JPH1162903A - 油圧制御回路 - Google Patents
油圧制御回路Info
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- JPH1162903A JPH1162903A JP22888397A JP22888397A JPH1162903A JP H1162903 A JPH1162903 A JP H1162903A JP 22888397 A JP22888397 A JP 22888397A JP 22888397 A JP22888397 A JP 22888397A JP H1162903 A JPH1162903 A JP H1162903A
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- valve
- switching valve
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- switching
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切換弁を切換えたとき、一瞬シリンダが下降
する等のショックが発生することのない油圧制御回路を
提供することである。 【解決手段】 圧力補償弁6の流出側に接続する切換弁
2の連通ポート9と、圧力補償弁6側から連通ポート9
側への流れのみを許容するチェック弁10とを備え、こ
の連通ポート9は、切換弁2が中立位置にあるときタン
クに連通するとともに、切換弁2を切換えたとき、その
切換位置に応じてアクチュエータに連通する構成とし、
しかも、パイロットライン13には、圧力補償弁6とチ
ェック弁10との間から取り出したパイロット圧を高圧
選択して導く構成にしている。
する等のショックが発生することのない油圧制御回路を
提供することである。 【解決手段】 圧力補償弁6の流出側に接続する切換弁
2の連通ポート9と、圧力補償弁6側から連通ポート9
側への流れのみを許容するチェック弁10とを備え、こ
の連通ポート9は、切換弁2が中立位置にあるときタン
クに連通するとともに、切換弁2を切換えたとき、その
切換位置に応じてアクチュエータに連通する構成とし、
しかも、パイロットライン13には、圧力補償弁6とチ
ェック弁10との間から取り出したパイロット圧を高圧
選択して導く構成にしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アクチュエータ
の最高負荷圧に応じてポンプ吐出圧を制御する油圧制御
装置に関する。
の最高負荷圧に応じてポンプ吐出圧を制御する油圧制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧制御装置としては、例えば、
図2に示すものがあった。図2に示すように、ポンプP
は、供給ライン1を介して切換弁2のポンプポート3に
接続している。この供給ライン1は、切換弁2が中立位
置にあるときも、左右いずれかの位置に切換えたときも
連通状態にあり、その最端部が閉ざされている。また、
各切換弁2の一対のアクチュエータポート4、5には、
図示しないアクチュエータを接続している。そして、こ
れらアクチュエータポート4、5は、切換弁2が中立位
置にあるとき閉じている。
図2に示すものがあった。図2に示すように、ポンプP
は、供給ライン1を介して切換弁2のポンプポート3に
接続している。この供給ライン1は、切換弁2が中立位
置にあるときも、左右いずれかの位置に切換えたときも
連通状態にあり、その最端部が閉ざされている。また、
各切換弁2の一対のアクチュエータポート4、5には、
図示しないアクチュエータを接続している。そして、こ
れらアクチュエータポート4、5は、切換弁2が中立位
置にあるとき閉じている。
【0003】さらに、切換弁2には、圧力補償弁6の流
入側に接続する中継ポート7を設けている。この中継ポ
ート7は、切換弁2が中立位置にあるとき閉じている
が、切換弁2を左右いずれかの位置に切換えとき、ポン
プポート3に連通する。そして、その連通過程に形成さ
れる可変絞り8の開度が、切換弁2の切換量に比例して
決められることになる。上記圧力補償弁6の流出側は、
切換弁2の連通ポート9に接続している。そして、その
接続過程には、圧力補償弁6側から連通ポート9側ヘの
流れのみを許容するチェック弁10を介在させている。
入側に接続する中継ポート7を設けている。この中継ポ
ート7は、切換弁2が中立位置にあるとき閉じている
が、切換弁2を左右いずれかの位置に切換えとき、ポン
プポート3に連通する。そして、その連通過程に形成さ
れる可変絞り8の開度が、切換弁2の切換量に比例して
決められることになる。上記圧力補償弁6の流出側は、
切換弁2の連通ポート9に接続している。そして、その
接続過程には、圧力補償弁6側から連通ポート9側ヘの
