JPH1176158A - 電子内視鏡システムの絞り制御装置 - Google Patents

電子内視鏡システムの絞り制御装置

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JPH1176158A
JPH1176158A JP9254166A JP25416697A JPH1176158A JP H1176158 A JPH1176158 A JP H1176158A JP 9254166 A JP9254166 A JP 9254166A JP 25416697 A JP25416697 A JP 25416697A JP H1176158 A JPH1176158 A JP H1176158A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハレーションが発生している場合に、より速
く絞りを駆動して、利用者に応答遅れを感じさせないよ
うな内視鏡用光源装置の絞り制御装置を提供すること。 【解決手段】 光源ランプ(22)と内視鏡(1)のラ
イトガイド(4)の入射端面(4a)との間において照
明光路を任意量遮ることができる可動絞り(25)をス
テップモータ(253)によって駆動する電子内視鏡シ
ステムの絞り制御装置において、内視鏡の観察画面の明
るさを所定のサイクルで繰り返し検出し輝度信号値とし
て出力する輝度検出手段(21、30)と、前記輝度信
号値の検出毎に、前記観察画面の明るさを参照値に近づ
けるための駆動パルスを前記ステップモータに与える制
御手段(30)とを備え、前記制御手段は、前記輝度信
号値が所定値以上の時は、前記可動絞りを所定位置まで
駆動する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光源ランプと内
視鏡のライトガイド入射端面との間において照明光路を
任意量遮ることができる可動絞りを、ステップモータに
よって駆動するようにした内視鏡用光源装置の絞り制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内視鏡のライトガイドに入射
させる照明光の光量を自動調整するために、光源ランプ
とライトガイド入射端面との間に設けた可動絞りをステ
ップモータによって駆動するようにしたものが知られて
いる。
【0003】そのような内視鏡用光源装置の絞り制御装
置においては、マイクロコンピュータによる制御処理に
よって、内視鏡観察画面の明るさを示す輝度信号を短い
サイクルで繰り返し検知し、輝度検出毎に、その輝度信
号値と目標となる輝度を表す参照値との差に基づいて駆
動パルスをステップモータに与えて可動絞りを駆動し、
輝度信号値を目標値に近づけるようにしている。
【0004】特開平8−50250号には、そのような
内視鏡用光源装置の絞り制御装置において、一回の輝度
信号検出毎にステップモータに与えられる駆動パルス数
を、検出された輝度と目標値との差に応じて変更するこ
とにより、輝度が速やかに目標値に収束する構成が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような絞り制御
装置においては、検出輝度値と目標値との差のみに基づ
いて絞り制御が行われるため、画像がハレーション状態
であるにもかかわらず目標値の設定が高いために絞りが
速やかに絞られず、応答が悪いと感じられる場合があっ
た。
【0006】そこで本発明は、ハレーションが発生して
いる場合には、より速く絞りを駆動して、利用者に応答
遅れを感じさせないような内視鏡システムの絞り制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡システムの絞り制御装置は、光源ラ
ンプと内視鏡のライトガイド入射端面との間において照
明光路を任意量遮ることができる可動絞りをモータによ
って駆動する電子内視鏡システムの絞り制御装置であっ
て、内視鏡の観察画面の明るさを繰り返し検出し輝度信
号値として出力する輝度検出手段と、前記輝度信号値の
検出時に、前記観察画面の明るさを参照値に近づけるた
めの駆動信号を前記モータに与える制御手段と、を有
し、前記制御手段は、前記輝度信号値が所定値以上の時
は、前記可動絞りを所定位置まで駆動することを特徴と
している(請求項1)。このため、画像がハレーション
状態の時にも素早く適正な状態に移行することができ
る。
【0008】なお、前記所定位置は、前記参照値により
異なるようにしてもよい(請求項2)。すなわち、参照
