JPH116802A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JPH116802A
JPH116802A JP9171262A JP17126297A JPH116802A JP H116802 A JPH116802 A JP H116802A JP 9171262 A JP9171262 A JP 9171262A JP 17126297 A JP17126297 A JP 17126297A JP H116802 A JPH116802 A JP H116802A
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JP
Japan
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illumination
light source
light beam
light
lens
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Withdrawn
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JP9171262A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nagata
信一 永田
Satoru Fukumoto
哲 福本
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MEJIRO PRECISION KK
Nikon Corp
Mejiro Precision KK
Original Assignee
MEJIRO PRECISION KK
Nikon Corp
Mejiro Precision KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照明状態等の切り換え容易として作業効率を格
段に向上せしめ得る検査装置を提供する。 【解決手段】少なくとも光源を有する光源部と、該光源
部からの光束を被検物体に照射する照明用光学系とを有
する検査装置において、前記光源部の少なくとも1部又
は前記照明用光学系の少なくとも1部を前記照明用光学
系の光軸方向に沿って移動可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子や液晶表
示装置あるいはCCD等の撮像素子等の製造過程におけ
るウエハ又は液晶ガラス基板等の表面の傷、ゴミ、レジ
ストの塗布むら等の欠陥を検査するための検査装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基板等の欠陥検査を行うために
は、図12に示すような装置が用いられていた。図12
に示すように、光源41からの光束を集光レンズ42に
て集光して、一旦光源像45を形成した後、その光源像
45からの発散光束を被検物体としての基板43に照明
する。そして、観察者の目を44の位置に置いて、基板
43の表面上の傷やゴミ等からの散乱光を観察者が観察
することにより、外観検査が行われていた。
【0003】しかしながら、図12に示すような検査装
置では、基板43の表面からの直接反射光が観察者の目
に入るため、まぶしさのため検査に大きな支障をきたす
ことが多い。
【0004】このため、被検物体としての基板表面を照
射する光束を発散光束ではなく平行光束又は収斂光束
(収束光束)とすれば、基板表面からの直接反射光が観
察者の目に入るという問題を回避することができ、例え
ば、特開平5−232032号公報では、照明光束を平
行光束又は収斂光束とに切り換えることができる装置が
提案されている。
【0005】この特開平5−232032号公報にて提
案されている装置では、平行な照明光束が射出する照明
光学系の最も被検物体側に第1のフレネルレンズを設
け、さらに、そのフレネルレンズの被検物体側の位置の
照明光路において挿脱可能な第2のフレネルレンズを設
けている。そして、第2のフレネルレンズが照明光路へ
挿入されることにより、収斂した照明光束を被検物体へ
導き、一方、第2のフレネルレンズが照明光路から退避
することにより、平行光束を被検物体へ導いている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−232032号公報にて提案されている装置では、
平行な照明光束が射出する照明光学系の最も被検物体側
に大きな第1のフレネルレンズを設けているため、第2
のフレネルレンズも第1のフレネルレンズと同等に大き
くせざるを得ず、照明状態の切り換えのために、大きな
第2のフレネルレンズを照明光路から挿脱させること
は、作業として非常に煩雑である。しかも、この切り換
え作業は、被検物体上で行うこととなるため、この作業
に伴いゴミが被検物体に付着してしまうという問題があ
る。
【0007】従って、本発明は、上記の課題を解決し
て、照明状態等の切り換え容易として作業効率を格段に
向上せしめ得る検査装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、少なくとも光源を有する光源部と、該
光源部からの光束を被検物体に照射する照明用光学系と
を有する検査装置において、前記光源部の少なくとも1
部又は前記照明用光学系の少なくとも1部を前記照明用
光学系の光軸方向に沿って移動可能に設けたものであ
る。
【0009】ここで、前記照明用光学系は、前記光源部
からの光束をぼぼ平行光束に変換して該平行光束を前記
被検物体へ導き、前記光源部の少なくとも1部又は前記
照明用光学系の少なくとも1部を前記照明用光学系の光
軸方向に沿って移動させることにより、前記被検物体に
導かれる照明光束の光学特性を変化させることが望まし
い。
【0010】この場合、前記光学特性の変化は、前記被
検物体に導かれる照明光束をほぼ平行光束から発散光束
あるいは収斂光束への変化であることがより好ましい。
また、前記照明用光学系はフレネルレンズを含む構成と
しても良く、あるいは凹面反射鏡を含む構成としても良
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施の形態の検査装置
の構成を示す図である。光源1から出た光束は集光レン
ズ2により集光され、一旦光源像6を形成する。その光
源像6からの光束は、被検物体としての基板4を照明す
るための照明用レンズ3によって集光作用を受けて平行
光束に変換される。そして、基板4は、照明用レンズ3
からの平行光束によって照明される。このとき、照明用
レンズ3は、それの前側焦点(光源焦点)が光源像6に
一致するように設けられている。なお、光源1と集光レ
ンズ2とが光源部7を構成しており、また照明用レンズ
3が照明光学系を構成している。
【0013】以上のように図1の検査装置によって基板
4が平行光束で照明された時に、観察者は図1に示す5
a、5bの位置に目を置けば、基板4からの直接反射光
が目に入ることなく、観察作業をスムーズに行うことが
できる。
【0014】また、図2は、図1に示す光源像6と照明
用レンズ3との間隔をD1からD2に広げた時の様子を
示している。図2に示すように、光源像6と照明用レン
ズ3との間隔をD1からD2に広げると、基板4を照明
する平行光束は、収斂光束に変換されるため、基板4か
らの直接反射光は集光点8の位置に集光する。この結
果、5a、5bの位置にある観察者の目に直接反射光が
入る範囲が狭められるので、非常に観察が容易となるた
め作業効率を向上させることができる。
【0015】ここで、本実施の形態では、光源像6と照
明用レンズ3との間隔をD1からD2に広げるため、光
源部7を構成する光源1と集光レンズ2とを一体的に照
明用レンズ3の光軸(Ax)の方向に沿って移動させて
いる。なお、光源像6と照明用レンズ3との間隔を変化
させるために、光源部7を照明用レンズ3の光軸(A
x)の方向へ一体的に移動させることに限らず、照明用
レンズ3、集光レンズ2あるいは光源1を光軸(Ax)
の方向へ移動させても良い。さらには、これらの移動す
る光学部材(1、2、7、3)の複数を独立に光軸方向
へ移動させても良い。
【0016】このように、光源像6と照明用レンズ3と
の間隔をD1からD2に広げて照明光束を収斂光束に変
換することにより、基板4上に形成される照明領域の照
度を上げることができる。この時、観察者が作業等のた
めに移動して、強い光量を持つ基板4からの直接反射光
が観察者の目に入る可能性がある場合には、この直接反
射光の光路中に遮光板を配置することが望ましい。
【0017】また、観察者の目の位置と基板4との距離
を、集光点8と基板4との距離とほぼ等しくなるように
観察者の目を置くと、入射角に対してほぼ一定の角度の
方向に進む光線、換言すると基板4で反射した照明光束
の直接反射光とは別の特性を持つ基板4の情報を持つ光
束、例えば基板4上に形成されたパターンからの回折光
等が基板全面にわたって同時に観察しやすくなる。
【0018】なお、光源1と集光レンズ2により形成さ
れた光源像6と照明用レンズ3との間隔を狭めるよう
に、光源1、光源部7あるいは照明用レンズ3を光軸
(Ax)の方向へ移動させれば、照明光束を発散光束に
変換することができ、直接反射光を避けられる範囲であ
れば基板4をより広い範囲を照明して、その基板4の検
査を行うことができる。
【0019】さて、図3は本発明の第2実施の形態の検
査装置の構成を示す図である。図1に示した第1実施の
形態と異なる所は、図1の照明用レンズ3を凹面反射鏡
30aに変更した点である。
【0020】第2実施の形態において、被検物体として
の基板4を照明する照明光束の照明状態、即ち平行光束
から収斂光束に変換、あるいは平行光束から発散光束に
変換する場合には、光源1又は集光レンズ2を光軸Ax
の方向へ移動、あるいは光源1と集光レンズ2とを光軸
Axの方向へ一体的に移動させる。さらには、これらの
移動する光学部材(1、2、7)の複数を独立に光軸方
向へ移動させても良い。
【0021】また、図4及び図5は本発明の第3実施の
形態の検査装置の構成を示す図である。図1に示した第
1実施の形態と異なる所は、図1の照明用レンズ3を2
群構成として、正の屈折力を持つ第1照明用レンズ(可
動レンズ)13aと正の屈折力を持つ第2照明用レンズ
(固定レンズ)14とを有する構成とした点である。
【0022】照明用光学系としての2つの照明用レンズ
(13a、14)の各位置は、この2つの照明用レンズ
(13a、14)の合成系の前側焦点(光源焦点)が光
源部16により形成される光源像15に一致するように
設けられている。これにより、図1に示す如く、平行光
束が不図示の被検物体に導かれる。
【0023】そして、図5に示されるように、可動レン
ズとしての第1照明用レンズ13aを光軸Axの方向に
沿って被検物体側へ移動させると、被検物体に導かれる
照明光束は、平行光束から収斂光束に変換される。
【0024】なお、第1照明用レンズ13aを光軸Ax
の方向に沿って光源側へ移動させれば、被検物体に導か
れる照明光束は、発散光束に変換することもできる。さ
らには、第2照明用レンズ14も光軸方向に可動にし2
つの照明用レンズ(13a、14)を独立に光軸方向に
沿って移動させても良い。
【0025】さて、図6及び図7は本発明の第4実施の
形態の検査装置の構成を示す図である。図4及び図5に
示した第3実施の形態と異なる所は、図4及び図5に示
す照明用レンズ13aを負の屈折力とした点である。こ
れにより、照明用光学系(23a、24)の全長を短く
できるため、その結果、検査装置自体の小型化が図れ
る。
【0026】そして、図6に示されるように、可動レン
ズとしての第1照明用レンズ23aを光軸Axの方向に
沿って光源側へ移動させると、被検物体に導かれる照明
光束は、平行光束から収斂光束に変換される。
【0027】なお、第1照明用レンズ23aを光軸Ax
の方向に沿って被検物体側へ移動させれば、被検物体に
導かれる照明光束は、発散光束に変換することもでき
る。
【0028】また、図8は、本発明の第5実施の形態の
検査装置の構成を示す図である。図1に示した第1実施
の形態と異なる所は、図1の照明用レンズ3を照明用フ
レネルレンズ30bに変更した点である。
【0029】第5実施の形態において、被検物体として
の基板4を照明する照明光束の照明状態、即ち平行光束
から収斂光束に変換、又は平行光束から発散光束に変換
する場合には、光源1、集光レンズ2、光源部7あるい
は照明用フレネルレンズ30bを光軸(Ax)の方向へ
移動させれば良い。さらには、これらの移動する光学部
材(1、2、7、30b)の複数を独立に光軸方向へ移
動させても良い。
【0030】また、図9は、本発明の第6実施の形態の
検査装置の構成を示す図である。図1に示した第1実施
の形態と異なる所は、図1の集光レンズ2を取り除き、
光源像6が形成される位置に光源1を配置した点であ
る。
【0031】ここで、照明用レンズ3の前側焦点(光源
焦点)に光軸方向に移動可能な光源1を配置することに
よって、光源1からの光束は照明用レンズ3によって平
行光束に変換される。そして、第6実施の形態におい
て、被検物体としての基板4を照明する照明光束の照明
状態、即ち平行光束から収斂光束に変換、又は平行光束
から発散光束に変換する場合には、光源1自体を光軸
(Ax)の方向へ移動させれば良い。なお、第6実施の
形態の場合、照明用レンズ3を光軸(Ax)の方向へ移
動させて、被検物体としての基板4を照明する照明光束
の照明状態を変更しても良いし、さらには、光源1と照
明用レンズ3とを光軸方向に沿って独立に移動させても
良い。
【0032】以上の各実施の形態における照明光束の照
明状態を変更させるための可動光学部材は、不図示のモ
ータ等の駆動部によって移動させる構成としても良い。
この場合、特に、図4及び図5に示す第3実施の形態と
図6及び図7に示す第4実施の形態では、照明用光学系
内部にある比較的小さな光学部材(13a、23a)を
移動させているため、駆動部にかかる負荷を軽減させる
ことができる。
【0033】また、図4及び図5に示す第3実施の形態
と図6及び図7に示す第4実施の形態における第1照明
用レンズ(13a、23a)と第2照明用レンズ(1
4、24)とをそれぞれ光軸方向に可動にし、両者を独
立に移動させれば、照明光束を収斂光束、発散光束ある
いは平行光束の各状態を維持しながら被検物体での照明
範囲を変化させることもできる。
【0034】次に、図10を参照しながら第7実施の形
態について説明する。図10被検物体をむらが無いよう
に照明するための構成を示している。
【0035】31は照度分布が均一な均一光源であり、
この光源31からの光束は、正の屈折力(焦点距離f
1)を持つ集光レンズ32、開口絞り33及び正の屈折
力(焦点距離f2)を持つ照明用レンズ34を通過して
被検物体35を照明する。ここで、光源31は集光レン
ズ32の光源側(前側)焦点に配置され、また開口絞り
33は、集光レンズ32の被検物体側(後側)焦点に配
置されていると共に、照明用レンズ34の光源側(前
側)焦点に配置されている。さらに、被検物体35は、
照明用レンズ34の被検物体側(後側)焦点に配置され
ている。従って、光源31と被検物体35とは光学的に
共役であるここで、出来るだけ被検物体全面で照明むら
が無いようにするためには、光源31と被検物体35と
を共役な関係に保つことが好ましいが、観察手段が眼視
の場合であれば、これらの共役関係を厳密に保たなくと
も十分に実用的な照明状態を得ることができる。
【0036】また、図10の例で使用する均一光源31
は、拡散板を配置して出来るだけむらのない様にするこ
とが好ましいが、例えば、オプティカルインテグレータ
としてのフライアイレンズや内面反射型のロッド状光学
部材(ロッドレンズ)の出射端面を均一光源として使用
しても良い。
【0037】次に、図11を参照して本発明の第8実施
の形態について説明する。第8実施の形態は図4および
図5に示した第3実施の形態をさらに具体化した形態の
検査装置に関し、基本的全体構成は第3実施の形態と同
じであり、照明用光学系は2群構成としてある。
【0038】図11において、水銀ランプやハロゲンラ
ンプ等から構成される光源1からの光束は、楕円ミラー
51の集光作用により光源像6aを結ぶ。この光源像6
aの位置には、オプティカルインテグレータとしての内
面反射型のロッド状光学部材であるいわゆるロッド型イ
ンテグレ−タ52の入射面が配置されている。図11に
示すロッド状光学部材52の断面は矩形形状を有してい
る。ロッド状光学部材52の入射面に形成された光源像
6aを結ぶ光束は、ロッド状光学部材52内を通過する
際に全反射により分散されてロッド状光学部材52の出
射端面には照度分布がほぼ均一化された均一光源が形成
される。ロッド状光学部材52を出射した光束は続いて
配置された集光用レンズ系2の集光作用により光源像6
bを結ぶ。ここでロッド状光学部材52の内面反射の作
用により、光学的に見ると、ロッド状光学部材52の入
射面には多数の光源像(入射面の中心は実像、入射面の
周辺は多数の虚像)が形成され、ロッド状光学部材52
の入射面と光学的に共役な集光用レンズ系2の集光位置
には多数の光源像(実像)が形成される。
【0039】多数の光源像6bからの光束は移動可能な
第1の照明用レンズ系群13a、平面ミラー53、フレ
ネルレンズからなる第2の照明用レンズ系30bにより
基板4に照射される。第1の照明用レンズ系13aを光
軸方向に移動することにより基板への照明光束の特性を
変化させることが出来る。この特性の変化は、本実施の
形態の場合も平行光束から発散光束へ、もしくは収斂光
束への変化である。この時、均一な照度分布を持つ均一
光源を形成するロッド状光学部材52の出射端面に対し
基板4をほぼ共役とすれば基板4を平行光束によりむら
無く照明することができる。
【0040】この場合、光源部7は第1の照明用レンズ
群13aとフレネルレンズからなる第2の照明用レンズ
30bとから成る照明用光学系の前側焦点位置に、多数
の光源像を形成しているため、いわゆるケーラー照明が
達成されている。なお、多数の光源像を形成するオプテ
ィカルインテグレ−タとしては、ロッドレンズに限らず
例えばフライアイレンズ等の他の光学部材により構成さ
れても良い。本例では、ロッド状光学部材52と集光レ
ンズ系2とで、多光源形成手段を構成している。また本
例では、収差を良好に補正するために、集光レンズ系を
3枚の正レンズで構成すると共に第一の照明用レンズ系
13aを2枚の正レンズで構成している。
【0041】本発明のこの第7実施の形態を構成する検
査装置について更に詳しく説明する。ロッドレンズ52
を出て集光レンズ系2により集光形成された多数の光源
像6bからの光束は第1の照明用レンズ系13aを光軸
方向に移動させることにより光束の進行方向に変化が与
えられる。この時第2の照明用レンズ系30bに対する
光源像6bの位置が見かけ上光軸方向に沿って変化する
ので、第2の照明用レンズ系3Obから出射する照明光
束の特性を前述の如く変化させることが出来る。
【0042】そこでこの照明光束の特性の変化を有効的
に行なうための好ましい条件として 0.01≦f1/f2≦0.5 (1) 1.2≦Dmax/Dmin≦5 (2) という条件式があげられる。条件式(1)は集光レンズ
系2の合成焦点距離f1と、第1の照明用レンズ系13
aの合成焦点距離f2との比を規定するものである。普
通、集光レンズ系2を構成するレンズの直径は断面四角
形のロッド系光学部材52の射出端面の対角長よりも一
回り大きなものが必要となり、またレンズ枚数を出来る
だけ少なくして照明光束に影響が無い程度に像面湾曲等
の収差を抑えるようにすると、集光レンズ系2を構成す
るレンズの直径及び焦点距離はある程度の大きさが必要
になる。
【0043】条件式(1)の下限値を下回ると、集光レ
ンズ系2の合成焦点距離f1に対して第1の照明用レン
ズ系13aの合成焦点距離f2の焦点距離が非常に大き
くなり、第1の照明用レンズ系13aのレンズ径の増大
を招き、移動させるレンズとしては好ましくない。
【0044】また、上限を上回ると集光レンズ系2と第
1の照明用レンズ系13aとの間隔か十分に取れないの
で、第1の照明用レンズ系13aを移動させた時の第2
の照明用レンズ系30bに対する光源像6bの位置の変
化を十分大きくすることができない。本装置では、基板
4を実質的に平行光束で照明する時に、基板4が大きな
サイズの場合、基板全体を照明するためには第2の照明
用レンズ系30bのレンズ径も大きくなり、それに従い
第2の照明用レンズ系30bの焦点距離も長くなる。こ
のため第2の照明用レンズ系30bに対する見かけ上の
光源像6bの位置の変化が小さいと、照明用レンズ系3
0bから出射する照明光束をあまり変化させることが出
来ないという不都合が生じる。
【0045】またこの条件式(1)の好ましい範囲とし
て 0.05≦f1/f2≦0.3 更には 0.08≦f1/f2≦0.2 とすると第1の照明用レンズ系13aを構成する各レン
ズの径が大きくならず、また有効的に基板4への照明光
束の特性も変化させることが出来より好ましい。
【0046】条件式(2)は集光レンズ系2の合成焦点
距離f1の後側主点と、第1の照明用レンズ系13aの
合成焦点距離f2の前側主点との間隔(軸上間隔)をD
とし、第1の照明用レンズ系13aを光軸方向に移動さ
せた場合のDの値の最大値をDmax、最小値をDmi
nとした場合、この最大値Dmaxと最小値Dminの
比を規定したものである。
【0047】条件式(2)の下限値を下回ると、第1の
照明用レンズ系13aの光軸に対する移動量が少なく、
第2の照明用レンズ系30bに対する見かけ上の光源像
6bの位置の変化が小さいので第2の照明用レンズ系3
0bから出射する照明光束をあまり変化させることが出
来ない。
【0048】また条件式(2)の上限値を上回ると第1
の照明用レンズ系13aを構成する各レンズの径の増大
を招き、移動させるレンズ系としては好ましくない。
【0049】更に好ましい範囲として 1.5≦Dmax/Dmin≦4 更には 1.8≦Dmax/Dmin≦3 とすると第1の照明用レンズ系13aを構成する各レン
ズの径が大きくならず、また有効的に基板4への照明光
束の特性も変化させることが出来より好ましい。
【0050】以下に、第8実施の形態についての具体的
数値例1〜3について示す。
【0051】数値例 1 f1=20 f2=140 Dmax=93 Dmin=43 f1/f2=0.14 Dmax/Dmin=2.2 X=125 数値例 2 f1=20 f2=100 Dmax=100 Dmin=40 f1/f2=0.20 Dmax/Dmin=2.5 X=375 数値例 3 f1=20 f2=200 Dmax=132 Dmin=62 f1/f2=0.10 Dmax/Dmin=2.1 X=201.3 上記数値例1〜3において、Xはf1とf2との合成系
による無限遠物体から出来る像のDmaxとDminに
対する光軸方向の移動量である。
【0052】以上の各実施の形態で示したものは、本発
明の一例に過ぎず、ここで重要となるのは、被検物体側
から照明用光学系に平行光束を入射させた時に形成され
る照明用光学系の焦点(前側焦点)の位置に対して、光
源部7により形成される光源像6,6bの位置、あるい
は光源部7が光源1のみで構成される場合には光源1自
体の位置を変化させていることである。これにより、照
明用光学系から照射される照明光束の光学特性を変化さ
せることができるため、被検物体を観察する際に適した
照明光束を選択することができる。
【0053】従って、本発明は上記の各実施の形態に限
定されるものではなく、光源部から照明用光学系を構成
するいかなる光学部材(レンズ、ミラー等)や光源を移
動させても良く、また、これらの一部を単独で移動させ
ても、あるいはこれらの一部をさらに複数に分けて各々
独立に移動させても構わない。
【0054】また、以上の各実施の形態において、説明
を簡単にするため集光レンズ、照明用レンズ等を単レン
ズとして示してあっても、照明状態にむら等が発生しな
いように、複数のレンズ(レンズ群)で構成しても良い
ことは言うまでもない。
【0055】また、照明用光学系の最も被検物体側の光
学部材(レンズ、フレネルレンズ等)は、基板等の被検
物体よりも大きいサイズで構成されることが望ましい。
【0056】なお、一括的に照明光束を被検物体へ導く
ことができない場合には、本発明の検査装置、あるいは
被検物体を移動させて照明光束を被検物体へ導き、観察
することも可能である。
【0057】また、本発明の装置に色フィルター、偏光
フィルター、熱線吸収フィルター、光量調整用フィルタ
ー等を照明光路中に適宜配置すれば、より観察に適した
照明状態を得ることができる。
【0058】また、被検物体の欠陥を観察する手段とし
て画像処理装置等を用いて欠陥観察の自動化を図ること
もできる。これにより、検査時間の短縮化が図れ、コス
トの低減を実現することができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、光源や
光学系の一部を光軸方向に可動させることにより、照明
光束の特性を変化させる際にゴミが落下して被検物体に
付着する問題、及び照明光束の特性を変化させる際の煩
わしさ等を解消することができ、作業効率を向上させる
ことができる。しかも、照明光束の特性を変化させる際
に新たな光学部品を付加する必要がないため、装置の小
型化を図ることができる。
【0060】さらに、本発明の装置をボックスに納めれ
ば、ゴミ等の発生も抑えることができ、特に、被検物体
に最も近い光学素子(光学部品)を固定すれば、被検物
体側の空間と可動部側の空間とを分離することができ、
ゴミ等の落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図2】図1の装置の照明状態を変更した時の様子を示
す図である。
【図3】本発明の第2実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の第3実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図5】図4の装置の照明状態を変更した時の様子を示
す図である。
【図6】本発明の第4実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図7】図6の装置の照明状態を変更した時の様子を示
す図である。
【図8】本発明の第5実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図9】本発明の第6実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図10】本発明の第7実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図11】本発明の第8実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図12】従来の装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、11、21 ・・・・・・・・・・・・・・ 光源 2、12、22、32・・・・・・・・・・・ 集光用レンズ系 3、13a、14、23a、24、30a、30b、34・・・ 照明用レンズ系 4、35・・・・・・・・・・・・・・・被検物体(基板) 6、6a、6b、15、25・・・・・・・・・・ 光源像 7、16、26・・・・・・・・・・・・・ 光源部 52・・・・・・・・・・・・・・・・ロッド状光学部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光源を有する光源部と、該光
    源部からの光束を被検物体に照射する照明用光学系とを
    有する検査装置において、前記光源部の少なくとも1部
    又は前記照明用光学系の少なくとも1部を前記照明用光
    学系の光軸方向に沿って移動可能に設けたことを特徴と
    する検査装置。
  2. 【請求項2】 前記照明用光学系は、前記光源部からの
    光束をぼぼ平行光束に変換して該平行光束を前記被検物
    体へ導き、 前記光源部の少なくとも1部又は前記照明用光学系の少
    なくとも1部を前記照明用光学系の光軸方向に沿って移
    動させることにより、前記被検物体に導かれる照明光束
    の光学特性を変化させることを特徴とする請求項1に記
    載の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記光学特性の変化は、前記被検物体に
    導かれる照明光束をほぼ平行光束から発散光束あるいは
    収斂光束への変化であることを特徴とする請求項2に記
    載の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記照明用光学系はフレネルレンズを含
    むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記照明用光学系は凹面反射鏡を含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記光源部は多数光源像を形成するため
    の多光源形成光学手段を含み、 前記照明用光学系の少なくとも一部を光軸方向に移動さ
    せることにより前記被検物体に導かれる照明光束の光学
    特性を変化させることを特徴とする請求項1に記載の検
    査装置。
  7. 【請求項7】 前記光学特性の変化は、前記被検物体に
    導かれる照明光束をほぼ平行光束から発散光束あるいは
    収斂光束への変化であることを特徴とする請求項6に記
    載の検査装置。
  8. 【請求項8】 前記多光源形成手段は内部反射型の棒状
    光学部材と該棒状光学部材からの光束を集光する集光レ
    ンズ系を有することを特徴とする請求項6もしくは7に
    記載の検査装置。
  9. 【請求項9】 前記照明用光学系は第1の照明用レンズ
    系と第2の照明用レンズ系を有し、少なくとも第1の照
    明用レンズ系を光軸方向に移動可能にしていることを特
    徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の検査装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の照明用レンズ系はフレネル
    レンズであることを特徴とする前記請求項6〜9に記載
    の検査装置。
  11. 【請求項11】 光源を有する光源部と、該光源部から
    の光束を被検物体に照射する照明用光学系とを有する検
    査装置において、 前記光源部は前記光源からの光束に基づいて、多数の光
    源像を形成するためのオプティカルインテグレ−タと、
    該オプティカルインテグレ−タからの光束を集光する集
    光レンズ系とを有し前記照明用光学系は光軸方向に移動
    可能な第1の照明用レンズ系と第2の照明用レンズ系と
    を有し、前記第1の照明用レンズ系を光軸方向に移動さ
    せることにより前記被検物体に導かれる照明光束をほぼ
    平行光束から発散光束あるいは収斂光束へと変化させる
    ことができることを特徴とする検査装置。
  12. 【請求項12】 前記光源部の前記集光レンズ系の合成
    焦点距離をf1、 前記照明光学系の前記第1の照明用レンズ群の合成焦点
    距離をf2、 前記集光レンズ系の合成焦点距離f1の後側主点と前記
    第1の照明用レンズ系の合成焦点距離f2の前側主点と
    の間隔をD、 前記第1の照明用レンズ系を光軸方向に移動させた場合
    のDの値の最大値をDmax、最小値をDminとする
    とき、下記の条件式 0.01≦f1/f2≦0.5 (1) 1.2≦Dmax/Dmin≦5 (2) を満足することを特徴とする請求項11に記載の検査装
    置。
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