JPH1162643A - 内燃機関用バルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関用バルブタイミング制御装置

Info

Publication number
JPH1162643A
JPH1162643A JP23194497A JP23194497A JPH1162643A JP H1162643 A JPH1162643 A JP H1162643A JP 23194497 A JP23194497 A JP 23194497A JP 23194497 A JP23194497 A JP 23194497A JP H1162643 A JPH1162643 A JP H1162643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation angle
relative rotation
internal combustion
combustion engine
valve timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23194497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4061674B2 (ja
Inventor
Akira Ichikawa
彰 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP23194497A priority Critical patent/JP4061674B2/ja
Publication of JPH1162643A publication Critical patent/JPH1162643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4061674B2 publication Critical patent/JP4061674B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関に適用されたVVT(可変バルブタ
イミング制御機構)における急変時の応答性を改善する
こと。 【解決手段】 VVT50に対する目標相対回転角の変
化量が所定値を越えており素早い応答性が要求されてい
るときには、通常の目標相対回転角と実相対回転角との
偏差に応じたF/B(フィードバック)制御によらず目
標相対回転角の変化方向へ強制的に所定期間だけ相対回
転される。つまり、ECU30にて強制操作時間だけス
プールバルブ40のリニアソレノイド41への駆動Dut
y が目標相対回転角の変化方向が遅角側であるときには
0〔%〕、進角側であるときには100〔%〕とされる
ことで目標相対回転角の急変時における実相対回転角の
遷移状態を従来に比べ素早い立下がり曲線または立上が
り曲線としてVVT50における応答性を改善すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気バ
ルブまたは排気バルブの少なくとも何れか一方の開閉タ
イミングを運転状態に応じて変更自在な内燃機関用バル
ブタイミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用バルブタイミング制御
装置に関連する先行技術文献としては、特開平8−27
0467号公報にて開示されたものが知られている。こ
のものでは、内燃機関の吸気量、機関回転数、スロット
ル開度等により運転状態が減速と判断される期間中、一
時的に目標相対回転角(制御目標値)を「0(零)」と
して可変バルブタイミング制御機構(可変機構)の応答
性を高める技術が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧で位相
変化させる可変バルブタイミング制御機構のアクチュエ
ータの応答時間は、前述の内燃機関の運転状態に基づく
パラメータの変化に比べて遅く、また、可変バルブタイ
ミング制御機構の応答性が要求される急減速時ほどその
応答性を改善する期間が短くなるという実用上の不具合
があった。更に、機関回転数変化による減速検出では例
えば、A/T(Automatic Transmission:自動変速機)
車でのシフトアップ時等で、本来、可変バルブタイミン
グ制御機構の遅角要求がないときにも不必要な遅角操作
を実行することになり可変バルブタイミング制御機構の
制御安定性を損なうという不具合があった。
【0004】ここで、油圧式可変バルブタイミング制御
機構における所定角度範囲の中間位置にあるときにはそ
の位置を保持するために勿論のこと、最遅角位置にある
ときでも次の進角側への応答性確保のために進角室の油
圧をある程度確保しておく必要がある。一方、油圧式可
変バルブタイミング制御機構における遅角側への応答性
を高めるためには、進角室への油圧供給を停止する強制
遅角操作を実行するのが効果的であるが、この操作を継
続し過ぎるとその後の可変バルブタイミング制御機構の
制御性に悪影響を及ぼすという不具合があった。
【0005】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、可変バルブタイミング制御機
構における急変時の応答性を改善可能な内燃機関用バル
