JPH1172904A - 位相シフトマスクおよびこのマスクを用いた電子装置の製造方法 - Google Patents

位相シフトマスクおよびこのマスクを用いた電子装置の製造方法

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JPH1172904A
JPH1172904A JP17240298A JP17240298A JPH1172904A JP H1172904 A JPH1172904 A JP H1172904A JP 17240298 A JP17240298 A JP 17240298A JP 17240298 A JP17240298 A JP 17240298A JP H1172904 A JPH1172904 A JP H1172904A
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Takashi Nakabayashi
隆 中林
Koji Matsuoka
晃次 松岡
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レベンソン型位相シフトマスクで形成できな
い不規則なコンタクトホールパターンを形成する。 【解決手段】 位相シフトマスクの透光部分には、第1
の方向および前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿
って周期的に配列された複数の第1透光領域以外に、複
数の第1透光領域のうちの隣接する4個の第1透光領域
に囲まれた領域内に設けられた第2透光領域が形成され
ている。第1透光領域は、露光光に対して相互に実質的
に180゜の位相差を形成するように基板を彫り込むこ
とによって形成されている。第2透光領域は露光光に対
して第1透光領域との間で実質的に90゜の位相差を形
成する。こうして、第1透光領域および第2透光領域に
対応して高密度に配列された孤立パターンを形成するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相シフトマスク
およびこのマスクを用いた電子装置の製造方法に関す
る。本発明は、特に、半導体集積回路装置において高密
度に配列されたコンタクトホールの形成に適している。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック・ランダム・アクセス・メ
モリー(dynamic randam access
memory、以下、DRAMと記す)は、半導体集積
回路装置のテクノロジードライバーとして機能し、半導
体集積回路装置の素子の微細化および高集積化の推進役
としての役割を果たしてきた。現在では、0.25μm
ルールに従った設計された64メガビット(Mbit)
DRAMが量産されるにいたっている。さらに、0.1
8μmルールに従って設計された1ギガビット(Gbi
t)DRAMの生産が予定されている。
【0003】1GbitDRAMでは、0.3μm2
度のエリアに各メモリーセルを形成することが必要とさ
れるため、0.4μm以下のセルピッチの実現が要求さ
れている。汎用メモリである8F2構成のメモリーセル
は、1つのセル内に1つのストレージノードコンタクト
を含む。このため、0.4μm以下のピッチで0.2μ
m径程度のコンタクトホールを形成する技術が必要とな
る。
【0004】コンタクトホールの露光によるパターニン
グの解像度をあげる技術として、露光基板のフィールド
領域に半透光性の膜を形成し、その位相を、透光ホール
領域と180°ずらすことにより、両領域の透過光を干
渉させ、パターンエッジ強調を行うハーフトーン(ha
lf−tone)位相シフトマスクが提案されている。
この技術を用いることにより、0.2μm径程度の孤立
コンタクトホールの形成が可能となっている。しかしな
がら、この技術によれば、コンタクトピッチが0.5μ
m程度以下になると、各コンタクトを分離することが困
難になる。
【0005】そこで、さらに干渉度の高いレベンソン型
位相シフトマスクを用いて、狭ピッチのコンタクトを形
成することが提案されている(特開昭62−50811
号公報)。レベンソン型位相シフトマスクは、隣接する
パターンを透過する光の位相が互いに180°異なるよ
うに、形成するコンタクトホールを規定する透光領域1
つおきに位相シフターを設けたマスクである。この位相
シフターは通常マスク基板をエッチングすることによっ
て形成される。この技術を用いることによって0.3μ
mピッチ程度のコンタクトホールを形成することが可能
にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した位相シフトマ
スクは、2次元的に行列状に規則正しく配列されたコン
タクトホールアレーの形成には有効である。しかし、こ
の行列状の配置位置からシフトした位置にコンタクトホ
ールを形成する必要がある場合、位相シフターを規則正
しく配置することがが困難となる。
【0007】0.3μm2以下のDRAMメモリーセル
を形成する場合、例えば、アイ イー ディー エム
’96 テクニカル ダイジェスト(IEDM ’9
6 Technical Digest)、p.593に
開示されるように、ストレージノードコンタクトホール
とビットラインコンタクトホールとに金属プラグを形成
することが好ましい。両コンタクトホールを同時に形成
する場合、ストレージノードコンタクトホールは行列状
に規則正しく配列されているのに対し、ビットラインコ
ンタクトホールは、1/2ピッチずれた位置に配置され
る。このため、レベンソン型位相シフトマスクを用い
て、両コンタクトホールを一括形成することは困難であ
る。従って、ストレージノードコンタクトホールはレベ
ンソン型位相シフトマスクを用いて形成した後、ビット
ラインコンタクトホールはハーフトーン位相シフトマス
ク等を用いて別途形成しなければならない。このため、
両コンタクトホール間の位置合せずれを避けることがで
きず、このことが微細なメモリーセルの開発の大きな障
害となっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による位相シフト
マスクは、透光性マスク基板と、前記透光性マスク基板
に形成された遮光部分と、前記透光性マスク基板に形成
された透光部分とを備えた位相シフトマスクであって、
前記透光部分は、第1の方向および前記第1の方向とは
異なる第2の方向に沿って周期的に配列された複数の第
1透光領域と、前記複数の第1透光領域のうちの隣接す
る4個の第1透光領域に囲まれた領域内に設けられた少
なくともひとつの第2透光領域とを有し、前記複数の第
1透光領域のうちの隣接する2個の第1透光領域は、露
光光に対して相互に実質的に180゜の位相差を形成
し、前記第2透光領域は、前記露光光に対して、前記第
2透光領域を囲む前記4個の第1透光領域との間で実質
的に90゜の位相差を形成する。
【0009】前記複数の第1透光領域の少なくとも一部
の表面は、前記透光性マスク基板の主面とは異なるレベ
ルに位置していることが好ましい。
【0010】前記複数の第1透光領域の前記少なくとも
一部の表面は、前記透光性マスク基板の主面から内部に
彫り込まれてることが好ましい。
【0011】前記第2透光領域の表面は、前記複数の第
1透光領域の表面とは異なるレベルに位置していること
が好ましい。
【0012】前記第2透光領域の表面は、前記透光性マ
スク基板の主面と同一レベルに位置していることが好ま
しい。
【0013】前記複数の第1透光領域のうちの隣接する
2個の第1透光領域の間に形成される位相差は、160
゜以上200゜以下の範囲内に含まれていることが好ま
しい。
【0014】前記第2透光領域と前記第1透光領域との
間に形成される位相差は、70゜以上110゜以下の範
囲内に含まれていることが好ましい。
【0015】前記第1の方向と前記第2の方向とは垂直
であってもよい。
【0016】好ましい実施形態では、前記複数の第1透
光領域の各々はホール形状を有している。
【0017】前記第2透光領域のサイズは前記第1透光
領域のサイズよりも大きいことが好ましい。
【0018】前記第1の方向に沿って計測した前記第1
透光領域の配列間隔は、前記第2の方向に沿って計測し
た前記第1透光領域の配列間隔の約2倍であってもよ
い。
【0019】前記第2の方向に沿って計測した前記第1
透光領域のサイズは、前記第1の方向に沿って計測した
前記第1透光領域のサイズよりも小さいことが好まし
い。
【0020】本発明による電子装置の製造方法は、透光
性マスク基板と、前記透光性マスク基板に形成された遮
光部分と、前記透光性マスク基板に形成された透光部分
とを備えた位相シフトマスクを用いる電子装置の製造方
法であって、前記位相シフトマスクの前記透光部分は、
第1の方向および前記第1の方向とは異なる第2の方向
に沿って周期的に配列された複数の第1透光領域と、前
記複数の第1透光領域のうちの隣接する4個の第1透光
領域に囲まれた領域内に設けられた少なくともひとつの
第2透光領域とを有し、前記複数の第1透光領域のうち
の隣接する2個の第1透光領域は、露光光に対して相互
に実質的に180゜の位相差を形成し、前記第2透光領
域は、前記露光光に対して、前記第2透光領域を囲む前
記4個の第1透光領域との間で実質的に90゜の位相差
を形成し、前記電子装置の製造方法は、前記電子装置の
一部を形成するために使用される膜の上にレジスト層を
形成する工程と、前記レジスト層に対して前記位相シフ
トマスクを介して露光光を照射する工程と、前記レジス
ト層を現像する工程と、前記レジスト層で部分的に覆わ
れた前記膜をパターニングする工程とを包含する。
【0021】前記電子装置は半導体集積回路装置装置で
あり、前記第1透光領域および前記第2透光領域は、前
記膜に形成される開口部を規定するようにしてもよい。
【0022】前記半導体集積回路装置はダイナミックラ
ムメモリであり、前記第1透光領域は、メモリセルとス
トレージ部とを接続するためのストレージノードコンタ
クトホールを規定し、前記第2透光領域は、前記メモリ
セルとビットラインとを接続するためのビットラインコ
ンタクトホールを規定するようにしてもよい。
【0023】前記レジスト層に対して前記位相シフトマ
スクを介して前記露光光を照射する工程において、変形
照明法を用いてもよい。
【0024】本発明による他の位相シフトマスクは、透
光性マスク基板と、前記透光性マスク基板に形成された
遮光部分と、前記透光性マスク基板に形成された透光部
分とを備えた位相シフトマスクであって、前記透光部分
は、少なくとも4個の第1透光領域と、前記第1透光領
域のうちの隣接する4個の第1透光領域に囲まれた領域
内に設けられた少なくともひとつの第2透光領域とを有
し、前記隣接する4個の第1透光領域のうちの隣接する
2個の第1透光領域は、露光光に対して相互に実質的に
180゜の位相差を形成し、前記第2透光領域は、前記
露光光に対して、前記第2透光領域を囲む前記4個の第
1透光領域との間で実質的に90゜の位相差を形成し、
それによって前記第1透光領域および前記第2透光領域
に対応するパターンを分離して結像することができる。
【0025】本発明による他の電子装置の製造方法は、
透光性マスク基板と、前記透光性マスク基板に形成され
た遮光部分と、前記透光性マスク基板に形成された透光
部分とを備えた位相シフトマスクを用いる電子装置の製
造方法であって、前記透光部分は、少なくとも4個の第
1透光領域と、前記第1透光領域のうちの隣接する4個
の第1透光領域に囲まれた領域内に設けられた少なくと
もひとつの第2透光領域とを有し、前記隣接する4個の
第1透光領域のうちの隣接する2個の第1透光領域は、
露光光に対して相互に実質的に180゜の位相差を形成
し、前記第2透光領域は、前記露光光に対して、前記第
2透光領域を囲む前記4個の第1透光領域との間で実質
的に90゜の位相差を形成し、それによって前記第1透
