JPH1174829A - ポーリング方法、これを用いた移動無線システム及び無線装置 - Google Patents
ポーリング方法、これを用いた移動無線システム及び無線装置Info
- Publication number
- JPH1174829A JPH1174829A JP9234361A JP23436197A JPH1174829A JP H1174829 A JPH1174829 A JP H1174829A JP 9234361 A JP9234361 A JP 9234361A JP 23436197 A JP23436197 A JP 23436197A JP H1174829 A JPH1174829 A JP H1174829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- response
- station
- polling
- order
- mobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transceivers (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 応答不要な移動局による無駄な応答時間を削
減し、基地局における情報収集効率の向上を図る。 【解決手段】 基地局100は、ポーリングに先立ち、
応答要否情報生成部1051により、各移動局200毎
のポーリング応答の要否に関する応答要否情報を生成
し、制御部105は該応答要否情報を含むポーリング信
号を無線部102、アンテナ101を通じて送信する。
各移動局200は、受信したポーリング信号中の応答要
否情報を基に応答要否情報判断部2051で自局の応答
の要否を判定し、応答が必要とされている場合は、更に
応答順番決定部2052により自局の前の応答不要な移
動局200の数分だけつめた自局の応答順番を決定し、
該応答順番に従って応答信号を基地局100に送信す
る。
減し、基地局における情報収集効率の向上を図る。 【解決手段】 基地局100は、ポーリングに先立ち、
応答要否情報生成部1051により、各移動局200毎
のポーリング応答の要否に関する応答要否情報を生成
し、制御部105は該応答要否情報を含むポーリング信
号を無線部102、アンテナ101を通じて送信する。
各移動局200は、受信したポーリング信号中の応答要
否情報を基に応答要否情報判断部2051で自局の応答
の要否を判定し、応答が必要とされている場合は、更に
応答順番決定部2052により自局の前の応答不要な移
動局200の数分だけつめた自局の応答順番を決定し、
該応答順番に従って応答信号を基地局100に送信す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AVMシステム
(オート・ビークル・モニタリング・システム)等の移
動無線システムにおいて、基地局から無線回線を通じて
各移動局のポーリングを行う際の情報収集効率の向上に
有用なポーリング方法、これを用いた移動無線システム
及び無線装置に関する。
(オート・ビークル・モニタリング・システム)等の移
動無線システムにおいて、基地局から無線回線を通じて
各移動局のポーリングを行う際の情報収集効率の向上に
有用なポーリング方法、これを用いた移動無線システム
及び無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、AVMシステム等の移動無線シ
ステムでは、基地局から複数の移動局に対して定期的ま
たは必要に応じてポーリングを実施し、当該各移動局の
現在の状況等を示す情報の収集を行うポーリング機能を
有するが、この機能は、通常、以下の如くの方法により
実現される。例えば、この種の移動無線システムは図6
に示す如くに構成され、基地局100では、自局が管轄
する無線ゾーンZ1、Z2をそれぞれ1グループとして当
該グループ別にポーリング信号Aを送信する。一方、基
地局100からのポーリング信号Aを受信した各グルー
プ(Z1、Z2)内のそれぞれの移動局200では、その
受信したポーリング信号Aに対し、予め設定された応答
順番で応答信号Bを送信する。
ステムでは、基地局から複数の移動局に対して定期的ま
たは必要に応じてポーリングを実施し、当該各移動局の
現在の状況等を示す情報の収集を行うポーリング機能を
有するが、この機能は、通常、以下の如くの方法により
実現される。例えば、この種の移動無線システムは図6
に示す如くに構成され、基地局100では、自局が管轄
する無線ゾーンZ1、Z2をそれぞれ1グループとして当
該グループ別にポーリング信号Aを送信する。一方、基
地局100からのポーリング信号Aを受信した各グルー
プ(Z1、Z2)内のそれぞれの移動局200では、その
受信したポーリング信号Aに対し、予め設定された応答
順番で応答信号Bを送信する。
【0003】図7は、この種の従来システムにおけるポ
ーリング動作の一例を示すタイミングチャートである。
基地局100から各グループの移動局200に対してポ
ーリングを行う場合、まず、この基地局100から上記
各グループ内の各移動局(便宜的に移動局1,〜,5と
する)に対してポーリング信号〔同図(a)〕を送信す
る。一方、ポーリング対象となるグループ内の各移動局
1,〜,5では、受信したポーリング信号に対する応答
順番が予め決められており、これら各移動局1,〜,5
が基地局100から送信された上記ポーリング信号を受
信すると、上記応答順番に従い、移動局1,移動局2,
移動局3,移動局4,移動局5の順番にそれぞれ上記ポ
ーリング信号に対する応答信号〔同図(b),(c),
(d),(e),(f)〕を送信する。
ーリング動作の一例を示すタイミングチャートである。
基地局100から各グループの移動局200に対してポ
ーリングを行う場合、まず、この基地局100から上記
各グループ内の各移動局(便宜的に移動局1,〜,5と
する)に対してポーリング信号〔同図(a)〕を送信す
る。一方、ポーリング対象となるグループ内の各移動局
1,〜,5では、受信したポーリング信号に対する応答
順番が予め決められており、これら各移動局1,〜,5
が基地局100から送信された上記ポーリング信号を受
信すると、上記応答順番に従い、移動局1,移動局2,
移動局3,移動局4,移動局5の順番にそれぞれ上記ポ
ーリング信号に対する応答信号〔同図(b),(c),
(d),(e),(f)〕を送信する。
【0004】ところで、上記ポーリングによる基地局1
00での情報収集の結果、例えば次に行おうとするポー
リングの要件から逸脱し、一時的にポーリングへの応答
が不要となる移動局が発生する場合も考えられる。従来
のポーリング方法によれば、このような場合にも、基地
局100では、上記応答不要な移動局も含む全ての移動
局からの応答の受け付けを経たポーリングを行わなけれ
ばならなかった。
00での情報収集の結果、例えば次に行おうとするポー
リングの要件から逸脱し、一時的にポーリングへの応答
が不要となる移動局が発生する場合も考えられる。従来
のポーリング方法によれば、このような場合にも、基地
局100では、上記応答不要な移動局も含む全ての移動
局からの応答の受け付けを経たポーリングを行わなけれ
ばならなかった。