ブタイミング制御装置の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の内燃機関用バ
ルブタイミング制御装置によれば、相対回転角強制制御
手段で目標相対回転角の急変が検出されたときには、可
変バルブタイミング制御機構により駆動軸または従動軸
が目標相対回転角と相対回転角との偏差に応じたフィー
ドバック制御によらず所定期間だけ目標相対回転角の変
化方向へ強制的に相対回転される。つまり、目標相対回
転角変化量の絶対値が所定値を越えており目標相対回転
角が急変していると判定されたときには、所定期間だけ
可変バルブタイミング制御機構のアクチュエータへの駆
動力が目標相対回転角の変化方向に対する最大とされる
ことで可変バルブタイミング制御機構における応答性が
改善できる。これにより、可変バルブタイミング制御機
構の目標相対回転角の急変時における相対回転角の遷移
状態を素早い立下がり曲線または立上がり曲線にできる
という効果が得られる。
【0007】請求項2の内燃機関用バルブタイミング制
御装置では、相対回転角強制制御手段にて可変バルブタ
イミング制御機構を強制的に相対回転する所定期間が目
標相対回転角変化量に応じて設定される。これにより、
可変バルブタイミング制御機構の目標相対回転角の急変
時における相対回転角の追従性が改善される。
【0008】請求項3の内燃機関用バルブタイミング制
御装置では、相対回転角強制制御手段にて可変バルブタ
イミング制御機構が強制的に相対回転される所定期間内
に目標相対回転角と相対回転角との偏差が所定値以下と
なったときにはその相対回転が中止されると共に、フィ
ードバック制御による相対回転に移行される。即ち、可
変バルブタイミング制御機構における目標相対回転角と
相対回転角との偏差が所定値以下となると、所定期間内
であろうとも通常のフィードバック制御に移行される。
これにより、可変バルブタイミング制御機構の保持回転
角近傍における相対回転角の挙動が滑らかなものとな
る。
【0009】請求項4の内燃機関用バルブタイミング制
御装置では、内燃機関のスロットル開度の全閉状態が検
出されたときには、可変バルブタイミング制御機構に対
するより素早い応答性が要求されているとして所定期間
が増量補正されることで更なる応答性の改善が期待でき
る。
【0010】請求項5の内燃機関用バルブタイミング制
御装置では、内燃機関の潤滑油を共用する油圧式可変バ
ルブタイミング制御機構ではその潤滑油の油圧状態また
は油性状により目標相対回転角に対する相対回転角の追
従性が大きく左右されるため、強制的に相対回転される
所定期間がそれら油圧状態または油性状に基づき補正さ
れることで、可変バルブタイミング制御機構の応答性が
所望のように改善される。
【0011】請求項6の内燃機関用バルブタイミング制
御装置では、内燃機関の潤滑油を共用する油圧式可変バ
ルブタイミング制御機構において、特に機関回転数の低
回転側ではポンプの能力が低下し応答速度が低下するた
め内燃機関の機関回転数に対応する油圧状態を知ること
で、可変バルブタイミング制御機構を強制的に相対回転
する所定期間が適切に補正される。
【0012】請求項7の内燃機関用バルブタイミング制
御装置では、内燃機関の潤滑油を共用する油圧式可変バ
ルブタイミング制御機構において、油温により応答速度
が変動するため内燃機関の冷却水温に関連する油温を知
ることで、可変バルブタイミング制御機構を強制的に相
対回転する所定期間が適切に補正される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用バルブタイミング制御装置を適用したダ
ブルオーバヘッドカム式内燃機関とその周辺機器を示す
概略構成図である。
【0015】図1において、10は内燃機関であり、内
燃機関10の駆動軸としてのクランクシャフト11から
チェーン12を介して一対のチェーンスプロケット1
3,14に駆動力が伝達される。このクランクシャフト
11と同期して回転される一対のチェーンスプロケット
13,14には従動軸としての一対のカムシャフト1
5,16が配設され、これらのカムシャフト15,16
によって図示しない吸気バルブ及び排気バルブが開閉駆
動される。
【0016】クランクシャフト11にはクランクポジシ
ョンセンサ21、カムシャフト15にはカムポジション
センサ22がそれぞれ配設されている。このクランクポ
ジションセンサ21から出力されるパルス信号θ1 及び
カムポジションセンサ22から出力されるパルス信号θ
2 はECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)
30に入力される。
【0017】なお、ECU30は、周知の中央処理装置
としてのCPU、制御プログラムを格納したROM、各
種データを格納するRAM、B/U(バックアップ)R
AM、入出力回路及びそれらを接続するバスライン等か
らなる論理演算回路として構成されている。
【0018】ECU30には、これらの信号の他に内燃
機関10の運転状態に対応するエアフローメータ(図示
略)からの単位機関回転数当たりの吸気量(吸入空気
量)、スロットル開度センサ(図示略)からのスロット
ル開度、水温センサ(図示略)からの冷却水温等の各種
センサ信号が入力されており、後述のクランクシャフト
11に対するカムシャフト15の実相対回転角及び目標
相対回転角が算出される。また、クランクポジションセ
ンサ21からのパルス信号θ1 に基づき機関回転数が算
出される。そして、ECU30からの駆動信号によりO
CV(Oil-flow Control Valve:油圧制御弁)としての
スプールバルブ40のリニアソレノイド41がDuty(デ
ューティ比)駆動され、油タンク45内の油がポンプ4
6により供給油通路47を通って一方のカムシャフト1
5に設けられた可変バルブタイミング制御機構(Variab
le Valve Timming Control Mechanism:以下、『VV
T』と記す)50(図1の斜線部)に圧送される。この
VVT50に供給される油の油量が調整されることで、
カムシャフト15がチェーンスプロケット13、即ち、
クランクシャフト11に対し所定の位相差を有して回転
自在であり、カムシャフト15が目標相対回転角に設定
可能である。なお、VVT50からの油は排出油通路4
8を通って油タンク45内に戻される。
【0019】ここで、クランクシャフト11が1回転し
てクランクポジションセンサ21からのパルス数がN個
発生するとき、カムシャフト15の1回転でカムポジシ
ョンセンサ22からのパルス数がN個発生するようにす
る。また、カムシャフト15のタイミング変換角最大値
をθmax °CA(Crank Angle:クランク角)とすると、
N<(360/θmax )となるようにパルス数Nを設定
する。これによって、後述の実相対回転角の算出時、ク
ランクポジションセンサ21のパルス信号θ1と、この
パルス信号θ1 の次に続いて発生するカムポジションセ
ンサ22のパルス信号θ2 とを使用することができる。
【0020】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用バルブタイミング制御装置で使用されて
いるECU30のVVT制御の処理手順を示す図2のフ
ローチャートに基づき、図3、図4、図5及び図6を参
照して説明する。なお、このVVT制御ルーチンは10
0ms毎にECU30にて繰返し実行される。ここで、
図3はVVT50の目標相対回転角〔°CA〕に対する
実相対回転角〔°CA〕の遷移状態及びスプールバルブ
40のリニアソレノイド41に対する駆動Duty 〔%〕
の遷移状態を示すタイムチャートである。また、図4は
VVT50を駆動する油圧〔kgf/cm2 〕の機関回
転数〔rpm〕による遷移状態を示す特性図、図5はV
VT50を駆動する油圧〔kgf/cm2 〕によるVV
T50の遅角方向の高速(内燃機関の高回転)側/低速
(内燃機関の低回転)側及び進角方向の高速側/低速側
におけるそれぞれの応答速度〔°CA/sec〕を示す
特性図、図6は冷却水温に関連して遷移される油温
〔℃〕によるVVT50の応答速度〔°CA/sec〕
を示す特性図である。
【0021】図2において、まず、ステップS101
で、各種センサ信号としてクランクポジションセンサ2
1の出力信号θ1 及びカムポジションセンサ22の出力
信号θ2 、内燃機関10の運転状態を表す吸気量、機関
回転数、冷却水温及びスロットル開度等が読込まれる。
次にステップS102に移行して、ステップS101で
読込まれたクランクポジションセンサ21の出力信号θ
1 及びカムポジションセンサ22の出力信号θ2 からク
ランクシャフト11に対するカムシャフト15の現在の
実際の位相差である実相対回転角(=θ1 −θ2 )が算
出される。
【0022】次にステップS103に移行して、ステッ
プS101で読込まれた各種センサ信号のうち吸気量及
び機関回転数とから現在の目標位相差である目標相対回
転角が算出される。次にステップS104に移行して、
ステップS103で算出される目標相対回転角の今回値
と前回値とから求められる目標相対回転角変化量の絶対
値がVVT50の進角側または遅角側への急変時を判定
するための所定値K1を越えているかが判定される。ス
テップS104の判定条件が成立せず、目標相対回転角
変化量が所定値K1以下であり急変時でないときにはス
テップS105に移行し、ステップS103で算出され
た目標相対回転角からステップS102で算出された実
相対回転角が減算された値の絶対値がガード値としての
所定値K2未満であるかが判定される。ステップS10
5の判定条件が成立するときにはステップS106に移
行し、VVT50における目標相対回転角の変化方向へ
強制的に相対回転する所定期間としての強制操作時間T
が0とされる。なお、ステップS105の判定条件が成
立しないときにはステップS106がスキップされる。
【0023】一方、ステップS104の判定条件が成立
し、目標相対回転角変化量が所定値K1を越えており急
変時であるときにはステップS107に移行し、目標相
対回転角変化量に基づき強制操作基本時間T0 が算出さ
れる。次にステップS108に移行して、ステップS1
01で読込まれた機関回転数に基づき補正量αが算出さ
れる。即ち、図4に示すように、VVT50を駆動する
油圧〔kgf/cm2〕は機関回転数〔rpm〕によっ
て遷移するからである。
【0024】次にステップS109に移行して、ステッ
プS101で読込まれた冷却水温に基づき補正量βが算
出される。即ち、図5に示すように、VVT50の応答
速度〔°CA/sec〕は油圧〔kgf/cm2 〕によ
って遅角方向の高速側/低速側及び進角方向の高速側/
低速側でそれぞれ変動され、また、図6に示すように、
VVT50の応答速度〔°CA/sec〕は冷却水温に
