JP3431297B2 - 内視鏡用光源装置の絞り制御装置 - Google Patents

内視鏡用光源装置の絞り制御装置

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JP3431297B2
JP3431297B2 JP20068294A JP20068294A JP3431297B2 JP 3431297 B2 JP3431297 B2 JP 3431297B2 JP 20068294 A JP20068294 A JP 20068294A JP 20068294 A JP20068294 A JP 20068294A JP 3431297 B2 JP3431297 B2 JP 3431297B2
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正 高橋
良二 本田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光源ランプと内視鏡
のライトガイド入射端面との間において照明光路を任意
量遮ることができる可動絞りを、ステップモータによっ
て駆動するようにした内視鏡用光源装置の絞り制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡のライトガイドに入射させる照明
光の光線束の面積を自動調整するために、光源ランプと
ライトガイド入射端面との間に設けた可動絞りをステッ
プモータによって駆動するようにした絞り制御装置が知
られている。
【0003】そのような装置においては、マイクロコン
ピュータによる制御処理によって、内視鏡観察映像の明
るさを示す輝度信号を短いサイクルで繰り返し検知し
て、その輝度信号検知の度に一定数の駆動パルスをステ
ップモータに与えて可動絞りを駆動し、輝度信号値を所
定値に近づけるようにしている。
【0004】そして、輝度信号値が所定値からずれたと
きは、検知と駆動の制御処理を何回か繰り返すことによ
って輝度信号値が所定値に収束され、内視鏡観察映像の
明るさが適正値に自動調整される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ステップモー
タに対して一回の制御処理毎に与えられる駆動パルス数
を少なく設定すると可動絞りの移動速度がゆっくりにな
って応答速度が遅くなってしまい、逆に一回のパルス数
を多く設定すると、輝度信号値が所定値に収束できなく
て可動絞りがハンチングを起こしてしまう場合がある。
【0006】そこで、ステップモータに対して一回の制
御処理毎に与えられる駆動パルス数は、諸条件を考慮し
て最も好ましい値に設定されているが、最適値は使用さ
れる内視鏡の種類によって大きく相違し、またその時々
の使用条件によっても大きく相違する。
【0007】したがって従来は、ステップモータに対し
て一回の制御処理毎に与えられる駆動パルス数をどのよ
うに設定しても、条件によっては可動絞りの応答速度が
遅過ぎたり、ハンチングが発生することがあった。
【0008】そこで本発明は、使用条件が変わってもス
テップモータで駆動される可動絞りの応答遅れやハンチ
ングが発生しない内視鏡用光源装置の絞り制御装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用光源装置の絞り制御装置は、光源
ランプと内視鏡のライトガイド入射端面との間において
照明光路を任意量遮ることができる可動絞りをステップ
モータによって駆動するようにした内視鏡用光源装置の
絞り制御装置であって、内視鏡観察映像の輝度信号を短
いサイクルで繰り返し検知して、その度に、上記輝度信
号値を所定値に近づけるための駆動パルスを上記ステッ
プモータに与えるようにしたものにおいて、マイクロコ
ンピュータによる制御処理によって、上記可動絞りがハ
ンチングを起こしているか否かを監視して、上記可動絞
りがハンチングを起こしているときは上記ステップモー
タに与える駆動パルスを少なくするか上記ステップモー
タに対して駆動パルスを与えないようにしたことを特徴
とする。
【0010】なお、上記マイクロコンピュータが、上記
輝度信号値を複数サイクルにわたって記憶して、その記
