JPH1172218A - キルン炉の運転制御方法 - Google Patents
キルン炉の運転制御方法Info
- Publication number
- JPH1172218A JPH1172218A JP23316397A JP23316397A JPH1172218A JP H1172218 A JPH1172218 A JP H1172218A JP 23316397 A JP23316397 A JP 23316397A JP 23316397 A JP23316397 A JP 23316397A JP H1172218 A JPH1172218 A JP H1172218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- kiln
- combustion
- flame
- image processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼を早期に沈静化することができるキルン
炉の運転制御方法を提供する。 【解決手段】 炉内で被燃焼物の乾燥を行なうキルン炉
において、炉内を工業用テレビカメラ6で撮像し、撮像
した画像情報を画像処理装置7で画像処理して炉内にお
ける火炎の有無を検出し、火炎を検出した時点で炉内へ
の被燃焼物の投入を停止するとともに、炉内へ燃焼用空
気を供給し、発火した被燃焼物の燃焼を促進して被燃焼
物が燃え切るまでの時間を短縮して早期に沈静化する。
炉の運転制御方法を提供する。 【解決手段】 炉内で被燃焼物の乾燥を行なうキルン炉
において、炉内を工業用テレビカメラ6で撮像し、撮像
した画像情報を画像処理装置7で画像処理して炉内にお
ける火炎の有無を検出し、火炎を検出した時点で炉内へ
の被燃焼物の投入を停止するとともに、炉内へ燃焼用空
気を供給し、発火した被燃焼物の燃焼を促進して被燃焼
物が燃え切るまでの時間を短縮して早期に沈静化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ゴミや廃棄物
の焼却処理において焼却の前工程として乾燥処理を担う
キルン炉の運転制御方法に関するものである。
の焼却処理において焼却の前工程として乾燥処理を担う
キルン炉の運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キルン炉と焼却炉を組み合わせたキルン
式焼却炉においては、焼却炉における被燃焼物の焼却に
先立って被燃焼物である都市ゴミや廃棄物をキルン炉に
おいて乾燥している。キルン炉に投入した被燃焼物は、
キルン炉自体の回転運動に伴って炉内を転動あるいは滑
動しつつ乾燥しながら順次出口部の方向へ移送し、焼却
炉であるストーカ炉内に投入してガス化燃焼および置き
燃焼し、灰シュートから炉外へ排出する。
式焼却炉においては、焼却炉における被燃焼物の焼却に
先立って被燃焼物である都市ゴミや廃棄物をキルン炉に
おいて乾燥している。キルン炉に投入した被燃焼物は、
キルン炉自体の回転運動に伴って炉内を転動あるいは滑
動しつつ乾燥しながら順次出口部の方向へ移送し、焼却
炉であるストーカ炉内に投入してガス化燃焼および置き
燃焼し、灰シュートから炉外へ排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のキルン
炉では、炉内に投入する被燃焼物の投入量や空気量を制
御することはできるが、被燃焼物の性状によってはキル
ン炉の前半部で乾燥が完結してしまい、発火するという
問題があり、一度燃焼が生起すると燃焼を沈静化するこ
とが困難であるために、成り行きに任せていた。
炉では、炉内に投入する被燃焼物の投入量や空気量を制
御することはできるが、被燃焼物の性状によってはキル
ン炉の前半部で乾燥が完結してしまい、発火するという
問題があり、一度燃焼が生起すると燃焼を沈静化するこ
とが困難であるために、成り行きに任せていた。
【0004】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、燃焼を早期に沈静化することができるキルン炉の運
転制御方法を提供することを目的とする。
り、燃焼を早期に沈静化することができるキルン炉の運
転制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のキルン炉の運転制御方法は、炉内で被
燃焼物の乾燥を行なうキルン炉において、炉内を工業用
テレビカメラで撮像し、撮像した画像情報を画像処理装
置で画像処理して炉内における火炎の有無を検出し、火
炎を検出した時点で炉内への被燃焼物の投入を停止する
とともに、炉内へ燃焼用空気を供給し、発火した被燃焼
物の燃焼を促進して被燃焼物が燃え切るまでの時間を短
縮して早期に沈静化するものである。
ために、本発明のキルン炉の運転制御方法は、炉内で被
燃焼物の乾燥を行なうキルン炉において、炉内を工業用
テレビカメラで撮像し、撮像した画像情報を画像処理装
置で画像処理して炉内における火炎の有無を検出し、火