光領域および前記第2透光領域に対応するパターンを分
離して結像することができ、前記電子装置の製造方法
は、前記位相シフトマスクを用いた露光工程を包含す
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明による位相シフトマ
スクの第1の実施形態を示す。図1に示されるように、
この位相シフトマスクは、例えばガラス等から形成され
た透光性マスク基板(厚さ:0.25インチ)と、透光
性マスク基板に形成された遮光部分と、透光性マスク基
板に形成された透光部分とを備えている。遮光部分は、
透光性マスク基板上の遮光膜から形成されている。遮光
膜はクロム(Cr)などの金属薄膜をパターニングする
ことよって形成される。遮光膜の開口部として形成され
た透光部分は、第1の方向(X軸方向)および第2の方
向(Y軸方向)に沿って周期的かつ二次元的に配列され
た複数の第1透光領域11および12を有している。第
1透光領域11および12は、何れも、ほぼ矩形の形状
を有している。
【0027】より詳細には、第1透光領域11と第1透
光領域12とは、X軸方向およびY軸方向に沿って、交
互に等間隔で配列されている。言いかえると、第1透光
領域11および12は、X軸方向に平行な「行(ロウ:
row)」と、Y軸方向に平行な「列(カラム:col
umn)」とが形成する行列状に規則正しく周期的に配
列されている。
【0028】X軸方向に沿って計測した第1透光領域1
1の配列間隔(ピッチ)は、X軸方向に沿って計測した
第1透光領域12の配列間隔に等しい。X軸方向に沿っ
て隣接する第1透光領域11と第1透光領域12との配
列間隔は、X軸方向に沿って隣接する列の配列間隔に等
しい。一方、Y軸方向に沿って計測した第1透光領域1
1の配列間隔は、Y軸方向に沿って計測した第1透光領
域12の配列間隔に等しい。Y軸方向に沿って隣接する
第1透光領域11と第1透光領域12との配列間隔は、
隣接する行の配列間隔に等しい。
【0029】第1透光領域11および第1透光領域12
を透過する光の位相が相互に異なるように、位相シフテ
ィング構造(位相シフター)がマスクに設けられてい
る。本実施形態では、位相シフトを生じさせるために、
第1の透光領域11の表面のレベルと、第1の透光領域
12の表面のレベルとが異なる位置にくるように、透光
性マスク基板の主面の一部をエッチングし、主面に凹凸
を形成している。詳細は後述する。
【0030】前記透光部分は、更に、隣接する4個の第
1透光領域11および12に囲まれた領域内に第2透光
領域13を有している。第2の透光領域13も、第1の
透光領域11および12と同様に、遮光膜に開口部を形
成した領域に位置している。第2の遮光領域13の表面
のレベルは、第1の透光領域11の表面のレベルや第1
の透光領域12の表面のレベルとは異なる位置にあり、
それによって第2の透光領域13と第1の透光領域11
および12との間には位相差が形成される。透光領域1
1〜13の表面のレベル差は、露光に用いる光の波長と
透光性マスク基板の屈折率とを考慮して決定される。透
光領域11〜13の表面のレベル差の形成は、マスク基
板の主面をエッチング等によって掘り下げる方法以外
に、マスク基板の主面の所定領域上に位相シフト用薄膜
を堆積する方法によっても実現される。透光領域11〜
13の表面にレベル差が形成されると、露光光が透光性
マスク基板を透過するときに、その光が透過する光路に
差が生じ、結果として光の干渉が生じる。この光の干渉
が本発明による位相シフトマスクによるパターンの形成
に重要な働きを果たす。
【0031】上述の透光領域11、12および13の平
面配置レイアウトは、本実施形態位相シフトマスクを用
いて行う露光工程において、コンタクトホールのパター
ンを形成するように設計されている。透光性マスク基板
に設けた位相シフティング構造により、第1の透光領域
11と第2の透光領域13との間に90゜の位相差が形
成されるとともに、第1の透光領域12と第2の透光領
域13との間にも90゜の位相差が形成されている。一
方、第1の透光領域11と第1の透光領域12との間に
180゜の位相差が形成されている。
【0032】本実施形態の透光領域11〜13は、各々
が一辺0.23μmの正方形(以下、0、23μm角と
記す)の形状を有している。また、X軸方向に沿って隣
接する第1の透光領域11と第1の透光領域12との配
列間隔は0.68μmであり、Y軸方向に沿って隣接す
る第1の透光領域11と第1の透光領域12との配列間
隔は0.34mに設定されている。第2の透過領域13
は、近接する4つの第1の透光ル領域11および12に
囲まれた領域の中央部に配置されている。ここでは、露
光光の光源として波長248nmのKrFレーザーを使
用できるように位相シフト構造のデザインがなされてい
る。なお、本実施形態の位相シフトマスクでは、5分の
1縮小投影露光を行うために、マスク基板上の各パター
ンの寸法がレジストマスクに転写すべきパターンの寸法
の5倍になるようにしている。従って、透光領域11〜
13の実際のサイズは、0.23μm×5であるが、本
願明細書では、混乱を避けるため、投影露光によって形
成されるパターンのサイズを使って位相シフトマスク上
のパターンのサイズを説明する。
【0033】図2は、図1の位相シフトマスクを通過し
た光に関して、光強度シミュレータを用いて求めた強度
分布を示している。図2の実線は、図1中のa−a’線
に対応した位置における光強度を示し、破線は、図1の
b−b’線に対応した位置における光強度を示してい
る。図2から明らかなように、第1透光領域11と第1
透光領域12には、レベンソン型位相シフトマスクの原
理により、コントラストの強い光強度のピークが現れ
る。また、第2透光領域13にも比較的コントラストの
強い光強度ピークが現れていることが確認される。
【0034】図3(a)は、図1の位相シフトマスクを
用いてネガレジストを露光した場合の露光パターンを示
す。露光のしきい値強度は0.35に設定している。行
列状に規則正しく配列された開口部とともに、ずれた位
置においても開口部を形成することが可能になってい
る。図3(b)は、図1の位相シフトマスクをDRAM
の製造方法に使用する場合に、DRAMのメモリセルア
レイ部の活性領域と、コンタクトホールとの関係の一例
を模式的に示す平面レイアウト図である。各活性領域1
10には2つのトランジスタが形成され、各活性領域1
10に対しては、図3(b)に示されるように、3つの
コンタクトホールが配置される。コンタクトホール11
1は、図1の第1の透光領域11を透過した光によって
形成され、コンタクトホール112は、図1の第1の透
光領域12を透過した光によって形成される。これらの
コンタクトホール111および112は、活性領域11
0のソースとストレージ電極(不図示)とを接続するた
めに使用される。また、コンタクトホール113は、図
1の第2の透光領域13を透過した光によって形成さ
れ、活性領域110中央部に位置するドレインとビット
ライン(不図示)とを接続するために使用される。各活
性領域111は素子分離領域100によって分離されて
いる。
【0035】以上のように、本実施形態の位相シフトマ
スクによれば、レベンソン型の位相シフティング構造を
形成するように行列状に規則正しく配列した第1の透光
領域と、第1の透光領域に囲まれた領域内に周囲の第1
ま透光領域に対して90゜の位相差を形成する第2の透
光領域とによって、0.4μm以下の狭ピッチで0.2
μm程度の小さな径の開口アレイパターンを形成するこ
とが可能になる。
【0036】なお、本願明細書において、「180゜の
位相差」とは360゜×N±180゜の位相差を意味
し、「90゜の位相差」とは360゜×M±90゜の位
相差を意味する(NおよびMは任意の整数)。また、
「実質的に180゜の位相差」とは、位相差が無ければ
解像できないパターンがレベンソン位相シフトマスクの
原理によって解像できるような位相差を広く含むものと
する。また、「実質的に90゜の位相差」とは、前述の
第2の透光領域を透過した光が結像しうるような位相差
を広く含むものとする。シミュレーションによれば、第
1透光領域のうちの隣接する2個の第1の透光領域の間
に形成される位相差は、160゜以上200゜以下の範
囲内に含まれていることが好ましい。また、第2の透光
領域とその周囲の第1の透光領域との間の位相差は、7
0゜以上110゜以下の範囲内にあることが好ましい。
【0037】(第2の実施形態)図4から図6を参照し
ながら、本発明による位相シフトマスクの第2の実施形
態を説明する。
【0038】図4の位相シフトマスクは、図1の位相シ
フトマスクと同様に、透光性マスク基板と、透光性マス
ク基板に形成された遮光部分24と、透光性マスク基板
に形成された透光部分とを備えている。遮光膜の開口部
として形成された透光部分は、第1の方向(X軸方向)
および第2の方向(Y軸方向)に沿って周期的かつ二次
元的に配列された複数の第1透光領域21および22を
有している。第1透光領域21および22は、何れも、
ほぼ矩形の形状を有している。
【0039】第1透光領域21および第1透光領域22
のサイズや配列は、図1の位相シフトマスクの第1透光
領域11および第1透光領域12のサイズや配列と同様
である。本実施形態が前述の実施形態と異なる点は、図
4と図1との比較から明らかなように、第2の透光領域
23のサイズ(0.27μm角)が第1の透光領域21
および22のサイズ(0.23μm角)よりも大きく設
定されている点にある。
【0040】図5は、光強度シミュレータを用いて求め
た、図4の位相シフトマスクを通過した光の強度分布を
示している。図5の実線は、図4のc−c’線に対応し
た位置における光強度を示し、破線は、図4のd−d’
線に対応した位置における光強度を示している。図5か
ら明らかなように、第1透光領域21と第1透光領域2
2には、レベンソン型位相シフトマスクの原理により、
コントラストの強い光強度のピークが現れる。また、第
2透光領域23にも比較的コントラストの強い光強度ピ
ークが現れていることが確認される。本実施形態によれ
ば、第2の透光領域23のサイズを大きくすることによ
って、その光強度ピーク値を、第1の透光領域21およ
び22の光強度ピーク値とほぼ同じにすることができ
る。
【0041】図6は、図4の位相シフトマスクを用いて
ネガレジストを露光した場合の露光パターンを示す。露
光のしきい値強度は0.35に設定している。行列状に
規則正しく配列された開口部とともに、ずれた位置にお
いても、ほぼ同じ大きさの開口部を形成することができ
ている。
【0042】以上のように、本実施形態の位相シフトマ
スクによれば、レベンソン型の位相シフティング構造を
形成するように行列状に規則正しく配列した第1の透光
領域と、第1の透光領域に囲まれた領域内に周囲の第1
ま透光領域に対して90゜の位相差を形成する第2の透
光領域と、を配置することによって、0.4μm以下の
狭ピッチで0.2μm程度の小さな径の開口パターンを
ほぼ同じ大きさで形成することが可能になる。
【0043】(第3の実施形態)図7から図9を参照し
ながら、本発明による位相シフトマスクの第3の実施形
態を説明する。
【0044】図7の位相シフトマスクは、図4の位相シ
フトマスクと同様に、透光性マスク基板と、透光性マス
ク基板に形成された遮光部分34と、透光性マスク基板
に形成された透光部分とを備えている。遮光膜の開口部
として形成された透光部分は、第1の方向(X軸方向)
および第2の方向(Y軸方向)に沿って周期的かつ二次
元的に配列された複数の第1透光領域31および32を
有している。第1透光領域31および32は、何れも、
ほぼ矩形の形状を有している。
【0045】第1透光領域31および第1透光領域32
の配列は、図4の位相シフトマスクの第1透光領域21
および第1透光領域22の配列と同様である。本実施形
態が第2の実施形態と異なる点は、図7と図4との比較
から明らかなように、第1の透光領域31および32の
形状およびサイズが、第2の実施形態の第1の透光領域
21および22の形状およびサイズと異なっている点に
ある。より具体的には、第1の透光領域31および32
のY軸方向に計測したサイズ(0.22μm)は、X軸
方向に沿って計測したサイズ(0.19μm)よりも大
きく設定されている。 図8は、光強度シミュレータを
用いて求めた、図7の位相シフトマスクを通過した光の
強度分布を示している。図8の実線は、図7e−e’線
に対応した位置における光強度を示し、破線は、図7の
f−f’線に対応した位置における光強度を示してい
る。図8から明らかなように、第1透光領域31と第1
透光領域32には、レベンソン型位相シフトマスクの原
理により、コントラストの強い光強度のピークが現れ
る。
【0046】第1の透光領域31および32は、Y軸方
向に狭ピッチで並んでいるため、Y軸方向に隣接する透
光領域を透過する光の干渉が強くなる。このため、図3
および図6では、X軸方向に長い光強度分布が得られて
いる。本実施形態によれば、第1の透光領域31および
32のY軸方向に計測したサイズをX軸方向に沿って計
測したサイズよりも大きく設定することによって、比較
的丸い形の露光パターンを得ることができる。
【0047】図9は、図7の位相シフトマスクを用いて
ネガレジストを露光した場合の露光パターンを示す。露
光のしきい値強度は0.35に設定している。行列状に
規則正しく配列された開口部とともに、ずれた位置にお
いても、ほぼ同じ大きさの丸い開口部を形成することが
できている。
【0048】以上のように、本実施形態の位相シフトマ
スクによれば、レベンソン型の位相シフティング構造を
形成するように行列状に規則正しく配列した第1の透光
領域と、第1の透光領域に囲まれた領域内に周囲の第1
ま透光領域に対して90゜の位相差を形成する第2の透
光領域と、を配置することによって、0.4μm以下の
狭ピッチで0.2μm程度の小さな径の開口パターンを
ほぼ同じ大きさで丸く形成することが可能になる。
【0049】(第4の実施形態)図10は、本発明によ
る位相シフトマスクの第4の実施形態を示す平面図であ
る。図10の位相シフトマスクは、図7の位相シフトマ
スクと同様に、透光性マスク基板と、透光性マスク基板
に形成された遮光部分44と、透光性マスク基板に形成
された透光部分とを備えている。遮光膜の開口部として
形成された透光部分は、透光領域41、42および43
を有しており、その平面レイアウトは第3の実施形態に
おれる透光領域21、32および33の平面レイアウト
と同じである。
【0050】図11は、図10の位相シフトマスクのg
―g’線断面を示す。図11に示されるように、透光性
マスク基板45の主面はCr膜等の遮光性材料膜46に
部分的に覆われている。透光性マスク基板45の主面の
うち遮光性材料膜46によって覆われていない部分4
7、48および49は、それぞれ、第1の透光領域4
1、第1の透光領域42および第2の透光領域43に対
応している。
【0051】彫り込み型の位相シフティング構造は、エ
ッチング等によって、透光性マスク基板45を主面から
一定の深さまで掘り込むことによって形成される。彫り
込みの形成によって、透光性マスク基板45の透光領域
における厚さが変化し、光路差を形成される。その結
果、透光領域を透過する光の位相に差が生じる。
【0052】露光光の波長をλ、マスク基板45の屈折
率をn、マスク基板45の彫り込み深さをdとした場
合、位相変化量xは、x=360/d(n−1)で与え
られる。本実施形態では、マスク基板45のうち透光領
域43に対応する部分49には、彫り込み処理を行わ
ず、第1の透光領域41に対応する部分47の彫り込み
深さをλ(n−1)/4、第1の透光領域42に対応す
る部分48の彫り込み深さを3λ(n−1)/4にして
いる。そうすることによって、部分47と部分49との
間、および部分48と部分49との間に90゜の位相差
を形成すると共に、部分47と部分48との間に180
゜の位相差を形成することができる。
【0053】彫り込み型の位相シフティング構造によれ
ば、マスク基板45をエッチングするときにエッチング
面に荒れが生じ、その部分の光透過率が低下するおそれ
がある。本実施形態では、第2の透光領域43に対して
は、そのようなエッチングを行わないため、第2の透光
領域43に荒れは生じず、その部分の光透過率は他の透
光領域のそれより低下していない。マスク基板45の主
面をエッチングすることにより第2の透光領域43を形
成した場合、第2の透光領域43の光透過率低下が露光
パターンの形成に大きな影響を及ぼす場合がある。
【0054】図12は、第1の透光領域41に対応する
部分48と第2の透光領域43に対応する部分49とに
対して彫り込み処理を行い、第1の透光領域42に対応
する部分47に対して彫り込み処理を行わなかった位相
シフトマスクを用いて形成した露光パターンを示してい
る。この露光パターンは、光強度シミュレータを用いて
得た。シミュレーションに際して、露光のしきい値強度
は0.35、マスク基板45の部分48の光透過率は
0.8、部分47および部分49の光透過率は1に設定
した。透光領域の平面レイアウトは、第4の実施形態の
平面レイアウトど同じである。
【0055】図12からわかるように、第1の透光領域
41および42によるホールパターンの大きさは異な
り、第2の透光領域43のホールパターンは形成されて
いない。これに対して、第4の実施形態の位相シフトマ
スクによれば、図13に示すように、第1の域41およ
び42によるホールパターンは同一の大きさになる。な
お、第4の実施形態についてのシミュレーションを行う
際に、マスク基板45の部分47および部分48の光透
過率は0.8、部分49の光透過率は1に設定した。
【0056】以上のように、本実施形態の位相シフトマ
スクによれば、彫り込みによってレベンソン型の位相シ
フティング構造を形成するように行列状に規則正しく配