【0005】例えば、図8は、移動局2と移動局4とが
応答不要な状況下でなされるポーリング動作のタイミン
グチャートを示している。この場合、基地局100から
のポーリング信号〔同図(a)〕を受信した後、各移動
局1,〜,5は予め設定されているそれぞれのタイミン
グで応答信号〔同図(b),(c),(d),(e),
(f)〕を送出する。
応答不要な状況下でなされるポーリング動作のタイミン
グチャートを示している。この場合、基地局100から
のポーリング信号〔同図(a)〕を受信した後、各移動
局1,〜,5は予め設定されているそれぞれのタイミン
グで応答信号〔同図(b),(c),(d),(e),
(f)〕を送出する。
【0006】ここで、移動局2と移動局4は、本来、応
答が不要であるにも拘わらず、自局の応答順番で応答信
号を送信するため、基地局100側から見た場合、応答
収集時間に応答不要な移動局による応答分の無駄な時間
が加わることになった。特に、絶えずポーリングを行っ
て移動局1,〜,5からの情報収集を行うシステムで
は、1回のポーリング毎に基地局100の応答収集時間
に不要な応答分の無駄時間が累積されていく結果、基地
局100での情報収集効率の低下が顕著であった。
答が不要であるにも拘わらず、自局の応答順番で応答信
号を送信するため、基地局100側から見た場合、応答
収集時間に応答不要な移動局による応答分の無駄な時間
が加わることになった。特に、絶えずポーリングを行っ
て移動局1,〜,5からの情報収集を行うシステムで
は、1回のポーリング毎に基地局100の応答収集時間
に不要な応答分の無駄時間が累積されていく結果、基地
局100での情報収集効率の低下が顕著であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のポーリング方法によれば、基地局からのポーリング信
号に対し、ポーリング対象の各移動局は、常に、予め設
定されている自局の応答順番で応答するようになってい
たため、基地局側から見て一時的に応答が不要な移動局
が発生した場合であっても、当該応答不要な移動局も含
めた全ての移動局からの応答を受け付けざるを得ず、そ
の応答不要な移動局の応答分の無駄な時間が加わること
で、基地局での情報収集効率が低下するという問題点が
あった。
のポーリング方法によれば、基地局からのポーリング信
号に対し、ポーリング対象の各移動局は、常に、予め設
定されている自局の応答順番で応答するようになってい
たため、基地局側から見て一時的に応答が不要な移動局
が発生した場合であっても、当該応答不要な移動局も含
めた全ての移動局からの応答を受け付けざるを得ず、そ
の応答不要な移動局の応答分の無駄な時間が加わること
で、基地局での情報収集効率が低下するという問題点が
あった。
【0008】本発明は上記問題点を除去し、基地局側で
一時的に応答が不要な移動局が発生した場合、この応答
不要な移動局の応答に係わる無駄な時間を削減し、基地
局における情報収集効率を向上させることができるポー
リング方法、これを用いた移動無線システム及び無線装
置を提供することを目的とする。
一時的に応答が不要な移動局が発生した場合、この応答
不要な移動局の応答に係わる無駄な時間を削減し、基地
局における情報収集効率を向上させることができるポー
リング方法、これを用いた移動無線システム及び無線装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、基地局からポーリング信号を送
信し、該ポーリング信号を受信した各移動局が自局の応
答順番に従って応答信号を送信する移動無線システムの
ポーリング方法において、前記基地局は、ポーリングに
対する前記各移動局毎の応答の要否を示す応答要否情報
を前記ポーリング信号に付加して送信し、前記移動局
は、受信した前記ポーリング信号中の前記応答要否情報
に基づき自局の応答順番を決定し、該応答順番に従って
前記応答信号を送信することを特徴とする。
に、請求項1の発明は、基地局からポーリング信号を送
信し、該ポーリング信号を受信した各移動局が自局の応
答順番に従って応答信号を送信する移動無線システムの
ポーリング方法において、前記基地局は、ポーリングに
対する前記各移動局毎の応答の要否を示す応答要否情報
を前記ポーリング信号に付加して送信し、前記移動局
は、受信した前記ポーリング信号中の前記応答要否情報
に基づき自局の応答順番を決定し、該応答順番に従って
前記応答信号を送信することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、移動局は、自局に関する前記応答要否情報が応答不
要を示す場合、応答順番の決定は行わず、自局に関する
前記応答要否情報が応答要を示す場合、他局に関する前
記応答要否情報を基に、予め設定されている自局の応答
順番に対する当該応答順番前の応答不要な他局数の減算
結果を自局の応答順番として決定することを特徴とす
る。
て、移動局は、自局に関する前記応答要否情報が応答不
要を示す場合、応答順番の決定は行わず、自局に関する
前記応答要否情報が応答要を示す場合、他局に関する前
記応答要否情報を基に、予め設定されている自局の応答
順番に対する当該応答順番前の応答不要な他局数の減算
結果を自局の応答順番として決定することを特徴とす
る。
【0011】請求項3の発明は、基地局からポーリング
信号を送信し、該ポーリング信号を受信した各移動局が
自局の応答順番に従って応答信号を送信する移動無線シ
ステムにおいて、前記基地局は、ポーリングに対する前
記各移動局毎の応答の要否を示す応答要否情報を生成す
る応答要否情報生成手段と、前記ポーリング信号に前記
応答要否情報を付加して送信する送信制御手段とを具備
し、前記移動局は、受信した前記ポーリング信号中の前
記応答要否情報に基づき自局の応答順番を決定する応答
順番決定手段と、前記応答順番決定手段により決定され
た応答順番に従って前記応答信号を送信する応答制御手
段とを具備することを特徴とする。
信号を送信し、該ポーリング信号を受信した各移動局が
自局の応答順番に従って応答信号を送信する移動無線シ
ステムにおいて、前記基地局は、ポーリングに対する前
記各移動局毎の応答の要否を示す応答要否情報を生成す
る応答要否情報生成手段と、前記ポーリング信号に前記
応答要否情報を付加して送信する送信制御手段とを具備
し、前記移動局は、受信した前記ポーリング信号中の前
記応答要否情報に基づき自局の応答順番を決定する応答
順番決定手段と、前記応答順番決定手段により決定され
た応答順番に従って前記応答信号を送信する応答制御手
段とを具備することを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、応答順番決定手段は、自局に関する前記応答要否情
報が応答要を示す場合、他局に関する前記応答要否情報
を基に、予め設定されている自局の応答順番から当該応
答順番前の応答不要な他局数を減算することにより自局
の応答順番を算出する応答順番算出手段により構成され
ることを特徴とする。
て、応答順番決定手段は、自局に関する前記応答要否情
報が応答要を示す場合、他局に関する前記応答要否情報
を基に、予め設定されている自局の応答順番から当該応
答順番前の応答不要な他局数を減算することにより自局
の応答順番を算出する応答順番算出手段により構成され
ることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、基地局からポーリング
信号を送信し、該ポーリング信号を受信した各移動局が
自局の応答順番に従って応答信号を送信する移動無線シ
ステムの前記基地局として用いられる無線装置におい
て、ポーリングに対する前記各移動局毎の応答の要否を
示す応答要否情報を生成する応答要否情報生成手段と、
前記ポーリング信号に前記応答要否情報を付加して送信
する送信制御手段とを具備することを特徴とする。
信号を送信し、該ポーリング信号を受信した各移動局が
自局の応答順番に従って応答信号を送信する移動無線シ
ステムの前記基地局として用いられる無線装置におい
て、ポーリングに対する前記各移動局毎の応答の要否を
示す応答要否情報を生成する応答要否情報生成手段と、
前記ポーリング信号に前記応答要否情報を付加して送信
する送信制御手段とを具備することを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、基地局からポーリング
信号を送信し、該ポーリング信号を受信した各移動局が
自局の応答順番に従って応答信号を送信する移動無線シ
ステムの前記移動局として用いられる無線装置におい
て、受信した前記ポーリング信号に含まれる応答要否情
報に基づき自局の応答順番を決定する応答順番決定手段
と、前記応答順番決定手段により決定された応答順番に
従って前記応答信号を送信する応答制御手段とを具備す
ることを特徴とする。
信号を送信し、該ポーリング信号を受信した各移動局が
自局の応答順番に従って応答信号を送信する移動無線シ
ステムの前記移動局として用いられる無線装置におい
て、受信した前記ポーリング信号に含まれる応答要否情
報に基づき自局の応答順番を決定する応答順番決定手段
と、前記応答順番決定手段により決定された応答順番に
従って前記応答信号を送信する応答制御手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、応答順番決定手段は、自局に関する前記応答要否情
報が応答要を示す場合、他局に関する前記応答要否情報
を基に、予め設定されている自局の応答順番から当該応
答順番前の応答不要な他局数を減算することにより自局
の応答順番を算出する応答順番算出手段により構成され
ることを特徴とする。
て、応答順番決定手段は、自局に関する前記応答要否情
報が応答要を示す場合、他局に関する前記応答要否情報
を基に、予め設定されている自局の応答順番から当該応
答順番前の応答不要な他局数を減算することにより自局
の応答順番を算出する応答順番算出手段により構成され
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に
係わる移動無線システムの基地局100及び移動局20
0の概略構成を示すブロック図である。図1(a)にお
いて、基地局100は、アンテナ101、無線部10
2、音声入出力部103、表示部104、制御部10
5、情報入力部106、記憶部107、タイマ108を
具備して構成される。この基地局100の特徴的な構成
として、制御部105には、自局からのポーリングに対
するポーリング対象の各移動局200の応答の要否を示
す応答要否情報を生成する応答要否情報生成部1051
が設けられる。
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に
係わる移動無線システムの基地局100及び移動局20
0の概略構成を示すブロック図である。図1(a)にお
いて、基地局100は、アンテナ101、無線部10
2、音声入出力部103、表示部104、制御部10
5、情報入力部106、記憶部107、タイマ108を
具備して構成される。この基地局100の特徴的な構成
として、制御部105には、自局からのポーリングに対
するポーリング対象の各移動局200の応答の要否を示
す応答要否情報を生成する応答要否情報生成部1051
が設けられる。
【0017】また、図1(b)において、移動局200
は、アンテナ201、無線部202、音声入出力部20
3、タクシーメータ204、制御部205、情報入力部
206、記憶部207、タイマ208、GPS受信機2
09を具備して構成される。この移動局200の特徴的
な構成として、制御部205には、受信したポーリング
信号に含まれる上記応答要否情報に基づき当該ポーリン
グ信号に対する自局の応答の要否を判断する応答要否情
報判断部2051、自局の応答が必要である場合に上記
応答要否情報に基づき自局の応答順番を決定する応答順
番決定部2052が設けられる。
は、アンテナ201、無線部202、音声入出力部20
3、タクシーメータ204、制御部205、情報入力部
206、記憶部207、タイマ208、GPS受信機2
09を具備して構成される。この移動局200の特徴的
な構成として、制御部205には、受信したポーリング
信号に含まれる上記応答要否情報に基づき当該ポーリン
グ信号に対する自局の応答の要否を判断する応答要否情
報判断部2051、自局の応答が必要である場合に上記
応答要否情報に基づき自局の応答順番を決定する応答順
番決定部2052が設けられる。
【0018】これら基地局100及び移動局200によ
って成る移動無線システムにおいて、基地局100から
各移動局200をグループ毎にポーリングする場合の概
略動作は以下の如くである。基地局100において、そ
れまでのポーリングにより収集された各移動局200の
状態情報は、例えば、記憶部107に記憶されかつ表示
部104に表示される。その後、あるグループを対象と
するポーリングの要求があった場合、当該基地局100
のオペレータは、表示部104に表示された当該グルー
プの各移動局200の状態情報を参照し、当該各移動局
200毎に、これから行おうとするポーリングに対して
応答を必要とするか否かを判定し、該判定結果に従い、
当該各移動局毎200に応答を必要とするか否かの指示
を情報入力部106より入力する。
って成る移動無線システムにおいて、基地局100から
各移動局200をグループ毎にポーリングする場合の概
略動作は以下の如くである。基地局100において、そ
れまでのポーリングにより収集された各移動局200の
状態情報は、例えば、記憶部107に記憶されかつ表示
部104に表示される。その後、あるグループを対象と
するポーリングの要求があった場合、当該基地局100
のオペレータは、表示部104に表示された当該グルー
プの各移動局200の状態情報を参照し、当該各移動局
200毎に、これから行おうとするポーリングに対して
応答を必要とするか否かを判定し、該判定結果に従い、
当該各移動局毎200に応答を必要とするか否かの指示
を情報入力部106より入力する。
【0019】ここでの応答の要否の判定は、例えば、次
の方法で実現できる。例えば、タクシー会社等で利用さ
れ、基地局100が移動局200に対して絶えずポーリ
ングを行い移動局200の応答(情報)を収集するAV
Mシステムでは、配車指示のためのポーリングを行おう
とする場合、先のポーリングで実車となってしまった移
動局200に対しては、配車の指示を行っても無駄なた
