JPH1172895A - 感光材料処理液補充装置 - Google Patents

感光材料処理液補充装置

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JPH1172895A
JPH1172895A JP23413097A JP23413097A JPH1172895A JP H1172895 A JPH1172895 A JP H1172895A JP 23413097 A JP23413097 A JP 23413097A JP 23413097 A JP23413097 A JP 23413097A JP H1172895 A JPH1172895 A JP H1172895A
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JP
Japan
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replenishing
replenisher
tank
replenishment
processing
Prior art date
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Application number
JP23413097A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/129,840 priority patent/US6053642A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料処理液補充装置の校正作業を無く
し、長期にわたって正常な補充を行う。 【解決手段】 P1R補充槽347に補充剤を補給し、
容器洗浄ポンプ440で希釈水を補給すると、液面レベ
ルが上限レベルセンサ358よりも上になる。希釈水の
補給系統に誤差が生じると、上限レベルよりも上の補充
液の容積が補充槽間において同一感光材料処理量となら
なくなり、上限レベルまで低下するまでの実補充回数が
予め規定された規定回数と一致しなくなる。この場合、
制御手段460は液面が補給後のレベルから上限レベル
に低下するまでの補充回数から洗浄水補給後の上限レベ
ルよりも上の補充液の容積を算出し、算出された容量と
補充を規定回数行った場合の補充液の容量とを比較し、
その比率に応じて容器洗浄ポンプ440の駆動時間を変
更し、次回から実補充回数を規定回数と一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の処理槽に補
充する補充液を貯留する複数の補充槽を備え、複数種類
の濃縮形態の補充剤を一まとめにした補充剤キットを一
括して装填する感光材料処理装置に用いられる感光材料
処理液補充装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数種類の濃縮形態の補充剤を一
まとめにした補充剤キットを一括して装填して補充剤を
補充槽に補給し、その後、補充槽に希釈水を補給するこ
とによって補充槽内に補充液を完成させる方式の感光材
料処理装置が提案されている。
【0003】この感光材料処理装置では、感光材料の処
理量が予め設定された感光材料処理量になると全ての補
充槽が空になり、各々の補充剤の補給のタイミングが一
致するシステムになっており、補給作業が容易なシステ
ムになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、補充槽へ希釈
水を補充する希釈水補給手段(例えば、ポンプ、配管、
電磁弁等)に例えば、ポンプの疲労、配管の若干の詰ま
り等の誤差が生じると、各々の補充槽が同一タイミング
で空(規定値(下限レベル)以下になること)にならな
い問題があり、ある補充槽では既に空になっているの
に、他の補充槽では補充液が余っている、という事態が
発生し、補充を正常に行えなくなる。
【0005】また、このような事態が生じた場合に一括
補給を実現するには、補充のタイミングが一致するよう
に補充手段の校正(補充液の補充吐出量の校正)をしな
ければならずオペレーター(ユーザー)に負担が掛か
る。
【0006】さらに、補充槽に補充剤や希釈水が確実に
補給されたかが分からないと、補充を正常に行えなくな
る。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、校正作業を無
くし、また、長期にわたって正常な補充を行える感光材
料処理液補充装置を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、濃縮形態の補充剤を希釈水で希釈した複数種類の補
充液を貯留する複数の補充槽を備え、この補充液を感光
材料処理槽へ感光材料の処理量に応じて補充すると共
に、前記複数の補充槽に対しては複数種類の補充剤を一
括補給する感光材料処理液補充装置であって、前記補充
槽に設けられ、補充液の液面レベルが規定の上限レベル
を越えたかを検出可能な上限センサと、前記補充槽の補
充液を前記処理槽へ補充する補充手段と、希釈水を貯留
する希釈水槽と、前記補充槽へ希釈水を補給する希釈水
補給手段と、前記希釈水補給手段を制御する制御手段
と、を備え、前記制御手段は、前記補充槽に前記補充剤
及び規定量の希釈水を補給したときの液面レベルから前
記上限レベルに低下するまでの補充液の補充量に基づい
て、次の希釈水の補給量を補正することを特徴としてい
る。
【0009】次に請求項1に記載の感光材料処理液補充
装置の作用を説明する。感光材料処理装置の処理槽で感
光材料を処理すると、それに伴って処理液が劣化する。
このため、感光材料処理量が所定量になると、補充槽の
補充液がその所定量に対応した補充量分だけ補充手段に
よって処理槽へ補充され、処理液の活性化が図られる。
なお、補充手段とは、具体的には、ポンプ、配管等から
構成され、電磁弁等を含んでいても良い。
【0010】ここで、全ての処理槽及び補充槽につい
て、処理槽への補充回数または補充時間と、補充槽の容
量と、を対応させておくことにより、各々の補充液のレ
ベルを同一時期に所定の規定値(下限レベル)以下に至
らすことができ、これにより補充液の一括補給が可能と
なる。
【0011】補充液のレベルが規定値(下限レベル)以
下になった場合には、各々の補充槽に濃縮形態の補充剤
を一括補給する。
【0012】その後、制御手段は希釈水補給手段を制御
し、予め定められた補充剤に対応した規定量の希釈水を
補充槽に補給する。
【0013】このように、補充剤と規定量の希釈水とを
補充槽に補給することによって補充槽内に補充液を完成
させることができ、補充液のレベルを規定の上限レベル
を越えるようにできる。
【0014】ところで、希釈水補給手段に誤差が無く、
規定量の希釈水が補充槽に補給される場合には、補充槽
の上限レベルと、補給後の規定の上限レベルを越えた液
面レベルとの間の液量は、補充槽間において同一感光材
料処理量となるはずである。
【0015】従来では、希釈水補給手段に誤差(ポンプ
の疲労、配管の詰まり等)が生じると、補充槽の上限レ
ベルと補給後の規定の上限レベルを越えた液面レベルと
の間の液量が、補充槽間において同一感光材料処理量と
ならず、処理槽に補充を続けた場合に、全ての補充液が
同一時期に下限レベルに到達せず(即ち、下限レベル近
傍において各補充槽の液面レベルがばらつく)、補充剤
を一括補給できなくなる問題がある。
【0016】一方、本発明では、補充液の液面レベル
が、補充槽に補充剤及び規定量の希釈水を補給したとき
の液面レベルから補充槽の上限レベルに低下(上限セン
サで検出)するまでの補充量に基づいて制御手段が次の
希釈水の補給量を補正するので、希釈水補給手段に誤差
が生じても、補充槽の上限レベルと補給後の規定の上限
レベルを越えた液面レベルとの間の液量を、補充槽間に
おいて同一感光材料処理量とすることができる。
【0017】したがって、希釈水補給手段に誤差があっ
ても、所定量の補充を行ったときに全ての補充液を同一
時期に下限レベルに到達させることができ、常に補充剤
の一括補給が可能となる。
【0018】請求項2に記載の発明は、濃縮形態の補充
剤を希釈水で希釈した複数種類の補充液を貯留する複数
の補充槽を備え、この補充液を感光材料処理槽へ感光材
料の処理量に応じて補充すると共に、前記複数の補充槽
に対しては装填した処理剤キットを開栓して複数種類の
補充剤を前記処理剤キットから前記補充槽へ一括補給す
る感光材料処理液補充装置であって、前記補充槽の補充
液を前記処理槽へ補充する補充手段と、希釈水を貯留す
る希釈水槽と、前記補充槽へ希釈水を補給する希釈水補
給手段と、補充液の液面レベルが規定の下限レベルを越
えたかを検出可能な下限センサを有し、液面レベルが前
記下限レベル以下となった後に前記処理剤キットの開栓
が行われ、前記開栓後に液面レベルが下限レベルを越え
た時に補充剤の補給が完了したことを検出する補充剤補
給検出手段と、補充液の液面レベルが規定の上限レベル
を越えたかを検出可能な上限センサを有し、前記補充剤
の補給が完了したことを検出した後に希釈水の補給が行
われ、液面レベルが前記上限レベルを越えた時に希釈水
の補給が完了したことを検出する希釈水補給検出手段
と、を有することを特徴としている。
【0019】次に請求項2に記載の感光材料処理液補充
装置の作用を説明する。感光材料処理装置の処理槽で感
光材料を処理すると、それに伴って処理液が劣化する。
このため、感光材料処理量が所定量になると、補充槽の
補充液がその所定量に対応した補充量分だけ補充手段に
よって処理槽へ補充され、処理液の活性化が図られる。
