JPH117357A - ポインティングデバイス制御装置及び制御方法並びにその方法のプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の位置の記憶及び再生が容易で、しか
も、キーボードから手を放すことなくこれを行うことが
可能なポインティングデバイス制御装置の提供。 【解決手段】 キーボード１２からポインティングデバ
イス２１の位置を記憶させる命令が出力されると、コン
トローラ３はこの命令を受け、現在位置記憶装置４に記
憶されているポインティングデバイス２１の位置を座標
記憶装置５に記憶させる。キーボード１２からポインテ
ィングデバイス２１の位置を読み出す命令が出力される
と、コントローラ３はこの命令を受け、座標記憶装置５
よりポインティングデバイス２１の位置を読み出し、パ
ソコン本体３１内のポインティングデバイスインタフェ
ース３３に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はポインティングデバ
イス制御装置及び制御方法並びにその方法のプログラム
を記録した記録媒体に関し、特に自動位置移動機能付き
ポインティングデバイス制御装置及び制御方法並びにそ
の方法のプログラムを記録した記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の自動位置移動機能付きポ
インティングデバイス制御装置は、コンピュータ装置に
おいて、同じ位置座標（以下、「位置」ともいう。）の
ポインティング（指定）を容易に行わせることを目的と
して構成されている。

【０００３】例えば、特開平１−１８０６１８号公報に
開示されたマウスポインタの位置制御装置は、マウスポ
インタを適宜所定位置へもっていき、マウスボタンをダ
ブルクリックすることによりその位置を登録することが
でき、シングルクリックすることによりその位置を読出
すことができるよう構成されている。

【０００４】即ち、必要な位置が複数個ある場合は各々
の位置についてマウスボタンをダブルクリックして登録
しておき、その位置を読出す場合は必要回数だけシング
ルクリックすればよいというものである。即ち、位置の
読出しは登録順に１個ずつ行われるよう構成されてい
た。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、位置の読出し
は登録順に行われる構成であったため、例えば、一番最
後に登録した位置を読出すためには最多回数のシングル
クリックをしなければならず、必ずしも時間の節約には
寄与しないという欠点があった。

【０００６】又、キーボードから依然として手を放さな
ければならないという欠点もあった。 即ち、通常の業
務はポインティングデバイスによる位置決めと、キーボ
ードからの文字入力及びコマンド入力とを交互に行って
おり、手を移動する時間の節約には全く寄与していない
という欠点があった。

【０００７】そこで本発明の目的は、複数の位置の記憶
及び再生を容易に行うことができ、しかも、キーボード
から手を放すことなくこれを行うことができるポインテ
ィングデバイス制御装置及び制御方法並びにその方法の
プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、ポインティングデバイスにより入力された
位置座標データを中央処理装置へ送出するポインティン
グデバイス制御装置であって、その装置は、キーボード
により入力されたデータを受信する受信手段と、前記位
置座標データが格納される格納手段と、前記受信手段で
受信されたデータのうち前記位置座標に対する命令に基
づき前記格納手段に前記位置座標データを格納し、かつ
前記格納手段より前記位置座標データを取出しその位置
座標データを前記ポインティングデバイスからの位置座
標データとして前記中央処理装置へ送出する制御手段と
を含むことを特徴とする。

【０００９】又、本発明による第２の発明は、ポインテ
ィングデバイスにより入力された位置座標データを中央
処理装置へ送出するポインティングデバイス制御方法で
あって、その方法は、キーボードにより入力されたデー
タを受信する第１の過程と、前記第１の過程で受信され
たデータのうち前記位置座標に対する命令に基づき格納
手段に前記位置座標データを格納する第２の過程と、前
記格納手段より前記位置座標データを取出す第３の過程
と、その取出した位置座標データを前記ポインティング
デバイスからの位置座標データとして前記中央処理装置
へ送出する第４の過程とを含むことを特徴とする。

【００１０】さらに、本発明による第３の発明は、ポイ
ンティングデバイスにより入力された位置座標データを
中央処理装置へ送出するポインティングデバイス制御方
法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体で
あって、その記録媒体に、キーボードにより入力された
データを受信する第１の過程と、前記第１の過程で受信
されたデータのうち前記位置座標に対する命令に基づき
格納手段に前記位置座標データを格納する第２の過程
と、前記格納手段より前記位置座標データを取出す第３
の過程と、その取出した位置座標データを前記ポインテ
ィングデバイスからの位置座標データとして前記中央処
理装置へ送出する第４の過程とを実行させるためのプロ
グラムを記録したことを特徴とする。

【００１１】本発明乃至第３の発明によれば、キーボー
ド操作によりポインティングデバイスの位置座標が記憶
され、その位置座標の読出しもキーボード操作により行
われる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図１は本発明に係
るポインティングデバイス制御装置の第１の実施の形態
を含むパーソナルコンピュータ（以下、「パソコン」と
いう。）の構成図である。

【００１３】パソコンは、キー入力装置１１と、ポイン
ティングデバイス２１と、ポインティングデバイス制御
装置１と、パソコン本体３１とにより構成される。

【００１４】パソコン本体３１はキーボード情報をポイ
ンティングデバイス制御装置１より入力するキーボード
インタフェース３２と、ポインティングデバイス２１か
らの位置座標情報をポインティングデバイス制御装置１
より入力するポインティングデバイスインタフェース３
３とからなる。

【００１５】キー入力装置１１は、キー入力を行うキー
ボード１２と、このキーボード１２の状態を監視しその
状態を出力するキーボードコントローラ１３と、このキ
ーボードコントローラ１３からの情報を受け付けるキー
ボードインタフェース１４とからなる。

【００１６】ポインティングデバイス２１は、例えば、
マウスであり、ボタンが押された等の情報の変更がある
と後述するコントローラにその状態を通知し、また、位
置の移動が発生すると移動量をそのコントローラに通知
する。

【００１７】ポインティングデバイス制御装置１は、キ
ーボードインタフェース１４からの情報を受け付け、状
態を変更するコマンドを発行できるキーボードインタフ
ェース２，コントローラ３，現在位置記憶装置４，座標
記録装置５から構成されている。

【００１８】キーボードインタフェース２はキーの変化
情報等がキーボードインタフェース１４より通知される
と、コントローラ３にイベントを通知し、コントローラ
３から制御を要求されると、キー入力装置１１のキーボ
ードインタフェース１４にその命令を通知する制御を有
する。

【００１９】ポインティングデバイス２１は、位置の移
動及びボタンの状態変化等が発生する毎に、コントロー
ラ３にその情報を通知する。

【００２０】コントローラ３は、キーボードインタフェ
ース２からの通知、及びポインティングデバイス２１か
らの通知を受け取ると、通常のキー入力であれば、処理
の結果をパソコン本体３１のキーボードインタフェース
３２に通知する機能、及びポインティングデバイス２１
の状態をポインティングデバイスインタフェース３３に
通知する機能を有する。

【００２１】一方、本発明ではこのコントローラ３は、
これらの機能の他に、ポインティングデバイス２１の現
在位置を計算し、現在位置記憶装置４にその計算値を格
納させる機能、キーボード１２にて座標記憶装置５と組
み合わせのキーが押された場合に、その組み合わせとそ
の時の位置座標とを座標記憶装置５に記憶させる機能、
キーボード１２にて再生キーが押された場合に、組み合
わせキーから対応した座標を座標記憶装置５から読出
し、現在位置記憶装置４に格納された現在位置との差を
計算し、その差の値をポインティングデバイスインタフ
ェース３３に伝達し、かつ現在位置記憶装置４に新しい
位置座標を格納する機能、キーボード１２にてマウスキ
ーが押されたことを認識し、ポインティングデバイスイ
ンタフェース３３にマウスキーが押されたことを通知す
る機能を有している。

【００２２】現在位置記憶装置４は、ポインティングデ
バイス２１の現在の位置座標を記憶しており、コントロ
ーラ３からの命令により、情報を更新する。

【００２３】座標記憶装置５は、キーボード１２により
入力されたキーの組み合わせ及びそのキーの位置座標を
保有する機能を有する。

【００２４】コントローラ３は処理の結果を前回の処理
から、キーボード１２の状態が変更されている場合は、
パソコン本体３１のキーボードインタフェース３２に通
知し、ポインティングデバイス２１の状態が変化してい
る場合は、ポインティングデバイスインタフェース３３
に通知する。