憶値から上記可動絞りのハンチングの有無を判定しても
よく、或いは、上記マイクロコンピュータが、上記ステ
ップモータの正逆回転の状態を複数サイクルにわたって
記憶して、その記憶したステップモータの回転状態から
上記可動絞りのハンチングの有無を判定してもよい。
【0011】また、上記マイクロコンピュータが、上記
輝度信号値と上記ステップモータの正逆回転の状態とを
複数サイクルに渡って記憶して、その輝度信号値とステ
ップモータの正逆回転の状態とから上記可動絞りのハン
チングの有無を判定してもよい。
【0012】そして、上記マイクロコンピュータは、上
記ステップモータに与える駆動パルスを少なくするか上
記ステップモータに対して駆動パルスを与えていない状
態のときに、内視鏡観察映像の輝度信号値と所定値との
差が設定値以上になったら上記ステップモータに対して
所定の駆動パルスを与えることを再開するようにすると
よい。
【0013】また、上記マイクロコンピュータは、上記
ステップモータに与えたパルスモータ駆動信号に対応し
た輝度信号値の変化がない場合に、輝度信号値と参照値
の差が設定値を越えている時は上記ステップモータに所
定のパルス数の駆動パルスを与え、輝度信号値と参照値
の差が上記設定値内にある時は上記ステップモータに対
して駆動パルスを与えないか又は少ないパルス数の駆動
パルスを与えるようにしてもよい。
【0014】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は内
視鏡1と光源装置兼ビデオプロセッサ20の全体構成を
略示しており、電子式内視鏡1の挿入部の先端には、対
物レンズ2による被写体の結像位置に例えば電荷結合素
子(CCD)からなる固体撮像素子3が配置され、その
観察範囲を照明するための照明用ライトガイドファイバ
バンドル4の射出端に面して、照明光の配光角を広げて
被写体に照射するための照明レンズ5が配置されてい
る。
【0015】光源装置兼ビデオプロセッサ20に着脱自
在に接続される内視鏡1のコネクタ部6には、固体撮像
素子3に入出力される信号を伝達する信号線を光源装置
兼ビデオプロセッサ20側に接続するための電気コネク
タ7や、ライトガイドファイババンドル4の入射端など
が配置されている。
【0016】光源装置兼ビデオプロセッサ20内には、
固体撮像素子3から送られてくる映像信号を処理するた
めの映像信号処理部21の他、ライトガイドファイババ
ンドル4に供給する照明光を発生するための光源ランプ
22などが設けられている。映像信号処理部21の出力
端にはTVモニタ49が接続され、内視鏡観察映像がこ
のTVモニタ49に表示される。
【0017】ライトガイドファイババンドル4の入射端
と光源ランプ22との間には、光源ランプ22から放射
された照明光をライトガイドファイババンドル4の入射
端面に収束させるための集光レンズ24が配置されてい
る。
【0018】また、光源ランプ22と集光レンズ24と
の間には、その間の照明光路を任意量遮ってライトガイ
ドファイババンドル4に入射する照明光線束の面積を変
えることができるように可動絞り25が配置されてお
り、この可動絞り25はステップモータ26によって駆
動される。
【0019】23は、いわゆるRGB面順次撮像用の照
明を行うために、赤(R)、緑(G)、青(B)の三色
のフィルタを順に照明光路中に挿入するように、一定速
度で回転駆動されるRGB回転フィルタである。
【0020】光源ランプ22を駆動するランプ制御回路
27、可動絞り25を駆動する絞り駆動回路28、及び
RGB回転フィルタ23を駆動する回転フィルタ駆動回
路29などは、光源装置兼ビデオプロセッサ20内に設
けられたマイコン(マイクロコンピュータ)制御部30
によって動作が制御される。
【0021】図2は可動絞り25を示しており、薄板を
U字状の断面に折り曲げて、その底面中央に連結した回
転軸251を照明光軸に対して垂直に配置し、ステップ
モータ26により回転駆動されるようになっている。
【0022】図3は、可動絞り25を照明光軸方向から
見た状態を示しており、図3に示されるように、可動絞
り25の板面が照明光軸と平行になっている時は照明光
路Lはほとんど遮られない。
【0023】この状態から、ステップモータ26により
駆動される可動絞り25の回転角に対応して照明光路L
が次第に遮られて、ライトガイドファイババンドル4に
入射する照明光線束が減らされる。
【0024】図4は絞り駆動回路28を示しており、パ
ルス制御回路部281とモータ駆動回路部282とを含
んでいる。そのうち、パルス制御回路部281は、後述
する入出力ポート41を介してマイコン制御部30か
ら、可動絞り25を閉じるための正転又は開くための逆
転のいずれかを指示する指示信号と駆動パルス信号とを
受けて、ステップモータ26に与える駆動パルスを設定
する。そしてモータ駆動回路部282は、パルス制御回
路部281から入力されるパルス信号にしたがって、ス
テップモータ26を駆動するための駆動パルスを出力す
る。
【0025】図5は、マイコン制御部30とその周辺を
示しており、マイコン制御部30では、演算処理を行う
ための中央演算装置(CPU)31に接続されたシステ
ムバス32に、プログラムなどを格納した読み出し専用
メモリ(ROM)33、ランダムアクセスメモリ(RA
M)34及びリアルタイムクロック(RTC)35など
が接続されている。
【0026】また、システムバス32に接続されたCR
Tコントーラ(CRTC)37を通して、ビデオ用ラン
ダムアクセスメモリ(ビデオRAM)36に格納された
表示用文字データと、映像信号処理部21から出力され
る映像データとが合成されてTVモニタ49に出力され
る。
【0027】光源装置兼ビデオプロセッサ20のパネル
スイッチ201、光源ランプ22を制御するためのラン
プ制御回路27及び外部のキーボード202は、各々入
出力ポート38,39及び40を介してシステムバス3
2に接続されている。
【0028】パネルスイッチ201には、可動絞り25
を動作させることによって行われる観察画面の明るさ調
節を、自動または手動のいずれで行うかを選択する自/
手切り換えスイッチや、観察画面の明るさを例えば
「1」から「10」の10段階の明るさ指数によって調
整するための、明るさアップスイッチとダウンスイッチ
などが配置されている。
【0029】絞り駆動回路28への信号出力は入出力ポ
ート41を介して行われ、映像信号処理部21から取り
出された観察画面の明るさを示す輝度信号が、アナログ
デジタル変換器42において例えば0〜255の範囲で
デジタル信号に変換されてマイコン制御部30に入力さ
れる。
【0030】図6は、パネルスイッチ201のスイッチ
によって調整される観察画面の「1」から「10」の1
0段階の明るさ指数に対応させるようにROM33に格
納された参照値を示しており、マイコン制御部30内で
はこのように1〜10の明るさ指数が16〜161の参
照値に変換される。
【0031】図7は、マイコン制御部30のROM33
に格納されたメインプログラムの内容を示しており、S
は処理ステップを示す。ここでは、所定の初期設定を行
ったあと(S1)、パネルスイッチ201によって設定
された処理(S2)、キーボード202からの入力処理
(S3)、ランプ制御回路27関連の処理(S4)、内
視鏡1側に関連する処理(S5)、日付及び時刻等の表
示の処理(S6)及びその他の処理(S7)を順に繰り
返す。
【0032】図8及び図9は、内視鏡観察映像の明るさ
を、常に設定された明るさ指数に対応したものに自動調
整するために、可動絞り25を駆動するステップモータ
26の動作制御をするための第1の実施例の制御フロー
図である。
【0033】この制御は、例えば0.005秒に一回の
間隔で定期的に実行される割り込み処理によって実行さ
れ、一回の制御処理によってステップモータ26に与え
られる駆動パルス数は例えば1〜2パルスと少ない。
【0034】この発明の各実施例においては、四つのデ
ジタル変数q1〜q4が次のように用いられる。q1
は、輝度信号値が参照値より大きいか小さいかの状態を
8回分記憶するための8ビットの変数であり、q1の最
下位ビット(q1L)を、参照値より大きい時はq1L
0、参照値より小さい時はq1L=1とする。
【0035】q1の各ビットは、図10に例示されるよ
うに、毎回の処理毎に左へ1ビットずつシフトして、左
端の最上位のビットは次回の処理時にははみ出すので捨
てられる。
【0036】q2は、ステップモータ26の正逆転の状
態を8回分記憶するための8ビットの変数であり、q2
の最下位ビット(q2L)を、正回転の時はq2L=0、
逆回転の時はq2L=1とする。
【0037】なお、q2L=0はステップモータ26に
駆動パルスを与えない場合も含む。q2の各ビットは、
q1と同様に、毎回の処理毎に左へ1ビットずつシフト
し、左端の最上位のビットは次回の処理時には捨てられ
る。
【0038】q3は、可動絞り25がハンチング状態か
否かを示す変数であり、正常時はq3=0、一回の制御
処理でステップモータ26に与える駆動パルス数が多い
ときにハンチングが発生する場合はq3=1、一回の制
御処理でステップモータ26に与える駆動パルス数が少
ない時にハンチングが発生する場合はq3=2とする。
【0039】q4は、ステップモータ26に最後に与え
た駆動パルスの正逆転を示し、q4=0は正回転、q4
=1は逆回転を示す。このような変数のうち、q1又は
q2の各ビットが、「0」と「1」が交互になっている
と、可動絞り25がハンチング状態であるとみなすもの
とする。
【0040】図8及び図9に示される第1の実施例の制
御処理では、まず内視鏡映像の輝度信号を入力する(S
11)。そして次に、ハンチング状態、即ちq3=1で
あるかどうかを判定する(S12)。
【0041】そしてq3=1の場合には、パネルスイッ
チ201によって調整される明るさ指数によって決めら
れた参照値と輝度信号値との差が設定値(例えば
「8」)より大きくない時はそのまま割り込み処理を終
了する(S13)。
【0042】S13で、差が予め設定された設定値より
大きい時はq3=0にして、次回の処理ではステップモ
ータ26に駆動信号が与えられるようにしてから、割り
込み処理を終了する(S14)。
【0043】S12で、q3=1でない(この実施例で
はq3=0)場合には、輝度信号値と参照値との大小を
比較し(S15)、輝度信号値の方が参照値より大きい
時はq1L=0、q2L=0にして(S16)、ステップ
モータ26に正転信号を送り(S17)、輝度信号値の
方が参照値より大きくない時はq1L=1、q2L=1に
して(S18)、ステップモータ26に逆転信号を送る
(S19)。
【0044】なお、正転信号と逆転信号は、S27にお
いてステップモータ26に駆動パルスが送られた時の回
転方向を決めるものであって、S17又はS19の段階
でステップモータ26が回転するわけではない。
【0045】次に、変数q1及びq2の各ビットの内容
をチェックして、その少なくともいずれか一方で「1」
と「0」が交互に配列されている場合には可動絞り25
にハンチングが発生していると判定する(S20)。な
お、q1又はq2のいずれか一方だけから判定してもよ
い。
【0046】そして、可動絞り25にハンチングの発生
がないと判定された場合にはそのままS22に進み、ハ
ンチングの発生ありと判定された場合には、q1=0、
q2=0、q3=1としてS22に進む(S21)。
【0047】S22では、輝度信号値と参照値との差を
予め設定された許容値(例えば3)と比較し、その差が
許容値内であればステップモータ26に駆動パルスを与
えないので、q2L=0にして割り込み処理を終了する
(S23)。なお、ここでは変数q2の各ビットのシフ
トは行わない。
【0048】輝度信号値と参照値との差が許容値外の場
合には、q2L=0の時はq4を正転即ちq4=0にし
(S24,S25)、q2L=1の時はq4を逆転即ち
q4=1にして(S26)、絞り駆動回路28に所定数
(例えば1〜2パルス)の駆動パルスを送ってステップ
モータ26を駆動した後、割り込み処理を終了する(S
27)。
【0049】なお、S24〜S26の処理は、次の図1
1に示される第2の実施例の制御処理において活用され
る処理であり、図8及び図9のみの制御処理では有効に
作用していない。
【0050】図11は第2の実施例の制御処理フロー図
であり、第1の実施例と同様に、この制御は、例えば
0.005秒に一回の間隔で定期的に実行される割り込
み処理によって実行され、一回の制御処理によってステ
ップモータ26に与えられる駆動パルス数は例えば1〜
2パルスと少ない。
