JPH1166586A - 光ヘッドアクチュエータ - Google Patents

光ヘッドアクチュエータ

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Publication number
JPH1166586A
JPH1166586A JP22377497A JP22377497A JPH1166586A JP H1166586 A JPH1166586 A JP H1166586A JP 22377497 A JP22377497 A JP 22377497A JP 22377497 A JP22377497 A JP 22377497A JP H1166586 A JPH1166586 A JP H1166586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focusing
yoke
tracking
coil
focusing direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP22377497A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Shibusaka
明男 渋坂
Jun Tominaga
潤 冨永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP22377497A priority Critical patent/JPH1166586A/ja
Publication of JPH1166586A publication Critical patent/JPH1166586A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラッキングコイルの中心から上下、
即ちフォーカシング方向に対称で、かつ可及的に均一な
磁束分布が得られ、不必要なモーメントが発生を防止し
得る光ヘッドアクチュエータを提供する。 【解決手段】 ヨークまたは磁石を対向させてその間
に発生する磁束を利用して駆動力を発生させる形式の光
ヘッドアクチュエータに於ける互いに対向するヨーク間
のフォーカシング方向上下でヨークが磁気的に開口する
ことで、フォーカシング方向についての磁場がその中立
点について対称となり、しかもフォーカシング方向につ
いて磁束分布の勾配が緩やかな領域、即ち均一に近い領
域が多くなることから、トラッキング駆動時に不必要な
モーメントが発生することがなくなり、アクチュエータ
(磁気回路)の大型化を伴うことなく安定したリニアリ
ティを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置等
に用いられる光ヘッドアクチュエータに関し、特にその
駆動用磁気回路に特徴を有する光ヘッドアクチュエータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ディスク装置等に用いられ
る光ヘッドアクチュエータの磁気回路として、実公平4
−52812号公報に開示されているように、フォーカ
シング方向及びトラッキング方向に可動支持されたレン
ズホルダに固定され、かつフォーカシング方向及びトラ
ッキング方向に直交する方向に配列された略方形筒状を
なす一対のフォーカシングコイル間にトラッキングコイ
ルを狭持し、各フォーカシングコイルにより画定された
2つの間隙に、コの字形に形成され、その対向する2面
に磁石を配置したヨークを挿通したものがある。
【0003】この構造は、フォーカシング方向及びトラ
ッキング方向のいずれにおいてもアクチュエータに対す
る駆動力の発生する点を可動部の重心と一致させて不必
要なモーメントの発生を抑制することを目的としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、図3に示すように、トラッキング方向から見てコの
字形をなすヨーク11を用いるため、即ちフォーカシン
グ方向下側11aでのみヨークが接続されていることか
ら、図3に示すように、トラッキング方向から見た磁束
分布が、トラッキングコイル12中心Oの上下で非対称
となるため、トラッキングコイル12の有効部と鎖交す
る磁束の中立点、すなわち駆動力作用点Pとトラッキン
グコイル12の中心Oとにずれが生じ、不必要なモーメ
ントが発生してしまう。特にフォーカシング方向に駆動
しながらトラッキング方向に駆動すると、この現象がよ
り顕著になる。
【0005】そこで、例えばフォーカシング方向下側及
び上側でヨーク21を接続し、即ちヨーク21をトラッ
キング方向から見てロの字形とすれば磁束分布を対称に
することは可能である(図4)。しかしながら、トラッ
キング方向から見た磁束分布の勾配が大きいため、フォ
ーカシング方向に駆動しながらトラッキング方向に駆動
する場合の、不必要なモーメントの発生は一層顕著にな
る。
【0006】また、トラッキングコイルの寸法及びその
フォーカシング方向の駆動量を考慮して充分に大きな磁
石、ヨークを用いればその範囲での磁束分布は或る程度
均一化するが、アクチュエータ全体が大きく、かつ重く
なる問題がある。
【0007】本発明は、上記したような従来技術の問題
点の解決するべく案出されたものであり、トラッキング
コイルの中心から上下、即ちフォーカシング方向に対称
で、かつ可及的に均一な磁束分布が得られ、不必要なモ
ーメントが発生を防止し得る光ヘッドアクチュエータを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的は本発明に
よれば、フォーカシング方向及びトラッキング方向に可
動支持されたレンズホルダに固定された略方形筒状をな
すフォーカシングコイルと、前記フォーカシングコイル
の側面に付設されたトラッキングコイルと、前記フォー
カシングコイルにより画定された間隙に挿通されると共
にこれと対向するように外部に立設された磁石またはヨ
ークからなる一対の磁気手段とを有し、前記各磁気手段
同士のヨークがそのフォーカシング方向上下では磁気的
に開口していることを特徴とする光ヘッドアクチュエー
タ、またはフォーカシング方向及びトラッキング方向に
可動支持されたレンズホルダに固定され、かつフォーカ
シング方向及びトラッキング方向に直交する方向に配列
された略方形筒状をなす一対のフォーカシングコイル
と、前記両フォーカシングコイル間に狭持されたトラッ
キングコイルと、前記各フォーカシングコイルにより画
定された2つの間隙に互いに対向するように挿通された
磁石またはヨークからなる一対の磁気手段とを有し、前
記各磁気手段同士のヨークがそのフォーカシング方向上
下では磁気的に開口していることを特徴とする光ヘッド
アクチュエータを提供することにより達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1(a)は、本発明が適用された光ヘッ
ドアクチュエータの要部を示す平面図であり、図1
(b)は、その側面図である。対物レンズ1はレンズホ
ルダ2の遊端部に保持されている。このレンズホルダ2
は、4本の線ばね3をもって中央位置に復帰するように
ベース部材(図示せず)にばね支持されている。また、
レンズホルダ2の中間部には略長方形の開口を有する通
孔2aが開設されている。この通孔2aには、一対の方
形筒状をなすフォーカシングコイル5の互いに対向する
辺の間に2個の環状をなすトラッキングコイル6を固着
してなるコイルユニット4が組み込まれている。ここ
で、各フォーカシングコイル5の中央には通孔A、Bが
画定されている。
【0011】一方、ベース部材には2つの直立部7a、
7bを有するヨーク7が設けられている。このヨーク7
の各直立部7a、7bは、それぞれ通孔A、通孔Bに挿
通している。また、直立部7a及び7bの互いに対向す
る面には、互いに相反する極が対峙するように永久磁石
8、9が設けられている。これら直立部7a及び永久磁
石8からなる磁気手段と、直立部7b及び永久磁石9か
らなる磁気手段との間、即ち各フォーカシングコイル5
の対向する辺及びトラッキングコイル6を貫くようにそ
れぞれ磁束が発生するようになる。そして、フォーカシ
ングコイル5に電流を流すことにより、互いに対向する
辺にフォーカシング方向の駆動力が発生し、トラッキン
グコイル6に電流を流すことにより、トラッキング方向
の駆動力が発生する。
【0012】ここで、ヨーク7のフォーカシング方向下
部には、開口7cが形成され、直立部7aと立直部7b
との間にはそのフォーカシング方向上下いずれにもヨー
クがなく、即ちヨーク7が、そのフォーカシング方向上
下で磁気的に開口している。従って、永久磁石8、9間
でのフォーカシング方向及びトラッキング方向について
の磁場はその中立点について対称となり、しかもフォー
カシング方向について磁束分布の勾配が緩やかな領域、
即ち均一に近い領域が多くなることから、レンズホルダ
2がフォーカシング方向に移動してもトラッキング駆動
時に不必要なモーメントが発生することがなく、対物レ
ンズ1が傾くような不具合がない。
【0013】尚、上記実施形態では一対のフォーカシン
グコイルを用いたが、ヨークまたは磁石を対向させてそ
の間に発生する磁束を利用して駆動力を発生させる形式
の光ヘッドアクチュエータであれば、同様に対向するヨ
ークまたは磁石間のフォーカシング方向上下でヨークが
磁気的に開口することで、上記同様な効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】上記した説明により明らかなように、本
発明による光ヘッドアクチュエータによれば、ヨークま
たは磁石を対向させてその間に発生する磁束を利用して
駆動力を発生させる形式の光ヘッドアクチュエータに於
ける互いに対向するヨークまたは磁石間のフォーカシン
グ方向上下でヨーク同士が磁気的に開口することで、フ
ォーカシング方向についての磁場がその中立点について
対称となり、しかも同じアクチュエータの高さであって
も従来のコの字型やロの字型ヨークに比較してそのフォ
ーカシング方向の対向長が長くとれるため、フォーカシ
ング方向について磁束分布の勾配が緩やかな領域、即ち
均一に近い領域が多くなることから、レンズホルダがフ
ォーカシング方向に移動してもトラッキング駆動時に不
必要なモーメントが発生することがなくなり、アクチュ
エータ(磁気回路)の大型化を伴うことなく安定したリ
ニアリティを実現でき、該光ヘッドアクチュエータを用
いた光学記録装置等の検出精度、即ち信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明が適用された光ヘッドアクチ
ュエータの要部を示す平面図、(b)は、そのb−b線
について見た断面図。
【図2】図1のコイルユニット及びヨークの構成のみを
示す分解斜視図。
【図3】従来の光ヘッドアクチュエータのトラッキング
コイルとコの字型ヨークによる磁場との関係を示す図。
【図4】従来の光ヘッドアクチュエータのトラッキング
コイルとロの字型ヨークによる磁場との関係を示す図。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 2a 通孔 3 線ばね 4 コイルユニット 5 フォーカシングコイル 6 トラッキングコイル 7 ヨーク 7a、7b 直立部 7c 開口 8、9 永久磁石 11 コの字型ヨーク 11a 下側部分 12 トラッキングコイル 21 ロの字型ヨーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーカシング方向及びトラッキング
    方向に可動支持されたレンズホルダに固定された略方形
    筒状をなすフォーカシングコイルと、 前記フォーカシングコイルの側面に付設されたトラッキ
    ングコイルと、 前記フォーカシングコイルにより画定された間隙に挿通
    されると共にこれと対向するように外部に立設された磁
    石またはヨークからなる一対の磁気手段とを有し、 前記各磁気手段同士のヨークがそのフォーカシング方向
    上下では磁気的に開口していることを特徴とする光ヘッ
    ドアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 フォーカシング方向及びトラッキング
    方向に可動支持されたレンズホルダに固定され、かつフ
    ォーカシング方向及びトラッキング方向に直交する方向
    に配列された略方形筒状をなす一対のフォーカシングコ
    イルと、 前記両フォーカシングコイル間に狭持されたトラッキン
    グコイルと、 前記各フォーカシングコイルにより画定された2つの間
    隙に互いに対向するように挿通された磁石またはヨーク
    からなる一対の磁気手段とを有し、 前記各磁気手段同士のヨークがそのフォーカシング方向
    上下では磁気的に開口していることを特徴とする光ヘッ
    ドアクチュエータ。
JP22377497A 1997-08-20 1997-08-20 光ヘッドアクチュエータ Pending JPH1166586A (ja)

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JP22377497A JPH1166586A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 光ヘッドアクチュエータ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403587B1 (ko) * 2001-04-20 2003-10-30 삼성전자주식회사 광픽업 액튜에이터
JP2007317261A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403587B1 (ko) * 2001-04-20 2003-10-30 삼성전자주식회사 광픽업 액튜에이터
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