【００２５】また、コントローラ３は、キーボードイン
タフェース３２から情報の更新を求められると、内部情
報及び現在位置記憶装置４，座標位置記憶装置５，ポイ
ンティングデバイス２１，キーボードインタフェース２
を制御する機能を有する。

【００２６】次に、動作の詳細についてフローチャート
を参照しながら説明する。図２〜図３はポインティング
デバイス制御装置の第１の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。

【００２７】キーボード１２より通常のキー、仮に「Ａ
キー」が入力されたことがキーボードインタフェース１
４より通知されると、ポインティングデバイス制御装置
１内のキーボードインタフェース２に通知される。

【００２８】第２のキーボードインタフェース２は、キ
ーの状態が変化したことを、コントローラ３に通知す
る。

【００２９】コントローラ３は、図２及び図３に示すフ
ローを実行する。

【００３０】図２を参照してステップ１０２にてコント
ローラ３はキーボード１２の状態を読み取る。

【００３１】次に、ステップ１０３にて、座標記憶のキ
ーがキーボード１２にて押されたかどうか確認するが、
この場合は「Ａキー」なので、通常のキーと判断し、ス
テップ１０４，１０５をスキップする。

【００３２】次に、ステップ１０６にて、移動キーの組
み合わせが押されたかどうかチェックするが、この場合
は「Ａキー」なので、ステップ１０７から１１１もスキ
ップする。

【００３３】次に、ステップ１１２にて、キーボード上
のマウスボタンキーが押されたかどうかをチェックする
が、この場合は「Ａキー」なのでステップ１１３もスキ
ップする。

【００３４】次に、その他のキーボードの状態が変化し
た（ステップ１１４）かどうかを確認し、「Ａキー」が
押されているので、「はい」の方に分岐し、キーボード
処理（ステップ１１５）を実行し、パソコン本体３１の
キーボードインタフェース３２に伝達する。

【００３５】次に、ステップ１１６にてポインティング
デバイスの状態が変化したかどうかをチェックするが、
この場合は「Ａキー」なのでステップ１１３〜１２０も
スキップし、動作終了となる。

【００３６】次に、ポインティングデバイス２１の状態
が変化した場合について説明する。

【００３７】ポインティングデバイス２１にてポインテ
ィング位置座標を位置（Ａ）から位置（Ｂ）に移動させ
ると、その差（Ｂ−Ａ）がポインティングデバイス制御
装置１のコントローラ３に伝達される。

【００３８】コントローラ３は図２及び図３のフローを
実行する。まず、ステップ１０２にてキーボード１２の
状態を確認し、１０３から１１５までのステップを実行
するが、ステップ１０３，１０６，１１２，１１４のい
ずれもが「いいえ」であるためこれらのステップでは何
も実行せず、ステップ１１６に進む。

【００３９】ステップ１１６にて、ポインティングデバ
イスの状態が変化したかどうかをチェックするが、変化
しているので位置座標の移動量（Ｂ−Ａ）を読み取る
（ステップ１１７）。

【００４０】次に、現在位置記憶装置４からポインティ
ングデバイス制御装置１が認識している位置座標（Ａ）
を読み取り、受信した移動量（Ｂ−Ａ）を加算し（ステ
ップ１１８）、得られた結果（Ｂ）を現在位置記憶装置
４に格納する（ステップ１１９）。

【００４１】また、移動量（Ｂ−Ａ）をパソコン本体３
１のポインティングデバイスインタフェース３３に伝達
する（ステップ１２０）。

【００４２】パソコン本体３１は、現在表示している座
標（Ａ）に送られてきた移動量（Ｂ−Ａ）を加算し、新
しい座標（Ｂ）を得る。

【００４３】次に、「記憶キー」と組み合わせキー、例
えば（Ｄ）キーが押された場合について説明する。

【００４４】まず、ステップ１０２でキーの状態を読み
取り、座標記憶キーの組み合わせが押されたので（ステ
ップ１０３）、ステップ１０４に進む。

【００４５】ステップ１０４では、現在の位置座標を現
在位置記憶装置４より読出し（例えば、位置座標
（Ｂ））、該当するキーの組み合わせ（「記憶キー」と
（Ｄ）キー）と現在位置（位置座標（Ｂ））とを座標記
憶装置５に記憶させる（ステップ１０５）。

