JPH1162546A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JPH1162546A
JPH1162546A JP23228197A JP23228197A JPH1162546A JP H1162546 A JPH1162546 A JP H1162546A JP 23228197 A JP23228197 A JP 23228197A JP 23228197 A JP23228197 A JP 23228197A JP H1162546 A JPH1162546 A JP H1162546A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管が複雑にならず、スロットルバルブの氷
結によるロックを防止することができる内燃機関の吸気
装置を提供すること。 【解決手段】 エンジンのクランクケースから回収した
ブローバイガス中の水分を捕集するトラッパー室42が
エアクリーナ部10とサージタンク40との境界部に設
けられている。このトラッパー室42は、迷路構造の通
路を有する2つの水分捕集室100、110からなって
いる。各水分捕集室100、110内に吸入されたブロ
ーバイガスは、部分的にエアクリーナ部10内に露出し
て常時冷却されている金網108、118を通過する際
に水分が結露して捕集され、水分が分離された状態でス
ロットル50の上流であるエアクリーナ部10あるいは
下流側であるサージタンク40に吸入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアクリーナや吸
気マニホールド等を一体化した内燃機関の吸気装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般の車両には、内燃機関(エンジン)
のシリンダとピストンの隙間から吹き抜けるガスを大気
中に放出せずに、再び吸気マニホールドを通してエンジ
ンに導いて再燃焼させるブローバイガス還元装置(PC
V;Positive Crankcase Ventilation)が設けられてい
る。ブローバイガスを再燃焼させることにより、HCの
低減が可能となる。
【0003】上述したブローバイガスには多量の水分が
含まれており、このようなブローバイガスが吸気装置の
スロットル付近に吸入されると、エンジンの低温始動直
後にスロットルバルブがロックするおそれがある。例え
ば、寒冷地等において、スロットルバルブの開度が小さ
いエンジン始動直後にスロットルバルブとスロットルボ
ディとの間に水分が付着して氷結するとスロットルバル
ブがロックする。
【0004】このようなスロットルバルブの氷結による
ロックを防ぐための従来技術として、実開昭57−12
6560号公報に開示された「内燃機関のスロットルボ
ディ加熱装置」が知られている。この加熱装置は、エン
ジン冷却水通路を管部材で構成し、これをスロットルボ
ディに取り付けることにより、スロットルボディをエン
ジン冷却水で加熱してその温度を0℃以上に保ってい
る。したがって、エンジン始動時にスロットルバルブが
氷結によりロックしている場合であっても、ごく短時間
でスロットルボディが加熱されて、このロック状態を解
除することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した実
開平57−126560号公報に開示された加熱装置
は、スロットルボディの外周に設けられた管部材に通し
たエンジン冷却水によってスロットルボディを加熱し、
熱伝導によって伝わった熱により、スロットルバルブと
スロットルボディ内壁面(スロットルボア)との間に付
着した氷を融かしている。したがって、軽量化やコスト
ダウンの要求から、スロットルボディを樹脂材料で形成
しようとしたときに、熱伝導率が低くなって、スロット
ルバルブに付着した氷が融けにくく、スロットルバルブ
のロックを充分に防止できないおそれがある。また、エ
ンジン冷却水の配管をスロットルボディまで引き回さな
ければならず、配管が複雑になる。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は配管が複雑にならず、スロッ