値が低い場合には、より絞り込んだ位置することによ
り、絞り制御の応答を良くすることができる。
【0009】また、前記所定値は、使用されている内視
鏡により異なるようにすることもできる(請求項3)。
すなわち、内視鏡により撮像条件が異なるが、それに対
応した制御を行うようにすれば、素早くハレーション状
態を解消できるだけでなく、より速く適正な撮像状態に
移行することが可能になる。
【0010】なお、前記モータはステップモータであ
り、前記駆動信号として駆動パルスがステップモータに
印加されるように構成することができる(請求項4)。
ステップモータを用いることにより、パルス数の制御の
みで容易にモータの駆動量を制御することが可能とな
る。
【0011】さらに、前記制御手段は、前記駆動パルス
のパルス数が所定数以上の時には、前記可動絞りが所定
の絞り位置以上に絞り込まれないよう前記可動絞りを駆
動制御する構成とすることができる(請求項5)。この
構成により、駆動パルス数が大きすぎると発生するブラ
ックアウト状態を避けることができる。
【0012】なお、前記輝度検出手段は、前記輝度信号
値を所定のサイクルで繰り返し検出するよう構成するこ
とができる(請求項6)。
【0013】また、別の観点からは、本発明の絞り制御
装置は、光源ランプと内視鏡のライトガイド入射端面と
の間において照明光路を任意量遮ることができる可動絞
りをステップモータによって駆動する電子内視鏡システ
ムの絞り制御装置であって、内視鏡の観察画面の明るさ
を所定のサイクルで繰り返し検出し輝度信号値として出
力する輝度検出手段と、前記輝度信号値の検出毎に、前
記観察画面の明るさを参照値に近づけるための駆動パル
スを前記ステップモータに与える制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記駆動パルスのパルス数が所定値以
上の時には、前記可動絞りが所定の位置以上絞り込まれ
ないよう前記可動絞りを駆動制御することを特徴として
いる(請求項7)。このような制御により、駆動パルス
数が多くても絞りが絞り込まれ過ぎることがなくなり、
従って画像が真っ暗になるいわゆるブラックアウト状態
が発生するのを防ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態
である電子内視鏡システム100のシステム構成を示す
ブロック図である。電子内視鏡システム100は、内視
鏡1と光源装置兼ビデオプロセッサ(以下光源装置と略
す)20を有している。
【0015】電子式内視鏡1の挿入部の先端には、対物
レンズ2による被写体の結像位置に、例えば電荷結合素
子(CCD)からなる固体撮像素子3が配置されてい
る。内視鏡1の観察範囲(すなわち固体撮像素子3の撮
像範囲)を照明するための照明用ライトガイドファイバ
バンドル4の射出端に面して、照明光の配光角を広げて
被写体に照射するための照明レンズ5も内視鏡1の挿入
部先端に配置されている。
【0016】光源装置20に着脱自在に接続される内視
鏡1のコネクタ部6には、固体撮像素子3に入出力され
る信号を伝達する信号線を光源装置20に接続するため
のコネクタ7や、ライトガイドファイババンドル4の入
射端などが配置されている。
【0017】光源装置20内には、固体撮像素子3から
送られてくる映像信号を処理するための映像信号処理部
21の他、ライトガイドファイババンドル4に供給する
照明光を発生するための光源ランプ22などが設けられ
ている。映像信号処理部21の出力端にはTVモニタ4
9が接続され、内視鏡観察像(すなわち固体撮像素子3
にて撮像された像)がこのTVモニタ49に表示され
る。
【0018】ライトガイドファイババンドル4の照明光
入射端4aと光源ランプ22との間には、光源ランプ2
2から放射された照明光をライトガイドファイババンド
ル4の入射端面に収束させるための集光レンズ24が配
置されている。
【0019】また、光源ランプ22と集光レンズ24と
の間には、その間の照明光路を任意量遮ってライトガイ
ドファイババンドル4に入射する照明光線の光量を変え
ることができるように可動絞り25が配置されている。
可動絞り25は後述するステップモータ253によって
駆動される。
【0020】23は、内視鏡1の種別など内視鏡1固有
のデータを格納したEEPROMである。 EEPRO
M23には、当該内視鏡1を用いた場合のハレーション
状態に対応する輝度信号値である基準輝度信号値も格納
されている。
【0021】光源ランプ22を駆動するランプ制御回路
27、可動絞り25を駆動する絞り駆動回路28など
は、光源装置20内に設けられたマイクロコンピュータ
制御部30によって動作が制御される。内視鏡1が光源
装置20に接続されると、制御部30は前記EEPRO
M23から基準輝度信号値を読み出し、変数vbにその
値を設定する。 従って、当該内視鏡1を用いた場合
に、輝度信号値が変数vb(基準輝度信号値)を越えた
場合にはハレーションが起きていると判定することがで
きる。
【0022】図2は可動絞り25の外形を示す斜視図で
ある。可動絞りは薄板をU字状の断面に折り曲げて、そ
の底面中央に連結した回転軸251を照明光軸に対して
垂直に配置し、ステップモータ253により回転駆動さ
れるようになっている。
【0023】図3は、可動絞り25を照明光軸方向から
見た状態を示している。図3に示されるように、可動絞
り25の板面が照明光軸と平行になっている時は照明光
路Lはほとんど遮られない。
【0024】この状態から、ステップモータ253によ
り駆動される可動絞り25の回転角に対応して照明光路
Lが次第に遮られて、ライトガイドファイババンドル4
に入射する照明光線束が減らされる。
【0025】図4は絞り駆動回路28を示すブロック図
である。絞り駆動回路28は、パルス制御回路部281
とモータ駆動回路部282とを含んでいる。パルス制御
回路部281は、後述する入出力ポート41を介して制
御部30から、可動絞り25を閉じるための逆転又は開
くための正転のいずれかを指示する方向指示信号と、回
転量に対応する駆動パルス信号とを受けて、ステップモ
ータ253に与える駆動パルスを設定する。そしてモー
タ駆動回路部282は、パルス制御回路部281から入
力されるパルス信号に従って、ステップモータ253を
駆動するための駆動パルスを出力する。
【0026】本実施の形態においては、可動絞り25が
図3に示される状態の時にステップモータ253に逆転
パルス240パルスを与えることにより、可動絞り25
を全閉状態とすることができる。ステップモータ253
を正転すると、可動絞り25はライトガイドファイババ
ンドル4に入射する光量を増やす方向に回転する。後の
説明では、パルスに基づく変数mを用いて可動絞り25
の位置を表す。即ち、変数mを指標として用い、m=0
を全閉状態、m=120が中間の状態、m=240を全
開状態として表す。すなわちステップモータ253が正
転するとmは増加し、逆転するとmは減少する。また、
ステップモータ253に与えるパルス数は変数kで表
す。すなわち、変数mは可動絞り25の位置に対応し、
変数kは現在の可動絞り25の位置からどれだけ移動す
るかを示す相対位置を表す。
【0027】図5は、制御部30とその周辺を示すブロ
ック図である。制御部30では、演算処理を行うための
中央演算装置(CPU)31に接続されたシステムバス
32に、プログラムなどを格納した読み出し専用メモリ
(ROM)33、ランダムアクセスメモリ(RAM)3
4などが接続されている。
【0028】また、システムバス32に接続されたCR
Tコントーラ(CRTC)37を通して、ビデオ用ラン
ダムアクセスメモリ(ビデオRAM)36に格納された
表示用文字データと、映像信号処理部21から出力され
る映像データとが合成されてTVモニタ49に出力され
る。
【0029】光源装置20のパネルスイッチ201、光
源ランプ22を制御するためのランプ制御回路27及び
外部のキーボード202は、各々入出力ポート38,3
9及び40を介してシステムバス32に接続されてい
る。
【0030】パネルスイッチ201には、可動絞り25
を動作させることによって行われる観察画面の明るさ調
節を、自動または手動のいずれで行うかを選択する自/
手切り換えスイッチや、観察画面の明るさを調整するた
めの輝度調整スイッチなどが配置されている。
【0031】絞り駆動回路28への信号出力は入出力ポ
ート41を介して行われ、映像信号処理部21から取り
出された観察画面の明るさを示す輝度信号Yが、アナロ
グデジタル変換器42において0〜255の範囲の値
(輝度信号値)を有するデジタル信号に変換されて制御
部30に入力される。なお、映像信号処理部21および
制御部30が輝度検出手段を構成している。
【0032】なお、輝度信号値が0〜30の時、画像は
ほぼ真っ暗な(ブラックアウト)状態、20〜50の
時、暗い状態、50〜190で通常の観察状態、180
〜230でハレーション状態、そして、輝度信号値が2
20〜250では画面はほぼ真っ白な(ホワイトアウ
ト)状態となる。
【0033】上述の輝度調整スイッチにより設定される
明るさの目標値となる参照値の値は、明るさ指数により
入力するようになっている。明るさ指数と参照値との関
係は図6に示すようになっている。自動調光装置は、従
って、選択された参照値に上記輝度信号値が近づくよう
に可動絞り25を回転させる。
【0034】また、内視鏡1のコネクタ部6を光源装置
20に接続することにより、内視鏡1内に配置されてい
るEEPROM23が入出力ポート43を介してマイコ
ン制御部30に接続される。EEPROM23には、前
述のように、その内視鏡1の種類や、その内視鏡固有の
データ、および基準輝度信号値が格納されている。
【0035】図7は、マイコン制御部30のROM33
に格納されたメインプログラムの内容を示している。図
7において、Sは処理ステップを示す。メインプログラ
ムでは、各回路の初期設定、各変数、絞り位置の初期設
定、など各種の初期設定を行ったあと(S1)、パネル
スイッチ201の状態に対応した処理、例えばポンプの
オン・オフなどの処理が実行される(S2)。次に、キ
ーボード202からの入力に対応した処理、例えば、キ
ーボード202から入力された文字をモニタに表示する
などの処理が行われ(S3)、ランプ制御回路27関連
の処理、たとえば、パネルスイッチ201の走査による
ランプのオン・オフや点灯中のランプの状態の関しなど
を行う(S4)。次に、内視鏡1側に関連する処理(S
5)が実行される。ここでは、例えば、内視鏡が光源装
置に接続されたとき、内視鏡のROMの内容を読み出し
て内視鏡名などをモニタに表示するなどの処理が行われ
る。次に、日付及び時刻等をモニタ49に表示するため
の処理(S6)、そして、その他の処理、例えば、光源
装置20に接続された周辺装置(VCRやビデオプリン
タなど)の制御など、種々の処理が実行される(S
7)。
【0036】図8〜11は、内視鏡観察画面の明るさ
を、設定された明るさ指数に対応した明るさに自動調整
するために、図7のメインプログラム実行中に実行され
る割り込み処理を示すフローチャートである。すなわ
ち、図8〜11に示す処理は、一定の間隔、例えば33
ms(ミリ秒)、で定期的に実行されて、ステップモー
タ253の動作を制御する処理である。
【0037】図8において、まず映像信号処理部21か
ら輝度信号を入力する(S11)。輝度信号値と入力さ
れた明るさ指数に対応した参照値との差が許容範囲(た
とえば4)以内であれば(S13:NO)ステップモー
タ253の駆動は行わず、割り込み処理を終了する。輝
度信号値と参照値との差が許容範囲を越えていれば(S
13:YES)、輝度信号値が参照値に近づくよう、以
下の処理を実行してステップモータ253を駆動する。
【0038】まず、参照値と輝度信号値との大小を比較
する(S15)。参照値より輝度信号値の方が大きい場
合(S15:YES)には図9に処理が進む。また、輝
度信号値が参照値以下の場合(S15:NO)には図1
1に処理が進む。
【0039】図9は、図8のS15において参照値より
輝度信号値の方が大きい(S15:YES)と判定され
た場合に実行される。まずステップモータ253に逆転
信号を送り(S17)、輝度信号値と変数vb(すなわ
ち接続された内視鏡1固有の基準輝度信号値)のどちら
が大きいかを判定する(S19)。すなわちハレーショ
ンが発生しているか否かを輝度信号値と変数vbとを比
較することにより判定する。
【0040】輝度信号値の方が変数vbより大きい場合
には(S19:YES)、明るさ指数が5より大きいか
否か(すなわち参照値が128以上か否か)を判定する
(S21)。明るさ指数が5より大きい場合には(S2
1:YES)、以下の処理において絞り位置がC1(例
えばC1=80)となるように変数kを設定する。ここ
で絞り位置C1は、パルス番号で示した絞りの位置であ
り、変数kは現在の絞り位置(変数mで表される)から
位置C1に移動するために必要なパルス数である。
【0041】このため、まず、S23において、現在位
置(変数m)が目標位置C1より開放側に位置するか否
かを判定する。現在位置が目標位置より開放側であれば
(S23:YES)、駆動パルス数(k)をS24にて
計算する。もしも可動絞り25の現在位置(m)が目標
位置(C1)あるいはそれより絞られた位置であれば
(S23:NO)、目標位置に絞りを移動するのは絞り
を開くことになってしまうため、駆動パルス数(k)に
所定値P1(例えば10パルス)を設定し(S25)、
可動絞り25を絞り込む方向に所定量(P1)だけ駆動
するようにしている。
【0042】S21において、明るさ指数が5以下(す
なわち参照値が120以下)と判定された場合には(S
21:NO)、以下の処理において絞り位置がC2とな
るように変数kを設定する。ここで、C2<C1であ
り、例えばC2=60である。
【0043】まず、S27において、現在位置(変数
m)が目標位置C2より開放側に位置するか否かを判定
する。現在位置が目標位置C2より開放側であれば(S
27:YES)、現在位置(m)から目標位置(C2)
に移動するために必要な駆動パルス数(k)をS28に
て計算する。もしも可動絞り25の現在位置(m)が目
標位置(C2)あるいはそれより絞られた位置であれば
(S27:NO)、目標位置に絞りを移動するのは絞り
を開くことになってしまうため、駆動パルス数(k)に
所定値P1(例えば10パルス)を設定し(S29)、
可動絞り25を絞り込む方向に所定量(P1)だけ駆動
するようにしている。
【0044】以上のようにして駆動パルス数kを設定し
た後、ステップモータ253にパルス(kパルス)を与
えて可動絞り25を回転させる(S30)。S17〜S
29はステップモータ253を逆転させる制御であるた
め、kパルスをステップモータ25に与えることによ
り、可動絞り25は絞り込む方向に回転する。S31で
は、kパルスをステップモータ253に与えたことによ
り変わった現在位置mを更新する。
【0045】S19においてNOと判定された場合、す
なわち、輝度信号値が変数vb以下(基準輝度信号値以
下)の場合には、ハレーションは発生していないため、
図11に示す駆動パルステーブルを利用して、輝度信号
値と参照値との差に応じた駆動パルスkを設定する(S
32)。
【0046】S33では、絞り過ぎにより画像がブラッ
クアウトするのを防ぐため、現在位置(m)が所定位置
C3よりも開放側にあるかどうかを判定する。なお、例
えばC3=30である。ここで、可動絞りの現在位置m
が所定位置C3よりも開放側にあれば(S33:YE
S)、次に駆動パルス数kがある一定値P3より多いか
否かを判定する。ここで、例えばP3=20である。も
しも駆動パルス数kが上記P3よりも大きい場合には、
当該量可動絞り25を駆動することにより可動絞り25
の位置mがC3より絞られた位置になるかどうかを判定
する(S35)。もしも、駆動パルス数kだけステップ
モータ253を駆動することにより、絞り位置がC3よ
り絞られた位置に移動すると判断された場合には(S3
5:YES)、駆動パルス数kをk=m−C3として、
移動位置をC3の位置に設定する(S36)。
【0047】もしもS35において、駆動パルス数kを
与えた結果絞り位置がC3の位置もしくはそれより開放
側に位置すると判断される場合には(S35:NO)、
駆動パルス数kの変更は行わない。また、S34におい
て、駆動パルス数kが一定値P3以下の場合にも(S3
4:NO)、駆動パルス数kの変更は行わない。
【0048】S33において、現在位置mが所定位置C
3と一致しているかそれよりも絞り込まれた位置にある
と判断された場合には(S33:NO)、S37におい
て駆動パルス数kを所定値P2とする。ここで、P2は
例えば、P2=2という比較的小さな値である。
【0049】以上のようにして、ハレーションが起きて
いない場合に、S32〜S37において駆動パルス数k
が設定されると、処理は図9のS30へ進み、ステップ
モータ253を駆動し(S30)、現在位置mを更新す
る。
【0050】図8のS15において、輝度信号値が参照
値以下であると判定された場合には(S15:NO)、
図11のS38へ処理が進む。ここではまず、輝度信号
値が目標値である参照値よりも小さく可動絞り25を開
放側へ駆動する必要があるため、ステップモータ253
へ正転信号を送る(S38)。次に、輝度信号値と参照
値との差に基づいて、図12の駆動パルステーブルを参
照して、駆動パルス数kを設定する(S39)。
【0051】次に、設定された駆動パルス数kをステッ
プモータ253に与え(S40)た後、現在位置mを更
新する(S41)。S41においては、ステップモータ
253が駆動パルス数kに対応する量だけ正転されたた
め、現在位置mに駆動パルス数kを加えたものを新たな
現在位置としている。
【0052】なお、上記の実施の形態においては、単一
の駆動パルステーブルを用いて駆動パルス数kを設定し
ているが、内視鏡の種類によっては、可動絞りの駆動量
を変えた方がよい場合がある。内視鏡1の種類は、RO
M23より取得することができるため、あらかじめ種々
の内視鏡に対応したテーブルを光源装置20のROM3
3に格納しておけば、CPU31が取得した、接続され
ている内視鏡1に対応したテーブルを用いることで、よ
り応答の良い絞り制御装置を実現することができる。あ
るいは、利用者が、複数のテーブルから任意のテーブル
を選択できる構成として、絞り制御装置の特性を自由に
設定できるようにしても良い。また、内視鏡1固有のテ
ーブルを当該内視鏡1のROM23に格納しておき、そ
のテーブルを用いて駆動パルス数kを設定するようにし
ても良い。さらには、各定数(C1〜P3)も接続され
た内視鏡に対応した値を用いるようにしても良い。
【0053】本実施の形態においては、可動絞り25の
形状はU字型の絞りを用い、ステップモータにより可動
絞りを回転させて光量の調整を行っているが、本発明は
この構成に限らず、様々な構造の絞りに適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電子内視鏡システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態の可動絞りの斜視図である。
【図3】実施の形態の可動絞りの正面図である。
【図4】実施の形態の絞り駆動回路のブロック図であ
る。
【図5】実施の形態の制御回路のブロック図である。
【図6】明るさ指数と参照値との関係を示すテーブルで
ある。
【図7】実施の形態のメインプログラムの内容を示すフ
ローチャートである。
【図8】図9〜11と共に実施の形態の駆動パルス制御
のための割り込み処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図9】図8、10、11と共に実施の形態の駆動パル
ス制御のための割り込み処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図10】図8、9、11と共に実施の形態の駆動パル
ス制御のための割り込み処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図11】図9〜10と共に実施の形態の駆動パルス制
御のための割り込み処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【図12】可動絞りを駆動する時に参照されるテーブル
である。
【符号の説明】
100 電子内視鏡システム 1 内視鏡 20 光源装置 21 映像信号処理部 23 EEPROM 27 ランプ制御回路 25 可動絞り 28 絞り駆動回路 30 制御部 33 ROM 253 ステップモータ 282 パルス制御回路部 283 モータ駆動回路部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】なお、前記所定位置は、前記参照値により
異なるようにしてもよい(請求項2)。すなわち、参照
値が低い場合には、より絞り込んだ位置することによ
り、絞り制御の応答を良くすることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】図4は絞り駆動回路28を示すブロック図
である。絞り駆動回路28は、パルス制御回路部28
とモータ駆動回路部28とを含んでいる。パルス制御
回路部28は、後述する入出力ポート41を介して制
御部30から、可動絞り25を閉じるための逆転又は開
くための正転のいずれかを指示する方向指示信号と、回
転量に対応する駆動パルス信号とを受けて、ステップモ
ータ253に与える駆動パルスを設定する。そしてモー
タ駆動回路部28は、パルス制御回路部28から入
力されるパルス信号に従って、ステップモータ253を
駆動するための駆動パルスを出力する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】図7は、マイコン制御部30のROM33
に格納されたメインプログラムの内容を示している。図
7において、Sは処理ステップを示す。メインプログラ
ムでは、各回路の初期設定、各変数、絞り位置の初期設
定、など各種の初期設定を行ったあと(S1)、パネル
スイッチ201の状態に対応した処理、例えばポンプの
オン・オフなどの処理が実行される(S2)。次に、キ
ーボード202からの入力に対応した処理、例えば、キ
ーボード202から入力された文字をモニタに表示する
などの処理が行われ(S3)、ランプ制御回路27関連
の処理、たとえば、パネルスイッチ201の走査による
ランプのオン・オフや点灯中のランプの状態の監視など
を行う(S4)。次に、内視鏡1側に関連する処理(S
5)が実行される。ここでは、例えば、内視鏡が光源装
置に接続されたとき、内視鏡のROMの内容を読み出し
て内視鏡名などをモニタに表示するなどの処理が行われ
る。次に、日付及び時刻等をモニタ49に表示するため
の処理(S6)、そして、その他の処理、例えば、光源
装置20に接続された周辺装置(VCR(ビデオカセッ
トレコーダ)やビデオプリンタなど)の制御など、種々
の処理が実行される(S7)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプと内視鏡のライトガイド入射
    端面との間において照明光路を任意量遮ることができる
    可動絞りをモータによって駆動する電子内視鏡システム
    の絞り制御装置であって、 内視鏡の観察画面の明るさを繰り返し検出し輝度信号値
    として出力する輝度検出手段と、 前記輝度信号値の検出時に、前記観察画面の明るさを参
    照値に近づけるための駆動信号を前記モータに与える制
    御手段と、を有し、 前記制御手段は、前記輝度信号値が所定値以上の時は、
    前記可動絞りを所定位置まで駆動することを特徴とする
    電子内視鏡システムの絞り制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定位置は、前記参照値により異な
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡システ
    ムの絞り制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定値は、使用されている内視鏡に
    より異なることを特徴とする請求項1または2に記載の
    電子内視鏡システムの絞り制御装置。
  4. 【請求項4】 前記モータはステップモータであり、前
    記駆動信号は駆動パルスであることを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の電子内視鏡システムの絞り
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記駆動パルスのパル
    ス数が所定数以上の時には、前記可動絞りが所定の絞り
    位置以上に絞り込まれないよう前記可動絞りを駆動制御
    することを特徴とする請求項4のいずれかに記載の電子
    内視鏡システムの絞り制御装置。
  6. 【請求項6】 前記輝度検出手段は、前記輝度信号値を
    所定のサイクルで繰り返し検出することを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の電子内視鏡システムの
    絞り制御装置。
  7. 【請求項7】 光源ランプと内視鏡のライトガイド入射
    端面との間において照明光路を任意量遮ることができる
    可動絞りをステップモータによって駆動する電子内視鏡
    システムの絞り制御装置であって、 内視鏡の観察画面の明るさを所定のサイクルで繰り返し
    検出し輝度信号値として出力する輝度検出手段と、 前記輝度信号値の検出毎に、前記観察画面の明るさを参
    照値に近づけるための駆動パルスを前記ステップモータ
    に与える制御手段と、を有し、 前記制御手段は、前記駆動パルスのパルス数が所定値以
    上の時には、前記可動絞りが所定の位置以上絞り込まれ
    ないよう前記可動絞りを駆動制御することを特徴とする
    電子内視鏡システムの絞り制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058639A (ja) * 2000-06-06 2002-02-26 Asahi Optical Co Ltd ハレーションを防ぐ自動調光機能を備えた電子内視鏡装置
JP2005245553A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Pentax Corp 明るさ調整処理可能な電子内視鏡装置のビデオスコープ
US7232410B2 (en) 2001-10-30 2007-06-19 Olympus Corporation Adjusting method for endoscope systems

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