【0051】ここでは、まず輝度信号を入力する(S3
1)。そして次に、q4が「0」か「1」か、即ち前回
の制御が正転か逆転かを判定する(S32)。そして、
可動絞り25を閉じ方向に駆動する正転即ちq4=0の
場合には、輝度信号値が減少している時は(S33)図
8及び図9の処理と同じ制御処理を行う(S34)。
【0052】輝度信号値が減少していなくて且つ輝度信
号値と参照値との差が設定値より大きい時も図8及び図
9の処理と同じ制御処理を行い、輝度信号値が減少して
いなくて輝度信号値と参照値との差が設定値より大きく
ない時はそのまま割り込み処理を終了する(S35)。
【0053】また、S32で可動絞り25を開き方向に
駆動する逆転即ちq4=1の場合には、輝度信号値が増
加している時は(S36)図8及び図9の処理と同じ制
御処理を行って割り込み処理を終了する(S34)。
【0054】輝度信号値が増加していなくて且つ輝度信
号値と参照値との差が設定値より大きい時も図8及び図
9の処理と同じ制御処理を行い、輝度信号値が増加して
いなくて輝度信号値と参照値との差が設定値より大きく
ない時はそのまま割り込み処理を終了する(S37)。
【0055】なお、図8及び図9の処理と同じ制御処理
とは、S11〜S27で実行される制御処理のことであ
り、S34内でさらに割り込み処理が行われることを意
味するものではない。
【0056】この第2の実施例の制御処理によれば、可
動絞り25とステップモータ26の機構系の動作遅れ等
により、マイコン制御部30が絞り駆動回路28に与え
たパルスモータ駆動信号に対応した輝度信号値の変化が
ない場合に、輝度信号値と参照値の差がある設定値を越
えていると絞り駆動回路28に駆動信号が出力される。
輝度信号値と参照値の差がその設定値内にあれば駆動信
号の出力は不要なので行われない。
【0057】図12及び図13は第3の実施例の制御処
理フロー図であり、この制御は、第1及び第2のの実施
例より遅いサイクルで、例えば0.03秒に一回の間隔
で定期的に実行される割り込み処理によって実行され、
一回の制御処理によってステップモータ26に与えられ
る駆動パルス数は例えば5〜10パルスと多い。
【0058】 この制御処理では、まず内視鏡映像の輝
度信号を入力する(S41)。そして次に、ハンチング
状態、即ちq3=2であるかどうかを判定する(S4
2)。そしてq3=の場合には、明るさ指数によって
決められた参照値と輝度信号値との差が設定値(例えば
「8」)より大きくない時はそのまま割り込み処理を終
了する(S43)。
【0059】S43で差が予め設定された設定値より大
きい時はq3=0にして、次回の処理ではステップモー
タ26に駆動信号が与えられるようにしてから、割り込
み処理を終了する(S44)。
【0060】S42で、q3=2でない(即ちq3=0
又は1)場合には、輝度信号値と参照値との大小を比較
し(S45)、輝度信号値の方が参照値より大きい時は
q1 L=0、q2L=0にして(S46)、ステップモー
タ26に正転信号を送り(S47)、輝度信号値の方が
参照値より大きくない時はq1L=1、q2L=1にして
(S48)、ステップモータ26に逆転信号を送る(S
49)。
【0061】そして、変数q1及びq2の各ビットの内
容をチェックして、その少なくともいずれか一方で
「1」と「0」が交互に配列されている場合には可動絞
り25にハンチングが発生していると判定する(S5
0)。なお、q1又はq2のいずれか一方だけから判定
してもよい。
【0062】そこで可動絞り25にハンチングの発生が
ないと判定された場合にはそのままS55に進み、ハン
チングの発生ありと判定された場合には、q1=0、q
2=0として(S51)、さらにq3=0の場合はq3
=1にし(S52,S53)、q3=1の場合はq3=
2にしてS55に進む(S54)。
【0063】S55では、輝度信号値と参照値との差を
予め設定された許容値(例えば3)と比較し、その差が
許容値内であればステップモータ26に駆動パルスを与
えないので、q2L=0にして割り込み処理を終了する
(S56)。なお、ここでは変数q2の各ビットのシフ
トは行わない。
【0064】輝度信号値と参照値との差が許容値外の場
