JP2001289086A - 内燃機関の始動停止制御装置 - Google Patents

内燃機関の始動停止制御装置

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JP2001289086A
JP2001289086A JP2000103060A JP2000103060A JP2001289086A JP 2001289086 A JP2001289086 A JP 2001289086A JP 2000103060 A JP2000103060 A JP 2000103060A JP 2000103060 A JP2000103060 A JP 2000103060A JP 2001289086 A JP2001289086 A JP 2001289086A
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internal combustion
combustion engine
stop
intake
engine
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Application number
JP2000103060A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yamaguchi
勝彦 山口
Osamu Harada
修 原田
Yukio Kobayashi
幸男 小林
Haruji Hino
晴二 日野
Shinichi Abe
真一 阿部
Kenji Yamamoto
健児 山本
Takeshi Kawabata
剛士 川端
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの再始動時におけるNOX や振動の
発生を低減する。 【解決手段】 エンジンを自動停止させる際に、吸気側
カムシャフトの回転位相を最遅角へ変更する(S3)と
ともに、最遅角への変更が完了した後にフューエルカッ
ト(S6)を行ってエンジンの回転を停止することによ
り、回転位相の変更中もエンジンの燃焼が継続して行わ
れ、排気管に設けられた触媒への酸素供給量が少なくな
って、O2ストレージ効果に起因する再始動時のNOX
の発生が抑制される。また、エンジンを再始動させる
(S13)のに先立って、クランクシャフトを正方向へ
2回転させる(S12)ことにより、吸気側および排気
側カムシャフトをそれぞれ1回転させ、吸気側カムシャ
フトを最遅角に位置させるとともに、総ての気筒内の空
気を入れ替えて気筒内圧力に起因する回転抵抗を低減
し、始動時にエンジン回転速度が共振域を速やかに通過
して上昇するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の始動停止
制御装置に係り、特に、内燃機関を自動的に始動および
停止させる際の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載された内燃機関を所定の始動
停止条件に従って自動的に始動および停止させる始動停
止手段を有する車両が知られている。例えば、電動モー
タおよび内燃機関を備えているシリーズ型、パラレル型
などのハイブリッド車両の一種に、バッテリーの残量が
低下した場合に内燃機関を自動的に作動させて発電機に
より充電するようになっているものが知られているし、
走行用動力源として内燃機関のみを備えている車両、或
いは上記ハイブリッド車両において、車両停止時に排ガ
ス低減や燃費節減などのために内燃機関を自動的に停止
させるものが知られている。また、パラレル型のハイブ
リッド車両の場合、走行モードに応じて内燃機関が適宜
作動させられ、走行中などに始動および停止が繰り返さ
れる。
【0003】一方、上記始動停止手段を備えている車両
においては、特に車両停止中に内燃機関が始動させられ
る際に振動が発生して乗り心地が損なわれる可能性があ
る。すなわち、内燃機関の始動時に回転速度が共振域
(例えば500rpm程度)を通過する際に大きな振動
が発生する恐れがある。このため、例えば特開平10−
227236号公報に記載のように、内燃機関の吸気バ
ルブおよび排気バルブをそれぞれ開閉する吸気側カムシ
ャフトおよび排気側カムシャフトをクランクシャフトの
回転に同期して機械的に回転駆動するとともに、少なく
とも吸気側カムシャフトのクランクシャフトに対する回
転位相を変化させて、圧縮行程における気筒内圧力特性
を変更する可変バルブタイミング装置を用いて、前記始
動停止手段による内燃機関の再始動時にはその吸気側カ
ムシャフトの回転位相を最遅角にすることにより、圧縮
行程における気筒内圧力特性を最も低圧側にし、気筒内
圧力による回転抵抗を小さくして、内燃機関の回転速度
を速やかに上昇させることが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内燃機
関を停止させる際に吸気側カムシャフトの回転位相を最
遅角にする場合、内燃機関に対する燃料供給を停止する
と同時に吸気側カムシャフトの回転位相を最遅角へ変化
させ、最遅角になってから内燃機関の回転速度を低下さ
せるようになっていたため、燃料供給が停止された後の
内燃機関の回転時間が長くなり、排気管に設けられた触
媒に多量の酸素を吸わせてしまい(O2ストレージ効
果)、次に内燃機関を始動する際に比較的多量のNOX
を発生させてしまうという問題があった。内燃機関の始
動時の非同期噴射量の増量などで始動時のNOX の発生
を抑制しているが、より一層の有害ガスの低減が望まれ
る中で問題になってきた。
【0005】また、内燃機関の停止時に何れかの気筒に
空気が閉じ込められると、その空気が内燃機関の熱によ
り暖められて体積膨張し、気筒内圧力が高くなり、これ
が再始動時の回転抵抗になって回転速度の上昇に影響
し、共振域を通過する際の振動が大きくなる可能性があ
った。複数の気筒内圧力のばらつきも、再始動時のクラ
ンクシャフトの円滑な回転を阻害して、回転速度の上昇
を損なう可能性がある。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、内燃機関の再始動時
におけるNOX や振動の発生を更に低減することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、(a) 車両に搭載された内燃機関を所
定の始動停止条件に従って自動的に始動および停止させ
る始動停止手段と、(b) 前記内燃機関の吸気バルブおよ
び排気バルブの少なくとも一方のバルブ開閉タイミング
を変更して圧縮行程における気筒内圧力特性を変更する
可変バルブタイミング装置と、を備えている内燃機関の
始動停止制御装置において、(c) 前記始動停止手段は、
前記内燃機関を自動的に停止させる際に、前記可変バル
ブタイミング装置により前記気筒内圧力特性が低圧側に
