JPH117325A - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JPH117325A
JPH117325A JP15900097A JP15900097A JPH117325A JP H117325 A JPH117325 A JP H117325A JP 15900097 A JP15900097 A JP 15900097A JP 15900097 A JP15900097 A JP 15900097A JP H117325 A JPH117325 A JP H117325A
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JP
Japan
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pressure
spring
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reducing valve
pressure adjusting
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JP15900097A
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Yoshiro Honda
善郎 本田
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Azbil Corp
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Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定圧の高さに応じて設定感度を変更するこ
とによって、設定圧調整の作業性を向上させることがで
き、また設定感度を変更するための構成が簡単な減圧弁
を得ること。 【解決手段】 圧縮調整される調圧スプリング21のば
ね圧に応じて、加圧空気の導入圧を減圧調整して導出口
1Bから導出する減圧弁において、調圧スプリング21
を不等ピッチのコイルスプリングとし、調圧スプリング
21の圧縮に伴い、その小ピッチ部分を線間密着させて
有効巻数を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮調整される
調圧スプリングのばね圧に応じて、流体の導入圧を減圧
調整して導出する減圧弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、この種の減圧弁の従来例とし
ての空気圧の減圧弁を説明するための断面図である。図
12において、1はボディ、2はフィルタカバー、3は
ボンネットであり、これらの結合によって減圧弁の本体
が構成されている。ボディ1には、空気圧供給源からの
空気圧を導入する導入口1Aと、減圧調整した空気圧を
導出する導出口1Bが形成されており、その導出口1B
には、図示しない空圧式の作動装置などが接続される。
ボディ1の中央部には上下方向に延在する中央流通路1
Cが形成され、この中央流通路1Cの内部には、弁体4
を備えたポペット弁(以下、「第1の開閉機構」とい
う)V1が構成されている。弁体4は、スプリング5に
よって図中上方の閉弁方向に付勢されており、その弁体
4がスプリング5に抗して下方に変位されることによっ
て、第1の開閉機構V1が開弁する。6は、ボディ1に
ねじ付けられたスプリング押さえである。導入口1Aか
ら導入された空気圧は、ボディ1に形成された流通路1
Dから、フィルタカバー2のカバー内室R1を通って中
央流通路1C内に導入される。カバー内室R1にはエア
フィルタ7が備えられている。また、8はドレンプラグ
である。
【0003】ボディ1とボンネット3との間にはダイヤ
フラム9の外周部が取り付けられ、そのダイヤフラム9
の中央部には受圧板10が取り付けられている。そのダ
イヤフラム9によって上下の2室R2、R3が画成され
ている。下方室R2は、ボディ1に形成された流通路1
Eによって導出口1Bに連通されている。また、受圧板
10の中央にはブリード孔10Aが形成されており、そ
の下側開口部と弁体4の先端とが対向している。弁体4
は、ブリード孔10Aの下側開口部を弁座とする開閉機
構(以下、「第2の開閉機構」という)V2を構成し
て、ブリード孔10Aを開閉するようになっている。
【0004】受圧板10は調圧スプリング11によって
下方に付勢されており、その調圧スプリング11として
は一定ピッチのコイルスプリングが用いられている。調
圧スプリング11の付勢力は、ボンネット3にねじ合う
設定ねじ12を回すことによって調整できる。すなわ
ち、設定ねじ12を回してスプリングシート13の位置
を上下方向に調整することによって、調圧スプリング1
1が圧縮調整されることになる。スプリングシート13
の中央には、下方に湾曲する湾曲部13Aが形成されて
おり、その湾曲部13Aの下側の凸状部分によって調圧
スプリング11の上端が位置決めされ、その湾曲部13
Aの上側の凹状部分に設定ねじ12の下端が位置する。
14は設定ねじ12のノブ、15は設定ねじ12を回り
止めするためのロックナット、3Aは上方室R3を大気
に開放するためのブリード穴である。
【0005】次に動作について説明する。弁体4には、
スプリング5からの上向きの付勢力が作用すると共に、
受圧板10を介して調圧スプリング11からの下向きの
付勢力が作用し、またダイヤフラム9には下方室R2内
の空気圧が作用する。これらの作用力のバランスにより
弁体4およびダイヤフラム9が変位して、第1、第2の
