JPH1167623A - 露光光源および露光装置ならびに半導体装置の製造方法 - Google Patents

露光光源および露光装置ならびに半導体装置の製造方法

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JPH1167623A
JPH1167623A JP9216452A JP21645297A JPH1167623A JP H1167623 A JPH1167623 A JP H1167623A JP 9216452 A JP9216452 A JP 9216452A JP 21645297 A JP21645297 A JP 21645297A JP H1167623 A JPH1167623 A JP H1167623A
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exposure light
wavelength
light source
fundamental wave
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JP9216452A
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Kiwamu Takehisa
究 武久
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空紫外域の波長の十分な平均出力の露光光
を効率よく得る。 【解決手段】 レーザ光発生部110から取り出された
基本波のレーザ光L1は、ミラー1a、1bを経て、波
長変換部120へ進み、レンズ2aを通り、第1のダイ
クロイックミラー3aに入射する。基本波のレーザ光L
1は第1のダイクロイックミラー3aを透過して、非線
形光学結晶4に入射して第2高調波L2が発生し、第2
のダイクロイックミラー3bで反射する。残留基本波L
3は凹面反射鏡5で反射して、再び非線形光学結晶4に
入射し、再び第2高調波L4が発生し、これは第1のダ
イクロイックミラー3aで全反射して、λ/2波長板6
を通過し、偏光方向が第2高調波L2の偏光方向に対し
て90度回転して第2高調波L5となる。偏光方向の互
いに異なる二つの第2高調波L5と第2高調波L2は、
偏光ビームスプリッタ7で合成され、露光光L6が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光技術および半
導体装置の製造技術に関し、特に、真空紫外域の露光光
を用いるフォトリソグラフィ技術およびそれを用いた半
導体装置の製造技術等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトリソグラフィ技術における露光装
置(通常、ステッパと呼ばれる。)に要求される性能と
しては、解像度、アライメント精度、処理能力、装置信
頼性など種々のパラメータが存在する。その中で、パタ
ーンの微細化に直接つながる解像度Rは、R=k・λ/
NA(k:定数、λ:露光波長、NA:投影レンズの開
口数)によって表されるため、シャープな解像度を得る
には、露光波長λの短い露光光源を用いることが重要に
なる。
【0003】従来の露光装置では、おもに水銀ランプの
g線(波長:436nm)やi線(波長:365nm)
が露光光源として利用されており、より微細な加工線幅
を実現するための露光光源として、波長248nmのK
rFエキシマレーザが利用されることもある。そして次
世代のフォトリソグラフィ技術としてさらに微細な加工
を行うための露光光源として、波長193nmのArF
エキシマレーザの利用も検討されている。なお、これに
関しては、例えば、平成8年レーザー学会学術講演会・
第16回年次大会、講演予講集、25pVII4(第9
6頁から第99頁)、あるいは特開平1−94617号
公報において説明されている。
【0004】一方、真空紫外域で直接レーザ発振するA
rFエキシマレーザを用いずに、ある程度長い波長で狭
帯域化したレーザ光を発生させ、そのレーザ光を非線形
光学結晶を用いて波長変換して真空紫外光を発生させる
ことも考えられている。例えば近赤外域の波長1064
nmで発振するYAGレーザのレーザ光を波長変換によ
って1/5の波長の213nm、すなわち第5高調波を
得ることで、これを露光光にすることも検討されてい
る。なお、これに関しては、例えば、平成8年レーザー
学会学術講演会・第16回年次大会、講演予講集、24
pVII1(第58頁から第61頁)において説明され
ている。
【0005】また、波長変換を用いた技術により波長
0.2μm程度の真空紫外光を発生させる他の手法とし
て、エキシマレーザを励起光源として動作させた色素レ
ーザを波長変換することが考えられる。これによると波
長0.2μm程度の第2高調波が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】波長変換によって発生
させた紫外光を露光光とする場合、波長変換の効率が低
いことがあった。特にフォトリソグラフィでは、平均出
力数W程度の高平均出力の露光光が必要であり、一般に
分光学などで用いられるレーザに比べて桁違いに高い平
均出力が要求されている。したがって十分な出力の露光
光を得るためには、波長変換効率が高い必要がある。
【0007】ところが一般に波長変換効率を高めるため
にレーザパルスのピークパワーを高くすると有利である
が、ピークパワーの高いレーザ光は露光レンズにダメー
ジを生じさせやすくなるなど、露光光としては適さな
い。したがって露光光としては、できるだけピークパワ
ーが低いパルスレーザ光が適する。したがってその結
果、波長変換効率が一般に低くなり、十分な平均出力の
露光光が得られないことが技術的課題であった。
【0008】また、一般にレーザ発振器を高い効率で波
長変換するには、内部波長変換を適用することが知られ
ている。ところが、色素レーザ発振器では、共振器を構
成する全反射鏡として、一般に波長選択素子である回折
格子が用いられるが、回折格子は全反射鏡に比べて反射
率が低いことから発振効率が悪い。したがって色素レー
ザ発振器を内部波長変換しても、十分な出力の第2高調
波が得られないことが技術的課題であった。さらにま
た、回折格子を用いた色素レーザ発振器をあまり高出力
化すると、回折格子にダメージが生じることが懸念され
る。
【0009】すなわち、一般に色素レーザを効率よく取
り出すためには、効率が低い発振器と効率が高い増幅器
を組み合わせることが望ましいとされているが、増幅器
を用いると、内部波長変換を構成できなくなることが技
術的課題であった。
【0010】本発明の目的は、十分な平均出力の露光光
が効率よく得られる露光光源を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、基本波から高調波へ
の変換における基本波の利用率を高めて、十分な平均出
力の露光光を効率よく出力する露光光源を提供すること
にある。
【0012】本発明の他の目的は、波長変換系から得ら
れた高調波が再度当該波長変換系を通過することに起因
する損失を回避して、十分な平均出力の露光光を効率よ
く出力する露光光源を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、微細なパターンの露
光処理を効率良く遂行することが可能な露光装置を提供
することにある。
【0014】本発明の他の目的は、真空紫外域以下の微
細な回路パターンを有する高集積度の半導体装置を高ス
ループットにて製造することが可能な半導体装置の製造
技術を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、高い効率で高出力の
第2高調波を発生できる色素レーザ発振器を提供するこ
とにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0018】本発明の露光光源は、基本波のレーザ光を
発生するレーザ光発生部と、入射する基本波のレーザ光
から高調波を発生する波長変換手段と、レーザ光発生部
から入射する基本波のレーザ光によって波長変換手段か
ら出射する高調波および未変換の基本波を含むレーザ光
を再び波長変換手段に入射させる反射手段と、レーザ光
発生部から波長変換手段に入射する基本波の光路上に配
置され、基本波と高調波を分離する第1の波長分離手段
と、波長変換手段と反射手段との間におけるレーザ光の
光路に配置され、波長変換手段にて発生した高調波と未
変換の基本波とを分離する第2の波長分離手段と、第1
および第2の波長分離手段によって分離された高調波の
レーザ光を併合して露光光とする併合光学系と、を含む
構成としたものである。
【0019】より具体的には、一例として、おもにレー
ザ光発生部と非線形光学結晶とで構成され、レーザ光発
生部から発生するレーザ光の第2高調波を露光光として
用いるものである。その際に、レーザ光発生部から発生
する基本波のレーザ光を、非線形光学結晶中に入射させ
る前に、基本波のレーザ光と非線形光学結晶において発
生する第2高調波のレーザ光とを分離可能な第1のダイ
クロイックミラーに入射させ、かつ非線形光学結晶から
出射するレーザ光を、同様の分離が可能な第2のダイク
ロイックミラーに入射させ、かつ第2のダイクロイック
ミラーを経た基本波のレーザ光を反射鏡で反射させて、
再び非線形光学結晶中に入射させ、かつ第1のダイクロ
イックミラーを経た前期第2高調波のレーザ光と、第2
のダイクロイックミラーを経た前期第2高調波のレーザ
光の内の一方を、λ/2波長板に通してから、偏光ビー
ムスプリッタによって、これら2本のレーザ光を合成
し、この合成されたレーザ光を露光に用いるものであ
る。
【0020】これによると、基本波のレーザ光が非線形
光学結晶を2回通過するため、発生する第2高調波の出
力が2倍近くに増える。また、非線形光学結晶から発生
した高調波は再び当該非線形光学結晶を通過しないの
で、非線形光学結晶を通過することによる高調波の減衰
が回避される。
【0021】また、本発明では、レーザ光発生部とし
て、たとえば以下のような構成の色素レーザを用いるも
のである。すなわち、色素をレーザ媒質として少なくと
も2枚の反射鏡で共振器が構成された色素レーザにおい
て、共振器を構成する2枚の反射鏡の間にビームスプリ
ッタを配置し、このビームスプリッタにより前記共振器
から2方向に取り出されたレーザ光の内、一方のレーザ
光が回折格子に照射し、もう一方のレーザ光が基本波と
して上述の波長変換手段としての非線形光学結晶に入射
する構成としたものである。
【0022】これによると、色素レーザ発振器を構成す
る共振器として回折格子ではなく、一般の反射鏡で構成
できるため、効率よく色素レーザを発振でき、また、非
線形光学結晶を出射したレーザ光を反射鏡によって再び
色素レーザ発振器中に戻せるため、結局、非線形光学結
晶から発生した紫外光のみを外部に取り出すことができ
る。
【0023】また、このような露光光源を備えた露光装
置を提供する。また、この露光装置をフォトリソグラフ
ィに用いる半導体装置の製造方法を提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の露光光源の第1の実施の
形態の構成の一例を示す概念図である。本実施の形態の
露光光源100は、大別して、レーザ光発生部110
と、点線で囲まれた波長変換部120とで構成される。
レーザ光発生部110としては、一般に市販されている
レーザ装置を用いることができ、本実施の形態では、X
eClエキシマレーザ励起色素レーザが用いられる。レ
ーザ光発生部110から取り出された波長416nmの
基本波のレーザ光L1は、ミラー1a、1bを経て、波
長変換部120へ進む。なお基本波のレーザ光L1は直
線偏光であり、図1において、紙面に平行な偏光方向を
有するものとする。なお図1ではレーザ光発生部110
は波長変換部120よりやや小さく描かれているが、実
際には、レーザ光発生部110は波長変換部120より
も遥かに大きいものである。
【0026】波長変換部120内に進んだ基本波のレー
ザ光L1は、レンズ2aを通り、絞られながら進み、第
1のダイクロイックミラー3aに入射する。第1のダイ
クロイックミラー3aと、以下で述べる第2のダイクロ
イックミラー3bは双方とも、基本波をほぼ100%透
過し、第2高調波に対してはほぼ100%反射する特性
を有している。なお、本発明におけるダイクロイックミ
ラーとは、本発明で用いられるレーザ光発生部から取り
出された基本波とその高調波とで、反射率(あるいは透
過率)が大きく異なるミラーのことである。したがっ
て、基本波のレーザ光L1は第1のダイクロイックミラ
ー3aを透過して、非線形光学結晶4に入射してこの中
で集光し、第2高調波が発生する。なお、本実施の形態
では、非線形光学結晶4はType−Iの位相整合にな
っており、発生する第2高調波の偏光方向は基本波の偏
光方向と直交するため、紙面に垂直な方向(Z方向とす
る。)になる。なお非線形光学結晶4としては、BBO
(β−BaB2 4 )結晶や、SBBO(Sr2 Be2
2 7 )結晶などが適する。
【0027】発生した第2高調波と波長変換しなかった
基本波(以下、残留基本波と呼ぶ。)とが含まれたレー
ザ光は、図1で右方向(すなわちX方向)に進み、第2
のダイクロイックミラー3bに入射する。その結果、第
2高調波のみ(レーザ光L2)が第2のダイクロイック
ミラー3bをほぼ全反射して、残留基本波(レーザ光L
3)は第2のダイクロイックミラー3bを透過する。残
留基本波(レーザ光L3)は凹面反射鏡5に当たって全
反射し、再び第2のダイクロイックミラー3bに入射す
る。したがって、ここを透過して、再び非線形光学結晶
4に入射し、この中で集光する。これによって、再び第
2高調波が発生し、図1で左方向(−X方向)に進む。
なお残留基本波の偏光方向は初めの基本波(レーザ光L
1)と同じ水平方向であるため、2度目に発生した第2
高調波の偏光方向も、1度目に発生した第2高調波と同
様、垂直方向(Z方向)になる。2度目に発生した第2
高調波は第1のダイクロイックミラー3aに入射するた
め、ここで全反射して、レーザ光L4の様に進む。レー
ザ光L4はレンズ2bを通り平行ビームに戻り、ミラー
1cで反射してから、本発明の偏光面回転子であるλ/
2波長板6を通過する。その結果、偏光方向が90度回
転して、レーザ光L5は水平方向(Y方向)の偏光方向
になる。
【0028】一方、第2のダイクロイックミラー3bを
反射した垂直偏光のレーザ光L2は、レンズ2cを通り
平行ビームになって、偏光ビームスプリッタ7に入射す
る。なお偏光ビームスプリッタ7は、ここに入射する高
調波のレーザ光が垂直偏光の場合、ほぼ全反射し、水平
偏光の場合は透過する特性を有している。したがって第
2高調波である2本のレーザ光L2とL5とは偏光方向
が互いに直交するようになるため、偏光ビームスプリッ
タ7によって1本のビームのレーザ光L6として合成さ
れ、波長変換部120から取り出される。このレーザ光
L6が露光光として利用される。
【0029】なお、特に図示しないが、レーザ光発生部
110から波長変換部120に至るレーザ光L1の光路
上に、当該レーザ光L1をレーザ光発生部110から波
長変換部120に至る方向にのみ通過させる光アイソレ
ータ等の光学素子を配置し、凹面反射鏡5から反射さ
れ、非線形光学結晶4を通過してレーザ光L4(第2高
調波)を発生させた後の残留基本波が、レーザ光発生部
110に戻ることを防止する構成としてもよい。
【0030】以上のように、本発明では高調波ほ発生さ
せた後の残留基本波がもう一度、同じ非線形光学結晶に
入射するため、非線形光学結晶を1個用いても、第2高
調波を2回発生させることになる。したがって、通常の
波長変換に比べて2倍近くの出力の第2高調波を取り出
すことができる。
【0031】また、レーザ光L6は、2本の第2高調波
のレーザ光(L5とL2)を偏光を利用して合成したも
のであるため、露光光として利用されるレーザ光L6は
直線偏光ではなくなる。ところが、本発明では、第2高
調波を露光光として利用するため、直線偏光である必要
はない。むしろ露光光は直線偏光であるならば、露光で
使用する際に干渉縞が生じて、均一な露光を妨げること
があるため、本発明では、露光時に干渉縞が生じにく
く、均一な露光が行える特徴もある。
【0032】また本発明の第1の実施の形態の構成で
は、非線形光学結晶中から発生する第2高調波は再び非
線形光学結晶を通らないことも大きな特徴である。これ
により、発生する第2高調波を損失無く取り出して利用
することができる。特にこれに関して図面を用いて以下
で詳細を述べる。
【0033】図6は、考えられる従来の波長変換技術の
構成の一例を示す概念図である。この従来技術では、残
留基本波を2度同一の非線形光学結晶に通して、2回波
長変換している。すなわち、波長変換部600では、基
本波のレーザ光L61は、レンズ601を通り、絞られ
ながら進み、ダイクロイックミラー602を透過して、
非線形光学結晶603に入射し、第2高調波が図6で右
方向(X方向)に発生する。この第2高調波と残留基本
波が含まれたレーザ光L62は凹面鏡604で反射する
ため、残留基本波は非線形光学結晶603中でもう一度
集光し、再度第2高調波が発生する。この2度目に発生
した第2高調波は図6で左方向に進み、ダイクロイック
ミラー602で反射してレーザ光L63として取り出さ
れる。ところが最初に発生した第2高調波を含むレーザ
光L62は、ダイクロイックミラー602から共振器外
部へ取り出される前に、凹面鏡604で反射してから非
線形光学結晶603を通過するため、第2高調波はこの
際に大きく減衰してしまう。特に露光光として利用され
る第2高調波は波長が短かく紫外域に位置するため、非
線形光学結晶での吸収率が高いからである。例えば第1
実施の形態では、第2高調波は208nmになり、真空
紫外域になるため、従来の手法では、非線形光学結晶中
での吸収が20〜30%程度になっていた。
【0034】これに対して本発明では、1度発生した第
2高調波(L2、L4)は非線形光学結晶4中を通過し
ないことから、第2高調波(L2、L4)はほとんど減
衰せずに取り出せる。
【0035】次に本発明の第2実施の形態を図2を用い
て説明する。図2では、本発明の露光光源で利用される
波長変換において、和周波数を発生させる場合を例示し
ている。和周波数では、基本波として2つの異なる波長
のレーザ光が必要であるため、図2に例示された露光光
源200では、2つのレーザ光発生部201と202と
が用いられている。レーザ光発生部201は、エキシマ
レーザ励起色素レーザの第2高調波を発生させる装置で
あり、レーザ光発生部202はエキシマレーザ励起色素
レーザが用いられている。各レーザ光発生部201、2
02とから、それぞれ波長約255nmのレーザ光L2
1、及び波長約800nmのレーザ光L22とが取り出
される。なお、2つのレーザ光発生部201と202に
おいて利用されているエキシマレーザとして、共通の装
置を用いてもよい。
【0036】レーザ光L21は、ミラー203aで反射
して、ダイクロイックミラー204に入射し、ここでレ
ーザ光L22と合成される。これにより2つの異なる波
長が含まれたレーザ光L23は、ミラー203bで反射
して、本発明を構成する波長変換部205に進む。波長
変換部205は、図1で示した第1の実施の形態の波長
変換部120と同様な部品構成になっているため、構成
に関してここでは省略する。ただし波長変換部205に
おいては、波長255nmのレーザ光と波長800nm
のレーザ光との和周波数である波長約193nmの紫外
域のレーザ光L24が発生し、露光光として利用され
る。すなわち波長変換部205における非線形光学結晶
では和周波数の発生が行われている。なお波長255n
mのレーザ光と波長800nmのレーザ光との和周波数
を発生させるためには、例えばKB5 8 ・4H2 Oな
どの非線形光学結晶を用いることができる。これに関し
ては、例えば、APPLIED OPTICS,Vo
l.35,No.27,1996年、第5332から5
335頁において説明されている。
【0037】以上に説明したように、本発明の露光光源
では、その構成要素である非線形光学結晶において和周
波数を発生させる場合にも適用できる。特にこれは以下
に説明するように、従来に比べて効率よく露光光を発生
できる。和周波数を発生させるには、基本波として異な
る2つの波長のレーザ光を用いるため、いわゆる外部波
長変換を行うことになる。一方、第2高調波では、基本
波の波長は単一であるため、レーザ発振器中に非線形光
学結晶を挿入する内部波長変換を行うことも可能であ
り、一般に内部波長変換は効率よく波長変換できる。し
たがって、内部波長変換ができない和周波数の発生で
は、従来、波長変換効率が低く、これによる露光光源で
は十分な出力の露光光が得られないことが問題であっ
た。
【0038】また本実施の形態では、2台のレーザ光発
生部201、202とから、それぞれ波長約255nm
のレーザ光L21、及び波長約800nmのレーザ光L
22とを取り出しており、それらの和周波数を発生させ
ているが、あるいはまた、レーザ光発生部201にYA
Gレーザの第5高調波を発生させる装置とし、レーザ光
発生部202にYAGレーザの基本波を発生させる装置
を用いて、波長変換部205において、それらの和周波
数であるYAGレーザの第6高調波を発生させて、それ
を露光光として用いてもよい。その場合は、波長177
nmと極めて短い波長の真空紫外光になるため、非線形
光学結晶中を通過させると強く吸収される。したがって
本発明の露光光源を適用すると特に効果が大きい。な
お、その場合も非線形光学結晶としてはKB5 8 ・4
2 Oなどを用いることができる。
【0039】以上説明したように、本実施の形態の露光
光源は以上に述べたように構成されているため、高調波
の平均出力を通常の波長変換に比べて2倍近く増加で
き、これにより効率よく高平均出力の露光光が得られ
る。したがって、レーザパルスのピークパワーを低くす
ることもでき、後述の露光装置における露光レンズの寿
命が延びるようになった。
【0040】また、基本波を非線形光学結晶に2回集光
させる方式の従来の波長変換とは異なり、一度発生した
高調波は非線形光学結晶を通過しないため、発生した高
調波を損失無く取り出すことができ、これにより従来よ
りも効率よく露光光が得られる。
【0041】次に、本発明の露光光源を用いた露光装置
に関して説明する。図3は、本発明の露光光源を備えた
露光装置の構成の一例を示す概念図である。
【0042】露光装置300は、ステッパ本体130
と、図1で示した露光光源100、すなわちレーザ光発
生部110と波長変換部120とが用いられている。た
だし波長変換部120はステッパ本体130の内部に配
置しており、ステッパ本体130に固定されている。ス
テッパ本体130はクリーンルームの床上フロアー(床
F2の上のフロアー)に設置され、レーザ光発生部11
0はクリーンルームの床下フロアー(床F1の上のフロ
アー)に設置されている。これは、露光装置全体として
クリーンルーム内での占有スペースを節約するためであ
る。図1は露光装置300がクリーンルーム内に設置さ
れている状態を示したものである。本実施の形態のクリ
ーンルームは、一般に、ダウンフローと呼ばれるタイプ
であり、床F2の上(一般に床上と呼ばれる)には様々
な半導体製造装置が設置され、作業者が作業するところ
であり、また清浄化された空気が上から下に流れてお
り、一般にグレーチングと呼ばれる網状の床F2を通過
して、床下フロアーへ抜けるようになっている。なお床
F1の上(一般に床下と呼ばれる)には一般に各半導体
製造装置の補器類が設置される。
【0043】床下に設置されたレーザ光発生部110か
ら取り出された基本波のレーザ光L1は、ミラー1aで
反射して床上に進み、ミラー1bで反射してステッパ本
体130内へ進む。ステッパ本体130内では、先ず、
波長変換部120内に入り、ここで第2高調波が効率よ
く発生し露光光L6となる。波長変換部120から取り
出された波長208nmの露光光L6は、ビーム拡大器
302によりビーム径が拡げられ、ミラー301で反射
してからランダム位相板303を通り、露光光のスペッ
クルノイズが除去され、フライアイレンズ304を通過
して強度分布が均一化され、コンデンサレンズ305を
通ってレチクル306に照射される。レチクル306を
出射したレーザ光は石英レンズから成る縮小投影レンズ
307を通り、ステージ308に乗せられたウエハー3
09上に露光光L6aとして照射される。これによって
レチクル306での遮光膜や位相シフト膜等にて形成さ
れる明暗等のパターンがウエハー309上に縮小投影さ
れる。
【0044】以上に述べたように、本発明の露光装置で
は、高い効率で露光光を発生できる本発明の図1や図2
に例示された露光光源を用いているため、十分な平均出
力の露光光を利用でき、高スループットで露光ができ
る。
【0045】また、本実施の形態の露光装置300で
は、露光光L6はステッパ本体130の内部で発生する
ため、レチクル306まで伝搬する距離が非常に短くな
っている。すなわち、従来のArFエキシマレーザを用
いた露光装置のようにレーザ装置がステッパ本体と離れ
て設置される場合、露光光である紫外域のレーザ光を長
距離伝搬する必要があったが、その際に、紫外域のレー
ザ光が伝搬中に減衰することも問題であった。これに対
して、本発明では、レーザ光の伝送中での減衰も0.1
%前後と大幅に抑制できるようになった。
【0046】以上より本発明の露光光源を用いた露光装
置では、スループットの高い露光装置を実現できる。し
たがって本発明の露光装置を用いると短時間で大量の半
導体集積回路を製造できるため、低価格の半導体集積回
路を提供できる。
【0047】次に本発明の露光光源のレーザ光発生部を
構成する色素レーザ発振器の一例について説明する。図
4は本発明の色素レーザ発振器400の構成図である。
【0048】色素レーザ発振器400では、色素溶液4
01の両側に凹面鏡402と平面鏡403が向かい合っ
ており、これらによって共振器が構成されている。ただ
し、共振器内には凸レンズ404が配置されており、こ
れにより該凸レンズ404と平面鏡403との間で発振
するレーザ光が平行ビームになるようになっている。な
お図4には示されていないが、色素溶液401は一般に
石英ガラス製の色素セル中を(図4では紙面に対して上
下方向に)流れるようになっている。色素溶液401に
対して、励起光源であるXeClエキシマレーザ(図4
では省略)からのレーザ光L400が照射されている。
これによって共振器間に波長約0.4μmのレーザ光L
401が発生する。凹面鏡402と平面鏡403とで構
成された共振器間には、ビームスプリッタ405が配置
されており、発生したレーザ光L401の一部がここで
反射する。そこで図4で右方向に進むレーザ光L401
は、ビームスプリッタ405を反射して図4で上に進
み、プリズム406で屈折し、回折格子407に照射さ
れる。これらプリズム406と回折格子407とによっ
て波長選択される。すなわち、これらの波長選択素子に
よって、凹面鏡402と平面鏡403とで構成された共
振器間で発振するレーザ光が定まるからである。また発
振するレーザ光L401、L402の偏光方向は、プリ
ズム406を効率よく透過できる水平偏光(紙面に平行
な偏光方向)になる。
【0049】一方、凹面鏡402と平面鏡403とで構
成された共振器間を往復するレーザ光(以下、基本波と
呼ぶ。)において、平面鏡403で反射後、その一部が
ビームスプリッタ405で反射して、図4で下方に進
む。この基本波は、ダイクロイックミラー408aに入
射する。本実施の形態で用いられているダイクロイック
ミラー408a、408bでは、波長0.4μm前後の
光に対して高い透過率を有し、波長0.2μm前後の光
に対しては高い反射率を有する特性になっている。それ
により、基本波はダイクロイックミラー408aを透過
して、シリンドリカルレンズ409aを通って、非線形
光学結晶410に集光する。したがってここで基本波の
第2高調波である真空紫外光が発生する。なお本実施の
形態でも、非線形光学結晶410としては、BBO結晶
やSBBO結晶などが適する。またここではType−
Iの位相整合で用いられている。すなわち発生する第2
高調波は垂直偏光になる。
【0050】また、非線形光学結晶410を出射した第
2高調波と波長変換されなかった残留基本波は、シリン
ドリカルレンズ409bを通って、平行なビームに戻
り、ダイクロイックミラー408bに入射する。第2高
調波は波長約0.2μmであるため、ダイクロイックミ
ラー408bで反射するため、図4で左方向に進む(レ
ーザ光L404)。
【0051】非線形光学結晶410を出射した残留基本
波は、ダイクロイックミラー408bを透過して反射鏡
411で反射する(レーザ光L405)。その後、再び
ダイクロイックミラー408bを透過し、シリンドリカ
ルレンズ409bに入射し、非線形光学結晶410中で
集光する。これによって、再び第2高調波である真空紫
外光が発生する。
【0052】非線形光学結晶410を出射した第2高調
波と、今度も波長変換されなかった残留基本波は、シリ
ンドリカルレンズ409aに通って、ダイクロイックミ
ラー408aに入射する。第2高調波の波長は約0.2
μmであるため、ダイクロイックミラー408aで反射
して、図4で左方向に進む(レーザ光L406)。一
方、今度も波長変換されなかった残留基本波は、ダイク
ロイックミラー408aを透過するため、ビームスプリ
ッタ405に当たり、大部分が反射して、凹面鏡402
と平面鏡403とで構成された共振器間に戻される。
【0053】垂直偏光である第2高調波のレーザ光L4
06は、反射鏡412で反射後、λ/2波長板413を
通るため、偏光方向が90度回転し、水平偏光に変わる
(レーザ光L407)。レーザ光L407は偏光ビーム
スプリッタ414に入射する。偏光ビームスプリッタ4
14では、図4で水平偏光のレーザ光を高く透過し、垂
直偏光のレーザ光を高く反射する特性を有している。し
たがって水平偏光のレーザ光L407は偏光ビームスプ
リッタ414をほぼ透過する。
【0054】一方、垂直偏光であるレーザ光L404
は、偏光ビームスプリッタ414に入射すると、ほぼ全
反射する。これによって、レーザ光L404はレーザ光
L407と合成され、これらは一本のビームのレーザ光
L408として取り出され、露光光として利用される。
【0055】本実施の形態のように、色素レーザ発振器
400では、凹面鏡402と平面鏡403とで共振器が
構成されているため、高い効率でレーザ発振する。ただ
し、共振するレーザ光の一部(レーザ光L402)がプ
リズム406と回折格子407に向かうため、一般の色
素レーザ発振器と同様に波長選択も行われる。しかもレ
ーザ光L402は、凹面鏡402と平面鏡403の間の
レーザ光L401に比べて平均出力が低いため、回折格
子407にダメージが生じることはない。
【0056】しかもまた、非線形光学結晶410を2度
通過しても波長変換されなかった残留基本波は、凹面鏡
402と平面鏡403とで構成された共振器間に再び戻
ることになるため、これは共振器間の内部強度を高める
のに再利用される。したがって色素レーザ発振器400
では、外部へ取り出される基本波が存在しないため、一
般の内部波長変換と同様に、高い効率で第2高調波を発
生できる。
【0057】すなわち、本実施の形態の色素レーザ発振
器では、高い効率で高出力の紫外光を取り出すことがで
きるようになった。
【0058】次に、図5を参照して、本発明の半導体装
置の製造方法の一例について説明する。この場合、例え
ば図3に示した露光装置300を用いて半導体集積回路
を製造する場合について説明する。
【0059】図5では、フォトリソグラフィ加工を施す
工程の一例として、シリコン等の基板1001の表面に
堆積(デポジション)された二酸化珪素(SiO2 )等
の薄膜1002に微少な穴(コンタクトホール)を空け
る場合を簡単に示してある。
【0060】フォトリソグラフィ加工では、先ず始めに
(1)に示したように、基板1001の上に堆積された
薄膜1002にレジスト1003が塗布される。
【0061】次に(2)に示したように露光光L6a
(多数の矢印で示したもの)を基板1001の表面のレ
ジスト1003に照射することによって露光処理が行わ
れる。すなわちレチクル306(図3)を経由すること
によって光軸に垂直な平面内における照度分布が所定の
パターンとなった露光光がレジスト1003に照射され
る。ここでは直径ΔWの穴に相当する領域は遮光領域で
あり露光光L6aは照射されない。
【0062】なお本実施の形態では、レジスト1003
はネガレジストと呼ばれるものであり、露光後に現像す
ると、(3)に示したように露光光L6aが照射されな
かった直径ΔWの穴のところのみが現像液に溶けて除去
され、開口1003aが形成される。
【0063】そこで(4)に示したように、エッチング
を施すとレジスト1003の開口1003aから露出し
た薄膜1002がエッチングにより除去される。
【0064】最後に(5)に示したようにアッシングな
どによりレジスト1003を除去することで、直径ΔW
のコンタクトホール1002aを有する薄膜1002が
基板1001上に残ることになる。
【0065】本発明における、例えば、図1に示した第
1の実施の形態では、露光光の波長が約208nmとな
っているため、通常の露光によっても、最小約0.2μ
mの直径の穴(コンタクトホールなど)や、幅0.2μ
mの線の加工を高スループットにて施すことができる。
さらに位相シフトなどの超高解像技術を用いると、露光
波長の約0.6倍の波長0.13μm程度までの直径の
穴や線の加工を施すことができる。したがって本発明の
露光装置を用いると、コンタクトホールやゲート加工な
ど、設計ルール程度の微細な加工を行う場合に有効であ
る。
【0066】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0067】たとえば、波長変換手段としては、非線形
光学結晶を用いることに限らず、他の構成であってもよ
い。
【0068】
【発明の効果】本発明の露光光源によれば、十分な平均
出力の露光光が効率よく得られる、という効果が得られ
る。
【0069】本発明の露光光源によれば、基本波から高
調波への変換における基本波の利用率を高めて、十分な
平均出力の露光光を効率よく出力することができる、と
いう効果が得られる。
【0070】本発明の露光光源によれば、波長変換系か
ら得られた高調波が再度当該波長変換系を通過すること
に起因する損失を回避して、十分な平均出力の露光光を
効率よく出力することができる、という効果が得られ
る。
【0071】本発明の露光装置によれば、微細なパター
ンの露光処理を効率良く遂行することができる、という
効果が得られる。
【0072】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
真空紫外域以下の微細な回路パターンを有する高集積度
の半導体装置を高スループットにて製造することができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光光源の第1の実施の形態の構成の
一例を示す概念図である。
【図2】本発明の露光光源の第1の実施の形態におい
て、和周波数を発生させる場合の構成の一例を示す概念
図である。
【図3】本発明の露光光源を備えた露光装置の構成の一
例を示す概念図である。
【図4】本発明の露光光源のレーザ光発生部を構成する
色素レーザ発振器の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法の一例を工程順
に示す断面図である。
【図6】考えられる従来の波長変換技術の構成の一例を
示す概念図である。
【符号の説明】
1a ミラー 1b ミラー 1c ミラー 2a レンズ 2b レンズ 2c レンズ 3a 第1のダイクロイックミラー(第1の波長変換手
段) 3b 第2のダイクロイックミラー(第2の波長変換手
段) 4 非線形光学結晶(波長変換手段) 5 凹面反射鏡(反射手段) 6 λ/2波長板(併合光学系) 7 偏光ビームスプリッタ(併合光学系) 100 露光光源 110 レーザ光発生部 120 波長変換部 130 ステッパ本体 201 レーザ光発生部 202 レーザ光発生部 203a ミラー 203b ミラー 204 ダイクロイックミラー 205 波長変換部 300 露光装置 301 ミラー 302 ビーム拡大器 303 ランダム位相板 304 フライアイレンズ 305 コンデンサレンズ 306 レチクル 307 縮小投影レンズ 308 ステージ 309 ウエハー 400 色素レーザ発振器 401 色素溶液 402 凹面鏡 403 平面鏡 404 凸レンズ 405 ビームスプリッタ 406 プリズム 407 回折格子 408a ダイクロイックミラー 408b ダイクロイックミラー 409a シリンドリカルレンズ 409b シリンドリカルレンズ 410 非線形光学結晶 411 反射鏡 412 反射鏡 413 λ/2波長板 414 偏光ビームスプリッタ 1001 基板 1002 薄膜 1002a コンタクトホール 1003 レジスト 1003a 開口 L1 基本波のレーザ光 L2、L4、L5 第2高調波のレーザ光 L3 残留基本波のレーザ光 L6、L6a 併合された第2高調波のレーザ光(露光
光) L401、L402、L403 基本波のレーザ光 L405 残留基本波のレーザ光 L404、L406、L407 第2高調波のレーザ光 L408 併合された第2高調波のレーザ光(露光光) F1 クリーンルームにける床下フロアーの床 F2 クリーンルームにおける床上フロアーの床 600 波長変換部 601 レンズ 602 ダイクロイックミラー 603 非線形光学結晶 604 凹面鏡 L61 基本波のレーザ光 L62 第2高調波と残留基本波が含まれたレーザ光 L63 第2高調波のレーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 527

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本波のレーザ光を発生するレーザ光発
    生部と、 入射する前記基本波のレーザ光から高調波を発生する波
    長変換手段と、 前記レーザ光発生部から入射する前記基本波のレーザ光
    によって前記波長変換手段から出射する前記高調波およ
    び未変換の基本波を含むレーザ光を再び前記波長変換手
    段に入射させる反射手段と、 前記レーザ光発生部から前記波長変換手段に入射する前
    記基本波の光路上に配置され、前記基本波と前記高調波
    を分離する第1の波長分離手段と、 前記波長変換手段と前記反射手段との間における前記レ
    ーザ光の光路に配置され、前記波長変換手段にて発生し
    た前記高調波と未変換の前記基本波とを分離する第2の
    波長分離手段と、 前記第1および第2の波長分離手段によって分離された
    前記高調波の前記レーザ光を併合して露光光とする併合
    光学系と、 を含むことを特徴とする露光光源。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の露光光源において、前記
    レーザ光発生部から前記波長変換手段に入射する前記基
    本波は異なる二つの波長を持ち、これらの和周波数の前
    記高調波が前記波長変換手段にて発生されることを特徴
    とする露光光源。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の露光光源において、前記
    レーザ光発生部は、色素をレーザ媒質として少なくとも
    2枚の反射鏡で共振器が構成された色素レーザからな
    り、前記共振器を構成する2枚の前記反射鏡の間にビー
    ムスプリッタを配置し、前記ビームスプリッタにより前
    記共振器から2方向に取り出されたレーザ光の内、一方
    のレーザ光が回折格子に照射し、もう一方のレーザ光が
    基本波として前記波長変換手段に入射する構成としたこ
    とを特徴とする露光光源。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の露光光源に
    おいて、前記波長変換手段は、非線形光学結晶からな
    り、前記第1および第2の波長分離手段は、前記基本波
    を透過させ、前記高調波を反射するダイクロイックミラ
    ーからなることを特徴とする露光光源。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3記載の露光光源に
    おいて、前記併合光学系は、前記第1および第2の波長
    分離手段にて分離された二つの前記高調波の一方の光路
    に配置され、二つの前記高調波に異なる偏光方向を持た
    せる1/2波長板と、偏光状態の異なる複数の前記高調
    波を併合する偏光ビームスプリッタとを含むことを特徴
    とする露光光源。
  6. 【請求項6】 露光光を発生する露光光源と、所望のパ
    ターンが形成された原版と、前記原版を経由した前記露
    光光を被露光物に照射することで前記パターンを前記被
    露光物に転写する投影光学系とを含む露光装置であっ
    て、 前記露光光源として請求項1,2,3,4または5記載
    の露光光源を備えたことを特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】 フォトリソグラフィによって半導体基板
    に所望のパターンを転写形成する半導体装置の製造方法
    であって、請求項6記載の露光装置を前記フォトリソグ
    ラフィに用いることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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