合には、q2L=0の時はq4を正転即ちq4=0にし
(S57,S58)、q2L=1の時はq4を逆転即ち
q4=1にする(S59)。
【0065】そして、q3=0即ちハンチングがない場
合は絞り駆動回路28に通常の5〜10パルスの駆動パ
ルスを絞り駆動回路28に送ってステップモータ26を
駆動する(S60,S61)。
【0066】 S60でq3≠0即ちハンチングが発生
している場合には、絞り駆動回路28に通常より少ない
例えば1〜2パルスの駆動パルスを絞り駆動回路28に
送ってステップモータ26を駆動して(S62)、割り
込み処理を終了する。
【0067】なおこの実施例においても、S57〜S5
9の処理は、次の図14に示される第4の実施例の場合
に活用される制御処理であり、図12及び図13のみの
制御処理では有効に作用していない。
【0068】図14は第4の実施例の制御処理フロー図
であり、この制御は例えば0.005〜0.01秒に一
回の間隔で定期的に実行される割り込み処理によって実
行され、一回の制御処理によってステップモータ26に
与えられる駆動パルス数は例えば通常は5パルス程度、
少なくする際には1〜2パルスである。
【0069】ここでは、まず輝度信号を入力する(S7
1)。そして次に、q4が「0」か「1」か即ち前回の
制御が正転か逆転かを判定する(S72)。そして、可
動絞り25を閉じ方向に駆動する正転即ちq4=0の場
合には、輝度信号値が減少している時は(S73)図1
2及び図13の処理と同じ制御処理を行って割り込み処
理を終了する(S74)。
【0070】輝度信号値が減少していなくて且つ輝度信
号値と参照値との差が設定値より大きい時も図12及び
図13の処理と同じ制御処理を行い(S75)、輝度信
号値が減少していなくて輝度信号値と参照値との差が設
定値より大きくない時は図12及び後述する図15の処
理と同じ処理を行って割り込み処理を終了する(S7
6)。
【0071】また、S72で可動絞り25を開き方向に
駆動する逆転即ちq4=1の場合には、輝度信号値が増
加している時は(S77)図12及び図13の処理と同
じ制御処理を行って割り込み処理を終了する(S7
4)。
【0072】輝度信号値が増加していなくて且つ輝度信
号値と参照値との差が設定値より大きい時も図12及び
図13の処理と同じ制御処理を行い(S78)、輝度信
号値が増加していなくて輝度信号値と参照値との差が設
定値より大きくない時は、図12及び後述する図15の
処理と同じ処理を行って割り込み処理を終了する(S7
9)。
【0073】図15に示されるように、図12及び図1
5の処理とは、図12及び図13の処理からS60及び
S61が削除されたものであり、その他は図12及び図
13の処理と全く同じである。
【0074】この第4の実施例の制御処理によれば、可
動絞り25とステップモータ26の機構系の動作遅れ等
により、マイコン制御部30が絞り駆動回路28に与え
たパルスモータ駆動信号に対応した輝度信号値の変化が
ない場合に、輝度信号値と参照値の差がある設定値を越
えていると絞り駆動回路28に対して通常のパルス数の
駆動信号が出力され、輝度信号値と参照値の差がある設
定値内にあれば少ないパルス数の駆動信号が出力され
る。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、マイクロコンピュータ
による制御処理によって、可動絞りのハンチング現象の
発生をソフトウェア的に検出して、可動絞りがハンチン
グを起こしているときは、可動絞りを駆動するステップ
モータに与える駆動パルスを少なくするかステップモー
タに対して駆動パルスを与えないようにしたので、可動
絞りがハンチングを起こさない範囲でその応答速度をで
きる限り速くすることができる。
【0076】そしてマイクロコンピュータは、内視鏡映
像信号の輝度信号値又はステップモータの正逆回転の状
態から可動絞りのハンチングの有無を判定するので、ス
テップモータを制御する実行処理の時間間隔や一回の処
理でステップモータに与える駆動パルス数などが使用条
件に適切に合っていなくても、ハンチング現象を起こさ
ずに可動絞りの動作を制御することができる。
【0077】また、請求項6に記載の発明によれば、機
構系の動作遅れがあっても、可動絞りがハンチングを起
こさないようにしてその応答速度をできる限り速くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示す略示図である。
【図2】実施例の可動絞りの斜視図である。
【図3】実施例の可動絞りの正面図である。
【図4】実施例の絞り駆動回路のブロック図である。
【図5】実施例のマイコン制御部のブロック図である。
【図6】実施例の明るさ指数を参照値に変換する際の対
応値を示す図表である。
【図7】実施例のメインプログラムの内容を示すフロー
図である。
【図8】第1の実施例のステップモータ制御のための割
り込み処理の内容を示すフロー図である。
【図9】第1の実施例のステップモータ制御のための割
り込み処理の内容を示すフロー図である。
【図10】実施例に用いられる変数q1の説明図であ
る。
【図11】第2の実施例のステップモータ制御のための
割り込み処理の内容を示すフロー図である。
【図12】第3の実施例のステップモータ制御のための
割り込み処理の内容を示すフロー図である。
【図13】第3の実施例のステップモータ制御のための
割り込み処理の内容を示すフロー図である。
【図14】第4の実施例のステップモータ制御のための
割り込み処理の内容を示すフロー図である。
【図15】第4の実施例のステップモータ制御のための
割り込み処理の内容を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 25 可動絞り 26 ステップモータ 30 マイコン制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−31115(JP,A) 特開 平5−150154(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/26 A61B 1/00 300 A61B 1/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源ランプと内視鏡のライトガイド入射端
    面との間において照明光路を任意量遮ることができる可
    動絞りをステップモータによって駆動するようにした内
    視鏡用光源装置の絞り制御装置であって、内視鏡観察映
    像の輝度信号を短いサイクルで繰り返し検知して、その
    度に、上記輝度信号値を所定値に近づけるための駆動パ
    ルスを上記ステップモータに与えるようにしたものにお
    いて、 マイクロコンピュータによる制御処理により、上記ステ
    ップモータの正逆回転の状態を複数サイクルにわたって
    記憶してその複数サイクルの記憶値を所定のパターン値
    と比較することにより上記可動絞りのハンチングの有無
    を判定し、上記可動絞りがハンチングを起こしていると
    きは上記ステップモータに与える駆動パルスを少なくす
    るか上記ステップモータに対して駆動パルスを与えない
    ようにしたことを特徴とする内視鏡用光源装置の絞り制
    御装置。
  2. 【請求項2】上記マイクロコンピュータは、上記ステッ
    プモータに与える駆動パルスを少なくするか上記ステッ
    プモータに対して駆動パルスを与えていない状態のとき
    に、内視鏡観察映像の輝度信号値と所定値との差が設定
    値以上になったら上記ステップモータに対して所定の駆
    動パルスを与えることを再開する請求項1記載の内視鏡
    用光源装置の絞り制御装置。
  3. 【請求項3】上記マイクロコンピュータは、上記ステッ
    プモータに与えたパルスモータ駆動信号に対応した輝度
    信号値の変化がない場合に、輝度信号値と参照値の差が
    設定値を越えている時は上記ステップモータに所定のパ
    ルス数の駆動パルスを与え、輝度信号値と参照値の差が
    上記設定値内にある時は上記ステップモータに対して駆
    動パルスを与えないか又は少ないパルス数の駆動パルス
    を与える請求項1又は2記載の内視鏡用光源装置の絞り
    制御装置。
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