合いは比較的弱く、リラッ
クスした姿勢となり、また、足載せ部5を上向き姿勢に
した場合には、膝の裏側は強く伸ばされて緊張した姿勢
となる。
【0075】さて、リモコン94により全身コースを選
択すると、ローラ式マッサージ機構25および揺動式マ
ッサージ機構64がマッサージ動作を行う。まず、ロー
ラ式マッサージ機構25の作用を述べるに、全身コース
がスタートすると、上下移動用モータ34および偏心ロ
ーラ駆動モータ46が通電される。そして、モータ34
の正逆回転により移動基枠29が上下方向に往復移動す
る。
【0076】この移動基枠29の往復移動により、図1
0に二点鎖線で示すように、上下両側のローラ41,4
2が背もたれ部7の表地24を介して背骨の左右両側に
当たって回転しながら移動するようになる。これによ
り、肩から背中全体のマッサージが行われる。このと
き、偏心軸44がモータ46により回転されるので、中
央の偏心ローラ45が肩や背中に間欠的に当たり、これ
により同時に叩き或いはもみなどのマッサージが行われ
る。
【0077】ところで、上述のように移動基枠29が移
動する際、ローラ支持台36が揺動軸37に揺動自在に
枢支されていること、このローラ支持台36には揺動軸
37を挟んでその上下両側に位置してローラ41,42
が設けられていることにより、両ローラ41,42はロ
ーラ支持台36の揺動を伴って背中の凹凸に倣うように
移動してゆくようになる。このため、両ローラ41,4
2は常に背中に接してマッサージ作用を及ぼしながら移
動するようになる。
【0078】このように常に背中に接して移動する上下
のローラ41,42に対し、その中間に位置する偏心ロ
ーラ45がそれらローラ41,42の外周面のうち、背
もたれ部7の表面側の外周面に共通に接する線Lに対し
て出没するので、偏心ローラ45が回転しながら背中に
間欠的に当たるようになり、叩きによる良好なマッサー
ジ効果を得ることができるのである。
【0079】そして、この左右一対の偏心ローラ45の
交互のマッサージ作用により、上半身が左右にねじられ
るように揺すられるので、上半身がねじりによるマッサ
ージ作用を受ける。しかも、このように左右一対の偏心
ローラ45が交互に背中に当たることによりマッサージ
効果を得るものでありながら、その叩き或いは揉まれる
部位の上下両側の部位がローラ41,42によって支え
られているので、体が偏心ローラ45の回転運動に伴っ
て頭部までもが揺すられるほど大きく左右に揺れること
はなく、例え揺れたとしてもその揺れは少ないので、不
快感を覚えることも少なくなる。
【0080】また、このように上下のローラ41,42
により上半身の重量を受けた状態で、中間の偏心ローラ
45によって上半身を叩くようにするので、偏心ローラ
45には上半身の重量が直接作用することがなくなる。
このため、モータ46は大きな抵抗を受けることなく、
偏心ローラ45を円滑に回転させることができ、偏心ロ
ーラ45による間欠的な叩きマッサージ作用を効果的に
与えることができる。
【0081】また、ローラ式支持台36は、ねじりコイ
ルばね38により矢印A方向に回動付勢されているの
で、上側のローラ42が肩をマッサージするような位置
にきたとき、ローラ支持台36はねじりコイルばね38
の弾発力により矢印A方向に揺動してローラ42を首の
付け根部分に当たるようになるので、偏心ローラ45が
肩部に当たって該偏心ローラ45による肩叩き或いは肩
揉みを良好に行うことができる。
【0082】一方、揺動式マッサージ機構64において
は、全身コースによるマッサージが開始されると、モー
タ70が起動して、目標速度まで徐々に回転速度を高め
てゆくようになる。このモータ70の回転は、クランク
71によりスライダ69の往復移動に変換され、揺動部
材65が左右に往復移動する。このとき、揺動部材65
の往復移動速度は急激に目標速度まで上昇するのではな
く、徐々に速度上昇してゆくので、足が揺動部材65の
凹部74から外れ落ちるようなおそれはない。
【0083】さて、揺動部材65が左右方向に往復移動
すると、座部4に支えられている腰部分を中心にして下
半身が左右に揺動運動(いわゆる金魚運動)すると共
に、左右の各足F1,F2は図3に実線、二点鎖線およ