トルバルブの氷結によるロックを防止することができる
内燃機関の吸気装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の内燃機関の吸気装置は、ブローバイガ
スの還元通路内外にこのブローバイガスに含まれる水分
を凝縮させる熱交換部材を備えている。したがって、ブ
ローバイガス中の水分を熱交換部材によって凝縮して捕
集することにより、スロットルバルブ近傍に到達する水
分を減らすことができるため、この水分が原因で生じる
スロットルバルブの氷結によるロックを防止することが
できる。また、スロットルボディを加熱しているわけで
はないため、その熱伝導率の高低は特に問題にはなら
ず、スロットルボディを熱伝導率の低い樹脂材料で形成
した場合にも適用することができる。さらに、エンジン
冷却水の引き回しが不要となるため、そのために必要な
配管も不要であり、配管の簡略化が可能となる。
【0008】また、上述した熱交換部材は、吸気通路内
の吸入空気の流れに沿って露出するように配置すること
が好ましい。ブローバイガス中に含まれる水分を凝縮さ
せるには、その水分を結露させる必要があるが、熱交換
部材を吸入空気の流れに沿って露出させることにより、
熱交換部材を露点以下の温度に冷却することが容易とな
り、ブローバイガス中の水分を効率よく分離することが
できる。また、上述した熱交換部材をステンレスやアル
ミニウム等の金属、好ましくは網目状部材としての金網
によって形成し、表面積を増すことにより、効率よい熱
交換が可能となり、ブローバイガス中の水分をさらに効
率よく分離することができる。
【0009】また、上述した熱交換部材を有する水分捕
集装置は、エアクリーナ部とサージタンクとの間の境界
部に配置することが好ましい。一般に、ブローバイガス
の還元を行う場合に、効率よく還元させるために、スロ
ットルの上流側であるエアクリーナ部からエンジンのク
ランクケース内に空気を流し、クランクケースから排出
されるブローバイガスを含む空気をスロットルの下流側
であるサージタンクに吸入している。このように、エア
クリーナ部とサージタンクのそれぞれからはエンジンの
クランクケースにつながる2種類の配管が延びているた
め、エアクリーナ部とサージタンクの境界部に熱交換部
材を有する水分補修装置を配置することにより、2種類
の配管に対応する水分補修装置を1箇所にまとめること
ができ、吸気装置の構造を簡略化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を適用した一実施形態のエ
ンジンの吸気装置は、サージタンクの一部であってエア
クリーナ部に隣接する位置に、エンジンのクランクケー
スから進入するブローバイガス中の水分を捕集して分離
するトラッパー室を設けることに特徴がある。以下、本
発明を適用した一の実施形態のエンジンの吸気装置につ
いて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0011】図1は、本発明を適用した一実施形態によ
るエンジンの吸気装置の構造を示す図である。また、図
2は図1に示すII−II線拡大断面図である。図1お
よび図2に示すように、本実施形態の吸気装置は、取込
口12から吸入された空気に含まれる塵芥を取り除くエ
アクリーナ部10と、この吸気装置をエンジン(図示せ
ず)に取り付ける取付部22が一方端に形成された吸気
マニホールド20と、吸気マニホールド20の各枝管2
4の端部近傍に取り付けられた燃料噴射装置としてのイ
ンジェクタ30と、インジェクタ30に燃料を供給する
デリバリパイプ32と、吸気マニホールド20の他方端
に設けられたサージタンク40と、サージタンク40の
端部に取り付けられたスロットル50と、このスロット
ル50とエアクリーナ部10とを連結する通路60とを
含んで構成されている。
【0012】上述した吸気装置の各部品は一体化されて
いる。例えば、図2に示すように、ハウジング70によ
って、エアクリーナ部10の一部と吸気マニホールド2
0とサージタンク40とが形成されており、これにエア
クリーナ部10の一部を含むキャップ72等が取り付け
られて、全体が一体化される。以下、上述した吸気装置
の各部分の構成について詳細に説明する。エアクリーナ
