JPH1165946A - 演算処理装置 - Google Patents

演算処理装置

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JPH1165946A
JPH1165946A JP9226883A JP22688397A JPH1165946A JP H1165946 A JPH1165946 A JP H1165946A JP 9226883 A JP9226883 A JP 9226883A JP 22688397 A JP22688397 A JP 22688397A JP H1165946 A JPH1165946 A JP H1165946A
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JP
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voltage
cpu
power supply
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reset
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JP9226883A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Ishii
義晴 石井
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタティックRAMへのデータ書き込み中は
CPUのリセット動作が行われないようにし、スタティ
ックRAMへの誤ライトを防止する。 【解決手段】 主電源を供給され、所要の動作プログラ
ムに従って演算処理を行うCPU3と、CPU3の演算
処理データのうち主電源遮断後もバックアップする必要
のあるデータを保存するSRAM4と、主電源電圧が、
リセット要求電圧Vrに近いホールド要求電圧Vhまで
下降したときに、CPU3を実行中のバスサイクルを完
結して動作停止するホールド状態とし、主電源電圧がリ
セット要求電圧Vrまで下降したときに、CPU3をリ
セットするとともにSRAM4をリード/ライト可能状
態からバックアップ状態に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタティックRA
Mへのデータ書き込み中はCPUのリセット動作が行わ
れないようにし、スタティックRAMへの誤ライトを防
止するようにした演算処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の演算処理装置の一例を示
す回路構成図である。同図に示した演算処理装置1は、
読み出し専用メモリであるプログラムROM5に格納さ
れた動作プログラムに従ってCPU3が演算或いは各種
命令を実行し、実行過程で必要なデータ、例えば演算前
のデータや演算途中のデータ或いは演算結果のデータ等
をワークRAM6に読み書きする。また、主電源が遮断
されても必要なデータは不揮発性メモリであるスタティ
ックRAM(以下、SRAMと呼ぶ)4に保存してバッ
クアップできるようにしてあり、このSRAM4による
バックアップ動作をメモリバックアップIC2により制
御させる構成をとっている。CPU3からは、アドレス
バスとデータバス及びコントロールバスを包括したバス
9が延びており、これらがSRAM4とプログラムRO
M5及びワークRAM6に接続されている。
【0003】メモリバックアップIC2は、SRAM4
のチップイネーブルCE1バー入力端子とCPU3のリ
セット入力RESETバー入力端子を制御し、かつまた
主電源Vcc(+5V)端子か又はバックアップ電池7
が接続されたVbatt端子のいずれかを経由して供給
される電源電圧をVout端子から出力し、併せその制
御も行う。SRAM4は、CPU3の制御演算結果の中
から主電源がOFFしてもバックアップする必要のある
データが記録できるよう、チップイネーブル入力CE1
入力端子とチップイネーブル入力CE2バー入力端子を
備えており、ライトサイクル時にWEバー・コントロー
ル、CE1バー・コントロール、CE2コントロールを
行うことができるようになっているが、ここではCE2
コントロールを例に説明する。バックアップ電池7は、
主電源をOFFしてもSRAM4のデータを消失させな
いよう保持するための電源である。メモリバックアップ
IC2のTC端子に接続したコンデンサ8は、主電源が
ONしてからのリセット期間を設定する時定数設定用の
コンデンサである。
【0004】主電源をONすると、メモリバックアップ
IC2、CPU3、SRAM4、プログラムROM5、
ワークRAM6のVcc端子に+5Vが供給され、演算
処理装置1が起動される。主電源をONした後、図5に
詳細回路を示すメモリバックアップIC2内のヒステリ
シス付きオープンコレクタ出力コンパレータ18とヒス
テリシス付きオープンコレクタ出力コンパレータ20が
動作開始する。コンパレータ18は、プラス端子に基準
電圧電源19により基準電圧が印加されており、マイナ
ス端子には電源電圧Vccを抵抗(R3)14と抵抗
(R4)15で分圧した電圧が印加されている。コンパ
レータ20は、マイナス端子に基準電圧電源21により
基準電圧が印加されており、プラス端子に電源電圧Vc
cを抵抗(R6)16と抵抗(R7)17で分圧した電
圧が印加されている。基準電圧電源19は3.3Vであ
るが、実際にはばらつきがあり3.15Vから3.45
Vの範囲にある。また、基準電圧電源21は4.2Vで
あるが、やはりばらつきがあり4.00Vから4.40
Vの範囲にある。
【0005】ここで、主電源が上昇して行き3.15V
から3.45Vの範囲になると、コンパレータ18は、
抵抗(R3)14と抵抗(R4)15の分圧値が基準電
圧電源19の電圧を越えた時点で出力がロウレベルに切
り換わり、PNP型トランジスタ(Q1)28をONす
る。トランジスタ(Q1)28がONすると、Vout
端子の出力電圧はVbatt端子の出力電圧からVcc
端子の出力電圧に切り換わる。さらに主電源が上昇して
行き4.00Vから4.40Vの範囲になると、コンパ
レータ20は、抵抗(R6)16と抵抗(R7)17の
分圧値が基準電圧電源21の電圧を越えた時点で、出力
をオープンとする。TC端子には、図4に示したリセッ
ト時間を決定するコンデンサ8が接続されているため、
このコンデンサC8が定電流電源22により一定電流で
充電されていく。その結果、ヒステリシス付きバッファ
23の入力がハイレベルを認識する電圧に上昇した時点
で、バッファ23の出力はハイレベルに切り換わり、R
ESETバー出力端子の信号レベルはハイレベルとな
る。図4に示した回路では、この時点でCPU3のRE
SETバー入力端子がハイレベルとなり、リセット解除
状態となり、プログラムROM5から動作プログラムを
フェッチして動作を開始する。また、RESETバー出
力端子がハイレベルになると、バッファ24の出力もハ
イレベルとなり、NPN型トランジスタ(Q2)26が
ONするため、CSバー出力端子がロウレベルになる。
図4に示した回路では、この時点でSRAM4のCE1
バー入力端子がロウレベルになり、SRAM4はバック
アップ状態からリード/ライト可能状態となる。かくし
て、演算処理装置1は動作可能となり、CPU3がプロ
グラムROM5からフェッチした動作プログラムに従
い、演算を繰り返し、ワークRAM6に演算途中のデー
タや演算結果のデータを格納したり、バックアップを必
要とするデータをSRAM4に格納する。
【0006】ところで、演算とデータの格納を行ってい
る時に主電源がOFFされると、主電源は下降し、その
電圧は4.00Vから4.40Vの危険電圧範囲にな
る。このとき、メモリバックアップIC2内のコンパレ
ータ20は、抵抗(R6)16と抵抗(R7)17の分
圧値が基準電圧電源21の電圧より下がった時点で、出
力がロウレベルに切り換わる。その結果、TC端子に接
続されたコンデンサ8の電荷がコンパレータ20を介し
て放電され、バッファ23の出力がロウレベルとなって
RESETバー出力端子もロウレベルとなる。これによ
り、CPU3のRESETバー入力端子がロウレベルと
なり、CPU3はリセット状態となる。また、バッファ
24の出力もロウレベルとなるため、トランジスタ(Q
2)26はOFFし、CSバー出力端子は抵抗(R9)
30によりVout端子の電圧に吊られる。
【0007】また、主電源が上記危険電圧範囲からさら
に下降して3.15Vから3.45Vの異常電圧範囲に
なると、コンパレータ18は、抵抗(R3)14と抵抗
(R4)15の分圧値が基準電圧電源19の電圧より下
がった時点で、出力をオープンとし、トランジスタ(Q
1)28をOFFする。Vout端子の電圧は、電源電
圧Vccからバックアップ電池7が接続されたVbat
t端子の出力電圧に切り換わり、ここでバックアップ状
態となる。
【0008】図6(A)〜(F)は、SRAM4のライ
トバスサイクルにおけるタイミング波形を示すものであ
り、ここではCPU3のライトバスサイクル実行中にリ
セットが発生した場合を例にとってある。SRAM4は
CE2コントロールでライトされ、CPU3は2クロッ
クで1バスサイクルが可能とする。しかし、SRAM4
のライトバスサイクルでは2ウェイトクロックが挿入さ
れ、図6(A)に示すCPUクロックのように合計4ク
ロックを1バスサイクルとしているが、4クロック目に
入る時点でリセットされている。図6(B)に示す信号
T11は、メモリバックアップIC2のRESETバー
出力端子から出力されるRESETバー出力である。図
6(C)に示すアドレスデータは、CPU3のバス9が
包括するアドレスバスのデータであり、CPUクロック
T1の立ち下がりから信号T11がロウレベルになるC
PUクロックのTIの立ち下がりまで確定している。信
号T14は、CPU3のCS出力端子からSRAM4の
CE2入力端子に供給される信号であり、CPUクロッ
クのTwの立ち下がりでハイレベルとなり、信号T11
がロウレベルになるCPUクロックのTIの立ち下がり
でロウレベルとなる。信号T15は、CPU3のWEバ
ー出力端子からSRAM4のWEバー入力端子とワーク
RAM6のWEバー入力端子に供給される信号であり、
CPUクロックT2の立ち上がりでロウレベルとなり、
信号T11がロウレベルになるCPUクロックのTIの
立ち下がりでハイレベルとなる。図6(F)に示すデー
タは、CPU3のバス9が包括するデータバスのデータ
であり、CPUクロックT2の立ち上がりから信号T1
1がロウレベルになるCPUクロックTIの立ち下がり
までCPU3が出力する。
【0009】SRAM4は、アドレスデータのライトサ
イクル時間tWC、信号T14のチップイネーブル入力
CE2からWEバー・セットまでの時間tCW2、信号
T15のライトパルス幅tWP、データの入力データセ
ット時間tDWと入力データホールド時間tDHを、い
ずれも規定値として規格を守る必要がある。しかしなが
ら、従来の演算処理装置1は、CPU3がSRAM4に
ライトバスサイクルを実行している最中に主電源が低下
してリセットされる可能性があり、ライトサイクル時間
tWC、チップイネーブル入力CE2からWEバー・セ
ットまでの時間tCW2、ライトパルス幅tWP、入力
データセット時間tDW、入力データホールド時間tD
Hが規定値を満たすことができないといった欠点を抱え
るものであった。
【0010】図7は、上記演算処理装置1の欠点を改良
した他の従来の演算処理装置の一例を示す回路構成図で
ある。同図に示す演算処理装置31は、CPU3にシス
テムリセットIC12を接続したものであり、このシス
テムリセットIC12が、CPU3の立ち上がりエッジ
トリガのノンマスカブル割り込みNMI入力端子を制御
するようになっている。メモリバックアップIC2、C
PU3、SRAM4、プログラムROM5、ワークRA
M6、バックアップ電池7、コンデンサ8、CPUのア
ドレスバス、データバス、コントロールバス9に関して
は、前記演算処理装置1と同様である。
【0011】主電源をONすると、システムリセットI
C12、メモリバックアップIC2、CPU3、SRA
M4、プログラムROM5、ワークRAM6のVccに
+5Vが供給され、システムが起動する。主電源の出力
電圧が上昇し、3.15Vから3.45Vの範囲となる
と、図5に示したトランジスタ(Q1)28がONし、
Vout端子はVbatt端子の出力電圧から電源電源
Vccの出力電圧に切り換わる。そして、さらに主電源
の出力電圧が上昇し4.00Vから4.40Vの範囲と
なるとリセット解除状態となり、コンデンサ8の充電時
間が経過した後、プログラムROM5から動作プログラ
ムをフェッチしたCPU3が動作を開始する。また、S
RAM4のCE1バー入力端子がロウレベルとなり、S
RAM4はバックアップ状態からリード/ライト可能状
態となる。
【0012】なお、主電源の出力電圧がさらに上昇して
4.51Vから4.69Vの範囲となると、図8に示し
たコンパレータ32aの抵抗(R1)10と抵抗(R
2)11による分圧値が基準電圧電源13を越えるた
め、その時点でINT出力端子がロウレベルとなる。こ
こでは、CPU3のNMI入力端子がシステムリセット
IC12のINT出力端子に接続してあるため、NMI
入力端子も同時にロウレベルとなる。かくして、上記演
算処理装置31は、演算処理装置1と同様の立ち上がり
経過を踏んで起動され、起動後にCPU3がプログラム
ROM5からフェッチした動作プログラムに従い、演算
を繰り返し、ワークRAM6に演算途中のデータや演算
結果のデータを格納したり、バックアップの必要のある
データをSRAM4に格納する。
【0013】ところで、演算とデータの格納を行ってい
る時に主電源がOFFされると、主電源は下降し4.6
9Vから4.51Vの範囲となる。このとき、システム
リセットIC12内のコンパレータ32aは、抵抗(R
1)10と抵抗(R2)11の分圧値が基準電圧電源1
3の電圧より下がった時点で、出力をオープンとし、I
NT出力端子は、抵抗(R10)32を介して電源電圧
Vccを出力する。CPU3は、NMI入力端子にて信
号の立ち上がりエッジを受信し、ノンマスカブル割り込
みプログラムを実行を移す。ノンマスカブル割り込みプ
ログラムには、バックアップに必要なデータをSRAM
4に転送する転送プログラムが含まれており、この転送
プログラムを実行することによりバックアップを必要と
するデータをSRAM4に転送するようになっている。
転送プログラム実行後、CPU3はソフトウェアに従っ
てホールド状態に入る。
【0014】主電源の電圧がさらに下降し4.00Vか
ら4.40Vの範囲になると、CPU3はリセット状態
となり、CSバー出力端子は抵抗(R9)30によりV
out端子に吊り下げられる。そして、主電源がさらに
下降し3.15Vから3.45Vの範囲になると、トラ
ンジスタ(Q1)28がOFFし、Vout端子の電圧
は、電源電圧Vccからバックアップ電池7が接続され
たVbatt端子の電圧に切り換わり、バックアップ状
態となる。
【0015】図9(A)〜(D)は、主電源ON時とO
FF時の信号波形を例示するものである。図9(A)に
示すTVccは、主電源電圧である。図9(B)に示す
T10は、CPU3のNMI入力端子の電圧である。図
9(C)に示すT11は、CPU3のRESETバー入
力端子の電圧である。図9(D)に示すT12は、SR
AM4のCE1バー入力端子の電圧である。主電源をO
Nすると主電源電圧が上昇し、3.15Vから3.45
Vの範囲で、T12はVbatt端子の電圧からVcc
端子の電圧へと切り換わる。主電源電圧が4.00Vか
ら4.40Vの範囲では、メモリバックアップIC2の
TC端子に接続されたコンデンサ8に充電が開始され、
リセット期間後にT11はハイレベルとなり、T12は
ロウレベルになる。主電源電圧が4.51Vから4.6
9Vの範囲では、T10はロウレベルとなる。一方ま
た、主電源をOFFすると主電源電圧は下降し、4.5
1Vから4.69Vの範囲でT10はハイレベルとな
り、CPU3がノンマスカブル割り込みプログラムを実
行する。主電源電圧が4.00Vから4.40Vの範囲
ではT11がロウレベルとなり、CPU3はリセットさ
れる。なお、ノンマスカブル割り込みプログラムは、こ
の時点までに終了していなければならず、T12はハイ
レベルとなる。さらに、主電源電圧が3.15Vから
3.45Vの範囲では、T12はVcc端子電圧からV
batt端子電圧へと切り換わる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の演算処理装
置31は、CPU3がノンマスカブル割り込みプログラ
ムを実行する時間が、ノンマスカブル割り込みに入って
からリセットされるまでの時間であり、この時間は電源
回路の容量によって左右される。このため、電源回路の
容量が少ない場合は、このノンマスカブル割り込み処理
期間をさほど確保することができず、この期間内にSR
AM4に転送すべきデータが多数存在する場合は、転送
し切れない場合もあり、バックアップ不全を招くことが
ある等の課題があった。また、主電源電圧が低下してノ
ンマスカブル割り込みプログラムに入り、さらに一旦は
主電源電圧が低下したものの、リセットされる電圧まで
低下することなく主電源電圧が回復した場合、ノンマス
カブル割り込みプログラムによるソフトウェアホールド
を解除し、動作プログラムを最初から実行し直す処理が
必要であり、CPU3の動作復帰に時間がかかる等の課
題があった。
【0017】また、特開昭59−202526号「制御
回路における電圧降下保護回路」には、CPUからのア
クセス信号に応じてRAMに読み書きと動作を行いつつ
CPUが制御プログラムを実行し、CPUとRAMに供
給される動作電圧が所定電圧以下となったときに、RA
Mに供給する動作電圧をバックアップ電源に切り換え、
かつまたプログラムの進行を停止させるとともにRAM
に対する読み書き動作を停止するようにした演算処理装
置が開示されている。この装置は、電源電圧が瞬時低下
して復帰したときに、RAMに対する読み書きは停止で
きたのにリセットがかからないままCPUがRAMと切
り離された状態で動作を継続するといった不都合を排除
するため、CPUのプログラムの進行を停止し、同時に
またRAMに対する読み書きを停止するようにしただけ
のものである。このため、RAMに対してCPUが書き
込み動作を行っている最中に電源が瞬断したようなとき
に、CPUがプログラムの進行を停止し、RAMに対す
る読み書きも停止してしまう結果、書き込み中のデータ
の一部がRAMに書き込まれないまま消失する恐れがあ
るといった課題を抱えるものであった。
【0018】本発明は、上記課題を解決したものであ
り、スタティックRAMへのデータ書き込み中はCPU
のリセット動作が行われないようにし、スタティックR
AMへの誤ライトを防止することを目的とするものであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、主電源を供給され、所要の動作プログラ
ムに従って演算処理を行うCPUと、該CPUの演算処
理データのうち前記主電源遮断後もバックアップする必
要のあるデータを保存するスタティックRAMと、前記
主電源の電圧が、リセット要求電圧に近いホールド要求
電圧まで下降したときに、前記CPUを実行中のバスサ
イクルを完結して動作停止するホールド状態とし、前記
主電源の電圧が前記リセット要求電圧まで下降したとき
に、前記CPUをリセットするとともに前記スタティッ
クRAMをリード/ライト可能状態からバックアップ状
態に切り換える監視制御手段とを具備することを特徴と
するものである。
【0020】また、本発明は、前記監視制御手段が、前
記主電源の電圧が、前記ホールド要求電圧まで下降した
ことを検出し、前記CPUに対し実行中のバスサイクル
を完結して動作停止するホールド状態とするホールド要
求を出力するシステムリセットICと、前記主電源の電
圧が前記リセット要求電圧まで下降したときに、前記C
PUをリセットするとともに前記スタティックRAMを
リード/ライト可能状態からバックアップ状態に切り換
えるメモリバックアップICとからなることを特徴とす
るものである。
【0021】また、前記監視制御手段が、前記主電源の
投入後に主電源電圧が前記リセット要求電圧を越えたと
きに、前記CPUのリセットを解除するとともに前記ス
タティックRAMをバックアップ状態からリード/ライ
ト可能状態に切り換え、前記主電源電圧が前記ホールド
要求電圧を越えたときに、前記CPUのホールド状態を
解除することを特徴とするものである。
【0022】さらにまた、前記CPUは、前記スタティ
ックRAMに保存するバックアップデータとして、同一
データを3個又はそれ以上の奇数個まとめてライトする
ことを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図3を参照して説明する。図1は、本発明の演算処
理装置の一実施形態を示す回路構成図、図2は、図1に
示したシステムリセットICの詳細回路図、図3は、図
1に示した回路各部の信号波形図である。
【0024】図1に示す演算処理装置51は、システム
リセットIC52のHOLD要求出力端子をCPU3の
HOLD要求入力端子に接続したものである。すなわ
ち、システムリセットIC52は、図2に示したよう
に、CPU3のNMI入力端子ではなくHOLD要求入
力端子を制御するものであり、この点が従来装置31と
異なる。CPU3は、HOLD要求入力端子がハイレベ
ルであればホールド状態となり、ロウレベルでホールド
解除状態となる。従って、演算処理装置51は、システ
ムリセットIC52を用いてCPU3をホールド状態に
する点と、システムリセットIC52よりも監視電圧の
低いメモリバックアップIC2を用いてCPU3をリセ
ットする点に、最大の特徴がある。
【0025】ここでは、主電源電圧を、ホールド要求電
圧Vhとリセット要求電圧Vrと電源切り換え電圧Vs
の3電圧をしきい値に監視しており、本実施形態の場
合、 ホールド要求電圧; Vh=4.6±0.9 V リセット要求電圧; Vr=4.2±0.2 V 電源切り換え電圧; Vs=3.3±0.15 V に設定してある。ただし、ここに使用した「ホールド要
求」や「リセット要求」なる用語は、主電源電圧が定格
電圧から下降していったときのCPU3に対する要求に
沿って見た電圧を指すものであり、主電源電圧が零から
上昇していく場合には、「ホールド要求」を「ホールド
解除要求」と、また「リセット要求」を「リセット解除
要求」と読み替えた方が理解しやすい。
【0026】主電源をONすると、システムリセットI
C52、メモリバックアップIC2、CPU3、SRA
M4、プログラムROM5、ワークRAM6のVcc端
子に+5Vが供給され、システムが起動する。主電源電
圧が上昇し、3.15Vから3.45Vの範囲の電源切
り換え電圧Vsに至ると、図5に示したメモリバックア
ップIC2内のトランジスタ(Q1)28がONし、V
out端子はVbatt端子電圧からVcc端子電圧に
切り換わる。そして、さらに主電源電圧が上昇し4.0
0Vから4.40Vの範囲のリセット要求電圧Vrに至
ると、リセット解除状態となり、プログラムROM5か
ら動作プログラムをフェッチしたCPU3が動作を開始
する。また、SRAM4のCE1バー入力端子がロウレ
ベルとなるため、SRAM4はバックアップ状態からリ
ード/ライト可能状態となる。
【0027】なお、さらに主電源が上昇して行き4.5
1Vから4.69Vの範囲のホールド要求電圧Vhに至
ると、システムリセットIC52内のコンパレータ52
aは、抵抗(R1)10と抵抗(R2)11の分圧値が
基準電圧電源13の電圧を越え、その時点でHOLD要
求出力端子はロウレベルとなる。CPU3のHOLD要
求入力端子はシステムリセットIC52のHOLD要求
出力端子に接続されているため、これと同時にCPU3
のHOLD要求入力端子もロウレベルとなる。かくし
て、演算処理装置51は動作可能となり、CPU3がプ
ログラムROM5からフェッチした動作プログラムに従
い、演算を繰り返し、ワークRAM6に演算途中のデー
タや演算結果のデータを格納したり、バックアップの必
要のあるデータをSRAM4に格納する。
【0028】ところで、演算とデータの格納を行ってい
る時に主電源がOFFされると、主電源電圧は下降し
4.69Vから4.51Vの範囲のホールド要求電圧V
hとなる。この場合、システムリセットIC52内のコ
ンパレータ52aは、抵抗(R1)10と抵抗(R2)
11の分圧値が基準電圧電源13の電圧よりも下がった
時点で、出力をオープンとする。その結果、HOLD要
求出力端子は、抵抗(R10)32を通して電源電圧V
ccを出力する。HOLD要求入力端子にハイレベルの
HOLD要求を供給されたCPU3は、実行中のバスサ
イクルを終了し、バス・アービトレーションを行い、H
OLD要求よりも優先順位の高いバスサイクルがなけれ
ばバスを解放し、ホールド状態となる。すなわち、現在
実行中のライトバスサイクルを完了した上で、CPU3
は動作停止状態に至る。
【0029】主電源電圧がさらに下降して4.00Vか
ら4.40Vの範囲のリセット要求電圧Vrになると、
メモリバックアップIC2内のコンパレータ20は、抵
抗(R6)16と抵抗(R7)17の分圧値が基準電圧
電源21の電圧よりも下がった時点で、出力をロウレベ
ルに切り換える。これにより、TC端子に接続されたコ
ンデンサ8の電荷がコンパレータ20を介して放電さ
れ、バッファ23の出力はロウレベルとなり、RESE
Tバー出力端子もロウレベルとなる。その結果、CPU
3のRESETバー入力端子もロウレベルとされ、CP
U3はリセット状態となる。一方また、バッファ24の
出力もロウレベルとなり、トランジスタ(Q2)26は
OFFし、CSバー出力端子は抵抗(R9)30により
Vout端子の電圧となる。このため、CPU3のリセ
ットと同時にSRAM4に対するリード/ライトは禁止
される。
【0030】また、主電源電圧がさらに下降して3.1
5Vから3.45Vの範囲の電源切り換え電圧Vsにな
ると、コンパレータ18は、抵抗(R3)14と抵抗
(R4)15の分圧値が基準電圧電源19の電圧よりも
下がった時点で、出力をオープンとし、トランジスタ
(Q1)28をOFFする。Vout端子の電圧は、V
cc端子電圧からVbatt端子電圧すなわちバックア
ップ電池7の出力電圧に切り換わり、バックアップ状態
となる。
【0031】図3には、主電源ON時とOFF時の信号
波形が例示してある。図3(A)に示すTVccは、主
電源電圧である。図3(B)に示すT10は、CPU3
のHOLD要求入力端子の電圧である。図3(C)に示
すT11は、CPU3のRESETバー入力端子の電圧
である。図3(D)に示すT12は、SRAM4のCE
1バー入力端子の電圧である。主電源をONすると、ま
ず主電源電圧が3.15Vから3.45Vの範囲で、T
12のVout端子電圧がVbatt端子電圧からVc
c端子電圧に切り換わる。主電源電圧が4.00Vから
4.40Vの範囲では、メモリバックアップIC2のT
C端子に接続したコンデンサ8に充電が開始され、リセ
ット期間後にT11はハイレベルとなり、T12はロウ
レベルになる。主電源電圧が4.51Vから4.69V
の範囲では、T10はロウレベルとなる。
【0032】一方また、主電源をOFFすると電圧が低
下して行き、主電源電圧が4.51Vから4.69Vの
範囲でT10はハイレベルとなり、CPU3がHOLD
要求を受ける。その結果、HOLD要求よりも上位の優
先権のバスサイクルがなければ、ホールド状態に入る。
また、主電源電圧が4.00Vから4.40Vの範囲で
は、T11がロウレベルとなってCPU3がリセットさ
れ、T12がハイレベルとなり、SRAM4がバックア
ップ状態となる。さらに、主電源電圧が3.15Vから
3.45Vの範囲では、T12のVout端子電圧は、
Vcc端子電圧からVbatt端子電圧に切り換わる。
【0033】このように、上記演算処理装置51によれ
ば、主電源の電圧が、リセット要求電圧Vrに近いホー
ルド要求電圧Vhまで下降したときに、CPU3を実行
中のバスサイクルを完結して動作停止するホールド状態
とし、主電源電圧がリセット要求電圧Vrまで下降した
ときに、CPU3をリセットするとともにSRAM4を
リード/ライト可能状態からバックアップ状態に切り換
える構成としたから、仮にSRAM4に対するライトバ
スサイクル中に主電源電圧がホールド要求電圧まで下降
しても、例えばノンマスカブル割り込みプログラムを実
行し、その間にバックアップデータをSRAMに転送
し、その後にソフトウェアホールド状態に至るといった
従来装置のように、制約された時間内でSRAM4のラ
イトサイクル時間tWC、チップイネーブル入力CE2
からWEバー・セットまでの時間tCW2、ライトパル
ス幅tWP、入力データセット時間tDW、入力データ
ホールド時間tDHに課せられた規定値を確保できない
ために、結局は誤ライトを招くといったことはなく、C
PU3は実行中のライトバスサイクルを終えてそのまま
停止状態を維持するため、SRAM4に対するライトバ
スサイクルを確実に完了させてSRAM4に対する誤ラ
イトを防止することができ、また主電源電圧が一時的に
ホールド要求電圧Vhを割り込んでも、リセット要求電
圧Vrまで低下しなかった場合は、主電源電圧がホール
ド要求電圧Vh以上に回復した時点でCPU3をホール
ド状態からそのまま動作再開させることができ、これに
より動作プログラムの再読み込み等に伴い時間をロスす
るといった不都合を回避し、効率的なCPU3の利用が
可能である。
【0034】また、主電源電圧が、ホールド要求電圧V
hまで下降したことを検出し、CPU3に対し実行中の
バスサイクルを完結して動作停止するホールド状態とす
るホールド要求を出力するシステムリセットIC52
と、主電源電圧がリセット要求電圧Vrまで下降したと
きに、CPU3をリセットするとともにスタティックR
AM4をリード/ライト可能状態からバックアップ状態
に切り換えるメモリバックアップIC2とにより監視制
御手段を構成したので、システムリセットIC52のホ
ールド要求出力端子をCPU3のホールド要求入力端子
に接続し、メモリバックアップIC2のリセット出力端
子をCPU3のリセット入力端子に接続することで、主
電源が瞬断したときや主電源を切断したときのバックア
ップデータの誤ライトを防止することができる。
【0035】また、主電源の投入後に主電源電圧が前記
リセット要求電圧Vrを越えたときに、CPU3のリセ
ットを解除するとともにSRAM4をバックアップ状態
からリード/ライト可能状態に切り換え、主電源電圧が
ホールド要求電圧Vhを越えたときに、CPU3のホー
ルド状態を解除するようにしたから、主電源投入時にリ
ード/ライト可能状態に至る前にCPU3が動作してし
まい、バックアップ状態にあって読み書きのできないS
RAM4に対しデータを書き込もうとしてしまい、結局
誤ライトが発生するといった不都合を排除することがで
きる。
【0036】なお、上記実施形態において、SRAM4
への誤ライト排除を徹底するため、SRAM4に書き込
むバックアップデータとして、同一データを3個又はそ
れ以上の奇数個まとめてライトするようCPU3の動作
ソフトウェアを規定することもできる。奇数個nのデー
タをライトするのは、以下の理由による。すなわち、奇
数個nのデータを書き換えている途中でホールド要求が
あり、既に書き換え終えたデータがn個に満たないx個
であったとすると、次に電源を投入した時点での書き換
え前のデータは(n−x)個、書き換え済みのデータが
x個となる。この場合、nは奇数であるからn−xがx
に一致することはあり得ず、必ずn−x>xか又はn−
x<xとなる。このため、電源投入時点でデータ数の多
い方のデータを採用することができ、CPU3に課す同
一データを奇数個ライトするソフトウェアでもってSR
AM4による正確かつ確実なデータバックアップを側面
支援することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主電源の電圧が、リセット要求電圧に近いホールド要求
電圧まで下降したときに、CPUを実行中のバスサイク
ルを完結して動作停止するホールド状態とし、主電源の
電圧が前記リセット要求電圧まで下降したときに、CP
UをリセットするとともにスタティックRAMをリード
/ライト可能状態からバックアップ状態に切り換える構
成としたから、仮にスタティックRAMに対するライト
バスサイクル中に主電源電圧がホールド要求電圧まで下
降しても、例えばノンマスカブル割り込みプログラムを
実行し、その間にバックアップデータをスタティックR
AMに転送し、その後にソフトウェアホールド状態に至
るといった従来装置のように、制約された時間内でスタ
ティックRAMのライトサイクル時間tWC、チップイ
ネーブル入力CE2からWEバー・セットまでの時間t
CW2、ライトパルス幅tWP、入力データセット時間
tDW、入力データホールド時間tDHに課せられた規
定値を確保することができず、結局は誤ライトを招くと
いったことはなく、CPUは実行中のライトバスサイク
ルを終えてそのまま停止状態を維持するため、スタティ
ックRAMに対するライトバスサイクルを確実に完了さ
せてスタティックRAMに対する誤ライトを防止するこ
とができ、また主電源電圧が一時的にホールド要求電圧
を割り込んでも、リセット要求電圧まで低下しなかった
場合は、主電源電圧がホールド要求電圧以上に回復した
時点でCPUをホールド状態からそのまま動作再開させ
ることができ、これにより動作プログラムの再読み込み
等に伴い時間をロスするといった不都合を回避し、効率
的なCPUの利用が可能である等の効果を奏する。
【0038】また、本発明は、前記監視制御手段が、前
記主電源の電圧が、前記ホールド要求電圧まで下降した
ことを検出し、前記CPUに対し実行中のバスサイクル
を完結して動作停止するホールド状態とするホールド要
求を出力するシステムリセットICと、前記主電源の電
圧が前記リセット要求電圧まで下降したときに、前記C
PUをリセットするとともに前記スタティックRAMを
リード/ライト可能状態からバックアップ状態に切り換
えるメモリバックアップICとからなるため、システム
リセットICのホールド要求出力端子をCPUのホール
ド要求入力端子に接続し、メモリバックアップICのリ
セット出力端子をCPUのリセット入力端子に接続する
ことで、主電源が瞬断したときや主電源を切断したとき
のバックアップデータの誤ライトを防止することができ
る等の効果を奏する。
【0039】さらにまた、CPUは、スタティックRA
Mに保存するバックアップデータとして、同一データを
3個又はそれ以上の奇数個まとめてライトするようにし
たから、奇数個のデータを書き換えている途中でホール
ド要求があり、既に書き換え終えたデータが全数に満た
ない数であった場合、書き換え前のデータと書き換え済
みのデータが一致することはあり得ず、必ずどちらか一
方のデータ数が他方のデータ数を上回るため、次の電源
投入時点でデータ数の多い方のデータを迷わず採用する
ことができ、CPUに課すソフトウェアをもってスタテ
ィックRAMによる正確かつ確実なデータバックアップ
を側面支援することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の演算処理装置の一実施形態を示す回路
構成図である。
【図2】図1に示したシステムリセットICの詳細回路
図である。
【図3】図1に示した回路各部の信号波形図である。
【図4】従来の演算処理装置の一例を示す回路構成図で
ある。
【図5】図4に示したメモリバックアップICの詳細回
路図である。
【図6】図4に示した回路各部の信号波形図である。
【図7】従来の演算処理装置の他の一例を示す回路構成
図である。
【図8】図7に示したシステムリセットICの詳細回路
図である。
【図9】図7に示した回路各部の信号波形図である。
【符号の説明】
1,31,51 演算処理装置 2 メモリバックアップIC 3 CPU 4 SRAM 5 プログラムROM 6 ワークRAM 7 バックアップ電池 8 リセット時間を決定するコンデンサ 9 バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電源を供給され、所要の動作プログラ
    ムに従って演算処理を行うCPUと、該CPUの演算処
    理データのうち前記主電源遮断後もバックアップする必
    要のあるデータを保存するスタティックRAMと、前記
    主電源の電圧が、リセット要求電圧に近いホールド要求
    電圧まで下降したときに、前記CPUを実行中のバスサ
    イクルを完結して動作停止するホールド状態とし、前記
    主電源の電圧が前記リセット要求電圧まで下降したとき
    に、前記CPUをリセットするとともに前記スタティッ
    クRAMをリード/ライト可能状態からバックアップ状
    態に切り換える監視制御手段とを具備することを特徴と
    する演算処理装置。
  2. 【請求項2】 前記監視制御手段は、前記主電源の電圧
    が、前記ホールド要求電圧まで下降したことを検出し、
    前記CPUに対し実行中のバスサイクルを完結して動作
    停止するホールド状態とするホールド要求を出力するシ
    ステムリセットICと、前記主電源の電圧が前記リセッ
    ト要求電圧まで下降したときに、前記CPUをリセット
    するとともに前記スタティックRAMをリード/ライト
    可能状態からバックアップ状態に切り換えるメモリバッ
    クアップICとからなることを特徴とする請求項1記載
    の演算処理装置。
  3. 【請求項3】 前記監視制御手段は、前記主電源の投入
    後に主電源電圧が前記リセット要求電圧を越えたとき
    に、前記CPUのリセットを解除するとともに前記スタ
    ティックRAMをバックアップ状態からリード/ライト
    可能状態に切り換え、前記主電源電圧が前記ホールド要
    求電圧を越えたときに、前記CPUのホールド状態を解
    除することを特徴とする請求項1記載の演算処理装置。
  4. 【請求項4】 前記CPUは、前記スタティックRAM
    に保存するバックアップデータとして、同一データを3
    個又はそれ以上の奇数個まとめてライトすることを特徴
    とする請求項1記載の演算処理装置。
JP9226883A 1997-08-22 1997-08-22 演算処理装置 Pending JPH1165946A (ja)

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JP9226883A JPH1165946A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 演算処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7596041B2 (en) 2003-02-07 2009-09-29 Renesas Technology Corp. Nonvolatile memory system

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7596041B2 (en) 2003-02-07 2009-09-29 Renesas Technology Corp. Nonvolatile memory system
KR101054217B1 (ko) * 2003-02-07 2011-08-03 르네사스 일렉트로닉스 가부시키가이샤 기억 장치

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