開閉機構V1、V2が関連的に開閉動作する。いま、第
1の開閉機構V1が開かれている場合には、導入口1A
内に導入された空気圧が流通路1D、カバー内室R1、
中央流通路1C、下方室R2、および流通路1Eを通っ
て導出口1Bから導出される。このときに、導出口1B
側の圧力が所定圧以上となった場合には、ダイヤフラム
9が調圧スプリング11に抗して上方に変位され、第2
の開閉機構V2が開いて、下方室R2内の圧力がブリー
ド孔10A、上方室R3、およびブリード穴3Aを通し
て外部に逃がされる。このようにして下方室R2内が減
圧され、導出口1Bからの空気の導出圧が調圧スプリン
グ11のばね圧に応じて設定されることになる。その調
圧スプリング11のばね圧は、設定ねじ12によって調
整できるため、導出口1Bからの導出圧は任意に設定で
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の減圧弁は以上の
ように構成され、導出圧を設定するための調圧スプリン
グ11としては、一定ピッチのコイルスプリングが用い
られていた。そのため、設定する導出圧(以下、「設定
圧」という)の高さに拘わらず、設定感度が一定であっ
た。ここで設定感度とは、設定ねじ12を一定量回した
ときの設定圧の変化量をいう。図13(a)は、設定圧
を低く設定すべく調圧スプリング11の圧縮量を小さく
した状態、図13(b)は、設定圧を高く設定すべく調
圧スプリング11の圧縮量を大きくした状態であり、調
圧スプリング11は均一に圧縮されることになる。その
ため、調圧スプリング11は、その圧縮量に拘わらず、
ばね定数が図14のように一定となり、設定感度が設定
圧の高さに拘わらず一定となる。例えば、設定圧が1.
0kgf/cm2 または5.0kgf/cm2 のとき
は、いずれも設定感度が±0.05kgf/cm2 であ
った。
【0007】そのため、設定圧が高い範囲において、設
定圧を大きく変更することができないために、その設定
作業に手間取ったり、また設定圧が低い範囲において
は、設定圧を小さく変更することができないために、そ
の設定作業にも手間取るという問題があった。
【0008】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、設定圧の高さに応じて設定感
度を変更することによって、設定圧調整の作業性を向上
させることができる減圧弁を得ることを目的とする。ま
た、この発明は、設定感度を変更するための構成が簡単
な減圧弁を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る減圧弁は、圧縮量に応じてばね定数が異なる調圧スプ
リングを備えたものである。
【0010】請求項2記載の発明に係る減圧弁は、調圧
スプリングを不等ピッチのコイルスプリングとしたもの
である。
【0011】請求項3記載の発明に係る減圧弁は、調圧
スプリングを円錐コイルスプリングとしたものである。
【0012】請求項4記載の発明に係る減圧弁は、調圧
スプリングを、ピッチが異なりかつ直列に配備される複
数のコイルスプリングとしたものである。
【0013】請求項5記載の発明に係る減圧弁は、調圧
スプリングを、自由長が異なりかつ並列に配備される複
数のコイルスプリングとしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.本実施の形態は、前述した図12と同様
の空気圧の減圧弁としての構成例であり、図12の調圧
スプリング11に代えて、不等ピッチのコイルスプリン
グを調圧スプリング21として備えている。その他の構
成は前述した図12のものと同様である。
【0015】本例における調圧スプリング21は、その
上側部分のピッチが下側部分よりも小さく設定されたコ
イルスプリングである。しかし、この調圧スプリング2
1は、そのピッチが多段階的に変化するものであっても
よく、または徐々に変化するものであってもよい。要
は、不等ピッチのコイルスプリングであればよい。その
他の構成は前述した図12のものと同様であるため、同
様の部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0016】次に動作について説明する。前述した図1
2のものと同様に、導出口1Bからの空気の導出圧が調
圧スプリング21のばね圧に応じて設定されるため、設
定ねじ12を回して調圧スプリング21の圧縮の程度を
調整することにより、そのばね圧が調整されて、設定圧
が任意に設定できることになる。その際、調圧スプリン
グ21が不等ピッチのコイルスプリングであるが故に、
設定圧の高さに応じて、設定感度つまり設定ねじ12を
一定量回したときの設定圧の変化量が変化する。
【0017】すなわち、図2(a)のように、設定圧を
低く設定すべく調圧スプリング21の圧縮量を小さくし
た状態から、図2(b)のように、設定圧を高く設定す
べく調圧スプリング21の圧縮量を大きくした場合、調
圧スプリング21は、ピッチの小さい上側部分から線間
密着し、その線間密着の分だけ有効巻数が減少する。そ
のため、調圧スプリング21のばね定数は、図3のよう
に、調圧スプリング21の圧縮量の増大に伴って増加す
ることになる。この結果、設定圧が高い範囲においては
設定感度が大きくなり、その分、設定圧を大きく調整し
て速やかに所望の設定圧とすることができる。一方、設
定圧が低い範囲においては設定感度が小さくなり、その
分、設定圧を微調整して速やかに所望の設定圧とするこ
とができる。例えば、設定圧が比較的小さい1.0kg
f/cm2 のときは、設定感度を比較的小さい±0.0
1kgf/cm2 とし、また設定圧が比較的大きい5.
0kgf/cm2 のときは、設定感度を比較的大きい±
0.05kgf/cm2 とすることができる。
【0018】さらに、この実施の形態では、調圧スプリ
ング21が1つですむため、構成部品の増加を招くこと
なく、減圧弁自体の構成の簡素化、および製造工程の単
純化を図ることができる。
【0019】実施の形態2.本実施の形態では、図4の
ように、円錐状のコイルスプリングを調圧スプリング2
2として備えている。その他の構成は前述した実施の形
態1と同様である。
【0020】本例における調圧スプリング22は、その
下側部分の巻き径が上側部分よりも大きく設定された等
ピッチのコイルスプリングである。しかし、この調圧ス
プリング22は、その巻き径が多段階的に変化するもの
であってもよく、また不等ピッチであってもよい。要
は、円錐状のコイルスプリングであればよい。
【0021】次に動作について説明する。本実施の形態
では、調圧スプリング22が円錐状のコイルスプリング
であるが故に、設定圧の高さに応じて、設定感度つまり
設定ねじ12を一定量回したときの設定圧の変化量が変
化する。
【0022】すなわち、図5(a)のように、設定圧を
低く設定すべく調圧スプリング22の圧縮量を小さくし
た状態から、図5(b)のように、設定圧を高く設定す
べく調圧スプリング22の圧縮量を大きくした場合、調
圧スプリング22は、巻き径の大きい下側部分から線間
密着し、その線間密着の分だけ有効巻数が減少する。そ
のため、調圧スプリング22のばね定数は、前述した図
3と同様に、調圧スプリング22の圧縮量の増大に伴っ
て増加することになる。この結果、設定圧が高い範囲に
おいては設定感度が大きくなり、その分、設定圧を大き
く調整して速やかに所望の設定圧とすることができる。
一方、設定圧が低い範囲においては設定感度が小さくな
り、その分、設定圧を微調整して速やかに所望の設定圧
とすることができる。
【0023】さらに、この実施の形態では、調圧スプリ
ング22が1つですむため、構成部品の増加を招くこと
なく、減圧弁自体の構成の簡素化、および製造工程の単
純化を図ることができ、しかも調圧スプリング22とし
て等ピッチのコイルスプリングを用いることができる。
【0024】実施の形態3.本実施の形態では、図6の
ように、ピッチが異なる2つのコイルスプリングを調圧
スプリング23、24として、それらを中間スプリング
シート25を挟んで直列的に備えている。これらの調圧
スプリング23、24は異なるばね定数K1、K2に設
定されている。中間スプリングシート25はリング状と
されており、その上面側には調圧スプリング23の下端
を位置決めするための環状溝25Aが形成され、その下
面側には、調圧スプリング24の上端を位置決めするた
めの環状溝25Bが形成されている。その他の構成は前
述した実施の形態1と同様である。
【0025】本例における調圧スプリング23、24
は、上側の調圧スプリング23のピッチが下側の調圧ス
プリング24よりも小さく設定された同一巻き径のコイ
ルスプリングである。しかし、これらの調圧スプリング
23、24は、その巻き径が異なるものであってもよ
い。要は、ピッチが異なって直列に備えられる複数のコ
イルスプリングであればよい。
【0026】次に動作について説明する。本実施の形態
では、調圧スプリング23、24がピッチが異なるコイ
ルスプリングであるが故に、設定圧の高さに応じて、設
定感度つまり設定ねじ12を一定量回したときの設定圧
の変化量が変化する。
【0027】すなわち、図7(a)のように、設定圧を
低く設定すべく調圧スプリング23、24の圧縮量を小
さくした状態から、図7(b)のように、設定圧を高く
設定すべく調圧スプリング23、24の圧縮量を大きく
した場合、小さいピッチの調圧スプリング23が先に線
間密着し、その線間密着の分だけ有効巻数が減少する。
そのため、図8のように、調圧スプリング23が線間密
着する圧縮変位x1の時点までは、調圧スプリング2
3、24全体のばね定数(K1・K2)/(K1+K
2)となり、その時点以降は、調圧スプリング24のみ
のばね定数K2となる。この結果、設定圧が高い範囲に
おいては設定感度が大きくなり、その分、設定圧を大き
く調整して速やかに所望の設定圧とすることができる。
一方、設定圧が低い範囲においては設定感度が小さくな
り、その分、設定圧を微調整して速やかに所望の設定圧
とすることができる。
【0028】さらに、この実施の形態では、2つの調圧
スプリング23、24を組み合わせるため、その組み合
わせに応じてばね定数を多様に変化させることができ
る。
【0029】実施の形態4.本実施の形態では、図9の
ように、自由長が異なる2つのコイルスプリングを調圧
スプリング26、27として、それらを並列的に備えて
いる。調圧スプリング26は巻き径が大きくて外側に位
置し、調圧スプリング27は巻き径が小さくて内側に位
置しており、それらは異なるばね定数K1、K2に設定
されている。スプリングシート13の湾曲部13Aの下
面には、内側の調圧スプリング27の圧縮時に、その上
端を位置決めするための段差部13Bが形成されてい
る。また、受圧板10の上面には、調圧スプリング2
6、27の下端を位置決めするための環状突部10Bが
形成されている。その他の構成は前述した実施の形態1
と同様である。
【0030】本例における調圧スプリング26、27
は、内側の調圧スプリング27の自由長が外側の調圧ス
プリング26よりも短く設定された同一ピッチのコイル
スプリングである。しかし、これらの調圧スプリング2
6、27は、ピッチが異なるものであってもよい。要
は、自由長が異なって並列に備えられる複数のコイルス
プリングであればよい。
【0031】次に動作について説明する。本実施の形態
では、調圧スプリング26、27が自由長の異なるコイ
ルスプリングであるが故に、設定圧の高さに応じて、設
定感度つまり設定ねじ12を一定量回したときの設定圧
の変化量が変化する。
【0032】すなわち、図10(a)のように、設定圧
を低く設定すべく調圧スプリング26、27の圧縮量を
小さくした状態から、図10(b)のように、設定圧を
高く設定すべく調圧スプリング26、27の圧縮量を大
きくした場合には、先に、外側の調圧スプリング26の
みが所定量圧縮され、その後、その調圧スプリング26
と共に内側の調圧スプリング27が圧縮されることにな
る。そのため、図11のように、調圧スプリング27の
圧縮が開始される圧縮変位x1の時点までは、調圧スプ
リング26のみのばね定数K1となり、その時点以降
は、調圧スプリング23、24全体のばね定数(K1+
K2)となる。この結果、設定圧が高い範囲においては
設定感度が大きくなり、その分、設定圧を大きく調整し
て速やかに所望の設定圧とすることができる。一方、設
定圧が低い範囲においては設定感度が小さくなり、その
分、設定圧を微調整して速やかに所望の設定圧とするこ
とができる。
【0033】さらに、この実施の形態では、調圧スプリ
ング26、27のいずれも線間密着させる必要がないた
め、その線間密着の部分のずれや変動などに起因するば
ね定数の変動がなく、設定圧の変動をなくして信頼性を
向上させることができ、しかも2つの調圧スプリング2
6、27を組み合わせるため、その組み合わせに応じて
ばね定数を多様に変化させることができる。なお、調圧
スプリング26、27の圧縮開始時期をずらすことがで
きれば、必ずしもそれらの自由長を異ならせる必要はな
い。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、圧縮量に応じてばね定数が異なる調圧スプリング
を備えているため、設定圧の高さに応じて設定感度を変
更して、設定圧調整の作業性を向上させることができ、
しかも圧縮量に応じてばね定数が異なる調圧スプリング
を備えるだけで簡単に構成することができる効果があ
る。
【0035】請求項2記載の発明によれば、調圧スプリ
ングを不等ピッチのコイルスプリングとすることによ
り、調圧スプリングが1つですみ、この結果、構成部品
の増加を招くことなく、減圧弁自体の構成の簡素化、お
よび製造工程の単純化を図ることができる効果がある。