なお、補充手段とは、具体的には、ポンプ、配管等から
構成され、電磁弁等を含んでいても良い。
【0020】ここで、全ての処理槽及び補充槽につい
て、処理槽への補充回数または補充時間と、補充槽の容
量と、を対応させておくことにより、各々の補充液のレ
ベルを同一時期に所定の規定値(下限レベル)以下に至
らすことができる。
【0021】補充液のレベルが規定値(下限レベル)以
下になったか否かは下限センサで検出でき、全ての補充
液のレベルが規定値(下限レベル)以下になった場合に
濃縮形態の補充剤を各々の補充槽に一括補給する。
【0022】液面レベルが下限レベル以下に至った後に
処理剤キットの開栓が行われ、開栓後に液面レベルが下
限レベルを越えた事が検出されると、補充剤補給検出手
段は補充剤の補給が完了したことを検出する。
【0023】補充剤の補給が完了したことを検出した後
に規定量の希釈水を補給するように希釈水補給手段が所
定時間作動して希釈水の補給が行われ、液面レベルが上
限レベルを越えた事が検出されると、希釈水補給検出手
段は希釈水の補給が完了したことを検出する。
【0024】補充剤の補給が完了した後に希釈水が補給
されて液面レベルが上限レベルを越えると、補充剤が希
釈されて補充槽に所定濃度の補充剤が完成する。
【0025】なお、開栓後に液面レベルが下限レベルを
越えない場合には、補充剤の補給に関して何らかのトラ
ブルが発生した事になり、本発明ではこれを補充剤補給
検出手段で検出できる。
【0026】また、希釈水補給手段が所定時間作動して
液面レベルが上限レベルを越えない場合には、希釈水の
補給に関して何らかのトラブル(例えば、希釈水補給検
出手段のポンプの疲労、配管の詰まり等)が発生した事
になり、本発明ではこれを希釈水補給検出手段で検出で
きる。
【0027】このように、本発明では、補充剤の補給及
び希釈水の補給に関するトラブルを個別に検出できる。
【0028】請求項3に記載の発明は、濃縮形態の補充
剤を希釈水で希釈した複数種類の補充液を貯留する複数
の補充槽を備え、この補充液を感光材料処理槽へ感光材
料の処理量に応じて補充すると共に、前記複数の補充槽
に対しては装填した処理剤キットを開栓して複数種類の
補充剤を前記処理剤キットから前記補充槽へ一括補給す
る感光材料処理液補充装置であって、前記補充槽の補充
液を前記処理槽へ補充する補充手段と、希釈水を貯留す
る希釈水槽と、前記補充槽へ希釈水を補給する希釈水補
給手段と、補充液の液面レベルが規定の下限レベルを越
えたかを検出可能な下限センサを有し、液面レベルが前
記下限レベル以下に至った後に前記処理剤キットの開栓
が行われ、前記開栓後に液面レベルが下限レベルを越え
た時に補充剤の補給が完了したことを検出する補充剤補
給検出手段と、を有することを特徴としている。
【0029】次に請求項3に記載の感光材料処理液補充
装置の作用を説明する。感光材料処理装置の処理槽で感
光材料を処理すると、それに伴って処理液が劣化する。
このため、感光材料処理量が所定量になると、補充槽の
補充液がその所定量に対応した補充量分だけ補充手段に
よって処理槽へ補充され、処理液の活性化が図られる。
なお、補充手段とは、具体的には、ポンプ、配管等から
構成され、電磁弁等を含んでいても良い。
【0030】ここで、全ての処理槽及び補充槽につい
て、処理槽への補充回数または補充時間と、補充槽の容
量と、を対応させておくことにより、各々の補充液のレ
ベルを同一時期に所定の規定値(下限レベル)以下に至
らすことができる。
【0031】補充液のレベルが規定値(下限レベル)以
下になったか否かは下限センサで検出でき、全ての補充
液のレベルが規定値(下限レベル)以下になった場合に
濃縮形態の補充剤を各々の補充槽に一括補給する。
【0032】液面レベルが下限レベル以下に至った後に
処理剤キットの開栓が行われ、開栓後に液面レベルが下
限レベルを越えた事が検出されると、補充剤補給検出手
段は補充剤の補給が完了したことを検出する。
【0033】補充剤の補給が完了したことを検出した後
に規定量の希釈水を補給すると、補充剤が希釈されて補
充槽に所定濃度の補充剤が完成する。
【0034】なお、開栓後に液面レベルが下限レベル越
えない場合には、補充剤の補給に関して何らかのトラブ
ルが発生した事になり、本発明ではこれを補充剤補給検
出手段で検出できる。
【0035】請求項4に記載の発明は、濃縮形態の補充
剤を希釈水で希釈した複数種類の補充液を貯留する複数
の補充槽を備え、この補充液を感光材料処理槽へ感光材
料の処理量に応じて補充すると共に、前記複数の補充槽
に対しては装填した処理剤キットを開栓して複数種類の
補充剤を前記処理剤キットから前記補充槽へ一括補給す
る感光材料処理液補充装置であって、前記補充槽の補充
液を前記処理槽へ補充する補充手段と、希釈水を貯留す
る希釈水槽と、前記補充槽へ希釈水を補給する希釈水補
給手段と、補充液の液面レベルが規定の上限レベルを越
えたかを検出可能な上限センサを有し、前記補充剤の補
給後に希釈水の補給が行われ、液面レベルが前記上限レ
ベルを越えた時に希釈水の補給が完了したことを検出す
る希釈水補給検出手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0036】次に請求項4に記載の感光材料処理液補充
装置の作用を説明する。感光材料処理装置の処理槽で感
光材料を処理すると、それに伴って処理液が劣化する。
このため、感光材料処理量が所定量になると、補充槽の
補充液がその所定量に対応した補充量分だけ補充手段に
よって処理槽へ補充され、処理液の活性化が図られる。
なお、補充手段とは、具体的には、ポンプ、配管等から
構成され、電磁弁等を含んでいても良い。
【0037】ここで、全ての処理槽及び補充槽につい
て、処理槽への補充回数または補充時間と、補充槽の容
量と、を対応させておくことにより、各々の補充液のレ
ベルを同一時期に所定の規定値(下限レベル)以下に至
らすことができる。
【0038】補充液のレベルが規定値(下限レベル)以
下になったか否かは下限センサで検出でき、全ての補充
液のレベルが規定値(下限レベル)以下になった場合に
濃縮形態の補充剤を各々の補充槽に一括補給する。
【0039】液面レベルが下限レベル以下に至った後に
処理剤キットの開栓が行われ、開栓後に液面レベルが下
限レベル越える。
【0040】その後、規定量の希釈水を補給するように
希釈水補給手段が所定時間作動して希釈水の補給が行わ
れ、液面レベルが上限レベルを越えた事が検出される
と、希釈水補給検出手段は希釈水の補給が完了したこと
を検出する。
【0041】補充剤の補給が完了した後に希釈水が補給
されて液面レベルが上限レベルを越えると、補充剤が希
釈されて補充槽に所定濃度の補充剤が完成する。
【0042】なお、希釈水補給手段が所定時間作動して
液面レベルが上限レベルを越えない場合には、希釈水の
補給に関して何らかのトラブル(例えば、希釈水補給検
出手段のポンプの疲労、配管の詰まり等)が発生した事
になり、本発明ではこれを希釈水補給検出手段で検出で
きる。
【0043】
【発明の実施の形態】図1には本発明が適用されたプリ
ンタプロセッサ10の概略が示されており、図2にはプ
リンタプロセッサ10の斜視図が示されている。このプ
リンタプロセッサ10のプリンタ部を構成する写真焼付
部12は、印画紙Pが収納されたペーパマガジン14を
装填できるような構造となっている。
【0044】このペーパマガジン14の図1上、左上側
には、印画紙Pの先端部付近が巻き掛けられる駆動ロー
ラ16が回転自在に支持されており、写真焼付部12内
の図示しないモータの駆動力をこの駆動ローラ16が受
けて回転する。また、駆動ローラ16に対向した位置に
は、印画紙Pを介して一対のニップローラ18が配置さ
れている。この為、駆動ローラ16がこれらニップロー
ラ18との間で印画紙Pを挟持して、印画紙Pを写真焼
付部12内へ送り出すことになる。
【0045】他方、写真焼付部12内には、上下一対の
刃からなると共にモータ20によりこの刃が移動される
カッタ22が設置されており、ペーパマガジン14から
出て来た印画紙Pをこのカッタ22が即座に切断するこ
とになる。
【0046】図1上、カッタ22に対して右側である印
画紙Pの搬送方向下流側には、上面が水平方向(図1
上、左右方向)に沿うように形成された支持台46が配
置されている。この支持台46とカッタ22との間に
は、無端ベルト44が巻き掛けられる巻掛ローラ52が
水平方向(図1上、紙面に対して直交する方向)に配置
されている。また、この巻掛ローラ52の上側には、巻
掛ローラ52との間で無端ベルト44を挟持するニップ
ローラ54が配置されている。
【0047】この支持台46に対して印画紙Pの搬送方
向下流側には、無端ベルト44が巻き掛けられる案内ロ
ーラ56が位置している。この案内ローラ56に隣接し
た位置には、下面側が巻掛ローラ52上面側とほぼ同一
の高さとなるような押さえローラ58が配置されてお
り、この押さえローラ58が無端ベルト44の外周を押
圧している。
【0048】すなわち、図1に示すように、この部分の
無端ベルト44をS字状としている。さらに、無端ベル
ト44は、案内ローラ56の下側でテンションローラ6
2へ巻き掛けられて、逆三角形の移動軌跡が形成されて
いる。そして、案内ローラ56は、図示しないモータの
駆動力によって駆動回転され、無端ベルト44を図1
上、時計回転方向に回転させる。
【0049】一方、無端ベルト44にはその全域に亘っ
て多数の小孔(図示せず)が形成されており、この無端
ベルト44の一部が載置される支持台46の上面には、
無端ベルト44の小孔に対応して多数の孔部(図示せ
ず)が形成されている。さらに、この支持台46の内部
は空洞状に形成されており、無端ベルト44の幅方向両
端に対応して形成された一対の連通ダクト66(図上、
一方のみ示す)がこの支持台46に接続されている。こ
れらの連通ダクト66は、支持台46の下側を通過する
無端ベルト44の部分を迂回して無端ベルト44の下方
へと至り、吸引ファン68が設けられたファンボックス
70へと接続されている。
【0050】他方、図1に示される如く、支持台46上
を移動する無端ベルト44の上部には、イーゼル装置6
4が設けられており、縁有画像を印画紙P上に焼付露光
する場合に、このイーゼル装置64内の図示しない可動
片で印画紙Pの周囲を覆うようになっている。
【0051】また、プリンタプロセッサ10の外枠を構
成するケーシング10A外であってイーゼル装置64の
直上の位置には、光を拡散する拡散ボックス28が配置
されており、その右隣に、それぞれ光路への挿入フィル
タ量を変え得るよう移動可能なC、M、Yの3組のフィ
ルタから構成されるCCフィルタ24が配置されてい
る。従って、このCCフィルタ24に隣合って位置する
光源26から照射された光線がCCフィルタ24を通過
した後、拡散ボックス28により拡散されつつ屈曲され
て、直下に送られることになる。そして、このケーシン
グ10Aの上面に載置されているネガキャリア30上の
ネガフィルムNをこの光線が透過する。
【0052】さらに、写真焼付部12内に設置されたガ
イドレール32に、支持板34が水平方向(図1上、紙
面に対して直交する方向)に移動可能に支持されてお
り、前記光線の光軸線S上にそれぞれ配置されるように
プリズム36及びズームレンズ38がこの支持板34に
取り付けられている。
【0053】従って、ネガフィルムNを透過して露光光
線となった光線は、プリズム36を通過した後、さらに
拡大倍率を変更可能なズームレンズ38を通過してイー
ゼル装置64の下に位置する印画紙P上に、ネガフィル
ムNの画像を結像させる。
【0054】また、写真焼付部12内には、ネガフィル
ムNの濃度を測定する例えば色フィルタとCCD等の光
センサにより構成される濃度測定器40が配置されてお
り、プリズム36により水平方向に屈曲された光線がこ
の濃度測定器40に送られるようになっている。この濃
度測定器40は、図示しないコントローラに接続されて
おり、濃度測定器40によって測定されたデータ及び、
作業者によりキー入力されたデータに基づいて、焼付露
光時の露光補正値が設定される。
【0055】さらに、ズームレンズ38とイーゼル装置
64の間の光路には、CCフィルタ24で色と強度が調
光されネガフィルムNを透過した光を、所定時間の間焼
付露光するブラックシャッタ41が設けられている。
【0056】以上のような構造に写真焼付部12がなっ
ている為、ペーパマガジン14から送り出された印画紙
Pは、カッタ22で所望長さに切断された後に、無端ベ
ルト44に乗せられて露光光線の光軸線S上の位置であ
る画像焼付位置へと搬送される。そして、光源26側か
らの露光光線がプリズム36及びズームレンズ38等を
介して印画紙Pに到達し、ブラックシャッタ41が所定
時間開くことにより、ネガフィルムNに記録された画像
が印画紙P上に焼付露光され、この画像が焼き付けられ
た部分が画像部分となる。
【0057】この際、支持台46内の空気は、連通ダク
ト66を介して無端ベルト44のループ内から幅方向両
端へ抜け出し、吸引ファン68で吸引されて外部へ吹き
出されるので、支持台46内が負圧となる。この負圧は
支持台46の孔部、無端ベルト44の小孔を介して無端
ベルト44上の印画紙Pへと伝達され、印画紙Pが矢印
Aで示すように、無端ベルト44へ吸引される。この
為、印画紙Pが単に無端ベルト44に乗せられるだけで
なく、無端ベルト44側に吸引されるので、印画紙P
が、確実に無端ベルト44により搬送されると共に、画
像焼付位置上で水平状態に配置されることになる。
【0058】さらに、画像の焼付露光が終了した印画紙
Pは、案内ローラ56と押さえローラ58との間に挟持
されて、その搬送方向が水平方向から垂直方向へと変更
されて垂直方向に送り出される。この後、印画紙Pの搬
送経路を表す経路Kで示されるように、印画紙Pは、複
数対のローラによって構成される搬送路60を介して、
現像、漂白、定着、水洗及び乾燥の各処理を行うプロセ
ッサ部72へ搬送される。
【0059】以上でネガフィルムNの画像1コマ分の焼
付露光処理が終了する。これを繰り返すことにより、焼
付露光処理された印画紙Pが1枚づつ順次プロセッサ部
72に搬送される。
【0060】このプロセッサ部72の内の現像槽74に
は現像液が溜められていて、印画紙Pをこの現像液に浸
して現像処理を行う。現像処理された印画紙Pは現像槽
74と隣接する漂白槽76へ搬送される。漂白槽76に
は漂白液が溜められていて、印画紙Pをこの漂白液に浸
して漂白処理を行う。
【0061】漂白処理された印画紙Pは漂白槽76と隣
接する定着槽78へ搬送される。定着槽78には定着液
が溜められていて、印画紙Pをこの定着液に浸して定着
処理を行う。
【0062】定着処理された印画紙Pは、定着槽78に
隣接すると共にそれぞれ水洗水が溜められた複数の水洗
槽79へ搬送され、印画紙Pを水洗槽内の水洗水に浸し
て水洗処理を行う。
【0063】水洗処理された印画紙Pは水洗槽79の上
部に位置する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は、
印画紙Pの搬送経路の下側に配置されたチャンバ82側
より矢印B方向に沿って送風される熱風に印画紙Pをさ
らして、印画紙Pを乾燥させる。
【0064】乾燥部80に対して印画紙Pの搬送方向下
流側には複数対のローラによって構成される搬送路84
が配設されており、乾燥処理が終了して乾燥部80から
排出された印画紙Pは、これら複数対のローラにそれぞ
れ挟持されてプリンタプロセッサ10の外部へ排出さ
れ、積み重ねられる。
【0065】また、プロセッサ部72には、補充部が設
けられている。補充部には、処理剤キット(後述する)
が装填される装填部300と、補充液が管理される補充
槽部とがあり、装填部300では主に処理剤キットの管
理、処理剤キットの自動開栓、自動洗浄、乾燥を行い、
補充槽部では主に補充槽(後述する)の液面レベルと補
充ポンプ動作と循環攪拌ポンプ(後述する)の管理を行
う。
【0066】尚、上記の現像槽74、漂白槽76、定着
槽78へは、プロセッサ部72内に設置された補充槽よ
り補充液が補充されるシステムとなっている。
【0067】また、現像槽74の入口には、印画紙Pの
処理量を検出するためのセンサ73が設けられている。 (処理剤キット)本実施形態では、補充槽内の補充液が
不足した際に、図3に示す処理剤キット202をケーシ
ング10Aの上部正面側に設けた装填部300(図2参
照)にセットして処理剤(本実施形態では、濃縮された
懸濁液)を注ぎ込むシステムとなっている。
【0068】図3に示すように、本実施形態の処理剤キ
ット202は、段ボール箱204に、現像処理剤の貯留
された容器203、漂白処理剤の貯留された容器205
及び定着処理剤の貯留された容器207を収容してい
る。
【0069】なお、容器203,205,207は、各
々同一構造であるので、以下に容器203を代表して構
造を説明する。
【0070】図5に示すように、容器203は段ボール
箱204から突出するネジ蓋208を備えており、ネジ
蓋208にはフランジ212が形成されている。容器2
03の開口は、ネジ蓋208との間に挟まれた樹脂フィ
ルムのシール210で閉塞されている。また、ネジ蓋2
08の中央には孔209が形成されており、洗浄ノズル
346でシール210を押し破けるように構成されてい
る。
【0071】本実施形態では、容器203に現像処理剤
が1300ミリリットル、容器207に漂白処理剤が1
300ミリリットル、容器209に定着処理剤が130
0ミリリットル充填されている。
【0072】また、現像処理剤1300ミリリットルに
対して希釈水3700ミリリットルが加えられて現像槽
74に補充する補充液(完成液として5000ミリリッ
トル))となり、漂白処理剤1300ミリリットルに対
して希釈水700ミリリットルが加えられて漂白槽76
に補充する補充液(完成液として2000ミリリット
ル)となり、定着処理剤1300ミリリットルに対して
希釈水700ミリリットルが加えられて定着槽78に補
充する補充液(完成液として2000ミリリットル)と
なる。 (装填部)図3に示すように、装填部300は、開閉可
能な装填部カバー302で覆われている。
【0073】なお、装填部カバー302を閉めた状態
は、図3に実線で示す状態であり、装填部カバー302
を完全に開けた状態は、図3に想像線(2点鎖線)に示
す状態である。
【0074】装填部カバー302の内面には先端が三角
形状とされた第1ロックレバー304が設けられてい
る。
【0075】一方、ケーシング10A側には、第1ロッ
クレバー304の先端と引っ掛かるように先端が三角形
状とされた第2ロックレバー306が設けられている。
第2ロックレバー306はほぼ水平に配置され、所定角
度揺動可能となっている。
【0076】第2ロックレバー306にはソレノイドで
ある装填部カバー電磁ロック(S743)308が連結
されており、装填部カバー電磁ロック308に電流が流
されると第2ロックレバー306の先端が上方に持ち上
がるようになっている。
【0077】装填部カバー302が閉められた状態で装
填部カバー電磁ロック308に電流が流されていない場
合は、第1ロックレバー304の先端が第2ロックレバ
ー306の先端に引っ掛かり、装填部カバー302が外
部から開けられないようになっている。また、装填部カ
バー電磁ロック308に電流が流されて第2ロックレバ
ー306の先端が上方に持ち上げられた状態では、第1
ロックレバー304の先端が第2ロックレバー306の
先端に引っ掛からなくなり、装填部カバー302を開け
ることが可能な状態となる。
【0078】第1ロックレバー304の上側には、L字
形状のストッパーレバー310が配置されている。この
ストッパーレバー310は、所定角度揺動可能となって
おり、先端にはローラ312が取付られている。
【0079】このストッパーレバー310は、図示しな
いスプリングによってローラ312が第1ロックレバー
304側へ付勢されており、装填部カバー302を開け
る際に、ローラ312に第1ロックレバー304の先端
が当接して引っ掛かり、さらに装填部カバー302を開
けようとしたときに、ローラ312が第1ロックレバー
304の三角形状部分を乗り越えて装填部カバー302
を完全に開くようになっている。
【0080】また、ケーシング10Aには、装填部カバ
ー302の開閉を検出するカバー開閉検出スイッチ(D
740)314が取付られており、ケーシング10Aの
外面には、装填部カバー302を開けるときに押すカバ
ー開スイッチ(D744)315が取付られている。
【0081】装填部300には、処理剤キット202を
搭載するホルダー316が設けられている。
【0082】図3及び図5に示すように、ホルダー31
6には、容器203,205,207の首部分が挿入さ
れる奥行き方向に長い切欠318が形成されている。
【0083】図5に示すように、装填部300の一方の
下隅部には、三角形の誤装填防止突起320が設けられ
ている。段ボール箱204の一方の角部には、誤装填防
止突起320と係合する凹部204Aが形成されてお
り、段ボール箱204を正規の向きでしか挿入できない
ようになっている。
【0084】装填部300には、上下方向に延びる一対
の長孔322が、それぞれ側面(図5参照)及び奥面
(図3参照)に形成されている。これらの長孔322に
は、ケーシング10Aに固定されたピン324が挿入さ
れており、装填部300はこれによって上下方向にのみ
スライド可能となっている。
【0085】図3に示すように、装填部300には水平
方向に延びる長孔326が形成されている。図3及び図
4に示すように、この長孔326には、開栓駆動モータ
(M740)328で回転されるリンク330の先端に
取付られたローラ332が挿入されている。したがっ
て、開栓駆動モータ(M740)328を回転させると
ローラ332が偏心回転し、ホルダー316が上下移動
する。
【0086】なお、ケーシング10Aには、装填部30
0を上限位置(処理剤キット202の装填位置)で停止
させるための装填部上限検出スイッチ(D742)33
4及び装填部300を下限位置(容器203,205,
207の開栓位置)で停止させるための装填部下限検出
スイッチ(D743)336が設けられている。
【0087】図4に示すように、装填部300の奥に
は、所定角度揺動可能とされたキット検出レバー338
が水平に配置されている。キット検出レバー338は、
スプリング339によって図4の矢印A方向に付勢され
ており、処理剤キット202が装填部300に押し込ま
れると、処理剤キット202がキット検出レバー338
の先端に当接してキット検出レバー338が矢印A方向
と逆方向に回転し、正規の位置まで押し込まれるとキッ
ト検出レバー338によってキット検出スイッチ(D7
41)340が入る(オンする:図10のタイミングチ
ャート参照)ようになっている。
【0088】また、キット検出レバー338の奥面には
ストライカー342が取付られており、キット検出レバ
ー338の奥側のケーシング10Aにはストライカー3
42と係合可能なラッチ344が取付られている。
【0089】ここで、処理剤キット202を正規の位置
まで押し込むとストライカー342がラッチ344に係
合し、再び処理剤キット202を押し込むとストライカ
ー342とラッチ344との係合が解除されてラッチ3
44が所定量突出するようになっている。
【0090】図3及び図5に示すように、ホルダー31
6の下方には、容器203,205,207の開口と対
応した位置に、洗浄ノズル346,348,350が立
設しており、容器203,205,207が下方に移動
されると、洗浄ノズル346が容器203のシール21
0を、洗浄ノズル348が容器205のシール210
を、洗浄ノズル350が容器207のシール210を押
し破って容器内に進入し開栓を行う。
【0091】図3、図6〜8に示すように、洗浄ノズル
346の下方には下端をP1R補充槽347に挿入した
漏斗352が配置されており、洗浄ノズル348の下方
には下端をP2RA補充槽349に挿入した漏斗354
が配置されており、洗浄ノズル350の下方には下端を
P2RB補充槽351に挿入した漏斗356が配置され
ている。 (補充液の補充系統)先ず最初に、各処理槽の内の現像
槽74を例として液の補充の為の構造を説明する。
【0092】P1R補充槽347は、現像槽74内にお
ける印画紙Pの現像処理により使用されて劣化してくる
現像液を予め規定された量だけ補充して、現像液の活性
化が図れるように、このP1R補充槽347内に現像補
充液(現像処理剤+洗浄水)が一旦貯留される。
【0093】図6に示すように、P1R補充槽347に
は、上限レベルセンサ(FS740)358及び下限レ
ベルセンサ(FS745)360が設けられている。
【0094】P1R補充槽347の現像補充液は、液攪
拌用のP1R循環攪拌ポンプ(PU745)362で循
環攪拌されるようになっている。
【0095】P1R補充槽347の底部には、開閉バル
ブ364を備えたドレン配管366及び現像槽74等へ
送液するための配管368が接続されている。
【0096】配管368は、途中にP1R補充ポンプ
(PU741)370が接続されている。
【0097】次に、漂白槽76の補充の為の構造を説明
する。図7に示すように、P2RA補充槽349は、漂
白槽76内における印画紙Pの処理により使用されて劣
化してくる漂白液を予め規定された量だけ補充して、漂
白液の活性化が図れるように、このP2RA補充槽34
9内に漂白補充液(漂白処理剤+洗浄水)が一旦貯留さ
れる。
【0098】P2RA補充槽349には、上限レベルセ
ンサ(FS741)382及び下限レベルセンサ(FS
746)384が設けられている。
【0099】P2RA補充槽349の底部には、開閉バ
ルブ386を備えたドレン配管388及び漂白槽76等
へ送液するための配管390が接続されている。
【0100】配管390は、途中にP2RA補充ポンプ
(PU742)392が接続されている。
【0101】次に、定着槽78の補充の為の構造を説明
する。図8に示すように、P2RB補充槽351は、定
着槽78内における印画紙Pの処理により使用されて劣
化してくる定着液を予め規定された量だけ補充して、定
着液の活性化が図れるように、このP2RB補充槽35
1内に定着補充液(定着処理剤+洗浄水)が一旦貯留さ
れる。
【0102】P2RB補充槽351には、上限レベルセ
ンサ(FS742)404及び下限レベルセンサ(FS
747)406が設けられている。
【0103】P2RB補充槽351の底部には、開閉バ
ルブ408を備えたドレン配管410及び定着槽78等
へ送液するための配管412が接続されている。
【0104】配管412は、途中にP2RB補充ポンプ
(PU743)414が接続されている。 (洗浄水)図6に示すように、ケーシング10A内に
は、処理剤流出後の容器203,205,207の洗浄
を行うと共に、処理剤(濃縮された懸濁液)を希釈する
ための洗浄水(希釈水)を貯留するPSR補充槽426
が設けられている。
【0105】PSR補充槽426には、上限レベルを検
出するための上限レベルセンサ(FS743)428、
中間レベルを検出するための中間レベルセンサ(FS7
44)430及び下限レベル(規定値)を検出するため
の下限レベルセンサ(FS748)432が設けられて
いる。
【0106】PSR補充槽426の底部には、水洗槽7
9へ送液するための配管434及び洗浄ノズル346,
348,350へ送液するための配管436が接続され
ている。配管434は、途中にはPSR補充ポンプ(P
U744)438が設けられており、先端が水洗槽79
へ接続されている。
【0107】一方、配管436は、途中に容器洗浄ポン
プ(PU740)440が接続されており、先端には分
配器442を介して配管444、配管446及び配管4
48が接続されている。
【0108】配管444は、途中に現像処理剤容器洗浄
弁(S740)450が接続され、先端が洗浄ノズル3
46に接続されている。
【0109】配管446は、図7に示すように、途中に
漂白処理剤容器洗浄弁(S741)452が接続され、
先端が洗浄ノズル348に接続されている。
【0110】また、配管448は、図8に示すように、
途中に定着処理剤容器洗浄弁(S742)454が接続
され、先端が洗浄ノズル350に接続されている。
【0111】なお、上記ソレノイド、スイッチ、モー
タ、センサ、電磁弁は制御手段460に接続されてお
り、また、制御手段460には表示装置122(図2参
照)が接続されている。なお、表示装置122には、装
置の動作状況、オペレーターへの通知等が表示される。 (補充槽の状態)次に、補充槽の状態を説明する。補充
槽は状態によって図9の模式図のようにセンサ以外の部
分でも区分けされる。
【0112】液の状態A〜H(網目部分が液)は、補充
槽の液状態を模式的に示している。 A:補充槽が空になるまで処理液の補充を続けた状態を
示す(なお、実際にはこのような状態とならないように
制御される。)。
【0113】B:通常の状態での自動開栓を行う直前の
位置である。 C:処理剤の補給をしないで処理液の補充ができる限界
の状態である。
【0114】D:B状態で自動開栓を行って処理剤の補
給を行った後の状態である。 E:C状態で自動開栓を行って処理剤の補給を行った後
の状態である。
【0115】F:D状態で容器洗浄が行われて希釈水
(洗浄水)が投入された後の状態である。
【0116】G:処理剤、希釈水とも最大液量が投入さ
れた場合の状態である。 H:処理槽へ処理液の補充が進み、処理剤キットの装填
を通知する(促す)液面位置である。
【0117】また、図9の液量a〜iについて以下に説
明する。 a :液溜まり量 補充液が無くなるまで補充した場合の残留分 (ドレン配管から排出可能) a+b:補充残留量 最大限補充しても常に残る残留分 c :バッファ量 空の処理剤キット開栓時に処理剤キット入れ替 えのためのバッファ分 d :センサ精度維持量 下限センサの検出安定化分 e :1日処理量 処理剤キットの朝一装填を可能にするためのバ ッファ分 f :通知タイミング量 上限センサからの装填通知タイミングを計る量 e+g:1キット完成液量 1キットの処理剤を希釈した完成液量 h :オーバーフロー量 液満量時のバッファ分 i :補充槽内容量 補充槽の必要最小内容量 本実施形態では、上記液量a〜iは、P1R補充槽につ
いては以下の表1に示す値に設定されている。
【0118】
【表1】
【0119】なお、本実施形態では、P1R補充槽34
7、P2RA補充槽349及びP2RB補充槽351は
円筒形状とした。
【0120】ここで、P1R補充槽347においては、
底面からの下限レベルセンサ(FS745)360の位
置が400ミリリットルレベルに設定されており、底面
からの上限レベルセンサ(FS740)358の位置が
4300ミリリットルレベルに設定されている。 (装填部の状態)次に、装填部300の状態と動作を説
明する。
【0121】装填部300の動作には「処理剤キット
装填」、「装填部駆動」、「洗浄水の送水」、
「開栓状態維持」、「装填部退避」の5つの動作があ
る。
【0122】また、補充部の動作形態には、P1R補充
ポンプ(PU741)370、P2RA補充ポンプ(P
U742)392、P2RB補充ポンプ(PU743)
414、PSR補充ポンプ(PU744)438、容器
洗浄ポンプ(PU740)440による「補充タイミン
グ調整」、「処理補充/処理補正/希釈水補正」と、P
1R循環攪拌ポンプ(PU745)362による「循環
攪拌」がある。
【0123】 「処理剤キット装填(処理剤キット管
理)」 処理剤キット202が未装填の場合、または装填状態の
処理剤キット202が使用済みの場合に装填部300へ
の新しい処理剤キット202の装填を促すため装填部カ
バー302を開放可能とする。
【0124】このプロセスは次の条件で始まる。 (A)P1R補充槽347の上限レベルセンサ(FS7
40)358にて液がないことを検出してから規定量の
処理補充を行った場合。
【0125】(B)装填部300を駆動(開栓動作)し
て一定時間後にも全補充槽の下限レベルセンサ(下限レ
ベルセンサ(FS745)360、下限レベルセンサ
(FS746)384及び下限レベルセンサ(FS74
7)406)が液がないことを検出している場合。
【0126】(C)キット装填可能(装填上限位置)状
態で、カバー開スイッチ(D744)315が押下され
た場合。
【0127】また次の条件にて終了する。キット装填あ
るいは再装填を検出した場合。
【0128】動作シーケンスは次のとおりである。以下
条件で装填部カバー302をロック解除(装填部カバー
電磁ロック(S743)308オン)する。
【0129】(a)P1R補充槽347の上限レベルセ
ンサ(FS740)358が「液なし」を検出してから
規定量(Q4 )を処理補充したとき。
【0130】又は (b)装填部300のホルダー316が上限にある。
【0131】(c)カバー開スイッチ(D744)31
5オン。 又は (d)処理剤キット自動開栓動作時(後述する)に処理
剤キット202未検出。
【0132】以下条件(e)で装填部カバー302をロ
ック(装填部カバー電磁ロック(S743)308オ
フ)する。
【0133】(e)キット装填検出が「未検出→検
出」、「検出→未検出→検出」で、かつカバー開閉検出
スイッチ(D740)314がオフ(装填部カバー30
2が閉状態)。
【0134】この動作の中で以下を通知する。 (ア)「処理剤キット装填」通知(装填通知はプリンタ
プロセッサ10のメイン電源投入時に出す)。(上記
(a)及び(d)のとき) (イ)「装填部カバー閉」通知。(上記(e)のとき) (ウ)「装填部カバー開放可能」通知。(上記(a)及
び(b)のとき) 装填部駆動(処理剤キット自動開栓) 装填部300を駆動して洗浄ノズル346,348,3
50によって処理剤キット202(容器203,20
5,207)を開栓する。
【0135】このプロセスは次の条件で始まる。P1R
補充槽347、P2RA補充槽349及びP2RB補充
槽351が「液なし管理](後述)に入った場合(処理
ストップ直前のレベルに全ての補充槽の液面が到達した
場合)。
【0136】次の条件で終了する。処理剤が補充槽に補
給されて各補充槽の下限レベルセンサ(下限レベルセン
サ(FS745)360、下限レベルセンサ(FS74
6)384、下限レベルセンサ(FS747)406で
液があることが検出された場合。
【0137】動作シーケンスは以下の通りである。以下
条件(A)〜(E)で装填部下限検出まで開栓駆動モー
タ(M740)328動作し、処理剤キット202(容
器203,205,207)の開栓が行われる。表示装
置122には「装填部カバー閉」及び「装填部カバー開
放不可能」の通知が行われる。
【0138】(A)PSR補充槽426の中間レベルセ
ンサ(FS744)430が「液あり」を検出してい
る。
【0139】(B)装填部300のホルダー316が上
限にある。 (C)処理剤キット202が装填済み。
【0140】(D)装填部カバー302が閉状態でかつ
ロック状態。 (E)カバー開スイッチ(D744)315がオフ。
【0141】開栓後、開栓駆動モータ(M740)32
8は規定時間(t1 )一時停止する。
【0142】(a)P1R補充槽347、P2RA補充
槽349及びP2RB補充槽351の下限レベルセンサ
(FS745)360、下限レベルセンサ(FS74
6)384、下限レベルセンサ(FS747)406が
共に液があることを検出すればシーケンス終了。
【0143】(b)P1R補充槽347、P2RA補充
槽349及びP2RB補充槽351の下限レベルセンサ
(FS745)360、下限レベルセンサ(FS74
6)384、下限レベルセンサ(FS747)406が
共に「液あり]にならない場合は、表示装置122に
「処理剤キット装填」の通知を行う。オペレーターが新
たな処理剤キット202を装填した後に、再スタートす
る。
【0144】(c)P1R補充槽347、P2RA補充
槽349及びP2RB補充槽351の内1つ乃至は2つ
の下限レベルセンサが液ありにならなければ異常。
【0145】この動作の中で以下を通知する。 (ア)「水投入」通知。(中間レベルセンサ(FS74
4)430が「液あり」を検出していない場合に行う。
オペレーターはPSR補充槽426に洗浄水を補給す
る。
【0146】(イ)「装填部カバー開放不可能」通知。
(本動作シーケンス実行中) (ウ)「装置異常」通知。(上記(c)のとき) 「洗浄水の送水」(処理剤キット自動洗浄) 処理剤キット202の容器203,205,207内に
希釈洗浄水を送水することで容器203,205,20
7内部を洗浄する。
【0147】処理剤キット202の開栓を終了した後に
開始する。規定の希釈洗浄水が送水されて各補充槽の上
限レベルセンサが液があることを検出した場合に終了す
る。
【0148】動作シーケンスは以下の通りである。 (1)容器洗浄ポンプ(PU740)440始動。
【0149】(2)現像処理剤容器洗浄弁(S740)
450を規定時間開閉する。これを規定回数繰り返す。
【0150】(3)最後に現像処理剤容器洗浄弁(S7
40)450を最終規定時間(t31)開閉する。このと
きt31は校正した数値を用いる。
【0151】(4)上記(2),(3)をP2RA補充
槽349について同様に実施する(最終規定時間
(t32))このときt32は校正した数値を用いる。
【0152】(5)上記(2),(3)をP2RB補充
槽351について同様に実施する(最終規定時間
(t32))このときt32は校正した数値を用いる。
【0153】(6)P1R補充槽347、P2RA補充
槽349、P2RB補充槽351の上限レベルセンサ
(上限レベルセンサ(FS740)358、上限レベル
センサ(FS741)382、上限レベルセンサ(FS
742)404)が共に液があることを検出していれば
終了。
【0154】なお、現像処理剤容器洗浄弁(S740)
450、漂白処理剤容器洗浄弁(S741)452、定
着処理剤容器洗浄弁(S742)454の開放時間は以
下の表2の通りとし、これを±10msecの精度で実
行する。
【0155】
【表2】
【0156】, 「開栓状態維持」/「装填部
退避」(処理剤キット乾燥) 容器203,205,207を開状態のまま維持して自
然乾燥させる。
【0157】容器203,205,207の洗浄を終了
した場合に開始する。以下の条件で終了する。
【0158】(A)規定時間を経過した場合。 (B)P1R補充槽347の下限レベルセンサ(FS7
45)360が液がないことを検出した場合。
【0159】(C)カバー開スイッチ(D744)31
5を押下した場合。 洗浄後に装填部下限位置にて規定時間(可変可能)一時
停止して自然乾燥した後、又は上記(B)又は上記
(C)のとき装填部300のホルダー316を上限位置
まで復帰させて終了する。
【0160】この中で以下を通知する。 「カバー開放可能」通知。(上記(A)又は(B)のと
き) (補充槽液面レベル管理) 「P1R補充槽347、P2RA補充槽349、P2R
B補充槽351の液面レベル管理」P1R補充槽34
7、P2RA補充槽349、P2RB補充槽351の液
面レベル状態には、「液あり」、「液少なし」、「液な
し」の3つの補充状態があり、その間の動作は、「液
あり管理」、「液少なし管理」、「液なし管理」の
3つの動作がある。
【0161】全ての状態にわたって補充量A+B及びA
+B+Cを監視する。 I.下限レベルと最少液量間の液量をAとする。
【0162】II. 最大液量と上限レベル間の液量をBと
する。 III.上限レベルと下限レベル間の液量をCとする。
【0163】1キット補充量(補充処理剤+洗浄希釈
水)=A+B+C 「液あり管理」 各補充槽の下限レベルセンサで「液あり」を検出してい
る場合に液面を個別に監視する。
【0164】動作シーケンスは以下の通りである。 (a)以下条件で「液あり」管理に移行する。
【0165】(1)処理剤キット202自動洗浄直後。 (2)補充槽の上限レベルセンサ(FS740)35
8、上限レベルセンサ(FS741)382、上限レベ
ルセンサ(FS742)404で「液あり」を検出す
る。
【0166】(b)補充量A、B、Cを監視する。 (c)以下条件で「液少なし管理」に移行する。
【0167】補充槽の下限レベルセンサ(FS745)
360、下限レベルセンサ(FS746)384、下限
レベルセンサ(FS747)406が「液なし」を検出
する。 「液少なし管理」 ・各補充槽の下限レベルセンサが「液なし]を検出して
いる場合で液面を個別に監視する。
【0168】・下限レベルセンサが「液なし」を検出中
に、規定補充量(P1Rでは100ミリリットル)を補
充して処理剤キット装填を促す。
【0169】動作シーケンスは以下の通りである。 (a)以下条件で「液少なし管理」に移行する。
【0170】「液あり管理」において、補充槽の下限レ
ベルセンサ(FS745)360、下限レベルセンサ
(FS746)384、下限レベルセンサ(FS74
7)406が「液なし」を検出する上記規定補充量まで
処理液の補充を続ける。
【0171】(b)補充量Aを監視する。 (c)以下条件で「液なし管理」に移行する。
【0172】上記規定補充量まで補充を終了した場合。 「液なし管理」 P1R補充槽347、P2RA補充槽349、P2RB
補充槽351の下限レベルセンサ(FS745)36
0、下限レベルセンサ(FS746)384、下限レベ
ルセンサ(FS747)406が「液なし」を検出して
いる場合で液面を個別に監視する。「液少なし管理」で
の規定補充量を補充した後、その補充槽から許容補充量
(P1Rでは100ミリリットル)を補充した場合、
「補充液完全になし」を通知する。
【0173】動作シーケンスは以下の通りである。 (a)以下条件で「液なし管理」に移行する。
【0174】「液少なし管理」の終了時。 (b)補充量Aを監視する。
【0175】(c)処理剤キット自動開栓、処理剤キッ
ト自動洗浄を実施。 (d)上記動作終了後に「液あり管理」に移行する。
【0176】(e)上記動作中に処理補充が許容補充量
に達した場合には「補充液完全になし」になる。
【0177】この中で以下を通知する。 「補充液完全になし」通知。上記(e)の場合。 (補充タイミングの調整)本処方の場合には処理剤のP
1R補充槽347、P2RA補充槽349、P2RB補
充槽351の補充比率に処理剤キット容量が合わせてあ
るので規定のペーパー(印画紙P)処理量に対して、現
像槽74と他槽(漂白槽76、定着槽78)の各処理剤
を同時タイミングで補給して同時タイミングで消費し終
わるように補充を実施する。補充タイミング調整の動作
は、開栓動作より優先順位が高い。
【0178】液面レベル状態には、 「全槽同時タイミングで液少なし」、「P1R補充槽3
47が他補充槽より先に液少なし」、「他補充槽がP1
R補充槽347より先 に液少なし」の3つの状態が
あり、その間には、 「全補充槽下限到達管理」、「現像補充槽下限到達
管理」、「他補充槽下限到達管理」、 の3つ動作がある。 「全補充槽下限到達管理」 P1R補充槽347、P2RA補充槽349、P2RB
補充槽351の全槽が同時タイミングで「液少なし」の
状態になることを監視する。
【0179】以下条件でシーケンスを開始する。システ
ム起動/エラーリセット後、P1R補充槽347、P2
RA補充槽349、P2RB補充槽351の下限レベル
センサ(FS745)360、下限レベルセンサ(FS
746)384、下限レベルセンサ(FS747)40
6の何れかが「液少なし」を検出した場合。
【0180】以下の条件で終了する。 ・電源オフでシステムを終了した場合。
【0181】・下限レベルセンサが1槽乃至2槽で「液
なし」となった場合(「現像補充槽下限到達管理」もし
くは「他槽下限到達管理」へ)。
【0182】・下限レベルセンサ(FS745)36
0、下限レベルセンサ(FS746)384、下限レベ
ルセンサ(FS747)406が同時に「液なし」とな
った場合。 「現像補充槽下限到達管理」 P1R補充槽347の下限レベルが他補充槽より先に
「液少なし」になる場合に液少なしタイミングの遅い他
槽のタイミングを合わせるように処理補充する。
【0183】以下の条件でシーケンスを開始する。 ・システム起動/エラーリセット後、P1R補充槽34
7の下限レベルセンサ(FS745)360が「液な
し」の場合。
【0184】・P1R補充槽347の下限レベルセンサ
(FS745)360が「液なし」から「液あり」を検
出した場合。
【0185】以下の条件で終了する。 ・電源オフでシステムを終了した場合。
【0186】・P2RA補充槽349、P2RB補充槽
351両槽の下限レベルセンサ(FS746)384、
下限レベルセンサ(FS747)406が「液なし」を
検出した場合(「全補充槽下限到達管理」へ)。
【0187】動作シーケンスは以下の通りである。 (a)液面が下限レベルに未到着の補充槽について直に
規定量補充する。
【0188】(b)液面が下限レベルに到達するまでの
補充量を算出する(規定補充量×実回数)。このとき、
補充量Aの管理範囲を越えない量まで補充する。 (他補充槽下限到達管理)P2RA補充槽349、P2
RB補充槽351の下限レベルセンサ(FS746)3
84、下限レベルセンサ(FS747)406のいずれ
か一方もしくは両方ともがP1R補充槽347よりも早
く「液少なし」を検出する場合に、現像補充槽が「液少
なし」になるまで液少なしタイミングの早い補充槽の補
充を停止する。
【0189】以下条件でシーケンスを開始する。システ
ム起動後、P2RA補充槽349、P2RB補充槽35
1の下限レベルセンサ(FS746)384、下限レベ
ルセンサ(FS747)406が両方とも「液少なし」
を検出した場合。
【0190】以下条件で終了する。 ・電源オフでシステムを終了した場合。
【0191】・P1R補充槽347の下限レベルセンサ
(FS745)360が「液なし」を検出した場合
(「現像補充槽下限到達管理」へ)。
【0192】動作シーケンスは以下の通りとする。 (a)液面が下限レベルに到達した補充槽についてP1
R補充槽347の液面が下限レベルに到達するまで補充
を停止する。
【0193】(b)この管理に入ってからのペーパー
(印画紙P)処理量を算出する。
【0194】(c)規定ペーパー(印画紙P)処理量を
越えない範囲で停止する。 (処理補充/処理補正/希釈水補正)ペーパー(印画紙
P)処理量に応じた処理液の補充を行う。
【0195】また、1処理剤キット毎に補充量校正を自
動的に行い補充精度を維持する。
【0196】動作シーケンスは以下の通りである。処理
補充では、規定量のペーパー処理を行った後にポンプの
1単位動作量だけ補充する。
【0197】処理補正/希釈水補正では、前述した「P
1R補充槽347、P2RA補充槽349、P2RB補
充槽351の液面レベル管理」で監視している実補充量
を用いて補充量と希釈水量を校正する。
【0198】処理補正は補充量を以下のとおり補正す
る。P1R補充槽347、P2RA補充槽349、P2
RB補充槽351について実補充量A+B+C(実補充
量Qb1×実回数n1i 補充タイミング調整分含む)を下
記表3の規定補充量と比較する。
【0199】
【表3】
【0200】実補充回数(n1i)≠規定回数(n0i)の
場合には補充量に以下の補正を加える。この場合、n0i
×Qai=n1i×Qbi=1キット完成液量(i=1,2)
であるから次回補充量を次の通りとする。
【0201】 次回設定補充量=n1i×今回設定補充量/n0i 1キット完成液消費毎にこの補正を行うが、初回の規定
補充量(Qai)と毎回の修正値を比較して以下の表4の
範囲を越えるときにはシーケンスを中断して表示装置1
22にて異常を通知する。
【0202】
【表4】
【0203】希釈水補正は以下の通りである。実補充量
A+B(実補充量Qbi×実回数n4i 補充タイミング調
整分含む)を規定補充量と比較する。
【0204】例えばP1Rでは表5のとおりである。
【0205】
【表5】
【0206】実補充回数(n4i)≠規定回数(n3i)の
場合には希釈水量に以下の補正を加える。
【0207】この場合、 n3i×Qai=n4i×Qbi=1キット完成液量−上限から
下限レベルの完成液量(i=1,2) であるから次回希釈水量を次の通りとする。
【0208】次回設定希釈水量=今回設定希釈水量−
(n4i−n3i)×今回設定補充量 1キット完成液消費毎にこの補正をP1R、P2RA、
P2RBで行うが、初回の規定希釈水量(Qci)と毎回
の修正値を比較して以下の表6の範囲を越えるときには
シーケンスを中断して異常を通知する。
【0209】
【表6】
【0210】次回希釈設定水量より次回の処理剤キット
自動洗浄で開閉する現像処理剤容器洗浄弁(S740)
450、漂白処理剤容器洗浄弁(S741)452、定
着処理剤容器洗浄弁(S742)454の開閉時間を算
出、校正する。
【0211】希釈水量は、 希釈水量=希釈水量/単位時間×(t2i×n2i+t3i
(i=1,2) で表される(前述した 「洗浄水の送水」(処理剤キ
ット自動洗浄)ので再計算した希釈水量にてt3iを再計
算する(その他の数値は変更しない)。
【0212】次回の処理剤キット自動洗浄では新しいt
3i(i=1,2)にて現像処理剤容器洗浄弁(S74
0)450、漂白処理剤容器洗浄弁(S741)45
2、定着処理剤容器洗浄弁(S742)454を制御す
る。 (循環攪拌)P1R補充槽347内の懸濁液を溶解攪拌
する。
【0213】処理剤キット自動洗浄中でP1Rの自動洗
浄が終了したときに始める。
【0214】規定時間循環攪拌した時に終了する。動作
シーケンスは以下の通りである。
【0215】処理剤キット自動洗浄中でP1Rの洗浄が
終了した後、P1R補充槽347の上限レベルセンサ
(FS740)358が「液あり」を検出した時点から
4 時間P1R循環攪拌ポンプ(PU745)362を
駆動する。 (作用)次に、補充動作の一例を以下に説明する。
【0216】先ず、P1R補充槽347には現像補充液
が、P2RA補充槽349には漂白補充液が、P2RB
補充槽351には定着補充液がそれぞれ上限レベル以上
に貯留されており、PSR補充槽426には洗浄水が上
限レベル以上に予め貯留されているものとする。
【0217】プロセッサ部72の現像槽74で印画紙P
が所定量処理されると、P1R補充ポンプ(PU74
1)370が作動し、P1R補充電磁弁(S840)3
78が所定時間開いて、現像槽74に印画紙Pの処理量
に対応した所定量分の現像補充液がP1R補充槽347
から現像槽74へ送られる。なお、これらの処理は、漂
白槽76及び定着槽78においても同時に行われる。
【0218】一定量の処理が進むと、表示装置122に
より「処理剤キットの装填」が通知される。
【0219】次に、処理剤キット202の装填手順を説
明する。 (1) 先ず、カバー開スイッチ(D744)315を
押す。これにより装填部カバー電磁ロック(S743)
308が作動して第2ロックレバー306の先端が上方
に持ち上がり、第1ロックレバー304の先端が第2ロ
ックレバー306の先端に引っ掛からなくなり、装填部
カバー302を開けることが可能な状態となる(ロック
解除状態)。
【0220】そして、装填部カバー302を手前に引い
て開ける。装填部カバー302が開けられると、カバー
開閉検出スイッチ(D740)314が切れ(オフとな
る)、制御手段460は装填部カバー302が開状態で
あること判断する。 (2) 次に、装填されている空の処理剤キット202
を一度押し込むと、ストライカー342とラッチ344
との係合が解除され、処理剤キット202が若干押し出
される。
【0221】その後、空の処理剤キット202を取り出
すと、キット検出レバー338が回転してキット検出ス
イッチ(D741)340が切れ(オフとなる)、制御
手段460は、処理剤キット202が未装填状態である
と判断する。 (3) 新しい処理剤キット202をホルダー316に
挿入する。
【0222】処理剤キット202が正規の位置まで挿入
されると、キット検出レバー338が回転してストライ
カー342とラッチ344とが係合すると共にキット検
出スイッチ(D741)340が入り(オンする)、制
御手段460は処理剤キット202が装填されたことを
判断する。
【0223】そして、装填部カバー302を閉めると、
カバー開閉検出スイッチ(D740)314が入り(オ
ンする)、制御手段460は装填部カバー302が閉め
られたことを判断する。 (4) 処理が進み、P1R補充槽347の下限レベル
センサ(FS745)360が液なしを検出するとタイ
ミング調整が行われて、P2RA補充槽349の下限レ
ベルセンサ(FS746)384及びP2RB補充槽3
51の下限レベルセンサ(FS747)406が「液な
し」を検出する。すると、装填部下限検出スイッチ(D
743)336が入るまで(オンするまで)開栓駆動モ
ータ(M740)328が回転してホルダー316が下
限位置まで下降する。これにより、洗浄ノズル346が
容器203のシール210を、洗浄ノズル348が容器
205のシール210を、洗浄ノズル350が容器20
7のシール210を押し破って容器内に進入して開栓を
行う。
【0224】これによって、現像処理剤がP1R補充槽
347へ、漂白処理剤がP2RA補充槽349へ、定着
処理剤がP2RB補充槽351へ自動的に補給される。
【0225】所定時間が経過して処理剤の流出が終了す
ると、容器洗浄ポンプ(PU740)440が作動する
と共に、現像処理剤容器洗浄弁(S740)450、漂
白処理剤容器洗浄弁(S741)452及び定着処理剤
容器洗浄弁(S742)454が作動し、洗浄ノズル3
46、洗浄ノズル348及び洗浄ノズル350から洗浄
液が噴出し、洗浄ノズル346が容器203の内部を、
洗浄ノズル348が容器205の内部を、洗浄ノズル3
50が容器207の内部をそれぞれ所定量(「希釈水補
正」参照)の洗浄水(希釈水)で自動洗浄し、それぞれ
の補充槽へと流れ込む。
【0226】また、自動洗浄が終了すると、各補充槽の
液面レベルが上昇し、上限レベルセンサ(FS740)
358、上限レベルセンサ(FS741)382及び上
限レベルセンサ(FS742)404により「液あり」
が検出され、前述した「液あり管理」が実行される。
【0227】また、上限レベルセンサ(FS740)3
58が「液あり」を検出すると、P1R循環攪拌ポンプ
(PU745)362が作動し、P1R補充槽347の
現像補充液(現像処理剤+洗浄水)の循環攪拌を行う。
【0228】なお、自動洗浄が終了すると、ホルダー3
16が下限位置の状態で規定時間各容器の自然乾燥が行
われる。
【0229】本実施形態では、前述した「全補充槽下限
到達管理」、「現像補充槽下限到達管理」、「他補充槽
下限到達管理」、「処理補充/処理補正/希釈水補正」
等が実行され、装置が自動で補充の校正を行うので、オ
ペレーターは各種校正作業をする必要がなく、長期にわ
たって正常な補充を行える。
【0230】また、校正したときの修正値が許容範囲を
越える場合には、異常通知がなされるので、これにより
装置の異常を把握することができる。
【0231】なお、予め設定されたペーパー処理量に達
したときに、P1R補充槽347の現像補充液の残量が
規定値(下限レベル)以下に達していない場合に、規定
値以下に達するように強制的に現像補充液の補充を行っ
てもよい。
【0232】また、予め設定されたペーパー処理量に達
したときに、P1R補充槽347の現像補充液の残量が
規定値以下に達していない場合に、規定値以下に達する
ように強制的に現像補充液の補充を行い、規定値以下に
達するまでの補充回数または補充時間から予め設定され
たペーパー処理量に達したときに現像補充液の残量が規
定値以下に達するように補充量を校正し、校正した値が
予め定めた範囲以上の場合に通知を行っても良い。
【0233】また、予め設定された感光材料処理量に達
す前に、P1R補充槽347の現像補充液の残量が規定
値(下限レベル)以下に達した場合に、現像補充液の補
充をまた、予め設定された感光材料処理量に達す前に、
P1R補充槽347の現像補充液の残量が規定値(下限
レベル)以下に達した場合に、現像補充液の補充を中断
しても良い。
【0234】また、予め設定されたペーパー処理量に達
する前にP1R補充槽347の現像補充液の残量が規定
値(下限レベル)以下に達した場合に、規定値以下に達
するまでのペーパー処理量から、予め設定されたペーパ
ー処理量に達したときにP1R補充槽347の現像補充
液が規定値以下に達するように、現像補充液のレベルが
補給時のレベルから規定値以下に達するまでのペーパー
処理量から補充量を校正し、校正した値が予め定めた範
囲以上の場合に通知を行っても良い。
【0235】なお、校正した値で補充を行う場合、補充
量は、補充の間隔(時間)を補正するようにしても良
い。
【0236】なお、ポンプの単位時間当たりの吐出量×
ポンプの駆動時間=ポンプによる送液量であるため、制
御手段460(予めポンプの単位時間当たりの吐出量を
記憶している)はポンプの駆動時間から送液量を間接的
に判断できる。
【0237】なお、上記実施形態では、現像補充液が本
発明の特定の補充液に相当したが、本発明はこれに限ら
ず、特定の補充液は、漂白補充液、定着補充液等の他の
種類の補充液であっても良い。
【0238】ところで、処理剤キット202から規定量
の処理剤が各補充槽に補給され、その後、規定量の洗浄
水が各補充槽に確実に補給された場合には、各補充槽の
液面レベルは規定の上限レベルを越え、上限レベルより
も上の補充液の容積は、補充槽間において同一感光材料
処理量となるはずである。
【0239】しかし、洗浄水の補給系統、即ち、容器洗
浄ポンプ(PU740)440の疲労、配管444,4
46,448、分配器442、現像処理剤容器洗浄弁
(S740)450、漂白処理剤容器洗浄弁(S74
1)452及び定着処理剤容器洗浄弁(S742)45
4が作動し、洗浄ノズル346、洗浄ノズル348及び
洗浄ノズル350に詰まり等が生じると、上限レベルよ
りも上の補充液の容積が補充槽間において同一感光材料
処理量とならなくなる。即ち、各々の補給が規定通りで
あれば、補充回数が規定回数(例えば、n3i)となるは
ずである。
【0240】ところで、洗浄水の補給系統に何らかの誤
差(ポンプの疲労、配管の詰まり)が生じた場合には、
実際に補給される洗浄水(希釈水)の量が不足すること
になり、補充回数が規規定回数以下で上限レベルに達し
てしまうことになり(実補充回数(n4i)≠規定回数
(n3i))、下限レベルに低下するまでの補充回数も変
化してしまう。
【0241】本実施形態では、実補充回数(n4i)≠規
定回数(n3i)となった場合、制御手段460は液面が
補給後のレベルから補充槽の上限レベルに低下するまで
の補充回数から洗浄水補給後の上限レベルよりも上の補
充液の容積を算出し、算出された容量と補充を規定回数
行った場合の補充液の容量とを比較し、その比率に応じ
て容器洗浄ポンプ(PU740)440の駆動時間を変
更する。例えば、ポンプの単位時間当たりの吐出量不
足、配管の詰まり等がある場合には、容器洗浄ポンプ
(PU740)440を同一時間駆動しても、補充液の
実補充量は不足することになるので、このような場合に
は、洗浄水補給時の容器洗浄ポンプ(PU740)44
0の作動時間が前記比率に応じて延ばされ、実補充回数
を規定回数と一致させることができる。
【0242】また、希釈水量(Qci)と毎回の修正値を
比較して前記の表11の範囲を越えるときには、誤差範
囲を越えたこと、即ち、トラブル発生と考えられるので
異常通知がなされる。
【0243】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
感光材料処理液補充装置は上記の構成としたので、長期
にわたって正常な補充を行うことができる、という優れ
た効果を有する。また、補充槽から感光材料処理槽へ補
充する補充系統の校正作業も行う必要がない。
【0244】請求項2に記載の感光材料処理液補充装置
は上記の構成としたので、補充剤と希釈水とが確実に補
給されたことを判断できる、という優れた効果を有す
る。
【0245】請求項3に記載の感光材料処理液補充装置
は上記の構成としたので、補充剤が確実に補給されたこ
とを判断できる、という優れた効果を有する。
【0246】請求項4に記載の感光材料処理液補充装置
は上記の構成としたので、希釈水が確実に補給されたこ
とを判断できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用されたプリンタプロセ
ッサを示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例が採用されたプリンタプロセ
ッサを示す斜視図である。
【図3】装填部近傍の側面図である。
【図4】装填部近傍の平面図である。
【図5】装填部近傍の正面図ある。
【図6】補充部の現像補充液系統の構成図である。
【図7】補充部の漂白補充液系統の構成図である。
【図8】補充部の定着補充液系統の構成図である。
【図9】補充槽の液状態を示す説明図である。
【図10】補充システムのタイミングチャートである。
【符号の説明】
P 印画紙(感光材料) 74 現像槽(感光材料処理槽) 76 漂白槽(感光材料処理槽) 78 定着槽(感光材料処理槽) 202 処理剤キット(補充剤) 336 装填部下限検出スイッチ(D743)(補充剤
補給検出手段) 340 キット検出スイッチ(D741)(補充剤補給
検出手段) 347 P1R補充槽 349 P2RA補充槽 351 P2RB補充槽 358 上限レベルセンサ(FS740)(上限セン
サ、補充液量上限検出手段) 360 下限レベルセンサ(FS745)(下限セン
サ) 370 P1R補充ポンプ(PU741)(補充手段) 382 上限レベルセンサ(FS741)(上限セン
サ、補充液量上限検出手段) 384 下限レベルセンサ(FS746)(下限セン
サ) 392 P2RA補充ポンプ(PU742)(補充手
段) 404 上限レベルセンサ(FS741)(上限セン
サ、補充液量上限検出手段) 406 下限レベルセンサ(FS747)(下限セン
サ) 414 P2RB補充ポンプ(PU743)(補充手
段) 426 PSR補充槽(希釈水槽) 460 制御手段(制御手段、希釈水補給検出手段、補
充剤補給検出手段) 440 容器洗浄ポンプ(PU740)(希釈水補給手
段) 450 現像処理剤容器洗浄弁(S740)(希釈水補
給手段) 452 漂白処理剤容器洗浄弁(S741)(希釈水補
給手段) 454 定着処理剤容器洗浄弁(S742)(希釈水補
給手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃縮形態の補充剤を希釈水で希釈した複
    数種類の補充液を貯留する複数の補充槽を備え、この補
    充液を感光材料処理槽へ感光材料の処理量に応じて補充
    すると共に、前記複数の補充槽に対しては複数種類の補
    充剤を一括補給する感光材料処理液補充装置であって、 前記補充槽に設けられ、補充液の液面レベルが規定の上
    限レベルを越えたかを検出可能な上限センサと、 前記補充槽の補充液を前記処理槽へ補充する補充手段
    と、 希釈水を貯留する希釈水槽と、 前記補充槽へ希釈水を補給する希釈水補給手段と、 前記希釈水補給手段を制御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記補充槽に前記補充剤及び規定量の
    希釈水を補給したときの液面レベルから前記上限レベル
    に低下するまでの補充液の補充量に基づいて、次の希釈
    水の補給量を補正することを特徴とする感光材料処理液
    補充装置。
  2. 【請求項2】 濃縮形態の補充剤を希釈水で希釈した複
    数種類の補充液を貯留する複数の補充槽を備え、この補
    充液を感光材料処理槽へ感光材料の処理量に応じて補充
    すると共に、前記複数の補充槽に対しては装填した処理
    剤キットを開栓して複数種類の補充剤を前記処理剤キッ
    トから前記補充槽へ一括補給する感光材料処理液補充装
    置であって、 前記補充槽の補充液を前記処理槽へ補充する補充手段
    と、 希釈水を貯留する希釈水槽と、 前記補充槽へ希釈水を補給する希釈水補給手段と、 補充液の液面レベルが規定の下限レベルを越えたかを検
    出可能な下限センサを有し、液面レベルが前記下限レベ
    ル以下となった後に前記処理剤キットの開栓が行われ、
    前記開栓後に液面レベルが下限レベルを越えた時に補充
    剤の補給が完了したことを検出する補充剤補給検出手段
    と、 補充液の液面レベルが規定の上限レベルを越えたかを検
    出可能な上限センサを有し、前記補充剤の補給が完了し
    たことを検出した後に希釈水の補給が行われ、液面レベ
    ルが前記上限レベルを越えた時に希釈水の補給が完了し
    たことを検出する希釈水補給検出手段と、 を有することを特徴とする感光材料処理液補充装置。
  3. 【請求項3】 濃縮形態の補充剤を希釈水で希釈した複
    数種類の補充液を貯留する複数の補充槽を備え、この補
    充液を感光材料処理槽へ感光材料の処理量に応じて補充
    すると共に、前記複数の補充槽に対しては装填した処理
    剤キットを開栓して複数種類の補充剤を前記処理剤キッ
    トから前記補充槽へ一括補給する感光材料処理液補充装
    置であって、 前記補充槽の補充液を前記処理槽へ補充する補充手段
    と、 希釈水を貯留する希釈水槽と、 前記補充槽へ希釈水を補給する希釈水補給手段と、 補充液の液面レベルが規定の下限レベルを越えたかを検
    出可能な下限センサを有し、液面レベルが前記下限レベ
    ル以下に至った後に前記処理剤キットの開栓が行われ、
    前記開栓後に液面レベルが下限レベルを越えた時に補充
    剤の補給が完了したことを検出する補充剤補給検出手段
    と、 を有することを特徴とする感光材料処理液補充装置。
  4. 【請求項4】 濃縮形態の補充剤を希釈水で希釈した複
    数種類の補充液を貯留する複数の補充槽を備え、この補
    充液を感光材料処理槽へ感光材料の処理量に応じて補充
    すると共に、前記複数の補充槽に対しては装填した処理
    剤キットを開栓して複数種類の補充剤を前記処理剤キッ
    トから前記補充槽へ一括補給する感光材料処理液補充装
    置であって、 前記補充槽の補充液を前記処理槽へ補充する補充手段
    と、 希釈水を貯留する希釈水槽と、 前記補充槽へ希釈水を補給する希釈水補給手段と、 補充液の液面レベルが規定の上限レベルを越えたかを検
    出可能な上限センサを有し、前記補充剤の補給後に希釈
    水の補給が行われ、液面レベルが前記上限レベルを越え
    た時に希釈水の補給が完了したことを検出する希釈水補
    給検出手段と、 を有することを特徴とする感光材料処理液補充装置。
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