【００４６】次に、ステップ１０６，１１２，１１４，
１１６はいずれも「いいえ」であるためこれで動作は終
了する。

【００４７】次に、ポインティング座標が、仮に（Ｅ）
の位置に移動した後、再生キーと、（Ｄ）のキーが押さ
れた場合について説明する。

【００４８】図２及び図３のフローを参照して、まずキ
ーボード状態を読み取る（ステップ１０２）。次に、座
標記憶キーの組み合わせが押されたかどうかをチェック
する（ステップ１０３）が、座標記憶キーは押されてい
ないので、ステップ１０４，１０５をスキップする。次
に、再生キーの組み合わせが押されたかどうかの判断
（ステップ１０６）し、押されているので、「はい」の
方に分岐する。

【００４９】次に、（Ｄ）キーの組み合わせが、座標記
憶装置５に格納されているか検索し、該当する座標
（Ｂ）を呼び出し、目的の座標とする（ステップ１０
７）。次に、現在の座標（座標Ｅ）を現在位置記憶装置
４より取り出す（ステップ１０８）。次に、目的の座標
（座標Ｂ）と現在の座標（座標Ｅ）の差を計算し（ステ
ップ１０９）、その値をポインティングデバイスインタ
フェース３３に通知する（ステップ１１０）。

【００５０】パソコン本体３１はその値を受け取り、そ
の分動いたものとして、現在位置を再計算（座標Ｂ−座
標Ｅ＋座標Ｅ＝座標Ｂ）する。その結果、パソコン本体
３１は、ポインティングデバイス２１が座標Ｂに動いた
ことを認識する。

【００５１】コントローラ３は、読出された値（値Ｂ）
を現在位置記憶装置４に格納する（ステップ１１１）。

【００５２】次に、キーボード１２上のマウスボタンキ
ーが押された場合について説明する。

【００５３】キーボード１２上のマウスボタンが押され
ると、キーボードインタフェース１４及びキーボードイ
ンタフェース２を経由してコントローラ３に通知され
る。

【００５４】まず、ステップ１０２でコントローラ３は
キーボード状態を読み取る。次に、ステップ１０３及び
１０６はいずれも「いいえ」であるためステップ１１２
に進む。

【００５５】コントローラ３はキーボード１２上のマウ
スボタンが押されたことを判断すると（ステップ１１
２）、ポインティングデバイスインタフェース３３に通
知する（ステップ１１３）。

【００５６】次に、ステップ１１４及び１１６はいずれ
も「いいえ」であるため、これで動作は終了する。

【００５７】尚、ポインティングデバイス２１は、従来
用いられた信号及び通信方式をそのまま流用できるた
め、新たなインタフェースやポインティングデバイスを
用意する必要はない。

【００５８】また、キーボードインタフェース３２上に
流れる信号やキーボードインタフェース３２自体も従来
と同一であり、従来のパソコン本体やオペレーティング
システムを選ばないということは言うまでもない。

【００５９】本発明の実施の形態では、一度ポインティ
ングデバイス２１の位置を調整した後、キーとの組み合
わせにて、その位置を記憶させることにより、複数の位
置を容易に記憶させた位置に戻すことができる。

【００６０】また、キーボード１２上からマウスのクリ
ック動作ができるため、ポインティングデバイス２１に
触ることなしに操作できる。

【００６１】更に、使い慣れたポインティングデバイス
を使用可能であるため、新たなインタフェースや、パソ
コン本体を用意する必要もない。

【００６２】次に、本発明の第２の実施の形態について
説明する。

【００６３】本発明の第１の実施の形態では、「座標記
憶キー」や「再生キー」、キーボード１２上のマウスボ
タンが必要であり、従来のキーボードは使用できない。

【００６４】ところが、コントローラ３と、キーボード
インタフェース３２との間は、簡単な双方向通信が可能
である。そこで、座標記憶キー，再生キー，キーボード
１２上のマウスボタンと、実際のキーボード１２上にあ
るキーとの対応を行うコマンドを用意する。

【００６５】また、図２のキーボード上のキーボード状
態読取り（ステップ１０２）にて、キーボードから押さ
れたキーが、上記コマンドにて対応対象であるかどうか
を確認し、置換する処理を行う。

【００６６】次に、第２の実施の形態の動作についてフ
ローチャートを参照しながら説明する。図４は第２の実
施の形態の動作を示すフローチャートである。尚、図４
においては、図２のステップ（過程）１０２とステップ
（過程）１０３との間の処理のみを示している。

【００６７】キーボードインタフェース３２より、例え
ば「変換」キーを、「座標変換」キーとするとのコマン
ドが送られてくると、コントローラ３は、そのことを記
憶する。

【００６８】同じように、例えば「無変換」キーを、
「再生」キーとするとのコマンドが送られてくると、コ
ントローラ３は、そのことを記憶し同じように例えば、
「コントロールを押しながらスペース」を「マウスボタ
ンキー」として登録する。

【００６９】実際にキーボード１２から「変換」キーが
押された場合、キーボード１２状態の読取り（ステップ
１０２）が行われた後、コントローラ３には、既に読み
替えのコマンドが送られてきているので（ステップ１２
１）、「変換」キーを「座標変換」キーに読み替える
（ステップ１２２）。

【００７０】この処理を行った後、ステップ１０３の座
標変換キーが押されたかのチェックを行う。以後の処理
は、専用のキーが押されたものとして処理が行われ、こ
の処理は、第１の実施の形態と同じであるため、省略す
る。

【００７１】本発明の第２の実施の形態は、コントロー
ラ３にキーの読み替え機能を付加することにより、通常
のキーボードでも、第１の実施の形態と同様の効果を付
与することができる。

【００７２】次に、第３の実施の形態について説明す
る。

【００７３】第１の実施の形態を見ると、キーボード１
２にて入力された情報は、一旦キーボードインタフェー
ス１４，キーボードインタフェース２，コントローラ
３，キーボードインタフェース３２の順でデータが送ら
れている。

【００７４】この方法だと、ポインティングデバイス制
御装置１が単独で必要となる上、同じような転送を２回
行っており、回路の規模が大きくなっている。

【００７５】図５は第３の実施の形態の構成図である。
尚、以後の図において図１と同様の構成部分には同一番
号を付し、説明を省略する。

【００７６】同図を見ると、キーボード１２のキーボー
ド部分をポインティングデバイス制御装置１に内蔵させ
ており、図１のキーボードコントローラ１３が行ってい
た、キーボード部分の制御もコントローラ３が行ってい
る。

【００７７】次に、第３の実施の形態の実施例について
図５を用いて説明する。

【００７８】キーボード１２から何かキーが押される
と、その情報は直接コントローラ３に送信される。

【００７９】以後の動作は、第１の実施の形態と同一で
あるため、省略する。

【００８０】キーボードインタフェース３２から、キー
ボード１２への命令が送られてきた場合は、コントロー
ラ３にて解釈，実行を行う。

【００８１】本発明の第３の実施の形態は、図１のキー
ボードコントローラ１３及びキーボードインタフェース
１４，２を省略できることにより、小型化を図ることが
できる。

【００８２】次に、第４の実施の形態について説明す
る。図６は第４の実施の形態の構成図である。

【００８３】第４の実施の形態は、ポインティングデバ
イス制御方法のプログラムを記録した記録媒体とポイン
ティングデバイス制御装置との接続関係を示したもので
ある。 同図を参照して、ポインティングデバイス制御
装置１内にはコントローラ３の他に中央処理装置装置
（以下、「ＣＰＵ」という。）４１と、メモリ４２とが
設けられている。

【００８４】そして、ポインティングデバイス制御方法
のプログラムを記録した記録媒体（以下、「記録媒体」
という。）４３から読み出されたプログラムはＣＰＵ４
１に入力される。

【００８５】ＣＰＵ４１はそのプログラムをメモリ４２
に格納する。ＣＰＵ４１はこのメモリ４２からプログラ
ムを読出し、そのプログラムに従ってコントローラ３を
制御する。

【００８６】コントローラ３はＣＰＵ４１の指示に従っ
て図２〜図４のフローを実行する。

【００８７】次に、第５の実施の形態について説明す
る。図７は第５の実施の形態の構成図である。

【００８８】第５の実施の形態は、記録媒体とポインテ
ィングデバイス制御装置との他の接続関係を示したもの
である。同図を参照して、パソコン本体３１内にはイン
タフェース３２，３３の他にＣＰＵ５１と、メモリ５２
とが設けられている。

【００８９】そして、記録媒体４３に記録されたプログ
ラムがＣＰＵ５１に入力されると、ＣＰＩ５１はそのプ
ログラムをメモリ５２に格納する。ＣＰＵ５１はこのメ
モリ５２からプログラムを読出し、そのプログラムに従
ってポインティングデバイス制御装置１内のコントロー
ラ３を制御する。

【００９０】コントローラ３はＣＰＵ５１の指示に従っ
て図２〜図４のフローを実行する。

【００９１】

【発明の効果】本発明によれば、ポインティングデバイ
スにより入力された位置座標データを中央処理装置へ送
出するポインティングデバイス制御装置であって、その
ポインティングデバイス制御装置を、キーボードにより
入力されたデータを受信する受信手段と、前記位置座標
データが格納される格納手段と、前記受信手段で受信さ
れたデータのうち前記位置座標に対する命令に基づき前
記格納手段に前記位置座標データを格納し、かつ前記格
納手段より前記位置座標データを取出しその位置座標デ
ータを前記ポインティングデバイスからの位置座標デー
タとして前記中央処理装置へ送出する制御手段とを含み
構成したため、複数の位置の記憶及び再生を容易に行う
ことができ、しかも、キーボードから手を放すことなく
これを行うことができるポインティングデバイス制御装
置が得られる。

【００９２】又、本発明による第２の発明によれば、ポ
インティングデバイスにより入力された位置座標データ
を中央処理装置へ送出するポインティングデバイス制御
方法であって、その方法を、キーボードにより入力され
たデータを受信する第１の過程と、前記第１の過程で受
信されたデータのうち前記位置座標に対する命令に基づ
き格納手段に前記位置座標データを格納する第２の過程
と、前記格納手段より前記位置座標データを取出す第３
の過程と、その取出した位置座標データを前記ポインテ
ィングデバイスからの位置座標データとして前記中央処
理装置へ送出する第４の過程とを含み構成したため、複
数の位置の記憶及び再生を容易に行うことができ、しか
も、キーボードから手を放すことなくこれを行うことが
できるポインティングデバイス制御方法が得られる。

【００９３】さらに、本発明による第３の発明によれ
ば、ポインティングデバイスにより入力された位置座標
データを中央処理装置へ送出するポインティングデバイ
ス制御方法を実行させるためのプログラムを記録した記
録媒体であって、その記録媒体に、キーボードにより入
力されたデータを受信する第１の過程と、前記第１の過
程で受信されたデータのうち前記位置座標に対する命令
に基づき格納手段に前記位置座標データを格納する第２
の過程と、前記格納手段より前記位置座標データを取出
す第３の過程と、その取出した位置座標データを前記ポ
インティングデバイスからの位置座標データとして前記
中央処理装置へ送出する第４の過程とを実行させるため
のプログラムを記録したため、複数の位置の記憶及び再
生を容易に行うことができ、しかも、キーボードから手
を放すことなくこれを行うことができるポインティング
デバイス制御方法のプログラムが得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るポインティングデバイス制御装置
の第１の実施の形態の構成図である。

【図２】ポインティングデバイス制御装置の第１の実施
の形態の動作を示すフローチャートである。

【図３】ポインティングデバイス制御装置の第１の実施
の形態の動作を示すフローチャートである。

【図４】ポインティングデバイス制御装置の第２の実施
の形態の動作を示すフローチャートである。

【図５】ポインティングデバイス制御装置の第３の実施
の形態の構成図である。

【図６】ポインティングデバイス制御装置の第４の実施
の形態の構成図である。

【図７】ポインティングデバイス制御装置の第５の実施
の形態の構成図である。

【符号の説明】

１ ポインティングデバイス制御装置 ２ キーボードインタフェース ３ コントローラ ４ 現在位置記憶装置 ５ 座標記憶装置 １１ キー入力装置 ２１ ポインティングデバイス ３１ パソコン本体 ４３ 記録媒体

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ポインティングデバイスにより入力され
   た位置座標データを中央処理装置へ送出するポインティ
   ングデバイス制御装置であって、 キーボードにより入力されたデータを受信する受信手段
   と、前記位置座標データが格納される格納手段と、前記
   受信手段で受信されたデータのうち前記位置座標に対す
   る命令に基づき前記格納手段に前記位置座標データを格
   納し、かつ前記格納手段より前記位置座標データを取出
   しその位置座標データを前記ポインティングデバイスか
   らの位置座標データとして前記中央処理装置へ送出する
   制御手段とを含むことを特徴とするポインティングデバ
   イス制御装置。
2. 【請求項２】 前記制御手段はさらに前記受信手段で受
   信されたデータのうち前記ポインティングデバイスのク
   リックに相当する命令を前記ポインティングデバイスか
   らのクリック命令として前記中央処理装置へ送出するこ
   とを特徴とする請求項１記載のポインティングデバイス
   制御装置。
3. 【請求項３】 前記制御手段はさらに前記受信手段で受
   信されたデータのうち前記中央処理装置に対するデータ
   を前記中央処理装置へ送出することを特徴とする請求項
   １又は２記載のポインティングデバイス制御装置。
4. 【請求項４】 前記キーボードにより入力される前記位
   置座標に対する命令及びクリックに相当する命令は前記
   キーボードのキーを複数個組み合わせて構成されること
   を特徴とする請求項１又は２記載のポインティングデバ
   イス制御装置。
5. 【請求項５】 ポインティングデバイスにより入力され
   た位置座標データを中央処理装置へ送出するポインティ
   ングデバイス制御方法であって、 キーボードにより入力されたデータを受信する第１の過
   程と、前記第１の過程で受信されたデータのうち前記位
   置座標に対する命令に基づき格納手段に前記位置座標デ
   ータを格納する第２の過程と、前記格納手段より前記位
   置座標データを取出す第３の過程と、その取出した位置
   座標データを前記ポインティングデバイスからの位置座
   標データとして前記中央処理装置へ送出する第４の過程
   とを含むことを特徴とするポインティングデバイス制御
   方法。
6. 【請求項６】 さらに第１の過程で受信されたデータの
   うち前記ポインティングデバイスのクリックに相当する
   命令を前記ポインティングデバイスからのクリック命令
   として前記中央処理装置へ送出する第５の過程を含むこ
   とを特徴とする請求項５記載のポインティングデバイス
   制御方法。
7. 【請求項７】 さらに第１の過程で受信されたデータの
   うち前記中央処理装置に対するデータを前記中央処理装
   置へ送出する第６の過程を含むことを特徴とする請求項
   ５又は６記載のポインティングデバイス制御方法。
8. 【請求項８】 前記キーボードにより入力される前記位
   置座標に対する命令及びクリックに相当する命令は前記
   キーボードのキーを複数個組み合わせて構成されること
   を特徴とする請求項５又は６記載のポインティングデバ
   イス制御方法。
9. 【請求項９】 ポインティングデバイスにより入力され
   た位置座標データを中央処理装置へ送出するポインティ
   ングデバイス制御方法を実行させるためのプログラムを
   記録した記録媒体であって、 キーボードにより入力されたデータを受信する第１の過
   程と、前記第１の過程で受信されたデータのうち前記位
   置座標に対する命令に基づき格納手段に前記位置座標デ
   ータを格納する第２の過程と、前記格納手段より前記位
   置座標データを取出す第３の過程と、その取出した位置
   座標データを前記ポインティングデバイスからの位置座
   標データとして前記中央処理装置へ送出する第４の過程
   とを実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
10. 【請求項１０】 さらに第１の過程で受信されたデータ
    のうち前記ポインティングデバイスのクリックに相当す
    る命令を前記ポインティングデバイスからのクリック命
    令として前記中央処理装置へ送出する第５の過程を実行
    するためのプログラムを記録した請求項９記載の記録媒
    体。
11. 【請求項１１】 さらに第１の過程で受信されたデータ
    のうち前記中央処理装置に対するデータを前記中央処理
    装置へ送出する第６の過程を実行するためのプログラム
    を記録した請求項９又は１０記載の記録媒体。
12. 【請求項１２】 前記キーボードにより入力される前記
    位置座標に対する命令及びクリックに相当する命令は前
    記キーボードのキーを複数個組み合わせて構成されるこ
    とを特徴とする請求項９又は１０記載の記録媒体。