び破線で示すように足の付け根を中心にしてひねられる
ようになる。このため、腰部分にもひねり運動が与えら
れ、伸張するようになる。
【0084】このとき、制御回路99は、図23のフロ
ーチャートに示すような制御動作を実行し、ローラ式マ
ッサージ機構25の一対の偏心ローラ45のうち、左側
の偏心ローラ45が背もたれ部7の表面側に突出するよ
うに回転すると、足受け部65は左方に移動し、右側の
偏心ローラ45が背もたれ部7の表面側に突出するよう
に回転すると、足受け部65は右方に移動するように制
御する。
【0085】このように偏心ローラ45と足受け部65
の動きを関連付けることにより、上半身が右側にひねら
れるようになると、下半身が左側にひねられ、逆に、上
半身が左側にひねられるようになると、下半身が右側に
ひねられるようになる。このため、上半身と下半身のひ
ねり方向が逆となり、全身からみれば大きくひねられる
こととなって身体が伸張され、より効果的なマッサージ
を受けることができるようになる。
【0086】以上にようなことから、下半身全体は、横
揺れ、ひねりなどの運動を、左右に方向を変えて繰り返
すので、これにより下半身の筋肉が揉まれ、ほぐされた
りし、血行が良くなる。下半身は、このようなマッサー
ジ作用を受けるものであり、そのマッサージの強さは振
動式マッサージのような微弱なものではないから、下半
身のマッサージにとって程良い強さのものとなる。そし
て、このような下半身マッサージ中において、速さ調節
スイッチ94j,94kを操作すると、揺動部材65の
往復移動速度が変わるので、好みの速さでマッサージを
受けることができる。
【0087】全身コースの終了時には、モータ77は停
止までその回転速度を徐々に低下させてゆく。このた
め、停止時についても、揺動部材65の往復移動速度は
徐々に低下するので、開始時に同様に足が揺動部材65
の凹部74から外れ落ちるおそれはない。
【0088】このように本実施例によれば、背中だけで
なく、両足を左右に揺動させることにより、下半身全体
をもマッサージすることができる。また、左右一対の偏
心ローラ45を交互に背中に当たることにより、腰から
上の部位全体が左右にひねられるようになるので、背中
のマッサージに止まらず、上半身全体のマッサージを行
うことができる。このように、上半身および下半身共
に、すなわち全身を一種のひねりないし伸張(ストレッ
チ)によりマッサージできるものである。
【0089】図25は本発明の第2実施例を示すもの
で、上記一実施例との相違は、偏心ローラ45と揺動部
材65とを逆位相となるように動作させるところにあ
る。ここで、逆位相とは、偏心ローラ位置検出回路97
および移動体位置検出回路98の位置検出信号が同時に
出力されるように構成し、左側の偏心ローラ45aが背
中を押圧するとき、揺動部材65が右方に移動するよう
に構成したものである。
【0090】この逆位相にする制御内容を図25により
説明する。制御回路99は、まず、ステップS1で偏心
ローラ45と移動体71とが位相ずれ180°の状態で
動作しているか否かを判断する。この判断の基になる位
相ずれは、図24に示す制御内容にて検出される。ここ
で、偏心ローラ45と移動体71とが逆位相になってい
るか否かは、偏心ローラ45と移動体71の周期が同一
であるという条件下で、偏心ローラ位置検出回路97が
位置検出信号を出力した時点から、偏心ローラ45の周
期の半分の時間が経過したとき、移動体位置検出回路9
8が位置検出信号を出力する状態になっているか否かに
よって判断される。
【0091】そして、制御回路99は、まず、ステップ
S1で偏心ローラ45と揺動部材65との位相ずれが1
80°になっているか否かを判断する。偏心ローラ45
と揺動部材65とが逆位相になっていて、位相ずれが1
80°のとき、制御回路99は、ステップS1で「YE
S」と判断し、偏心ローラ45と移動体71の周期を同
一状態に保持するためのステップS2を実行し、リター
ンとなる。
【0092】位相ずれが180°でないとき、制御回路
99は、ステップS3に移行し、位相ずれが180°を
越えているか否かを判断する。ここで、位相ずれが18
0°を越えている状態とは、偏心ローラ位置検出回路9
7が位置検出信号を出力した時点から、偏心ローラ45
の1回転に要する時間(周期)の半分の時間経過しても
なお移動体位置検出回路98が位置検出信号を出力しな
い状態である。
【0093】そこで、位相ずれが180°を越えている
場合には(ステップS3で「YES」)、制御回路99
は、ステップS4に移行して、移動体の周期が「1」だ
け減少するように移動体用駆動モータ77の回転を減少
させると共に、減速フラグを「1」にセットする。ま
た、位相ずれが180°未満のときには(ステップS3
で「NO」)、制御回路99は、ステップS9に移行
し、ここで移動体71の周期が「1」だけ増加するよう
に移動体用駆動モータ77の回転数を増加させると共
に、減速フラグを「0」にセットする。
【0094】このようにして移動体用駆動モータ77の
回転を減少、或いは増加させる制御を行った後、その移
動体用駆動モータ77の回転が安定するに要する一定時
間の経過をまって(ステップS5)、制御回路99は、
再度、位相ずれが180°であるか否かを判断し(ステ
ップS6)、以後、図23に示すフローチャートと同様
の処理を実行し、偏心ローラ45と移動体71の位相が
180°ずれた状態で動作するように制御する。
【0095】このように左側の偏心ローラ45aが背中
を押圧するとき、揺動部材65が右方に移動し、右側の
偏心ローラ45bが背中を押圧するとき、揺動部材65
が左方に移動するように制御した場合には、左側の偏心
ローラ45aによって背中の左側が押圧されることによ
り、上半身が斜め右を向く状態になると、揺動部材65
が右方に移動して両足を右方に移動させるので、腰の辺
りの左側の筋肉が伸ばされるうようになり、逆に、右側
の偏心ローラ45bによって背中の右側が押圧されるこ
とにより、上半身が斜め左を向く状態になると、揺動部
材65が左方に移動して両足を左方に移動させるので、
腰の辺りの右側の筋肉が伸ばされるうようになる。こよ
うに腰の辺りの筋肉の伸縮させて、マッサージするもの
である。
【0096】図26は本発明の第3実施例を示すもの
で、これは、偏心ローラ45の周期に対して移動体71
の周期が僅かに異なるように制御するようにしたもので
ある。すなわち、制御回路99は、まず、ステップS1
で偏心ローラ45の周期と移動体71の周期が同じであ
るか否かを判断する。双方の周期が同じであれば、制御
回路99は、ステップS1で「YES」と判断して次の
ステップS2で移動体用駆動モータ77の速度を「5」
だけ減少させてリターンとなる。
【0097】双方の周期が異なっている場合、制御回路
99は、ステップS1で「NO」と判断し、次のステッ
プS3で移動体71の周期の方が短い(速い)か否かを
判断する。移動体71の周期の方が短い場合、制御回路
99は、ステップS3で「YES」と判断し、次のステ
ップS4で移動体71の速さが「1」だけ減少するよう
に移動体用駆動モータ77を制御する。この後、制御回
路99は、移動体用駆動モータ77の回転が安定するに
要する一定時間の経過を待って(ステップS8)、偏心
ローラ45の周期と移動体71の周期が同じであるか否
かを判断するステップS1に戻る。
【0098】また、移動体71の周期の方が長い(遅
い)場合、制御回路99は、ステップS3で「NO」と
判断し、次のステップS5で移動体71と偏心ローラ4
5の速さの差が「5」以上であるか否かを判断する。
「5」未満であるとき、制御回路99は、ステップS5
で「NO」と判断し、ステップS4に移行して移動体7
1の速さを「1」だけ減少させ、そして、一定時間の経
過を待って(ステップS8)ステップS1に戻る。
【0099】移動体71の速さと偏心ローラ45の速さ
との差が「5」以上のとき、制御回路99は、ステップ
S5で「YES」と判断し、次いで移動体71の速さと
偏心ローラ45の速さの差が「5」であるか否かを判断
し、「5」ならばリターンとなり、「5」でなければ、
移動体71の速度を「1」だけ速くするようにし、一定
時間の経過を待って(ステップS8)、双方の周期が同
じであるか否かを判断するステップS1に戻る。そし
て、ステップS1で「NO」のとき、以上のような制御
動作を繰り返し、移動体71の速さが偏心ローラ45の
速さより「5」だけ遅い状態に制御する。
【0100】このように偏心ローラ45と移動体71の
周期が同じで、一定の位相差をもって動作するように制
御すれば、偏心ローラ45と移動体71とが同位相にな
る状態から逆位相になる状態まで、様々な状態が得られ
るので、使用者に変化に富んだ施療を施すことができ
る。
【0101】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような変更或いは
拡張が可能である。よう胴部剤65により受ける足の部
位は膝から下の部位であれば、足首部分に限られない。
足載せ部5の角度は無段階に調節できるように構成して
も良い。座部4と足載せ部5とは一体のシート部により
構成し、座部相当部分と足載せ部相当部分との間で折れ
曲らないようなものであっても良い。
【0102】偏心ローラ45と揺動部材65との動作関
係は、同一の周期で位相だけ異ならせる状態のとき、そ
の位相ずれは180°に限られない。足載せ部材は、左
右両方の足を上下に交互に動作させる昇降部材により構
成しても良い。このとき、左側の足を上方に移動させる
とき、左側の偏心ローラ45aを、最下位置に向かって
移動させたり(同位相)、背中を押圧する方向に移動さ
せたり(逆位相)、或いは、足を上下に移動させる周期
と、偏心ローラを回転させる周期とを僅かに異ならせる
等しても良い。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果を得ることができる。請求項1記載の発明
では、背側施療子および足受け部材が所定の関係をもっ
て動作するようにしたので、背側施療子により背中をマ
ッサージすることができることはもちろん、下半身が上
半身と或る関係をもって動かされるようになって、下半
身も伸張作用により良好にマッサージ作用を受けように
なり、全身を良好にマッサージすることができる。
【0104】請求項2記載の発明では、背側施療子およ
び足受け部材の位置を検出する位置検出手段を備えてい
るので、フィードバック制御により、背側施療子および
足受け部材が所定の関係をもって動作するように精度良
く制御できる。
【0105】請求項3記載の発明では、背側施療子を偏
心ローラにより構成し、足受け部材を揺動部材により構
成し、請求項4記載の発明では、背側施療子を偏心ロー
ラにより構成し、足受け部材を昇降部材により構成した
ので、背中を叩きマッサージしながら、上半身、下半身
に捻り、或いは伸張を与えるようにマッサージすること
ができる。
【0106】請求項5記載の発明では、左右一対の偏心
ローラの他に、左右1対のローラの組を少なくとも1組
備えているので、背中を一対のローラにより支えなが
ら、偏心ローラにより叩きマッサージでき、上半身が異
常に大きく左右に揺れ動くことを防止できる。
【0107】請求項6記載の発明では、偏心ローラの背
もたれ部の表面に対する出没方向移動の周期と揺動部材
の左右方向移動の周期とを、ほぼ同一としたので、上半
身と下半身の動きの関係を一定に保った状態でマッサー
ジできる。
【0108】請求項7記載の発明では、背中の右側を押
圧する偏心ローラが突方向移動するとき、揺動部材が右
方向に移動し、背中の左側を押圧する偏心ローラが突方
向移動するとき、揺動部材が左方向に移動するように、
偏心ローラと揺動部材とが同位相で動作するようにした
ので、上半身と下半身とを逆方向に捻り動作させること
ができる。
【0109】請求項8記載の発明では、偏心ローラの背
もたれ部の表面に対する出没方向移動と、揺動部材の左
右方向移動とは、位相が異なるように構成したので、上
半身と下半身の動きを一定の関係に維持したマッサージ
ができる。
【0110】請求項9記載の発明では、背中の右側を押
圧する偏心ローラが突方向移動するとき、揺動部材が左
方向に移動し、背中の左側を押圧する偏心ローラが突方
向移動するとき、揺動部材が右方向に移動するように、
偏心ローラと揺動部材とは逆位相で動作するように構成
したので、上半身と下半身とを同方向に捻り動作させて
腰の当たりを伸張させることができる。
【0111】請求項10記載の発明では、偏心ローラの
背もたれ部の表面に対する出没方向移動の周期と揺動部
材の左右方向移動の周期とは、僅かに異なっるように構
成したので、偏心ローラと揺動部材の動きを同位相の状
態から逆位相の状態まで様々に変化させることができ、
上半身と下半身とを様々に動作させることができる。
【0112】請求項11記載の発明では、揺動部材を円
滑に左右に往復移動するように取り付けることができ
る。請求項12記載の発明では、揺動部材の位置を使用
者の足の長さ等に応じて前後に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、足載せ部を
上向き姿勢にした状態の縦断側面図
【図2】足載せ部を水平姿勢にした状態の縦断側面図
【図3】揺動式マッサージ機構の縦断正面図
【図4】同縦断側面図
【図5】同分解斜視図
【図6】移動体の拡大斜視図
【図7】足載せ部を上向き姿勢にした状態で示す押上げ
機構の側面図
【図8】足載せ部を略水平姿勢にした状態で示す押上げ
機構の側面図
【図9】足載せ部を下向き姿勢にした状態で示す押上げ
機構の側面図
【図10】押上機構の部分縦断面図
【図11】ローラ式マッサージ機構の要部の縦断面図
【図12】ローラ式マッサージ機構の側面図
【図13】ローラ式マッサージ機構の平面図
【図14】ローラ式マッサージ機構の要部の平面図
【図15】左側の偏心ローラと位置検出用スイッチの関
係を示す側面図
【図16】ローラ式マッサージ機構のねじ式直線駆動構
成を示す断面図
【図17】全体を示す分解斜視図
【図18】全体の斜視図
【図19】リモコンの正面図
【図20】電気的構成を示すブロック図
【図21】偏心ローラ、移動体の周期を検出するための
フローチャート
【図22】移動体の周期を偏心ローラの周期に一致させ
るためのフローチャート
【図23】移動体と偏心ローラとを同位相で動作させる
ためのフローチャート
【図24】移動体と偏心ローラとの位相差を検出するた
めのフローチャート
【図25】本発明の第2実施例を示すもので、移動体と
偏心ローラとを逆位相で動作させるためのフローチャー
【図26】本発明の第3実施例を示すもので、移動体と
偏心ローラとを一定の周期差をもって動作させるための
フローチャート
【符号の説明】
図中、1は椅子本体、2は肘掛け部材、3はベースフレ
ーム、4は座部、5は足載せ部、6はシート部、7は背
もたれ部、25はローラ式マッサージ機構、29は移動
基枠、36はローラ支持台、41,42はローラ(背側
施療子)、45は偏心ローラ(背側施療子)、46は偏
心ローラ用駆動モータ(背側駆動源)、64は揺動式マ
ッサージ機構、65は揺動部材(足受け部材)、67は
取付台(ガイド部材)、70a,70bはスライドガイ
ド、71は移動体、72a,73aは上スライド部、7
2b,73bは横スライド部、75はローラ、77は移
動体用駆動モータ(足側駆動源)、87は可動受け部
材、89はガイド溝、95はスイッチ(位置検出手
段)、96は光センサ(位置検出手段)、99は制御回
路(制御手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湧野 孝 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 河野 源一郎 名古屋市西区名西二丁目33番10号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社名古屋事業所内 (72)発明者 河野 哲之 名古屋市西区名西二丁目33番10号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社名古屋事業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臀部および足を受けるシート部と背を受
    ける背もたれ部を備えた椅子本体と、 前記背もたれ部に設けられ、叩き、揉みなどのマッサー
    ジ動作を行う背側施療子と、 この背側施療子を駆動する背側駆動源と、 前記シート部に設けられ、足を膝よりも足首側で受けて
    足を往復移動させる足受け部材と、 この足受け部材を駆動する足側駆動源と、 前記背側施療子および足受け部材が所定の関係をもって
    動作するように前記背側駆動源および足側駆動源を制御
    する制御手段とを具備してなるストレッチング装置。
  2. 【請求項2】 背側施療子および足受け部材の位置を検
    出する位置検出手段を備え、制御手段は、この位置検出
    手段の検出信号に基づいて背側駆動源および足側駆動源
    を制御することを特徴とする請求項1記載のストレッチ
    ング装置。
  3. 【請求項3】 背側施療子は、回転に伴い背もたれ部の
    表面に対して出没するように動作して背中を間欠的に押
    圧する左右一対の偏心ローラにより構成され、足受け部
    材は、両足を左右方向に動かす揺動部材により構成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のストレ
    ッチング装置。
  4. 【請求項4】 背側施療子は、回転に伴い背もたれ部の
    表面に対して出没するように動作して背中を間欠的に押
    圧する偏心ローラにより構成され、足受け部材は、左右
    の各足を互いに逆方向となるように交互に上下方向に動
    かす昇降部材により構成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載のストレッチング装置。
  5. 【請求項5】 背もたれ部の施療子は、左右一対の偏心
    ローラの他に、左右1対のローラの組を少なくとも1組
    設けられて構成されていることを特徴とする請求項3ま
    たは4記載のストレッチング装置。
  6. 【請求項6】 偏心ローラの背もたれ部の表面に対する
    出没方向移動の周期と揺動部材の左右方向移動の周期と
    は、ほぼ同一であることを特徴とする請求項3記載のス
    トレッチング装置。
  7. 【請求項7】 背中の右側を押圧する偏心ローラが突方
    向移動するとき、揺動部材が右方向に移動し、背中の左
    側を押圧する偏心ローラが突方向移動するとき、揺動部
    材が左方向に移動するように、偏心ローラと揺動部材と
    は同位相で動作することを特徴とする請求項6記載のス
    トレッチング装置。
  8. 【請求項8】 偏心ローラの背もたれ部の表面に対する
    出没方向移動と、揺動部材の左右方向移動とは、位相が
    異なることを特徴とする請求項6記載のストレッチング
    装置。
  9. 【請求項9】 背中の右側を押圧する偏心ローラが突方
    向移動するとき、揺動部材が左方向に移動し、背中の左
    側を押圧する偏心ローラが突方向移動するとき、揺動部
    材が右方向に移動するように、偏心ローラと揺動部材と
    は逆位相で動作することを特徴とする請求項6記載のス
    トレッチング装置。
  10. 【請求項10】 偏心ローラの背もたれ部の表面に対す
    る出没方向移動の周期と揺動部材の左右方向移動の周期
    とは、僅かに異なっていることを特徴とする請求項3記
    載のストレッチング装置。
  11. 【請求項11】 椅子本体のシート部に取り付けられ、
    左右方向に延びるレール部およびこのレール部に下方に
    折曲形成されたスライドガイドを有したガイド部材と、 前記レール部の下面に摺接する上スライド部および前記
    スライドガイドに摺接する横スライド部を有すると共
    に、レール部の上面部に載置されて上スライド部との間
    にレール部を挟持するローラを有してガイド部材に左右
    方向に移動可能に支持された移動体とを備え、 前記移動体を足側駆動源により左右方向に往復移動させ
    るように構成すると共に、この移動体の上部に揺動部材
    を取り付けたことを特徴とする請求項4記載のストレッ
    チング装置。
  12. 【請求項12】 移動体の左右両側面に形成されたガイ
    ド溝と、左右両側に前記移動体のガイド溝に前後方向に
    スライド可能に支持された可動受け部材とを備え、揺動
    部材を前記可動受け部材に固定したことを特徴とする請
    求項10記載のストレッチング装置。
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