なるように前記バルブ開閉タイミングを変更した後、そ
の内燃機関に対する燃料の供給を停止するものであるこ
とを特徴とする。
【0008】第2発明は、第1発明の内燃機関の始動停
止制御装置において、前記始動停止手段は、前記内燃機
関を自動的に停止させる際に前記可変バルブタイミング
装置による前記バルブ開閉タイミングの変更に拘らずそ
の内燃機関に吸入される吸入空気量をアイドル相当かそ
れ以下に制限する吸入空気量制限手段を備えていること
を特徴とする。「アイドル相当」とは、アクセルペダル
などのアクセル操作部材の操作量、すなわち運転者の出
力要求量が略0の状態を意味する
【0009】第3発明は、(a) 車両に搭載された内燃機
関を所定の始動停止条件に従って自動的に始動および停
止させる始動停止手段と、(b) 前記内燃機関の吸気バル
ブおよび排気バルブをそれぞれ開閉する吸気側カムシャ
フトおよび排気側カムシャフトをそれぞれクランクシャ
フトの回転に同期して機械的に回転駆動するとともに、
少なくともその吸気側カムシャフトのそのクランクシャ
フトに対する回転位相を油圧により変化させてバルブ開
閉タイミングを変更し、圧縮行程における気筒内圧力特
性を変更する可変バルブタイミング装置と、を備えてい
る内燃機関の始動停止制御装置において、(c) 前記始動
停止手段は、前記内燃機関を自動的に停止させる際に、
前記可変バルブタイミング装置により前記吸気側カムシ
ャフトの回転位相を最遅角にして前記気筒内圧力特性を
最も低圧側にした後、その内燃機関に対する燃料の供給
を停止するものである一方、(d) その始動停止手段によ
り前記内燃機関が自動的に停止させられた後、その始動
停止手段によって再始動させられる前までの停止中に、
前記クランクシャフトを正方向へ回転させることによ
り、前記吸気側カムシャフトの回転位相をその吸気側カ
ムシャフトの回転抵抗に基づいて前記最遅角に位置させ
るとともに、総ての気筒の燃焼室を一旦大気に連通させ
る停止時回転手段を設けたことを特徴とする。
【0010】第4発明は、(a) 車両に搭載された内燃機
関を所定の始動停止条件に従って自動的に始動および停
止させる始動停止手段と、(b) 前記内燃機関の吸気バル
ブおよび排気バルブの少なくとも一方のバルブ開閉タイ
ミングを変更して圧縮行程における気筒内圧力特性を変
更する可変バルブタイミング装置と、を有し、(c) 前記
始動停止手段による前記内燃機関の再始動時には前記気
筒内圧力特性が最も低圧側になるように前記バルブ開閉
タイミングを変更する内燃機関の始動停止制御装置にお
いて、(d) 前記始動停止手段により前記内燃機関が自動
的に停止させられた後、その始動停止手段によって再始
動させられる前までの停止中に、総ての気筒の前記吸気
バルブおよび排気バルブの少なくとも一方を開いてそれ
等の気筒の燃焼室を一旦大気に連通させる停止時バルブ
開放手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】第1発明の内燃機関の始動停止制御装置
においては、内燃機関を自動的に停止させる際に、可変
バルブタイミング装置により気筒内圧力特性が低圧側に
なるようにバルブ開閉タイミングを変更した後、その内
燃機関に対する燃料の供給を停止するため、燃料の供給
を停止した後に速やかに内燃機関の回転を停止させるこ
とが可能で、排気管に設けられた触媒への酸素供給量が
少なくなり、O2ストレージ効果に起因する再始動時の
NOX の発生が抑制される。
【0012】第2発明では、内燃機関を自動的に停止さ
せる際に、可変バルブタイミング装置によるバルブ開閉
タイミングの変更に拘らず吸入空気量がアイドル相当か
それ以下に制限されるため、バルブ開閉タイミングの変
更時における触媒への酸素供給量が減少し、O2ストレ
ージ効果による再始動時のNOX の発生が一層効果的に
低減される。すなわち、バルブ開閉タイミングの変更で
気筒内圧力が低下し、それに伴って内燃機関の出力が低
下すると、例えばスロットル弁開度などを大きくして吸
入空気量を自動的に増大させ、所定の出力が得られるよ
うになっているのが普通であるが、そのように吸入空気
量が増大させられると、触媒への酸素供給量が多くなる
ため好ましくなく、失火しない範囲でできるだけ吸入空
気量を少なくすることが望ましいのである。
【0013】第3発明は、実質的に第1発明の一実施態
様に相当するもので、第1発明と同様の作用効果が得ら
れる。加えて、始動停止手段による内燃機関の停止中
に、クランクシャフトを正方向へ回転させることによ
り、吸気側カムシャフトの回転位相を最遅角に位置させ
るとともに、総ての気筒の燃焼室を一旦大気に連通させ
るようになっているため、内燃機関の再始動時の共振に
よる振動の発生が一層効果的に防止される。
【0014】すなわち、内燃機関を停止させる際に吸気
側カムシャフトの回転位相を最遅角にしても、停止の瞬
間にクランクシャフトが僅かに逆転したり吸気バルブの
スプリングの影響などで、吸気側カムシャフトの回転位
相が進角側へずれる可能性があり、そのままクランクシ
ャフトをクランキングして内燃機関を始動すると、圧縮
行程における気筒内圧力が高くなって回転速度の上昇が
遅くなり、共振域で振動を生じる可能性がある。本発明
の吸気側カムシャフトの回転位相は油圧によって制御さ
れるため、その回転位相を変えるためには作動油を供給
排出する必要がある一方、クランクシャフトのクランキ
ング時の回転速度は速いため、始動時のクランクシャフ
トの回転(クランキング)で吸気側カムシャフトの回転
位相を最遅角まで変位させることが難しい場合があり、
振動発生の一因となっているが、停止時回転手段により
停止中に比較的ゆっくりとクランクシャフトを回転させ
れば、吸気側カムシャフトの回転抵抗で作動油を流動さ
せながら確実に最遅角へ変位させることができ、振動の
一層の低減効果が得られる。
【0015】また、内燃機関の停止時に何れかの気筒の
燃焼室に空気が閉じ込められ、その空気が内燃機関の熱
により暖められて体積膨張し、気筒内圧力が高くなった
り、複数の気筒内圧力がばらついたりすると、再始動時
のクランクシャフトの回転を阻害する可能性があるが、
本発明のように停止中にクランクシャフトを回転させて
総ての気筒の燃焼室を一旦大気に連通させれば、気筒内
圧力の上昇やばらつきが防止されて、再始動時にクラン
クシャフトの回転速度が滑らかに上昇して共振域を速や
かに通過するようになるのである。
【0016】第4発明では、始動停止手段による内燃機
関の停止中に、停止時バルブ開放手段によって総ての気
筒の燃焼室が一旦大気に連通させられるため、第3発明
と同様に気筒内圧力の上昇やばらつきが防止されて、再
始動時にクランクシャフトの回転速度が滑らかに上昇さ
せられ、共振域を速やかに通過して振動の発生が良好に
防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、電動モータおよび内燃
機関を備えているシリーズ型、パラレル型などのハイブ
リッド車両において、バッテリーの残量が低下した場合
に内燃機関を自動的に作動させて発電機により充電する
ようになっているものや、走行用動力源として内燃機関
のみを備えている車両、或いは上記ハイブリッド車両に
おいて、車両停止時に排ガス低減や燃費節減などのため
に内燃機関を自動的に停止させるもの、或いはパラレル
型のハイブリッド車両において、走行モードにより内燃
機関が適宜作動させられるものなど、内燃機関を所定の
始動停止条件に従って自動的に始動および停止させる種
々の車両に適用される。内燃機関としては、燃料として
ガソリンを使用するガソリンエンジンが広く用いられて
いるが、燃料として軽油を使用するディーゼルエンジン
など他の内燃機関を搭載しているものでも良い。また、
ダブルオーバーヘッドカムシャフト(DOHC)式やシ
ングルオーバーヘッドカムシャフト(SOHC)式、オ
ーバーヘッドバルブ(OHV)式など、種々の内燃機関
に適用される。なお、第3発明は、吸気側カムシャフト
および排気側カムシャフトを有する内燃機関に適用され
る。
【0018】可変バルブタイミング装置は、例えば(a)
クランクシャフトに機械的に連結されて回転駆動される
プーリやスプロケットなどの被回転部材と、(b) 軸心ま
わりに回転駆動されることによりカムの作用でバルブを
開閉するカムシャフトと、(c) そのカムシャフトと前記
被回転部材との間に配設され、それ等を一体的に回転さ
せるとともに回転位相を油圧によって変化させる油圧式
位相変更装置と、を有して構成される。油圧式位相変更
装置は、被回転部材およびカムシャフトの何れか一方に
半径方向へ突き出すように設けられたベーンを油圧によ
り軸心まわりに回動させて回転位相を変更するベーン式
や、被回転部材および吸気側カムシャフトの少なくとも
一方にねじ結合されたスクリュー部材を油圧により軸方
向へ移動させて回転位相を変化させるスクリュー式、な
どが知られている。第3発明では、上記油圧式位相変更
装置が採用されるが、他の発明の実施に際しては電動モ
ータなどその他の手段で回転位相を変化させるようにな
っていても良い。また、例えばカムシャフトを電動モー
タによって回転させたり、個々のバルブを電動モータな
どで独立に開閉したりするものなど、種々のバルブシス
テムを採用できる。
【0019】第1発明の始動停止手段は、例えばバルブ
開閉タイミングの変更が完全に完了したか否かを検出し
て、完全に完了した後に燃料の供給を停止するように構
成されるが、バルブ開閉タイミングの変更が略完了する
までの時間を予め設定しておいて、その設定時間が経過
したら燃料の供給を停止するように構成することもでき
るなど、種々の態様を採用できる。「バルブ開閉タイミ
ングを変更した後」は、少なくともバルブ開閉タイミン
グの変更出力を行った後であれば良く、必ずしも変更が
完全に完了した後である必要はない。
【0020】始動時の気筒内圧力特性が低圧側になる
と、点火し難くなるため、そのような始動時のアイドル
回転速度は例えば1000rpmなど通常の内燃機関よ
り高めの回転速度に設定される。
【0021】第1発明は、例えば内燃機関に対する燃料
の供給をスロットル弁開度やアクセル操作量などの運転
者の出力要求量などに応じて制御する燃料供給制御装置
を有して構成され、始動停止手段は、その燃料供給制御
装置を制御して燃料の供給を停止するように構成され
る。
【0022】第2発明は、例えば吸気バルブを介して内
燃機関に吸入される吸入空気量を制御する電子スロット
ル弁やISCバルブ(アイドル回転速度コントロールバ
ルブ)などの吸入空気量制御装置を有して構成され、始
動停止手段は、前記可変バルブタイミング装置によるバ
ルブ開閉タイミングの変更に拘らず、前記吸入空気量制
御装置によって制御される前記吸入空気量をアイドル相
当かそれ以下に制限するように構成される。第3発明
も、第2発明と同様にして吸入空気量を制御することが
望ましい。
【0023】第3発明の停止時回転手段は、始動停止手
段による内燃機関の停止中に、クランクシャフトを回転
させて総ての気筒の燃焼室を一旦大気に連通させるもの
で、4サイクルエンジンのように1サイクルでクランク
シャフトが2回転する場合には、クランクシャフトを2
回転させるなど、内燃機関の1サイクルに対応する回転
数(カムシャフトを1回転させる回転数)だけクランク
シャフトを回転させることが望ましいが、少なくとも吸
気バルブおよび排気バルブの何れかを介して総ての気筒
の燃焼室が一旦大気に連通させられるようになっておれ
ば良く、クランクシャフトの回転数はバルブの開閉時間
などを考慮して適宜設定される。クランクシャフトを回
転させるタイミングは、内燃機関の停止直後または始動
直前が好ましく、特に始動直前に行えば熱膨張による気
筒内の圧力上昇を確実に防止することができる。
【0024】始動直前に回転させる場合、始動までの時
間が長くなるのに対し、車両走行中は一般に速やかな始
動が要求されるとともに、走行時の振動により内燃機関
の始動に伴う振動が殆ど気にならないため、車両停止中
の始動時にのみ適用するようにしても差し支えない。ま
た、車両を運転する際の最初の始動時には、一般に内燃
機関は常温で気筒内の圧力も抜けている一方、運転者の
スイッチ操作に従って始動する場合に始動遅れが生じる
と運転者に違和感を生じさせるため、上記停止時回転手
段によるクランクシャフトの回転を中止することが望ま
しい。運転者が予期しない時に不意に生じる振動は違和
感を生じさせるが、運転者のキー操作による最初の内燃
機関の始動時は、多少振動が生じても運転者はその振動
を予期しているため問題にならない。
【0025】また、第3発明では、バルブスプリングな
どによる吸気側カムシャフトの回転抵抗で作動油を流動
させながら吸気側カムシャフトの回転位相を最遅角へ変
位させるため、クランクシャフトの回転速度は、作動油
を流動させながら吸気側カムシャフトの回転位相を変化
させることができるように、所定の低回転速度に設定さ
れる。
【0026】第4発明の好適な実施形態(以下、第4′
発明という)は、(a) 車両に搭載された内燃機関を所定
の始動停止条件に従って自動的に始動および停止させる
始動停止手段と、(b) 前記内燃機関の吸気バルブおよび
排気バルブをそれぞれ開閉する吸気側カムシャフトおよ
び排気側カムシャフトをそれぞれクランクシャフトの回
転に同期して回転駆動するとともに、少なくとも一方の
カムシャフトのそのクランクシャフトに対する回転位相
を変化させてバルブ開閉タイミングを変更し、圧縮行程
における気筒内圧力特性を変更する可変バルブタイミン
グ装置と、を有し、(c) 前記始動停止手段による前記内
燃機関の再始動時には前記気筒内圧力特性が最も低圧側
になるように前記バルブ開閉タイミングを変更する内燃
機関の始動停止制御装置において、(d) 前記始動停止手
段により前記内燃機関が自動的に停止させられた後、そ
の始動停止手段によって再始動させられる前までの停止
中に、前記吸気側カムシャフトおよび排気側カムシャフ
トの少なくとも一方を回転させて総ての気筒の燃焼室を
一旦大気に連通させる停止時バルブ開放手段を有して構
成される。
【0027】第4′発明も、第3発明と同様にクランク
シャフトによって吸気側および排気側のカムシャフトを
機械的に回転駆動するように構成できるが、吸気側カム
シャフトおよび排気側カムシャフトを電動モータなどで
回転駆動するようになっていても良く、その回転数は第
3発明と同様に少なくとも吸気バルブおよび排気バルブ
の何れかを介して総ての気筒の燃焼室が一旦大気に連通
させられるように設定されるとともに、回転駆動するタ
イミングなども第3発明と同様に定められる。第3発明
では、吸気側カムシャフトを最遅角に位置させるために
クランクシャフトを正方向、すなわち内燃機関の作動時
の回転方向と同じ方向へ回転させるが、上記クランクシ
ャフトの回転方向は正方向であっても逆方向であっても
差し支えない。
【0028】第4発明、第4′発明の実施に際しても第
1発明を適用することが望ましいが、必ずしも必須では
なく、内燃機関を停止する際にバルブ開閉タイミングの
変更と同時に燃料の供給を停止したり、内燃機関の停止
中にバルブ開閉タイミングを変更したりしても良いし、
停止時バルブ開放手段による吸気側カムシャフトや排気
側カムシャフトの回転時に、各気筒の燃焼室を大気に連
通させるとともにバルブ開閉タイミングを変更したりす
るなど、種々の態様を採用できる。吸気側カムシャフト
および排気側カムシャフトを電動モータなどで独立に回
転駆動するとともに、そのモータの回転制御でバルブ開
閉タイミングを制御するバルブシステムにも第4′発明
は適用され得る。
【0029】第4′発明は、吸気側カムシャフトおよび
排気側カムシャフトを有して構成されるが、第4発明で
は、必ずしもそれ等のカムシャフトは必須ではなく、吸
気バルブおよび排気バルブをそれぞれ開閉できる種々の
バルブシステムに適用され得る。また、第4発明では、
吸気バルブおよび排気バルブの少なくとも一方を開いて
燃焼室を大気に連通させるが、第1発明〜第2発明では
必ずしも停止中に燃焼室を大気に連通させる必要はない
し、例えば吸排気バルブとは別にエア抜きバルブを設け
るなどして燃焼室を大気に連通させるようにしても良
い。
【0030】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は、本発明が適用された車両用の
ハイブリッド駆動装置40の骨子図である。このハイブ
リッド駆動装置40はFF車両など車両の幅方向と略平
行に搭載される横置きのもので、内燃機関としてガソリ
ンを燃料とするエンジン42を備えているとともに、第
2モータジェネレータ44、シングルピニオン型の遊星
歯車機構46、および第1モータジェネレータ48が設
けられている。遊星歯車機構46は、機械的に力を合成
したり分配したりするもので、エンジン42に連結され
たキャリア46cと、第2モータジェネレータ44のロ
ータ44rに連結されたサンギヤ46sと、第1モータ
ジェネレータ48のロータ48rおよび出力部材として
のスプロケット50に連結されたリングギヤ46rとを
備えており、主としてエンジン42から伝達された動力
を第2モータジェネレータ44およびスプロケット50
に分配する。第2モータジェネレータ44は主としてジ
ェネレータとして用いられ、エンジン42により遊星歯
車機構46を介して回転駆動されることにより発生した
電気エネルギーを、第1モータジェネレータ48に供給
したり図示しないバッテリーに充電したりする。一方、
第1モータジェネレータ48は主として電動モータとし
て用いられ、単独で、或いはエンジン42と共に車両の
動力源として用いられるもので、大トルクを必要とする
第1モータジェネレータ48は第2モータジェネレータ
44よりも大型(大径)として全長短縮に寄与してい
る。なお、エンジン42の出力は、回転変動やトルク変
動等を抑制するためのフライホイール52およびスプリ
ング,ゴム等の弾性部材または粘性体等によるダンパ装
置54を介して遊星歯車機構46に伝達される。
【0031】上記スプロケット50は、減速機構56を
構成している第1中間軸58に設けられたドリブンスプ
ロケット60にチェーン62を介して連結されている。
減速機構56は、上記第1中間軸58と平行な第2中間
軸64を備えており、互いに噛み合わされた減速ギヤ対
66,68によって減速するとともに、第2中間軸64
に設けられた出力歯車70から傘歯車式の差動装置72
に動力を伝達する。出力歯車70は、差動装置72の入
力部材である大径のリングギヤ74と噛み合わされてお
り、そのリングギヤ74が更に減速回転させられるとと
もに、一対の出力軸76,78を経て左右の駆動輪(前
輪)に動力が分配される。なお、第2中間軸64の減速
ギヤ68には、メカニカルパーキング装置用のパーキン
グギヤ80が一体に設けられている。
【0032】前記エンジン42は、4気筒のダブルオー
バーヘッドカムシャフト(DOHC)式4サイクルエン
ジンで、図2および図3に示すように一対の吸気側カム
シャフト82および排気側カムシャフト84がチェーン
86を介してクランクシャフト88(図1参照)の回転
に同期して機械的に回転駆動されることにより、気筒毎
に設けられたカムの作用で吸気バルブおよび排気バルブ
がそれぞれ所定のタイミングで開閉させられるようにな
っている。吸気側カムシャフト82、排気側カムシャフ
ト84、クランクシャフト88には、それぞれスプロケ
ット90、92、94が取り付けられて上記チェーン8
6が巻き掛けられているが、スプロケット94の歯数は
スプロケット90、92の歯数の1/2で、クランクシ
ャフト88の2回転でカムシャフト82、84は1回転
させられる。すなわち、クランクシャフト88の2回転
で、吸気、圧縮、爆発、排気の4行程が実行されるので
ある。なお、図2はスプロケット90、92がカムシャ
フト82、84から取り外された状態を示す斜視図であ
る。
【0033】上記スプロケット90は被回転部材に相当
し、図4および図5に示す油圧式VVT(バリアブル・
バルブ・タイミング)シリンダ96を介して吸気側カム
シャフト82に取り付けられるようになっている。VV
Tシリンダ96は、スプロケット90および吸気側カム
シャフト82を所定の調整角度範囲(実施例では40
°)だけ相対回動可能に連結するとともに、吸気側カム
シャフト82に一体的に固設されて半径方向へ突き出す
ベーン98が、オイルコントロールバルブ100から供
給される作動油の油圧によって軸心まわりに相対回動さ
せられることにより、上記調整角度範囲内でスプロケッ
ト90と吸気側カムシャフト82との回転位置を変更す
るもので、それに伴ってクランクシャフト88の回転に
対する吸気バルブの開閉タイミングが変更される。この
作動油は、エンジン42によって回転駆動される機械式
ポンプから供給されるようになっており、吸気側カムシ
ャフト82の回転位相の変更は基本的にエンジン42の
作動中に行われる。上記VVTシリンダ96およびオイ
ルコントロールバルブ100によって油圧式位相変更装
置102が構成されており、前記カムシャフト82、8
4やチェーン86と共に可変バルブタイミング装置を構
成している。図5はVVTシリンダ96のカバー104
を取り外して、図4の左方向から見た状態を示す図であ
る。
【0034】図6は、吸気バルブおよび排気バルブの開
閉タイミングを説明する図で、白抜き矢印で示す吸気バ
ルブの開閉タイミングは、黒矢印で示す排気バルブの開
閉タイミングに対して1回転分だけずれているととも
に、40°の調整角度範囲で開閉タイミングが変更され
ることを表している。吸気バルブが開閉される1回転目
の右半分は吸気行程で、左半分は圧縮行程であり、排気
バルブが開閉される2回転目の右半分は爆発行程で、左
半分は排気行程である。そして、圧縮行程で閉じられる
吸気バルブの閉じタイミングが遅くなると、圧縮行程に
おける気筒内圧力が低下するため、ピストンの移動抵抗
すなわちクランクシャフト88の回転抵抗が小さくな
る。図4の作動油(オイル)の流れは、吸気バルブの開
閉タイミングが遅くなる遅角側へ回転位相を変更する場
合で、オイルコントロールバルブ100を切り換えて逆
向きに作動油を流せば、吸気バルブの開閉タイミングが
早くなる進角側へ回転位相が変更される。また、図5は
吸気側カムシャフト82の回転位相が、バルブ開閉タイ
ミングが最も遅くなる最遅角にされた状態である。
【0035】一方、かかるハイブリッド駆動装置40は
図7に示す制御回路を備えており、コントローラ106
には車速センサ108、アクセル操作量センサ110、
エンジン水温センサ112、シフトポジションセンサ1
14、VVTスプロケット回転位置センサ116、吸気
側カムシャフト回転位置センサ118、バッテリ残量セ
ンサ120、エンジン回転速度センサ122等からそれ
ぞれ車速V、アクセルペダルの操作量θACC 、エンジン
水温TW 、シフトレバーの操作レンジ、スプロケット9
0の回転位置NS 、吸気側カムシャフト82の回転位置
C 、バッテリの残量、エンジン回転速度NEを表す信
号などが供給されるようになっている。シフトレバー
は、駐車用のP(パーキング)レンジ、前進走行用のD
(ドライブ)レンジ、後進走行用のR(リバース)レン
ジなどへ操作されるもので、シフトポジションセンサ1
14は、その操作レンジを検出するものである。VVT
スプロケット回転位置センサ116、吸気側カムシャフ
ト回転位置センサ118は、それぞれスプロケット9
0、吸気側カムシャフト82の絶対的な回転位置NS
C を検出するもので、それ等の回転位置NS 、NC
差から例えば最遅角を基準(0°)とした吸気側カムシ
ャフト82の進角度が求められる。
【0036】コントローラ106は、CPU、RAM、
ROM等を有するマイクロコンピュータを備えて構成さ
れており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに
予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うこと
により、吸入空気量を調整する電子スロットル弁124
を開閉制御したり、燃料噴射装置126による燃料の噴
射量や噴射タイミングを制御したりして、エンジン42
の出力をアクセル操作量θACC などに応じて制御すると
ともに、前記オイルコントロールバルブ100のリニア
ソレノイドをデューティ制御することにより、吸気側カ
ムシャフト82の進角度を制御する。また、前記第1モ
ータジェネレータ48、第2モータジェネレータ44の
モータトルク、回生制動トルクなどをアクセル操作量θ
ACC などに応じて制御する。電子スロットル弁124に
はスロットル弁開度センサ128が設けられ、スロット
ル弁開度θTHを表す信号がコントローラ106に供給さ
れるとともに、第1モータジェネレータ48、第2モー
タジェネレータ44にはそれぞれ回転速度センサ13
0、132が設けられ、それ等のモータ回転速度を表す
信号がコントローラ106に供給される。電子スロット
ル弁124は吸入空気量制御装置に相当し、燃料噴射装
置126は燃料供給制御装置に相当する。
【0037】コントローラ106はまた、機能的にモー
ド選択手段134および始動停止手段136を備えてお
り、モード選択手段134は、例えば車速Vやアクセル
操作量θACC 、バッテリ残量などに基づいて、エンジン
42のみで走行するエンジン走行モード、第1モータジ
ェネレータ48のみで走行するモータ走行モード、エン
ジン42および第1モータジェネレータ48の両方を用
いて走行するエンジン+モータ走行モード、エンジン4
2で第2モータジェネレータ44を回転駆動してバッテ
リを充電する充電モード、エンジン42で走行しながら
第2モータジェネレータ44を回転駆動してバッテリを
充電する充電走行モード、などの各種の運転モードを選
択する。第1モータジェネレータ48、第2モータジェ
ネレータ44は、このモード選択手段134によって選
択された運転モードに応じて作動状態が切り換えられ
る。
【0038】始動停止手段136は、エンジン42を所
定の始動停止条件に従って自動的に始動したり停止させ
たりするもので、例えば図8のフローチャートに従って
信号処理を行う。図8のステップS1では、エンジン4
2が作動中か否かを判断し、作動中であればステップS
2で上記始動停止条件に従ってエンジン42を自動停止
するか否かを判断する。始動停止条件は、例えばエンジ
ン42の作動中に前記モード選択手段134によりエン
ジン42を停止させる運転モードが選択された場合はエ
ンジン42を自動停止させるように定められ、その始動
停止条件に従ってエンジン42を停止させる旨の判断が
為された場合はステップS3以下を実行する。図9は、
アクセル操作量θACC が0でエンジン42がアイドル状
態で作動中の時に、エンジン42を自動停止させる場合
のタイムチャートの一例で、時間t1 は、エンジン42
を自動停止させる旨の判断が為されてステップS2がY
ESになった時間である。
【0039】ステップS3では、吸気側カムシャフト8
2のクランクシャフト88に対する回転位相が最遅角に
なるようにオイルコントロールバルブ100を切り換
え、ステップS4では、電子スロットル弁124のスロ
ットル弁開度θTHを、アクセルOFF(θACC =0)時
のアイドル相当の開度θidl に固定する。吸気側カムシ
ャフト82の回転位相を最遅角にするのは、エンジン4
2の再始動時に圧縮行程の気筒が存在するため、最遅角
にしてその圧縮行程の気筒内圧力をできるだけ低くする
ことにより、再始動時のピストンの移動抵抗、更にはク
ランクシャフト88の回転抵抗を小さくして、エンジン
回転速度NEを速やかに上昇させ、例えば500rpm
付近に存在する共振域を速やかに通過させて、始動時の
振動を低減するためである。図10は、始動時のエンジ
ン回転速度NEの変化と、各気筒♯1〜♯4の吸排気バ
ルブの開閉状態の変化の一例を示すタイムチャートで、
停止状態(始動時における0.5秒程度まで)において
第2気筒♯2、第4気筒♯4は吸排気バルブが共に閉じ
られた圧縮行程〜爆発行程の状態であり、第1気筒♯1
は始動時にエンジン回転速度NEが500rpm付近に
なった時(0.6秒付近)に同じく圧縮行程〜爆発行程
の状態であるが、吸気側カムシャフト82の回転位相が
最遅角にされているため、両バルブが共に閉じられてい
る時間が短いとともに圧縮行程での気筒内圧力が低く、
エンジン回転速度NEが速やかに上昇させられる。な
お、このように始動時の気筒内圧力が低圧になると、点
火し難くなるため、アクセルOFF時のアイドル回転速
度NEidl は例えば1000rpmなど通常より高めに
設定される。
【0040】また、エンジン42の作動中に吸気側カム
シャフト82の回転位相を遅角側へ変更すると、吸気バ
ルブの閉じタイミングが遅くなるため、一旦気筒内へ吸
入された燃料や空気が吸気管へ押し出され、エンジン4
2の出力が低下する。これに対し、アクセル操作量θ
ACC が同じであれば等出力が得られるようにしたり、エ
ンジン回転速度NEが低下してエンジン42の作動が不
安定になることを防止したりするため、コントローラ1
06は所定の補完条件に従ってエンジン出力が大きくな
るように電子スロットル弁124を開き制御する補完手
段を備えている。したがって、単に吸気側カムシャフト
82の回転位相を遅角側へ変更しただけでは、図9のス
ロットル弁開度θTHの欄に点線で示すように電子スロッ
トル弁124が開かれて吸入空気量が増大してしまうた
め、これを防止するために前記ステップS4ではスロッ
トル弁開度θTHをアイドル相当の開度θidl に固定す
る。始動停止手段136の一連の信号処理のうちステッ
プS4を実行する部分は吸入空気量制限手段として機能
している。なお、失火限界付近までスロットル弁開度θ
THを閉じるようにしても良い。
【0041】ステップS5では、スプロケット90およ
び吸気側カムシャフト82の回転位置NS 、NC の差に
基づいて吸気側カムシャフト82の回転位相が最遅角に
なったか否か、言い換えれば最遅角を基準(0°)とす
る進角度が略0°になったか否かを判断し、進角度が略
0°になるまでステップS3およびS4を繰り返す。そ
して、進角度が略0°になったら、ステップS6で前記
燃料噴射装置126から噴射する燃料の噴射量を0にし
(フューエルカットON)、エンジン42の回転を停止
させるとともに、ステップS7でタイマTimAをリセ
ットして新たに計時を開始させる。図9の時間t2 は、
吸気側カムシャフト82の回転位相が最遅角(進角度≒
0°)になった時間で、時間t1 からt2 までの時間は
例えば100〜500m秒程度である。なお、タイマT
imAは、水晶振動子等のクロック信号発生源から供給
されるクロック信号に基づいて時間を計測するものであ
る。
【0042】一方、前記ステップS1の判断がNOの場
合、すなわちエンジン42が停止中の場合は、ステップ
S8でエンジン42を始動するか否かを判断する。ステ
ップS8では、前記始動停止条件に従ってエンジン42
を自動的に始動させるか否かを判断する他、自動車のイ
グニッションスイッチ等のスタートスイッチがON操作
された場合もエンジン42を始動させる旨の判断が為さ
れる。始動停止条件は、例えばエンジン42の停止中に
前記モード選択手段134によりエンジン42を作動さ
せる運転モードが選択された場合はエンジン42を始動
させるように定められる。
【0043】そして、ステップS8でエンジン42を始
動させる旨の判断が為された場合は、ステップS9以下
を実行し、ステップS13でエンジン42をクランキン
グして始動するが、ステップS9〜S11の条件を総て
満たす場合は、ステップS13でエンジン42を始動す
るのに先立って、ステップS12でクランクシャフト8
8を正方向へ2回転させることにより、吸気側カムシャ
フト82および排気側カムシャフト84をそれぞれ1回
転させて吸排気バルブを開閉する。ステップS13にお
けるエンジン42のクランキングは、例えば前進走行時
には第2モータジェネレータ44を回生制動することに
よりクランクシャフト88を正方向へ回転させる(クラ
ンキングする)ことができるが、別個にスタータ(始動
用電動モータ)を配設してクランキングするようにして
も良い。ステップS12におけるクランクシャフト88
の回転も、車両停止時に第2モータジェネレータ44を
力行制御することにより、所定の回転速度で回転させる
ことができる。
【0044】ステップS12でクランクシャフト88を
2回転させるのは、吸気側カムシャフト82の回転位相
を確実に最遅角に位置させるとともに、総ての気筒♯1
〜♯4の燃焼室を一旦大気に連通させるためであり、こ
れによりエンジン42の再始動時の共振による振動の発
生が一層効果的に防止される。すなわち、エンジン42
を停止させる際に吸気側カムシャフト82の回転位相を
最遅角にしても、停止の瞬間にクランクシャフト88が
僅かに逆転したり吸気バルブのスプリングの影響など
で、吸気側カムシャフト82の回転位相が進角側へずれ
る可能性があり、そのままクランクシャフト88をクラ
ンキングしてエンジン42を始動すると、圧縮行程にお
ける気筒内圧力が高くなってエンジン回転速度NEの上
昇が遅くなり、共振域で振動を生じる可能性があるので
ある。
【0045】吸気側カムシャフト82の回転位相はVV
Tシリンダ96によって制御されるため、その回転位相
を変えるためにはVVTシリンダ96に対して作動油を
供給排出する必要がある一方、エンジン始動時における
クランクシャフト88のクランキングの回転速度は速い
ため、始動時のクランクシャフト88の回転(クランキ
ング)で吸気側カムシャフト82の回転位相を最遅角ま
で変位させることが難しい場合があるが、エンジン42
の始動に先立ってステップS12で比較的ゆっくりとク
ランクシャフト88を回転させれば、バルブスプリング
等による吸気側カムシャフト82の回転抵抗でVVTシ
リンダ96の作動油を流動させながら確実に最遅角へ変
位させることができるのである。オイルコントロールバ
ルブ100は、非励磁状態ではスプリングによって遅角
側へ変位する方向の作動油の流れを許容する状態に保持
され、これにより吸気側カムシャフト82が最遅角へ変
位することが許容されるが、必要に応じて励磁電流を制
御して遅角側への作動油の流れを許容するようにしても
良い。クランクシャフト88の回転速度は、吸気側カム
シャフト82の回転抵抗でVVTシリンダ96内の作動
油を流動させながら確実に最遅角へ変位させることがで
きるように、比較的低い回転速度に設定されている。
【0046】また、エンジン42の停止時に複数の気筒
♯1〜♯4の何れかに空気が閉じ込められ、その空気が
エンジン42の熱により暖められて体積膨張し、気筒内
圧力が高くなったり、複数の気筒♯1〜♯4内の圧力が
ばらついたりすると、再始動時のクランクシャフト88
の回転を阻害する可能性があるが、ステップS12でク
ランクシャフト88が2回転させられると、総ての気筒
♯1〜♯4の吸排気バルブがそれぞれ開閉させられて各
気筒♯1〜♯4内の空気が一旦排気されるため、各気筒
♯1〜♯4内の圧力の上昇やばらつきが防止されて、再
始動時にクランクシャフト88の回転速度が滑らかに上
昇して共振域を速やかに通過するようになるのである。
特に、本実施例ではエンジン42の始動直前に吸排気バ
ルブを開閉して各気筒♯1〜♯4内の空気を入れ替えて
いるため、熱膨張による気筒内圧力の上昇を確実に防止
することができる。
【0047】コントローラ60による一連の信号処理の
うち、ステップS12を実行する部分は第3発明の停止
時回転手段、第4発明の停止時バルブ開放手段として機
能している。
【0048】一方、前記ステップS9では、シフトポジ
ションセンサ114によって検出されるシフトレバーの
操作レンジがPレンジであるか、或いは車速V=0で且
つアクセル操作量θACC =0であるかを判断し、何れか
一方でも満足する場合はステップS10以下を実行する
が、そうでない場合、すなわち車両が走行中か或いは停
車時であっても運転者がアクセル操作して発進しようと
している場合は、前記ステップS12を実行することな
く直ちにステップS13を実行してエンジン42を始動
する。これは、車両走行中は、エンジン42を速やかに
始動させる要求が高いとともに、走行による振動でエン
ジン42の始動時の振動が殆ど乗り心地に影響しないた
めである。
【0049】ステップS10では、前記始動停止条件に
従ってエンジン42を始動する自動始動か、或いはエン
ジン水温TW が60℃より高いか否かを判断し、何れか
一方でも満足する場合はステップS11を実行するが、
そうでない場合、すなわち運転者のスタートスイッチの
ON操作で始動する場合やエンジン水温TW が低い場合
は、前記ステップS12を実行することなく直ちにステ
ップS13を実行してエンジン42を始動する。これ
は、車両の運転開始時にスタートスイッチがON操作さ
れた場合は、直ちにエンジン42を始動して暖機し、何
時でもエンジン走行できるようにするのであるが、最初
の始動時には、一般にエンジン42は常温で各気筒♯1
〜♯4内の圧力が抜けているため、気筒内圧力に起因し
て始動時の振動が大きくなる恐れがないとともに、運転
者のスイッチ操作に従ってエンジン42を始動する場合
に、ステップS12の実行によってエンジン42の始動
が遅れると、運転者に違和感を生じさせるため、スター
トスイッチのON操作による始動時には、直ちにステッ
プS13を実行するのである。自動始動に伴う振動は、
運転者が予期しない時に不意に生じるため違和感を生じ
させるが、運転者のスイッチ操作による最初のエンジン
42の始動時は、多少振動が生じても運転者はエンジン
42の始動を予期しているため問題にならない。エンジ
ン水温TW が60℃より高いか否かの条件も、エンジン
42が暖機されていない最初の始動時か否か、或いは各
気筒♯1〜♯4内の圧力が抜ける程度にエンジン42の
温度が低下しているか否か、を判断するためのもので、
判定温度(60℃)は適宜設定される。
【0050】ステップS11では、前記タイマTimA
の計時内容が予め定められた判定時間α以下か否かを判
断し、TimA≦αであればステップS12を実行する
が、そうでない場合は、ステップS12を実行すること
なく直ちにステップS13を実行してエンジン42を始
動する。この場合のTimAの計時内容は、エンジン4
2の停止時間に相当するもので、エンジン42の停止時
間が長くなると、最初の始動時と同様にエンジン42は
常温で各気筒♯1〜♯4内の圧力が抜けており、気筒内
圧力に起因して始動時の振動が大きくなる恐れがないた
め、TimA>αの場合は直ちにステップS13を実行
してエンジン42を始動するのである。判定時間αは、
エンジン42の特性などに応じて適宜定められ、外気温
などをパラメータとして設定されるようにしても良い。
【0051】なお、ステップS9〜S11の判断を行う
ことなく、常にステップS12を実行した後にステップ
S13を実行するようにしても良いし、ステップS9〜
S11のうち例えばステップS10、S11を省略して
ステップS9のみを実行するようにしても良いなど、種
々の態様を採用できる。
【0052】ここで、本実施例ではエンジン42を始動
停止条件に従って自動的に停止させる際に、ステップS
3で吸気側カムシャフト82の回転位相を最遅角に変更
するとともに、最遅角への変更が完了した後にステップ
S6でフューエルカットを行ってエンジン42の回転を
停止するようになっているため、吸気側カムシャフト8
2の回転位相の変更中もエンジン42の作動(燃焼)が
継続して行われ、フューエルカットによる失火後に速や
かにエンジン回転が停止させられるようになり、排気管
に設けられた触媒への酸素供給量が少なくなって、O2
ストレージ効果に起因する再始動時のNOX の発生が抑
制される。
【0053】これに対し従来は、図9のフューエルカッ
トの欄に点線で示すように、エンジン停止判断に従って
吸気側カムシャフト82の回転位相を最遅角へ変更する
と同時にフューエルカットが行われ、そのフューエルカ
ットによりエンジン42が失火した後も、吸気側カムシ
ャフト82の回転位相の変更が終了するまでエンジン4
2が回転し続けるため、多量の空気が排気管へ流れて触
媒が多量の酸素を吸ってしまい、O2ストレージ効果に
よって再始動時に多量のNOX を発生するのである。
【0054】また、本実施例ではエンジン42を自動的
に停止させる際に、吸気側カムシャフト82の回転位相
の変更(バルブ開閉タイミングの変更)に拘らずステッ
プS4でスロットル弁開度θTHがアイドル相当の開度θ
idl に固定されるため、回転位相の変更時における触媒
への酸素供給量が減少し、O2ストレージ効果による再
始動時のNOX の発生が一層効果的に低減される。
【0055】また、本実施例ではステップS13でエン
ジン42を再始動させる際に、ステップS9〜S11の
条件を満足する場合には、その再始動に先立ってステッ
プS12でクランクシャフト88を所定の回転速度で正
方向へ2回転させるため、吸気側カムシャフト82の回
転位相が確実に最遅角に位置させられるとともに、総て
の気筒♯1〜♯4内の空気が入れ替えられ、再始動時の
共振による振動の発生が一層効果的に防止される。
【0056】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であ
り、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である内燃機関の始動停止制
御装置を備えているハイブリッド駆動装置の概略構成を
説明する骨子図である。
【図2】図1のハイブリッド駆動装置が備えているエン
ジンの吸排気バルブを開閉する吸気側カムシャフトおよ
び排気側カムシャフトを示す斜視図である。
【図3】図2の一対のカムシャフトをクランクシャフト
に同期して機械的に回転駆動する構成を示す概略図であ
る。
【図4】図2の吸気側カムシャフトの回転位相を変更す
る位相変更装置を説明する構成図である。
【図5】図4の吸気側カムシャフトに取り付けられたV
VTシリンダのカバーを省略して示す正面図である。
【図6】図2の一対のカムシャフトによって開閉される
吸気バルブおよび排気バルブの開閉タイミングを説明す
る図である。
【図7】図1のハイブリッド駆動装置が備えている制御
系統を説明するブロック線図である。
【図8】図7のコントローラによる信号処理のうち始動
停止手段として機能する部分を具体的に説明するフロー
チャートである。
【図9】図8のフローチャートに従ってエンジンを自動
停止させる際の各部の状態の変化を示すタイムチャート
の一例である。
【図10】エンジンを始動する際のエンジン回転速度の
変化および各気筒の吸排気バルブの開閉状態の変化を示
すタイムチャートの一例である。
【符号の説明】
42:エンジン(内燃機関) 82:吸気側カムシャ
フト 84:排気側カムシャフト 88:クランク
シャフト 102:油圧式位相変更装置(可変バルブ
タイミング装置) 106:コントローラ 13
6:始動停止手段 ステップS4:吸入空気量制限手段 ステップS12:停止時回転手段、停止時バルブ開放手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 修 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小林 幸男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 日野 晴二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 阿部 真一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山本 健児 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 川端 剛士 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G092 AA01 AA11 AC02 AC03 BA01 BB10 CA01 CB05 DA09 DC02 EA03 EA04 EA28 FA03 FA09 FA17 FA30 FA32 GA01 GA10 HA01Z HA06Z HA11Z HA13Z HB01Z HE01Z HE03Z HF08Z HF12Z HF19Z 3G093 AA01 AA07 BA02 BA15 BA20 BA21 BA22 CA01 DA07 DA12 DA13 DB19 EA06 EA09 EA15 FA11 FB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された内燃機関を所定の始動
    停止条件に従って自動的に始動および停止させる始動停
    止手段と、 前記内燃機関の吸気バルブおよび排気バルブの少なくと
    も一方のバルブ開閉タイミングを変更して圧縮行程にお
    ける気筒内圧力特性を変更する可変バルブタイミング装
    置と、 を備えている内燃機関の始動停止制御装置において、 前記始動停止手段は、前記内燃機関を自動的に停止させ
    る際に、前記可変バルブタイミング装置により前記気筒
    内圧力特性が低圧側になるように前記バルブ開閉タイミ
    ングを変更した後、該内燃機関に対する燃料の供給を停
    止するものであることを特徴とする内燃機関の始動停止
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記始動停止手段は、前記内燃機関を自
    動的に停止させる際に前記可変バルブタイミング装置に
    よる前記バルブ開閉タイミングの変更に拘らず該内燃機
    関に吸入される吸入空気量をアイドル相当かそれ以下に
    制限する吸入空気量制限手段を備えていることを特徴と
    する請求項1に記載の内燃機関の始動停止制御装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載された内燃機関を所定の始動
    停止条件に従って自動的に始動および停止させる始動停
    止手段と、 前記内燃機関の吸気バルブおよび排気バルブをそれぞれ
    開閉する吸気側カムシャフトおよび排気側カムシャフト
    をそれぞれクランクシャフトの回転に同期して機械的に
    回転駆動するとともに、少なくとも該吸気側カムシャフ
    トの該クランクシャフトに対する回転位相を油圧により
    変化させてバルブ開閉タイミングを変更し、圧縮行程に
    おける気筒内圧力特性を変更する可変バルブタイミング
    装置と、を備えている内燃機関の始動停止制御装置にお
    いて、 前記始動停止手段は、前記内燃機関を自動的に停止させ
    る際に、前記可変バルブタイミング装置により前記吸気
    側カムシャフトの回転位相を最遅角にして前記気筒内圧
    力特性を最も低圧側にした後、該内燃機関に対する燃料
    の供給を停止するものである一方、 該始動停止手段により前記内燃機関が自動的に停止させ
    られた後、該始動停止手段によって再始動させられる前
    までの停止中に、前記クランクシャフトを正方向へ回転
    させることにより、前記吸気側カムシャフトの回転位相
    を該吸気側カムシャフトの回転抵抗に基づいて前記最遅
    角に位置させるとともに、総ての気筒の燃焼室を一旦大
    気に連通させる停止時回転手段を設けたことを特徴とす
    る内燃機関の始動停止制御装置。
  4. 【請求項4】 車両に搭載された内燃機関を所定の始動
    停止条件に従って自動的に始動および停止させる始動停
    止手段と、 前記内燃機関の吸気バルブおよび排気バルブの少なくと
    も一方のバルブ開閉タイミングを変更して圧縮行程にお
    ける気筒内圧力特性を変更する可変バルブタイミング装
    置と、 を有し、前記始動停止手段による前記内燃機関の再始動
    時には前記気筒内圧力特性が最も低圧側になるように前
    記バルブ開閉タイミングを変更する内燃機関の始動停止
    制御装置において、 前記始動停止手段により前記内燃機関が自動的に停止さ
    せられた後、該始動停止手段によって再始動させられる
    前までの停止中に、総ての気筒の前記吸気バルブおよび
    排気バルブの少なくとも一方を開いて該気筒の燃焼室を
    一旦大気に連通させる停止時バルブ開放手段を設けたこ
    とを特徴とする内燃機関の始動停止制御装置。
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