列した第1の透光領域と、第1の透光領域に囲まれた領
域内に彫り込みを行わないで形成され、周囲の第1の透
光領域に対して90゜の位相差を形成する第2の透光領
域と、を配置することによって、0.4μm以下の狭ピ
ッチで0.2μm程度の小さな径の開口パターンをほぼ
同じ大きさで丸く形成することが高い精度で可能にな
る。
【0057】(第5の実施形態)図14(a)〜(f)
を参照しながら、本発明による電子装置の製造方法の実
施形態を説明する。ここでは、電子装置として、微細な
メモリーセルを備えたDRAMを例にとって実施形態を
説明する。
【0058】まず、図14(a)に示されるように、公
知の半導体製造方法を使用して素子分離領域51を半導
体基板50に形成したあと、MOS型トランジスタのワ
ードラインをP型半導体基板50に形成する。ワードラ
インは、例えば、多結晶シリコン膜52、タングステン
シリサイド膜54および窒化膜53の3層を含む。ワー
ドラインを覆うようにして窒化膜を基板50上に堆積し
た後、窒化膜を表面からエッチバックし、それによって
ワードラインの側壁に窒化膜からなるサイドウォールス
ペーサを形成する。その後、例えば、2×1013cm-2
のリン(P)イオンを10keVの加速エネルギーで基
板50に注入し、低濃度N型拡散領域55を基板50内
に形成する。
【0059】次に、図14(b)に示すように、トラン
ジスタ構造を覆う第1層間絶縁膜56を形成した後、リ
ソグラフィ工程において本発明による位相シフトマスク
を用いてフォトレジスト57のパターニングを行う。こ
の際、図1に示す透光領域11、12および13は、そ
れぞれ、レジスト57の開口部58’、59’および6
0’を規定する。図14(b)では、3つの開口部5
8’、59’および60’のみが示されているが、実際
には、図3の平面レイアウトに示すように多数の開口部
が形成される。本実施形態で形成する開口部58’およ
び59’のサイズは、0.24μmであり、開口部6
0’のサイズは0.28μmである。また、開口部’5
8’〜60’の最小ピッチは、0.38μmである。
【0060】次に、図14(c)に示すように、フォト
レジスト57をエッチングマスクとして第1層間絶縁膜
中にホールを形成した後、N型多結晶シリコン膜によっ
てホールを埋め込む。その後、CMP(化学的機械研
磨)法によって、N型多結晶シリコン膜および層間絶縁
膜56の表面に対して平坦化処理を行い、ストレージノ
ードコンタクトホールをプラグ58および59で埋め込
むとともに、ビットラインコンタクトホールをプラグ6
0で埋め込む。プラグ58〜60はN型多結晶シリコン
膜から形成されている。
【0061】次に、図14(d)に示すように、第1層
間絶縁膜56上に絶縁膜61を堆積した後、プラグ60
に接続するためのコンタクトホールを絶縁膜61に開口
する。絶縁膜61上にタングステン膜を堆積した後、タ
ングステン膜をパターニングすることによってビットラ
イン62を形成する。ビットライン62は、絶縁膜61
の開口部を介してプラグ60に接触する。
【0062】次に、図14(e)に示すように、ビット
ライン62を覆うように第2層間絶縁膜63を絶縁膜6
1上に堆積した後、プラグ58および59に接続するた
めのコンタクトホールを第2層間絶縁膜63中に形成す
る。次に、これらのコンタクトホールをN型多結晶シリ
コン膜で埋め込んだ後、CMP法による平坦化処理を実
行し、ストレージノードコンタクト64を形成する。
【0063】次に、図14(f)に示すように、ストレ
ージ電極65、容量絶縁膜66、プレート電極67を第
2層間絶縁膜63上に形成する。ストレージ電極65は
ストレージノードコンタクト64を介して第1層間絶縁
膜中のプラグ58および59に電気的に接続される。
【0064】このような製造方法によれば、0.4μm
以下の狭いピッチでストレージノードコンタクトホール
を形成するとともに、ストレージノードコンタクトホー
ルの位置から1/2ピッチずれた位置にビットラインコ
ンタクトホールを同時に形成することができる。その結
果、0.3μm2以下のエリアにひとつの微細なメモリ
ーセルを形成することが可能になり、1GbitDRA
Mの集積度を実現することが可能になる。
【0065】上記実施形態の各露光工程では、図15
(a)に示すような形状のアパーチャーを用いている。
図中の数字は、アパーチャーの円盤状遮光部分の半径に
対する開口部の位置やサイズの比率を示している。図1
5(a)に示す形状のアパーチャーを用いる代わりに、
図15(b)に示す形状のアパーチャーを用いて露光を
行っても良い。図15(a)に示す形状のアパーチャー
を用いて行う照明を通常照明法(on-axis照明法と呼
び、図15(b)に示す形状のアパーチャーを用いて行
う照明を変形照明法(off-axis照明法)のひとつと呼ぶ
ことができる。図15(b)のアパーチャーは、4つの
開口部を有している。通常照明法による場合、露光時に
焦点ズレが生じると、図15(c)に示すように転写パ
ターンが歪んでしまうことがある。しかし、変形照明法
による場合、図15(d)に示すように、露光時に焦点
ズレが生じても、歪みの少ない整った形状の転写パター
ンが得られる。なお、図15(c)および(d)の転写
パターンは、シュミレーションによって得たものであ
る。
【0066】本発明の位相シフトマスクは、行列状に規
則正しく配列された多数の孤立パターンと、それらの孤
立パターンの位置からシフトした位置の他の孤立パター
ンとを含むレイアウトを形成する場合に広く適用でき
る。すなわち、各透光領域は、コンタクトホール等の開
口部に対応している必要性は無い。例えば、各透光領域
が量子ドット等の微細な構造物に対応していても良い。
【0067】また、本発明の位相シフトマスクは、少な
くとも4個の孤立パターンと、その4個の孤立パターン
に囲まれた他のパターンとを含み、各孤立パターンが相
互に近接するような平面レイアウトを実現する場合にも
使用可能である。
【0068】なお、本発明の位相シフトマスクをレジス
トの露光工程以外に使用することも可能である。例え
ば、薄膜堆積工程やエッチング工程において、本発明の
位相シフトマスクを用いた一種の露光を行い、それによ
って薄膜堆積プロセスやエッチングプロセスに光学的な
作用を与えても良い。そのような光学的な作用が上記プ
ロセスに与える影響の程度は、面内の光強度分布に応じ
て変化するため、微細な構造を形成することが可能にな
る。
【0069】
【発明の効果】本発明の位相シフトマスクによれば、隣
接する2個の第1透光領域は露光光に対して相互に実質
的に180゜の位相差を形成し、第2透光領域は露光光
に対して第2透光領域を囲む4個の第1透光領域との間
で実質的に90゜の位相差を形成するため、行列状に規
則正しく配列された孤立パターンと、それらの孤立パタ
ーンの位置からシフトした位置に配置された孤立パター
ンとを同時に露光形成することができる。
【0070】従来のレベンソン型位相シフトマスクによ
れば、形成できないと考えられていた、不規則な位置に
も90゜の位相差を与えることによって、他のパターン
に近接する位置に高い解像度でパターンを転写すること
が可能になる。このことは、特に半導体集積回路装置に
おいて不規則に配列された部分を含む高密度コンタクト
ホールパターンの形成に極めて有益な効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による転写露光用位相シフトマスクの第
1の実施形態の平面図である。
【図2】シミュレーションによって求めた図1の位相シ
フトマスクによる透過光強度分布を示すグラフである。
【図3】(a)は、シミュレーションによって求めた図
1の位相シフトマスクによる露光パターンを示す平面図
であり、(b)は、図1の位相シフトマスクをDRAM
の製造方法に使用する場合において、DRAMのメモリ
セルアレイ部の活性領域とコンタクトホールとの関係の
一例を模式的に示す平面レイアウト図である。
【図4】本発明による転写露光用位相シフトマスクの第
2の実施形態の平面図である。
【図5】シミュレーションによって求めた図4の位相シ
フトマスクによる透過光強度分布を示すグラフである。
【図6】シミュレーションによって求めた図4の位相シ
フトマスクによる露光パターンを示す平面図である。
【図7】本発明による転写露光用位相シフトマスクの第
3の実施形態の平面図である。
【図8】シミュレーションによって求めた図7の位相シ
フトマスクによる透過光強度分布を示すグラフである。
【図9】シミュレーションによって求めた図7の位相シ
フトマスクによる露光パターンを示す平面図である。
【図10】本発明による転写露光用位相シフトマスクの
第4の実施形態の平面図である。
【図11】本発明による転写露光用位相シフトマスクの
第4の実施形態の断面図である。
【図12】シミュレーションによって求めた図10の位
相シフトマスクの変形例による露光パターンを示す平面
図である。
【図13】シミュレーションによって求めた図10の位
相シフトマスクによる露光パターンを示す平面図であ
る。
【図14】(a)から(f)は、本発明による電子装置
の製造方法の実施形態を説明するための工程断面図であ
る。
【図15】(a)は通常照明法に使用されるアパーチャ
ーの平面図、(b)は変形照明法に使用されるアパーチ
ャーの平面図、(c)は通常照明法による露光によって
形成された転写パターンの平面図、(d)は変形照明法
による露光によって形成された転写パターンの平面図で
ある。
【符号の説明】
11、12、13 透光領域 14 遮光部分 21、22、33 透光領域 24 遮光部分 31、32、33 透光領域 34 遮光部分 41、42、43 透光領域 44 遮光部分 45 透光性マスク基板 46 遮光性材料膜 47、48 彫り込みシフター付き透光領域 49 彫り込みシフター無しの透光領域 50 P型半導体基板 51 素子分離領域 55 低濃度N型拡散領域 58、59 ストレージノードコンタクト埋め込みプラ
グ 60 ビットラインコンタクト埋め込みプラグ 62 ビットライン 64 ストレージノードコンタクト

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性マスク基板と、前記透光性マスク
    基板に形成された遮光部分と、前記透光性マスク基板に
    形成された透光部分とを備えた位相シフトマスクであっ
    て、 前記透光部分は、 第1の方向および前記第1の方向とは異なる第2の方向
    に沿って周期的に配列された複数の第1透光領域と、 前記複数の第1透光領域のうちの隣接する4個の第1透
    光領域に囲まれた領域内に設けられた少なくともひとつ
    の第2透光領域と、を有し、 前記複数の第1透光領域のうちの隣接する2個の第1透
    光領域は、露光光に対して相互に実質的に180゜の位
    相差を形成し、 前記第2透光領域は、前記露光光に対して、前記第2透
    光領域を囲む前記4個の第1透光領域との間で実質的に
    90゜の位相差を形成する、位相シフトマスク。
  2. 【請求項2】 前記複数の第1透光領域の少なくとも一
    部の表面は、前記透光性マスク基板の主面とは異なるレ
    ベルに位置している請求項1に記載の位相シフトマス
    ク。
  3. 【請求項3】 前記複数の第1透光領域の前記少なくと
    も一部の表面は、前記透光性マスク基板の主面から内部
    に彫り込まれている請求項2に記載の位相シフトマス
    ク。
  4. 【請求項4】 前記第2透光領域の表面は、前記複数の
    第1透光領域の表面とは異なるレベルに位置している請
    求項2または3に記載の位相シフトマスク。
  5. 【請求項5】 前記第2透光領域の表面は、前記透光性
    マスク基板の主面と同一レベルに位置している請求項4
    に記載の位相シフトマスク。
  6. 【請求項6】 前記複数の第1透光領域のうちの隣接す
    る2個の第1透光領域の間に形成される位相差は、16
    0゜以上200゜以下の範囲内に含まれている請求項1
    に記載の位相シフトマスク。
  7. 【請求項7】 前記第2透光領域と前記第1透光領域と
    の間に形成される位相差は、70゜以上110゜以下の
    範囲内に含まれている請求項1または6に記載の位相シ
    フトマスク。
  8. 【請求項8】 前記第1の方向と前記第2の方向とは垂
    直である請求項1に記載の位相シフトマスク。
  9. 【請求項9】 前記複数の第1透光領域の各々はホール
    形状を有している請求項1に記載の位相シフトマスク。
  10. 【請求項10】 前記第2透光領域のサイズは前記第1
    透光領域のサイズよりも大きい請求項1に記載の位相シ
    フトマスク。
  11. 【請求項11】 前記第1の方向に沿って計測した前記
    第1透光領域の配列間隔は、前記第2の方向に沿って計
    測した前記第1透光領域の配列間隔の約2倍である請求
    項1に記載の位相シフトマスク。
  12. 【請求項12】 前記第2の方向に沿って計測した前記
    第1透光領域のサイズは、前記第1の方向に沿って計測
    した前記第1透光領域のサイズよりも小さい請求項1に
    記載の位相シフトマスク。
  13. 【請求項13】 透光性マスク基板と、前記透光性マス
    ク基板に形成された遮光部分と、前記透光性マスク基板
    に形成された透光部分とを備えた位相シフトマスクを用
    いる電子装置の製造方法であって、 前記位相シフトマスクの前記透光部分は、 第1の方向および前記第1の方向とは異なる第2の方向
    に沿って周期的に配列された複数の第1透光領域と、 前記複数の第1透光領域のうちの隣接する4個の第1透
    光領域に囲まれた領域内に設けられた少なくともひとつ
    の第2透光領域と、を有し、 前記複数の第1透光領域のうちの隣接する2個の第1透
    光領域は、露光光に対して相互に実質的に180゜の位
    相差を形成し、 前記第2透光領域は、前記露光光に対して、前記第2透
    光領域を囲む前記4個の第1透光領域との間で実質的に
    90゜の位相差を形成し、 前記電子装置の製造方法は、 前記電子装置の一部を形成するために使用される膜の上
    にレジスト層を形成する工程と、 前記レジスト層に対して前記位相シフトマスクを介して
    露光光を照射する工程と、 前記レジスト層を現像する工程と、 前記レジスト層で部分的に覆われた前記膜をパターニン
    グする工程と、を包含する電子装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記電子装置は半導体集積回路装置装
    置であり、 前記第1透光領域および前記第2透光領域は、前記膜に
    形成される開口部を規定する請求項13に記載の電子装
    置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記半導体集積回路装置はダイナミッ
    クラムメモリであり、 前記第1透光領域は、メモリセルとストレージ部とを接
    続するためのストレージノードコンタクトホールを規定
    し、 前記第2透光領域は、前記メモリセルとビットラインと
    を接続するためのビットラインコンタクトホールを規定
    する請求項14に記載の電子装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記レジスト層に対して前記位相シフ
    トマスクを介して前記露光光を照射する工程において、
    変形照明法を用いる請求項13、14または15に記載
    の電子装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 透光性マスク基板と、前記透光性マス
    ク基板に形成された遮光部分と、前記透光性マスク基板
    に形成された透光部分とを備えた位相シフトマスクであ
    って、 前記透光部分は、 少なくとも4個の第1透光領域と、 前記第1透光領域のうちの隣接する4個の第1透光領域
    に囲まれた領域内に設けられた少なくともひとつの第2
    透光領域と、を有し、 前記隣接する4個の第1透光領域のうちの隣接する2個
    の第1透光領域は、露光光に対して相互に実質的に18
    0度の位相差を形成し、 前記第2透光領域は、前記露光光に対して、前記第2透
    光領域を囲む前記4個の第1透光領域との間で実質的に
    90度の位相差を形成し、 それによって、前記第1透光領域および前記第2透光領
    域に対応するパターンを分離して結像することができ
    る、位相シフトマスク。
  18. 【請求項18】 透光性マスク基板と、前記透光性マス
    ク基板に形成された遮光部分と、前記透光性マスク基板
    に形成された透光部分とを備えた位相シフトマスクを用
    いる電子装置の製造方法であって、 前記透光部分は、 少なくとも4個の第1透光領域と、 前記第1透光領域のうちの隣接する4個の第1透光領域
    に囲まれた領域内に設けられた少なくともひとつの第2
    透光領域と、を有し、 前記隣接する4個の第1透光領域のうちの隣接する2個
    の第1透光領域は、露光光に対して相互に実質的に18
    0゜の位相差を形成し、 前記第2透光領域は、前記露光光に対して、前記第2透
    光領域を囲む前記4個の第1透光領域との間で実質的に
    90゜の位相差を形成し、 それによって、前記第1透光領域および前記第2透光領
    域に対応するパターンを分離して結像することができ、 前記電子装置の製造方法は、前記位相シフトマスクを用
    いた露光工程を包含する電子装置の製造方法。
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