JPH1170461A - 半導体ウェハの研磨装置 - Google Patents

半導体ウェハの研磨装置

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JPH1170461A
JPH1170461A JP14982498A JP14982498A JPH1170461A JP H1170461 A JPH1170461 A JP H1170461A JP 14982498 A JP14982498 A JP 14982498A JP 14982498 A JP14982498 A JP 14982498A JP H1170461 A JPH1170461 A JP H1170461A
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semiconductor wafer
fluid
pressing
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Yuichi Nakayoshi
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構造でウェハの表面を均一に研磨するの
に有効な半導体ウェハの研磨装置を提供する。 【解決手段】上記目的を達成するため、本発明は、ピス
トン構造を用いて流体を収容する点に着目し、図1に示
す構成を考え出した。この構成によれば、押圧部材(1
2)が流体(14)に加えた圧力は、流体(14)内で
均一に分散するため、ウェハ(20)の表面が均一な圧
力で押圧される。その結果、研磨されたウェハ(20)
の表面は、平坦となる。本発明の一実施例は、図4に示
すように、回転軸(30)に固定されたピストン(4
6)と、シリコーンジェル(38)を介して、該ピスト
ン(46)に対向して配設されたセラミック板(40)
と、これらを収容するシリンダ(32)によってピスト
ン構造を構成し、シリンダ(32)の底面にバッキング
パッド(42)で固定したウェハ(20)を押圧しなが
ら回転させて研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハの研
磨装置に関し、特に、簡易な構造でウェハの表面を均一
に研磨するのに有効な半導体ウェハの研磨装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハの研磨は、従来以下のよう
な手順によって行われていた。
【0003】1)研磨剤を介して、半導体ウェハを研磨
クロスに接触させる。
【0004】2)前記半導体ウェハに圧力を加えて、該
半導体ウェハを前記研磨クロスに押しつける。
【0005】3)上記押圧状態で半導体ウェハを回転さ
せる。
【0006】上記一連の手順を実行する装置として、次
のような構成を有するものが知られている。
【0007】1)ウェハの直径よりも大きな円盤 2)前記円盤の中心に固定された回転軸 3)前記回転軸に動力を供給し、前記円盤の底面でウェ
ハを押圧する機構
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
装置では、押圧力が回転軸を介して円盤に加えられるた
め、加重が円盤の中心付近に集中する。従って、当該円
盤からウェハに加わる圧力分布にも偏りが生じ、ウェハ
の研磨面にムラが発生するという問題があった。
【0009】この問題を解決する手段として、ウェハと
円盤との間に流体を供給する技術が知られている(特開
平6−15563号公報、特開平5−69314号公
報)。これらの技術を用いる場合には、流体を供給する
ための機構がウェハの研磨装置に設けられる。
【0010】しかし、一般に流体の供給機構は複雑な構
造を有している。特に、回転軸に固定された円盤は、ウ
ェハの研磨時に高速で回転するため、流体の供給が難し
く、実施が困難であった。
【0011】そこで、本発明は、簡易な構造でウェハの
表面を均一に研磨するのに有効な半導体ウェハの研磨装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、流体(14)を密封収容す
る収容部材(10)と、前記収容部材(10)内で前記
流体(14)の少なくとも一部を上方から押圧する押圧
部材(12)と、前記収容部材(10)内で前記流体
(14)を下方から支持する支持部材(16)と、前記
収容部材(10)の底面に配設され、ウェハ(20)を
保持するウェハ保持部材(18)と、前記ウェハ保持部
材(18)に保持されたウェハ(20)に接触させて該
ウェハ(20)の表面を研磨する研磨部材(22)とを
具備する。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記収容部材(10)は、前記ウェ
ハ(20)の直径よりも大きい内径を有する。
【0014】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載または請求項2記載の発明において、前記ウェハ保持
部材(18)に保持されたウェハ(20)と前記研磨部
材(22)とを相対的に回転させる駆動手段(24)を
さらに具備する。
【0015】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記押圧部材(12)と前記収容部
材(10)を係合させる係合部(28)をさらに具備
し、前記駆動手段(24)は、前記押圧部材(12)に
回転力を加えて、該押圧部材(12)を自転させる。
【0016】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記流体
(14)は、シリコーンオイルである。
【0017】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の発明において、前記シリコーンオイルは、10〜1
000cstの粘性を有する。
【0018】また、請求項7記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記流体
(14)は、液状シリコーンゴムである。
【0019】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の発明において、前記液状シリコーンゴムは、100
0〜8000poiseの粘性を有する。
【0020】また、請求項9記載の発明は、弾性体(2
6)を収容する収容部材(10)と、前記収容部材(1
0)内で前記弾性体(26)の少なくとも一部を上方か
ら押圧する押圧部材(12)と、前記収容部材(10)
内で前記弾性体(26)を下方から支持する支持部材
(16)と、前記収容部材(10)の底面に配設され、
ウェハ(20)を保持するウェハ保持部材(18)と、
前記ウェハ保持部材(18)に保持されたウェハ(2
0)に接触させて該ウェハ(20)の表面を研磨する研
磨部材(22)とを具備する。
【0021】また、請求項10記載の発明は、請求項9
記載の発明において、前記収容部材(10)は、前記ウ
ェハ(20)の直径よりも大きい内径を有する。
【0022】また、請求項11記載の発明は、請求項9
記載または請求項10記載の発明において、前記ウェハ
保持部材(18)に保持されたウェハ(20)と前記研
磨部材(22)とを相対的に回転させる駆動手段(2
4)をさらに具備する。
【0023】また、請求項12記載の発明は、請求項1
1記載の発明において、前記押圧部材(12)と前記収
容部材(10)を係合させる係合部(28)をさらに具
備し、前記駆動手段(24)は、前記押圧部材(12)
に回転力を加えて、該押圧部材(12)を自転させる。
【0024】また、請求項13記載の発明は、請求項9
乃至請求項12のいずれかに記載の発明において、前記
弾性体(26)は、シリコーンゴムである。
【0025】また、請求項14記載の発明は、請求項1
3記載の発明において、前記シリコーンゴムは、Hs4
0〜60の硬さを有する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0027】(発明の概要)上記目的を達成するため、
本発明は、ピストン構造を用いて流体を収容する点に着
目し、図1に示す構成を考え出した。この構成によれ
ば、押圧部材12が流体14に加えた圧力は、流体14
内で均一に分散するため、ウェハ20の表面が均一な圧
力で押圧される。その結果、研磨されたウェハ20の表
面は、平坦となる。
【0028】(第1の形態)図1は、本発明の第1の形
態に係るウェハ研磨装置の構成を示す概念図である。以
下、この第1の形態に係るウェハ研磨装置の構成を各構
成要件ごとに説明する。
【0029】収容部材10は、押圧部材12および支持
部材16とともに、流体14を収容する部材である。こ
の収容部材10は、同図に示すようにシリンダ形状であ
ることが好ましい。収容部材10の内径は、ウェハ20
の直径よりも大きく形成しておくことが好ましい。
【0030】押圧部材12は、流体14に上方から圧力
を加える部材である。この押圧部材12は、収容部材1
0の内壁に沿って摺動自在に配設される。流体14の粘
度が低い場合には、押圧部材12と収容部材との接触面
にシリンダリング等のシール部材が設け、流体14を密
封する。好ましくは、押圧部材12をステンレス等の剛
体で形成し、押圧力に耐えるように構成する。
【0031】支持部材16は、押圧部材12によって押
圧された流体14を下方から支持する部材である。この
支持部材16は、同図に示すように、押圧部材12と対
向して配設される。好ましくは、支持部材16をセラミ
ックで形成する。支持部材16をセラミックで形成する
ことにより、アルカリに対する腐食防止と、押圧時に発
生した熱による膨張を防止することができる。また、セ
ラミックは、加工精度が出しやすいという点でも好まし
い材料である。
【0032】流体14は、押圧部材12から加えられた
圧力をウェハ20の表面に沿って均一に分散させるため
の材料である。この流体14は、同図に示すように、押
圧部材12と支持部材16との間に介在した状態で収容
される。このように、押圧部材12と支持部材16との
間に流体14を介在させる理由は、次の通りである。
【0033】即ち、押圧部材12を下降させる場合に
は、上方から該押圧部材12の少なくとも一部に下向き
の力が加えられる。この下向きの力は、例えば、同図に
示すような押圧部材12の上部に設けられた軸から加え
られる。その結果、押圧部材12から下方の部材に加え
られる押圧力は、軸付近に集中する。このように一点に
集中した押圧力は、ウェハ20の研磨に研磨ムラを形成
する原因となるため、押圧力を分散させる必要がある。
【0034】そこで、本発明では、パスカルの原理を利
用して、押圧力を分散させるため、押圧部材12の下方
に流体14が配置される。従って、本発明では、流体1
4として、液体や気体等のパスカルの原理が利用できる
物体を使用する。好ましくは、シリコーンオイルや液状
シリコーンゴム等の粘性がある流体を使用する。より好
ましくは、揮発性が低く安全性が高い流体を使用する。
【0035】シリコーンオイルとしては、ジメチルシリ
コーンオイル等のストレートシリコーンオイル、アルキ
ルシリコーンオイル等の変形シリコーンオイル、あるい
は、これらに耐熱向上剤を添加した添加剤シリコーンオ
イルが使用できる。好ましくは、測定標準温度(25
℃)における粘度が10〜1,000cst(0.01
cm2/sec)、より好ましくは10〜100cst
のシリコーンオイルを使用する。
【0036】液状シリコーンゴムとしては、液状ポリマ
ーシステムが使用できる。好ましくは、1,000〜
8,000poise(g/cm・sec)、より好ま
しくは1,500〜5,000poiseの粘度を有す
る液状シリコーンゴムを使用する。
【0037】ウェハ保持部材18は、ウェハ20を保持
する部材である。このウェハ保持部材18は、収容部材
10の底面に配設され、軟部材で形成される。ウェハ保
持部材18としては、表面張力でウェハ20の裏面を吸
着する部材や接着剤でウェハ20の裏面を固着する部材
が使用できる。好ましくは、バッキングパッドを使用す
る。また、このウェハ保持部材18には、研磨時にウェ
ハ20が横ずれすることを防止するテンプレート等の部
材を設けてもよい。
【0038】研磨部材22は、ウェハ20の表面を研磨
する部材である。この研磨部材22は、研磨クロスと研
磨材との組み合わせで構成することが好ましい。また、
本発明がパスカルの原理を利用していることを考慮する
と、研磨部材22の研磨面と支持部材の流体支持面は平
行かつ平坦であることが好ましい。
【0039】駆動手段24は、ウェハ20の表面と研磨
部材22との間に摩擦を生じさせる手段である。この摩
擦を生じさせる方法としては、収容部材10または押圧
部材12と研磨部材22とを相対的に回転させる方法
や、これらを左右に動かす方法が考えられる。そこで、
駆動手段24は、例えば、収容部材10または押圧部材
12を保持する部材と該部材を移動させる動力発生源で
構成する。
【0040】以上説明した本発明の第1の形態によれ
ば、ピストン構造を利用して押圧部材12とウェハ20
の間に流体14を介在させているため、簡単な構造でパ
スカルの原理を利用した研磨装置が構成できる。
【0041】また、収容部材10の内径をウェハ20の
直径よりも大きく形成することにより、ウェハ20の表
面全体に均一な押圧力が加わるため、より好ましい研磨
表面を得ることができる。
【0042】(第2の形態)図2は、本発明の第2の形
態に係るウェハの研磨装置の構成を示す断面図である。
この第2の形態に係るウェハの研磨装置は、同図に示す
ように、駆動手段24から押圧部材12に対して回転力
を加え、ウェハ20を自転させて該ウェハ20の表面を
研磨するものである。
【0043】この第2の形態では、第1の形態の構成に
加え、押圧部材12と収容部材10を係合させる係合部
28が設けられる。この係合部28は、同図に示すよう
に、押圧部材12の一部に凸部を形成し、該凸部が形成
された位置に対応して、収容部材10に凹部を形成する
ことにより構成される。この凸部および凹部は、押圧部
材12が摺動でき、かつ流体14が外部に漏れないよう
な形状で形成する。
【0044】駆動手段24から回転力を加えられた押圧
部材12は、上記のように構成された係合部28を介し
て、該回転力を収容部材10に伝え、収容部材10ごと
ウェハ20を回転させる。
【0045】以上説明した本発明の第2の形態によれ
ば、均一な力でウェハ20を押圧しながら該ウェハ20
を自転させるため、ウェハ20の表面を均一かつ高速に
研磨できる。
【0046】(第3の形態)図3は、本発明の第3の形
態に係るウェハの研磨装置の構成を示す概念図である。
この第3の形態に係るウェハの研磨装置は、パスカルの
原理を利用するために第1の形態に設けられた流体14
に代えて、弾性体26が設けられる。
【0047】この弾性体26としては、流体の性質に近
い物体が好ましく、例えば、室温硬化型のシリコーンゴ
ムが好適である。より好ましくは、Hs40〜60(J
ISA)の硬さを有する弾性体を使用する。尚、弾性体
26が十分な硬さを有している場合には、押圧部材12
と収容部材10との間の抵抗が無限大に近くなるため、
該弾性体26をそれほど厳密に密封しなくてもよい。
【0048】以上説明した第3の形態に係るウェハの研
磨装置によっても、第1の形態と同様に簡単な構造でパ
スカルの原理を利用した研磨装置が構成できる。
【0049】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て詳細に説明する。
【0050】(実施例の要約)本発明の一実施例は、図
4に示すように、回転軸30に固定されたピストン46
と、シリコーンジェル38を介して、該ピストン46に
対向して配設されたセラミック板40と、これらを収容
するシリンダ32によってピストン構造を構成し、シリ
ンダ32の底面にバッキングパッド42で固定したウェ
ハ20を押圧しながら回転させて研磨する。
【0051】(好ましい実施例)図4は、本発明に係る
ウェハの研磨装置の好ましい構造例を示す一部断面図で
ある。
【0052】同図に示すように、本実施例に係るウェハ
の研磨装置は、回転軸30と、該回転軸の下端に固定さ
れたピストン46と、該ピストン46に対向して配設さ
れたセラミック板40と、ピストン46とセラミック板
40との間に介在するシリコーンジェル38と、これら
を収容するシリンダ32と、セラミック板40およびシ
リンダ32の底面に固定されたバッキングパッド42
と、バッキングパッド42の周縁に配設されたテンプレ
ート44と、ウェハ20の表面を研磨する研磨クロス4
8で構成される。
【0053】同図に示すように、ピストン46の周縁に
は、ボルト34が埋め込まれ、該ボルト34が埋め込ま
れた位置に対応して、シリンダ32の内壁にスペース5
0が形成される。このスペース50の大きさは、シリコ
ーンジェル38の圧縮に十分な高さで、かつ、シリコー
ンジェル38が外部に漏れないようにピストン46の高
さよりも低い高さで形成される。このボルト34とスペ
ース50により、ピストン46とシリンダ32が係合状
態となる。
【0054】ピストン46の下部周縁には、シリコーン
ジェル38を密封するために、ピストンリング36が配
設される。このピストンリング36は、セラミック板4
0の周縁にも同様に配設される。この構造により、シリ
ンダ32内に密封空間が形成され、この密封空間にシリ
コーンジェル38が充填された構造となる。
【0055】同図に示すように、研磨の対象となるウェ
ハ20は、裏面がバッキングパッド42の中央部に固着
され、表面が研磨クロス48に当接される。
【0056】以下、上記のように構成されるウェハの研
磨装置の動作例を説明する。
【0057】まず、ウェハ20を研磨装置にセットす
る。その後、ウェハ20と研磨クロス48の接触部分に
研磨剤を供給する。
【0058】次に、回転軸30を回転させてウェハ20
を所定の速度で自転させながら、該回転軸30に下向き
の力を加えてシリコーンジェル38を圧縮する。その結
果、シリコーンジェル38に加えられた押圧力は、均一
に分散し、ウェハ20の表面を均等に加圧する力とな
る。
【0059】そして、この均等な力でウェハ20を押圧
した状態で所定時間該ウェハ20を回転させる。
【0060】最後に、回転軸30に加えた下向きの力と
回転力を開放し、研磨が終了したウェハ20をバッキン
グパッド42から取り外す。そして、次のウェハを研磨
装置にセットする。
【0061】以上のような動作を繰り返し、連続してウ
ェハ20を研磨してゆく。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡易な構造でウェハの表面を均一に研磨するのに有効な
半導体ウェハの研磨装置を提供することができる。
【0063】また、本発明の第1の形態によれば、ピス
トン構造を利用して押圧部材12とウェハ20の間に流
体14を介在させているため、簡単な構造でパスカルの
原理を利用した研磨装置が構成できる。
【0064】また、収容部材10の内径をウェハ20の
直径よりも大きく形成することにより、ウェハ20の表
面全体に均一な押圧力が加わるため、より好ましい研磨
表面を得ることができる。
【0065】また、本発明の第2の形態によれば、均一
な力でウェハ20を押圧しながら該ウェハ20を自転さ
せるため、ウェハ20の表面を均一かつ高速に研磨でき
る。
【0066】また、以上説明した第3の形態に係るウェ
ハの研磨装置によっても、第1の形態と同様に簡単な構
造でパスカルの原理を利用した研磨装置が構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態に係るウェハ研磨装置の構
成を示す概念図である。
【図2】本発明の第2の形態に係るウェハの研磨装置の
構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の形態に係るウェハの研磨装置の
構成を示す概念図である。
【図4】本発明に係るウェハの研磨装置の好ましい構造
例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
10…収容部材、12…押圧部材、14…流体、16…
支持部材、18…ウェハ保持部材、20…ウェハ、22
…研磨部材、24…駆動手段、26…弾性体、28…係
合部、30…回転軸、32…シリンダ、34…ボルト、
36…ピストンリング、38…シリコーンジェル、40
…セラミック板、42…バッキングパッド、44…テン
プレート、46…ピストン、48…研磨クロス、50…
スペース

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体(14)を密封収容する収容部材
    (10)と、 前記収容部材(10)内で前記流体(14)の少なくと
    も一部を上方から押圧する押圧部材(12)と、 前記収容部材(10)内で前記流体(14)を下方から
    支持する支持部材(16)と、 前記収容部材(10)の底面に配設され、ウェハ(2
    0)を保持するウェハ保持部材(18)と、 前記ウェハ保持部材(18)に保持されたウェハ(2
    0)に接触させて該ウェハ(20)の表面を研磨する研
    磨部材(22)とを具備する半導体ウェハの研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記収容部材(10)は、 前記ウェハ(20)の直径よりも大きい内径を有する請
    求項1記載の半導体ウェハの研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記ウェハ保持部材(18)に保持され
    たウェハ(20)と前記研磨部材(22)とを相対的に
    回転させる駆動手段(24)をさらに具備する請求項1
    記載または請求項2記載の半導体ウェハの研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材(12)と前記収容部材
    (10)を係合させる係合部(28)をさらに具備し、 前記駆動手段(24)は、 前記押圧部材(12)に回転力を加えて、該押圧部材
    (12)を自転させる請求項3記載の半導体ウェハの研
    磨装置。
  5. 【請求項5】 前記流体(14)は、 シリコーンオイルである請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の半導体ウェハの研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記シリコーンオイルは、 10〜1000cstの粘性を有する請求項5記載の半
    導体ウェハの研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記流体(14)は、 液状シリコーンゴムである請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の半導体ウェハの研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記液状シリコーンゴムは、 1000〜8000poiseの粘性を有する請求項7
    記載の半導体ウェハの研磨装置。
  9. 【請求項9】 弾性体(26)を収容する収容部材(1
    0)と、 前記収容部材(10)内で前記弾性体(26)の少なく
    とも一部を上方から押圧する押圧部材(12)と、 前記収容部材(10)内で前記弾性体(26)を下方か
    ら支持する支持部材(16)と、 前記収容部材(10)の底面に配設され、ウェハ(2
    0)を保持するウェハ保持部材(18)と、 前記ウェハ保持部材(18)に保持されたウェハ(2
    0)に接触させて該ウェハ(20)の表面を研磨する研
    磨部材(22)とを具備する半導体ウェハの研磨装置。
  10. 【請求項10】 前記収容部材(10)は、 前記ウェハ(20)の直径よりも大きい内径を有する請
    求項9記載の半導体ウェハの研磨装置。
  11. 【請求項11】 前記ウェハ保持部材(18)に保持さ
    れたウェハ(20)と前記研磨部材(22)とを相対的
    に回転させる駆動手段(24)をさらに具備する請求項
    9記載または請求項10記載の半導体ウェハの研磨装
    置。
  12. 【請求項12】 前記押圧部材(12)と前記収容部材
    (10)を係合させる係合部(28)をさらに具備し、 前記駆動手段(24)は、 前記押圧部材(12)に回転力を加えて、該押圧部材
    (12)を自転させる請求項11記載の半導体ウェハの
    研磨装置。
  13. 【請求項13】 前記弾性体(26)は、 シリコーンゴムである請求項9乃至請求項12のいずれ
    かに記載の半導体ウェハの研磨装置。
  14. 【請求項14】 前記シリコーンゴムは、 Hs40〜60の硬さを有する請求項13記載の半導体
    ウェハの研磨装置。
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