JPH1167385A - フレキシブルプリント配線基板を用いた接続構造 - Google Patents

フレキシブルプリント配線基板を用いた接続構造

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JPH1167385A
JPH1167385A JP9228948A JP22894897A JPH1167385A JP H1167385 A JPH1167385 A JP H1167385A JP 9228948 A JP9228948 A JP 9228948A JP 22894897 A JP22894897 A JP 22894897A JP H1167385 A JPH1167385 A JP H1167385A
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JP
Japan
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pattern
contact
connector
lead pattern
printed wiring
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Application number
JP9228948A
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Inventor
Fumio Osawa
文雄 大沢
Hitoshi Shirasou
仁 白相
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SMK Corp
Original Assignee
SMK Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/118Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits specially for flexible printed circuits, e.g. using folded portions
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/189Printed circuits structurally associated with non-printed electric components characterised by the use of a flexible or folded printed circuit

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  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線が面倒なワイヤハーネスを用いずに、1
枚のフレキシブルプリント配線基板(11)によって接
続を行う。 【解決手段】 フレキシブルプリント配線基板(11)
のリードパターン(11)に、特定のフレキシブル基板
用コネクタのコンタクト(33)と接触しない様に迂回
させた迂回パターン部(18)、リードパターン(1
1)が中間で終端する終端パターン部(19)、主パタ
ーン部(17)から枝分かれする枝パターン部(21)
等の回避部を形成し、接続用途に応じた所望のフレキシ
ブル基板用コネクタのコンタクト(33)のみと導電接
触させ、リードパターン(11)をワイヤハーネスの代
用とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器内に配置され
る電子回路部品などを、フレキシブルプリント配線基板
(FPC)を用いて接続する接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機器の内部の異なるプリント配線
基板102A、102B、102C・・上に搭載された
LSIチップ、電子回路素子等の電子回路部品101間
の接続は、図10に示すように、複数の電線が束ねられ
たワイヤハーネス103が用いられている。
【0003】すなわち、各電線の両端にコネクタターミ
ナル104を圧着して雌コネクタ105A内に収容し、
この雌コネクタ105Aをプリント配線基板102A、
102B、102Cに接続された雄コネクタ105Bに
嵌合接続する。雌コネクタ105Aと雄コネクタ105
Bを接続させることによって、コネクタターミナル10
4は、雄コネクタ105Bのコンタクトピン106に接
触し、プリント配線基板102上の印刷配線パターン
(図示せず)を介して、プリント配線基板102に搭載
された電子回路部品101と電気接続する。
【0004】従って、例えば、プリント配線基板102
Aに搭載されたLSIチップ101は、雄コネクタ10
5B、雌コネクタ105A、電線103A、雌コネクタ
105C、雄コネクタ105Dを介して、プリント配線
基板102Cに搭載された電子回路素子101と電気接
続する。
【0005】このようにして、機器の内部の異なるプリ
ント配線基板102A、102B、102C・・上に搭
載された電子回路部品101間を、それぞれ、電線10
3A、103B・・を束ねたワイヤーハーネスを用いて
接続する。
【0006】また、電子機器の特定の回路がね試験中に
誤動作しないように、若しくは、アースパターンを一括
してショートさせるために、特定のプリント配線基板1
02上の印刷配線パターン間を短絡させる場合がある
が、この短絡は、図10に示すように、上記ワイヤーハ
ーネス103とは、更に別の電線107、107を、雌
コネクタ105Aから引き出し、この電線107、10
7の先端を短絡処理していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の接続構造では、ワイヤハーネス103を用いること
から、次のような問題点を有している。
【0008】(1)ワイヤーハーネス103の各電線の
両端にコネクタターミナル104を圧着する作業が必要
となり、多数の電線の全てに、この端末加工作業を行わ
なければならないことから、作業性が悪い。
【0009】(2)ワイヤハーネス103を構成する複
数の電線に対しては、色分けして誤配線を防止している
が、複雑な配線の場合には、依然として誤接続が起こり
易い。このため、配線に細心の注意が必要となってい
た。
【0010】(3)二枚のプリント配線基板102の接
続毎に、ワイヤーハーネス103と、その両端に雌雄の
コネクタ105A、105Bを用意する必要があり、複
数のプリント配線基板102A、102B、102C・
・の間を接続するためには、多数のワイヤーハーネス1
03と雌雄のコネクタ105A、105Bを用いなけれ
ばならず、部品点数が増加し、コスト上昇の原因となっ
ている。
【0011】(4)複数の電線を束ねたワイヤーハーネ
ス103は、外径が大きくなり、多数のワイヤーハーネ
ス103、103・・を、ケース内の限られたスペース
内に配線することは、困難であり、配線作業も面倒なも
のであった。
【0012】(5)特定のプリント配線基板102上の
印刷配線パターン間を短絡させる場合に、その為の電線
107、107を用意する必要があり、また、その先端
の短絡作業を行う必要がある。
【0013】更に、これらの問題点とは別に、電線の芯
線は、塩化ビニールの絶縁被覆により絶縁されている
が、世界的に塩化ビニールの使用規制が進められている
ところから、ワイヤーハーネスを用いない内部接続手段
が求められている。
【0014】このようなことから本発明は、ワイヤハー
ネスに代えてフレキシブルプリント配線基板を用いた接
続を行うことにより、ワイヤハーネスに起因した上述の
問題点を解決することが可能な接続構造を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のフレキシブルプリント配線基板を用いた
接続構造は、帯状の絶縁フィルムベースに、複数のリー
ドパターンが印刷されたフレキシブルプリント配線基板
と、絶縁フィルムベースの長手方向の異なる位置でフレ
キシブルプリント配線基板に接続し、前記絶縁フィルム
ベースの長手方向に沿って印刷された各リードパターン
と導電接触する部位に、複数のコンタクトが対応して配
設された少なくとも3個のフレキシブル基板用コネクタ
とを備え、リードパターン毎に、特定のフレキシブル基
板用コネクタに対しては、該コネクタのコンタクトの配
設位置からリードパターンを回避させ、所望のフレキシ
ブル基板用コネクタのコンタクトに対してのみ、リード
パターンを導電接触させたことを特徴とする。
【0016】この構造によれば、リードパターンが、絶
縁フィルムベースの長手方向に沿って印刷されている場
合には、そのリードパターンと導電接触する部位に、コ
ンタクトが対応して配設されているので、各フレキシブ
ル基板用コネクタの対応部位にあるコンタクトは、同一
のリードパターンに導電接触し、該リードパターンを介
して、各フレキシブル基板用コネクタが電気接続する。
【0017】特定のフレキシブル基板用コネクタのコン
タクトの配設位置からリードパターンを回避させると、
該コンタクトと導電接触しないので、その回避したリー
ドパターンは、他の所望のフレキシブル基板用コネクタ
のコンタクトとのみ導電接触し、電気接続させる所望の
フレキシブル基板用コネクタを選択することができる。
従って、1枚のフレキシブルプリント配線基板によっ
て、その各リードパターンの配線形状を変えるだけで、
リードパターン毎に、複数のフレキシブル基板用コネク
タの中から、特定のフレキシブル基板用コネクタのみ、
若しくは、フレキシブル基板用コネクタ間を電気接続す
ることができる。
【0018】請求項2のフレキシブルプリント配線基板
を用いた接続構造は、更に、リードパターンが、コンタ
クトの配設位置を迂回させた迂回パターン部を有するこ
とによって、コンタクトの配設位置から回避させたこと
を特徴とする。
【0019】この構造における迂回パターン部は、迂回
パターン部が形成された位置に接続されているフレキシ
ブル基板用コネクタのコンタクトと導電接触することが
なく、該コネクタとの接続の必要がない場合に形成され
る。従って、その両側の位置に接続されたフレキシブル
基板用コネクタ間を該迂回パターン部が形成されたリー
ドパターンにより電気接続できる。
【0020】請求項3のフレキシブルプリント配線基板
を用いた接続構造は、更に、リードパターンが、その長
手方向の中間で終端させた終端パターン部を有すること
によって、コンタクトの配設位置から回避させたことを
特徴とする。
【0021】終端パターン部は、リードパターンが中間
で終端しているので、その先のフレキシブル基板用コネ
クタのコンタクトとは、導電接触しない。従って、該リ
ードパターンが印刷されている位置に接続された1若し
くは複数のフレキシブル基板用コネクタのみが該リード
パターンにより電気接続する。
【0022】請求項4のフレキシブルプリント配線基板
を用いた接続構造は、更に、リードパターンが、主リー
ドパターン部から別方向に分かれて配線される枝パター
ン部を有することによって、コンタクトの配設位置から
回避させたことを特徴とする。
【0023】枝パターン部は、主リードパターン部から
分岐したリードパターンであるので、分岐した位置から
先のフレキシブル基板用コネクタのコンタクトとは、導
電接触しない。従って、分岐する前のフレキシブルプリ
ント配線基板に接続された1若しくは複数のフレキシブ
ル基板用コネクタのみが該リードパターンにより電気接
続する。
【0024】請求項5のフレキシブルプリント配線基板
を用いた接続構造は、更に、隣り合うリードパターン間
をショートさせて、フレキシブル基板用コネクタのコン
タクト間をショートさせることを特徴とする。
【0025】ショートパターン部によりリードパターン
間が電気接続するので、任意のフレキシブル基板用コネ
クタのコンタクト間を電気接続させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に使
用されるフレキシブルプリント配線基板11を示す。フ
レキシブルプリント配線基板11は、PET(ポリエチ
レンテレフタラート)等の可撓性の絶縁フィルムベース
12上に複数のリードパターン1が印刷されるものであ
り、複数のリードパターン1は、後述する回避部を除
き、帯状の絶縁フィルムベース12の長手方向(以下、
単に長手方向という)に沿って印刷されている。リード
パターン1には、電極部41を除きレジスト(図示省
略)が積層され、また、隣り合うリードパターン1と
は、所定の距離を隔てて印刷されることによって、互い
の絶縁がなされている。
【0027】フレキシブルプリント配線基板11には、
長手方向の異なる位置に少なくとも3個のフレキシブル
基板用コネクタが接続される。この実施の形態では、図
1中、左側から順に4つのフレキシブル基板用コネクタ
13、14、15、16が接続される、13、16は両
端のコネクタ、14、15は中間のコネクタとなってい
る。
【0028】各フレキシブル基板用コネクタ13は、1
3、14、15、16は同一の構造となっており、同一
の構造を用いることにより、部品コストを低下させると
ともに、誤接続を防止している。この構造をフレキシブ
ル基板用コネクタ16について説明すると、フレキシブ
ル基板用コネクタ16は、図4乃至図6に示す雄コネク
タ16Aと、この雄コネクタ16Aに嵌合接続する図
7、図8に示す雌コネクタ16Bとからなっている。
【0029】雄コネクタ16Aは、更に、絶縁ベースハ
ウジング22と絶縁カバーハウジング23からなり、両
者を互いに係合することによって一体化するようになっ
ている。そして、この係合によってフレキシブルプリン
ト配線基板11が挟持される。
【0030】絶縁ベースハウジング22は、横長矩形状
の底壁部24と、底壁部24の長さ方向に沿って一体的
に起立するように形成された支持突壁25とを有してお
り、フレキシブルプリント配線基板11は、支持突壁2
5の両側面に沿って配置される。支持突壁25は、先端
が丸みを帯びた形状に成形されており、この先端には、
位置決め突起26が適宜間隔で形成されている。
【0031】位置決め突起26はフレキシブルプリント
配線基板11に形成されている位置決め孔27を貫通す
ることにより、フレキシブルプリント配線基板11との
位置決めを行う(図6参照)。
【0032】絶縁カバーハウジング23には、一対の側
壁部28が長さ方向に形成されており、この側壁部28
の間に支持突壁25が挿入される。支持突壁25が側壁
部28の間に挿入されることにより、フレキシブルプリ
ント配線基板11は支持突壁25及び側壁部28によっ
て挟持される。
【0033】側壁部28の高さは、支持突壁25よりも
低くなっており、支持突壁25が側壁部28の間に挿入
された状態では、支持突壁21の先端部分が側壁部28
よりも突出する。これにより、支持突壁25に沿ったフ
レキシブルプリント配線基板11の電極部41が露出す
る。前述のように、フレキシブルプリント配線基板11
の支持突壁25に沿った部分のリードパターン1は、レ
ジストに被覆されておらず、その電極部41が露出状態
となって支持突壁25に支持される。
【0034】尚、絶縁カバーハウジング23には、支持
突壁21の先端部分を覆うように、一体に絶縁カバー3
1が形成され、露出するフレキシブルプリント配線基板
11の上端を覆うようになっている。
【0035】以上の絶縁ベースハウジング22と絶縁カ
バーハウジング23との組み付けは、図5に示すよう
に、絶縁ベースハウジング22の長さ方向に両端部にフ
ック部29を形成すると共に、絶縁カバーハウジング2
3の対応部位に弾性的なフック受部30を形成し、これ
らを係合させることによって行われる。この組み付けに
よって、フレキシブルプリント配線基板11は支持突壁
25の外面に沿った状態で絶縁ベースハウジング22及
び絶縁カバーハウジング23に挟持され、リードパター
ン1の電極部41が露出する。
【0036】この雄コネクタ16Aと嵌合する雌コネク
タ16Bは、図7及び図8に示すように、横長矩形状の
絶縁ハウジング35と、絶縁ハウジング35に装着され
た複数のコンタクト33とを有している。絶縁ハウジン
グ35には、横長矩形状のコネクタ挿入孔36が凹設さ
れており、このコネクタ挿入孔36内に前述の雌コネク
タ16Aの支持突壁25が挿入される。
【0037】コンタクト33は、導電性の金属板を打ち
抜いて形成したもので、絶縁ハウジング35に係止し、
コンタクト33の全体を絶縁ハウジング35に固定する
係止部33aと、基部が係止部33aに連設すると共
に、先端部がコネクタ挿入孔36内に突出した接触部3
3bと、係止部33aの基端から折曲されて絶縁ハウジ
ング35の外部に引き出される脚部33cとからなって
いる。
【0038】コンタクト33の脚部33cは、プリント
配線基板34を貫通しており、その貫通端部が半田37
によってプリント配線基板34のランドパターン38と
接続される。コンタクト33は、図7乃至図9に示すよ
うに、コネクタ挿入孔36の対向した内壁に沿って配置
されるが、対向する内壁間では接触部33bが交互に千
鳥状に配置されるものである。それぞれのコンタクト3
3は、コネクタ挿入孔36内に雌コネクタ16Aが挿入
された際に、支持突壁25の外面に沿って露出する複数
のリードパターン1の電極部41と対向する位置に配設
される。
【0039】従って、片持ち支持されることにより弾性
を有した状態でコネクタ挿入孔36内に突出する接触部
33bは、リードパターン1が長手方向に沿って印刷さ
れている(回避部でない)場合には、対応するそのリー
ドパターン1の電極部41と導電接触して電気接続す
る。これにより、コンタクト33を介して、フレキシブ
ルプリント配線基板11の電極部41とプリント配線基
板34Dのランドパターン38とが電気接続する。
【0040】図1に示すように、フレキシブルプリント
配線基板11には、長手方向の4カ所の異なる位置に、
同一構成のフレキシブル基板用コネクタ13、14、1
5、16が接続されるので、1本のリードパターン1
が、長手方向に沿って印刷されている場合には、それぞ
れのフレキシブル基板用コネクタのコンタクト33に導
電接触する。従って、そのリードパターン1を介して、
対応する各プリント配線基板34A、34B、34C、
34Dの印刷配線パターンが、互いに電気接続する。本
発明では、このリードパターン1の一部に回避部を設
け、任意のフレキシブル基板用コネクタのコンタクト3
3とのみ導電接触させ、所望のフレキシブル基板用コネ
クタと電気接続させるものである。
【0041】以下、このフレキシブルプリント配線基板
11の回避部について、図1で説明する。同図において
は、リードパターン1の回避部形状の理解を容易にする
ため、雌コネクタ16Bは、コンタクト33の配設位置
のみ破線で示し、また雄コネクタ16Aの絶縁カバー3
1を省略している。
【0042】リードパターン1の回避部としては、特定
のフレキシブル基板用コネクタのコンタクト33の配設
位置からリードパターン1を迂回させる迂回パターン部
18、リードパターン1自体を中間で終端する終端パタ
ーン部19、主リードパターン部17から枝分かれして
別方向に配線される枝パターン部21があるが、図1で
は、このうち、迂回パターン部18と終端パターン部1
9を形成したフレキシブルプリント配線基板11を示し
ている。
【0043】図中リードパターン1aは、迂回パターン
部18aと終端パターン部19aを備えることにより、
フレキシブル基板用コネクタ13、15間を電気接続す
るものである。すなわち、迂回パターン部18aによ
り、フレキシブル基板用コネクタ14のコンタクト33
の配設位置からリードパターン1aを回避させ、また、
終端パターン部19aにより、フレキシブル基板用コネ
クタ16のコンタクト33との導電接触を回避してい
る。
【0044】同様に、リードパターン1bは、迂回パタ
ーン部18bを設けることにより、フレキシブル基板用
コネクタ14と16間を、リードパターン1cは、迂回
パターン部18c、18dを設けることにより、フレキ
シブル基板用コネクタ13と16間を、それぞれ電気接
続している。
【0045】隣り合うフレキシブル基板用コネクタ間を
接続する場合には、終端パターン部19を用いる。すな
わち、終端パターン部19bを設けることによって、リ
ードパターン1dは、フレキシブル基板用コネクタ1
3、14間を、終端パターン部19cを設けることによ
って、リードパターン1eは、フレキシブル基板用コネ
クタ15、16間をそれぞれ電気接続する。
【0046】それぞれのフレキシブル基板用コネクタ1
3、14、15、16には、プリント配線基板34A、
34B、34C、34Dが接続され、リードパターン1
と導電接触する各コンタクト33は、対応するプリント
配線基板の印刷配線パターンが電気接続するので、リー
ドパターン1に回避部を設けることにより、任意のプリ
ント配線基板の印刷配線パターン間を電気接続すること
ができる。
【0047】図2、図3は、同じフレキシブル基板用コ
ネクタ13、14、15、16が接続された他のフレキ
シブルプリント配線基板50を示している。上記第1の
実施の形態と同一の構成については、同一の番号を付し
てその詳細な説明を省略する。図3は、図2のA部拡大
図であり、同図に破線で示すフレキシブル基板用コネク
タ14のコンタクト33配設位置は、他のコネクタ1
3、15、16についても、対応する同位置にあるの
で、図2では、その表示を省略している。
【0048】図2に示すように、フレキシブルプリント
配線基板50には、迂回パターン部18、終端パターン
部19の異なる形成例が示されているほか、主リードパ
ターン部17から枝分かれして別方向に配線される枝パ
ターン部21が示されている。図のように、リードパタ
ーン1は、必ずしも複数のフレキシブル基板用コネクタ
のコンタクト33と接続させる必要はなく、例えばリー
ドパターン1g、1gのように、終端パター部19によ
ってフレキシブル基板用コネクタ13とのみ接続させ、
その他端の端末電極部43を直接他の電子機器等に電気
接続するものであってもよい。
【0049】枝パターン部21は、多数のリードパター
ン1が長手方向に印刷された主リードパターン部17か
ら、その一部を別の方向に分岐させた配線部分である。
この枝パターン部21は、絶縁フィルムベース12から
枝分かれしたサブベース42に沿って形成されている。
サブベース42は、枝分かれすることによって、絶縁フ
ィルムベース12と別の方向に延びることができ、例え
ば、枝パターン部21の先端に形成された端末電極部4
3に接続することによって、電子機器の細部や他の電子
部品と離れた位置に配置されている電子部品への接続が
可能となる。
【0050】また、主リードパターン部17から別方向
に伸びることによって、リードパターン1は、主リード
パターン17の方向に配設されたコンタクト33との導
電接触が回避され、その基端に接続されたフレキシブル
基板用コネクタとのみ電気接続する。例えば、主リード
パターン17aから分岐した枝パターン部21によっ
て、枝パターン21が形成されたリードパターン1h
は、主リードパターン部17aの方向に接続されたフレ
キシブル基板用コネクタ13、14、15との接続が回
避され、基端部に接続されたフレキシブル基板用コネク
タ16とのみ電気接続する。
【0051】図2において、中間のコネクタ14、15
の間に形成されている枝パターン部21b、21cは、
主リードパターン部17から枝分かれした後、同一のサ
ブベース42aに沿って形成されている。そして、それ
ぞれの先端の端末電極部43は、同一部分に設けられて
おり、同じ相手側コネクタ(図示省略)に接続される。
すなわち、この枝パターン部21a、21bは主リード
パターン部17から枝別れした後、合流して新たな回路
パターンを形成するものである。このような配線では、
複数の電線を同一部位に引き出す場合に比べて、電線を
引き出すための作業が不要となり、引き出しを簡単に行
うことができる。
【0052】これらの回避部は複合して特定のリードパ
ターン1について備えることができ、例えば、1本のリ
ードパターン1に迂回パターン部18と終端パターン部
19を組み合わせたり、迂回パターン部18と枝パター
ン部21とを組み合わせて備えることもできる。
【0053】また、ショートパターン部20により、隣
り合うリードパターン1、1間を相互に接続することも
できる。ショートパターン部20は、図1と図2に示す
ように、隣り合うリードパターン1、1間をショートさ
せるもので、ショートパターン部20を形成することに
より、ワイヤハーネス等の電線に対して行うショート作
業が不要となる。すなわち、電線のショートでは、その
絶縁被覆を剥ぎ取り、剥ぎ取った端部の芯線を接続する
必要があるが、フレキシブルプリント配線基板11にシ
ョートパターン部20を形成することにより、その作業
が不要となる。このため、ショートが必要な配線に対し
ても、そのまま使用することができる。
【0054】以上の迂回パターン部18、終端パターン
部19、ショートパターン部20、枝パターン部21
は、配線用途に応じて変化するように形成されるもので
ある。このため、これらを配線用途に応じてフレキシブ
ルプリント配線基板11に形成することにより、フレキ
シブルプリント配線基板11だけでの接続が可能とな
る。これにより、配線が面倒で、取り扱いが困難なワイ
ヤハーネスが不要となり、効率的な配線を行うことがで
きる。又、それぞれのリードパターン部は設計に沿うよ
うに印刷によって予め、形成されているため、誤配線す
ることもなくなる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、フレキシブルプリント
配線基板のリードパターンが配線用途に応じて形成され
るため、配線の面倒なワイヤハーネスを不要とした配線
を行うことができる。このため、端末加工作業がなくな
り、配線作業が簡単となる。
【0056】また、リードパターンによって、電気接続
するフレキシブル基板用コネクタが予め定められるの
で、量産する際に本発明に係るフレキシブルプリント配
線基板を配線するだけで、個別にフレキシブル基板用コ
ネクタ間が電気接続し、誤配線が生じない。
【0057】更に、複数のプリント配線基板間の接続で
あっても、1枚のフレキシブルプリント配線基板とプリ
ント配線基板毎のフレキシブル基板用コネクタを用いる
だけであり、全体の部品点数が大幅に減少する。
【0058】更に、フレキシブル基板用コネクタ間の接
続は、可撓性の1枚のフレキシブルプリント配線基板の
みを用いるため、配線スペースをとることなく、限られ
たケース内の配線スペースであっても、配線作業を行う
ことができる。
【0059】更に、フレキシブルプリント配線基板に
は、塩化ビニールを使用しないので、塩化ビニールの使
用規制が進められても、ワイヤーハーネスを用いた接続
の代替技術として、用いることができる。
【0060】また、請求項5の発明によれば、これに加
えて、ショートパターン部により、任意のフレキシブル
基板用コネクタのコンタクト間を電気接続させることが
でき、短絡させる為の電線を用意したり、また、その先
端の短絡作業を行う必要がない。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフレキシブルプリン
ト配線基板11を用いた接続構造の平面図である。
【図2】他の実施形態に係るフレキシブルプリント配線
基板50を用いた接続構造の平面図である。
【図3】図2のA部拡大平面図である。
【図4】雄コネクタ16Aの平面図である。
【図5】雄コネクタ16Aの部分破断正面図である。
【図6】雄コネクタ16Aの分解断面図である。
【図7】雌コネクタ16Bの正面図である。
【図8】図7のY−Y線断面図である。
【図9】図7のX−X線断面で表した雌コネクタに対
し、図1の接続構造で接続した雄コネクタを接続させる
状態を示す側面図である。
【図10】従来の接続構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リードパターン 11 フレキシブルプリント配線基板 12 絶縁フィルムベース 13 フレキシブル基板用コネクタ 14 フレキシブル基板用コネクタ 15 フレキシブル基板用コネクタ 16 フレキシブル基板用コネクタ 18 迂回パターン部 19 終端パターン部 20 ショートパターン部 21 枝パターン部 33 コンタクト 50 フレキシブルプリント配線基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の絶縁フィルムベース(12)に、
    複数のリードパターン(1)が印刷されたフレキシブル
    プリント配線基板(11、50)と、 絶縁フィルムベース(12)の長手方向の異なる位置で
    フレキシブルプリント配線基板(11、50)に接続
    し、前記絶縁フィルムベース(12)の長手方向に沿っ
    て印刷された各リードパターン(1)と導電接触する部
    位に、複数のコンタクト(33)が対応して配設された
    少なくとも3個のフレキシブル基板用コネクタ(13、
    14、15、16)とを備え、 リードパターン(1)毎に、特定のフレキシブル基板用
    コネクタ(13、14、15、16)に対しては、該コ
    ネクタのコンタクト(33)の配設位置からリードパタ
    ーン(1)を回避させ、所望のフレキシブル基板用コネ
    クタ(13、14、15、16)のコンタクト(33)
    に対してのみ、リードパターン(1)を導電接触させた
    ことを特徴とするフレキシブルプリント配線基板を用い
    た接続構造。
  2. 【請求項2】 リードパターン(1)は、コンタクト
    (33)の配設位置を迂回させた迂回パターン部(1
    8)を有することによって、コンタクト(33)の配設
    位置から回避させたことを特徴とする請求項1記載のフ
    レキシブルプリント配線基板を用いた接続構造。
  3. 【請求項3】 リードパターン(1)は、その長手方向
    の中間で終端させた終端パターン部(19)を有するこ
    とによって、コンタクト(33)の配設位置から回避さ
    せたことを特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリ
    ント配線基板を用いた接続構造。
  4. 【請求項4】 リードパターン(1)は、主リードパタ
    ーン部から別方向に分かれて配線される枝パターン部
    (21)を有することによって、コンタクト(33)の
    配設位置から回避させたことを特徴とする請求項1記載
    のフレキシブルプリント配線基板を用いた接続構造。
  5. 【請求項5】 隣り合うリードパターン(1)間をショ
    ートさせて、フレキシブル基板用コネクタ(13、1
    4、15、16)のコンタクト(33)間をショートさ
    せることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に
    記載のフレキシブルプリント配線基板を用いた接続構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006066080A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Fujikura Ltd 可撓性フラット回路基板の接続端子構造
JP2013235440A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 配線設計支援システム、電気回路、現金自動預払機

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