炎を検出した時点で炉内への被燃焼物の投入を停止する
とともに、炉内へ燃焼用空気を供給し、発火した被燃焼
物の燃焼を促進して被燃焼物が燃え切るまでの時間を短
縮して早期に沈静化するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、キルン式焼却炉1
は、キルン炉2と焼却炉としてのストーカ炉3とを組み
合わせたものであり、ストーカ炉3における被燃焼物の
焼却に先立って被燃焼物である都市ゴミや廃棄物をキル
ン炉2において乾燥している。
に基づいて説明する。図1において、キルン式焼却炉1
は、キルン炉2と焼却炉としてのストーカ炉3とを組み
合わせたものであり、ストーカ炉3における被燃焼物の
焼却に先立って被燃焼物である都市ゴミや廃棄物をキル
ン炉2において乾燥している。
【0007】キルン炉2は、投入口側に炉内へ被燃焼物
を投入する給じん装置4と、燃焼用空気を供給する送風
機5が接続してあり、排出口側に炉内を撮像する工業用
テレビカメラ6が設けてある。工業用テレビカメラ6は
画像処理装置7に接続してあり、画像処理装置7は給じ
ん装置4および送風機5に接続している。画像処理装置
7は、工業用テレビカメラ6で撮像した画像情報を画像
処理して炉内における火炎の有無を検出し、検出した結
果に基づいて給じん装置4および送風機5の起動・停止
を制御する。
を投入する給じん装置4と、燃焼用空気を供給する送風
機5が接続してあり、排出口側に炉内を撮像する工業用
テレビカメラ6が設けてある。工業用テレビカメラ6は
画像処理装置7に接続してあり、画像処理装置7は給じ
ん装置4および送風機5に接続している。画像処理装置
7は、工業用テレビカメラ6で撮像した画像情報を画像
処理して炉内における火炎の有無を検出し、検出した結
果に基づいて給じん装置4および送風機5の起動・停止
を制御する。
【0008】以下に上記した構成における作用を説明す
る。キルン炉2に投入した被燃焼物は、キルン炉自体の
回転運動に伴って炉内を転動あるいは滑動しつつ乾燥し
ながら順次に排出口側へ移送し、キルン炉2から取り出
した被燃焼物はストーカ炉3に投入してガス化燃焼およ
び置き燃焼して炉外へ排出する。
る。キルン炉2に投入した被燃焼物は、キルン炉自体の
回転運動に伴って炉内を転動あるいは滑動しつつ乾燥し
ながら順次に排出口側へ移送し、キルン炉2から取り出
した被燃焼物はストーカ炉3に投入してガス化燃焼およ
び置き燃焼して炉外へ排出する。
【0009】上述の工程においては被燃焼物が発火して
いるか否かを常に監視する。このために、炉内を工業用
テレビカメラ6で撮像し、撮像した画像情報を画像処理
装置7で画像処理して炉内における火炎の有無を検出す
る。
いるか否かを常に監視する。このために、炉内を工業用
テレビカメラ6で撮像し、撮像した画像情報を画像処理
装置7で画像処理して炉内における火炎の有無を検出す
る。
【0010】図2示す手順に従って、画像処理装置7
は、火炎を検出した時点(ステップa)で、給じん装置
4および送風機5に信号を送り、給じん装置4による炉
内への被燃焼物の投入を停止する(ステップb)ととも
に、送風機5により炉内への燃焼用空気の供給を開始す
る(ステップc)。画像処理装置7は、火炎を検出しな
くなった時点(ステップd)で、給じん装置4および送
風機5に信号を送り、給じん装置4による炉内への被燃
焼物の投入を開始する(ステップe)とともに、送風機
5により炉内への燃焼用空気の供給を停止する(ステッ
プf)。
は、火炎を検出した時点(ステップa)で、給じん装置
4および送風機5に信号を送り、給じん装置4による炉
内への被燃焼物の投入を停止する(ステップb)ととも
に、送風機5により炉内への燃焼用空気の供給を開始す
る(ステップc)。画像処理装置7は、火炎を検出しな
くなった時点(ステップd)で、給じん装置4および送
風機5に信号を送り、給じん装置4による炉内への被燃
焼物の投入を開始する(ステップe)とともに、送風機
5により炉内への燃焼用空気の供給を停止する(ステッ
プf)。
【0011】このことにより、発火した被燃焼物の燃焼
を強制的に早めて被燃焼物が燃え切るまでの時間を短縮
して早期に沈静化する。
を強制的に早めて被燃焼物が燃え切るまでの時間を短縮
して早期に沈静化する。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、火
炎の発生時に炉内への被燃焼物の投入を停止するととも
に、炉内へ燃焼用空気を供給することにより、発火した
被燃焼物の燃焼を強制的に早めて被燃焼物が燃え切るま
での時間を短縮し、早期の沈静化を図ることができる。
炎の発生時に炉内への被燃焼物の投入を停止するととも
に、炉内へ燃焼用空気を供給することにより、発火した
被燃焼物の燃焼を強制的に早めて被燃焼物が燃え切るま
での時間を短縮し、早期の沈静化を図ることができる。
【図1】本発明に係るキルン式焼却炉の全体構造を示す
概略図である。
概略図である。
【図2】同実施形態における運転制御方法を示すフロー
チャート図である。
チャート図である。
1 キルン式焼却炉 2 キルン炉 3 ストーカ炉 4 給じん装置 5 送風機 6 工業用テレビカメラ 7 画像処理装置
Claims (1)
- 【請求項1】 炉内で被燃焼物の乾燥を行なうキルン炉
において、炉内を工業用テレビカメラで撮像し、撮像し
た画像情報を画像処理装置で画像処理して炉内における
火炎の有無を検出し、火炎を検出した時点で炉内への被
燃焼物の投入を停止するとともに、炉内へ燃焼用空気を
供給し、発火した被燃焼物の燃焼を促進して被燃焼物が
燃え切るまでの時間を短縮して早期に沈静化することを
特徴とするキルン炉の運転制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23316397A JP3499111B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | キルン炉の運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23316397A JP3499111B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | キルン炉の運転制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1172218A true JPH1172218A (ja) | 1999-03-16 |
JP3499111B2 JP3499111B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=16950718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23316397A Expired - Fee Related JP3499111B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | キルン炉の運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3499111B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23316397A patent/JP3499111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3499111B2 (ja) | 2004-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11294740A (ja) | 排ガス完全燃焼制御方法および排ガス完全燃焼制御装置 | |
JP3499111B2 (ja) | キルン炉の運転制御方法 | |
JPH08285241A (ja) | ゴミ焼却炉 | |
JP3152581B2 (ja) | 乾留ガス化焼却処理装置 | |
JPH08178247A (ja) | ゴミ焼却炉におけるゴミの性状検出方法 | |
JP2002022124A (ja) | ストーカ炉 | |
JP6286516B1 (ja) | 焼却装置 | |
JP2002364824A (ja) | ストーカ式焼却炉およびそれによる焼却灰の処理方法 | |
JPS6026261Y2 (ja) | 定熱乾燥焼却装置 | |
JP6815013B1 (ja) | 竪型ごみ焼却炉を用いた間欠運転式ごみ焼却施設 | |
JP3669781B2 (ja) | ゴミ焼却炉の燃焼制御方法 | |
JPH0490409A (ja) | 流動床式焼却炉における燃焼制御方法及び制御装置 | |
JPH09196330A (ja) | 廃棄物焼却炉及びその燃焼制御方法 | |
JPH05141640A (ja) | 焼却炉の燃焼制御装置 | |
JP2755539B2 (ja) | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 | |
JPH0526421A (ja) | ごみ焼却炉のごみ燃焼方法 | |
GB1484188A (en) | Sludge incinerating plant | |
JPS63123913A (ja) | ごみ焼却炉の燃焼制御における燃え切り点補正方法 | |
JPH06341621A (ja) | 焼却炉 | |
JP3499112B2 (ja) | キルン炉の燃焼制御方法 | |
JP3048298B2 (ja) | 焼却溶融炉 | |
JPS58184415A (ja) | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 | |
JPH0682021A (ja) | ゴミ焼却炉の燃焼制御装置 | |
JP2000257828A (ja) | 流動床焼却炉の廃棄物焼却方法及び流動床焼却炉 | |
JPH08128615A (ja) | ゴミ焼却炉の燃焼制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |