JPH117042A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH117042A JPH117042A JP16945398A JP16945398A JPH117042A JP H117042 A JPH117042 A JP H117042A JP 16945398 A JP16945398 A JP 16945398A JP 16945398 A JP16945398 A JP 16945398A JP H117042 A JPH117042 A JP H117042A
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- terminals
- crystal display
- particles
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/321—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/36—Assembling printed circuits with other printed circuits
- H05K3/361—Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
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- Liquid Crystal (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 たとえば100μm以下の微細な端子ピッチ
においても、信頼性の高い端子間の接続を実現した液晶
表示装置を提供する。 【解決手段】 端子13と端子11との接続は、異方性
導電膜12によって行われる。合成樹脂16は厚さ15
〜30μm程度の合成樹脂膜であり、合成樹脂16中に
導電粒子14と絶縁粒子15とを分散させる。導電粒子
14は、直径が3〜8μm程度のポリスチレン粒子表面
に厚さ約0.1μmのニッケル−金めっきを施したもの
であり、絶縁粒子15は、直径が3〜8μm程度のポリ
スチレン粒子あるいはフェノール系樹脂やポリスチレン
ブタジエン重合体から成る粒子である。
においても、信頼性の高い端子間の接続を実現した液晶
表示装置を提供する。 【解決手段】 端子13と端子11との接続は、異方性
導電膜12によって行われる。合成樹脂16は厚さ15
〜30μm程度の合成樹脂膜であり、合成樹脂16中に
導電粒子14と絶縁粒子15とを分散させる。導電粒子
14は、直径が3〜8μm程度のポリスチレン粒子表面
に厚さ約0.1μmのニッケル−金めっきを施したもの
であり、絶縁粒子15は、直径が3〜8μm程度のポリ
スチレン粒子あるいはフェノール系樹脂やポリスチレン
ブタジエン重合体から成る粒子である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
するもので、特にファインピッチ(微細端子間隔)の液
晶表示装置に関するものである。
するもので、特にファインピッチ(微細端子間隔)の液
晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、異方性導電膜はファインピッチ
(微細端子間隔)の対向する端子間接続、たとえばTA
B(テープオートメイテッドボンディング)やCOG
(チップオングラス)などに使用されている。
(微細端子間隔)の対向する端子間接続、たとえばTA
B(テープオートメイテッドボンディング)やCOG
(チップオングラス)などに使用されている。
【0003】図7は、従来の異方性導電膜7を用いた端
子1,4間の接続構造の一例を示す断面図である。異方
性導電膜7は、合成樹脂2に導電性の金属粒子3を混合
したものであり、この金属粒子3は、ニッケルなどの金
属から形成されている。このような異方性導電膜7を対
向配置された被着体であるテープキャリア6とガラス板
5との間に塗布して熱および圧力を加えると、合成樹脂
2が流れ出し、金属粒子が対向する被着体上に形成され
た端子1,4表面上に露着し、前記端子間を電気的に導
通させる。
子1,4間の接続構造の一例を示す断面図である。異方
性導電膜7は、合成樹脂2に導電性の金属粒子3を混合
したものであり、この金属粒子3は、ニッケルなどの金
属から形成されている。このような異方性導電膜7を対
向配置された被着体であるテープキャリア6とガラス板
5との間に塗布して熱および圧力を加えると、合成樹脂
2が流れ出し、金属粒子が対向する被着体上に形成され
た端子1,4表面上に露着し、前記端子間を電気的に導
通させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した異方性導電膜
7を用いた端子の接続においては、端子ピッチが微細
(たとえば100μm以下)になると、端子の数が多く
なるため接続に寄与する導電粒子の数が少なくなり、ま
た隣接する端子間が狭くなり、接続端子間での導通不良
や隣接端子間でのリーク(短絡による電流漏れ)が発生
するという問題がある。接続端子間での導通を良好にす
るために導電粒子の数を増加すると、さらに隣接端子間
でのリークが発生しやすくなるという問題がある。
7を用いた端子の接続においては、端子ピッチが微細
(たとえば100μm以下)になると、端子の数が多く
なるため接続に寄与する導電粒子の数が少なくなり、ま
た隣接する端子間が狭くなり、接続端子間での導通不良
や隣接端子間でのリーク(短絡による電流漏れ)が発生
するという問題がある。接続端子間での導通を良好にす
るために導電粒子の数を増加すると、さらに隣接端子間
でのリークが発生しやすくなるという問題がある。
【0005】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、たとえば100μm以下の微
細な端子ピッチにおいても、信頼性の高い端子間の接続
を実現した液晶表示装置を提供することを目的としてい
る。
みなされたものであって、たとえば100μm以下の微
細な端子ピッチにおいても、信頼性の高い端子間の接続
を実現した液晶表示装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の液晶表示装置は、液晶
表示素子とテープキャリアとが異方性導電膜を用いて電
気的に導通されている液晶表示装置において、前記異方
性導電膜は、合成樹脂中に、直径3〜8μm程度の核に
めっきを施した導電粒子と、隣り合う端子間の短絡を防
止する直径3〜8μm程度の絶縁粒子とが、混合された
ものであることを特徴としている。
ために、本発明の請求項1記載の液晶表示装置は、液晶
表示素子とテープキャリアとが異方性導電膜を用いて電
気的に導通されている液晶表示装置において、前記異方
性導電膜は、合成樹脂中に、直径3〜8μm程度の核に
めっきを施した導電粒子と、隣り合う端子間の短絡を防
止する直径3〜8μm程度の絶縁粒子とが、混合された
ものであることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の液晶表示装置は、請求項1
記載の液晶表示装置において、前記液晶表示素子の端子
ピッチが100μm以下であることを特徴としている。
記載の液晶表示装置において、前記液晶表示素子の端子
ピッチが100μm以下であることを特徴としている。
【0008】本発明の液晶表示装置によれば、合成樹脂
中に、直径3〜8μm程度の核にめっきを施した導電粒
子と、隣り合う端子間の短絡を防止する直径3〜8μm
程度の絶縁粒子とが、混合された異方性導電膜を用いる
ことにより、接続端子間での導通を良好にするとともに
隣り合う端子間の短絡を防止することができる。また、
接続端子間での導通を良好にするために導電粒子の数を
増加しても、隣り合う端子間の短絡を防止することがで
きる。
中に、直径3〜8μm程度の核にめっきを施した導電粒
子と、隣り合う端子間の短絡を防止する直径3〜8μm
程度の絶縁粒子とが、混合された異方性導電膜を用いる
ことにより、接続端子間での導通を良好にするとともに
隣り合う端子間の短絡を防止することができる。また、
接続端子間での導通を良好にするために導電粒子の数を
増加しても、隣り合う端子間の短絡を防止することがで
きる。
【0009】導電粒子の直径が3μmよりも小さいと、
熱および圧力を加えたときに凹状となっている端子の無
い部分に合成樹脂とともに流れやすくなり、接続端子間
に導電粒子が存在しなくなって接続端子間で導通不良が
起こりやすくなる。また、導電粒子の直径が8μmより
も大きいと、隣り合う端子間の短絡が起こりやすくな
る。
熱および圧力を加えたときに凹状となっている端子の無
い部分に合成樹脂とともに流れやすくなり、接続端子間
に導電粒子が存在しなくなって接続端子間で導通不良が
起こりやすくなる。また、導電粒子の直径が8μmより
も大きいと、隣り合う端子間の短絡が起こりやすくな
る。
【0010】そして、導電粒子の直径が3〜8μmのと
きに、絶縁粒子の直径が3μmよりも小さいと、絶縁粒
子同士の隙間で導電粒子同士が接触するので、隣り合う
端子間の短絡が起こりやすくなる。また、絶縁粒子の直
径が8μmよりも大きいと、絶縁粒子が柱のようにな
り、導電粒子が接続端子に接触できなくなって接続端子
間で導通不良が起こりやすくなる。
きに、絶縁粒子の直径が3μmよりも小さいと、絶縁粒
子同士の隙間で導電粒子同士が接触するので、隣り合う
端子間の短絡が起こりやすくなる。また、絶縁粒子の直
径が8μmよりも大きいと、絶縁粒子が柱のようにな
り、導電粒子が接続端子に接触できなくなって接続端子
間で導通不良が起こりやすくなる。
【0011】また、液晶表示素子の端子ピッチが100
μm以下であっても、接続端子間での導通を良好にし、
隣り合う端子間の短絡を防止することができる。
μm以下であっても、接続端子間での導通を良好にし、
隣り合う端子間の短絡を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態で
ある異方性導電膜12とそれを用いる端子11,13の
接続構造の一例を示す断面図であり、図2は、本実施の
形態によって接続される接続面を示す平面図であり、図
3は、本実施の形態によって接続された液晶表示素子2
0とLSI(大規模集積回路)23aを実装したテープ
キャリア23の斜視図(実際には複数個のテープキャリ
アを必要とするが、図には模式的に1ケのテープキャリ
アで示す)であり、図4は、図3を矢印Qの方向から見
た側面図である。以下、これらの図面を参照して、本実
施の形態を説明する。
ある異方性導電膜12とそれを用いる端子11,13の
接続構造の一例を示す断面図であり、図2は、本実施の
形態によって接続される接続面を示す平面図であり、図
3は、本実施の形態によって接続された液晶表示素子2
0とLSI(大規模集積回路)23aを実装したテープ
キャリア23の斜視図(実際には複数個のテープキャリ
アを必要とするが、図には模式的に1ケのテープキャリ
アで示す)であり、図4は、図3を矢印Qの方向から見
た側面図である。以下、これらの図面を参照して、本実
施の形態を説明する。
【0013】図4に示すように、液晶表示素子20に
は、スペーサ19を挟んで透明ガラス板21,22の間
に液晶18が封入されており、その液晶18を挟んで図
2に示すようにX軸方向およびY軸方向にそれぞれ透光
性を有する帯状の電極16,17が設けられている。帯
状の電極16,17に電圧を印加するため、電極16,
17の一方端部には、ガラス板21,22上に接続端子
13a〜13mが突出して設けられており、X方向に設
置された電極16とY方向に設置された電極17とが対
向して交差する部分24に対応して、表示画面の1画素
が設定されている。接続端子13a〜13mには、時分
割された信号電圧を電極16,17に印加して液晶18
を駆動するため、電圧を制御するLSIなどのIC(集
積回路)チップ23aがTABなどの接続法を用いて接
続される。
は、スペーサ19を挟んで透明ガラス板21,22の間
に液晶18が封入されており、その液晶18を挟んで図
2に示すようにX軸方向およびY軸方向にそれぞれ透光
性を有する帯状の電極16,17が設けられている。帯
状の電極16,17に電圧を印加するため、電極16,
17の一方端部には、ガラス板21,22上に接続端子
13a〜13mが突出して設けられており、X方向に設
置された電極16とY方向に設置された電極17とが対
向して交差する部分24に対応して、表示画面の1画素
が設定されている。接続端子13a〜13mには、時分
割された信号電圧を電極16,17に印加して液晶18
を駆動するため、電圧を制御するLSIなどのIC(集
積回路)チップ23aがTABなどの接続法を用いて接
続される。
【0014】液晶18は、電圧を印加することによっ
て、分子の配列を変える特性を有し、光が液晶18の配
列に沿って進むことから、光の振動方向が直交する2枚
の偏光板の間に液晶18を設置し、この液晶18に電圧
を印加あるいは無印加することによって、電気的に動作
するシャッタ効果を得ることができる。液晶表示素子2
0は、このシャッタ効果を利用して、たとえば画面を多
数の微細な画素に区切り、画像を画素単位の点の集合と
して表示する表示素子である。
て、分子の配列を変える特性を有し、光が液晶18の配
列に沿って進むことから、光の振動方向が直交する2枚
の偏光板の間に液晶18を設置し、この液晶18に電圧
を印加あるいは無印加することによって、電気的に動作
するシャッタ効果を得ることができる。液晶表示素子2
0は、このシャッタ効果を利用して、たとえば画面を多
数の微細な画素に区切り、画像を画素単位の点の集合と
して表示する表示素子である。
【0015】図2に示す液晶表示素子20の帯状電極1
6,17を駆動し、画像を表示するために、LSI23
aをテープキャリア23に実装し、一点鎖線で示す矢印
Pの方向に端子13a〜13mと端子11a〜11mと
を重ね合わせて接続する。液晶表示素子20の端子13
a〜13mのそれぞれのパターンピッチと、テープキャ
リア23上に形成された端子11a〜11mのそれぞれ
のパターンピッチは等しく、端子13aと端子11a、
端子13bと端子11b、…、端子13mと端子11m
とがそれぞれ接続される。この液晶表示素子20のガラ
ス板22上に形成された端子13a〜13m間のパター
ンピッチは非常に微細であり、100μm以下である。
6,17を駆動し、画像を表示するために、LSI23
aをテープキャリア23に実装し、一点鎖線で示す矢印
Pの方向に端子13a〜13mと端子11a〜11mと
を重ね合わせて接続する。液晶表示素子20の端子13
a〜13mのそれぞれのパターンピッチと、テープキャ
リア23上に形成された端子11a〜11mのそれぞれ
のパターンピッチは等しく、端子13aと端子11a、
端子13bと端子11b、…、端子13mと端子11m
とがそれぞれ接続される。この液晶表示素子20のガラ
ス板22上に形成された端子13a〜13m間のパター
ンピッチは非常に微細であり、100μm以下である。
【0016】図1に示すように、端子13a〜13mと
端子11a〜11mとの接続は、異方性導電膜12によ
って行われる。図1に示す合成樹脂16は厚さ15〜3
0μm程度の合成樹脂膜であり、当該合成樹脂16中に
導電粒子14と絶縁粒子15とを分散させる。前記導電
粒子14は、直径が3〜8μm程度のポリスチレン粒子
表面に厚さ約0.1μmのニッケル−金めっきを施した
ものであり、絶縁粒子15は、直径が3〜8μm程度の
ポリスチレン粒子あるいはフェノール系樹脂やポリスチ
レンブタジエン重合体から成る粒子である。
端子11a〜11mとの接続は、異方性導電膜12によ
って行われる。図1に示す合成樹脂16は厚さ15〜3
0μm程度の合成樹脂膜であり、当該合成樹脂16中に
導電粒子14と絶縁粒子15とを分散させる。前記導電
粒子14は、直径が3〜8μm程度のポリスチレン粒子
表面に厚さ約0.1μmのニッケル−金めっきを施した
ものであり、絶縁粒子15は、直径が3〜8μm程度の
ポリスチレン粒子あるいはフェノール系樹脂やポリスチ
レンブタジエン重合体から成る粒子である。
【0017】このような異方性導電膜12を、被着体で
あるテープキャリア23およびガラス板22の間に挟ん
で熱および圧力を加えると、合成樹脂16が流れ出すこ
とによって当初の厚さの1/2以下に圧縮され、各被着
体の対向する各表面上に形成された端子11と端子13
との界面に導電粒子14が一部露出し、前記被着体表面
上端子11,13間を電気的に導通させる。前記導電粒
子14同士は水平方向(図1の左右方向)において間隔
を保つよう分散されており、また絶縁粒子15を含んで
いるので、水平方向は電気的に絶縁されている。したが
って、前記被着体上端子11,13間を所望のパターン
ピッチで接続することができる。このタイプには、テー
プ方式や、一方の被着体に印刷もしくはコーティングで
予め接着剤層を作る方式などがあり、接着剤16も熱可
塑性と熱硬化性の両タイプがある。
あるテープキャリア23およびガラス板22の間に挟ん
で熱および圧力を加えると、合成樹脂16が流れ出すこ
とによって当初の厚さの1/2以下に圧縮され、各被着
体の対向する各表面上に形成された端子11と端子13
との界面に導電粒子14が一部露出し、前記被着体表面
上端子11,13間を電気的に導通させる。前記導電粒
子14同士は水平方向(図1の左右方向)において間隔
を保つよう分散されており、また絶縁粒子15を含んで
いるので、水平方向は電気的に絶縁されている。したが
って、前記被着体上端子11,13間を所望のパターン
ピッチで接続することができる。このタイプには、テー
プ方式や、一方の被着体に印刷もしくはコーティングで
予め接着剤層を作る方式などがあり、接着剤16も熱可
塑性と熱硬化性の両タイプがある。
【0018】図5は、従来の端子接続構造を有し、単純
マトリクス方式によって駆動される液晶表示素子25の
一例を示す平面図であり、図6は、本実施の形態の端子
接続構造を有し、単純マトリクス方式によって駆動され
る液晶表示素子48の一例を示す平面図である。
マトリクス方式によって駆動される液晶表示素子25の
一例を示す平面図であり、図6は、本実施の形態の端子
接続構造を有し、単純マトリクス方式によって駆動され
る液晶表示素子48の一例を示す平面図である。
【0019】図5に示される液晶表示素子25は、たと
えば、パーソナルコンピュータなどにおいて画素数64
0×480ドットのカラー表示用パネルとして使用され
るものである。この液晶表示素子25は、カラー表示の
ため、たとえばRGBなどの三原色に対応して、各画素
に3本の信号電極31が配置される。Y軸方向に480
本の走査用の透明帯状電極30、X軸方向に640×3
本の信号用の透明帯状電極31がそれぞれ配列されてい
る。従来の端子接続構造においては、100μm以下の
端子ピッチでは、端子を接続することができないので、
信号電極31は、端子32,33を図5に示すように液
晶表示素子29の両辺に交互に引き出し、一辺に引き出
す端子の数を640×3本の半分の320×3本として
いる。信号電極31の端子32,33は、それぞれTA
B法によって、信号用LSI26a,27aとテープキ
ャリア26,27上に形成された端子を介して、前述の
図7に示すような異方性導電膜7を用いて接続される。
このときの接続ピッチd1は、たとえば0.17mmで
ある。走査用電極30は端子34を基板の一辺から出
し、同様の接続構造によって走査用LSI28aと、テ
ープキャリア28上に形成された端子を介して接続され
る。
えば、パーソナルコンピュータなどにおいて画素数64
0×480ドットのカラー表示用パネルとして使用され
るものである。この液晶表示素子25は、カラー表示の
ため、たとえばRGBなどの三原色に対応して、各画素
に3本の信号電極31が配置される。Y軸方向に480
本の走査用の透明帯状電極30、X軸方向に640×3
本の信号用の透明帯状電極31がそれぞれ配列されてい
る。従来の端子接続構造においては、100μm以下の
端子ピッチでは、端子を接続することができないので、
信号電極31は、端子32,33を図5に示すように液
晶表示素子29の両辺に交互に引き出し、一辺に引き出
す端子の数を640×3本の半分の320×3本として
いる。信号電極31の端子32,33は、それぞれTA
B法によって、信号用LSI26a,27aとテープキ
ャリア26,27上に形成された端子を介して、前述の
図7に示すような異方性導電膜7を用いて接続される。
このときの接続ピッチd1は、たとえば0.17mmで
ある。走査用電極30は端子34を基板の一辺から出
し、同様の接続構造によって走査用LSI28aと、テ
ープキャリア28上に形成された端子を介して接続され
る。
【0020】単純マトリクス方式は、図5に示されるよ
うな帯状電極30,31をX方向およびY方向に直交し
て、かつ液晶を挟んで設置し、走査電極30に時分割さ
れたパルス電圧を印加して線順次に走査し、これに同期
して信号電極31に信号電圧を加える。この場合、走査
電極30にパルス電圧が印加されている間に、1つの信
号電極31に信号電圧が印加されたとすれば、前記走査
電極30と信号電極31とが液晶を挟んで交差する画素
において液晶に電圧が印加されることになり、この画素
で明暗が反転する。
うな帯状電極30,31をX方向およびY方向に直交し
て、かつ液晶を挟んで設置し、走査電極30に時分割さ
れたパルス電圧を印加して線順次に走査し、これに同期
して信号電極31に信号電圧を加える。この場合、走査
電極30にパルス電圧が印加されている間に、1つの信
号電極31に信号電圧が印加されたとすれば、前記走査
電極30と信号電極31とが液晶を挟んで交差する画素
において液晶に電圧が印加されることになり、この画素
で明暗が反転する。
【0021】走査電圧は、たとえば、人の目の残像時間
を走査電極30の数で分割した時間、パルス電圧として
各走査電極30に印加される。この場合、走査電極30
の数は、480本であるのでデューティ比は1/480
である。デューティ比は、それぞれの走査電極の選択時
間とフレーム周期との比であって、選択時間とは、走査
電極に選択波形を印加するために必要な時間であり、フ
レーム周期とは画面を1回走査するのに要する時間であ
る。
を走査電極30の数で分割した時間、パルス電圧として
各走査電極30に印加される。この場合、走査電極30
の数は、480本であるのでデューティ比は1/480
である。デューティ比は、それぞれの走査電極の選択時
間とフレーム周期との比であって、選択時間とは、走査
電極に選択波形を印加するために必要な時間であり、フ
レーム周期とは画面を1回走査するのに要する時間であ
る。
【0022】しかしながら1/480デューティ駆動を
行った場合、たとえば通常の白黒表示で用いられている
1/240デューティ駆動に比べ、コントラスト、応答
速度などの特性が劣るため、市場の要求に十分応えるこ
とができない。もし1/240デューティ駆動を達成し
ようとすれば、液晶パネルの端子とテープキャリアの端
子との接続ピッチは0.085mmピッチ程度となり、
従来の異方性導電膜7で接続した場合、接続に寄与する
導電粒子が少なくなるだけでなく、端子間で導電粒子が
短絡する可能性が大きくなり、接続端子間の導通不良、
隣接端子間のリークが発生するという問題がある。
行った場合、たとえば通常の白黒表示で用いられている
1/240デューティ駆動に比べ、コントラスト、応答
速度などの特性が劣るため、市場の要求に十分応えるこ
とができない。もし1/240デューティ駆動を達成し
ようとすれば、液晶パネルの端子とテープキャリアの端
子との接続ピッチは0.085mmピッチ程度となり、
従来の異方性導電膜7で接続した場合、接続に寄与する
導電粒子が少なくなるだけでなく、端子間で導電粒子が
短絡する可能性が大きくなり、接続端子間の導通不良、
隣接端子間のリークが発生するという問題がある。
【0023】図6は、本実施の形態の接続構造を有する
液晶表示素子48の一例を示す図である。液晶表示素子
48は、表示面をY軸方向に2分割し、走査電極39,
40がそれぞれ240本ずつ走査用LSI37a,38
aとテープキャリア37,38上に形成された端子を介
して、端子46,47で接続される。このため、分割さ
れた各表示面を駆動するめに信号電極41,42は各々
信号用LSI35a,36aとテープキャリア35,3
6上に形成された端子を介して、端子44,45で接続
される。
液晶表示素子48の一例を示す図である。液晶表示素子
48は、表示面をY軸方向に2分割し、走査電極39,
40がそれぞれ240本ずつ走査用LSI37a,38
aとテープキャリア37,38上に形成された端子を介
して、端子46,47で接続される。このため、分割さ
れた各表示面を駆動するめに信号電極41,42は各々
信号用LSI35a,36aとテープキャリア35,3
6上に形成された端子を介して、端子44,45で接続
される。
【0024】このように、1/240デューティ駆動の
カラー液晶表示装置を製造する場合、接続端子ピッチは
1/480デューティ駆動に比べて約1/2とせざるを
得ないため、確実に導通をとるためには導電粒子を2倍
入れる必要があり、逆に隣接する端子間の短絡を防ぐた
めには、導電粒子を約1/2にする必要がある。したが
ってこれらの関係は相反することになり、従来技術では
確実な接続は得られない。
カラー液晶表示装置を製造する場合、接続端子ピッチは
1/480デューティ駆動に比べて約1/2とせざるを
得ないため、確実に導通をとるためには導電粒子を2倍
入れる必要があり、逆に隣接する端子間の短絡を防ぐた
めには、導電粒子を約1/2にする必要がある。したが
ってこれらの関係は相反することになり、従来技術では
確実な接続は得られない。
【0025】図6に示す液晶表示素子48の端子ピッチ
は、約0.085mmであり、0.085mm程度のフ
ァインピッチの接続を確実に行うために、2倍以上の粒
子を入れ接続を確実に取る一方、絶縁粒子を入れること
によって、導電粒子間に絶縁粒子が挟持されることにな
り、隣接する端子間の短絡を防ぐことが可能となり、端
子ピッチを0.085mmにした場合でも、リーク、断
線が発生することなく、安定した接続が可能となる。
は、約0.085mmであり、0.085mm程度のフ
ァインピッチの接続を確実に行うために、2倍以上の粒
子を入れ接続を確実に取る一方、絶縁粒子を入れること
によって、導電粒子間に絶縁粒子が挟持されることにな
り、隣接する端子間の短絡を防ぐことが可能となり、端
子ピッチを0.085mmにした場合でも、リーク、断
線が発生することなく、安定した接続が可能となる。
【0026】上記のようなファインピッチ接続が可能と
なるため、単純マトリクス方式で1/240デューティ
駆動のカラー表示が可能となり、従来より優れた表示品
位の液晶表示装置を得ることができる。
なるため、単純マトリクス方式で1/240デューティ
駆動のカラー表示が可能となり、従来より優れた表示品
位の液晶表示装置を得ることができる。
【0027】なお、本発明は、前記液晶表示素子に限定
されるものではなく、接続端子ピッチ100μm以下の
端子の接続に用いることができる。
されるものではなく、接続端子ピッチ100μm以下の
端子の接続に用いることができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の液晶表示
装置によれば、合成樹脂中に、直径3〜8μm程度の核
にめっきを施した導電粒子と、隣り合う端子間の短絡を
防止する直径3〜8μm程度の絶縁粒子とが、混合され
た異方性導電膜を用いることにより、接続端子間での導
通を良好にするとともに隣り合う端子間の短絡を防止す
ることができる。また、接続端子間での導通を良好にす
るために導電粒子の数を増加しても、隣り合う端子間の
短絡を防止することができる。
装置によれば、合成樹脂中に、直径3〜8μm程度の核
にめっきを施した導電粒子と、隣り合う端子間の短絡を
防止する直径3〜8μm程度の絶縁粒子とが、混合され
た異方性導電膜を用いることにより、接続端子間での導
通を良好にするとともに隣り合う端子間の短絡を防止す
ることができる。また、接続端子間での導通を良好にす
るために導電粒子の数を増加しても、隣り合う端子間の
短絡を防止することができる。
【0029】また、液晶表示素子の端子ピッチが100
μm以下であっても、接続端子間での導通を良好にし、
隣り合う端子間の短絡を防止することができる。
μm以下であっても、接続端子間での導通を良好にし、
隣り合う端子間の短絡を防止することができる。
【図1】本発明の実施の形態である異方性導電膜12
と、それを用いる端子11,13の接続構造の一例を示
す断面図である。
と、それを用いる端子11,13の接続構造の一例を示
す断面図である。
【図2】本実施の形態によって接続される接続面を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】本実施の形態によって接続された液晶表示素子
20とLSI23aを実装したテープキャリア23とを
示す斜視図である。
20とLSI23aを実装したテープキャリア23とを
示す斜視図である。
【図4】図3を矢印Qの方向から見た側面図である。
【図5】従来の端子接続構造を有し、単純マトリクス方
式によって駆動される液晶表示素子25の一例を示す平
面図である。
式によって駆動される液晶表示素子25の一例を示す平
面図である。
【図6】本実施の形態の端子接続構造を有し、単純マト
リクス方式によって駆動される液晶表示素子48の一例
を示す平面図である。
リクス方式によって駆動される液晶表示素子48の一例
を示す平面図である。
【図7】従来の異方性導電膜7を用いた対向配置された
端子1,4間の接続構造の一例を示す断面図である。
端子1,4間の接続構造の一例を示す断面図である。
12 異方性導電膜 11,13 対向配置される基板上の端子 22,23 対向配置される基板 14 導電粒子 15 絶縁粒子 16 合成樹脂
Claims (2)
- 【請求項1】 液晶表示素子とテープキャリアとが異方
性導電膜を用いて電気的に導通されている液晶表示装置
において、 前記異方性導電膜は、合成樹脂中に、直径3〜8μm程
度の核にめっきを施した導電粒子と、隣り合う端子間の
短絡を防止する直径3〜8μm程度の絶縁粒子とが、混
合されたものであることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記液晶表示素子の端子ピッチが100
μm以下であることを特徴とする請求項1記載の液晶表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16945398A JPH117042A (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16945398A JPH117042A (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | 液晶表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4209240A Division JP3048197B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 異方性導電膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH117042A true JPH117042A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15886885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16945398A Pending JPH117042A (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH117042A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7413452B2 (en) | 2003-10-24 | 2008-08-19 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Interconnector, method for manufacturing a plasma display device using the same, and a plasma display device with the same |
-
1998
- 1998-06-17 JP JP16945398A patent/JPH117042A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7413452B2 (en) | 2003-10-24 | 2008-08-19 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Interconnector, method for manufacturing a plasma display device using the same, and a plasma display device with the same |
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