JPH1171396A - 19p2リガンドの製造法 - Google Patents

19p2リガンドの製造法

Info

Publication number
JPH1171396A
JPH1171396A JP10180555A JP18055598A JPH1171396A JP H1171396 A JPH1171396 A JP H1171396A JP 10180555 A JP10180555 A JP 10180555A JP 18055598 A JP18055598 A JP 18055598A JP H1171396 A JPH1171396 A JP H1171396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seq
sequence
peptide
amino acid
ligand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10180555A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Suenaga
正人 末永
Takero Moriya
岳郎 守谷
Yoko Tanaka
葉子 田中
Tadashi Nishimura
紀 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP10180555A priority Critical patent/JPH1171396A/ja
Publication of JPH1171396A publication Critical patent/JPH1171396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】新規生理活性ペプチド19P2リガンドを工業
的かつ大量に製造するのに有利な製造法を提供する。 【解決手段】N末端にシステインを有する蛋白質または
ペプチドのN末端に、19P2リガンド(19P2L)
を連結した融合蛋白質またはペプチドをシステイン残基
のアミノ基側のペプチド結合の切断反応に付すことを特
徴とする19P2Lの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融合蛋白質または
ポリペプチドを製造し、次いで該融合蛋白質またはポリ
ペプチドをペプチド結合の切断反応に付すことにより、
19P2リガンド(19P2L)、そのアミドまたはそ
の塩を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】遺伝子組換え技術を用いて、ペプチドを
製造するに際しては、ペプチドが細胞内で、分解を受け
やすいために、融合蛋白質の形で発現させることがしば
しば行なわれている。融合蛋白質からの目的ペプチドの
切り出しには、ブロムシアンを用い化学的に切断する方
法(イタクラら、Science, 198, 1056(1977))、ファフ
ターXaを用い酵素的に切断する方法(ナガイら、Metho
ds in Enzymology, 153,46(1987))が知られている。さ
らに、蛋白質中のペプチド結合を切断する方法として、
2−ニトロ−5−チオシアノ安息香酸によるアシルシス
テイン結合の切断が知られている(「生化学実験講座」
1,タンパク質の化学II,日本生化学会編,東京化学同
人発行,第247〜250頁1976年)。しかしなが
ら、蛋白質からの目的ペプチドの切り出しについては、
開示されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来知られている技術
において、ブロムシアンを用いる場合には、メチオニン
を含有するペプチドの製造には適用することはできない
し、ファクターXaを使用する場合には、切り出し時の
収率等に問題が多い。このように、融合蛋白質またはポ
リペプチドから目的とするペプチドを効率良く切り出す
方法が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、新規生理
活性ペプチド19P2リガンド(19P2L:Nature、3
93、272−276、(1998)では、「Prolactin‐releasing
peptide(プロラクチン放出ペプチド)」と命名されて
いる)、そのアミドまたはその塩を効率良く製造する方
法について鋭意検討を加えたところ、N末端にシステイ
ンを有する蛋白質またはポリペプチドのN末端に19P
2Lを連結した融合蛋白質またはポリペプチドを製造
し、次いでこれをペプチド結合を切断する反応に付すこ
とにより、19P2Lを効率良く製造できることを見い
出し、これに基づいてさらに研究した結果、本発明を完
成した。
【0005】本発明は、(1)N末端にシステインを有
する蛋白質またはペプチドのN末端に、19P2Lを連
結した融合蛋白質またはペプチドをシステイン残基のア
ミノ基側のペプチド結合の切断反応に付すことを特徴と
する19P2L、そのアミドまたはその塩の製造法、
(2)N末端にシステインを有する蛋白質またはペプチ
ドのN末端に、19P2Lを連結した融合蛋白質または
ペプチドをコードする遺伝子を有するベクターを保持す
る形質転換体を培養して融合蛋白質またはペプチドを発
現させ、発現された融合蛋白質またはペプチドをシステ
イン残基のアミノ基側のペプチド結合の切断反応に付す
ことを特徴とする19P2L、そのアミドまたはその塩
の製造法、(3)システイン残基のアミノ基側のペプチ
ド結合の切断反応がS−シアノ化反応、次いでアンモノ
リシスまたは加水分解反応に付すことにより、19P2
L、そのアミドまたはその塩を製造する上記(1)また
は(2)記載の製造法、(4)システイン残基のアミノ
基側のペプチド結合の切断反応がS−シアノ化反応、次
いでアンモノリシスであることを特徴とする、19P2
Lのアミドまたはその塩を製造する上記(1)または
(2)記載の製造法、(5)19P2Lがウシ19P2
L(配列番号:7),ラット19P2L(配列番号:
8)またはヒト19P2L(配列番号:9)である上記
(1)または(2)記載の製造法、(6)N末端にシス
テインを有する蛋白質またはペプチドのN末端に、19
P2Lを連結した融合蛋白質、(7)上記(6)記載の
融合蛋白質またはペプチドをコードする遺伝子を有する
ベクター、および(8)上記(7)記載のベクターを含
有する形質転換体などに関する。
【0006】本発明の方法に用いられる19P2Lとし
ては、例えば特願平8−348328号(国際特許公報
WO97−24436号)明細書に記載のウシ19P
2L(b19P2L)(配列番号:7),ラット19P
2L9(r19P2L)(配列番号:8),ヒト19P
2L(h19P2L)(配列番号:9)と実質的に同一
のペプチドまたはそれらのアミド、エステルもしくはそ
の塩などがあげられる。本明細書において、「実質的に
同質」とは、レセプター結合活性などが性質的に同質で
あることを示す。従って、レセプター結合活性の強さな
どの強弱、ペプチドの分子量などの量的要素は異なって
いてもよい。例えば、配列番号:7、配列番号:8また
は配列番号:9で表わされるアミノ酸配列を含有するペ
プチドなどの他に、配列番号:7、配列番号:8または
配列番号:9で表わされるアミノ酸配列とそれぞれ約5
0〜99.9%(好ましくは70〜99.9%、より好
ましくは80〜99.9%、さらに好ましくは90〜9
9.9%)の相同性を有するアミノ酸配列を含有し、配
列番号:7、配列番号:8または配列番号:9で表わさ
れるアミノ酸配列を含有するペプチドと実質的に同質の
活性を有するペプチドなどがあげられる(但し、当該ペ
プチドはアミノ酸配列中にシステインを含まないものと
する)。配列番号:7、配列番号:8または配列番号:
9で表わされるアミノ酸配列を含有するペプチドと実質
的に同一なペプチドのより具体的な例としては、例え
ば、特願平8−348328号(国際特許公報 WO9
7−24436号)明細書中、配列番号:73(本明細
書における配列番号:28(配列番号:28中、第10
番目のXaaはAlaまたはThr、第11番目のXa
aはGlyまたはSer、第21番目のXaaはOH、G
lyまたはGly−Argを示す))に記載の部分ペプ
チドを含有するペプチドなどがあげられ、より具体的に
は、配列番号:7、配列番号:8または配列番号:9で
表わされるアミノ酸配列中の1個以上15個以下、好ま
しくは1個以上10個以下、より好ましくは1個以上5
個以下のアミノ酸が欠失したアミノ酸配列、配列番号:
7、配列番号:8または配列番号:9で表わされるアミ
ノ酸配列に1個以上80個以下、好ましくは1個以上5
0個以下、より好ましくは1個以上10個以下のアミノ
酸が付加したアミノ酸配列、配列番号:7、配列番号:
8または配列番号:9で表わされるアミノ酸配列中の1
個以上15個以下、好ましくは1個以上10個以下、よ
り好ましくは1個以上5個以下のアミノ酸が他のアミノ
酸で置換されたアミノ酸配列を含有するペプチドなどが
あげられる。さらに具体的には、例えば、特願平8−3
48328号(国際特許公報 WO97−24436
号)明細書中、配列番号:3、配列番号:4、配列番
号:5、配列番号:6、配列番号:7、配列番号:8、
配列番号:9、配列番号:10、配列番号:47、配列
番号:48、配列番号:49、配列番号:50、配列番
号:51、配列番号:52、配列番号:61、配列番
号:62、配列番号:63、配列番号:64、配列番
号:65または配列番号:66(それぞれ、本明細書に
おける配列番号:29、配列番号:30、配列番号:3
1、配列番号:32、配列番号:33、配列番号:3
4、配列番号:35、配列番号:36、配列番号:3
7、配列番号:38、配列番号:39、配列番号:4
0、配列番号:41、配列番号:42、配列番号:4
3、配列番号:44、配列番号:45、配列番号:4
6、配列番号:47、配列番号:48)に記載の部分ペ
プチドを含有するペプチドなどがあげられる。また、本
発明の19P2Lには、GlnのN端側が生体内で切断
され、該Glnがピログルタミン酸化したものなども含
まれる。本明細書におけるペプチドはペプチド標記の慣
例に従って左端がN末端(アミノ末端)、右端がC末端
(カルボキシル末端)である。配列番号:7、配列番
号:8または配列番号:9で表されるペプチドのC末端
は、カルボキシル基(-COOH)、カルボキシレート(-CO
O-)、アミド(-CONH2)、アルキルアミド(-CONHR)また
はエステル(-COOR)であってもよい。エステルまたはア
ルキルアミドのRとしては、例えばメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピルもしくはn−ブチルなどのC
1-6アルキル基、シクロペンチル、シクロヘキシルなど
のC3-8シクロアルキル基、フェニル、α−ナフチルな
どのC6-12アリール基、ベンジル、フェネチル、ベンズ
ヒドリルなどのフェニル−C1-2アルキル、もしくはα
−ナフチルメチルなどのα−ナフチル−C1-2アルキル
などのC7-14アラルキル基のほか、経口用エステルとし
て汎用されるピバロイルオキシメチルエステルなどがあ
げられる。配列番号:7、配列番号:8または配列番
号:9で表されるペプチドがC末端以外にカルボキシル
基またはカルボキシレートを有している場合、それらの
基がアミド化されているものも本発明に含まれる。本発
明の19P2Lの塩としては、生理学的に許容される塩
基(例えばアルカリ金属など)や酸(有機酸、無機酸)
との塩が用いられるが、とりわけ生理学的に許容される
酸付加塩が好ましい。このような塩としては例えば無機
酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との
塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン
酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン
酸、リンゴ酸、シュウ酸、安息香酸、メタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸)との塩などが用いられる。本
発明の方法に用いられるN末端にシステインを有する蛋
白質またはペプチドとしては、特定されるものではな
い。そのN末端にシステインを有しない蛋白質またはペ
プチドの場合は、自体公知の方法によりN末端にシステ
インを有するようにすればよい。該N末端にシステイン
を有する蛋白質またはペプチドとしては、分子量が10
0〜100000のものが好ましく、さらに、分子量が
300〜50000のものが好ましい。また、N末端に
システインを有する蛋白質またはペプチドとしては、1
〜1000個のアミノ酸を有するものが好ましく、さら
に3〜500個のアミノ酸を有するものが好ましい。該
蛋白質またはペプチドとしては、例えばインターフエロ
ン類、インターロイキン類、線維芽細胞成長因子(aF
GF、bFGFなど)等各種成長因子類、(プロ)ウロキ
ナーゼ類、リンホトキシン、Tumor Necrosis factor(T
NF)、β−ガラトシターゼなどの酵素タンパク類、貯
蔵タンパク類、ストレプトアビシン、プロテインA、プ
ロテインG、Tissue Plasminogen Activator(TPA)、
これらのムテイン又はこれらの一部(断片)などのN末
端にシステインを有するものがあげられる。なかでも、
線維芽細胞成長因子(aFGF、bFGFなど)または
そのムテインまたはこれらの一部(断片)(例えば、b
FGF CS23ムテインなど)などが好ましく用いら
れる。bFGF CS23ムテインとしては、例えば、N
H2-Pro-Ala-Leu-Pro-Glu-Asp-Gly-Gly-Ser-Gly-Ala-Phe
-Pro-Pro-Gly-His-Phe-Lys-Asp-Pro-Lys-Arg-Leu-Tyr-C
ys-Lys-Asn-Gly-Gly-Phe-Phe-Leu-Arg-Ile-His-Pro-Asp
-Gly-Arg-Val-Asp-Gly-Val-Arg-Glu-Lys-Ser-Asp-Pro-H
is-Ile-Lys-Leu-Gln-Leu-Gln-Ala-Glu-Glu-Arg-Gly-Val
-Val-Ser-Ile-Lys-Gly-Val-Ser-Ala-Asn-Arg-Tyr-Leu-A
la-Met-Lys-Glu-Asp-Gly-Arg-Leu-Leu-Ala-Ser-Lys-Ser
-Val-Thr-Asp-Glu-Cys-Phe-Phe-Phe-Glu-Arg-Leu-Glu-S
er-Asn-Asn-Tyr-Asn-Thr-Tyr-Arg-Ser-Arg-Lys-Tyr-Thr
-Ser-Trp-Tyr-Val-Ala-Leu-Lys-Arg-Thr-Gly-Gln-Tyr-L
ys-Leu-Gly-Ser-Lys-Thr-Gly-Pro-Gly-Gln-Lys-Ala-Ile
-Leu-Phe-Leu-Pro-Met-Ser-Ala-Lys-Ser-COOH (配列番
号:49)で表されるアミノ酸配列を含有する蛋白など
があげられる。
【0007】本発明方法で用いられる融合蛋白質(融合
ペプチドを含む)をコードする遺伝子は、(1)全塩基配
列を化学的に合成してもよいし、(2)蛋白質をコードす
る塩基配列のN末端側にシステインをコードする塩基配
列を配置しさらにそのN末端側に19P2Lをコードす
る塩基配列を配置することにより該遺伝子を構築しても
よい。また、(3)該ペプチドのフラグメントを得るの
が目的の場合には、所望のフラグメントの直後のアミノ
酸残基を site-directed mutagenesis 等の手法でシス
テインに置換した該遺伝子を構築すればよい。上記の
(1)の場合の製造法としては、例えば、自体公知のホス
ホアミダイド法,リン酸トリエステル法,ジエステル
法,ハイドロジェンホスホネート法などを用いて、短い
ものなら一度に、長いものでは分割して合成した後にT
4DNAリガーゼを用いて連結して作成することが可能
である。
【0008】上記の(2)の場合の製造法としては、例え
ば、C末端側の蛋白をコードする遺伝子は、染色体から
適当な制限酵素で切断し、ベクターに連結して得るか、
もしくはcDNAを取得する。しかる後にN末端がシス
テインになるように制限酵素で 切断するか、もしく
は、合成DNAを全蛋白もしくはその一部の遺伝子の
5'−末端に結合しN末端がシステインになるように改
変する。その5'−末端に目的の蛋白質をコードする遺
伝子(化学合成したものでも、生体よりクローニングし
てきたものでもよい)をつなげる。などが考えられる。
このようにして得られる融合蛋白質をコードする遺伝子
の具体例としては、例えば (1)TCCCGTGCTCACCAGCACTCCATGGAAATCCGTACCCCGGACATCA
ACCCGGCTTGGTACGCTGGTCGTGGTATCCGTCCGGTTGGTCGTTTC-TG
C または TGT-R(例えば、配列表中、配列番号:1およ
び配列番号:2で表されるDNAなど); (2)TCCCGTGCTCACCAGCACTCCATGGAAACCCGTACCCCGGACATCA
ACCCGGCTTGGTACACCGGTCGTGGTATCCGTCCGGTTGGTCGTTTC-TG
C または TGT-R(例えば、配列表中、:配列番号:3お
よび配列番号:4で表されるDNAなど); (3)TCCCGTACCCACCGTCACTCCATGGAAATCCGTACCCCGGACATCA
ACCCGGCTTGGTACGCTTCCCGTGGTATCCGTCCGGTTGGTCGTTTC-TG
C または TGT-R(例えば、配列表中、:配列番号:5お
よび配列番号:6で表されるDNAなど); 〔式中、RはCCCGAGGATGGCGGCAGCGGCGCCTTCCCGCCCGGCCA
CTTCAAGGAC CCCAAGCGGCTGTACTGCAAAAACGGGGGCTTCTTCCTGCGCATCCACCC
CGACGGCCGA GTTGACGGGGTCCGGGAGAAGAGCGACCCTCACATCAAGCTACAACTTCA
AGCAGAAGAG AGAGGAGTTGTGTCTATCAAAGGAGTGAGCGCTAATCGTTACCTGGCTAT
GAAGGAAGAT GGAAGATTACTAGCTTCTAAGTCTGTTACGGATGAGTGTTTCTTTTTTGA
ACGATTGGAA TCTAATAACTACAATACTTACCGGTCAAGGAAATACACCAGTTGGTATGT
GGCACTGAAA CGAACTGGGCAGTATAAACTTGGATCCAAAACAGGACCTGGGCAGAAAGC
TATACTTTTT CTTCCAATGTCTGCTAAGAGCTGC (hbFGFムテインCS
23の断片)からなる塩基配列を示す。〕で表わされる
DNAなどがあげられる。
【0009】上記式中、(1)はウシ(bovine)、(2)は
ラット(rat)、(3)はヒト(human)のそれぞれ19P
2L(配列表:配列番号7、8、9)をコードするDN
A塩基配列にシステインをコードする塩基配列を介して
Rで示される塩基配列が結合していることを示す。5'
末端にATGを有し、その下流に該融合蛋白質をコード
する領域、ついで翻訳終止コドンを有するDNA(プラ
スミド)は、化学合成で、あるいは遺伝子工学的に製造
された公知の該蛋白質のcDNA、もしくは、染色体由
来の該蛋白質のDNAを加工することにより製造するこ
とができる。
【0010】本発明のN末端にシステインを有する蛋白
質またはペプチドのN末端に19P2Lを連結した融合
蛋白質またはペプチドをコードする遺伝子を、従来のD
NA技術、例えば特定部位指向性変異誘発技術を用いて
目的のムテインをコードする遺伝子に変換することがで
きる。特定部位指向性変異誘発技術は周知であり、アー
ル・エフ・レイサー(Lather,R. F.)及びジェイ・ピー・
レコック(lecoq, J. P.)、ジェネティック・エンジニア
リング(Genetic Engineering)、アカデミックプレス社
(1983年)第31−50頁に示されている。オリゴヌ
クレオチドに指示された変異誘発はエム・スミス(Smit
h, M.) 及びエス・ギラム(Gillam, S.)、ジェネティッ
ク・エンジニアリング:原理と方法、プレナムプムス社
(1981年)3巻 1−32頁に示されている。
【0011】該融合蛋白質をコードする領域を有するD
NAを有するプラスミドを製造するにあたって、ベクタ
ーとして用いられるプラスミドとしては、例えば大腸菌
(Escherichia coli)由来のpBR322〔ジーン(Gen
e),,95(1977)〕,pBR313〔ジーン,
,75(1977)〕,pBR324,pBR325〔ジ
ーン,,124(1978)〕,pBR327,pBR3
28〔ジーン,,287(1980)〕,pBR329
〔ジーン,17,79(1982)〕,pKY2289
〔ジーン,,1(1978)〕,pKY 2700〔生化
学,52,770(1980)〕,pACYC177,pA
CYC184〔ジャーナル・オブ・バクテリオロジー(J
ournal of Bacteriology),134,1141(197
8)〕,pRK248,pRK646,pDF〔メソッズ
・イン・エン ジーモロジー(Methods inEnzymology),
68,268(1979)〕,pUC18,pUC19〔ヤ
ニシューペロンら,ジーン(Gene),33,103(19
85)〕などがあげられる。また、バクテリオファー
ジ、例えばλファージを使用したλgt系のλgt・λC
〔Proc.Nat. Acad. Sci. U.S.A.71,4579(1
974)〕,λgt・λB〔Proc.Nat. Acad. Sci. U.S.
A. 72,3461(1975)〕,λDam〔ジーン,
,255(1977)〕やシャロンベクター〔サイエン
ス,(Science),196,161(1977);ジャーナ
ル・オブ・ビーロロジー(Journal of Virology),
,555(1979)〕,繊維状ファージを使用したmp
系のmp18,mp19〔ヤニシューペロンら,ジーン(Gen
e),33,103(1985)〕ベクターなどもあげられ
る。
【0012】上記DNAは、ATGの上流にプロモータ
ーを有しているのが好ましく、該プロモーターは、形質
転換体の製造に用いる宿主に対応して適切なプロモータ
ーであればいかなるものでもよい。例えば大腸菌(Esche
richia coli)ではtrpプロモーター,lacプロモーター,
rec Aプロモーター,λPLプロモーター,lppプロモ
ーター,T7プロモーターなど、枯草菌(Bacillus subt
ilis)ではSPO1プロモーター,SPO2プロモータ
ー,penPプロモーターなど、酵母(Saccharomyces cere
visiae)ではPHO5プロモーター,PGKプロモータ
ー,GAPプロモーター,ADHプロモーターなど、動
物細胞ではSV40由来のプロモーターなどがあげられ
る。必要によりSD(シヤインアンドダルガーノ)配列を
プロモーターの下流に挿入してもよい。T7プロモータ
ーの系を用いる場合には、T7プロモーターとしては、
T7DNA上で見い出されている17種のプロモーター
〔J. L. Oakley ら,Proc.Natl. Acad. Sci, U.S.
A,74:4266−4270(1977),M. D. Ros
a,Cell 16:815−825(1979),N. Panayota
tos ら,Nature,280:35(1979),J. J. Dunn
ら,J. Mol. Biol.,166:477−535(198
3)〕のいずれでもよいがφ10プロモーター〔A. H. R
osenberg ら,Gene,56:125−135(198
7)〕が好ましい。
【0013】転写ターミネーターとしては、大腸菌の系
で作動するターミネーター、好ましくはTφターミネー
ター〔F. W. Studier ら,J. Mol. Biol.,189:1
13−130(1986)〕が用いられる。T7RNAポ
リメラーゼ遺伝子としてはT7遺伝子〔F. W. Studier
ら,J. Mol. Biol.,189:113−130(198
6)〕をあげることが出来る。ベクターは上記ベクター
にT7プロモーター,T7ターミネーターを組み込んで
構築されるのが好ましく、このようなベクターとして
は、pET−1,pET−2,pET− 3,pET−4,p
ET−5〔A. H. Rosenberg, Gene 56:125−13
5(1987)〕、pTB960−2〔EP−A−499
990〕などをあげることができるが、好ましくはpT
B960−2が用いられる。
【0014】本発明の形質転換体は、上記方法で得られ
る発現用プラスミドを自体公知の方法〔例、コーエンS,
N, ら,プロシージング・オブ・ナショナル・アカデミ
ー・オブ・サイエンス(Pro. Natl. Acad. Sci. U.S.
A.),69,2110(1972)〕で宿主を形質転換す
ることにより製造することができる。形質転換される微
生物の宿主としては、例えば、エシエリシア(Escherich
ia)属菌,バチリス(Bacillus)属菌,酵母,動物細胞な
どがあげられる。上記エシエリシア属菌の例としては、
エシエリシア・コリ(E. coli)があげられ、具体的には
エシエリシア・コリ(Escherichia coli)K12DH1
〔プロシーディングス・オブ・ナショナル・アカデミー
・オブ・サイエンシズ(Proc. Natl.Acad. Sci. U.S.
A.),60,160(1968)〕,JM−103〔ヌク
レイック・アシッズ・リサーチ,(Nucleic Acids Resea
rch),,309(1981)〕,J A221〔ジャー
ナル・オブ・モレキュラー・バイオロジー(Journal ofM
olecular Biology),120,517(1978)〕,H
B101〔ジャーナル・オ ブ・モレ キュラー・バイオ
ロジー,41,459(1969)〕,C600〔ジェネ
ティックス(Genetics),39,440(1954)〕,N
4830〔セル(Cell),25,713(1981)〕,K
−12MM294〔プロシーディングス・オブ・ナショ
ナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ,73,417
4(1976)〕BL−21などがあげられる。
【0015】上記バチルス属菌としては、例えばバチル
ス・サチルス(Bacillus subtilis)があげられ、具体的
にはバチルス・サチルスMI114(ジーン,24,2
55(1983)),207−21〔ジャーナル・オブ・
バイオケミストリー(Journal of Biochemistry),
,87(1984)〕などがあげられる。上記酵母とし
ては、例えばサッカロマイセス・セレビシアエ(Sacchar
omyces cerevisiae)があげられ、具体的には、サッカロ
マイセス・セレビシアエAH22〔Proc. Natl. Acid.
Sci. USA,75,1929(1978)〕,XSB5
2−23C〔Proc. Natl. Acid. Sci. USA,77
2173(1980)〕,BH−641A(ATCC 2
8339),20B−12〔Genetics,85,23(19
76)〕,GM3C−2〔Proc. Natl. Acid. Sci. US
A,78 2258(1981)〕などがあげられる。
【0016】動物細胞としては、例えばサル細胞COS
−7〔セル(Cell),23,175(1981)〕,Vero
〔(日本臨床 21,1209(1963)〕,チャイニ
ーズハムスター細胞CHO〔ジャーナル・オブ・エクス
ペリメンタル・メデイシン(J.Exp. Med.),108,9
45(1985)〕,マウスL細胞〔ジャーナル・オブ・
ナショナル・キャンサー・インスティチュート(J. Nat.
Cancer Inst.),,165(1943)〕,ヒトFL細
胞〔プロシーディングス・オブ・ザ・ソサエティ・フォ
ー・エキスペリメンタル・バイオロジー・アンド・メデ
ィシン(Proc. Sco. Etp. Biol. Med.),94,532
(1957)〕,ハムスターC細胞などがあげられる。
【0017】T7プロモーターの系を用いる場合には、
その形質転換体の宿主としては、T7RNAポリメラー
ゼ遺伝子(T7遺伝子1)〔F. W. Studierら,J. Mol. B
iol.189:113−130(1986)〕を組み込んだ
大腸菌株、例えばMM294,DH−1,C600,J
M109,BL21,あるいはT7RNAポリメラーゼ
遺伝子(T7遺伝子1)を他のプラスミドと共に組込んだ
大腸菌株など、ならいずれでもよい。好ましくはT7遺
伝子1を組み込んだλファージが溶原化したMM294
株およびBL21株が用いられる。この場合T7遺伝子
1のプロモーターとしては、イソプロピル−1−チオ−
β−D−ガラクトピラノシド(IPTGと略することが
ある。)で発現が誘導されるlacプロモーターが用いられ
る。
【0018】バチルス属菌を宿主として形質転換するに
は、例えばモレキュラー・アンド・ジェネラル・ジェネ
ティックス(Molecular and General Genetics), 168,
111(1979)など公知の方法に従って行なうことができ
る。酵母菌を宿主として形質転換するには、例えばPro
c. Natl. Acad. Sci. USA,75, 1929(1978)などの公知
の方法に従って行なうことができる。動物細胞を宿主と
して形質転換するには、例えばヴィーロロジー(Virolog
y, 52, 456(1973)などの公知の方法に従って行なうこと
ができる。融合蛋白は、上述の形質転換体を培地に培養
し、産生された融合蛋白を採取することにより製造する
ことができる。培地のpHは約6〜8が望ましい。
【0019】エシェリヒア属菌を培養する際の培地とし
ては、例えばグルコース、カザミノ酸を含むM9培地
〔Miller, ジャーナル・オブ・エクスペリメンツ・イン
・モレキュラー・ジェネティックス(Journal of Experi
ments in Molecular Genetics), 431-433, Cold Spring
Harbor Laboratory, New York 1972)〕が好ましい。こ
こに必要によりプロモーターを効率よく働かせるため
に、例えば3β−インドリル アクリル酸やイソプロピ
ルβD−チオガラクトピラノシドのような薬剤を加える
ことができる。
【0020】宿主がエシェリヒア属菌の場合、培養は通
常約15〜43℃で約3〜24時間行い、必要により、
通気や撹拌を加えることもできる。宿主がバチルス属菌
の場合、培養は通常約30〜40℃で約6〜24時間行
い、必要により通気や撹拌を加えることもできる。宿主
が酵母である形質転換体を培養する際、培地としては、
例えばバークホールダー(Burkholder)最小培地〔Bostia
n, K. L. ら、プロシージングス・オブ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンス(Proc. Natl. Acad. Sc
i.) USA, 77, 4505(1980)〕があげられる。培地のpHは
約5〜8に調整するのが好ましい。培養は通常約20℃
〜35℃で約24〜72時間行い、必要に応じて通気や
撹拌を加える。
【0021】宿主が動物細胞である形質転換体を培養す
る際、培地としては、例えば約0.2〜20%好ましく
は約5〜20%の胎児牛血清を含むMEM培地〔サイエ
ンス(Science),122, 501(1952)〕,DME培地〔ヴィ
ロロジー(Virology), 8, 396(1959)〕,RPMI 16
40培地〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・メディ
カル・アソシエーション(The Journal of the American
Medical Association),199, 519(1967)〕,199培
地〔プロシーディング・オブ・ザ・ソサイエティ・フォ
ー・ザ・バイオロジカル・メディスン(Proceeding of t
he Society for the Biologcal Medicine),73, 1 (195
0)〕などがあげられる。pHは約6〜8であるのが好ま
しい。培養は通常約30〜40℃、培養時間は約15〜
60時間行い、必要に応じて通気や撹拌を加える。
【0022】融合蛋白質は、上記形質転換体を培養し、
培養物中に該融合蛋白質を生成,蓄積せしめ、これを採
取することにより製造することができる。培地として
は、例えばグルコース、カザミノ酸を含むM9培地〔ミ
ラー,J.,エクスペリメンツ・イン・モレキュラー・ジ
ェネテイクス(Experiments in Molecular Genetics),
431−433(Cold Spring Horbor Laboratort,New
York1972)〕,2×YT培地〔メシング,メソッド
・イン・エンザイモロジー(Methods in Enzymology),
101,20(1983)〕LB培地などがあげられる。
【0023】培養は通常約15〜43℃で約3〜24時
間行い、必要により、通気や撹拌を加えてもよい。λc
Itsリプレッサーと、λPL−プロモーターを含有する
発現ベクターとを有する組換え体を使用する場合には、
培養は約15〜36℃好ましくは約30℃〜36℃の温
度で行い、λc Itsリプレッサーの不活化は約37℃〜
42℃で行うのが好ましい。またrecAプロモーターを
より効率良く働かせるため、すなわちrecA遺伝子発現
抑制機能 を低下せしめるため、必要によりマイトマイ
シンC,ナルジキシン酸などのような薬剤を添加した
り、紫外線を照射する、あるいは培養液のpHをアルカ
リ側に変化させてもよい。T7プロモーターの系を用い
ている場合には、(1)lacプロモーターの下流に連結さ
れているT7遺伝子(RNAポリメラーゼ遺伝子)を発現
させる時はIPTGなどを添加する、もしくは(2)λP
Lプロモーターの下流に連結されているT7遺伝子(R
NAポリメラーゼ遺伝子)を発現させる時は培養の温度
を上昇させることなどにより、生成するT7ファージR
NAポリメラーゼ1により特異的にT7プロモーターを
作動させる。
【0024】培養後、公知の方法で菌体を集め、例えば
緩衝液に懸濁したのち、例えば、蛋白変性剤処理,超音
波処理やリゾチームなどの酵素処理,グラスビーズ処
理,フレンチプレス処理,凍結融解処理などを行って菌
体を破砕し、遠心分離など公知の方法によって上清を得
る。上記により得られた上清から、融合蛋白質を単離す
るには、通常知られている蛋白質の精製法に従えばよ
い。例えば、ゲル濾過法,イオン交換クロマトグラフィ
ー,吸着クロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフ
ィー,アフイニティークロマトグラフィー,疎水クロマ
トグラフィー,電気泳動等を適切に組み合せて行うこと
ができる。ここに得られる該融合蛋白質のN末端には翻
訳開始コドンに由来するメチオニンが付加している場合
がある。また、該融合蛋白質は、精製することなく、あ
るいは部分精製の状態で、次の反応工程に進んでもよ
い。次に、このようにして得られる融合蛋白質やペプチ
ドをシステイン残基のアミノ基側のペプチド結合の切断
反応に付す。該切断反応としては、例えば、S−シアノ
化反応次いでアンモノリシスまたは加水分解反応があげ
られる。19P2Lのアミドまたはその塩を最終物とし
て得る場合には、該切断反応としては、例えば、S−シ
アノ化反応次いでアンモノリシスを行うことがあげられ
る。該S−シアノ化反応は、原料化合物に、S−シアノ
化試薬を作用させることにより行なう。
【0025】S−シアノ化試薬としては例えば2−ニト
ロ−5−チオシアノ安息香酸(NTCB),1−シアノ−
4−ジメチルアミノピリジウム塩(DMAP−CN),C
-イオンなどがあげられる。該S−シアノ化試薬の量
は、全チオール基の約2倍から50倍量であればよい。
より好ましくは約5倍〜10倍量であればよい。反応温
度は約0゜〜80℃の間であれば、いずれでもよく、約
0゜〜50℃の間がより好ましい。用いる溶媒として
は、S−シアノ化試薬と反応しないものであれば、いず
れの緩衝液でもよいが、例えば、トリス−塩酸緩衝液,
トリス−酢酸緩衝液,リン酸緩衝液,ホウ酸緩衝液,な
どがあげられる。また、有機溶媒は、S−シアノ化試薬
と反応しないものであれば、存在していてもよい。該反
応は、pH1〜12の間で行なうのが良い。特に、NT
CBを用いる場合にはpH7〜10,DMAP−CNを
用いる場合にはS−S交換反応を防止するため、pH2
〜7の間が好ましい。また、反応液中には、塩酸グアニ
ジン等の変性剤が存在していてもよい。
【0026】上記アンモノリシスまたは加水分解反応と
しては、例えばアルカリ処理に付すことがあげられる。
該アルカリ処理としては、原料化合物を含有する水溶液
のpHを7〜14に、調整することにより行なわれる。
該pHの調整は、例えばアンモニア,水酸化ナトリウ
ム,アミノ化合物,トリツマベース(トリス〔ヒドロキ
シメチル〕−アミノメタン),リン酸第2ナトリウム,
水酸化カリウム,水酸化バリウム等の溶液を原料化合物
を含有する水溶液に適当量加えて行うが特にアンモニア
が好ましい。該アミノ化合物としては、例えば式 R1
−(N−R2)−Hで表わされる化合物などがあげられ
る。 上記式中、R1およびR2は同一または異なって、
(i)水素、(ii)C1-20アルキル,C3-8シクロアルキル,
6-14アリール(aryl)またはC6-14アリール−C1-3
ルキル(これらは置換基を有していないかあるいは1〜
3個のアミノ基,水酸基などを炭素原子上に有していて
もよい)、(iii)置換されていてもよいアミノ、(iv)水酸
基またはC1-6アルコキシ基などを示す。上記C1-20
ルキルの例としては、例えば、メチル,エチル,プロピ
ル,イソプロピル,ブチル,sec-ブチル,ペンチル,イ
ソペンチル,ネオペンチル,1−エチルペンチル,ヘキ
シル,イソヘキシル,ヘプチル,オクチル,ノナニル,
デカニル,ウンデカニル,ドデカニル,テトラデカニ
ル,ペンタデカニル,ヘキサデカニル,ヘプタデカニ
ル,オクタデカニル,ノナデカニルおよびエイコサニル
などがあげられる。上記C3-8シクロアルキルの例とし
ては、例えば、シクロプロピル,シクロブチル,シクロ
ペンチル,シクロヘキシル,シクロヘプチル,シクロオ
クチルなどがあげられる。上記C6-14アリールの例とし
ては、フェニル,ナフチル,アンスリル,フェナンスリ
ル,アセナフチレニルなどがあげられる。上記C6-14
リール−C1-3アルキルの例としては、例えばベンジ
ル,フェネチル,3−フェニルプロピル,(1−ナフチ
ル)メチル,(2−ナフチル)メチルなどがあげられる。
上記C1-6アルコキシの例としては、例えばメトキシ,
エトキシ,プロポキシ,ブトキシ,ペンチルオキシ,ヘ
キシルオキシなどがあげられる。
【0027】上記(iii)の置換されていてもよいアミノ
の置換基の例としては、例えばアミノ酸,2〜10個の
アミノ酸からなるペプチドなどがあげられる。上記アミ
ノ酸としては、L−体でもD−体でもよく、その例とし
ては、例えば、Ala,Arg,Asp,Asn,Glu,Gln,Gly,H
is,Ile,Met,Leu,Phe,Pro, Ser,Thr, Trp, Tyr, Va
l などがあげられる。上記ペプチドの例としては、例え
ば、H-D-Leu-Leu-Arg-Pro-NH-C2H5,H-Val-Ala-Leu-D-A
la-Ala-Pro-Leu-Ala-Pro-Arg-OH などがあげられる。上
記反応の際の溶液の濃度としては、たとえばアンモニア
またはアミノ化合物の場合は約0.01〜15N好まし
くは約0.1〜3N、水酸化ナトリウムの場合は約0.0
1〜2N好ましくは約0.1〜1N、トリツマベースの
場合は約1mM〜1M好ましくは約20mM〜200m
M、リン酸第2ナトリウムの場合は約1mM〜1M好ま
しくは約10mM〜100mM、水酸化カリウムの場合は
約0.01〜4N好ましくは約0.1〜2N、水酸化カリ
ウムの場合は約0.01〜0.2 M好ましくは約0.1〜
0.2Mがあげられる。反応温度は約0゜〜80℃の間
であればいずれでもよく、約0゜〜50℃の間がより好
ましい。
【0028】反応時間は、好ましくは、S−シアノ化反
応は約1〜60分好ましくは約15〜30分が、加水分
解反応は約5分〜100時間好ましくは10分〜15時
間が、アンモノリシスは約5分〜24時間好ましくは約
10〜180分があげられる。上記のS−シアノ化およ
びアンモノリシスまたは加水分解により、〔図1〕に示
される反応が起こると考えられる。〔図1〕において、
XはR1−(NR2)−(式中、各記号は前記と同意義を示
す。)またはOHを示す。該反応において、アンモニア
またはアミノ化合物を用いた場合には、対応するアミド
体が得られる。
【0029】切り出された目的ペプチドを単離するに
は、通常知られているペプチドの精製法に従がえばよ
い。例えば、ゲル濾過法,イオン交換クロマトグラフィ
ー,高速液体クロマトグラフィー,アフイニティークロ
マトグラフィー,疎水クロマトグラフィー,薄層クロマ
トグラフィー,電気泳動等を適宜組み合せて行うことが
できる。ここで得られる目的ペプチドのN末端には翻訳
開始コドンに由来するメチオニンが付加している場合が
あるが、特願平9−156777号明細書に記載の方法
などで、グリオキシル酸などのα−ジケトン類を反応
(好ましくは、硫酸銅などの遷移金属イオンとピリジン
などの塩基の存在下に反応)させた後、o−フェニレン
ジアミンなどのジアミン類を用いて加水分解することに
よりN末端のメチオニンを除去することも可能である。
また、得られる目的ペプチドは、必要によりこれを凍結
乾燥により粉末とすることもできる。凍結乾燥に際して
は、ソルビトール,マンニトール,デキストロース,マ
ルトース,トレハロース,グリセロールなどの安定化剤
を加えることができる。
【0030】本発明の方法で製造されるウシ19P2L
(アミノ酸配列を〔図2〕に示す。配列番号:7)やラ
ット19P2L(アミノ酸配列を〔図3〕に示す。配列
番号:8)、ヒト19P2L(アミノ酸配列を〔図4〕
に示す。配列番号:9)は、下垂体に存在するG蛋白質
共役型レセプターのリガンドであり、それ自体あるいは
該リガンドを用いるアッセイによりレセプターのアンタ
ゴニストまたはアゴニストと判定される薬物などが医薬
品として利用される可能性がある。
【0031】本発明の方法で製造される19P2L、そ
のアミドまたはその塩は滅菌水,ヒト血清アルブミン
(HSA),生理食塩水その他公知の生理学的に許容され
る担体と混合することができ、非経口的に又は局所に投
与することができる。たとえば、その1日投与量は1人
あたり、約0.01mg−50mg、好ましくは、約0.1mg
−10mgを、静注または筋注などにより非経口的に投与
することができる。本発明の方法で製造される19P2
L、そのアミドまたはその塩を含有する製剤は、塩,希
釈剤,アジュバント,他の担体,バッファー,結合剤,
界面活性剤,保存剤のような生理的に許容される他の活
性成分も含有していてもよい。非経口的投与製剤は、滅
菌水溶液又は生理学的に許容される溶媒との懸濁液アン
プル、または生理学的に許容される希釈液で用時希釈し
て使用しうる滅菌粉末(通常ペプチド溶液を凍結乾燥し
て得られる)アンプルとして提供される。
【0032】本発明の方法で製造される19P2L、そ
のアミドまたはその塩は、たとえば老人性痴呆、脳血管
性痴呆、系統変成型の退行変成疾患(例:アルツハイマ
ー病、パーキンソン病、ビック病、ハンチントン病な
ど)に起因する痴呆、感染性疾患(例:クロイツフェル
ト−ヤコブ病などの遅発ウイルス感染症など)に起因す
る痴呆、内分泌性・代謝性・中毒性疾患(例:甲状腺機
能低下症、ビタミンB12欠乏症、アルコール中毒、各
種薬剤・金属・有機化合物による中毒など)に起因する
痴呆、腫瘍性疾患(例:脳腫瘍など)に起因する痴呆、
外傷性疾患(例:慢性硬膜下血腫など)に起因する痴呆
などの痴呆、鬱病、多動児(微細脳障害)症候群、意識
障害、不安障害、精神分裂症、恐怖症、成長ホルモン分
泌障害(例:巨人症、末端肥大症など)、過食症、多食
症、高コレステロール血症、高グリセリド血症、高脂血
症、高プロラクチン血症、糖尿病性合併症、糖尿病性腎
症、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病、癌
(例:乳癌、リンパ性白血病、膀胱癌、卵巣癌、前立腺
癌など)、膵炎、腎疾患(例:慢性腎不全、腎炎な
ど)、ターナー症候群、神経症、リウマチ関節炎、脊髄
損傷、一過性脳虚血発作、筋萎縮性側索硬化症、急性心
筋梗塞、脊髄小脳変性症、骨折、創傷、アトピー性皮膚
炎、骨粗鬆症、喘息、てんかん、不妊症または乳汁分泌
不全などの疾病の治療・予防剤として用いることができ
る。さらに手術後の栄養状態改善剤、昇圧剤などとして
も用いることができる。
【0033】さらにまた、本発明の製造法により製造さ
れる19P2L、そのアミドまたはその塩は、プロラク
チン分泌の促進および抑制作用を有する。即ち、本発明
における19P2L、そのアミドまたはその塩は、プロ
ラクチン分泌の促進作用を有するため、プロラクチン分
泌不全に関係する各種疾患の予防および治療薬に用いる
ことができる。一方、本発明における19P2L、その
アミドまたはその塩は、そのレセプター蛋白質との親和
性が強いため、投与量が増えるとプロラクチン分泌に対
し脱感作(desensitization)が起こる結果、プロラク
チン分泌を抑制する作用も有する。この場合、プロラク
チン過剰分泌に関係する各種疾患の予防および治療薬に
用いることができる。従って、本発明における19P2
L、そのアミドまたはその塩は、プロラクチン分泌促進
剤として、卵巣機能低下症、精嚢発育不全、骨粗鬆症、
更年期障害、乳汁分泌不全、甲状腺機能低下、腎不全な
どのプロラクチン分泌に関係する各種疾患の予防および
治療薬として有用である。また、本発明の製造法によっ
て製造される19P2L、そのアミドまたはその塩は、
プロラクチン分泌抑制剤として、高プロラクチン血症、
下垂体腺腫瘍、間脳腫瘍、月経異常、ストレス、自己免
疫疾患、プロラクチノーマ、不妊症、インポテンス、無
月経症、乳汁漏症、末端肥大症、キアリ・フロンメル
(Chiari-Frommel)症候群、アルゴンツ-デル・カステ
ィロ(Argonz-del Castilo)症候群、フォーベス・アル
ブライト(Forbes-Albright)症候群、乳癌などのプロ
ラクチン分泌に関係する各種疾患の予防および治療薬と
して有用である。その他、本発明の製造法によって製造
される19P2L、そのアミドまたはその塩は、プロラ
クチン分泌機能を調べるための検査薬としても、また、
牛、ヤギ、ブタなどの畜産哺乳動物の乳汁の分泌促進剤
などの動物薬としても有用であり、さらには該畜産哺乳
動物体内で有用物質を生産させ、これをその乳汁中への
分泌することによる有用物質生産などへの応用も期待さ
れる。
【0034】本明細書および図面において、アミノ酸,
ペプチド,保護基,活性基,その他に関し略号で表示す
る場合、それらはIUPAC−IUB(Commission on B
iochemical Nomenclature)による略号あるいは当該分野
における慣用略号に基づくものであり、その例を次にあ
げる。また、アミノ酸などに関し光学異性体がありうる
場合は、特に明示しなければL体を示すものとする。 DNA :デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 Gly :グリシン Ala :アラニン Val :バリン Leu :ロイシン Ile :イソロイシン Ser :セリン Thr :スレオニン Met :メチオニン Glu :グルタミン酸 Asp :アスパラギン酸 Lys :リジン Arg :アルギニン His :ヒスチジン Phe :フェニールアラニン Tyr :チロシン Trp :トリプトファン Pro :プロリン Asn :アスパラギン Gln :グルタミン b19P2L:ウシ19P2リガンド r19P2L:ラット19P2リガンド h19P2L:ヒト19P2リガンド
【0035】本願明細書の配列表の配列番号は、以下の
配列を示す。 [配列番号:1]本発明で用いられる融合蛋白質をコー
ドする遺伝子の塩基配列を示す。 [配列番号:2]本発明で用いられる融合蛋白質をコー
ドする遺伝子の塩基配列を示す。 [配列番号:3]本発明で用いられる融合蛋白質をコー
ドする遺伝子の塩基配列を示す。 [配列番号:4]本発明で用いられる融合蛋白質をコー
ドする遺伝子の塩基配列を示す。 [配列番号:5]本発明で用いられる融合蛋白質をコー
ドする遺伝子の塩基配列を示す。 [配列番号:6]本発明で用いられる融合蛋白質をコー
ドする遺伝子の塩基配列を示す。 [配列番号:7]ウシ19P2Lのアミノ酸配列を示
す。 [配列番号:8]ラット19P2Lのアミノ酸配列を示
す。 [配列番号:9]ヒト19P2Lのアミノ酸配列を示
す。 [配列番号:10]実施例1(a)のDNAを合成する
のに用いられたDNA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:11]実施例1(a)のDNAを合成する
のに用いられたDNA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:12]実施例1(a)のDNAを合成する
のに用いられたDNA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:13]実施例1(a)のDNAを合成する
のに用いられたDNA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:14]実施例1(a)のDNAを合成する
のに用いられたDNA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:15]実施例1(a)のDNAを合成する
のに用いられたDNA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:16]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:17]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:18]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:19]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:20]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:21]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:22]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:23]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:24]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:25]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:26]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:27]実施例1(d)記載のpTB960
−11およびpTB960−12の構築に用いられたD
NA断片の塩基配列を示す。 [配列番号:28]配列番号:7、配列番号:8または
配列番号:9で表されるアミノ酸配列を有するペプチド
と実質的に同一なペプチドの具体例を示す。 [配列番号:29]WO97−24436号に記載のウ
シ視床下部由来リガンドポリペプチドを精製し、P-3画
分のN末端配列分析をした結果得られたアミノ酸配列を
示す。 [配列番号:30]WO97−24436号に記載のウ
シ視床下部由来リガンドポリペプチドを精製、P-2画分
のN末端配列分析をした結果得られたアミノ酸配列を示
す。 [配列番号:31]WO97−24436号に記載のウ
シ視床下部由来リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を
示す。 [配列番号:32]WO97−24436号に記載のウ
シ視床下部由来リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を
示す。 [配列番号:33]WO97−24436号に記載のウ
シ視床下部由来リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を
示す。 [配列番号:34]WO97−24436号に記載のウ
シ視床下部由来リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を
示す。 [配列番号:35]WO97−24436号に記載のウ
シ視床下部由来リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を
示す。 [配列番号:36]WO97−24436号に記載のウ
シ視床下部由来リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を
示す。 [配列番号:37]WO97−24436号に記載のラ
ット型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:38]WO97−24436号に記載のラ
ット型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:39]WO97−24436号に記載のラ
ット型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:40]WO97−24436号に記載のラ
ット型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:41]WO97−24436号に記載のラ
ット型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:42]WO97−24436号に記載のラ
ット型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:43]WO97−24436号に記載のヒ
ト型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:44]WO97−24436号に記載のヒ
ト型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:45]WO97−24436号に記載のヒ
ト型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:46]WO97−24436号に記載のヒ
ト型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:47]WO97−24436号に記載のヒ
ト型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。 [配列番号:48]WO97−24436号に記載のヒ
ト型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列を示す。
【0036】後述の実施例1(C)で得られた形質転換体
Escherichia coli MM294(DE3)/pTB960
−10、MM294(DE3)/pTB960−11お
よびMM294(DE3)/pTB960−12は、平
成10年6月15日から通商産業省工業技術院生命工学
工業技術研究所(NIBH)にそれぞれ、FERMBP
−6387、 FERM BP−6388およびFER
M BP−6389として寄託されており、1997年
6月25日から財団法人発酵研究所(IFO)にそれぞれ
IFO 16099,IFO 16100およびIFO
16101として寄託されている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に実施例をあげて、本発明を
さらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0038】
【実施例】
実施例1 b19P2Lをコードする遺伝子の製造 (a)DNA断片の合成 〔図5〕に示す6種のDNA断片(#1〜#6)(配列
表:配列番号10〜15)は適当に保護されたDNA
β−シアノエチルホスホアミダイドを原料とし、アプラ
イドバイオシステムズ社、モデル380A・DNA自動
合成装置を用いて合成した。合成のプロトコールはアプ
ライドバイオシステムズ社指定のものを用いた。合成し
た保護DNAオリゴマー・樹脂を0.2μmoleの樹脂に
対し濃アンモニア水2ml中で60℃、6時間加熱した。
得られた生成物を逆相高速液体クロマトグラフィー(以
下HPLCと略記)で精製し、5’末端水酸基のみがジ
メトキシトリチル基で保護されたDNAオリゴマーを得
た。これを80%酢酸2ml、20分間処理して5’末端
ジメトキシトリチル基を除去し、生成物を逆相HPL
C、イオン交換HPLCで精製した。この様にして合成
した6種のDNAオリゴマーは〔図5〕(配列番号:1
0〜15)に示した通りである。
【0039】(b)DNAオリゴマーのリン酸化 5’になるべき#1(配列表:配列番号10)および#
6(配列表:配列番号15)を除いた4種のDNAオリ
ゴマー(#2〜#5)(配列表:配列番号11〜14)
各々を、25μlのリン酸化反応液〔DNAオリゴマー
10μg,50mM Tris−HCl,pH7.6, 10mM M
gCl2, 1mMスペルミジン,10mM ジチオスレイトー
ル(以後DTTと略記),0.1mg/mlウシ血清アルブ
ミン(以後BSAと略記),1mM ATP,10ユニッ
トT4ポリヌクレオチドキナーゼ(宝酒造)〕中で37
℃ 1時間反応させ、各オリゴマーの5’末端をリン酸
化した。この反応液を65℃で10分間処理し、次いで
凍結、融解後、次の反応に用いた。
【0040】(c)DNAフラグメントの連結(図6参
照) b19P2L遺伝子の2重鎖を構成する一連の段階は
〔図6〕に示した通りである(図中左端に突起のある
(├)印は5’末端がリン酸化されていることを示
す)。これら6種DNAの連結は次の様にした。4種の
DNAフラグメント#2〜#5(配列表:配列番号11
〜14に各々対応する)を含有する、上記(b)の操作で
得たDNA反応液7.5μlずつと#1および#6(配列
表:配列番号10および15)の2.5μgずつとを合わ
せ、50μlとした。これにDNA ligation kit(I)
液100μlと(II)液50μl(いずれも宝酒造)を加
え、16℃で16時間インキュベートした後、65℃で
10分間熱処理して反応を止めた。この液についてフェ
ノールクロロホルム抽出を2回行った後、2倍量のエタ
ノールを加え、−70℃に冷却した後、遠心でDNAを
沈殿させた。この様にして約1μgのDNAフラグメン
トが得られた、T4ポリヌクレオチドキナーゼ(宝酒
造)によるリン酸化を行った後、以下の(d)に共した。
【0041】(d)b19P2L発現ベクターの構築〔図
7〕 発現用ベクターとしてはpTB960−2(EP−A−
499990;小山ら、ジャーナル・オブ・バイオテク
ノロジー、32巻、273頁)を使用した。pTB96
0−2 DNA(rhbFGFムテインCS23をコード
する遺伝子とT7プロモーターおよびT7ターミネータ
ーとを含有する)3μgをAvalおよびXbal(宝酒造)
で37℃ 4時間消化した後、2%アガロースゲル電気
泳動により4.4kb断片を常法に従って精製した。この
ベクター断片および(c)で調製した断片は各々両端に
AvaI消化およびXbaI消化によって生じた単鎖の付着末
端を有する。これら両者を混合し、同量のDNA ligat
ion kit(I)液により結合させた。なお、この4.4kbベ
クター断片は、EP−A−499990に記載されてい
る形質転換体 Escherichia coli MM294(DE3)/
pTB960−3(IFO 15241;FERM B
P−3615)または形質転換体 Escherichia coli M
M294(DE3)/pTB960−7(IFO 152
54;FERMBP−3690)から自体公知の方法に
より得られる発現用ベクターpTB960−3またはpT
B960−7を、AvaIおよびXbaIで消化することによ
っても調製することができる。
【0042】この反応液を用い、既知の方法に従い、大
腸菌JM109株〔Messing. J. ジーン(Gene), 33 103
-119(1985)〕を形質転換させた。すなわち、−70℃で
保存していた50μlのコンピテントセル〔Hanahan,
D., ジャーナル オブ モレキュラー バイオロジー
(J. Mol. Biol.),166, 557(1983)〕を0℃、15分
間インキュベートした後、10μlの上記反応液を添加
した。さらに0℃、30分間インキュベートした後、4
2℃で1.5分間、さらに0℃で2分間インキュベート
した。この反応液に200μlのLB培地(1リットル
当りバクトトリプトン10g、バクトイースト抽出物5
g、NaCl 5gを含む)を加え、37℃、1時間イン
キュベートした。この大腸菌を12.5μg/mlのテトラ
サイクリン,100 μg/ml X−Gal, 0.1mM IP
TGを含むLB寒天培地上にまき、37℃で 1晩培養
した。生じたテトラサイクリン耐性コロニー中、β−ガ
ラクトシダーゼ欠損の14株を選び、この転換体のプラ
スミドDNAをアルカリ法〔Maniatis, T.ら、モレキュ
ラー クローニング(Molecular Cloning (Cold SpringH
arbour)、368-369(1982)〕により粗精製し、AvaIおよ
びXbaIで消化した。制限酵素の切断パターンが正しい
プラスミドを選択し、pTB960−10と命名した。r
19P2Lおよびh19P2LについてもDNAフラグ
メント#7〜#12および#13〜#18(配列表:配
列番号16〜21および22〜27に各々対応する)を
用いて、実施例1と全く同様の操作(a〜d)を行うこ
とにより、発現ベクターpTB960−11およびpTB
960−12を構築した。さらに、これらのプラスミド
を用いて、大腸菌MM294(DE3)を形質転換した
菌株を、それぞれMM294(DE3)/pTB960
−10、MM294(DE3)/pTB960−11及
びMM294(DE3)/pTB960−12と命名し
た。
【0043】(d)b19P2Lの製造 MM294(DE3)/pTB960−10を12.5μ
g/mlのテトラサイクリンを含むLB培地に3ml中37
℃で一晩培養した。この培養液1.5mlを、200mlフ
ラスコに分注した30mlの同じ培地に加え、37℃でク
レット値が約150になるまで培養した後、イソプロピ
ル−1−チオ−β−D−ガラクトピラノシド(IPT
G)を加えて0.1mMになる様にした。さらに3時間培
養した後、この培養液1mlを15000rpm、4℃、5
分間遠心分離し、得られた菌体を、0.5M Tris・HC
l(pH6.8)、10%グリセロール、10%(W/
V)ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、β−メルカプ
トエタノール0.1%(W/V)、ブロモフェノールブ
ルーの入った水溶液100μl〔Laemmli, U. K. ネイチ
ャー(Nature),227 680(1970)〕に溶かし、3分間煮
沸後、16%SDSポリアクリルアミド電気泳動(PA
GE)に付した。泳動の後ゲルをクマーブリリアントブ
ルーで染色したところ、b19P2LとhbFGF CSム
テインの部分ペプチドとの融合蛋白質(b19P2L−
CS23)の分子量に相当する位置にバンドが観察され
た(図8参照)。〔図8〕における各レーンは各々、レ
ーン1:分子量マーカー(Bio Rad社 SDS−PAG
Eスタンダード Low)、レーン2:IPTG添加時の大
腸菌培養液(20μl)、レーン3:IPTG無添加時
の大腸菌培養(20μl)のものをそれぞれ示す。
【0044】実施例2 MM294(DE3)/pTB960−10の大量培養 MM294(DE3)/pTB960−10(IFO
16099)を12.5μg/mlのテトラサイクリン含有
のLB平板培地で37℃、24時間培養した。この培養
物一白金耳量を200mlの三角フラスコに分注した30
mlの同じ培地に接種し、37℃ 24時間しんとう培養
した。さらに2Lの三角フラスコ5本に1Lずつ分注し
た同じ培地にこの培養物を1mlずつ移植し、30℃で1
6時間しんとう培養を行った。さらに500Lタンクに
入れた250Lの培地(組成は実施例1(d)と同じも
の)にこの培養物全量を移植し、30℃、450回転/
分で培養した。培養開始後5時間目に最終濃度420μ
Mとなる様にIPTG(イソプロピルβ−D(−)−チ
オガラクトピラノレド)を添加し、9時間目に培養を終
了した。この結果得られた菌体量は5.3kgであった。
【0045】実施例3 MM294(DE3)/pTB960−11(IFO
16100)を用いて、実施例2と同様の培養を50L
タンクを用いて行い、培養液18Lから菌体1kgを取得
した。 実施例4 MM294(DE3)/pTB960−12(IFO
16101)を用いて、実施例2と同様の培養を50L
タンクを用いて行い、培養液13Lから菌体1.1kgを
取得した。
【0046】実施例5 実施例2で得た菌体300gに10mM EDTA(pH
6.0)溶液900mlを加え、超音波処理(BRANS
ON SONIFIER MODEL450)した後、
遠心分離(10000rpm、60分)を行った。上澄液
はプールし、沈殿物を用いて再び同様の操作を行った。
プールした上澄液はpH6.0に調整し、50mM リン酸
緩衝液(pH6.0)で平衡化した AF-Heparin Toyopear
l 650Mカラム(30mmID×500mmL、東ソー)
に通液し、吸着、洗浄した後、0−100%B(B=5
0mM リン酸緩衝液+2M NaCl、pH6.0)の段階
勾配で溶出を行い、480mlのb19P2L−CS23
融合タンパク質画分を得た。この溶出液をアミコンダイ
アフロー(YM10膜、76mmφ、アミコン社)で濃縮
した後、さらに0.1M酢酸を加えながら濃縮を行い、b
19P2L−CS23融合タンパク質の0.1M酢酸溶
液を得た。この溶液に最終濃度6Mとなるように尿素を
添加した後、DMAP−CN 280mgを加えて、室温
で15分間反応した。反応終了後、反応液を10%酢酸
で平衡化した Sephadex G−25カラム(46mmID×
600mmL、ファルマシア)に通液し、平衡化に用いた
10%酢酸を6ml/min の流速で展開し、S−シアノ化
されたb19P2L−CS23融合タンパク質画分を得
た。この溶出液をアミコンダイアフロー(YM10膜、
76mmφ)で濃縮・脱塩を行い、b19P2L−CS2
3融合タンパク質の脱塩液を得た。この脱塩液に最終濃
度6Mとなるように尿素を添加した後、さらに、3Mア
ンモニア濃度となるように25%アンモニア水を加え、
室温で15分間反応した。反応終了後、酢酸で pH6.
0に調整し、b19P2L(アミド体)を得た。この反
応液を50mMリン酸緩衝液(pH6.0)で平衡化した
Sephadex G−25カラム(46mmID×600mmL)
に通液し、平衡化に用いた50mMリン酸緩衝液(pH
6.0)を6ml/minの流速で展開し、b19P2L画分
(アミド体)を得た。この画分を、3M尿素を含む50
mMリン酸緩衝液(pH6.5)で平衡化したSP−5P
W(21.5mmID×150mmL、東ソー)に通液し、
吸着、洗浄した後、0−35%B(B=50mM リン酸
緩衝液+1M NaCl+3M尿素、pH6.5)の段階勾
配で溶出を行い、b19P2L(アミド体)画分を得
た。この画分を、さらに0.1%トリフルオロ酢酸で平
衡化したC4P−50(21.5mmID×300mmL、
昭和電工)に通液し、吸着、洗浄した後、20−40%
B(B:80%アセトニトリル/ 0.1%トリフルオロ
酢酸)の段階勾配で溶出を行い、b19P2L(アミド
体)画分をプールした後、凍結乾燥を行い、b19P2
L(アミド体)凍結乾燥粉末約90mgを得た。
【0047】実施例6 (b19P2Lの特徴の決定) a)SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動を用いた
分析 実施例5で得られた b19P2Lをサンプルバッファー
(NOVEX JAPAN)に懸濁した後、Peptido-Pa
ge mini(TEFCO)で電気泳動を行った。泳動後の
ゲルを銀染色(NOVEX JAPAN)したところ、
単一バンドであった〔図9〕。 b)アミノ酸組成分析 アミノ酸組成をアミノ酸分析計(日立L−8500A
Amino Acid Analyzer)を用いて決定した。その結果、b
19P2Lの cDNA塩基配列から予想されるアミノ酸
組成と一致した〔表1〕。
【表1】
【0048】c)N末端アミノ酸配列分析 N末端アミノ酸配列を気相プロテインシーケンサー(ア
プライドバイオシステムズ モデル477A)を用いて
決定した。その結果、b19P2LのcDNA塩基配列
から予想されるN末端アミノ酸配列と一致した〔表
2〕。
【表2】
【0049】d)C末端アミノ酸分析 C末端アミノ酸をアミノ酸分析計(日立L−8500A
Amino Acid Analyzer)を用いて分析したが、C末端
はアミド化されているため、不検出であった〔表3〕。
【表3】
【0050】実施例7 (生物活性測定) 実施例5で取得したb19P2L(アミド体)を用い
て、特願平8−348328号(WO97−2443
6)明細書に記載の方法で、アラキドン酸代謝物遊離活
性を測定し、合成品(アミド体)と同等の活性を有する
ことを確認した。
【0051】実施例8 実施例3で取得した菌体100gを用いて、実施例5と
同様の操作を行い、r19P2L約4mgを取得した。
【0052】実施例9 実施例4で取得した菌体300gを用いて、実施例5と
同様の操作を行い、h19P2L約13mgを取得した。
【0053】実施例10(r19P2Lの特徴の決定) a)アミノ酸組成分析 実施例8で得られたr19P2Lのアミノ酸組成をアミ
ノ酸分析計(日立L−8500A Amino Acid Analyze
r)を用いて決定した。その結果、r19P2LのcD
NA塩基配列から予想されるアミノ酸組成と一致した
(表4)。
【表4】
【0054】b)N末端アミノ酸配列分析 実施例8で得られたr19P2LのN末端アミノ酸配列
を気相プロテインシーケンサー(アプライドバイオシス
テムズ モデル477A)を用いて決定した。その結
果、r19P2LのcDNA塩基配列から予想されるN
末端アミノ酸配列と一致した(表5)。
【表5】
【0055】c)C末端アミノ酸分析 実施例8で得られたr19P2LのC末端アミノ酸をア
ミノ酸分析計(日立L−8500A Amino Acid Analy
zer)を用いて分析したが、C末端はアミド化されてい
るため、不検出であった(表6)。
【表6】
【0056】実施例11(生物活性測定) 実施例8で取得したr19P2L(アミド体)を用い
て、特願平8−348328(WO97-24436)に記載の方
法で、アラキドン酸代謝物遊離活性測定およびレセプタ
ーバインディングアッセイを行い、合成品(アミド体)
と同等の活性を有することを確認した。
【0057】実施例12(h19P2Lの特徴の決定) a)アミノ酸組成分析 実施例9で得られたh19P2Lのアミノ酸組成をアミ
ノ酸分析計(日立L−8500A Amino Acid Analyze
r)を用いて決定した。その結果、h19P2LのcD
NA塩基配列から予想されるアミノ酸組成と一致した
(表7)。
【表7】
【0058】b)N末端アミノ酸配列分析 実施例9で得られたh19P2LのN末端アミノ酸配列
を気相プロテインシーケンサー(アプライドバイオシス
テムズ モデル477A)を用いて決定した。その結
果、h19P2LのcDNA塩基配列から予想されるN
末端アミノ酸配列と一致した(表8)。
【表8】
【0059】c)C末端アミノ酸分析 実施例9で得られたh19P2LのC末端アミノ酸をア
ミノ酸分析計(日立L−8500A Amino Acid Analy
zer)を用いて分析したが、C末端はアミド化されてい
るため、不検出であった(表9)。
【表9】
【0060】実施例13(生物活性測定) 実施例9で取得したh19P2L(アミド体)を用い
て、特願平8−348328号(WO97-24436)に記載の
方法で、アラキドン酸代謝物遊離活性測定およびレセプ
ターバインディングアッセイを行い、合成品(アミド
体)と同等の活性を有することを確認した。
【0061】実施例14 実施例3で得た菌体250gに10mM EDTA(p
H6.0)溶液900mlを加え、超音波処理(BRA
NSON SONIFIER MODEL450)した
後、遠心分離(10000rpm、60min)を行っ
た。得られたペレットを用いて同様の操作を2回行なっ
た。次にペレットを6Mグアニジン塩酸塩を含む0.2
M トリス/HCL(pH8.0)500mlに溶解し
た。この溶解液を1mMDTT、0.6Mアルギニンを
含む50mMトリス/HCL(pH8.0)10Lに加
えて、4℃で1晩活性化を行なった。活性化の終了した
再生液を濃塩酸でpH6.0に調製した後、50mM
リン酸緩衝液(pH6.0)で平衡化したAF-Heparin T
oyopearl 650Mカラム(30mmID×500mmL、東ソー)に通液
し、吸着、洗浄した後、0−100%B(B=50mM
リン酸緩衝液+2M NaCl、pH6.0)の段階
勾配で溶出を行い、500mlのrb19P2L−CS
23融合タンパク質画分を得た。この溶出液をアミコン
ダイアフロー(YM10膜、76mmΦ、アミコン社)
で濃縮した後、さらに0.1M酢酸を加えながら濃縮を
行い、r19P2L−CS23融合タンパク質の0.1
M酢酸溶液を得た。この溶液に最終濃度6Mとなるよう
に尿素を添加した後、DMAP−CN 106mgを加
えて、室温で15分間反応した。反応終了後、反応液を
10%酢酸で平衡化したSephadex G−25カ
ラム(46mmID×600mmL、ファルマシア)に通液し、平衡化
に用いた10%酢酸を6ml/minの流速で展開し、
S−シアノ化されたr19P2L−CS23融合タンパ
ク質画分を得た。この溶出液をアミコンダイアフロー
(YM10膜、76mmΦ)で濃縮・脱塩を行い、r1
9P2L−CS23融合タンパク質の脱塩液を得た。こ
の脱塩液に最終濃度6Mとなるように尿素を添加した
後、さらに、3Mアンモニア濃度となるように25%ア
ンモニア水を加え、室温で15分間反応した。反応終了
後、酢酸でpH6.0に調製し、r19P2Lを得た。
この反応液を50mMリン酸緩衝液(pH6.0)で平
衡化したSephadex G−25カラム(46mmID×60
0mmL)に通液し、平衡化に用いた50mMリン酸緩衝液
(pH6.0)を6ml/minの流速で展開し、19
P2L画分を得た。このr19P2L画分を、3M尿素
を含む50mMリン酸緩衝液(pH6.5)で平衡化し
たSP−5PW(21.5mmID×150mmL、東ソー)に通液し、
吸着、洗浄した後、0−35%B(B=50mM リン
酸緩衝液+1M NaCl+3M尿素、pH6.5)の
段階勾配で溶出を行い、r19P2L画分を得た。この
r19P2L画分を、さらに0.1%トリフルオロ酢酸
で平衡化したC4P−50(21.5mmID×300mmL、昭和電
工)に通液し、吸着、洗浄した後、20−40%B
(B:80%アセトニトリル/ 0.1%トリフルオロ
酢酸)の段階勾配で溶出を行い、r19P2L画分をプ
ールした後、凍結乾燥を行い、r19P2L凍結乾燥粉
末約27mgを得た。
【0062】実施例15(r19P2Lの特徴の決定) a)アミノ酸組成分析 実施例14で得られたr19P2Lのアミノ酸組成をア
ミノ酸分析計(日立L−8500A Amino Acid Analy
zer)を用いて決定した。その結果、r19P2Lのc
DNA塩基配列から予想されるアミノ酸組成と一致した
(表10)。
【表10】
【0063】b)N末端アミノ酸配列分析 実施例14で得られたr19P2LmpN末端アミノ酸
配列を気相プロテインシーケンサー(アプライドバイオ
システムズ モデル477A)を用いて決定した。その
結果、r19P2LのcDNA塩基配列から予想される
N末端アミノ酸配列と一致した(表11)。
【表11】
【0064】d)C末端アミノ酸分析 実施例14で得られたr19P2LのC末端アミノ酸をア
ミノ酸分析計(日立L−8500A Amino Acid Analy
zer)を用いて分析したが、C末端はアミド化されてい
るため、不検出であった(表12)。
【表12】
【0065】実施例16(生物活性測定) 実施例14で取得したr19P2L(アミド体)を用い
て、特願平8−348328号(WO97-24436)に記載の
方法で、アラキドン酸代謝物遊離活性測定およびレセプ
ターバインディングアッセイを行い、合成品(アミド
体)と同等の活性を有することを確認した。
【0066】実施例17 実施例3で得た菌体250gに10mM EDTA(p
H6.0)溶液900mlを加え、超音波処理(BRA
NSON SONIFIER MODEL450)した
後、遠心分離(10000rpm、60min)を行っ
た。上澄液はプールし、沈殿は再び同様の操作を行っ
た。プールした上澄液はpH6.0に調製し、50mM
リン酸緩衝液(pH6.0)で平衡化したAF-Heparin
Toyopearl650Mカラム(30mmID×500mmL、東ソー)に通液
し、吸着、洗浄した後、0−100%B(B=50mM
リン酸緩衝液+2M NaCl、pH6.0)の段階
勾配で溶出を行い、500mlのr19P2L−CS2
3融合タンパク質画分を得た。この溶出液をアミコンダ
イアフロー(YM10膜、76mmΦ、アミコン社)で
濃縮した後、さらに0.1M酢酸を加えながら濃縮を行
い、r19P2L−CS23融合タンパク質の0.1M
酢酸溶液を300ml得た。この溶液のうち15mlを
6M尿素を含む0.1Mりん酸緩衝液(pH6.0)で
透析を行なった。透析終了後、0.1M 2,2,-ジチオピ
リジンのメタノール溶液250μlを加え、室温で1時
間反応した。反応終了後、6M尿素を含む0.1Mりん
酸緩衝液(pH5.0)で透析を行なった。透析終了
後、シアン化カリウム6.6mgを加えて室温で1時間
反応した。反応終了後、6M尿素で透析を行なった。透
析終了後、25%アンモニア水を3M濃度になるように
添加し、室温で15分間反応を行なった後、酢酸でpH
6.0に調製した。この反応液を50mMリン酸緩衝液
(pH6.0)で平衡化したSephadex G−2
5カラム(46mmID×600mmL)に通液し、平衡化に用いた5
0mMリン酸緩衝液(pH6.0)を6ml/minの
流速で展開し、19P2L画分を得た。このr19P2
L画分を、3M尿素を含む50mMリン酸緩衝液(pH
6.5)で平衡化したSP−5PW(21.5mmID×150mm
L、東ソー)に通液し、吸着、洗浄した後、0−35%B
(B=50mM リン酸緩衝液+1M NaCl+3M尿
素、pH6.5)の段階勾配で溶出を行い、r19P2
L画分を得た。このb19P2L画分を、さらに0.1
%トリフルオロ酢酸で平衡化したC4P−50(21.5mmI
D×300mmL、昭和電工)に通液し、吸着、洗浄した後、2
0−40%B(B:80%アセトニトリル/ 0.1%
トリフルオロ酢酸)の段階勾配で溶出を行い、r19P
2L画分をプールした後、凍結乾燥を行い、r19P2
L凍結乾燥粉末約4mgを得た。
【0067】実施例18(r19P2Lの特徴の決定) a)アミノ酸組成分析 実施例17で得られたr19P2Lのアミノ酸組成をア
ミノ酸分析計(日立L−8500A Amino Acid Analy
zer)を用いて決定した。その結果、r19P2Lのc
DNA塩基配列から予想されるアミノ酸組成と一致した
(表13)。
【表13】
【0068】b)N末端アミノ酸配列分析 実施例17で得られたr19P2LのN末端アミノ酸配
列を気相プロテインシーケンサー(アプライドバイオシ
ステムズ モデル477A)を用いて決定した。その結
果、r19P2LのcDNA塩基配列から予想されるN
末端アミノ酸配列と一致した(表14)。
【表14】
【0069】d)C末端アミノ酸分析 C末端アミノ酸をアミノ酸分析計(日立L−8500A
Amino Acid Analyzer)を用いて分析したが、C末端は
アミド化されているため、不検出であった(表15)。
【表15】
【0070】実施例19(生物活性測定) 実施例17で取得したr19P2L(アミド体)を用い
て、特願平8−348328号(WO97-24436)に記載の
方法で、アラキドン酸代謝物遊離活性測定およびレセプ
ターバインディングアッセイを行い、合成品(アミド
体)と同等の活性を有することを確認した。
【0071】実施例20 実施例4で得た菌体300gを用いて、実施例17と同
様の方法でh19P2L凍結乾燥粉末約70mgを得
た。 b)アミノ酸組成分析 アミノ酸組成をアミノ酸分析計(日立L−8500A
Amino Acid Analyzer)を用いて決定した。その結果、
h19P2LのcDNA塩基配列から予想されるアミノ
酸組成と一致した(表16)。
【表16】
【0072】b)N末端アミノ酸配列分析 N末端アミノ酸配列を気相プロテインシーケンサー(ア
プライドバイオシステムズ モデル477A)を用いて
決定した。その結果、h19P2LのcDNA塩基配列
から予想されるN末端アミノ酸配列と一致した(表1
7)。
【表17】
【0073】d)C末端アミノ酸分析 C末端アミノ酸をアミノ酸分析計(日立L−8500A
Amino Acid Analyzer)を用いて分析したが、C末端
はアミド化されているため、不検出であった(表1
8)。
【表18】
【0074】実施例21(生物活性測定) 実施例20で取得したh19P2L(アミド体)を用い
て、特願平8−348328号(WO97-24436)に記載の
方法で、アラキドン酸代謝物遊離活性測定およびレセプ
ターバインディングアッセイを行い、合成品(アミド
体)と同等の活性を有することを確認した。
【0075】
【発明の効果】本発明の製造方法を用いると、たとえば
老人性痴呆、脳血管性痴呆、系統変成型の退行変成疾患
(例:アルツハイマー病、パーキンソン病、ビック病、
ハンチントン病など)に起因する痴呆、感染性疾患
(例:クロイツフェルト−ヤコブ病などの遅発ウイルス
感染症など)に起因する痴呆、内分泌性・代謝性・中毒
性疾患(例:甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏
症、アルコール中毒、各種薬剤・金属・有機化合物によ
る中毒など)に起因する痴呆、腫瘍性疾患(例:脳腫瘍
など)に起因する痴呆、外傷性疾患(例:慢性硬膜下血
腫など)に起因する痴呆などの痴呆、鬱病、多動児(微
細脳障害)症候群、意識障害、不安障害、精神分裂症、
恐怖症、成長ホルモン分泌障害(例:巨人症、末端肥大
症など)、過食症、多食症、高コレステロール血症、高
グリセリド血症、高脂血症、高プロラクチン血症、糖尿
病性合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、糖尿病
性網膜症、糖尿病、癌(例:乳癌、リンパ性白血病、膀
胱癌、卵巣癌、前立腺癌など)、膵炎、腎疾患(例:慢
性腎不全、腎炎など)、ターナー症候群、神経症、リウ
マチ関節炎、脊髄損傷、一過性脳虚血発作、筋萎縮性側
索硬化症、急性心筋梗塞、脊髄小脳変性症、骨折、創
傷、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、喘息、てんかん、不
妊症または乳汁分泌不全などの疾病の治療・予防剤、さ
らに手術後の栄養状態改善剤、昇圧剤、さらにまた、プ
ロラクチン分泌不全に関係する各種疾患の予防および治
療薬、プロラクチン過剰分泌に関係する各種疾患の予防
および治療薬などとして用いることができるペプチドを
工業的かつ大量に製する際に有利である。
【0076】
【配列表】
【配列番号:1】 配列の長さ:528 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCCCGTGCTC ACCAGCACTC CATGGAAATC CGTACCCCGG ACATCAACCC GGCTTGGTAC 60 GCTGGTCGTG GTATCCGTCC GGTTGGTCGT TTCTGCCCCG AGGATGGCGG CAGCGGCGCC 120 TTCCCGCCCG GCCACTTCAA GGACCCCAAG CGGCTGTACT GCAAAAACGG GGGCTTCTTC 180 CTGCGCATCC ACCCCGACGG CCGAGTTGAC GGGGTCCGGG AGAAGAGCGA CCCTCACATC 240 AAGCTACAAC TTCAAGCAGA AGAGAGAGGA GTTGTGTCTA TCAAAGGAGT GAGCGCTAAT 300 CGTTACCTGG CTATGAAGGA AGATGGAAGA TTACTAGCTT CTAAGTCTGT TACGGATGAG 360 TGTTTCTTTT TTGAACGATT GGAATCTAAT AACTACAATA CTTACCGGTC AAGGAAATAC 420 ACCAGTTGGT ATGTGGCACT GAAACGAACT GGGCAGTATA AACTTGGATC CAAAACAGGA 480 CCTGGGCAGA AAGCTATACT TTTTCTTCCA ATGTCTGCTA AGAGCTGC 528
【0077】
【配列番号:2】 配列の長さ:528 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCCCGTGCTC ACCAGCACTC CATGGAAATC CGTACCCCGG ACATCAACCC GGCTTGGTAC 60 GCTGGTCGTG GTATCCGTCC GGTTGGTCGT TTCTGTCCCG AGGATGGCGG CAGCGGCGCC 120 TTCCCGCCCG GCCACTTCAA GGACCCCAAG CGGCTGTACT GCAAAAACGG GGGCTTCTTC 180 CTGCGCATCC ACCCCGACGG CCGAGTTGAC GGGGTCCGGG AGAAGAGCGA CCCTCACATC 240 AAGCTACAAC TTCAAGCAGA AGAGAGAGGA GTTGTGTCTA TCAAAGGAGT GAGCGCTAAT 300 CGTTACCTGG CTATGAAGGA AGATGGAAGA TTACTAGCTT CTAAGTCTGT TACGGATGAG 360 TGTTTCTTTT TTGAACGATT GGAATCTAAT AACTACAATA CTTACCGGTC AAGGAAATAC 420 ACCAGTTGGT ATGTGGCACT GAAACGAACT GGGCAGTATA AACTTGGATC CAAAACAGGA 480 CCTGGGCAGA AAGCTATACT TTTTCTTCCA ATGTCTGCTA AGAGCTGC 528
【0078】
【配列番号:3】 配列の長さ:528 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCCCGTGCTC ACCAGCACTC CATGGAAACC CGTACCCCGG ACATCAACCC GGCTTGGTAC 60 ACCGGTCGTG GTATCCGTCC GGTTGGTCGT TTCTGCCCCG AGGATGGCGG CAGCGGCGCC 120 TTCCCGCCCG GCCACTTCAA GGACCCCAAG CGGCTGTACT GCAAAAACGG GGGCTTCTTC 180 CTGCGCATCC ACCCCGACGG CCGAGTTGAC GGGGTCCGGG AGAAGAGCGA CCCTCACATC 240 AAGCTACAAC TTCAAGCAGA AGAGAGAGGA GTTGTGTCTA TCAAAGGAGT GAGCGCTAAT 300 CGTTACCTGG CTATGAAGGA AGATGGAAGA TTACTAGCTT CTAAGTCTGT TACGGATGAG 360 TGTTTCTTTT TTGAACGATT GGAATCTAAT AACTACAATA CTTACCGGTC AAGGAAATAC 420 ACCAGTTGGT ATGTGGCACT GAAACGAACT GGGCAGTATA AACTTGGATC CAAAACAGGA 480 CCTGGGCAGA AAGCTATACT TTTTCTTCCA ATGTCTGCTA AGAGCTGC 528
【0079】
【配列番号:4】 配列の長さ:528 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCCCGTGCTC ACCAGCACTC CATGGAAACC CGTACCCCGG ACATCAACCC GG
CTTGGTAC 60 ACCGGTCGTG GTATCCGTCC GGTTGGTCGT TTCTGTCCCG AGGATGGCGG CAGCGGCGCC 120 TTCCCGCCCG GCCACTTCAA GGACCCCAAG CGGCTGTACT GCAAAAACGG GGGCTTCTTC 180 CTGCGCATCC ACCCCGACGG CCGAGTTGAC GGGGTCCGGG AGAAGAGCGA CCCTCACATC 240 AAGCTACAAC TTCAAGCAGA AGAGAGAGGA GTTGTGTCTA TCAAAGGAGT GAGCGCTAAT 300 CGTTACCTGG CTATGAAGGA AGATGGAAGA TTACTAGCTT CTAAGTCTGT TACGGATGAG 360 TGTTTCTTTT TTGAACGATT GGAATCTAAT AACTACAATA CTTACCGGTC AAGGAAATAC 420 ACCAGTTGGT ATGTGGCACT GAAACGAACT GGGCAGTATA AACTTGGATC CAAAACAGGA 480 CCTGGGCAGA AAGCTATACT TTTTCTTCCA ATGTCTGCTA AGAGCTGC 528
【0080】
【配列番号:5】 配列の長さ:528 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCCCGTACCC ACCGTCACTC CATGGAAATC CGTACCCCGG ACATCAACCC GGCTTGGTAC 60 GCTTCCCGTG GTATCCGTCC GGTTGGTCGT TTCTGCCCCG AGGATGGCGG CAGCGGCGCC 120 TTCCCGCCCG GCCACTTCAA GGACCCCAAG CGGCTGTACT GCAAAAACGG GGGCTTCTTC 180 CTGCGCATCC ACCCCGACGG CCGAGTTGAC GGGGTCCGGG AGAAGAGCGA CCCTCACATC 240 AAGCTACAAC TTCAAGCAGA AGAGAGAGGA GTTGTGTCTA TCAAAGGAGT GAGCGCTAAT 300 CGTTACCTGG CTATGAAGGA AGATGGAAGA TTACTAGCTT CTAAGTCTGT TACGGATGAG 360 TGTTTCTTTT TTGAACGATT GGAATCTAAT AACTACAATA CTTACCGGTC AAGGAAATAC 420 ACCAGTTGGT ATGTGGCACT GAAACGAACT GGGCAGTATA AACTTGGATC CAAAACAGGA 480 CCTGGGCAGA AAGCTATACT TTTTCTTCCA ATGTCTGCTA AGAGCTGC 528
【0081】
【配列番号:6】 配列の長さ:528 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCCCGTACCC ACCGTCACTC CATGGAAATC CGTACCCCGG ACATCAACCC GGCTTGGTAC 60 GCTTCCCGTG GTATCCGTCC GGTTGGTCGT TTCTGTCCCG AGGATGGCGG CAGCGGCGCC 120 TTCCCGCCCG GCCACTTCAA GGACCCCAAG CGGCTGTACT GCAAAAACGG GGGCTTCTTC 180 CTGCGCATCC ACCCCGACGG CCGAGTTGAC GGGGTCCGGG AGAAGAGCGA CCCTCACATC 240 AAGCTACAAC TTCAAGCAGA AGAGAGAGGA GTTGTGTCTA TCAAAGGAGT GAGCGCTAAT 300 CGTTACCTGG CTATGAAGGA AGATGGAAGA TTACTAGCTT CTAAGTCTGT TACGGATGAG 360 TGTTTCTTTT TTGAACGATT GGAATCTAAT AACTACAATA CTTACCGGTC AAGGAAATAC 420 ACCAGTTGGT ATGTGGCACT GAAACGAACT GGGCAGTATA AACTTGGATC CAAAACAGGA 480 CCTGGGCAGA AAGCTATACT TTTTCTTCCA ATGTCTGCTA AGAGTGC 528
【0082】
【配列番号:7】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0083】
【配列番号:8】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0084】
【配列番号:9】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: Ser Arg Thr His Arg His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0085】
【配列番号:10】 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CTAGAAAGGA GATATACACT ATGTCCCGTG CTCACCAGC 39
【0086】
【配列番号:11】 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: ACTCCATGGA AATCCGTACC CCGGACATCA ACCCGGCTTG GT 42
【配列番号:12】 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: ACGCTGGTCG TGGTATCCGT CCGGTTGGTC GTTTCTGCC 39
【0087】
【配列番号:13】 配列の長さ:45 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCCATGGAGT GCTGGTGAGC ACGGGACATA GTGTATATCT CCTTT 45
【配列番号:14】 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CGACCAGCGT ACCAAGCCGG GTTGATGTCC GGGGTACGGA TT 42
【0088】
【配列番号:15】 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCGGGGCAGA AACGACCAAC CGGACGGATA CCA 33
【配列番号:16】 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CTAGAAAGGA GATATACACT ATGTCCCGTG CTCACCAGC 39
【配列番号:17】 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: ACTCCATGGA AACCCGTACC CCGGACATCA ACCCGGCTTG GT 42
【配列番号:18】 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: ACACCGGTCG TGGTATCCGT CCGGTTGGTC GTTTCTGCC 39
【0089】
【配列番号:19】 配列の長さ:45 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCCATGGAGT GCTGGTGAGC ACGGGACATA GTGTATATCT CCTTT 45
【配列番号:20】 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CGACCGGTGT ACCAAGCCGG GTTGATGTCC GGGGTACGGG TT 42
【0090】
【配列番号:21】 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCGGGGCAGA AACGACCAAC CGGACGGATA CCA 33
【配列番号:22】 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CTAGAAAGGA GATATACACT ATGTCCCGTA CCCACCGTC 39
【0091】
【配列番号:23】 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: ACTCCATGGA AATCCGTACC CCGGACATCA ACCCGGCTTG GT 42
【配列番号:24】 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: ACGCTTCCCG TGGTATCCGT CCGGTTGGTC GTTTCTGCC 39
【0092】
【配列番号:25】 配列の長さ:45 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCCATGGAGT GACGGTGGGT ACGGGACATA GTGTATATCT CCTTT 45
【配列番号:26】 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CGGGAAGCGT ACCAAGCCGG GTTGATGTCC GGGGTACGGA TT 42
【0093】
【配列番号:27】 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TCGGGGCAGA AACGACCAAC CGGACGGATA CCA 33
【0094】
【配列番号:28】 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴:第10番目のXaaはAlaもしくはThr、第11番目
のXaaはGlyもしくはSer、第21番目のXaaはOH、Glyもし
くはGlyArgを示す。 配列: Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Xaa Xaa Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Xaa 20
【0095】
【配列番号:29】 配列の長さ:29 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly 20 25
【0096】
【配列番号:30】 配列の長さ:19 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr
Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg 19
【0097】
【配列番号:31】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu
Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25
30
【0098】
【配列番号:32】 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30
【0099】
【配列番号:33】 配列の長さ:33 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30 Arg 33
【0100】
【配列番号:34】 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe 20
【0101】
【配列番号:35】 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr
Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg Phe Gly 20
【0102】
【配列番号:36】 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr
Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg Phe Gly Arg 20
【0103】
【配列番号:37】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0104】
【配列番号:38】 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30
【0105】
【配列番号:39】 配列の長さ:33 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30 Arg
【0106】
【配列番号:40】 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr
Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg Phe 20
【0107】
【配列番号:41】 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr
Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg Phe Gly 20
【0108】
【配列番号:42】 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly Arg 20
【0109】
【配列番号:43】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Thr His Arg His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0110】
【配列番号:44】 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Thr His Arg His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30
【0111】
【配列番号:45】 配列の長さ:33 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Thr His Arg His Ser Met Glu
Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25
30 Arg
【0112】
【配列番号:46】 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr
Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg Phe 20
【0113】
【配列番号:47】 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly 20
【0114】
【配列番号:48】 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly Arg 20
【0115】
【配列番号:48】 配列の長さ:146 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Pro Ala Leu Pro Glu Asp Gly Gly Ser Gly Ala Phe Pro Pro Gly His 1 5 10 15 Phe Lys Asp Pro Lys Arg Leu Tyr Cys Lys Asn Gly Gly Phe Phe Leu 20 25 30 Arg Ile His Pro Asp Gly Arg Val Asp Gly Val Arg Glu Lys Ser Asp 35 40 45 Pro His Ile Lys Leu Gln Leu Gln Ala Glu Glu Arg Gly Val Val Ser 50 55 60 Ile Lys Gly Val Ser Ala Asn Arg Tyr Leu Ala Met Lys Glu Asp Gly 65 70 75 80 Arg Leu Leu Ala Ser Lys Ser Val Thr Asp Glu Cys Phe Phe Phe Glu 85 90 95 Arg Leu Glu Ser Asn Asn Tyr Asn Thr Tyr Arg Ser Arg Lys Tyr Thr 100 105 110 Ser Trp Tyr Val Ala Leu Lys Arg Thr Gly Gln Tyr Lys Leu Gly Ser 115 120 125 Lys Thr Gly Pro Gly Gln Lys Ala Ile Leu Phe Leu Pro Met Ser Ala 130 135 140 Lys Ser 145
【0116】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反応工程における反応メカニズムを示
す。
【図2】b19P2Lのアミノ酸配列を示す。
【図3】r19P2Lのアミノ酸配列を示す。
【図4】h19P2Lのアミノ酸配列を示す。
【図5】実施例1で用いられるDNAフラグメントを示
す。
【図6】実施例1で得られた、2重鎖構成のb19P2
Lを製造する模式図を示す。
【図7】実施例1で得られるプラスミドpTB960−
10の構築図を示す。
【図8】実施例1で得られたSDS−PAGEの結果を
示す。
【図9】実施例6で得られたSDS−PAGEの結果を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 21/02 A61K 48/00 AAB // A61K 38/00 ABC C12N 15/00 ZNAA ABJ A61K 37/02 ABC ABV ABJ ACD ABV ACV ACD ADN ACV ADP ADN ADU ADP AED ADU 48/00 AAB AED (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:19)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N末端にシステインを有する蛋白質または
    ペプチドのN末端に、19P2リガンドを連結した融合
    蛋白質またはペプチドをシステイン残基のアミノ基側の
    ペプチド結合の切断反応に付すことを特徴とする19P
    2リガンド、そのアミドまたはその塩の製造法。
  2. 【請求項2】N末端にシステインを有する蛋白質または
    ペプチドのN末端に、19P2リガンドを連結した融合
    蛋白質またはペプチドをコードする遺伝子を有するベク
    ターを保持する形質転換体を培養して融合蛋白質または
    ペプチドを発現させ、発現された融合蛋白質またはペプ
    チドをシステイン残基のアミノ基側のペプチド結合の切
    断反応に付すことを特徴とする19P2リガンド、その
    アミドまたはその塩の製造法。
  3. 【請求項3】システイン残基のアミノ基側のペプチド結
    合の切断反応がS−シアノ化反応、次いでアンモノリシ
    スまたは加水分解反応に付すことにより、19P2リガ
    ンド、そのアミドまたはその塩を製造する請求項1また
    は2記載の製造法。
  4. 【請求項4】システイン残基のアミノ基側のペプチド結
    合の切断反応がS−シアノ化反応、次いでアンモノリシ
    スであることを特徴とする、19P2リガンドのアミド
    またはその塩を製造する請求項1または2記載の製造
    法。
  5. 【請求項5】19P2リガンドがウシ19P2リガンド
    (配列番号:7),ラット19P2リガンド(配列番
    号:8)またはヒト19P2リガンド(配列番号:9)
    である請求項1または2記載の製造法。
  6. 【請求項6】N末端にシステインを有する蛋白質または
    ペプチドのN末端に、19P2リガンドを連結した融合
    蛋白質またはペプチド。
  7. 【請求項7】請求項5記載の融合蛋白質またはペプチド
    をコードする遺伝子を有するベクター。
  8. 【請求項8】請求項7記載のベクターを含有する形質転
    換体。
JP10180555A 1997-06-27 1998-06-26 19p2リガンドの製造法 Pending JPH1171396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180555A JPH1171396A (ja) 1997-06-27 1998-06-26 19p2リガンドの製造法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-172118 1997-06-27
JP17211897 1997-06-27
JP10180555A JPH1171396A (ja) 1997-06-27 1998-06-26 19p2リガンドの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1171396A true JPH1171396A (ja) 1999-03-16

Family

ID=26494585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10180555A Pending JPH1171396A (ja) 1997-06-27 1998-06-26 19p2リガンドの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1171396A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015068532A1 (ja) * 2013-11-05 2015-05-14 味の素株式会社 ペプチドヒドラジド、ペプチドアミド及びペプチドチオエステルの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015068532A1 (ja) * 2013-11-05 2015-05-14 味の素株式会社 ペプチドヒドラジド、ペプチドアミド及びペプチドチオエステルの製造方法
JPWO2015068532A1 (ja) * 2013-11-05 2017-03-09 味の素株式会社 ペプチドヒドラジド、ペプチドアミド及びペプチドチオエステルの製造方法
US10053491B2 (en) 2013-11-05 2018-08-21 Ajinomoto Co., Inc. Method for producing peptide hydrazide, peptide amide, and peptide thioester

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2304254C (en) Trimerising module
US9266934B2 (en) Efficient production of peptides
WO1985000831A1 (en) Microbial expression of insulin-like growth factor
US6103882A (en) Method of producing a 19P2 ligand
US6838259B2 (en) Process for producing kiss-1 peptide
US20040185525A1 (en) Process for producing peptide
JPH05271279A (ja) ヒト副甲状腺ホルモンムテインおよびその製造法
EP1466976A1 (en) PROCESS FOR PRODUCING KiSS-1 PEPTIDE
JPH1171396A (ja) 19p2リガンドの製造法
WO2000036122A1 (fr) Procede de fabrication de l'apeline
JP2000228991A (ja) アペリンの製造法
EP1347053A1 (en) Process for producing rfrp
JP2001231581A (ja) KiSS−1ペプチドの製造法
WO2002036762A1 (fr) Procede de fabrication de peptides
JP2002325585A (ja) Rfrpの製造法
JPH03285684A (ja) メチオニンアミノペプチダーゼのdna配列
JP2003265191A (ja) KiSS−1ペプチドの製造法
JP2003079380A (ja) ペプチドの製造法
JP2003009867A (ja) Gpr8に対するリガンドポリペプチドの製造法
JPH0832726B2 (ja) ラットbFGFおよびその製造法
JPH0541989A (ja) ヒト副甲状腺ホルモンをコードする合成遺伝子

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050510

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081028