部10は、不織布やろ紙を材料とするエアクリーナエレ
メント14と、これを装着して収納するガイド16と、
ハウジング70の一部およびキャップ72によって構成
されるエアクリーナケース18とを含んで構成される。
なお、エアクリーナケース18の中で、特にエアクリー
ナエレメント14に対して吸入空気の上流側をダスティ
サイドケース80、下流側をクリーンサイドケース82
といい、それぞれのケース80、82で囲まれた空間を
ダスティサイド空間、クリーンサイド空間という。ま
た、ダスティサイド空間とクリーンサイド空間によって
吸気通路の一部が形成される。
【0013】ガイド16に装着されたエアークリーナエ
レメント14を挟んでダスティサイドケース80内のダ
スティサイド空間とクリーンサイドケース82内のクリ
ーンサイド空間が分離されており、取込口12を通って
ダスティサイド空間に導入された空気は、エアクリーナ
エレメント14を通ることにより塵芥が取り除かれてク
リーンサイド空間に導入される。また、このガイド16
は、エアクリーナエレメント14を介した空気の流れに
対して垂直方向にスライドして着脱が可能であり、エア
クリーナ部10に装着したときにその外周部に形成され
たシール部材(図示せず)によって、ダスティサイド空
間とクリーンサイド空間とが分離される。また、ガイド
16は、エアクリーナケース18に形成された装着用の
開口部を隙間なく覆うカバーとしての機能を有してお
り、この開口部を介したダスティサイド空間内への空気
の流入を阻止している。
【0014】通路60は、エアクリーナエレメント14
を通してクリーンサイド空間に通された空気をスロット
ル50を介してサージタンク40に導くためのものであ
り、円形断面を有するU字形状に形成されている。スロ
ットル50は、スロットルバルブとスロットルボディに
よって構成されており、エンジンの各気筒列に吸入され
る空気の吸込み量を調整する。また、スロットル50に
は、スロットル50内の圧力を検出する圧力センサ52
と、スロットルバルブの開度を検出するポジションセン
サ54が取り付けられており、これらの各センサ出力が
図示しないエンジン制御ユニット(ECU)に入力され
る。
【0015】サージタンク40は、吸気脈動を吸収する
ためのものであり、端部に取り付けられたスロットル5
0を介して吸入された空気を吸気マニホールド20の各
枝管24に分配する。また、サージタンク40の一部を
分離して水分捕集装置としてのトラッパー室42が形成
されており、エンジンのクランクケースから回収したブ
ローバイガスに含まれる水分が分離される。このトラッ
パー室42の詳細な構造については後述する。
【0016】吸気マニホールド20は、サージタンク4
0を介して導入された塵芥が除去された後の空気をエン
ジンの各気筒列に導入するためのものであり、エンジン
の気筒数と同数の枝管24によって構成されている。例
えば、本実施形態の吸気装置が取り付けられるエンジン
は3気筒であり、吸気マニホールド20は3本の各枝管
24によって構成されている。各枝管24の先端(サー
ジタンク40と反対側の端部)には、吸気装置をエンジ
ンに取り付けるための取付部22が形成されており、こ
の取付部22に設けられたボルト挿通孔26にボルト
(図示せず)を通して締め付けることにより、エンジン
への吸気装置の取り付けが行われる。
【0017】インジェクタ30は、燃料供給装置として
の管状のデリバリパイプ32から供給される燃料(ガソ
リン)を所定のタイミングでエンジン内に噴射する。吸
気マニホールド20の各枝管24の先端近傍には、取付
部22の取付面とエアクリーナ部10のダスティサイド
空間とをつないで直管状に貫通した装着孔28が形成さ
れており、この装着孔28にインジェクタ30が挿入さ
れる。また、インジェクタ30の固定は、その端部(エ
アクリーナ部10のダスティサイドケース80側)に取
り付けられたデリバリパイプ32を固定することによっ
て行われる。
【0018】図3は、本実施形態の吸気装置の平面図で
あり、トラッパー室42の部分的な横断面が示されてい
る。また、図4は図3のIV−IV線断面図である。図
5は、図4のV−V線断面図である。図6は、図4のV
I−VI線断面図である。これらの図に示すように、ト