流れのみを許容するチェック弁10を介在させている。
【0004】上記連通ポート9は、切換弁2が中立位置
にあるときタンクポート11に連通するが、切換弁2を
図面左側位置に切換えたとき、アクチュエータポート5
に連通し、また、切換弁2を図面右側位置に切換えたと
き、アクチュエータポート4に連通する。そして、この
連通ポート9が、タンクポート11あるいはアクチュエ
ータポート4、5に連通する過程にパイロットポート1
7を設け、パイロット圧を取り出している。
にあるときタンクポート11に連通するが、切換弁2を
図面左側位置に切換えたとき、アクチュエータポート5
に連通し、また、切換弁2を図面右側位置に切換えたと
き、アクチュエータポート4に連通する。そして、この
連通ポート9が、タンクポート11あるいはアクチュエ
ータポート4、5に連通する過程にパイロットポート1
7を設け、パイロット圧を取り出している。
【0005】このようにして取り出したパイロット圧
は、シャトル弁12で高圧選択されて、パイロットライ
ン13に導かれている。そして、高圧選択されたパイロ
ット圧は、パイロットライン13から圧力補償弁6の一
方のパイロット室に導かれている。また、圧力補償弁の
他方のパイロット室には、その圧力補償弁6の上流側の
圧力が導かれている。このようにした圧力補償弁6は、
その上流側の圧力を、パイロットライン13のパイロッ
ト圧よりもスプリング14の弾性力に相当する圧力分だ
け高く保つものである。
は、シャトル弁12で高圧選択されて、パイロットライ
ン13に導かれている。そして、高圧選択されたパイロ
ット圧は、パイロットライン13から圧力補償弁6の一
方のパイロット室に導かれている。また、圧力補償弁の
他方のパイロット室には、その圧力補償弁6の上流側の
圧力が導かれている。このようにした圧力補償弁6は、
その上流側の圧力を、パイロットライン13のパイロッ
ト圧よりもスプリング14の弾性力に相当する圧力分だ
け高く保つものである。
【0006】また、高圧選択されたパイロット圧は、パ
イロットライン13を介してレギュレータバルブ15の
一方のパイロット室に導かれている。さらに、このレギ
ュレータバルブ15の他方のパイロット室には、ポンプ
吐出圧が導かれている。このようにしたレギュレータバ
ルブ15は、パイロットライン13のパイロット圧とポ
ンプ吐出圧とに応じて、ポンプ吐出圧から制御圧力を生
成するものである。そして、この制御圧力がレギュレー
タ16に供給されると、レギュレータ16は、ポンプP
の傾転角を制御して、その吐出圧をパイロットライン1
3のパイロット圧よりも一定圧だけ高く保つことにな
る。
イロットライン13を介してレギュレータバルブ15の
一方のパイロット室に導かれている。さらに、このレギ
ュレータバルブ15の他方のパイロット室には、ポンプ
吐出圧が導かれている。このようにしたレギュレータバ
ルブ15は、パイロットライン13のパイロット圧とポ
ンプ吐出圧とに応じて、ポンプ吐出圧から制御圧力を生
成するものである。そして、この制御圧力がレギュレー
タ16に供給されると、レギュレータ16は、ポンプP
の傾転角を制御して、その吐出圧をパイロットライン1
3のパイロット圧よりも一定圧だけ高く保つことにな
る。
【0007】次に、この油圧制御装置の作用を説明す
る。いま、切換弁2が中立位置にあれば、アクチュエー
タポート4、5が閉じているので、アクチュエータの負
荷が保持されている。このとき、連通ポート9はタンク
ポート11に連通し、パイロットライン13はタンク圧
となっているので、ポンプ吐出圧は、そのタンク圧より
一定圧だけ高く保たれるだけで、比較的低いスタンバイ
圧に保たれている。
る。いま、切換弁2が中立位置にあれば、アクチュエー
タポート4、5が閉じているので、アクチュエータの負
荷が保持されている。このとき、連通ポート9はタンク
ポート11に連通し、パイロットライン13はタンク圧
となっているので、ポンプ吐出圧は、そのタンク圧より
一定圧だけ高く保たれるだけで、比較的低いスタンバイ
圧に保たれている。
【0008】この中立状態から、例えば、切換弁2を図
面左側位置に切換えたとする。このとき、ポンプポート
3が中継ポート7に連通するので、ポンプ吐出油は、可
変絞り8で制御され、圧力補償弁6→連通ポート9→ア
クチュエータポート5を経由してアクチュエータに導か
れる。一方、アクチュエータからの戻り油は、アクチュ
エータポート4を経由してタンクポート11に排出され
る。したがって、アクチュエータが駆動することになる
が、このとき、パイロットポート17のアクチュエータ
の負荷圧がシャトル弁12で高圧選択されて、各アクチ
ュエータの最高負荷圧がパイロットライン13に導かれ
る。
面左側位置に切換えたとする。このとき、ポンプポート
3が中継ポート7に連通するので、ポンプ吐出油は、可
変絞り8で制御され、圧力補償弁6→連通ポート9→ア
クチュエータポート5を経由してアクチュエータに導か
れる。一方、アクチュエータからの戻り油は、アクチュ
エータポート4を経由してタンクポート11に排出され
る。したがって、アクチュエータが駆動することになる
が、このとき、パイロットポート17のアクチュエータ
の負荷圧がシャトル弁12で高圧選択されて、各アクチ
ュエータの最高負荷圧がパイロットライン13に導かれ
る。
【0009】そして、レギュレータバルブ15及びレギ
ュレータ16によって、ポンプ吐出圧、すなわち、可変
絞り8の上流側の圧力が、アクチュエータの最高負荷圧
よりも一定圧だけ高く保たれる。同時に、圧力補償弁6
によって、その上流側、すなわち、可変絞り8の下流側
の圧力が、スプリング14の弾性力に相当する圧力分だ
け高く保たれる。つまり、可変絞り8前後の差圧は一定
に保たれることになる。したがって、切換弁2の切換量
に応じて可変絞り8の開度が決められれば、そこを通過
する流量が決められて、アクチュエータスピードを一定
に保つことができる。なお、切換弁2を図面右側位置に
切換えたときは、その作用が逆になるだけなので、その
詳細な説明を省略する。
ュレータ16によって、ポンプ吐出圧、すなわち、可変
絞り8の上流側の圧力が、アクチュエータの最高負荷圧
よりも一定圧だけ高く保たれる。同時に、圧力補償弁6
によって、その上流側、すなわち、可変絞り8の下流側
の圧力が、スプリング14の弾性力に相当する圧力分だ
け高く保たれる。つまり、可変絞り8前後の差圧は一定
に保たれることになる。したがって、切換弁2の切換量
に応じて可変絞り8の開度が決められれば、そこを通過
する流量が決められて、アクチュエータスピードを一定
に保つことができる。なお、切換弁2を図面右側位置に
切換えたときは、その作用が逆になるだけなので、その
詳細な説明を省略する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の油圧制御
装置では、切換弁2が中立位置にあるとき、パイロット
ポート17がタンクポート11に連通するので、ポンプ
吐出圧が比較的低いスタンバイ圧に保たれている。そし
て、この中立状態から切換弁2を切換えたとき、パイロ
ットポート17が、タンクポート11から遮断されると
ともに、アクチュエータポート4あるいは5に連通し
て、パイロットライン13にアクチュエータの最高負荷
圧を導くようにしている。
装置では、切換弁2が中立位置にあるとき、パイロット
ポート17がタンクポート11に連通するので、ポンプ
吐出圧が比較的低いスタンバイ圧に保たれている。そし
て、この中立状態から切換弁2を切換えたとき、パイロ
ットポート17が、タンクポート11から遮断されると
ともに、アクチュエータポート4あるいは5に連通し
て、パイロットライン13にアクチュエータの最高負荷
圧を導くようにしている。
【0011】ところが、切換弁2を左右いずれかの位置
に切換えたとき、負荷を保持するアクチュエータポート
4、5が、それまでタンク圧に保たれていたパイロット
ライン13に連通することになる。そのため、パイロッ
トライン13に圧油が充満するまで瞬間的な流れが生じ
てしまい、アクチュエータの負荷圧がパイロットライン
13に逃げてしまう。そして、例えば、アクチュエータ
としてシリンダを用いたような場合、それを上昇させよ
うと切換弁2を切換えたとき、一瞬シリンダが下降する
等のショックが発生してしまうことがあった。この発明
の目的は、切換弁を切換えたときの不具合を解消するこ
とのできる油圧制御装置を提供することである。
に切換えたとき、負荷を保持するアクチュエータポート
4、5が、それまでタンク圧に保たれていたパイロット
ライン13に連通することになる。そのため、パイロッ
トライン13に圧油が充満するまで瞬間的な流れが生じ
てしまい、アクチュエータの負荷圧がパイロットライン
13に逃げてしまう。そして、例えば、アクチュエータ
としてシリンダを用いたような場合、それを上昇させよ
うと切換弁2を切換えたとき、一瞬シリンダが下降する
等のショックが発生してしまうことがあった。この発明
の目的は、切換弁を切換えたときの不具合を解消するこ
とのできる油圧制御装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポンプと、
切換量に応じて開度が決められる可変絞りでポンプ吐出
油を制御する切換弁と、切換弁の可変絞りの下流側の圧
力をパイロットラインの圧力よりも所定圧だけ高く保つ
圧力補償弁と、ポンプ吐出圧をパイロットラインの圧力
よりも一定圧だけ高く保つレギュレータ機構と、切換弁
を切換えたとき、その切換位置に応じて、圧力補償弁で
圧力補償された作動油が供給されるアクチュエータとを
備えた油圧制御装置を前提とする。そして、圧力補償弁
の流出側に接続する切換弁の連通ポートと、圧力補償弁
側から連通ポート側への流れのみを許容するチェック弁
とを備え、この連通ポートは、切換弁が中立位置にある
ときタンクに連通するとともに、切換弁を切換えたと
き、その切換位置に応じてアクチュエータに連通する構
成にし、しかも、上記パイロットラインには、圧力補償
弁とチェック弁との間から取り出したパイロット圧を高
圧選択して導く構成にした点に特徴を有する。
切換量に応じて開度が決められる可変絞りでポンプ吐出
油を制御する切換弁と、切換弁の可変絞りの下流側の圧
力をパイロットラインの圧力よりも所定圧だけ高く保つ
圧力補償弁と、ポンプ吐出圧をパイロットラインの圧力
よりも一定圧だけ高く保つレギュレータ機構と、切換弁
を切換えたとき、その切換位置に応じて、圧力補償弁で
圧力補償された作動油が供給されるアクチュエータとを
備えた油圧制御装置を前提とする。そして、圧力補償弁
の流出側に接続する切換弁の連通ポートと、圧力補償弁
側から連通ポート側への流れのみを許容するチェック弁
とを備え、この連通ポートは、切換弁が中立位置にある
ときタンクに連通するとともに、切換弁を切換えたと
き、その切換位置に応じてアクチュエータに連通する構
成にし、しかも、上記パイロットラインには、圧力補償
弁とチェック弁との間から取り出したパイロット圧を高
圧選択して導く構成にした点に特徴を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の油圧制御装置
の実施例を示す。ただし、以下では、上記従来例の油圧
制御装置との相違点を中心に説明するとともに、同一の
構成要素については同一の符号を付して、その詳細な説
明は省略する。図1に示すように、パイロットポート1
7を廃止するとともに、パイロットライン13には、圧
力補償弁6とチェック弁10との間から取り出したパイ
ロット圧を、シャトル弁12で高圧選択して導いてい
る。
の実施例を示す。ただし、以下では、上記従来例の油圧
制御装置との相違点を中心に説明するとともに、同一の
構成要素については同一の符号を付して、その詳細な説
明は省略する。図1に示すように、パイロットポート1
7を廃止するとともに、パイロットライン13には、圧
力補償弁6とチェック弁10との間から取り出したパイ
ロット圧を、シャトル弁12で高圧選択して導いてい
る。
【0014】このようにした実施例の油圧制御装置で
は、切換弁2が中立位置にあるとき、パイロットライン
13が、チェック弁10→連通ポート9→タンクポート
11を介して、ほぼタンク圧に保たれている。したがっ
て、レギュレータバルブ15及びレギュレータ16から
なるレギュレータ機構は、ポンプ吐出圧を比較的低いス
タンバイ圧に保つことになる。
は、切換弁2が中立位置にあるとき、パイロットライン
13が、チェック弁10→連通ポート9→タンクポート
11を介して、ほぼタンク圧に保たれている。したがっ
て、レギュレータバルブ15及びレギュレータ16から
なるレギュレータ機構は、ポンプ吐出圧を比較的低いス
タンバイ圧に保つことになる。
【0015】そして、この中立状態から切換弁2を左右
いずれかの位置に切換えたとき、連通ポート9が、タン
クポート11から遮断されるとともに、アクチュエータ
ポート4あるいは5に連通する。したがって、パイロッ
トライン13には、圧力補償弁6とチェック弁10との
間のアクチュエータの負荷圧が、高圧選択されて導かれ
ることになる。
いずれかの位置に切換えたとき、連通ポート9が、タン
クポート11から遮断されるとともに、アクチュエータ
ポート4あるいは5に連通する。したがって、パイロッ
トライン13には、圧力補償弁6とチェック弁10との
間のアクチュエータの負荷圧が、高圧選択されて導かれ
ることになる。
【0016】このとき、パイロットライン13に流れが
生じたとしても、アクチュエータ側からの流れはチェッ
ク弁10で止められるので、パイロットライン13に逃
げてしまうことがない。したがって、例えば、アクチュ
エータとしてシリンダを用いたような場合でも、それを
上昇させようと切換弁2を切換えたときに、一瞬シリン
ダが下降する等のショックが発生することはない。
生じたとしても、アクチュエータ側からの流れはチェッ
ク弁10で止められるので、パイロットライン13に逃
げてしまうことがない。したがって、例えば、アクチュ
エータとしてシリンダを用いたような場合でも、それを
上昇させようと切換弁2を切換えたときに、一瞬シリン
ダが下降する等のショックが発生することはない。
【0017】なお、実際には、パイロットライン13に
導かれるパイロット圧は、上記従来例に比べて、チェッ
ク弁10のクラッキング圧だけ高いものとなる。ただ
し、そのクラッキング圧は予め知ることができるので、
圧力補償弁6のスプリング14やレギュレータバルブ1
5のスプリングをそれに合わせてセッティングしておけ
ば、アクチュエータの最高負荷圧に基づいた制御を正確
に行うことができる。
導かれるパイロット圧は、上記従来例に比べて、チェッ
ク弁10のクラッキング圧だけ高いものとなる。ただ
し、そのクラッキング圧は予め知ることができるので、
圧力補償弁6のスプリング14やレギュレータバルブ1
5のスプリングをそれに合わせてセッティングしておけ
ば、アクチュエータの最高負荷圧に基づいた制御を正確
に行うことができる。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、切換弁を切換えたと
き、それまでタンクに連通していたパイロットラインに
流れが生じたとしても、アクチュエータ側からの流れは
チェック弁で止められる。したがって、例えば、アクチ
ュエータとしてシリンダを用いたような場合でも、それ
を上昇させようと切換弁を切換えたときに、一瞬シリン
ダが下降する等のショックが発生することはない。ま
た、切換弁を左右いずれかの位置に切換えたとき、切換
弁内でのリークのためにパイロット圧の一部がタンクポ
ートに逃げてしまうこともない。したがって、パイロッ
トラインに導かれるパイロット圧が、アクチュエータの
最高負荷圧よりも低くなることがなく、アクチュエータ
の最高負荷圧に基づいた制御を正確に行うことができ
る。
き、それまでタンクに連通していたパイロットラインに
流れが生じたとしても、アクチュエータ側からの流れは
チェック弁で止められる。したがって、例えば、アクチ
ュエータとしてシリンダを用いたような場合でも、それ
を上昇させようと切換弁を切換えたときに、一瞬シリン
ダが下降する等のショックが発生することはない。ま
た、切換弁を左右いずれかの位置に切換えたとき、切換
弁内でのリークのためにパイロット圧の一部がタンクポ
ートに逃げてしまうこともない。したがって、パイロッ
トラインに導かれるパイロット圧が、アクチュエータの
最高負荷圧よりも低くなることがなく、アクチュエータ
の最高負荷圧に基づいた制御を正確に行うことができ
る。
【図1】この発明の実施例の油圧制御装置を示す回路図
である。
である。
【図2】従来例の油圧制御装置を示す回路図である。
2 切換弁 4、5 アクチュエータポート 6 圧力補償弁 8 可変絞り 9 連通ポート 10 チェック弁 12 シャトル弁 13 パイロットライン 15 レギュレータバルブ 16 レギュレータ
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプと、切換量に応じて開度が決めら
れる可変絞りでポンプ吐出油を制御する切換弁と、切換
弁の可変絞りの下流側の圧力をパイロットラインの圧力
よりも所定圧だけ高く保つ圧力補償弁と、ポンプ吐出圧
をパイロットラインの圧力よりも一定圧だけ高く保つレ
ギュレータ機構と、切換弁を切換えたとき、その切換位
置に応じて、圧力補償弁で圧力補償された作動油が供給
されるアクチュエータとを備えた油圧制御装置におい
て、圧力補償弁の流出側に接続する切換弁の連通ポート
と、圧力補償弁側から連通ポート側への流れのみを許容
するチェック弁とを備え、この連通ポートは、切換弁が
中立位置にあるときタンクに連通するとともに、切換弁
を切換えたとき、その切換位置に応じてアクチュエータ
に連通する構成にし、しかも、上記パイロットラインに
は、圧力補償弁とチェック弁との間から取り出したパイ
ロット圧を高圧選択して導く構成にしたことを特徴とす
る油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22888397A JPH1162903A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 油圧制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22888397A JPH1162903A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 油圧制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1162903A true JPH1162903A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16883363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22888397A Pending JPH1162903A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 油圧制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1162903A (ja) |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP22888397A patent/JPH1162903A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |