JPH1166389A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH1166389A
JPH1166389A JP9220312A JP22031297A JPH1166389A JP H1166389 A JPH1166389 A JP H1166389A JP 9220312 A JP9220312 A JP 9220312A JP 22031297 A JP22031297 A JP 22031297A JP H1166389 A JPH1166389 A JP H1166389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引明細保持手段の印字媒体を有効的に使用
でき印字エリアが終了しても装置の取り扱いを中止せず
取り引きを継続、延長でき、取引明細の記録保持も確実
に行える自動取引装置を提供する。 【解決手段】 磁気カード9の情報及び利用者の操作に
基づいて現金出入を含む取引処理を行わせる制御手段8
は、検知手段により取引明細保持手段7の印字媒体の印
字エリア終了が検知されてから新しい印字媒体に交換さ
れるまでの間、取引明細情報をカード明細票処理手段2
の印字媒体に印字記録させ、単票状態としてカード明細
票処理手段2の集積部に収容し保持させるようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等の金融機関
で使用される現金自動預金支払機などの自動取引装置に
係り、さらに詳しくは、この装置で行われた取引内容な
どの明細情報を印字記録し保持する印字媒体であるジャ
ーナル用紙などが無くなった場合に有効な自動取引装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動取引装置においては、入金、
支払あるいは残金照会等の取り引きを行うと、その取り
引きの明細を取引履歴として装置内部に設けられたジャ
ーナル用紙に印字記録する。この印字媒体であるジャー
ナル用紙は、自動取引装置の内部に設置されており、取
引明細が印字記録されながらロール部に巻き取られ、印
字エリアが無くなった時点で自動取引装置の取り扱いが
中止され、新しいジャーナル用紙に交換されると装置の
取り扱いが再開される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の自
動取引装置は、その装置で行われた取り引きの明細を装
置内に設置されたジャーナル用紙に印字記録して保持
し、ジャーナル用紙の印字エリアが無くなると、装置の
取り扱いを中止させていたので、一定量のジャーナル用
紙しか使用できないこのような装置では、取り引きの途
中であっても装置の取り扱いが中止になってしまって利
用者に迷惑をかけてしまう場合があるとともに、これを
防ぐためにジャーナル用紙が無くなる前に新しいものと
交換しなければならず、ジャーナル用紙を有効的に利用
することができなかった。また、取り引きが多い場合は
ジャーナル用紙を頻繁に交換しなければならず、手間が
かかり面倒であった。
【0004】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、印字媒体であるジャーナル用紙を
有効的に使用できるとともに、ジャーナル用紙が無くな
った場合でも装置の取り扱いを中止することなく取り引
きを継続、延長でき、また取引明細の記録保持も確実に
行うことのできる自動取引装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動取引装
置は、磁気カードの情報および利用者の操作に基づいて
現金の出し入れを含む取引処理を行わせる制御手段と、
磁気カードの読み取りおよび書き込みを行い、行われた
取引処理の取引内容および取引結果の明細情報を印字媒
体に印字し単票状態にして発行するカード明細票処理手
段と、明細情報を印字媒体に印字記録し保持するととも
に、印字媒体の印字エリアの終了を検知する検知手段を
有する取引明細保持手段とを備えた自動取引装置におい
て、制御手段は、取引明細保持手段の検知手段により明
細情報が印字記録される取引明細保持手段の印字媒体に
おける印字エリアの終了が検知されてから新しい印字媒
体に交換されるまでの間、明細情報をカード明細票処理
手段の印字媒体に印字記録させ、単票状態とした記録保
持用印字媒体をカード明細票処理手段に設けられた集積