関連して遷移される油温〔℃〕によって変動されるから
である。次にステップS110に移行して、ステップS
101で読込まれたスロットル開度が全閉状態(以下、
単に『スロットル全閉』と記す)であるかが判定され
る。ステップS110の判定条件が成立し、スロットル
全閉であるときにはステップS111に移行し、強制操
作時間TがステップS107で算出された強制操作基本
時間T0 、ステップS108で算出された機関回転数に
基づく補正量α、ステップS109で算出された冷却水
温に基づく補正量β及びスロットル全閉のときの増量補
正量γに基づき次式(1)にて算出される。
【0025】
【数1】 T=T0 +α+β+γ ・・・(1) 一方、ステップS110の判定条件が成立せず、スロッ
トル全閉でないときにはステップS112に移行し、強
制操作時間Tが強制操作基本時間T0 、補正量α,βに
基づき次式(2)にて算出される。
【0026】
【数2】 T=T0 +α+β ・・・(2) ステップS105、ステップS106、ステップS11
1またはステップS112での処理ののちステップS1
13に移行し、強制操作時間Tが0より大きいかが判定
される。ステップS113の判定条件が成立し、急変時
として強制操作時間Tが設定されているときにはステッ
プS114に移行し、スプールバルブ40のリニアソレ
ノイド41に対する駆動Duty がそれまでの保持Duty
から図3に示すように、遅角側への急変時であれば0
〔%〕、進角側への急変時であれば100〔%〕とされ
る。次にステップS115に移行して、強制操作時間T
が「−1(100ms)」とデクリメントされる。
【0027】一方、ステップS113の判定条件が成立
せず、ときには、強制操作時間Tが0であるときにはス
テップS116に移行し、目標相対回転角から実相対回
転角が減算された偏差の絶対値が所定値K3未満である
かが判定される。なお、所定値K3は目標相対回転角と
実相対回転角との偏差がほぼ等しくなったと判定し、駆
動Duty を保持Duty に移行させるための判定値であ
る。ステップS116の判定条件が成立せず、目標相対
回転角と実相対回転角との偏差が所定値K3以上であり
未だ偏差が大きいときにはフィードバック(以下、『F
/B』と記す)制御として駆動Duty が次式(3)にて
算出される。なお、KPは比例ゲイン、保持学習値はV
VT50を所定の実相対回転角に保持するときの保持D
uty の予め学習された記憶値である。
【0028】
【数3】 駆動Duty =(目標相対回転角−実相対回転角)*KP+保持学習値 ・・・(3) 一方、ステップS116の判定条件が成立し、目標相対
回転角と実相対回転角との偏差が所定値K3未満である
ときにはステップS118に移行し、駆動Duty が保持
学習値とされる。ステップS115、ステップS117
またはステップS118での処理ののちステップS11
9に移行し、駆動Duty に基づきリニアソレノイド41
が駆動され、本ルーチンを終了する。
【0029】このように、本実施例の内燃機関用バルブ
タイミング制御装置は、内燃機関10の駆動軸としての
クランクシャフト11から吸気バルブを開閉する従動軸
としてのカムシャフト15に駆動力を伝達するチェーン
12等からなる駆動力伝達系に設けられ、カムシャフト
15を所定角度範囲内で相対回転自在なVVT50と、
クランクシャフト11の回転角θ1 を検出する駆動軸回
転角検出手段としてのクランクポジションセンサ21
と、カムシャフト15の回転角θ2 を検出する従動軸回
転角検出手段としてのカムポジションセンサと、クラン
クポジションセンサ21で検出されたクランクシャフト
11の回転角θ1 に対するカムポジションセンサ22で
検出されたカムシャフト15の回転角θ2 との位相差、
即ち、カムシャフト15の実相対回転角を算出するEC
U30にて達成される相対回転角演算手段と、内燃機関
10の運転状態に応じてクランクシャフト11の回転角
θ1とカムシャフト15の回転角θ2 との目標とする
位相差である目標相対回転角を算出するECU30にて
達成される目標相対回転角演算手段と、前記相対回転角
演算手段で算出された実相対回転角と前記目標相対回転
角演算手段で算出された目標相対回転角との偏差に応じ
て制御回転角としての駆動Duty を算出し、VVT50
によりカムシャフト15を相対回転するECU30にて
達成される相対回転角制御手段と、目標相対回転角の急
変を検出したときには、VVT50によりカムシャフト
15を偏差に応じたF/B制御によらず予め設定された
所定期間としての強制操作時間Tだけ目標相対回転角の
変化方向へ強制的に相対回転するECU30にて達成さ
れる相対回転角強制制御手段とを具備するものである。
【0030】したがって、相対回転角強制制御手段を達
成するECU30で目標相対回転角の急変が検出された
ときには、VVT50によりカムシャフト15が目標相
対回転角と実相対回転角との偏差に応じたF/B制御に
よらず強制操作時間Tだけ目標相対回転角の変化方向へ
強制的に相対回転される。つまり、目標相対回転角変化
量の絶対値が所定値K1を越えており目標相対回転角が
急変していると判定されたときには、強制操作時間Tだ
けスプールバルブ40のリニアソレノイド41への駆動
Duty が目標相対回転角の変化方向が遅角側であるとき
には0〔%〕、進角側であるときには100〔%〕とさ
れることでVVT50における応答性が改善できる。こ
れにより、目標相対回転角の急変時における実相対回転
角の遷移状態を図3に示すように、従来に比べ素早い立
下がり曲線または立上がり曲線とすることができる。
【0031】また、本実施例の内燃機関用バルブタイミ
ング制御装置は、ECU30にて達成される相対回転角
強制制御手段が強制的に相対回転する強制操作時間Tを
目標相対回転角変化量に応じて設定するものである。こ
こでは、強制操作時間Tのうちの基本となる強制操作基
本時間T0 が目標相対回転角変化量に応じて設定される
ことでVVT50における応答性を改善するための基本
的なスプールバルブ40のリニアソレノイド41への駆
動Duty が設定される。このため、VVT50の目標相
対回転角の急変時における実相対回転角の追従性が改善
される。
【0032】そして、本実施例の内燃機関用バルブタイ
ミング制御装置は、ECU30にて達成される相対回転
角強制制御手段が強制的に相対回転される強制操作時間
T内に目標相対回転角と実相対回転角との偏差が所定値
K2以下となったときには強制的な相対回転を中止する
と共に、F/B制御による相対回転に移行するものであ
る。つまり、VVT50における目標相対回転角と実相
対回転角との偏差が所定値K2以下となると、強制操作
時間T内であろうとも、通常のF/B制御に移行される
ことで、保持Duty 近傍における実相対回転角の挙動を
滑らかなものとすることができる。
【0033】更に、本実施例の内燃機関用バルブタイミ
ング制御装置は、所定期間としての強制操作時間Tを内
燃機関10のスロットル開度の全閉状態が検出されたと
きには補正量γにより増量補正するものである。つま
り、スロットル開度が全閉状態であるときにはVVT5
0に対してより素早い応答性が要求されているとして、
強制操作時間Tが補正量γにより増量補正されることで
更に応答性が改善される。
【0034】更にまた、本実施例の内燃機関用バルブタ
イミング制御装置は、所定期間としての強制操作時間T
を油圧状態または油性状に基づき補正するものである。
つまり、内燃機関10の潤滑油を共用しているVVT5
0ではその潤滑油の油圧状態または油性状により目標相
対回転角に対する実相対回転角の追従性が大きく左右さ
れるため、それら油圧状態または油性状に基づき補正さ
れることでVVT50の応答性が所望のように改善され
る。
【0035】そして、本実施例の内燃機関用バルブタイ
ミング制御装置は、油圧状態を内燃機関10の機関回転
数に基づき検出するものである。つまり、図4に示すよ
うに、特に機関回転数の低回転側ではポンプ46の能力
が低下しVVT50の応答速度が低下するため内燃機関
10の機関回転数に対応する油圧を知ることが必要であ
る。これにより、VVT50における強制操作時間Tが
適切に補正できることとなる。
【0036】また、本実施例の内燃機関用バルブタイミ
ング制御装置は、油性状を内燃機関の潤滑油の油温によ
り検出するものである。つまり、図6に示すように、油
温によりVVT50の応答速度が変動するため内燃機関
10の冷却水温に関連する油温を知ることが必要であ
る。これにより、VVT50における強制操作時間Tが
適切に補正できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用バルブタイミング制御装置を適用したダブ
ルオーバヘッドカム式内燃機関とその周辺機器を示す概
略構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用バルブタイミング制御装置で使用されてい
るECUにおけるVVT制御の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用バルブタイミング制御装置における目標相
対回転角に対する実相対回転角の遷移状態及びスプール
バルブのリニアソレノイドに対する駆動Duty の遷移状
態を示すタイムチャートである。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用バルブタイミング制御装置におけるVVT
を駆動する油圧と機関回転数との関係を示す特性図であ
る。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用バルブタイミング制御装置におけるVVT
を駆動する油圧による遅角方向の高速側/低速側及び進
角方向の高速側/低速側のそれぞれのVVTの応答速度
を示す特性図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用バルブタイミング制御装置における冷却水
温に関連して遷移される油温によるVVTの応答速度を
示す特性図である。
【符号の説明】
10 内燃機関 11 クランクシャフト(駆動軸) 12 チェーン 13 チェーンスプロケット 15 カムシャフト(従動軸) 21 クランクポジションセンサ 22 カムポジションセンサ 30 ECU(電子制御装置) 40 スプールバルブ 41 リニアソレノイド 50 VVT(可変バルブタイミング制御機構)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の駆動軸から吸気バルブまたは
    排気バルブの少なくとも何れか一方を開閉する従動軸に
    駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆動軸
    または前記従動軸の何れか一方を所定角度範囲内で相対
    回転自在な可変バルブタイミング制御機構と、 前記駆動軸の回転角を検出する駆動軸回転角検出手段
    と、 前記従動軸の回転角を検出する従動軸回転角検出手段
    と、 前記駆動軸回転角検出手段で検出された前記駆動軸の回
    転角と前記従動軸回転角検出手段で検出された前記従動
    軸の回転角との位相差である相対回転角を算出する相対
    回転角演算手段と、 前記内燃機関の運転状態に応じて前記駆動軸の回転角と
    前記従動軸の回転角との目標とする位相差である目標相
    対回転角を算出する目標相対回転角演算手段と、 前記相対回転角演算手段で算出された前記相対回転角と
    前記目標相対回転角演算手段で算出された前記目標相対
    回転角との偏差に応じて制御回転角を算出し、前記可変
    バルブタイミング制御機構により前記駆動軸または前記
    従動軸を相対回転する相対回転角制御手段と、 前記目標相対回転角の急変を検出したときには、前記可
    変バルブタイミング制御機構により前記駆動軸または前
    記従動軸を前記偏差に応じたフィードバック制御によら
    ず予め設定された所定期間だけ前記目標相対回転角の変
    化方向へ強制的に相対回転する相対回転角強制制御手段
    とを具備することを特徴とする内燃機関用バルブタイミ
    ング制御装置。
  2. 【請求項2】 前記相対回転角強制制御手段は、強制的
    に相対回転する前記所定期間を前記目標相対回転角の変
    化量に応じて設定することを特徴とする請求項1に記載
    の内燃機関用バルブタイミング制御装置。
  3. 【請求項3】 前記相対回転角強制制御手段は、強制的
    に相対回転される前記所定期間内に前記目標相対回転角
    と前記相対回転角との偏差が所定値以下となったときに
    は強制的な相対回転を中止すると共に、前記フィードバ
    ック制御による相対回転に移行することを特徴とする請
    求項1に記載の内燃機関用バルブタイミング制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定期間は、内燃機関のスロットル
    開度の全閉状態が検出されたときには増量補正すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載
    の内燃機関用バルブタイミング制御装置。
  5. 【請求項5】 前記所定期間は、油圧状態または油性状
    に基づき補正することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れか1つに記載の内燃機関用バルブタイミング制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記油圧状態は、内燃機関の機関回転数
    に基づき検出することを特徴とする請求項5に記載の内
    燃機関用バルブタイミング制御装置。
  7. 【請求項7】 前記油性状は、少なくとも内燃機関の冷
    却水の冷却水温または潤滑油の油温の何れか一方により
    検出することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関用
    バルブタイミング制御装置。
JP23194497A 1997-08-28 1997-08-28 内燃機関用バルブタイミング制御装置 Expired - Fee Related JP4061674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23194497A JP4061674B2 (ja) 1997-08-28 1997-08-28 内燃機関用バルブタイミング制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23194497A JP4061674B2 (ja) 1997-08-28 1997-08-28 内燃機関用バルブタイミング制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1162643A true JPH1162643A (ja) 1999-03-05
JP4061674B2 JP4061674B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=16931518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23194497A Expired - Fee Related JP4061674B2 (ja) 1997-08-28 1997-08-28 内燃機関用バルブタイミング制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4061674B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2355765A (en) * 1999-10-18 2001-05-02 Ford Global Tech Inc I.c engine speed control method
US6467442B2 (en) 1999-10-18 2002-10-22 Ford Global Technologies, Inc. Direct injection variable valve timing engine control system and method
US6490643B2 (en) 1999-10-18 2002-12-03 Ford Global Technologies, Inc. Control method for a vehicle having an engine
US6634328B2 (en) 1999-10-18 2003-10-21 Ford Global Technologies, Llc Engine method
US7398751B2 (en) 2006-03-27 2008-07-15 Denso Corporation Control device for engine valve and control system for engine
JP2008223588A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Toyota Motor Corp 油圧式VVT(VariableValveTiming:VVT)の制御装置
US7438033B2 (en) 2005-10-24 2008-10-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Variable valve timing control apparatus for internal combustion engine and internal combustion engine including variable valve timing control apparatus
JP2009127580A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Toyota Motor Corp 油圧システムの制御装置及びバルブタイミング制御装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2355765B (en) * 1999-10-18 2004-05-26 Ford Global Tech Inc Speed control method
US6978764B1 (en) 1999-10-18 2005-12-27 Ford Global Technologies, Inc. Control method for a vehicle having an engine
US6470869B1 (en) 1999-10-18 2002-10-29 Ford Global Technologies, Inc. Direct injection variable valve timing engine control system and method
US6490643B2 (en) 1999-10-18 2002-12-03 Ford Global Technologies, Inc. Control method for a vehicle having an engine
US6560527B1 (en) 1999-10-18 2003-05-06 Ford Global Technologies, Inc. Speed control method
US6626147B2 (en) 1999-10-18 2003-09-30 Ford Global Technologies, Llc Control method for a vehicle having an engine
US6634328B2 (en) 1999-10-18 2003-10-21 Ford Global Technologies, Llc Engine method
GB2355765A (en) * 1999-10-18 2001-05-02 Ford Global Tech Inc I.c engine speed control method
US6705284B2 (en) 1999-10-18 2004-03-16 Ford Global Technologies, Llc Engine method
US6712041B1 (en) 1999-10-18 2004-03-30 Ford Global Technologies, Inc. Engine method
US6651620B2 (en) 1999-10-18 2003-11-25 Ford Global Technologies, Llc Engine method
US6945227B2 (en) 1999-10-18 2005-09-20 Ford Global Technologies, Llc Direct injection variable valve timing engine control system and method
US6962139B2 (en) 1999-10-18 2005-11-08 Ford Global Technologies, Llc Speed control method
US6467442B2 (en) 1999-10-18 2002-10-22 Ford Global Technologies, Inc. Direct injection variable valve timing engine control system and method
US7000588B2 (en) 1999-10-18 2006-02-21 Ford Global Technologies, Llc Engine method
US7117847B2 (en) 1999-10-18 2006-10-10 Ford Global Technologies, Llc Vehicle control system
US7438033B2 (en) 2005-10-24 2008-10-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Variable valve timing control apparatus for internal combustion engine and internal combustion engine including variable valve timing control apparatus
US7398751B2 (en) 2006-03-27 2008-07-15 Denso Corporation Control device for engine valve and control system for engine
JP2008223588A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Toyota Motor Corp 油圧式VVT(VariableValveTiming:VVT)の制御装置
JP2009127580A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Toyota Motor Corp 油圧システムの制御装置及びバルブタイミング制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4061674B2 (ja) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3837819B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
US6352061B2 (en) Control device for a variable valve timing mechanism of an engine
JP2003254017A (ja) 内燃機関のバルブ制御装置
JPH10318002A (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
US20090151671A1 (en) Controller for vane-type variable timing adjusting mechanism
JP2008039030A (ja) 車両制御装置
JP2003083131A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3972720B2 (ja) 内燃機関のバルブ特性制御装置
JP4061674B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
US6877468B2 (en) System for controlling valve timing in event of failure
JP2002285872A (ja) 可変バルブタイミングエンジン
US20140007826A1 (en) Engine Control Device
JP3975546B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
JP2001289086A (ja) 内燃機関の始動停止制御装置
JP4013274B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
JP3956073B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
JP4039270B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
JP2000104571A (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
JPS6411818B2 (ja)
JP3414250B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
JP3918219B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置
JP3209141B2 (ja) 可変バルブタイミング制御装置
JP2001254639A (ja) 内燃機関のバルブ特性制御装置
JPH10299517A (ja) 車載内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3209142B2 (ja) 可変バルブタイミング制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040819

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees