JPH1172214A - 溶融炉におけるスラグの再加熱方法およびその装置 - Google Patents

溶融炉におけるスラグの再加熱方法およびその装置

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JPH1172214A
JPH1172214A JP9234001A JP23400197A JPH1172214A JP H1172214 A JPH1172214 A JP H1172214A JP 9234001 A JP9234001 A JP 9234001A JP 23400197 A JP23400197 A JP 23400197A JP H1172214 A JPH1172214 A JP H1172214A
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JP
Japan
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heat storage
slag
melting furnace
reheating
burner
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Pending
Application number
JP9234001A
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English (en)
Inventor
Yasushi Hoshino
寧 星野
Nobuyuki Sugiyama
暢之 杉山
Takeyoshi Matsui
威喜 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH1172214A publication Critical patent/JPH1172214A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

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  • Air Supply (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融炉で製造されるスラグの改質を図る熱源
の改善を図る。 【解決手段】 対の蓄熱バーナを交互に点火することに
より高温度空気を発生させ、該高温度空気と燃料を熱源
として、溶融炉の出滓部から取り出された溶融スラグを
再加熱し、前記蓄熱バーナの一方で、他方の蓄熱バーナ
から噴出された燃焼ガスを吸引することを特徴とする溶
融炉におけるスラグの再加熱方法および装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水汚泥の乾燥粉
体または下水汚泥や都市ごみや等の焼却灰を溶融する溶
融炉におけるスラグの再加熱方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】都市ごみや産業廃棄物などを焼却した際
に発生する焼却灰の減容化と重金属類の不溶化・無害化
を同時に行うことができる技術として、下水汚泥または
前記下水汚泥や廃棄物の焼却灰を溶融スラグとし、固化
する処理方法が公知である。
【0003】この溶融固化処理方法の一つとして、旋回
式溶融炉が公知である。この旋回式溶融炉は、図2(縦
断面図)に示すように、溶融炉本体1の一次燃焼室2の
下部にスラグ出湯口3が設けられ、また、上部には燃焼
ガス排出口4が設けられている。
【0004】さらに、溶融炉本体1の下部には、焼却灰
を空気と共に吹き込む焼却残さバーナ5と空気および燃
料の混合物を吹き込む燃焼バーナ6が設けられている。
前記焼却残さバーナ5と燃焼バーナ6は、炉壁1aの円
周に複数設けられ、炉内で旋回流を形成するごとく炉壁
1aの内壁面1bの円周方向に向けて配置されている。
焼却残さバーナ5には、炉内吹き込み時に炉を冷却しな
いように種火用の燃料が供給されている。
【0005】また、溶融炉本体1の上部には、二次燃焼
室7が設けられ、二次空気吹き込み口8からの燃焼空気
により一次燃焼室2で未燃焼分を二次燃焼室7で完全燃
焼させる。溶融スラグAは、主に、一次燃焼室2の内壁
面に沿って流下し、また、一部燃焼ガスに同伴された灰
は、二次燃焼室7の内壁面に沿って流下後、燃焼ガス排
出口4を通って一次燃焼室2の内壁面を流下して、下部
のスラグ出湯口3から出滓部9の出滓出口10を経由し
てモールドコンベヤ11内に滴下する。また、排ガスは
二次燃焼室7の上部管12から排出される。
【0006】13は溶融スラグAの流動性維持を図る補
助バーナであり、溶融炉の出湯口3付近で溶融スラグの
温度が低下して、スラグの粘性が増大し、流動性が乏し
くなることを防止するために、酸素バーナまたは酸素富
化バーナが用いられ、局所的にスラグを加熱する。
【0007】また、14はスラグの再加熱室で、該再加
熱室14には、燃焼バーナ15が設けられ、再加熱室1
4内を移動するモールドコンベヤ11内の溶融スラグを
再加熱し、溶融スラグの結晶化を図る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
溶融炉における溶融スラグの再加熱室の雰囲気温度を上
昇させるには、燃焼バーナの燃焼量を増大することにな
り、局所的に高温部が発生し、モールドコンベヤが損傷
する恐れがある。それを防止するためモールドコンベヤ
の耐火性を高めると、モールドコンベヤのコスト増をも
たらす問題がある。
【0009】また、燃焼バーナは、排ガス流量が増大
し、さらには、再加熱室内に一方向的に吹き込まれる燃
焼バーナであるため、溶融炉内部の圧力に影響を与え、
溶融炉からの過剰なガスの吹き出しや、溶融炉内に外気
の流入が発生して、溶融炉全体の操業が不安定となる問
題がある。
【0010】本発明は、前記従来技術の溶融炉における
溶融スラグの再加熱における熱源の問題を解決し、溶融
炉の操業の安定を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決する第
一の手段は、対の蓄熱バーナを交互に点火することによ
り高温度空気を発生させ、該高温度空気と燃料を熱源と
して、溶融炉の出滓部から取り出された溶融スラグを再
加熱し、前記蓄熱バーナの一方で、他方の蓄熱バーナか
ら噴出された燃焼ガスを吸引することを特徴とする溶融
炉におけるスラグの再加熱方法である。
【0012】前述の課題を解決する第二の手段は、溶融
炉の下方に設けた溶融スラグの再加熱室と、該再加熱室
内において前記溶融炉から取り出されたスラグを搬送す
るモールドコンベヤと、前記再加熱室のモールドコンベ
ヤ上方に配置された蓄熱バーナ機構と、からなる溶融炉
におけるスラグの再加熱装置である。
【0013】蓄熱バーナ機構の燃焼室内を対の蓄熱バー
ナにより交互に燃焼させながら800℃から1000℃
程度に高温度化した加熱ガスを得て、該高温度化した加
熱ガスを溶融炉から取り出されたモールドコンベヤ内の
溶融スラグに吹き付けて、前記溶融スラグの再加熱を行
い、溶融スラグの結晶化を図るものである。
【0014】また、対の蓄熱バーナは、再加熱室内で噴
射と吸入を同時に行うので、再加熱室外、特に、溶融炉
内の圧力を変動させない。よって、溶融炉の操業に悪影
響を与えることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の溶融炉におけるス
ラグの再加熱装置の一実施の形態を示す側断面図であ
る。
【0016】9は溶融炉の出滓部で、10は出滓出口で
あり、11は溶融スラグの冷却を図るモールドコンベヤ
であり、14は再加熱室である。
【0017】16は蓄熱バーナ機構で、再加熱室14に
設けられる。蓄熱バーナ機構16は、対の蓄熱バーナ1
7、18からなり、蓄熱バーナ17、18の後端部には
蓄熱体19、20が設けられる。蓄熱バーナ17、18
には、燃料供給管21、22が配管され、切換弁23を
介して燃料供給主管24に配管される。
【0018】また、蓄熱バーナ17、18の蓄熱体1
9、20には、四方切換弁27へ至る配管25、26が
設けられ、さらに、四方切換弁27から、排気ブロワ2
8および吸気ブロワ29に至る排気管30と吸気管31
が設けられている。
【0019】次に、蓄熱バーナ機構16の機能について
述べると、燃料供給主管24から送給された燃料を切換
弁23により蓄熱バーナ17に送給し、蓄熱バーナ17
を点火する。その際、空気は吸気ブロワ29から四方切
換弁27を介して配管25により吸入する。
【0020】一方、他方の蓄熱バーナ18は点火され
ず、再加熱室14内の加熱排ガスを蓄熱体20を加熱し
ながら排気ブロワ28により配管26、四方切換弁2
7、排気管30により外部へ排出される。
【0021】次に、30秒程度の時間を経て、切換弁2
3を切り替えて、蓄熱バーナ17への燃料の送給を停止
し、燃料を他方の蓄熱バーナ18へ送り点火する。同時
に、四方切換弁27を切り替えて、蓄熱バーナ17で再
加熱室14内の燃焼排ガスを蓄熱体19を加熱しながら配
管25、四方切換弁27および排気管30を介して排気
ブロワ28により、外部へ排出する。
【0022】以上の操作を交互に繰り返すことにより、
蓄熱バーナ機構16は、再加熱室14を1000℃から1
100℃程度の雰囲気温度とすることができる。
【0023】また、再加熱室14内の燃焼圧力は、一定に
保たれ、溶融炉内に圧力変動をきたすことがない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、燃焼ガスを蓄熱バーナ
機構の蓄熱バーナから吸引して燃焼ガスからの効率的な
熱回収を図ると同時に、燃焼用空気の高温化を図ること
ができる。
【0025】また、燃焼ガスをその場で、吸引、排気す
るので、再加熱室外への流れがなく、モールドコンベヤ
内および溶融炉本体の内部圧力に影響を与えないので、
溶融炉の運転状態が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶融炉におけるスラグの再加熱装置の
一実施の形態を示す側断面図である。
【図2】従来技術における溶融炉の縦断面図である。
【符号の説明】
1溶融炉本体 1a炉壁 1b炉内壁面 2一次燃焼室 3スラグ出湯口 4 燃焼ガス排出口 5焼却残さバーナ 6燃焼バーナ 7二次燃焼室 8二次空気吹き込み口 9出滓部 10出滓出口 11モールドコンベヤ 12排出管 13補助バーナ 14再加熱室 15燃焼バーナ 16蓄熱バーナ機構 17蓄熱バーナ 18蓄熱バーナ 19蓄熱体 20蓄熱体 21燃料供給管 22燃料供給管 23切換弁 24燃料供給主管 25配管 26配管 27四方切換弁 28排気ブロワ 29吸気ブロワ 30排気管 31吸気管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対の蓄熱バーナを交互に点火することに
    より高温度空気を発生させ、該高温度空気と燃料を熱源
    として、溶融炉の出滓部から取り出された溶融スラグを
    再加熱し、前記蓄熱バーナの一方で、他方の蓄熱バーナ
    から噴出された燃焼ガスを吸引することを特徴とする溶
    融炉におけるスラグの再加熱方法。
  2. 【請求項2】 溶融炉の下方に設けた溶融スラグの再加
    熱室と、該再加熱室内において前記溶融炉から取り出さ
    れたスラグを搬送するモールドコンベヤと、前記再加熱
    室のモールドコンベヤ上方に配置された蓄熱バーナ機構
    と、からなる溶融炉におけるスラグの再加熱装置
JP9234001A 1997-08-29 1997-08-29 溶融炉におけるスラグの再加熱方法およびその装置 Pending JPH1172214A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100500193B1 (ko) * 2003-06-27 2005-07-14 (주)대우건설 슬래그 균질화용 용융로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100500193B1 (ko) * 2003-06-27 2005-07-14 (주)대우건설 슬래그 균질화용 용융로

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