部に収容し保持させるようにしたものである。
【0006】また、本発明に係る自動取引装置の制御手
段は、記録保持用印字媒体に明細情報とともに記録保持
用であることを示す情報を印字記録させるようにしたも
のである。
【0007】本発明に係る自動取引装置は、磁気カード
の情報および利用者の操作に基づいて現金の出し入れを
含む取引処理を行わせる制御手段と、磁気カードの読み
取りおよび書き込みを行い、行われた取引処理の取引内
容および取引結果の明細情報を印字媒体に印字し単票状
態にして発行するカード明細票処理手段と、明細情報を
印字媒体に印字記録し保持するとともに、印字媒体の印
字エリアの終了を検知する検知手段を有する取引明細保
持手段とを備えた自動取引装置において、磁気ディスク
が装入され制御手段により動作制御される補助フロッピ
ーディスクドライブ手段を設け、制御手段は、取引明細
保持手段の検知手段により明細情報が印字記録される取
引明細保持手段の印字媒体における印字エリアの終了が
検知されてから新しい印字媒体に交換されるまでの間、
補助フロッピーディスクドライブ手段の磁気ディスクに
明細情報を記録させ、取引明細保持手段に新しい印字媒
体が設置されたときにこの印字媒体に磁気ディスクに記
録されている明細情報を印字記録し保持させるようにし
たものである。
【0008】これにより、取引明細保持手段の印字媒体
の印字エリアが無くなっても装置の取り扱いを中止させ
ることなく取り引きを継続および延長することができる
とともに、印字媒体を最後まで有効的に利用することが
できる。また、取り引きが多い場合でも取引明細保持手
段の印字媒体を頻繁に交換するなどの手間も無くなり、
装置の取り扱いを容易にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1の模式図、
図2は図1の内部構成を示すブロック図である。図にお
いて、1は自動取引装置で、前面側にカード挿入明細票
排出口1aと、通帳挿入排出口(図示せず)と、利用者
のタッチパネルの操作に基づいて取引手順が表示され、
取引処理が行われる顧客操作部5と、現金取扱口(図示
せず)とが設けられている。そして、自動取引装置1の
内部には、利用者によってカード挿入明細票排出口1a
に挿入された磁気カード9に対する情報の読み取りおよ
び書き込みを行うカードリードライト部と、印字媒体で
あり明細票となる連続紙に取引内容および取引結果等を
印字して明細票を発行するプリンタ部とを備えたカード
明細票処理部2、紙幣等の現金を指定された金額だけ現
金取扱口から入金または出金させる現金処理部3、通帳
挿入排出口に挿入された通帳に対する情報の読み取りお
よび書き込みを行い、通帳に取引内容および取引結果等
を記帳する通帳記帳部4、係員または保守員等が装置の
動作チェックを行う場合に操作する内部操作部6、利用
者の取引内容などの明細を取引履歴としてジャーナル用
紙に印字記録し保持する明細記録保持部7、および、各
部2〜7を制御し利用者により指定された取引を実行さ
せる制御部8を備えている。
【0010】図3はカード明細票処理部2の構成を示す
側面図である。図において、10はカード挿入明細票排
出口1aに挿入された磁気カード9の情報(磁気デー
タ)を読み取り書き込む磁気ヘッド11,12を有する
カードリードライト部、13は磁気カード9の情報(エ
ンボスデータ)を読み取るエンボスリードセンサ、14
は利用者の取り忘れなどによってカード挿入明細票排出
口1aに放置された磁気カード9を保管するカード取込
部、15は磁気カード9の搬送手段を有し、カード挿入
明細票排出口1aに挿入された磁気カード9をカード取
込部14側またはカード挿入明細票排出口1a側に搬送
するカード走行路である。
【0011】16,17は印字媒体であり明細票となる
連続紙18,19がそれぞれ収容される第1および第2
のボックス、20は利用者の取引内容および取引結果を
連続紙18,19に印字する印字ヘッド、21は連続紙
18,19を挟むように印字ヘッド20に対向して設け
られたプラテン、22は印字ヘッド20で印字された連
続紙18,19を切断し単票状態の明細票とするカッ
タ、23は作成された明細票を利用者に発行するために
カード挿入明細票排出口1aまで搬送する搬送手段を有
する第1の明細票走行路、24は利用者の取り忘れなど
によってカード挿入明細票排出口1aに放置されている
明細票をカード明細票処理部2内に取り込む取込手段を
備え、第1の明細票走行路23の途中で分岐され分岐部
分に走行路切換手段24aを有する第2の明細票走行
路、25は第2の明細票走行路24を介して取り込まれ
た明細票を集積する集積部である。
【0012】図4は明細記録保持部7の構成を示す側面
図である。図において、26は利用者の取引内容などの
明細が取引履歴として印字記録される印字媒体であるジ
ャーナル用紙で、図5に示すように、ジャーナル用紙2
6の一方の端部の片側には、進行方向に一定間隔の印刷
ピッチで設けられた終端を知らせる終端検出用のエンド
マーク26aが設けられている。27はジャーナル用紙
26の巻上部をセットした第1のローラ部、28は反時
計回りに回転しジャーナル用紙26を逐次矢印X方向に
巻き取る第2のローラ部で、両者27,28の間には、
ジャーナル用紙26の先端部の挿入を検知する挿入口セ
ンサ29と、ジャーナル用紙26に印字記録する印字ヘ
ッド30と、ジャーナル用紙26を挟むように印字ヘッ
ド30に対向して設けられたプラテン31と、ジャーナ
ル用紙26のエンドマーク26aを検出するマーク検出
センサ32とが設けられており、第1のローラ部27か
ら送り出されたジャーナル用紙26は、印字ヘッド30
によって取引明細が印字記録され第2のローラ部28に
巻き取られる。また、第1のローラ部27にはジャーナ
ル用紙26の終端が間近であることを検知するニアエン
ドセンサ27aが設けられており、第2のローラ部28
にはジャーナル用紙26を巻き付ける溝部28aと、こ
の溝部28aの位置を検出する位置出しスイッチ部28
bが設けられている。
【0013】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。まず、利用者により自動取引装置1の顧客操作
部5で磁気カード9を使用する取り引きが選択される
と、制御部8はカード明細票処理部2に磁気カード9の
吸入命令を出す。ついで、利用者がカード挿入明細票排
出口1aに磁気カード9を挿入すると、磁気カード9は
カード明細票処理部2のカード走行路15に設けられた
搬送手段によって自動取引装置1内に吸入され、磁気ヘ
ッド11,12で磁気データが読み取られ、エンボスリ
ードセンサ13でエンボスデータが読み取られる。そし
て、制御部8は読み取られたデータおよび顧客操作部5
の操作に基づいて、顧客操作部5に取引手順を表示させ
て取り引きを進め、利用者により取り引きの確認が得ら
れると、カード明細票処理部2および明細記録保持部7
に取引内容および取引結果の明細データを送る。
【0014】明細データを受け取ったカード明細票処理
部2では、例えば第1のボックス16からの連続紙18
にその明細データ、つまり取引内容および取引結果を印
字ヘッド20で印字し、これをカッタ22で切断して単
票状態の明細票を作成する。ついで、この明細票を利用
者に発行するために第1の明細票走行路23に設けられ
た搬送手段でカード挿入明細票排出口1aまで搬送す
る。また、明細票の作成とともにカードリードライト部
10では磁気カード9に取引内容等に応じた磁気データ
が磁気ヘッド11,12によって書き込まれ、カード挿
入明細票排出口1aまで搬送される。そして、磁気カー
ド9および明細票はカード挿入明細票排出口1aより排
出され、自動取引装置1の取り引きは終了する。
【0015】ここで、利用者の取り忘れなどによってカ
ード挿入明細票排出口1aに磁気カード9および発行し
た明細票が放置されていると、制御部8はカード明細票
処理部2に装置内への取込命令を出す。取込命令を受け
たカード明細票処理部2では、カード走行路15に設け
られた搬送手段によって磁気カード9をカード取込部1
4に取り込んで保管するとともに、第2の明細票走行路
24に設けられた取込手段および走行路切換手段24a
によって明細票を第1の明細票走行路23から第2の明
細票走行路24を介して集積部25に取り込む。
【0016】また、明細データを受け取った明細記録保
持部7では、第1のローラ部27からのジャーナル用紙
26に取引内容および取引結果の明細データを印字ヘッ
ド30で印字記録しつつ第2のローラ部28で巻き取
り、保持する。このような利用者の取引内容などの明細
データの印字記録が繰り返し行われ、マーク検出センサ
32によってジャーナル用紙26のエンドマーク26a
が検出されると、制御部8はジャーナル用紙26に印字
エリアが無くなったと判断し、ジャーナル用紙26に印
字記録される明細データをカード明細票処理部2に送
る。明細データを受け取ったカード明細票処理部2で
は、明細票を作成する場合と同様に、例えば第1のボッ
クス16からの連続紙18にその明細データを印字ヘッ
ド20で印字し、これをカッタ22で切断して単票状態
の記録保持用明細票を作成する。ついで、作成された記
録保持用明細票は、第1の明細票走行路23に設けられ
た搬送手段、第2の明細票走行路24に設けられた取込
手段および走行路切換手段24aによって、第1の明細
票走行路23から第2の明細票走行路24を介して集積
部25に搬送され、収容される。そして、明細記録保持
部7に新しいジャーナル用紙6がセットされるまでカー
ド明細票処理部2で取り引きの記録保持が行われる。
【0017】なお、この記録保持用明細票は、利用者の
取り忘れなどによって集積部25に集積されている他の
明細票と区別するために、記録保持用明細票であること
を示すデータが明細データとともに印字され、この記録
保持用明細票であることを示すデータは、制御部8がカ
ード明細票処理部2にジャーナル用紙26に印字記録さ
れる明細データを送るときに同時に送られる。
【0018】このように、明細記録保持部7のマーク検
出センサ32によりジャーナル用紙26のエンドマーク
26aが検出されてから新しいジャーナル用紙26に交
換されるまでの間、制御部8はジャーナル用紙26に印
字記録される明細データおよび記録保持用明細票である
ことを示すデータをカード明細票処理部2に送り、カー
ド明細票処理部2では、印字媒体である連続紙18にそ
の明細データおよびを記録保持用明細票であることを示
すデータを印字し、これを切断して記録保持用明細票を
作成し、集積部25に収容するようしたので、ジャーナ
ル用紙26の印字エリアが無くなっても自動取引装置1
の取り扱いを中止させることがなくなり、自動取引装置
1で行われている取り引きを継続および延長することが
できるとともに、ジャーナル用紙26を最後まで使い切
ることができるので有効的に利用することができる。ま
た、取り引きが多い場合でもジャーナル用紙26を頻繁
に交換するなどの手間も無くなり、自動取引装置1の取
り扱いを容易にすることができる。さらに、集積部25
に収容された記録保持用明細票には明細データとともに
記録保持用明細票であることを示すデータが印字される
ので、集積部25に集積されている他の明細票との区別
を容易にすることができ、記録保持用明細票の回収を簡
単に行うことができる。
【0019】実施の形態2.図6は本発明の実施の形態
2の内部構成を示すブロック図である。この実施の形態
2は、実施の形態1に係る自動取引装置1の内部に補助
フロッピーディスクドライブ33を設けたもので、通常
フロッピーディスク(以下、FDという)が装入された
ままの状態になっていて制御部8によってアクセスされ
ず、明細記録保持部7のマーク検出センサ32によりジ
ャーナル用紙26のエンドマーク26aが検出されてか
ら新しいジャーナル用紙26に交換されるまでの間、制
御部8によってアクセスされ、制御部8はジャーナル用
紙26に印字記録される明細データをFDに記録させ、
明細記録保持部7に新しいジャーナル用紙26がセット
されると、係員等の内部操作部6の操作に基づいてFD
に記録されている明細データを新しいジャーナル用紙2
6に印字記録し、保持させるようにしたものである。な
お、カード明細票処理部2にはジャーナル用紙26に印
字記録される明細データは送られず、磁気カード9の読
み取りおよび書き込み、あるいは取引内容などが印字さ
れた明細票の発行を行う。
【0020】このように構成したこの実施の形態2にお
いても、実施の形態1で説明した場合と同様に、利用者
の取引内容などの明細データの印字記録が明細記録保持
部7で繰り返し行われ、明細記録保持部7のマーク検出
センサ32によってジャーナル用紙26のエンドマーク
26aが検出されると、制御部8は補助フロッピーディ
スクドライブ33にアクセスしてジャーナル用紙26に
印字記録される明細データをFDに記録させ、明細記録
保持部7において新しいジャーナル用紙26の交換が行
われるまでFDの記録保持を行う。そして、自動取引装
置1の取り扱いを中止して明細記録保持部7に新しいジ
ャーナル用紙26をセットし、係員等が内部操作部6を
操作すると、制御部8はこの操作に基づいて補助フロッ
ピーディスクドライブ33にアクセスし、FDに記録さ
れている明細データを新しいジャーナル用紙26に印字
記録し、保持させる。
【0021】また、明細記録保持部7のマーク検出セン
サ32によりジャーナル用紙26のエンドマーク26a
が検出されると、新しいジャーナル用紙26に交換され
るまでの間、上述したように制御部8は補助フロッピー
ディスクドライブ33にアクセスしてFDにジャーナル
用紙26に印字記録される明細データを上書で記録さ
せ、明細記録保持部7に新しいジャーナル用紙26がセ
ットされると、内部操作部6の操作に基づいてFDに記
録されている明細データを新しいジャーナル用紙26に
印字記録し、保持させる。
【0022】このように、明細記録保持部7のマーク検
出センサ32によりジャーナル用紙26のエンドマーク
26aが検出されてから新しいジャーナル用紙26に交
換されるまでの間、制御部8はジャーナル用紙26に印
字記録される明細データをFDに記録させ、明細記録保
持部7に新しいジャーナル用紙26がセットされると、
FDに記録されている明細データを新しいジャーナル用
紙26に印字記録し、保持させるようしたので、ジャー
ナル用紙26の印字エリアが無くなっても自動取引装置
1の取り扱いを中止させることがなく取り引きを継続お
よび延長することができ、ジャーナル用紙26を最後ま
で有効的に利用することができる。また、FDに上書記
録させるため、取り引きが多い場合でも相当量記録で
き、1枚のFDで交換することなく記録保持の処理を行
うことができるので、ジャーナル用紙26を頻繁に交換
したりする手間も無くなって自動取引装置1の取り扱い
を便利にすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明に係る自動取引装置
は、磁気カードの情報および利用者の操作に基づいて現
金の出し入れを含む取引処理を行わせる制御手段と、磁
気カードの読み取りおよび書き込みを行い、行われた取
引処理の取引内容および取引結果の明細情報を印字媒体
に印字し単票状態にして発行するカード明細票処理手段
と、明細情報を印字媒体に印字記録し保持するととも
に、印字媒体の印字エリアの終了を検知する検知手段を
有する取引明細保持手段とを備えた自動取引装置におい
て、制御手段は、取引明細保持手段の検知手段により明
細情報が印字記録される取引明細保持手段の印字媒体に
おける印字エリアの終了が検知されてから新しい印字媒
体に交換されるまでの間、明細情報をカード明細票処理
手段の印字媒体に印字記録させ、単票状態とした記録保
持用印字媒体をカード明細票処理手段に設けられた集積
部に収容し保持させるようにしたので、取引明細保持手
段の印字媒体の印字エリアが無くなっても装置の取り扱
いを中止させることなく取り引きを継続および延長する
ことができるとともに、取引明細保持手段の印字媒体を
最後まで使い切り有効的に利用することができる。ま
た、取り引きが多い場合でも取引明細保持手段の印字媒
体を頻繁に交換するなどの手間も無くなり、装置の取り
扱いを容易にすることができる。
【0024】また、本発明に係る自動取引装置の制御手
段は、記録保持用印字媒体に明細情報とともに記録保持
用であることを示す情報を印字記録させるようにしたの
で、集積部に収容されている他の単票状態の印字媒体と
の区別を容易にすることができ、記録保持用印字媒体の
回収を簡単に行うことができる。
【0025】本発明に係る自動取引装置は、磁気カード
の情報および利用者の操作に基づいて現金の出し入れを
含む取引処理を行わせる制御手段と、磁気カードの読み
取りおよび書き込みを行い、行われた取引処理の取引内
容および取引結果の明細情報を印字媒体に印字し単票状
態にして発行するカード明細票処理手段と、明細情報を
印字媒体に印字記録し保持するとともに、印字媒体の印
字エリアの終了を検知する検知手段を有する取引明細保
持手段とを備えた自動取引装置において、磁気ディスク
が装入され制御手段により動作制御される補助フロッピ
ーディスクドライブ手段を設け、制御手段は、取引明細
保持手段の検知手段により明細情報が印字記録される取
引明細保持手段の印字媒体における印字エリアの終了が
検知されてから新しい印字媒体に交換されるまでの間、
補助フロッピーディスクドライブ手段の磁気ディスクに
明細情報を記録させ、取引明細保持手段に新しい印字媒
体が設置されたときにこの印字媒体に磁気ディスクに記
録されている明細情報を印字記録し保持させるようにし
たので、取引明細保持手段の印字媒体の印字エリアが無
くなっても装置の取り扱いを中止させることがなく取り
引きを継続および延長することができ、取引明細保持手
段の印字媒体を最後まで有効的に利用することができ
る。また、フロッピーディスクに上書記録させるため、
取り引きが多い場合でも相当量記録でき、1枚のフロッ
ピーディスクで交換することなく記録保持の処理を行う
ことができるので、取引明細保持手段の印字媒体を頻繁
に交換したりする手間も無くなり装置の取り扱いを便利
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の模式図である。
【図2】図1の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るカード明細票処理
部の構成を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る明細記録保持部の
構成を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るジャーナル用紙の
要部の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 自動取引装置 2 カード明細票処理部 5 顧客操作部 7 明細記録保持部 8 制御部 9 磁気カード 18,19 連続紙 20,30 印字ヘッド 22 カッタ 25 集積部 26 ジャーナル用紙 26a エンドマーク 32 マーク検出センサ 33 補助フロッピーディスクドライブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気カードの情報および利用者の操作に
    基づいて現金の出し入れを含む取引処理を行わせる制御
    手段と、前記磁気カードの読み取りおよび書き込みを行
    い、行われた取引処理の取引内容および取引結果の明細
    情報を印字媒体に印字し単票状態にして発行するカード
    明細票処理手段と、前記明細情報を印字媒体に印字記録
    し保持するとともに、前記印字媒体の印字エリアの終了
    を検知する検知手段を有する取引明細保持手段とを備え
    た自動取引装置において、 前記制御手段は、前記取引明細保持手段の検知手段によ
    り前記明細情報が印字記録される前記取引明細保持手段
    の印字媒体における印字エリアの終了が検知されてから
    新しい印字媒体に交換されるまでの間、前記明細情報を
    前記カード明細票処理手段の印字媒体に印字記録させ、
    単票状態とした記録保持用印字媒体を前記カード明細票
    処理手段に設けられた集積部に収容し保持させるように
    したことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、前記記録保持用印字媒体に
    前記明細情報とともに記録保持用であることを示す情報
    を印字記録させるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の自動取引装置。
  3. 【請求項3】 磁気カードの情報および利用者の操作に
    基づいて現金の出し入れを含む取引処理を行わせる制御
    手段と、前記磁気カードの読み取りおよび書き込みを行
    い、行われた取引処理の取引内容および取引結果の明細
    情報を印字媒体に印字し単票状態にして発行するカード
    明細票処理手段と、前記明細情報を印字媒体に印字記録
    し保持するとともに、前記印字媒体の印字エリアの終了
    を検知する検知手段を有する取引明細保持手段とを備え
    た自動取引装置において、 磁気ディスクが装入され前記制御手段により動作制御さ
    れる補助フロッピーディスクドライブ手段を設け、前記
    制御手段は、前記取引明細保持手段の検知手段により前
    記明細情報が印字記録される前記取引明細保持手段の印
    字媒体における印字エリアの終了が検知されてから新し
    い印字媒体に交換されるまでの間、前記補助フロッピー
    ディスクドライブ手段の磁気ディスクに前記明細情報を
    記録させ、前記取引明細保持手段に新しい印字媒体が設
    置されたときに該印字媒体に前記磁気ディスクに記録さ
    れている前記明細情報を印字記録し保持させるようにし
    たことを特徴とする自動取引装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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