JPH1167281A - 電 池 - Google Patents

電 池

Info

Publication number
JPH1167281A
JPH1167281A JP9229760A JP22976097A JPH1167281A JP H1167281 A JPH1167281 A JP H1167281A JP 9229760 A JP9229760 A JP 9229760A JP 22976097 A JP22976097 A JP 22976097A JP H1167281 A JPH1167281 A JP H1167281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead terminal
electrode lead
negative electrode
film
positive electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9229760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3494558B2 (ja
Inventor
Masao Kawaguchi
正夫 川口
Soichi Hanabusa
聡一 花房
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Battery Co Ltd filed Critical Toshiba Battery Co Ltd
Priority to JP22976097A priority Critical patent/JP3494558B2/ja
Publication of JPH1167281A publication Critical patent/JPH1167281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3494558B2 publication Critical patent/JP3494558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度及び耐食性に優れ、半田付けやスポット
溶接を容易に行え、安価な正極リード端子及び負極リー
ド端子を備えた電池を提供する。 【解決手段】 発電要素1を正極リード端子11及び負
極リード端子12の先端が外部に突出した状態で収納す
るフィルム13;を具備し、前記正極リード端子11
は、一方の面もしくは両面の少なくとも接続代に前記フ
ィルム13と接しないように形成されたニッケル領域1
6と、前記フィルム13内に位置する部分に形成された
アルミニウム領域とを含む帯状金属板からなり、前記負
極リード端子12は、一方の面もしくは両面の少なくと
も接続代に前記フィルム13と接しないように形成され
たニッケル領域16と、前記フィルム13内に位置する
部分に形成された銅領域とを含む帯状金属板からなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電要素がフィル
ム内に収納された構造の電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の発達にともない、小型
で軽量、かつエネルギー密度が高く、更に繰り返し充放
電が可能な二次電池の開発が要望されている。このよう
な二次電池としては、リチウムまたはリチウム合金を活
物質とする負極と、モリブデン、バナジウム、チタンあ
るいはニオブなどの酸化物、硫化物もしくはセレン化物
を活物質として含む懸濁液が塗布された集電体からなる
正極と非水電解液を具備したリチウム二次電池が知られ
ている。
【0003】また、負極に、例えばコークス、黒鉛、炭
素繊維、樹脂焼成体、熱分解気相炭素のようなリチウム
イオンを吸蔵放出する炭素質材料を含む懸濁液が塗布さ
れた集電体を用いたリチウム二次電池が提案されてい
る。前記二次電池は、デンドライト析出による負極特性
の劣化を改善することができるため、電池寿命と安全性
を向上することができる。
【0004】ところで、リチウム二次電池の一例である
ポリマー電解質二次電池は、例えば、以下に説明する方
法で製造される。まず、リチウム系酸化物のような活物
質、非水電解液及びこの電解液を保持するポリマーを含
む正極層が集電体に担持された構造の正極と、リチウム
イオンを吸蔵放出し得る炭素質材料、非水電解液及びこ
の電解液を保持するポリマーを含む負極層が集電体に担
持された構造の負極と、前記正極と前記負極の間に配置
され、非水電解液及びこの電解液を保持するポリマーを
含む固体ポリマー電解質層とを備えた発電要素を作製す
る。前記正極及び前記負極の集電体は、それぞれ、前記
リチウム系酸化物、前記炭素質材料と電位差を持たない
金属から形成されている。具体的には、前記正極の集電
体としてはアルミニウムからなる金網またはエキスパン
ドメタルが使用され、前記負極の集電体としては銅から
なる金網またはエキスパンドメタルが用いられている。
前記各集電体は、これと一体的に形成されているか、も
しくはこれと同一の金属板を接合することによって形成
されたリード端子を有する。このような発電要素を二つ
折りにした熱融着シール用フィルムで前記正極リード端
子の先端および前記負極リード端子の先端が前記フィル
ムの外側に延出するように被覆し、前記フィルムを熱圧
着によって張り合わせる。このようにして得られたポリ
マー電解質二次電池(素電池)は、例えば、単独か、も
しくは組電池の形態で電池パック内に収納され、電子機
器の電源として使用される。
【0005】前述した形態で電源として使用される場合
には、前記二次電池の正極リード端子と負極リード端子
は、前記電池パックのコネクターや、前記電池パック内
に収納された回路(保護回路など)、もしくは他のポリ
マー電解質二次電池のリードに接続されることとなる。
ところで、コネクターや、回路の端子は、通常、ニッケ
ルや、ステンレスから形成される。一方、前記正極リー
ド端子は、充放電反応中の腐食を防止するためにアルミ
ニウムから形成される。この正極リード端子と前述した
コネクターや、回路とを溶接や、半田付けによって接続
するのは大変に難しい。このようなことから、前記正極
リード端子にニッケルからなる補助端子を超音波溶接に
よって接続し、この補助端子をコネクターや、回路に接
続することが行われている。
【0006】しかしながら、前述しているようにニッケ
ルとアルミニウムを溶接によって強固に接続することは
困難であるため、正極リード端子から補助端子が外れる
という問題点が生じた。
【0007】このようなことから、補助端子として銅板
を用いたが、銅板は腐食されやすいため、この補助端子
をコネクターや、回路あるいはリードに半田付けするの
に長時間を要した。半田付けがなされる個所は例えば3
00℃以上という高温になるため、半田付けに長時間を
要すると、前記二次電池が長期間に亘って高温に晒され
ることとなり、前記二次電池の性能、例えば放電容量が
低下するという問題点が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強度及び耐
食性に優れ、半田付けやスポット溶接を容易に行え、安
価な正極リード端子及び負極リード端子を備えた電池を
提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電池は、正
極と、負極と、前記正極と電気的に接続された帯状の正
極リード端子と、前記負極と電気的に接続された帯状の
負極リード端子と含む発電要素;前記発電要素を前記正
極リード端子及び前記負極リード端子の先端が外部に突
出した状態で収納するフィルム;を具備し、前記正極リ
ード端子は、一方の面もしくは両面の少なくとも接続代
に前記フィルムと接しないように形成されたニッケル領
域と、前記フィルム内に位置する部分に形成されたアル
ミニウム領域とを含む帯状金属板からなり、前記負極リ
ード端子は、一方の面もしくは両面の少なくとも接続代
に前記フィルムと接しないように形成されたニッケル領
域と、前記フィルム内に位置する部分に形成された銅領
域とを含む帯状金属板からなることを特徴とするもので
ある。
【0010】また、本発明に係る別の電池は、正極と、
負極と、前記正極と電気的に接続された帯状の正極リー
ド端子と、前記負極と電気的に接続された帯状の負極リ
ード端子と含む発電要素;前記発電要素を前記正極リー
ド端子及び前記負極リード端子の先端が外部に突出した
状態で収納するフィルム;を具備し、前記正極リード端
子は、前記フィルム内に位置する部分に形成されたアル
ミニウム領域を含む帯状金属板と、前記金属板の一方の
面もしくは両面の少なくとも接続代に前記フィルムと接
しないように形成された半田層とを備え、前記負極リー
ド端子は、前記フィルム内に位置する部分に形成された
銅領域を含む帯状金属板と、前記金属板の一方の面もし
くは両面の少なくとも接続代に前記フィルムと接しない
ように形成された半田層とを備えることを特徴とするも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る電池の一例(ポリマ
ー電解質二次電池)を図1〜図8を参照して詳細に説明
する。図1は本発明に係るポリマー電解質二次電池の一
例を示す部分切欠平面図、図2は図1の二次電池を示す
縦断面図、図3は図2のA部を示す拡大図、図4は図1
の二次電池の負極リード端子を示す断面図、図5は図1
の二次電池の負極リード端子の別の例を示す断面図、図
6は図1の二次電池の正極リード端子の別の例を示す断
面図、図7、図8は図1の二次電池の負極リード端子の
更に別の例を示す断面図である。
【0012】図1に示すように、ポリマー電解質二次電
池は、発電要素1を備える。このような発電要素1は、
例えば図2に示すように、負極層2が銅製エキスパンド
メタルのような網状集電体3の両面に担持された構造を
有する負極4を備えている。2枚のセパレータ(固体ポ
リマー電解質層)5は、前記負極4の両面に積層されて
いる。2枚の正極6は、前記2枚のセパレータ5にそれ
ぞれ積層されている。前記各正極6は、活物質を含む正
極層7がアルミニウム製エキスパンドメタルのような網
状集電体8の両面に担持された構造を有する。前記負極
4の集電体3は、図1及び図2に示すように、網状負極
端子9を有する。また、前記2枚の正極集電体8は、網
状正極端子10をそれぞれ有する。帯状の正極リード端
子11は、一端が三つ折りにされ、この三つ折り部で前
記2つの正極端子10を重ね合わせたものを挟んでい
る。前記正極リード端子11の三つ折り部と前記2つの
正極端子10の先端部とは、例えば溶接などによって固
定されている。また、図1に示すように、帯状の負極リ
ード端子12は、前記負極端子9の下面に例えば溶接な
どによって固定されている。二つ折りにした熱融着シー
ル用フィルム13は、前記発電要素1を前記正極リード
端子11及び前記負極リード端子12の先端が前記フィ
ルム13から突出するように被覆している。前記フィル
ム13の3つの開口部14は、熱融着によって封止され
ている。
【0013】前記正極リード端子11は、図1及び図3
に示すように、両面の先端部(接続代)に形成された2
つのニッケル領域15と、残りの部分に形成されたアル
ミニウム領域とから構成された帯状金属板から形成され
ている。このような金属板は、例えば、ニッケル板及び
アルミニウム板を冷間圧延加工によって一体化し、必要
に応じて熱処理を施すことにより作製することができる
(ニッケルとアルミニウムのクラッド板)。前記負極リ
ード端子12は、図1及び図4に示すように、両面の先
端部(接続代)に形成された2つのニッケル領域16
と、前記各ニッケル領域16と前記フィルム13の端部
との間に位置する面にこの面を横切るように存在する2
つの半田をはじく領域17と、残りの部分に形成された
銅領域とからなる帯状金属板から形成されている。前記
半田をはじく領域は、例えば、アルミニウムから形成す
ることができる。このような金属板は、例えば、ニッケ
ル板、銅板及びアルミニウム板を冷間圧延加工によって
一体化し、必要に応じて熱処理を施すことにより作製す
ることができる(ニッケル、アルミニウム及び銅のクラ
ッド板)。また、前記半田をはじく領域は、前述したよ
うな予め帯状金属板に形成する方法の他に、例えば蒸着
などによって後から形成することも可能である。具体的
には、例えば図5に示すように、ニッケル板及び銅板を
冷間圧延加工によって一体化し、必要に応じて熱処理を
施すことにより、両面の先端部(接続代)に形成された
2つのニッケル領域16と、残りの部分に形成された銅
領域とからなる帯状金属板を作製する。得られた金属板
の各ニッケル領域16と隣接する部分にアルミニウムを
蒸着させて半田をはじく領域18を形成することにより
前記負極リード端子12を作製することができる。
【0014】前記フィルム13の端部のうち前記正極リ
ード端子11及び前記負極リード端子12の先端が突出
している端部から前記正極リード端子11のニッケル領
域15までの距離(d)、及びこの端部から前記負極リ
ード端子12のニッケル領域16までの距離(d)は、
0.5mm以上にそれぞれ設定すると良い。この距離を
0.5mm未満にすると、前記正極リード端子や、前記
負極リード端子の接続代に半田付けを行う際に、高温の
半田が前記ニッケル領域を伝って前記フィルムに到達
し、前記フィルムが溶けて前記フィルムの密閉性が低下
する恐れがある。特に、ポリマー電解質二次電池のフィ
ルムの密閉性が低下すると、高温環境下で使用した際に
非水電解液が前記フィルムを通して外部に逃散し、放電
容量の低下を招く。
【0015】なお、前述した図1〜図5においては、正
極リード端子及び負極リード端子1の両面にニッケル領
域を形成する例を説明したが、このニッケル領域は、図
6〜8に示すように、リード端子の片面に形成しても良
い。
【0016】前記熱融着シール用フィルムとしては、例
えば、絶縁性及び保護機能を有する最外層と、熱融着性
を有する最内層と、前記最外層及び前記最内層の間に配
置された金属層とを含むラミネートフィルムを挙げるこ
とができる。
【0017】前記フィルムの最内層は、例えば、アイオ
ノマー、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(P
P)、エチレンビニルアセテート樹脂(EVA)のよう
な熱融着性樹脂を含む層から形成することができる。
【0018】前記フィルムの金属層を形成する金属とし
ては、例えば、アルミニウム、ニッケル等を挙げること
ができる。前記金属層は、前記フィルムの気密性を向上
することができる。
【0019】前記フィルムの最外層は、例えば、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、
ナイロンのような絶縁性樹脂を含む層から形成すること
ができる。
【0020】前記ラミネートフィルムとしては、例え
ば、(a)PET(最外層)/Al箔/PET/PPも
しくはPE(最内層)、(b)PET(最外層)/Al
箔/ナイロン/PE(最内層)、(c)PET(最外
層)/PE/Ni箔/アイオノマー(最内層)、(d)
ナイロン(最外層)/PE,PET/PE/EVA,P
ET/アイオノマー(最内層)、(e)PET(最外
層)/ナイロン/PE,PET/PP,PET/ナイロ
ン/PP,PET/ビニリデンクロライド樹脂/PE,
Al蒸着PET/PE,PET/Al箔/PET/アイ
オノマー(最内層)、(f)ポリカーボネート(最外
層)/PE/EVA(最内層)、(g)PET(最外
層)/Al箔/PE/アイオノマー(最内層)等を挙げ
ることができる。
【0021】前記ポリマー電解質二次電池の正極、負極
及び電解質層としては、例えば、以下に説明するものを
用いることができる。 (正極)この正極は、正極活物質、非水電解液及びこの
電解液を保持するポリマーを含む正極層が集電体に担持
されたものから形成される。
【0022】前記正極活物質としては、種々の酸化物
(例えばLiMn24 などのリチウムマンガン複合酸
化物、二酸化マンガン、例えばLiNiO2 などのリチ
ウム含有ニッケル酸化物、例えばLiCoO2 などのリ
チウム含有コバルト酸化物、リチウム含有ニッケルコバ
ルト酸化物、リチウムを含む非晶質五酸化バナジウムな
ど)や、カルコゲン化合物(例えば、二硫化チタン、二
硫化モリブテンなど)等を挙げることができる。中で
も、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム含有コバル
ト酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物を用いるのが好
ましい。
【0023】前記非水電解液は、非水溶媒に電解質を溶
解することにより調製される。前記非水溶媒としては、
エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネー
ト(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチル
カーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DE
C)、エチルメチルカーボネート(EMC)、γ−ブチ
ロラクトン(γ−BL)、スルホラン、アセトニトリ
ル、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジメトキシプ
ロパン、ジメチルエーテル、テトラヒドロフラン(TH
F)、2−メチルテトラヒドロフラン等を挙げることが
できる。前記非水溶媒は、単独で使用しても、2種以上
混合して使用しても良い。
【0024】前記電解質としては、例えば、過塩素酸リ
チウム(LiClO4 )、六フッ化リン酸リチウム(L
iPF6 )、ホウ四フッ化リチウム(LiBF4 )、六
フッ化砒素リチウム(LiAsF6 )、トリフルオロメ
タンスルホン酸リチウム(LiCF3 SO3 )、ビスト
リフルオロメチルスルホニルイミドリチウム[LiN
(CF3 SO32 ]等のリチウム塩を挙げることがで
きる。
【0025】前記電解質の前記非水溶媒に対する溶解量
は、0.2mol/l〜2mol/lとすることが望ま
しい。前記非水電解液を保持するポリマーとしては、例
えば、ポリエチレンオキサイド誘導体、ポリプロピレン
オキサイド誘導体、前記誘導体を含むポリマー、ビニリ
デンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン
(HFP)との共重合体等を用いることができる。前記
HFPの共重合割合は、前記共重合体の合成方法にも依
存するが、通常、最大で20重量%前後である。
【0026】前述した図1,図2においては、前記正極
の集電体としてアルミニウム製エキスパンドメタルを使
用したが、前記集電体には、例えばアルミニウム箔、ア
ルミニウム製メッシュ、アルミニウム製パンチドメタル
等を用いても良い。
【0027】前記正極端子10は、例えば、アルミニウ
ムから形成することができる。この端子としては、前述
したような網状のもののほかに、板状のものを用いるこ
とが可能である。
【0028】前記正極は、導電性を向上する観点から導
電性材料を含んでいてもよい。前記導電性材料として
は、例えば、人造黒鉛、カーボンブラック(例えばアセ
チレンブラックなど)、ニッケル粉末等を挙げることが
できる。
【0029】前記正極は、例えば、以下の(a)、また
は(b)の方法により作製することができる。 (a)前記非水電解液を保持するポリマー、可塑剤、前
記活物質及び前記導電材料を溶媒(例えば、アセトン)
の存在下で混合し、ペーストを調製し、成膜することに
より電解液未含浸の正極シートを作製した後、得られた
シートを前記集電体に接着する。得られた電解液未含浸
の正極中の可塑剤を例えば溶媒抽出により除去し、前記
非水電解液を含浸させることにより正極を得る。
【0030】(b)前記非水電解液を保持するポリマ
ー、前記可塑剤、前記活物質及び前記導電材料を溶媒の
存在下で混合し、ペーストを調製し、得られたペースト
を前記集電体に塗布する。得られた電解液未含浸の正極
中の可塑剤を例えば溶媒抽出により除去し、前記非水電
解液を含浸させることにより正極を得る。
【0031】前記可塑剤としては、例えば、フタル酸ジ
ブチル(DBP)、フタル酸ジメチル(DMP)、エチ
ルフタリルエチルグリコレート(EPEG)等を挙げる
ことができる。
【0032】(負極)この負極は、負極活物質、非水電
解液及びこの電解液を保持するポリマーを含む負極層が
集電体に担持されたものから形成される。
【0033】前記負極活物質としては、リチウムイオン
を吸蔵放出する炭素質材料を挙げることができる。かか
る炭素質材料としては、例えば、有機高分子化合物(例
えば、フェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、セルロ
ース等)を焼成することにより得られるもの、コークス
や、メソフェーズピッチを焼成することにより得られる
もの、人造グラファイト、天然グラファイト等に代表さ
れる炭素質材料を挙げることができる。中でも、500
℃〜3000℃の温度で、常圧または減圧下にて前記メ
ソフェーズピッチを焼成して得られる炭素質材料を用い
るのが好ましい。
【0034】前記非水電解液及び前記ポリマーとして
は、前述した正極で説明したものと同様なものが用いら
れる。前述した図1、図2においては前記負極の集電体
としては、銅製エキスパンドメタルを使用したが、例え
ば銅箔、銅製メッシュ、銅製パンチドメタル等を用いて
も良い。
【0035】前記負極端子9は、例えば、銅から形成す
ることができる。この端子としては、前述したような網
状のもののほかに、板状のものを用いることが可能であ
る。なお、前記負極シートは、人造グラファイト、天然
グラファイト、カーボンブラック、アセチレンブラッ
ク、ケッチェンブラック、ニッケル粉末、ポリフェニレ
ン誘導体等の導電性材料、オレフィン系ポリマーや炭素
繊維等のフィラーを含むことを許容する。
【0036】前記負極は、例えば、以下の(a)、また
は(b)の方法により作製することができる。 (a)前記非水電解液を保持するポリマー、可塑剤及び
前記活物質を溶媒(例えば、アセトン)の存在下で混合
し、ペーストを調製し、成膜することにより電解液未含
浸の負極シートを作製した後、得られたシートを前記集
電体に接着する。得られた電解液未含浸の負極中の可塑
剤を例えば溶媒抽出により除去し、前記非水電解液を含
浸させることにより負極を得る。
【0037】(b)前記非水電解液を保持するポリマ
ー、可塑剤及び前記活物質を溶媒の存在下で混合し、ペ
ーストを調製し、得られたペーストを前記集電体に塗布
する。得られた電解液未含浸の負極中の可塑剤を例えば
溶媒抽出により除去し、前記非水電解液を含浸させるこ
とにより負極を得る。
【0038】前記可塑剤としては、前述した正極で説明
したのと同様なものを挙げることができる。 (固体ポリマー電解質層)この電解質層は、非水電解液
及びこの電解液を保持するポリマーを含む。
【0039】前記非水電解液及び前記ポリマーとして
は、前述した正極で説明したものと同様なものが用いら
れる。前記電解質層は、強度を更に向上させる観点か
ら、酸化硅素粉末のような無機フィラーを添加しても良
い。
【0040】前記セパレータシートは、例えば、前記非
水電解液を保持するポリマー、可塑剤及び前記無機フィ
ラーをアセトンなどの有機溶媒中で混合してペーストを
調製し、成膜した後、得られた電解液未含浸のセパレー
タシート中の可塑剤を例えば溶媒抽出により除去し、前
記非水電解液を含浸させることにより作製することがで
きる。
【0041】前記可塑剤としては、前述した正極で説明
したのと同様なものを挙げることができる。なお、可塑
剤の抽出及び非水電解液の含浸は、正極、負極及びセパ
レータシートについて個別に行っても良いし、これをま
とめた状態で行っても良い。
【0042】また、前述したポリマー電解質二次電池に
おいては、前述したようなニッケル領域を有する正極リ
ード端子及び負極リード端子の代りに、以下に説明する
ような構成の正極リード端子及び負極リード端子を用い
ることができる。
【0043】(正極リード端子)図9に示すように、正
極リード端子21は、帯状アルミニウム板の両面の先端
部(接続代)が半田層22で被覆された構造を有する。
このようなリード端子は、例えば、帯状アルミニウム板
の両面の先端にニッケルメッキを施した後、このニッケ
ルメッキが施された部分に半田メッキを施すことによっ
て作製することができる。
【0044】(負極リード端子)図10に示すように、
負極リード端子23は、両面の先端部(接続代)が半田
層24で被覆された帯状銅板を備える。前記負極リード
端子23は、前記半田層24と隣接する箇所に端子23
を横切るように半田をはじく領域25が2つ形成されて
いる。この半田をはじく領域25は、例えば、アルミニ
ウムから形成することができる。このようなリード端子
は、例えば、帯状銅板の両面の先端に半田メッキを施し
た後、この半田メッキが施された個所と隣接する部分
に、帯状銅板を横切るようにアルミニウムを蒸着させる
ことによって作製することができる。また、この半田を
はじく領域は、前述したような帯状金属板に後から形成
する方法の他に、予め帯状金属板に含める方法で形成す
ることができる。具体的には、表面の所望の個所に形成
された半田をはじく領域と、残りの部分に形成された銅
領域とからなる帯状金属板の接続代にニッケルメッキを
施した後、このニッケルメッキが施された個所に半田メ
ッキを施すことにより前記負極リード端子を作製するこ
とができる。
【0045】前記フィルムの端部のうち前記正極リード
端子21及び前記負極リード端子23の先端が突出して
いる端部から前記正極リード端子21の半田層22まで
の距離、及びこの端部から前記負極リード端子23の半
田層25までの距離は、0.5mm以上にそれぞれ設定
すると良い。この距離を0.5mm未満にすると、前記
正極リード端子や、前記負極リード端子の接続代に半田
付けを行う際に、高温の半田が前記半田層を伝って前記
フィルムに到達し、前記フィルムが溶けて前記フィルム
の密閉性が低下する恐れがある。
【0046】なお、前述した図9及び図10において
は、前記正極リード端子及び前記負極リード端子の両面
に半田層を有する構成を説明したが、前記正極リード端
子及び前記負極リード端子の片面のみに半田層を形成し
ても良い。
【0047】以上説明したように本発明に係る電池は、
発電要素と、前記発電要素を前記正極リード端子及び前
記負極リード端子の先端が外部に突出した状態で収納す
るフィルムとを具備し、前記正極リード端子は、一方の
面もしくは両面の少なくとも接続代に前記フィルムと接
しないように形成されたニッケル領域と、前記フィルム
内に位置する部分に形成されたアルミニウム領域とを含
む帯状金属板からなり、前記負極リード端子は、一方の
面もしくは両面の少なくとも接続代に前記フィルムと接
しないように形成されたニッケル領域と、前記フィルム
内に位置する部分に形成された銅領域とを含む帯状金属
板からなることを特徴とするものである。このような電
池は、正極リード端子及び負極リード端子の引っ張り強
度を向上することができる。また、これらリード端子の
接続代は、ニッケルから形成されているため、表面の酸
化による腐食を抑えることができる。このため、前記正
極リード端子及び前記負極リード端子をコネクターやリ
ードなどに半田付けや、溶接によって容易に接続するこ
とができる。その結果、前記電池は、半田付けや溶接に
要する時間を短縮することができ、この時に生じる熱劣
化を抑制することができるため、性能が損なわれるのを
防止することができる。
【0048】前記正極リード端子及び前記負極リード端
子のニッケル領域とこれら端子が突出しているフィルム
端部との距離を0.5mm以上にすることによって、前
記正極リード端子や、前記負極リード端子の接続代に半
田付けを行う際、溶融した半田が前記ニッケル領域を伝
って前記フィルムに到達するのを防止することができ
る。その結果、溶融した半田によって前記フィルムの封
止部が溶解するの回避することができるため、高い気密
性を維持することができる。
【0049】特に、前記負極リード端子において、ニッ
ケル領域とこの端子が突出しているフィルム端部との間
に前記負極リード端子を横切るように半田をはじく領域
が存在することによって、前記負極リード端子の接続代
に半田付けを行う際、溶融した半田が半田をはじく領域
ではじかれ、前記フィルムへの半田の流出を防止するこ
とができる。その結果、半田付けにより電池の気密性が
低下するのを回避することができる。
【0050】以上説明したように本発明に係る電池は、
発電要素と、前記発電要素を前記正極リード端子及び前
記負極リード端子の先端が外部に突出した状態で収納す
るフィルムとを具備し、前記正極リード端子は、前記フ
ィルム内に位置する部分に形成されたアルミニウム領域
を含む帯状金属板と、前記金属板の一方の面もしくは両
面の少なくとも接続代に前記フィルムと接しないように
形成された半田層とを備え、前記負極リード端子は、前
記フィルム内に位置する部分に形成された銅領域を含む
帯状金属板と、前記金属板の一方の面もしくは両面の少
なくとも接続代に前記フィルムと接しないように形成さ
れた半田層とを備えることを特徴とするものである。こ
のような電池は、正極リード端子及び負極リード端子の
引っ張り強度を向上することができる。また、これらリ
ード端子の接続代は、半田から形成されているため、表
面の酸化による腐食を抑えることができる。このため、
前記正極リード端子及び前記負極リード端子をコネクタ
ーやリードなどに半田付けや、溶接によって極めて容易
に接続することができる。その結果、前記電池は、半田
付けや溶接に要する時間を大幅に短縮することができる
ため、優れた性能を維持することができる。
【0051】前記正極リード端子及び前記負極リード端
子の半田層とこれら端子が突出しているフィルム端部と
の距離を0.5mm以上にすることによって、前記正極
リード端子や、前記負極リード端子の接続代に半田付け
を行う際、溶融した半田が前記半田層を伝って前記フィ
ルムに到達するのを防止することができる。その結果、
溶融した半田によって前記フィルムの封止部が溶解する
の回避することができるため、高い気密性を維持するこ
とができる。
【0052】特に、前記負極リード端子において、半田
層とこの端子が突出しているフィルム端部との間に前記
負極リード端子を横切るように半田をはじく領域が存在
することによって、前記負極リード端子の接続代に半田
付けを行う際、溶融した半田が半田をはじく領域ではじ
かれ、前記フィルムへの半田の流出を防止することがで
きる。その結果、半田付けにより電池の気密性が低下す
るのを回避することができる。
【0053】
【実施例】以下、本発明に係わる実施例を図面を参照し
て詳細に説明する。 (実施例1) <正極の作製>まず、活物質として組成式がLiMn2
4 で表されるリチウムマンガン複合酸化物65重量%
と、カーボンブラック7.0重量%と、ビニリデンフロ
ライド−ヘキサフルオロプロピレン(VdF−HFP)
の共重合体粉末9.0重量%と、可塑剤としてフタル酸
ジブチル(DBP)19.0重量%をN−N−ジメチル
ホルムアミド中で混合し、ペーストを調製した。得られ
たペーストをポリエチレンテレフタレートフィルム(P
ETフィルム)上に塗布し、シート化し、非水電解液未
含浸の正極シートを作製した。アルミニウム製エキスパ
ンドメタルからなり、正極端子部を有する集電体(厚さ
が30μm)の両面に、得られた正極シートを熱ロール
で加熱圧着することにより非水電解液未含浸の正極を作
製した。
【0054】<負極の作製>活物質としてメソフェーズ
ピッチ炭素繊維65.0重量%と、ビニリデンフロライ
ド−ヘキサフルオロプロピレン(VdF−HFP)の共
重合体粉末9重量%と、可塑剤{フタル酸ジブチル(D
BP)}26重量%とをN−N−ジメチルホルムアミド
中で混合し、ペーストを調製した。得られたペーストを
ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィル
ム)上に塗布し、シート化し、電解液未含浸の負極シー
トを作製した。銅製エキスパンドメタルからなり、負極
端子部を有する集電体(厚さが30μm)の両面に、得
られた負極シートを熱ロールで加熱圧着することにより
電解液未含浸の負極を作製した。
【0055】<固体ポリマー電解層の作製>酸化硅素粉
末を33.3重量部と、ビニリデンフロライド−ヘキサ
フルオロプロピレン(VdF−HFP)の共重合体粉末
を22.2重量部と、可塑剤{フタル酸ジブチル(DB
P)}44.5重量部とをアセトン中で混合し、ペース
ト状にした。得られたペーストをポリエチレンテレフタ
レートフィルム(PETフィルム)上に塗布し、シート
化し、電解液未含浸の電解質層を作製した。
【0056】<非水電解液の調製>エチレンカーボネー
ト(EC)とジメチルカーボネート(DMC)が体積比
で2:1の割合で混合された非水溶媒に電解質としての
LiPF6 をその濃度が1mol/lになるように溶解
させて非水電解液を調製した。
【0057】<積層電極の作製>前記正極を2枚と前記
負極を1枚と前記電解質層を2枚用意し、前記正極と前
記負極をその間に前記電解質層を介在させながら交互に
積層し、これらを145℃に加熱した剛性ロールにて加
熱圧着し、積層物を作製した。このような積層物をメタ
ノール中に浸漬し、前記積層物中のDBPをメタノール
によって抽出し、除去した。これを乾燥し、前記組成の
非水電解液に浸積することにより前記積層物への電解液
の含浸を行い、厚さが60μmで、外形寸法が40mm
×80mmの積層電極を作製した。
【0058】<電池の組立>アルミニウム箔(母材)及
びニッケル箔を冷間圧延加工によって一体化し、熱処理
を施すことにより、前述した図3に示すように、帯状ア
ルミニウム箔の表裏面とも先端から4mmまでの部分
(接続代)にニッケル箔が積層された構造を有するクラ
ッド板を作製した(正極リード端子)。前記正極リード
端子の厚さは80μmで、幅が5mmであった。前記ニ
ッケル箔の厚さは15μmであった。また、銅箔(母
材)、アルミニウム箔及びニッケル箔を冷間圧延加工に
よって一体化し、熱処理を施すことにより、前述した図
4に示すように、帯状銅箔の表裏面とも先端から4mm
までの部分(接続代)にニッケル箔が積層され、各ニッ
ケル箔から1mmまでの部分にアルミニウム箔が積層さ
れた構造を有するクラッド板を作製した(負極リード端
子)。前記負極リード端子の厚さは80μmで、幅が5
mmであった。前記ニッケル箔及び前記アルミニウム箔
の厚さはそれぞれ15μmであった。
【0059】前記正極リード端子の接続代でない端部を
三つ折りにし、この三つ折り部で前述した2つの正極端
子の先端を挟み、これらを溶接によって固定した。ま
た、前記負極リード端子の接続代でない端部を前述した
負極端子の下面に溶接した。
【0060】一方、熱融着シール用フィルムとして、厚
さが12μmのポリエステルフィルム、厚さが20μm
のアルミニウム箔、厚さが12μmのポリエステルフィ
ルム及び厚さが50μmの変性ポリオレフィン系の熱融
着性樹脂層がこの順番に積層された複合フィルムを用意
した。このフィルムを前記熱融着性樹脂層が内側となる
ように二つ折りにし、前述した積層電極を前記正極リー
ド端子及び前記負極リード端子の先端が外部に突出する
ように被覆した。前記積層電極に過熱融着時の熱影響を
及ぼさないようにマージンを持たせ、幅5mmで前記フ
ィルムを熱融着することにより前記フィルム内に積層電
極を密封し、前述した図1〜2に示す構造を有し、厚さ
が0.3mmで、リード部分を除く外形寸法が55mm
×90mmであるポリマー電解質二次電池を10個製造
した。なお、前記各二次電池において、前記フィルムか
ら突出した正極リード端子及び負極リード端子の長さ
は、5mmである。前記正極リード端子は、両面の先端
から4mmまでにニッケル領域が存在している。各ニッ
ケル領域と前記フィルムの端部とは1mm離れている。
一方、前記負極リード端子は、両面の先端から4mmま
でにニッケル領域が存在している。各ニッケル領域から
1mmまでの部分、つまり各ニッケル領域から前記フィ
ルムの端部までの部分に、半田をはじく領域としてのア
ルミニウム領域が存在している。 (実施例2)銅箔(母材)及びニッケル箔を冷間圧延加
工によって一体化し、熱処理を施した後、各ニッケル領
域と隣接する部分にアルミニウムを蒸着させることによ
って、前述した図5に示すように、帯状銅箔の表裏面と
も先端から4mmまでの部分(接続代)にニッケル箔が
積層された構造を有するクラッド板の各ニッケル箔から
1mmまでの部分にアルミニウム層が形成されたものを
作製した(負極リード端子)。前記負極リード端子の厚
さは80μmで、幅が5mmであった。前記ニッケル箔
及び前記アルミニウム層の厚さはそれぞれ15μmであ
った。
【0061】実施例1と同様な積層電極に前記負極リー
ド端子及び実施例1と同様な正極リード端子を実施例1
と同様にして取り付けた。これを実施例1と同様な熱融
着シール用フィルム内に実施例1と同様にして密封し、
前述した図1〜2に示す構造を有し、厚さが0.3mm
で、リード部分を除く外形寸法が55mm×90mmで
あるポリマー電解質二次電池を10個製造した。なお、
前記各二次電池において、前記フィルムから突出した正
極リード端子及び負極リード端子の長さは、5mmであ
る。前記正極リード端子は、両面の先端から4mmまで
にニッケル領域が存在している。各ニッケル領域と前記
フィルムの端部とは1mm離れている。一方、前記負極
リード端子は、両面の先端から4mmまでにニッケル領
域が存在している。各ニッケル領域から1mmまでの部
分、つまり各ニッケル領域から前記フィルムの端部まで
の部分に、半田をはじく領域としてのアルミニウム領域
が存在している。 (実施例3)厚さが80μmで、幅が5mmの帯状アル
ミニウム箔を用意し、このアルミニウム箔の表裏面とも
先端から4mmまでの部分にニッケルメッキを施した
後、この部分を溶融した半田に浸漬して半田メッキを施
すことによって、前述した図9に示すように両面の先端
から4mm(接続代)までの部分を半田層で被覆し、正
極リード端子を作製した。前記半田層の厚さは10μm
であった。また、厚さが80μmで、幅が5mmの帯状
銅箔を用意し、この銅箔の表裏面とも先端から4mmま
での部分を溶融した半田に浸漬して半田メッキを施すこ
とによって、両面の先端から4mmまでの部分(接続
代)を厚さが10μmの半田層で被覆した。次いで、各
半田層から1mmまでの部分にアルミニウムを蒸着させ
ることによって、前述した図10に示すような構造の負
極リード端子を作製した。なお、得られたアルミニウム
層の厚さは、5μmであった。
【0062】実施例1と同様な積層電極に前記負極リー
ド端子及び前記正極リード端子を実施例1と同様にして
取り付けた。これを実施例1と同様な熱融着シール用フ
ィルム内に実施例1と同様にして密封し、厚さが0.3
mmで、リード部分を除く外形寸法が55mm×90m
mであるポリマー電解質二次電池を10個製造した。な
お、前記各二次電池において、前記フィルムから突出し
た正極リード端子及び負極リード端子の長さは、5mm
である。前記正極リード端子は、両面の先端から4mm
までに半田層が存在している。各半田層と前記フィルム
の端部とは1mm離れている。一方、前記負極リード端
子は、両面の先端から4mmまでに半田層が存在してい
る。各半田層から1mmまでの部分、つまり各半田層か
ら前記フィルムの端部までの部分に、半田をはじく領域
としてのアルミニウム領域が存在している。 (実施例4)銅箔(母材)及びアルミニウム箔を冷間圧
延加工によって一体化し、熱処理を施すことにより、帯
状銅箔の表裏面とも接続代(先端から4mmまでの部
分)から1mmまでの部分にアルミニウム箔が積層され
た構造を有し、厚さが80μmで、幅が5mmの帯状ク
ラッド板を作製した。このクラッド板の表裏面とも先端
から4mmまでの部分を溶融した半田に浸漬して半田メ
ッキを施すことによって、両面の先端から4mmまでの
部分(接続代)を厚さが10μmの半田層で被覆し、負
極リード端子を作製した。
【0063】実施例1と同様な積層電極に前記負極リー
ド端子及び前記正極リード端子を実施例1と同様にして
取り付けた。これを実施例1と同様な熱融着シール用フ
ィルム内に実施例1と同様にして密封し、厚さが0.3
mmで、リード部分を除く外形寸法が55mm×90m
mであるポリマー電解質二次電池を10個製造した。な
お、前記各二次電池において、前記フィルムから突出し
た正極リード端子及び負極リード端子の長さは、5mm
である。前記正極リード端子は、両面の先端から4mm
までに半田層が存在している。各半田層と前記フィルム
の端部とは1mm離れている。一方、前記負極リード端
子は、両面の先端から4mmまでに半田層が存在してい
る。各半田層から1mmまでの部分、つまり各半田層か
ら前記フィルムの端部までの部分に、半田をはじく領域
としてのアルミニウム領域が存在している。 (比較例1)正極リード端子として厚さが80μmで、
幅が5mmの帯状アルミニウム箔を用意した。また、負
極リード端子として厚さが80μmで、幅が5mmの帯
状銅箔を用意した。
【0064】前記正極リード端子の一端部を三つ折りに
し、この三つ折り部で実施例1と同様な積層電極の2つ
の正極端子の先端を挟み、これらを溶接によって固定し
た。また、前記負極リード端子の一端部を前述した積層
電極の負極端子の下面に溶接した。実施例1と同様な熱
融着シール用フィルムを前記熱融着性樹脂層が内側とな
るように二つ折りにし、前述した積層電極を前記正極リ
ード端子及び前記負極リード端子の先端から5mmまで
の部分が外部に突出するように被覆した。前記積層電極
に過熱融着時の熱影響を及ぼさないように前記積層電極
との間にマージンを持たせ、幅5mmで前記フィルムを
熱融着することにより前記フィルム内に積層電極を密封
し、厚さが0.3mmで、リード部分を除く外形寸法が
55mm×90mmであるポリマー電解質二次電池を1
0個製造した。 (比較例2)正極リード端子として、厚さが80μm
で、幅が5mmの帯状アルミニウム箔の一端に厚さが8
0μmで、幅が5mmの帯状銅箔が超音波溶接によって
接続されたものを用意した。また、負極リードとして厚
さが80μmで、幅が5mmの帯状銅箔を用意した。な
お、前記正極リード端子のアルミニウム箔及び銅箔の長
さは、前記正極リードをフィルムから5mm突出させた
際、この突出した先端から4mmまでの部分が銅箔で、
残りの部分がアルミニウム箔となるように設定した。
【0065】前記正極リード端子のアルミニウム箔側の
端部を三つ折りにし、この三つ折り部で実施例1と同様
な積層電極の2つの正極端子の先端を挟み、これらを溶
接によって固定した。また、前記負極リード端子の一端
部を前述した積層電極の負極端子の下面に溶接した。実
施例1と同様な熱融着シール用フィルムを前記熱融着性
樹脂層が内側となるように二つ折りにし、前述した積層
電極を前記正極リード端子及び前記負極リード端子の先
端から5mmまでの部分が外部に突出するように被覆し
た。前記フィルムを前記積層電極に過熱融着時の熱影響
を及ぼさないように前記積層電極との間にマージンを持
たせ、幅5mmで熱融着することにより前記フィルム内
に積層電極を密封し、厚さが0.3mmで、リード部分
を除く外形寸法が55mm×90mmであるポリマー電
解質二次電池を10個製造した。 (参照例)正極リード端子として、帯状アルミニウム箔
を母材とし、前記母材の表裏面とも先端から6mmまで
の部分(接続代)ニッケル箔が積層された構造を有する
クラッド板を用意した。前記正極リード端子の厚さは8
0μmで、幅が5mmであった。前記ニッケル箔の厚さ
は15μmであった。また、負極リード端子として、帯
状銅箔を母材とし、前記母材の表裏面とも先端から6m
mまでの部分(接続代)にニッケル箔が積層され、各ニ
ッケル箔から1mmまでの部分にアルミニウム箔が積層
された構造を有するクラッド板を用意した。前記負極リ
ード端子の厚さは80μmで、幅が5mmであった。前
記ニッケル箔及び前記アルミニウム箔の厚さはそれぞれ
15μmであった。
【0066】前記正極リード端子の接続代でない端部を
三つ折りにし、この三つ折り部で前述した2つの正極端
子の先端を挟み、これらを溶接によって固定した。ま
た、前記負極リード端子の接続代でない端部を前述した
負極端子の下面に溶接した。
【0067】一方、実施例1と同様な熱融着シール用フ
ィルムを前記熱融着性樹脂層が内側となるように二つ折
りにし、前述した積層電極を前記正極リード端子及び前
記負極リード端子の先端から5mmまでの部分が外部に
突出するように被覆した。前記積層電極に過熱融着時の
熱影響を及ぼさないように前記積層電極との間にマージ
ンを持たせ、幅5mmで前記フィルムを熱融着すること
により前記フィルム内に積層電極を密封し、厚さが0.
3mmで、リード部分を除く外形寸法が55mm×90
mmであるポリマー電解質二次電池を10個製造した。
なお、前記各二次電池において、前記正極リード端子及
び前記負極リード端子双方の前記フィルムから突出して
いる部分はニッケル領域から形成されていた。
【0068】得られた実施例1〜4、比較例1〜2及び
参照例の二次電池それぞれ10個ずつについて、54m
Aの電流で4.2Vまで定電流定電圧充電した後、54
mAの電流で2.8Vまで放電した際の放電容量を測定
し、基準容量の確認を行った。次いで、45℃−93%
RHの恒温恒湿槽に10日間貯蔵した後、各リード端子
先端部に糸半田を用い、コテによる半田付けの実験を行
い、半田付けに要した時間を測定し、各種類ごとに平均
値を算出し、その結果を相対値(実施例1の正極リード
半田付けに要した時間及び負極リード半田付けに要した
時間をそれぞれ1とする)として表し、下記表1に示
す。
【0069】また、半田付け実験が終了した後の二次電
池について、前述したのと同様な条件で充電して放電し
た際の放電容量を測定し、半田付け実験前の基準容量に
対する低下率を算出し、各種類ごとに平均値を求め、そ
の結果を下記表1に示す。
【0070】更に、半田付け実験が終了した後の二次電
池について、60℃−Dryの環境下に7日間貯蔵し、
貯蔵による重量減少率及び貯蔵前の放電容量に対する放
電容量劣化率を測定し、最小値、最大値及び平均値を下
記表2に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】表1及び表2から明らかなように、実施例
1〜4の二次電池は、半田付けによる放電容量の低下を
抑制することができる。同時に、実施例1〜4の二次電
池は、ニッケル領域もしくは半田層が外装フィルムから
離れているため、半田付け時にフィルム側に半田が流出
するのを防止することができ、外装フィルムの封止部を
損傷させることがなく、電池の貯蔵特性の劣化を回避す
ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、正
極リード端子及び負極リード端子の引っ張り強度を高い
値に維持しつつ、半田付けや溶接による性能劣化及び気
密性の低下が回避された電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポリマー電解質二次電池の一例を
示す部分切欠平面図。
【図2】図1の二次電池を示す縦断面図。
【図3】図2のA部を示す拡大断面図。
【図4】図1の二次電池の負極リード端子を示す要部拡
大断面図。
【図5】図1の二次電池の負極リード端子の別の例を示
す要部拡大断面図。
【図6】図1の二次電池の正極リード端子の別の例を示
す要部拡大断面図。
【図7】図1の二次電池の負極リード端子の更に別の例
を示す要部拡大断面図。
【図8】図1の二次電池の負極リード端子の更に別の例
を示す要部拡大断面図。
【図9】本発明に係る別のポリマー電解質二次電池の正
極リード端子を示す要部拡大断面図。
【図10】本発明に係る別のポリマー電解質二次電池の
負極リード端子を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…発電要素、 11…正極リード端子、 12…負極リード端子、 13…熱融着シール用フィルム、 14…封止部(熱融着部)、 16…ニッケル領域、 17…半田をはじく領域。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極と、負極と、前記正極と電気的に接
    続された帯状の正極リード端子と、前記負極と電気的に
    接続された帯状の負極リード端子と含む発電要素;前記
    発電要素を前記正極リード端子及び前記負極リード端子
    の先端が外部に突出した状態で収納するフィルム;を具
    備し、 前記正極リード端子は、一方の面もしくは両面の少なく
    とも接続代に前記フィルムと接しないように形成された
    ニッケル領域と、前記フィルム内に位置する部分に形成
    されたアルミニウム領域とを含む帯状金属板からなり、 前記負極リード端子は、一方の面もしくは両面の少なく
    とも接続代に前記フィルムと接しないように形成された
    ニッケル領域と、前記フィルム内に位置する部分に形成
    された銅領域とを含む帯状金属板からなることを特徴と
    する電池。
  2. 【請求項2】 前記負極リード端子は、この端子の先端
    が突出しているフィルム端部と前記ニッケル領域との間
    に位置する面にこの面を横切るように半田をはじく領域
    が存在していることを特徴とする請求項1記載の電池。
  3. 【請求項3】 前記正極リード端子及び/または前記負
    極リード端子のニッケル領域は、前記正極リード端子及
    び前記負極リード端子の先端が突出しているフィルム端
    部と0.5mm以上離れていることを特徴とする請求項
    1記載の電池。
  4. 【請求項4】 正極と、負極と、前記正極と電気的に接
    続された帯状の正極リード端子と、前記負極と電気的に
    接続された帯状の負極リード端子と含む発電要素;前記
    発電要素を前記正極リード端子及び前記負極リード端子
    の先端が外部に突出した状態で収納するフィルム;を具
    備し、 前記正極リード端子は、前記フィルム内に位置する部分
    に形成されたアルミニウム領域を含む帯状金属板と、前
    記金属板の一方の面もしくは両面の少なくとも接続代に
    前記フィルムと接しないように形成された半田層とを備
    え、 前記負極リード端子は、前記フィルム内に位置する部分
    に形成された銅領域を含む帯状金属板と、前記金属板の
    一方の面もしくは両面の少なくとも接続代に前記フィル
    ムと接しないように形成された半田層とを備えることを
    特徴とする電池。
  5. 【請求項5】 前記負極リード端子は、この端子の先端
    が突出しているフィルム端部と前記半田層との間に位置
    する面にこの面を横切るように半田をはじく領域が存在
    していることを特徴とする請求項4記載の電池。
  6. 【請求項6】 前記正極リード端子及び/または前記負
    極リード端子の半田層は、前記正極リード端子及び前記
    負極リード端子の先端が突出しているフィルム端部と
    0.5mm以上離れていることを特徴とする請求項4記
    載の電池。
JP22976097A 1997-08-26 1997-08-26 電 池 Expired - Fee Related JP3494558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22976097A JP3494558B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 電 池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22976097A JP3494558B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 電 池

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003353808A Division JP3863135B2 (ja) 2003-10-14 2003-10-14 電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1167281A true JPH1167281A (ja) 1999-03-09
JP3494558B2 JP3494558B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=16897253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22976097A Expired - Fee Related JP3494558B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 電 池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3494558B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000059063A1 (en) * 1999-03-26 2000-10-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laminate sheath type battery
JP2002134173A (ja) * 2000-10-23 2002-05-10 Toshiba Battery Co Ltd 非水二次電池の製造方法
CN100380710C (zh) * 1999-03-26 2008-04-09 松下电器产业株式会社 叠合片封装型电池
WO2010073827A1 (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 昭和電工株式会社 正極タブリード及び負極タブリード並びに電池
KR101037042B1 (ko) 2007-12-10 2011-05-26 주식회사 엘지화학 안전성이 개선된 파우치형 이차전지
JP2011222902A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Tdk Corp 電気化学デバイス及び回路基板
JP2011222915A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Tdk Corp 電気化学デバイス及び回路基板
JP2011222917A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Tdk Corp 電気化学デバイス及び回路基板
JP2012003877A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Sumitomo Electric Ind Ltd アルミタブリード用のフープ状部材
WO2012177034A3 (ko) * 2011-06-24 2013-02-14 에스케이이노베이션 주식회사 배터리
WO2013002607A3 (ko) * 2011-06-30 2013-03-14 주식회사 엘지화학 이차전지용 전극단자 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
EP2413414A3 (de) * 2010-07-27 2013-03-20 ads-tec GmbH Pouchzelle mit Ableitern
KR101367751B1 (ko) * 2009-09-28 2014-02-26 주식회사 엘지화학 이차 전지 및 그 제조 방법
US9142825B2 (en) 2010-09-27 2015-09-22 Lg Chem, Ltd. Electrode lead comprising protection layer for anti-corrosion and secondary battery comprising the same
JP2016004731A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 オートモーティブエナジーサプライ株式会社 電池用負極端子

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6743546B1 (en) 1999-03-26 2004-06-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laminate sheath type battery
CN1300889C (zh) * 1999-03-26 2007-02-14 松下电器产业株式会社 叠合片封装型电池
CN1303718C (zh) * 1999-03-26 2007-03-07 松下电器产业株式会社 叠合片封装型电池
CN100380710C (zh) * 1999-03-26 2008-04-09 松下电器产业株式会社 叠合片封装型电池
WO2000059063A1 (en) * 1999-03-26 2000-10-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laminate sheath type battery
JP2002134173A (ja) * 2000-10-23 2002-05-10 Toshiba Battery Co Ltd 非水二次電池の製造方法
KR101037042B1 (ko) 2007-12-10 2011-05-26 주식회사 엘지화학 안전성이 개선된 파우치형 이차전지
US20110305945A1 (en) * 2008-12-22 2011-12-15 Showa Denko K.K. Positive electrode tab lead, negative electrode tab lead, and battery
JP2010170979A (ja) * 2008-12-22 2010-08-05 Showa Denko Kk 正極タブリード及び負極タブリード並びに電池
WO2010073827A1 (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 昭和電工株式会社 正極タブリード及び負極タブリード並びに電池
US9070919B2 (en) 2008-12-22 2015-06-30 Showa Denko Packaging Co., Ltd. Positive electrode tab lead, negative electrode tab lead, and battery
KR101367751B1 (ko) * 2009-09-28 2014-02-26 주식회사 엘지화학 이차 전지 및 그 제조 방법
JP2011222902A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Tdk Corp 電気化学デバイス及び回路基板
JP2011222915A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Tdk Corp 電気化学デバイス及び回路基板
JP2011222917A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Tdk Corp 電気化学デバイス及び回路基板
JP2012003877A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Sumitomo Electric Ind Ltd アルミタブリード用のフープ状部材
EP2413414A3 (de) * 2010-07-27 2013-03-20 ads-tec GmbH Pouchzelle mit Ableitern
US9142825B2 (en) 2010-09-27 2015-09-22 Lg Chem, Ltd. Electrode lead comprising protection layer for anti-corrosion and secondary battery comprising the same
EP2602845A4 (en) * 2010-09-27 2016-03-23 Lg Chemical Ltd ELECTRODE ROD COMPRISING A CORROSION PROTECTION LAYER, AND RECHARGEABLE BATTERY COMPRISING SAID ELECTRODE ROD
CN103703589A (zh) * 2011-06-24 2014-04-02 Sk新技术株式会社 电池
WO2012177034A3 (ko) * 2011-06-24 2013-02-14 에스케이이노베이션 주식회사 배터리
US9543561B2 (en) 2011-06-24 2017-01-10 Sk Innovation Co., Ltd. Battery
CN103125035A (zh) * 2011-06-30 2013-05-29 株式会社Lg化学 用于二次电池的电极端子以及包括该电极端子的二次电池
KR101357470B1 (ko) * 2011-06-30 2014-02-05 주식회사 엘지화학 이차전지용 전극단자 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
WO2013002607A3 (ko) * 2011-06-30 2013-03-14 주식회사 엘지화학 이차전지용 전극단자 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
JP2014510998A (ja) * 2011-06-30 2014-05-01 エルジー ケム. エルティーディ. 二次電池用電極端子およびこれを含むリチウム二次電池
JP2016004731A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 オートモーティブエナジーサプライ株式会社 電池用負極端子

Also Published As

Publication number Publication date
JP3494558B2 (ja) 2004-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3964521B2 (ja) 組電池
JP3554155B2 (ja) リチウム二次電池及びその製造方法
JP2000100399A (ja) ポリマーリチウム二次電池の製造方法
JP4862211B2 (ja) 密閉型二次電池
JP3494558B2 (ja) 電 池
JP3863135B2 (ja) 電池
JP2002245988A (ja) 薄型電池
JP3464750B2 (ja) リチウム二次電池
JP3583592B2 (ja) 薄形二次電池
JP3597027B2 (ja) 薄形電池
JP3579227B2 (ja) 薄形二次電池
JP3457856B2 (ja) ポリマー電解質二次電池
JP3283213B2 (ja) リチウム二次電池
JPH11204088A (ja) シート形電池
JP3583589B2 (ja) シート形電池
JP2000294286A (ja) ポリマーリチウム二次電池
JP4476379B2 (ja) 非水電解質二次電池
JPH11162436A (ja) 薄形二次電池
JPH11121043A (ja) ポリマー二次電池の製造方法
JPH11162421A (ja) シート形電池
JP2003346768A (ja) 非水電解質二次電池
JP3583909B2 (ja) シート形電池
JP3607924B2 (ja) ポリマー電解質二次電池
JPH1131496A (ja) 電 池
JPH11260417A (ja) 高分子電解質リチウム二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees