JPH1168096A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1168096A
JPH1168096A JP21757197A JP21757197A JPH1168096A JP H1168096 A JPH1168096 A JP H1168096A JP 21757197 A JP21757197 A JP 21757197A JP 21757197 A JP21757197 A JP 21757197A JP H1168096 A JPH1168096 A JP H1168096A
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gate electrode
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Kanmiyou Masuoka
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート酸化膜の信頼性の低下、フォトリソグ
ラフィーの回数の増加、及びCjのばらつきの増加を招
くことなく、ソースドレイン領域−半導体基板間の接合
容量Cjを低減する。 【解決手段】 本発明に係る半導体装置は、p型シリコ
ン基板1表面上に形成されたゲート酸化膜4と、ゲート
酸化膜4の両側のp型シリコン基板1内に形成されたn
+ ソースドレイン領域13と、ゲート酸化膜4の直下の
p型シリコン基板1内にゲート酸化膜4から一定距離を
隔てて形成されたパンチスルーストッパー3とを備え、
+ ソースドレイン領域13の底面に接するノンドープ
シリコン層11がp型シリコン基板1内に設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に短チャネル効果を抑制し、かつ
ソースドレイン領域と半導体基板との間の接合容量をば
らつきを抑えながら低減することを目的とした半導体装
置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS半導体装置では、素子の微細化が
進むにつれ、チャージシェアやパンチスルーの発生によ
りしきい電圧が低下するいわゆる短チャネル効果が顕著
になり、これを抑制することが必要になってくる。この
短チャネル効果の抑制方法のひとつとして、ゲート直下
に、基板より濃度の高い層(いわゆるパンチスルースト
ッパー)を形成する方法が主流となっている。このパン
チスルーストッパーを有するMOS半導体装置の製造万
法の概略について、nチャンネルMOSFETを例に図
7に基づき説明する。
【0003】図7(a)に示すように、周知の技術によ
り、p型半導体基板41上に酸化膜からなる素子分離領
域42を形成した後、p型不純物43をイオン注入して
p型半導体基板41より高濃度のパンチスルーストッパ
ー44を形成する。その後、図7(b)に示すように、
ゲート酸化膜45、ゲート電極46、サイドウォール4
7を形成した後、n型不純物48をイオン注入し、活性
化熱処理を行いn+ 型のソースドレイン領域49を形成
する。
【0004】さて、図7に示した第一従来例では、ゲー
ト直下の領域において、高濃度のp型不純物領域である
パンチスルーストッパー44が存在するため、n+ ソー
スドレイン領域49からパンチスルーストッパー44領
域への空乏層の伸びを十分抑制することができ、チャー
ジシェアやパンチスルーの発生といった短チャネル効果
を抑制することが可能となる。
【0005】しかしながら、第一従来例では、パンチス
ルーストッパー44であるp型不純物領域を形成する
際、図7(a)に示したように、p型不純物43を半導
体基板41全面にイオン注入するため、図7(b)に示
したように、n+ 型ソースドレイン領域49の底面部分
までパンチスルーストッパー44が形成されてしまい、
+ 型ソースドレイン領域49とp型半導体基板41と
の間の接合容量Cjが増大してしまう。この接合容量C
jがMOS半導体装置の特性にどのように影響を及ぼす
かについて、以下に説明する。
【0006】CMOS回路のスピードを示す指標のひと
つとして、ゲート1段当たりの伝播遅延時間Tpdがあ
る。このTpdは、nMOSの駆動電流をIn 、pMO
Sの駆動電流をIp 、論埋振幅を△V、ゲート容量をC
g、ソースドレイン領域−半導体基板間の接合容量をC
jとすると、次式で表される。
【0007】 Tpd〜(1/In +1/Ip )△V(Cg+Cj)
【0008】すなわち、論理振幅、駆動電流を固定した
場合、CMOS回路のスピードは、CgとCjの和で制
限されることになる。さて、回路スピードを改善する場
合、Cgを小さくすると駆動電流が低下してしまうた
め、Cgは低減できない。そのため、回路スピードを改
善するためには、Cjを低減する必要に迫られる。
【0009】従って、短チャネル効果を抑制するために
はパンチスルーストッパーを形成することが有効である
が、回路スピードを劣化させないためにはCjを低減さ
せる施策が必要となる。Cjを低減させるには、ソース
ドレイン領域と接する部分の基板濃度を低くすることが
有効である。
【0010】この条件を満たした第二従来例について図
8に示す。
【0011】図8(a)に示すように、p型シリコン基
板61に周知の技術によりフィールド酸化膜62を形成
する。その後、後にゲート電極となる部分以外をレジス
ト63でマスクした後、p型不純物64をイオン注入し
てパンチスルーストッパー65を形成する。レジスト6
3を除去した後、図8(b)に示すように、ゲート酸化
膜66を形成した後、ゲート電極67を形成し、サイド
ウォール68を形成した後、n型不純物69をイオン注
入してn+ 型ソースドレイン領域70を形成する。図8
に示した従来例では、高濃度のパンチスルーストッパー
65がn+ 型ソースドレイン領域70の底面部分には形
成されていないため、Cjを低減することができる。
【0012】しかしながら、第二従来例では、パンチス
ルーストッパー65を形成するためのp型不純物64を
局所的に注入する際、フォトリソグラフィーの回数が増
加するので、製造コストが上昇するという問題点が発生
してしまう。従って、フォトリソグラフィーの回数を増
やすことなく、またCjを低減することが必要となる。
【0013】この条件を満たした第三従来例として、特
開平6−45434号公報に開示されている例を図9及
び図10に示す。
【0014】図9(a)に示すように、p型半導体基板
81上に、周知の技術によりフィールド酸化膜82、ゲ
ート酸化膜83を形成する。図9(b)に示すように、
ゲート電極84を形成した後、n型不純物をイオン注入
して、第1のn型拡散層85を形成した後、全面に酸化
膜86を形成する。その後、図10(c)に示すよう
に、酸化膜86をエッチバックしてサイドウォール87
を形成した後、n型不純物をイオン注入して第2のn型
拡散層88を形成する。その後、図10(d)に示すよ
うに、窒素雰囲気中で活性化熱処理を行う。それによ
り、第1のn型拡散層85及び第2のn型拡散層88は
拡散して、それぞれ第1のn型拡散層89及び第2のn
型拡散層90となる。その後、ボロンを全面にイオン注
入し、活性化熱処理を行い、パンチスルーストッパー9
1を形成する。
【0015】第三従来例では、ゲート直下の部分は、ボ
ロンがゲート電極84及びゲート酸化膜83を突き抜け
てイオン注入されパンチスルーストッパー91として働
く。一方、n型拡散層の直下の部分はボロンが深くイオ
ン注入されるため、パンチスルーストッパー91は第1
のn型拡散層89の底面部分には重ならず、Cjを低減
することができる。
【0016】しかしながら、第三従来例では、パンチス
ルーストッパー形成のためのイオン注入をゲート酸化膜
83を通して行うため、ゲート酸化膜83がダメージを
受け、ゲート酸化膜83の信頼性が劣化してしまうとい
う問題点が生じてしまう。従って、フォトリソグラフィ
ーの回数を増やさず、またゲート酸化膜の信頼性を低下
させることなく、またCjを低減する手法が望まれる。
【0017】この条件を満たしたMOS半導体装置の製
造方法については、これまで報告されており(例えばS
ymp.on VLSI Tech.,p67,199
5)、その概要を第四従来例として図11及び図12に
示す。
【0018】図11(a)に示すように、p型シリコン
基板101上に周知の方法によりフィールド酸化膜10
2を形成する。その後、p型不純物をイオン注入してパ
ンチスルーストッパー103を形成する。その後、ゲー
ト酸化膜104、ポリシリコンからなるゲート電極10
5、サイドウォール106を形成する。その後、図11
(b)に示すように、P+ 107をエネルギー50ke
V、ドーズ量3×1013cm-2、角度0°でイオン注入
する。この際、p型シリコン基板101すなわちソース
ドレイン形成予定領域では、P+ 107がチャネリング
することにより深くイオン注入され、パンチスルースト
ッパー103がカウンタードープされることにより低濃
度領域108が形成される。一方、ゲート電極105中
はポリシリコンであるためチャネリングを起こさず、ゲ
ート電極105を突き抜けてチャネル領域までリンが注
入されることはない。その後、図12(c)に示すよう
に、As+ 109をイオン注入してn+ 型ソースドレイ
ン領域110を形成する。
【0019】第四従来例では、リンのチャネリング注入
を行うことにより、n+ 型ソースドレイン領域110の
底面部分のパンチスルーストッパーを低濃度化するた
め、ソースドレイン領域110とp型シリコン基板10
1間の接合容量を低減することができる。また、ゲート
電極105直下には高濃度のパンチスルーストッパー1
03が存在するため短チャネル効果を十分抑制すること
ができる。また、パンチスルーストッパー103をゲー
ト電極105を通して形成しないため、ゲート酸化膜1
04の信頼性を低下させることもない。また、上記の効
果をフォトリソグラフィーの回数を増やすことなく得る
ことが可能である。
【0020】しかしながら、第四従来例では、ソースド
レイン形成予定領域の底面部分に存在する高濃度のp型
不純物層であるパンチスルーストッパーを、比較的高濃
度のリンのチャネリング注入でカウンタードープする。
そのため、n+ 型ソースドレイン領域110直下の基板
濃度は両者の差分で決まることから、基板濃度がばらつ
きやすく、その結果、Cjのばらつきが増大してしまう
という欠点が生じる。従って、ゲート酸化膜の信頼性を
劣化させず、またフォトリソグラフィーの回数を増加さ
せることなく、またCjのばらつきを増加させることな
くCjを低減する手法が必要となる。
【0021】この条件を満たした第五従来例について、
特開平5−291569号公報に開示されている例を図
13及び図14に示す。
【0022】図13(a)に示すように、p型シリコン
基板121上にゲート酸化膜122及びポリシリコン膜
123を形成する。その後、図13(b)に示すよう
に、エッチングによりゲート電極124を形成した後、
p型不純物125を斜めにイオン注入しパンチスルース
トッパー126を形成する。その後、図14(c)に示
すように、P+ 127をイオン注入してLDD領域12
8を形成する。その後、図14(d)に示すように、サ
イドウォール129を形成した後、As+ 130をイオ
ン注入してn+ 型ソースドレイン領域131を形成す
る。
【0023】第五従来例では、パンチスルーストッパー
126がn+ 型ソースドレイン領域131に接していな
いため、Cjを低減することができる。また、チャネル
の中央部分にパンチスルーストッパー126が存在する
ため、パンチスルーを抑制することは可能である。
【0024】しかしながら、第五従来例では、パンチス
ル一によるしきい電圧の低下は抑制できるものの、n+
型ソースドレイン領域131の側面部分、特にLDD領
域128の側面部分の基板濃度が低いため、チャージシ
ェアによるしきい電圧の低下を抑制することができない
という問題が生じる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、短
チャネル効果を抑制するためには、ゲート直下におい
て、ソースドレイン領域、特にLDD領域の側面部介に
接するように、基板よりも濃度の高いパンチスルースト
ッパーを形成する必要があるが、ゲート酸化膜の信頼性
を低下させることなく、またフォトリソグラフィーの回
数を増やすことなく、またCjのばらつきを増加させる
ことなく、Cjを低減することが必要となる。
【0026】
【発明の目的】本発明は、ゲート酸化膜の信頼性の低
下、フォトリソグラフィーの回数の増加、及びCjのば
らつきの増加を招くことなく、Cjを低減することので
きる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る半導体装置は、半導体基板表面上に形
成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜の両側の前
記半導体基板内に形成されたソースドレイン領域と、前
記ゲート絶縁膜の直下の前記半導体基板内に当該ゲート
絶縁膜から一定距離を隔てて形成されたパンチスルース
トッパーとを備えている。そして、前記ソースドレイン
領域の底面に接するノンドープシリコン層が前記半導体
基板内に設けられたことを特徴とする。また、本発明に
係る半導体装置の製造方法は、本発明に係る半導体装置
を製造する方法であって、前記半導体基板の表面から内
部へ窪みを形成し、この窪みに前記ノンドープシリコン
層を形成するものである。
【0028】更に具体的には、本発明に係る半導体装置
の製造方法は、第1導電型の半導体基板に素子分離領域
を形成する工程と、第1導電型の半導体基板に第1導電
型のパンチスルーストッパーを形成する工程と、半導体
基板上にゲート電極を形成する工程と、第2導電型のL
DD領域を形成する工程と、ゲート電極側面にサイドウ
ォールを形成する工程と、素子分離領域、ゲート電極、
サイドウォールをマスクとして半導体基板を垂直にエッ
チングする工程と、選択成長法により、エッチングした
部分に少なくともパンチスルーストッパーより低濃度の
半導体膜を成長しエッチングした部分を埋め戻す工程
と、第2導電型のソースドレイン領域を形成する工程と
を具備するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明に係る半導
体装置及びその製造方法の第一実施形態を示し、n型M
OSFETに適用する例を示すものである。
【0030】まず、図1(a)に示すように、周知の技
術により、p型シリコン基板1にフィールド酸化膜2を
形成し、素子分離を行う。その後、例えばB+ をエネル
ギー30keV、ドーズ量7×1012cm-2でイオン注
入し、短チャネル効果抑制のためのパンチスルーストッ
パ一3を形成する。その後、6nm程度のゲート酸化膜
4、及び150nm程度のポリシリコン5、及び30n
m程度の酸化膜6からなるゲート電極7を形成する。
【0031】その後、図1(b)に示すように、例えば
As+ をエネルギー10keV、ドーズ量1×1014
-2、でイオン注入し、n型LDD領域8を形成する。
その後、酸化膜からなる幅100nm程度のサイドウォ
ール9を形成する。
【0032】その後、図2(c)に示すように、フィー
ルド酸化膜2、サイドウォール9、及びゲート電極7上
部の酸化膜6をマスクとして、ソースドレイン形成予定
領域のシリコン基板1を、パンチスルーストッパー3よ
り深く200nm程度垂直にエッチングすることによ
り、窪み10を形成する。
【0033】その後、図2(d)に示すように、窪み1
0の部分にノンドープのシリコン選択成長を行い、エッ
チングした領域をノンドープシリコン層11で埋め戻
す。
【0034】その後、図3(e)に示すように、例えば
As+ 12をエネルギー40keV、ドーズ量3×10
15cm-2でイオン注入し、活性化熱処理を行うことによ
りn+ 型ソースドレイン領域13を形成する。
【0035】n+ 型ソースドレイン領域13の底面部分
はノンドープシリコン層11と接しているため、Cjを
ばらつかせることなく低減することができる。
【0036】図4乃至図6は本発明に係る半導体装置及
びその製造方法の第二実施形態を示し、n型MOSFE
Tに適用する例を示すものである。
【0037】まず、図4(a)に示すように、周知の技
術により、p型シリコン基板21にフィールド酸化膜2
2を形成し、素子分離を行う。その後、例えばB+ をエ
ネルギー30keV、ドーズ量7×1012cm-2でイオ
ン注入し、短チャネル効果抑制のためのパンチスルース
トッパー23を形成する。その後、6nm程度のゲート
酸化膜24、及び150nm程度のポリシリコン25、
及び30nm程度の窒化膜26からなるゲート電極27
を形成する。
【0038】その後、図4(b)に示すように、例えば
As+ をエネルギー10keV、ドーズ量1×1014
-2でイオン注入し、n型LDD領域28を形成する。
その後、窒化膜からなる幅100nm程度のサイドウォ
ール29を形成する。
【0039】その後、図5(c)に示すように、フィー
ルド酸化膜22、窒化膜からなるサイドウォール29、
ゲート電極27上部の窒化膜26をマスクとして、ソー
スドレイン形成予定領域のシリコン基板21をパンチス
ルーストッパー23より深く200nm程度垂直にエッ
チングし、窪み30を形成する。
【0040】その後、図5(d)に示すように、窪み3
0の部分のシリコン基板を酸化し、20nm程度の酸化
膜31を形成する。この際、窪み30の側面部分のパン
チスルーストッパー23のボロンが酸化膜31中に吸い
出されて、低ボロン濃度領域32が形成される。このと
き、短チャネル特性の劣化を防ぐため、少なくともn型
LDD領域28の側面よりチャネル側のボロン濃度は低
下しない条件で、酸化を行うことが必要である。
【0041】その後、図6(e)に示すように、窪み3
0の部分に形成した酸化膜31を除去した後、ノンドー
プのシリコン選択成長を行い、窪み30をノンドープシ
リコン層33で埋め戻す。その後、図6(f)に示すよ
うに、例えばAs+ 34をエネルギー30keVで、ド
ーズ量3×1015cm-2程度でイオン注入し、活性化熱
処理を行うことによりn+ 型ソースドレイン領域35を
形成する。
【0042】n+ 型ソースドレイン領域35の底面部分
はノンドープシリコン層33と接しているため、Cjを
ばらつかせることなく低減することができる。更に、n
+ 型ソースドレイン領域35の側面部分は低濃度のボロ
ン領域と接しているため、ソースドレイン領域の側面部
分と半導体基板間の接合容量も同時に低減することが可
能となる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パンチス
ルーストッパーを形成して短チャネル効果を十分抑制
し、かつ、ソースドレイン領域の底面部分にノンドープ
のシリコン層を形成するため、Cjをばらつかせず低減
することができる。また、パンチスルーストッパ一を形
成する際、ゲート酸化膜を通して注入することはないた
め、ゲート酸化膜の信頼性を低下させることなく、また
フォトリソグラフィーの回数を増やすことなく、上述の
効果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す断面図であり、図
1(a)、図1(b)の順に工程が進行する。
【図2】本発明の第一実施形態を示す断面図であり、図
2(c)、図2(d)の順に工程が進行する。
【図3】本発明の第一実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の第二実施形態を示す断面図であり、図
4(a)、図4(b)の順に工程が進行する。
【図5】本発明の第二実施形態を示す断面図であり、図
5(c)、図5(d)の順に工程が進行する。
【図6】本発明の第二実施形態を示す断面図であり、図
6(e)、図6(f)の順に工程が進行する。
【図7】第一従来例を示す断面図であり、図7(a)、
図7(b)の順に工程が進行する。
【図8】第二従来例を示す断面図であり、図8(a)、
図8(b)の順に工程が進行する。
【図9】第三従来例を示す断面図であり、図9(a)、
図9(b)の順に工程が進行する。
【図10】第三従来例を示す断面図であり、図10
(c)、図10(d)の順に工程が進行する。
【図11】第四従来例を示す断面図であり、図11
(a)、図11(b)の順に工程が進行する。
【図12】第四従来例を示す断面図である。
【図13】第五従来例を示す断面図であり、図13
(a)、図13(b)の順に工程が進行する。
【図14】第五従来例を示す断面図であり、図14
(c)、図14(d)の順に工程が進行する。
【符号の説明】
1 p型シリコン基板 2 フィールド酸化膜 3 パンチスルーストッパー 4 ゲート酸化膜 5 ポリシリコン 6 酸化膜 7 ゲート電極 8 n型LDD領域 9 サイドウォール 10 窪み 11 ノンドープシリコン層 12 As+ 13 n+ 型ソースドレイン領域 21 p型シリコン基板 22 フィールド酸化膜 23 パンチスルーストッパー 24 ゲート酸化膜 25 ポリシリコン 26 窒化膜 27 ゲート電極 28 n型LDD領域 29 サイドウォール 30 窪み 31 酸化膜 32 低ボロン濃度領域 33 ノンドープシリコン層 34 As+ 35 n+ 型ソースドレイン領域

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面上に形成されたゲート絶
    縁膜と、このゲート絶縁膜の両側の前記半導体基板内に
    形成されたソースドレイン領域と、前記ゲート絶縁膜の
    直下の前記半導体基板内に当該ゲート絶縁膜から一定距
    離を隔てて形成されたパンチスルーストッパーとを備え
    た半導体装置において、 前記ソースドレイン領域の底面に接するノンドープシリ
    コン層が前記半導体基板内に設けられたことを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置を製造する方
    法であって、前記半導体基板の表面から内部へ窪みを形
    成し、この窪みに前記ノンドープシリコン層を形成す
    る、半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板に素子分離領域
    を形成する工程と、前記半導体基板に当該半導体基板よ
    り高濃度の第1導電型の不純物領域を形成する工程と、
    前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前
    記ゲート絶縁膜上にゲート電極材料を形成する工程と、
    前記ゲート電極材料を異方性エッチングすることにより
    ゲート電極を形成する工程と、第2導電型の不純物をイ
    オン注入して第2導電型の低濃度不純物領域を形成する
    工程と、前記ゲート電極側面にサイドウォールを形成す
    る工程と、前記素子分離領域、前記サイドウォール及び
    前記ゲート電極をマスクとして前記半導体基板を第1の
    深さまでエッチングし第1の窪みを形成する工程と、前
    記第1の窪みに第1の半導体材料を埋め込む工程と、第
    2導電型の不純物をイオン注入して第2導電型の高濃度
    不純物領域を形成する工程とを備えたことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1導電型の半導体基板に素子分離領域
    を形成する工程と、前記半導体基板に当該半導体基板よ
    り高濃度の第1導電型の不純物領域を形成する工程と、
    前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前
    記ゲート絶縁膜上にゲート電極材料を形成する工程と、
    前記ゲート電極材料を異方性エッチングすることにより
    ゲート電極を形成する工程と、第2導電型の不純物をイ
    オン注入して第2導電型の低濃度不純物領域を形成する
    工程と、前記ゲート電極側面に第1の幅を有するサイド
    ウォールを形成する工程と、前記素子分離領域、前記サ
    イドウォール及び前記ゲート電極をマスクとして前記半
    導体基板を第1の深さまでエッチングし第1の窪みを形
    成する工程と、前記第1の窪みを酸化することにより当
    該第1の窪みの側面の第1導電型の不純物領域に第2の
    幅を有する第1導電型の低濃度領域を形成する工程と、
    前記第1の窪み中の酸化膜を除去する工程と、前記第1
    の窪みに第1の半導体材料を理め込む工程と、第2導電
    型の不純物をイオン注入して第2導電型の高濃度不純物
    領域を形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ゲート電極は、上部がシリコン酸化
    膜、下部がポリシリコンの2層構造であることを特徴と
    する請求項3又は4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電極は、上部がシリコン窒化
    膜、下部がポリシリコンの2層構造であることを特徴と
    する請求項3又は4記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記素子分離領域はシリコン酸化膜から
    なることを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記サイドウォールはシリコン酸化膜か
    らなることを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装
    置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記サイドウォールはシリコン窒化膜か
    らなることを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の深さは前記第2導電型の高
    濃度不純物領域の接合深さより深いことを特徴とする請
    求項3又は4記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の深さは前記第1導電型の不
    純物領域の濃度のピーク位置より深いことを特徴とする
    請求項3,4又は10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の半導体材料の不純物濃度は
    前記第1導電型の不純物領域の濃度より小さいことを特
    徴とする請求項3又は4記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の幅は前記第1の幅より小さ
    いことを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007034553A1 (ja) * 2005-09-22 2007-03-29 Fujitsu Limited 半導体装置およびその製造方法
JP2008504682A (ja) * 2004-06-24 2008-02-14 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド トランジスタ形成方法
WO2009090974A1 (ja) * 2008-01-16 2009-07-23 Nec Corporation 半導体装置及びその製造方法
US7750381B2 (en) 2007-03-20 2010-07-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device

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