【0036】請求項3記載の発明によれば、調圧スプリ
ングを円錐コイルスプリングとすることにより、調圧ス
プリングが1つですみ、この結果、構成部品の増加を招
くことなく、減圧弁自体の構成の簡素化、および製造工
程の単純化を図ることができ、さらに調圧スプリングと
して等ピッチのコイルスプリングを用いることもできる
効果がある。
【0037】請求項4記載の発明によれば、調圧スプリ
ングを、ピッチが異なりかつ直列に配備される複数のコ
イルスプリングとすることにより、複数の調圧スプリン
グの組み合わせに応じてばね定数を多様に変化させるこ
とができる効果がある。
【0038】請求項5記載の発明によれば、調圧スプリ
ングを、自由長が異なりかつ並列に配備される複数のコ
イルスプリングとすることにより、複数の調圧スプリン
グの組み合わせに応じてばね定数を多様に変化させるこ
とができ、さらに調圧スプリングを線間密着させる必要
がないために、その線間密着の部分のずれや変動などに
起因するばね定数の変動をなくすることができ、この結
果、設定圧の変動をなくして信頼性を向上させることが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による減圧弁の断面図
である。
【図2】図1の減圧弁の動作を説明するための要部の拡
大断面図である。
【図3】図1の減圧弁における調圧スプリングのばね定
数の変化の説明図である。
【図4】この発明の実施の形態2による減圧弁の断面図
である。
【図5】図4の減圧弁の動作を説明するための要部の拡
大断面図である。
【図6】この発明の実施の形態3による減圧弁の断面図
である。
【図7】図6の減圧弁の動作を説明するための要部の拡
大断面図である。
【図8】図6の減圧弁における調圧スプリングのばね定
数の変化の説明図である。
【図9】この発明の実施の形態4による減圧弁の断面図
である。
【図10】図9の減圧弁の動作を説明するための要部の
拡大断面図である。
【図11】図9の減圧弁における調圧スプリングのばね
定数の変化の説明図である。
【図12】従来の減圧弁の断面図である。
【図13】図12の減圧弁の動作を説明するための要部
の拡大断面図である。
【図14】図12の減圧弁における調圧スプリングのば
ね定数の変化の説明図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 フィルタカバー 3 ボンネット 4 弁体 5 スプリング 6 スプリング押さえ 7 エアフィルタ 8 ドレンプラグ 9 ダイヤフラム 10 受圧板 12 設定ねじ 13 スプリングシート 14 ノブ 15 ロックナット 21,22,23,24,26,27 調圧スプリング 25 中間スプリングシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮調整される調圧スプリングのばね圧
    に応じて、流体の導入圧を減圧調整して導出する減圧弁
    において、前記調圧スプリングは、圧縮量に応じてばね
    定数が異なることを特徴とする減圧弁。
  2. 【請求項2】 前記調圧スプリングは、不等ピッチのコ
    イルスプリングであることを特徴とする請求項1記載の
    減圧弁。
  3. 【請求項3】 前記調圧スプリングは、円錐コイルスプ
    リングであることを特徴とする請求項1記載の減圧弁。
  4. 【請求項4】 前記調圧スプリングは、ピッチが異なり
    かつ直列に配備される複数のコイルスプリングであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の減圧弁。
  5. 【請求項5】 前記調圧スプリングは、自由長が異なり
    かつ並列に配備される複数のコイルスプリングであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の減圧弁。
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