め、該移動局200は次のポーリング対象から除外す
る。同様に、先のポーリングで無線エリア外に移動して
しまった移動局200や休憩中となった移動局200に
ついても、次のポーリング対象から除外する。これとは
逆に、無線エリア内にありかつ休憩中でない空車の移動
局200については、ポーリング対象局と判定する。
の方法で実現できる。例えば、タクシー会社等で利用さ
れ、基地局100が移動局200に対して絶えずポーリ
ングを行い移動局200の応答(情報)を収集するAV
Mシステムでは、配車指示のためのポーリングを行おう
とする場合、先のポーリングで実車となってしまった移
動局200に対しては、配車の指示を行っても無駄なた
め、該移動局200は次のポーリング対象から除外す
る。同様に、先のポーリングで無線エリア外に移動して
しまった移動局200や休憩中となった移動局200に
ついても、次のポーリング対象から除外する。これとは
逆に、無線エリア内にありかつ休憩中でない空車の移動
局200については、ポーリング対象局と判定する。
【0020】制御部105は、情報入力部106より入
力される指示情報を記憶部107に記憶させる。情報入
力部106からの指示情報の入力完了後、応答要否情報
生成部1051は、記憶部107に記憶された上記指示
情報に基づき各移動局200毎の応答の要否を示す応答
要否情報を生成する。次いで、制御部105は、この応
答要否情報を含むポーリング信号を生成し、該ポーリン
グ信号を無線部102、アンテナ101を通じて送信す
る。この時のポーリング信号の送信タイミングは、タイ
マ108による計時結果を基に制御部105が制御す
る。なお、ここでは、ポーリングに対する各移動局20
0毎の応答の要否をオペレータから指示する方法につい
て述べたが、記憶部107に記憶されている過去の情報
収集結果を基に、応答要否情報生成部1051が自動的
に応答要否情報を生成するような構成としても良い。
力される指示情報を記憶部107に記憶させる。情報入
力部106からの指示情報の入力完了後、応答要否情報
生成部1051は、記憶部107に記憶された上記指示
情報に基づき各移動局200毎の応答の要否を示す応答
要否情報を生成する。次いで、制御部105は、この応
答要否情報を含むポーリング信号を生成し、該ポーリン
グ信号を無線部102、アンテナ101を通じて送信す
る。この時のポーリング信号の送信タイミングは、タイ
マ108による計時結果を基に制御部105が制御す
る。なお、ここでは、ポーリングに対する各移動局20
0毎の応答の要否をオペレータから指示する方法につい
て述べたが、記憶部107に記憶されている過去の情報
収集結果を基に、応答要否情報生成部1051が自動的
に応答要否情報を生成するような構成としても良い。
【0021】他方、ポーリング対象の各移動局200で
は、基地局100より送信されたポーリング信号を、ア
ンテナ201、無線部202を通じて受信し、制御部2
05内の応答要否情報判断部2051に取り込む。ここ
で、応答要否情報判断部2051は、上記ポーリング信
号に付加されている応答要否情報を参照し、当該ポーリ
ング信号に対する自局の応答が必要であるか否かを判断
する。そして、応答が必要であると判定された場合に
は、応答順番決定部2052において、自局以外の他局
の応答要否情報を参照してこれら他局の応答の要否も判
断し、自局の前に応答不要な移動局200がある時に
は、当該応答不要な移動局200の応答順番を詰めた応
答順番を自局の応答順番として決定する。更に、制御部
205は、GPS受信機209から受信される自局の位
置情報と、情報入力部206から入力される情報(休憩
中であるか否か等に関する情報)と、タクシーメータ2
04から入力される実車か空車かを示す情報等とを基に
応答信号を生成し、該応答信号を、応答順番決定部20
52により決定された応答順番に従い、無線部202、
アンテナ201を通じて基地局100に送信する。上記
応答順番での応答信号の送信タイミングは、タイマ20
8の計時結果を基に制御部205が制御する。
は、基地局100より送信されたポーリング信号を、ア
ンテナ201、無線部202を通じて受信し、制御部2
05内の応答要否情報判断部2051に取り込む。ここ
で、応答要否情報判断部2051は、上記ポーリング信
号に付加されている応答要否情報を参照し、当該ポーリ
ング信号に対する自局の応答が必要であるか否かを判断
する。そして、応答が必要であると判定された場合に
は、応答順番決定部2052において、自局以外の他局
の応答要否情報を参照してこれら他局の応答の要否も判
断し、自局の前に応答不要な移動局200がある時に
は、当該応答不要な移動局200の応答順番を詰めた応
答順番を自局の応答順番として決定する。更に、制御部
205は、GPS受信機209から受信される自局の位
置情報と、情報入力部206から入力される情報(休憩
中であるか否か等に関する情報)と、タクシーメータ2
04から入力される実車か空車かを示す情報等とを基に
応答信号を生成し、該応答信号を、応答順番決定部20
52により決定された応答順番に従い、無線部202、
アンテナ201を通じて基地局100に送信する。上記
応答順番での応答信号の送信タイミングは、タイマ20
8の計時結果を基に制御部205が制御する。
【0022】次に、上記ポーリング動作に係わる基地局
100及び移動局200の更に詳しい制御について説明
する。図2は、上記基地局100におけるポーリング開
始動作を示すフローチャートである。なお、この動作
は、ポーリングに対する各移動局200毎の応答の要否
をオペレータから指示する方法と、記憶部107に記憶
されている過去の収集結果を基に、応答要否情報生成部
1051が自動的に応答要否情報を生成する方法を併用
する場合のものである。
100及び移動局200の更に詳しい制御について説明
する。図2は、上記基地局100におけるポーリング開
始動作を示すフローチャートである。なお、この動作
は、ポーリングに対する各移動局200毎の応答の要否
をオペレータから指示する方法と、記憶部107に記憶
されている過去の収集結果を基に、応答要否情報生成部
1051が自動的に応答要否情報を生成する方法を併用
する場合のものである。
【0023】まず、ポーリングに先立って、基地局10
0の制御部105では、ポーリング対象グループ内の全
ての移動局200の応答要否情報について“応答必要”
を対応付けたポーリング信号を作成する(ステップ20
1)。そして、応答要否情報生成部1051は、情報入
力部106より上記グループ内の特定の移動局200に
対して“応答不要”が指示されているか否かを判断する
(ステップ202)。ここで、“応答不要”が指示され
ていない場合(ステップ202NO)、上記ポーリング
信号中の各移動局200の応答要否情報を“応答必要”
という内容のまま保持する。これに対して、“応答不
要”が指示されている場合(ステップ202YES)、
上記ポーリングデータ中の、当該“応答不要”が指示さ
れている移動局200の応答要否情報を“応答不要”と
いう内容に変更する(ステップ203)。
0の制御部105では、ポーリング対象グループ内の全
ての移動局200の応答要否情報について“応答必要”
を対応付けたポーリング信号を作成する(ステップ20
1)。そして、応答要否情報生成部1051は、情報入
力部106より上記グループ内の特定の移動局200に
対して“応答不要”が指示されているか否かを判断する
(ステップ202)。ここで、“応答不要”が指示され
ていない場合(ステップ202NO)、上記ポーリング
信号中の各移動局200の応答要否情報を“応答必要”
という内容のまま保持する。これに対して、“応答不
要”が指示されている場合(ステップ202YES)、
上記ポーリングデータ中の、当該“応答不要”が指示さ
れている移動局200の応答要否情報を“応答不要”と
いう内容に変更する(ステップ203)。
【0024】引き続き、応答要否情報生成部1051
は、記憶部107内の過去のポーリングでの収集結果を
記憶しておく記憶領域を検索し、上記グループの各移動
局200の現在の状況をチェックし(ステップ20
4)、応答不要な状態(無線エリア外にあったり、休憩
中あるいは実車等にある状態)の移動局200が存在す
るか否かを判断する(ステップ205)。
は、記憶部107内の過去のポーリングでの収集結果を
記憶しておく記憶領域を検索し、上記グループの各移動
局200の現在の状況をチェックし(ステップ20
4)、応答不要な状態(無線エリア外にあったり、休憩
中あるいは実車等にある状態)の移動局200が存在す
るか否かを判断する(ステップ205)。
【0025】ここで、応答不要な状態の移動局200が
存在しない場合(ステップ205NO)、上記ポーリン
グ信号中の各移動局200の応答要否情報を“応答必
要”という内容のまま保持する。一方、応答不要な状態
の移動局200が存在する場合(ステップ205YE
S)、上記ポーリング信号中の、当該応答不要な状態に
ある移動局200の応答要否情報を“応答不要”という
内容に変更する(ステップ206)。上記ステップ20
5,ステップ206の処理の終了後、制御部105は、
それまでの処理により生成されたポーリング信号を無線
部102、アンテナ101を通じて送信する(ステップ
207)。
存在しない場合(ステップ205NO)、上記ポーリン
グ信号中の各移動局200の応答要否情報を“応答必
要”という内容のまま保持する。一方、応答不要な状態
の移動局200が存在する場合(ステップ205YE
S)、上記ポーリング信号中の、当該応答不要な状態に
ある移動局200の応答要否情報を“応答不要”という
内容に変更する(ステップ206)。上記ステップ20
5,ステップ206の処理の終了後、制御部105は、
それまでの処理により生成されたポーリング信号を無線
部102、アンテナ101を通じて送信する(ステップ
207)。
【0026】図3は、本発明の基地局100により生成
され、各移動局200に送信されるポーリング信号のデ
ータフォーマットの一例を示す図である。このポーリン
グ信号は、ポーリング制御データと応答要否情報生成部
1051により生成された応答要否情報とにより構成さ
れる。ポーリング制御データには、ポーリングの対象と
なるグループ名やポーリング内容等の情報が入れられ、
応答要否情報にはポーリング対象のグループ内の各移動
局200毎の当該ポーリングに対する応答の要否を示す
応答要否情報が入れられる。具体的な応答要否情報の例
としては、例えば、上記ステップ201の処理に係わる
応答が必要な移動局200に対しては「1」を入れ、上
記ステップ203,ステップ206の処理に係わる応答
が不要な移動局200に対しては「0」を入れる。
され、各移動局200に送信されるポーリング信号のデ
ータフォーマットの一例を示す図である。このポーリン
グ信号は、ポーリング制御データと応答要否情報生成部
1051により生成された応答要否情報とにより構成さ
れる。ポーリング制御データには、ポーリングの対象と
なるグループ名やポーリング内容等の情報が入れられ、
応答要否情報にはポーリング対象のグループ内の各移動
局200毎の当該ポーリングに対する応答の要否を示す
応答要否情報が入れられる。具体的な応答要否情報の例
としては、例えば、上記ステップ201の処理に係わる
応答が必要な移動局200に対しては「1」を入れ、上
記ステップ203,ステップ206の処理に係わる応答
が不要な移動局200に対しては「0」を入れる。
【0027】上記ポーリング信号の送信後、基地局10
0は、該ポーリング信号に対する各移動局200からの
応答信号の受信待ちの状態で待機し、この状態で各基地
局200より送られてくる応答信号をアンテナ101、
無線部102を通じて受信し、制御部105を通じて記
憶部107の該当する記憶領域に記憶する(ステップ2
08)。
0は、該ポーリング信号に対する各移動局200からの
応答信号の受信待ちの状態で待機し、この状態で各基地
局200より送られてくる応答信号をアンテナ101、
無線部102を通じて受信し、制御部105を通じて記
憶部107の該当する記憶領域に記憶する(ステップ2
08)。
【0028】次に、基地局200から送信された上記ポ
ーリング信号を受信した各移動局200の応答動作につ
いて図4に示すフローチャートを参照して説明する。移
動局200において、制御部205は、ポーリング信号
を受信したかどうかを監視している(ステップ40
1)。ここで、ポーリング信号を受信しなかった場合
(ステップ401NO)、上記監視を繰り返し実施す
る。また、上記監視中にポーリング信号を受信した場合
(ステップ401YES)、応答要否情報判断部205
1において、当該ポーリング信号の応答要否情報を基に
自局が応答を要求されているかどうかを判断する(ステ
ップ402)。ここで、応答が必要とされていない場合
(ステップ402NO)、ステップ401に戻り、次の
ポーリング信号の受信待ち状態に戻る。
ーリング信号を受信した各移動局200の応答動作につ
いて図4に示すフローチャートを参照して説明する。移
動局200において、制御部205は、ポーリング信号
を受信したかどうかを監視している(ステップ40
1)。ここで、ポーリング信号を受信しなかった場合
(ステップ401NO)、上記監視を繰り返し実施す
る。また、上記監視中にポーリング信号を受信した場合
(ステップ401YES)、応答要否情報判断部205
1において、当該ポーリング信号の応答要否情報を基に
自局が応答を要求されているかどうかを判断する(ステ
ップ402)。ここで、応答が必要とされていない場合
(ステップ402NO)、ステップ401に戻り、次の
ポーリング信号の受信待ち状態に戻る。
【0029】一方、自局がポーリングへの応答が必要と
されている場合(ステップ402YES)、応答順番決
定部2052は、受信したポーリング信号中の他局の応
答要否情報を参照することにより、予め設定されている
自局の応答順番までの間に応答が不要とされている移動
局200が存在するかどうかをチェックする(ステップ
403)。
されている場合(ステップ402YES)、応答順番決
定部2052は、受信したポーリング信号中の他局の応
答要否情報を参照することにより、予め設定されている
自局の応答順番までの間に応答が不要とされている移動
局200が存在するかどうかをチェックする(ステップ
403)。
【0030】ここで、応答が不要とされている移動局2
00が存在しない場合(ステップ403NO)、応答順
番決定部2052は、自局に対して予め設定されている
応答順番をそのまま自局の応答順番として決定し、該応
答順番で応答信号を送信する(ステップ404)。これ
に対し、自局の応答の順番までの間に応答が不必要とさ
れている移動局200が存在する場合(ステップ403
YES)、応答順番決定部2052は、自局に対して予
め設定されている応答順番から応答が不必要とされてい
る移動局200の台数を引いた値を自局の応答順番とし
て決定し、当該順番で応答信号を送信する(ステップ4
05)。
00が存在しない場合(ステップ403NO)、応答順
番決定部2052は、自局に対して予め設定されている
応答順番をそのまま自局の応答順番として決定し、該応
答順番で応答信号を送信する(ステップ404)。これ
に対し、自局の応答の順番までの間に応答が不必要とさ
れている移動局200が存在する場合(ステップ403
YES)、応答順番決定部2052は、自局に対して予
め設定されている応答順番から応答が不必要とされてい
る移動局200の台数を引いた値を自局の応答順番とし
て決定し、当該順番で応答信号を送信する(ステップ4
05)。
【0031】上記の如く、各移動局200毎のポーリン
グ応答の要否に関する応答要否情報を含むポーリング信
号を基地局100から送信し、各移動局200側では上
記ポーリング信号中の応答要否情報を参照し、応答が必
要とされている各移動局200が応答不要な移動局20
0の順番を順につめて応答信号を基地局100に送信す
る本発明のポーリング方法によれば、基地局100の情
報収集時間が、応答が不要な移動局200による応答時
間を省いた分だけ短縮でき、それだけ情報収集効率を高
めることができる。
グ応答の要否に関する応答要否情報を含むポーリング信
号を基地局100から送信し、各移動局200側では上
記ポーリング信号中の応答要否情報を参照し、応答が必
要とされている各移動局200が応答不要な移動局20
0の順番を順につめて応答信号を基地局100に送信す
る本発明のポーリング方法によれば、基地局100の情
報収集時間が、応答が不要な移動局200による応答時
間を省いた分だけ短縮でき、それだけ情報収集効率を高
めることができる。
【0032】次に、本発明のポーリング方法に基づく移
動局200側での応答順番算出処理の具体例について説
明する。図5は、本発明のポーリング方法により、ポー
リング対象のグループ中の5台の移動局(便宜的に移動
局1,〜,5とする)のうち、移動局1,3,5が応答
必要と設定され、移動局2と4が応答不要と設定された
場合のポーリング動作のタイミングチャートである。こ
の場合、基地局100からは、上記移動局1,3,5に
関しては応答が必要であることを示す「1」を挿入し、
上記移動局2と4に関しては応答が不要であることを示
す「0」を挿入した応答要否情報を含むポーリング信号
〔同図(a)〕を上記グループ宛に送信する。
動局200側での応答順番算出処理の具体例について説
明する。図5は、本発明のポーリング方法により、ポー
リング対象のグループ中の5台の移動局(便宜的に移動
局1,〜,5とする)のうち、移動局1,3,5が応答
必要と設定され、移動局2と4が応答不要と設定された
場合のポーリング動作のタイミングチャートである。こ
の場合、基地局100からは、上記移動局1,3,5に
関しては応答が必要であることを示す「1」を挿入し、
上記移動局2と4に関しては応答が不要であることを示
す「0」を挿入した応答要否情報を含むポーリング信号
〔同図(a)〕を上記グループ宛に送信する。
【0033】このポーリング信号を受信した上記グルー
プ中の各移動局1,〜,5では、応答順番決定部205
2において、当該ポーリング信号中の応答要否情報を参
照し、以下の如くに自局の応答順番を算出する。
プ中の各移動局1,〜,5では、応答順番決定部205
2において、当該ポーリング信号中の応答要否情報を参
照し、以下の如くに自局の応答順番を算出する。
【0034】移動局1:自局に予め設定されている応答
順番は1番目であり、応答を必要とされかつ自局の応答
順番の前には応答不要な移動局が存在しないことによ
り、(1+0=1)なる計算により応答順番を1番目と
して応答信号〔同図(b)〕を送信する。
順番は1番目であり、応答を必要とされかつ自局の応答
順番の前には応答不要な移動局が存在しないことによ
り、(1+0=1)なる計算により応答順番を1番目と
して応答信号〔同図(b)〕を送信する。
【0035】移動局2:自局に予め設定されている応答
順番は2番目であるが、応答を必要とされていないた
め、応答順番なしとして非応答で待機する〔同図
(c)〕。
順番は2番目であるが、応答を必要とされていないた
め、応答順番なしとして非応答で待機する〔同図
(c)〕。
【0036】移動局3:自局に予め設定されている応答
順番は3番目であり、応答を必要とされかつ自局の応答
順番の前には応答不要な移動局が1台(移動局2)存在
することにより、自局の応答順番3から応答不要の移動
局の台数1を引き、(3−1=2)なる計算により今回
のポーリングに対する応答順番を2番目として応答信号
〔同図(d)〕を送信する。
順番は3番目であり、応答を必要とされかつ自局の応答
順番の前には応答不要な移動局が1台(移動局2)存在
することにより、自局の応答順番3から応答不要の移動
局の台数1を引き、(3−1=2)なる計算により今回
のポーリングに対する応答順番を2番目として応答信号
〔同図(d)〕を送信する。
【0037】移動局4:自局に予め設定されている応答
順番は4番目であるが、応答を必要とされていないた
め、応答順番なしとして非応答で待機する〔同図
(e)〕。
順番は4番目であるが、応答を必要とされていないた
め、応答順番なしとして非応答で待機する〔同図
(e)〕。
【0038】移動局5:自局に予め設定されている応答
順番は5番目であり、応答を必要とされかつ自局の応答
順番の前には応答不要な移動局が2台(移動局2及び
4)存在することにより、自局の応答順番5から応答不
要の移動局の台数2を引き、(5−2=3)なる計算に
より今回のポーリングに対する応答順番を3番目として
応答信号〔同図(f)〕を送信する。
順番は5番目であり、応答を必要とされかつ自局の応答
順番の前には応答不要な移動局が2台(移動局2及び
4)存在することにより、自局の応答順番5から応答不
要の移動局の台数2を引き、(5−2=3)なる計算に
より今回のポーリングに対する応答順番を3番目として
応答信号〔同図(f)〕を送信する。
【0039】上記応答順番算出結果を基に、応答が必要
な移動局1,3,5だけが、応答不要な移動局2と4の
応答順番をつめて応答信号を送信するため、基地局10
0の情報収集時間が短縮され、情報収集効率を高めるこ
とができる。従って、このポーリング方法を例えば上述
のAVMシステムに適用した場合には、無線エリア外の
移動局、休憩中の移動局等の応答不要な移動局を除いた
移動局200のみに関して情報の収集を行うことがで
き、新しい情報をより素早く収集できる。
な移動局1,3,5だけが、応答不要な移動局2と4の
応答順番をつめて応答信号を送信するため、基地局10
0の情報収集時間が短縮され、情報収集効率を高めるこ
とができる。従って、このポーリング方法を例えば上述
のAVMシステムに適用した場合には、無線エリア外の
移動局、休憩中の移動局等の応答不要な移動局を除いた
移動局200のみに関して情報の収集を行うことがで
き、新しい情報をより素早く収集できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポーリングに対する各移動局毎の応答の要否を示す応答
要否情報を含むポーリング信号を基地局より送信し、各
移動局では、受信したポーリング信号中の応答要否情報
に基づき自局の応答の要否を判定し、応答が必要な場合
には自局の前の応答不要な移動局の数分応答順番を繰り
上げて応答信号を送信するようにしたため、応答不要な
移動局の応答時間分の無駄な時間を削減して、基地局に
おける情報収集効率を大幅に向上させることができる。
ポーリングに対する各移動局毎の応答の要否を示す応答
要否情報を含むポーリング信号を基地局より送信し、各
移動局では、受信したポーリング信号中の応答要否情報
に基づき自局の応答の要否を判定し、応答が必要な場合
には自局の前の応答不要な移動局の数分応答順番を繰り
上げて応答信号を送信するようにしたため、応答不要な
移動局の応答時間分の無駄な時間を削減して、基地局に
おける情報収集効率を大幅に向上させることができる。
【図1】本発明に係わる移動無線システムの基地局及び
移動局の概略構成図。
移動局の概略構成図。
【図2】本発明に係わる基地局のポーリング開始動作を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図3】本発明で用いるポーリング信号のデータフォー
マットの一例を示す図。
マットの一例を示す図。
【図4】本発明に係わる移動局のポーリング応答動作を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図5】本発明の方法に基づくポーリング動作の一例を
示すタイミングチャート。
示すタイミングチャート。
【図6】移動無線システムのポーリング動作を示す概念
図。
図。
【図7】従来の方法に基づくポーリング動作の一例を示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図8】従来のポーリング動作の不都合を説明するため
のタイミングチャート。
のタイミングチャート。
100 基地局 101 アンテナ 102 無線部 103 音声入出力部 104 表示部 105 制御部 1051 応答要否情報生成部 106 情報入力部 107 記憶部 108 タイマ 200 移動局 201 アンテナ 202 無線部 203 音声入出力部 204 タクシーメータ 205 制御部 2051 応答要否情報判断部 2052 応答順番決定部 206 情報入力部 207 記憶部 208 タイマ 209 GPS受信機
Claims (7)
- 【請求項1】 基地局からポーリング信号を送信し、該
ポーリング信号を受信した各移動局が自局の応答順番に
従って応答信号を送信する移動無線システムのポーリン
グ方法において、 前記基地局は、ポーリングに対する前記各移動局毎の応
答の要否を示す応答要否情報を前記ポーリング信号に付
加して送信し、前記移動局は、受信した前記ポーリング
信号中の前記応答要否情報に基づき自局の応答順番を決
定し、該応答順番に従って前記応答信号を送信すること
を特徴とする移動無線システムのポーリング方法。 - 【請求項2】 移動局は、自局に関する前記応答要否情
報が応答不要を示す場合、応答順番の決定は行わず、自
局に関する前記応答要否情報が応答要を示す場合、他局
に関する前記応答要否情報を基に、予め設定されている
自局の応答順番に対する当該応答順番前の応答不要な他
局数の減算結果を自局の応答順番として決定することを
特徴とする請求項1記載の移動無線システムのポーリン
グ方法。 - 【請求項3】 基地局からポーリング信号を送信し、該
ポーリング信号を受信した各移動局が自局の応答順番に
従って応答信号を送信する移動無線システムにおいて、 前記基地局は、 ポーリングに対する前記各移動局毎の応答の要否を示す
応答要否情報を生成する応答要否情報生成手段と、 前記ポーリング信号に前記応答要否情報を付加して送信
する送信制御手段とを具備し、 前記移動局は、 受信した前記ポーリング信号中の前記応答要否情報に基
づき自局の応答順番を決定する応答順番決定手段と、 前記応答順番決定手段により決定された応答順番に従っ
て前記応答信号を送信する応答制御手段とを具備するこ
とを特徴とする移動無線システム。 - 【請求項4】 応答順番決定手段は、自局に関する前記
応答要否情報が応答要を示す場合、他局に関する前記応
答要否情報を基に、予め設定されている自局の応答順番
から当該応答順番前の応答不要な他局数を減算すること
により自局の応答順番を算出する応答順番算出手段によ
り構成されることを特徴とする請求項3記載の移動無線
システム。 - 【請求項5】 基地局からポーリング信号を送信し、該
ポーリング信号を受信した各移動局が自局の応答順番に
従って応答信号を送信する移動無線システムの前記基地
局として用いられる無線装置において、 ポーリングに対する前記各移動局毎の応答の要否を示す
応答要否情報を生成する応答要否情報生成手段と、 前記ポーリング信号に前記応答要否情報を付加して送信
する送信制御手段とを具備することを特徴とする無線装
置。 - 【請求項6】 基地局からポーリング信号を送信し、該
ポーリング信号を受信した各移動局が自局の応答順番に
従って応答信号を送信する移動無線システムの前記移動
局として用いられる無線装置において、 受信した前記ポーリング信号に含まれる応答要否情報に
基づき自局の応答順番を決定する応答順番決定手段と、 前記応答順番決定手段により決定された応答順番に従っ
て前記応答信号を送信する応答制御手段とを具備するこ
とを特徴とする無線装置。 - 【請求項7】 応答順番決定手段は、自局に関する前記
応答要否情報が応答要を示す場合、他局に関する前記応
答要否情報を基に、予め設定されている自局の応答順番
から当該応答順番前の応答不要な他局数を減算すること
により自局の応答順番を算出する応答順番算出手段によ
り構成されることを特徴とする請求項6記載の無線装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9234361A JPH1174829A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | ポーリング方法、これを用いた移動無線システム及び無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9234361A JPH1174829A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | ポーリング方法、これを用いた移動無線システム及び無線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1174829A true JPH1174829A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16969809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9234361A Pending JPH1174829A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | ポーリング方法、これを用いた移動無線システム及び無線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1174829A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7146426B2 (en) | 2001-02-20 | 2006-12-05 | International Business Machines Corporation | Network system, server, clients, communication method, and communication computer program product |
JP2007028632A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Valeo Vision | 自動車用の通信方法および装置 |
JP2008102622A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 配車処理システム |
JP2012049948A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システム |
JP2012147430A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Intel Corp | 無線通信ネットワークにおいてスケジューリングを行う方法、装置およびシステム |
JP2016111587A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 三菱電機株式会社 | 無線通信機および無線通信方法 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP9234361A patent/JPH1174829A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7146426B2 (en) | 2001-02-20 | 2006-12-05 | International Business Machines Corporation | Network system, server, clients, communication method, and communication computer program product |
JP2007028632A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Valeo Vision | 自動車用の通信方法および装置 |
JP2008102622A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 配車処理システム |
JP2012049948A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システム |
JP2012147430A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Intel Corp | 無線通信ネットワークにおいてスケジューリングを行う方法、装置およびシステム |
US8619650B2 (en) | 2011-01-11 | 2013-12-31 | Intel Corporation | Method, apparatus and system for scheduling in a wireless communication network |
JP2016111587A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 三菱電機株式会社 | 無線通信機および無線通信方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
BRPI0012935B1 (pt) | método para comunicação entre o centro de despacho e uma pluralidade de dispositivos de comunicação sem fio em um sistema de despacho veicular | |
JP3757114B2 (ja) | ナビゲーションシステム | |
EP1536653B1 (en) | Apparatus and method for displaying data rates in a wireless terminal | |
JP2867980B2 (ja) | アドホック通信ネットワークシステム | |
JPH1174829A (ja) | ポーリング方法、これを用いた移動無線システム及び無線装置 | |
JP2005502889A (ja) | Gps受信機及びその方法 | |
JPH08227425A (ja) | 情報システム | |
US5978686A (en) | Selective call receiver with priority based network selection | |
EP0439319A1 (en) | Automobile radio telephone apparatus capable of detecting a drop of power source voltage | |
US7242968B2 (en) | Communication terminal unit, connection control method and program for the method | |
JP3167373B2 (ja) | 自動販売機の情報収集システム | |
JP3343479B2 (ja) | 配電線監視システム | |
JP3351170B2 (ja) | 路線バスの停留所到着案内方法および装置 | |
JP2834024B2 (ja) | 動態登録方式 | |
CN109922490B (zh) | 一种数据防中断持续传输管理系统 | |
JP2010198563A (ja) | タクシー配車システム | |
JP2002009713A (ja) | 移動通信サービスエリアの受信レベル情報収集方式 | |
JP3668832B2 (ja) | データ通信端末装置 | |
JP3052888B2 (ja) | 交通情報受信装置 | |
JP2624277B2 (ja) | 移動体運行管理装置 | |
JPH05328430A (ja) | 無線通信システム | |
JPH09282594A (ja) | 車両位置情報収集システム | |
JPS63232719A (ja) | デ−タ通信方法 | |
JP2005318044A (ja) | 無線通信システム | |
JP2001036527A (ja) | ネットワーク課金データ管理システム及びその管理方法 |