ラッパー室42は、迷路構造の通路を有する2つの水分
捕集室100、110からなっている。いずれの水分捕
集室100、110もサージタンク40とエアクリーナ
部10の境界部に形成されている。
【0019】一方の水分捕集室100は、迷路構造の通
路の一方端に設けられた吐出口102と、迷路構造の通
路の他方端であってエアクリーナ部10との境界壁10
4に設けられた通風口106と、迷路構造の通路の途中
を遮るように設けられた網目状部材としての金網108
とを有している。吐出口102は、エンジンのクランク
室とをつなぐ還元通路としての配管を嵌合するためのも
のであり、通風口106は、エアクリーナ部10のクリ
ーンサイド空間から空気を取り込むためのものである。
また、金網108は、メッシュ状の金属材料(例えばス
テンレスやアルミニウム)によって形成されており、そ
の一部が境界壁104を貫通してクリーンサイド空間に
露出し、クリーンサイド空間内の空気の流れに沿ってこ
の露出部分が冷却される。この金網108は、熱伝導性
が良好な熱交換部材として機能するものであり、一部を
クリーンサイド空間内の吸入空気によって冷却すること
により、全体が冷却される。
【0020】また、他方の水分捕集室110は、迷路構
造の通路の一方端に設けられた吸入口112と、迷路構
造の通路の他方端であってサージタンク40との境界壁
114に設けられた通風口116と、迷路構造の通路の
途中を遮るように設けられた金網118とを有してい
る。吸入口112は、エンジンのクランク室とをつなぐ
還元通路としての配管を嵌合するためのものであり、通
風口116は、サージタンク40にブローバイガスを取
り込むためのものである。また、金網118は、上述し
た金網108と同様に、一部がエアクリーナ部10との
境界壁104を貫通してクリーンサイド空間に露出して
おり、クリーンサイド空間内の空気の流れに沿ってこの
露出部分が冷却される。この金網118は、熱伝導性が
良好な熱交換部材として機能するものであり、一部をク
リーンサイド空間内の吸入空気によって冷却することに
より、全体が冷却される。
【0021】エンジンが回転している通常動作において
は、スロットル50の上流であるエアクリーナ部10の
クリーンサイド空間は大気圧になっており、スロットル
50の下流であるサージタンク40内は負圧になってい
る。したがって、エンジンのクランクケース内に充満し
たブローバイガスは、サージタンク40内の負圧によっ
て排気され、代わりにエアクリーナ部10のクリーンサ
イド空間から新鮮な空気がクランクケース内に送り込ま
れる。このようにしてクランクケース内のブローバイガ
スが吸気装置のサージタンク40内に還元され、回収さ
れる。
【0022】また、このようにしてエンジンのクランク
ケースからサージタンク40に回収されるブローバイガ
スには多量の水分が含まれるが、これらの水分は、水分
捕集室110を通る際に金網118に接触して結露す
る。このようにして水分が分離された後のブローバイガ
スが通風口116を介してサージタンク40に導かれ
る。したがって、エンジン始動直後であってスロットル
開度が小さい暖機運転時にブローバイガスが吸入された
場合であっても、このブローバイガスに含まれる水分が
水分捕集室110内で捕集され、スロットル50の下流
側のサージタンク40には水分が分離された乾いたブロ
ーバイガスが吸入されるため、スロットルバルブに水分
が付着して氷結によりロックすることを防止することが
できる。
【0023】また、このようにして金網118に捕集さ
れた水分は、所定量に達するとブローバイガスとともに
通風口116からサージタンク40側に吸入されるが、
エンジンの暖機運転終了後の通常運転時であれば、スロ
ットルバルブの開度が大きくなり、しかもエンジンルー
ムの温度も上昇してスロットルバルブ全体の温度も0℃
より高くなるため、スロットルバルブに付着しても氷結
することはない。なお、水分捕集室110の容積や金網
118の面積等は、エンジン始動直後の暖機運転時に、
スロットルバルブの氷結によるロックを防止するために
捕集しなければならない水分の量を考慮して設定する必
要がある。
【0024】また、他方の水分捕集室100は、エアク
リーナ部10からエンジンのクランクケースに送り込ま
れる空気が通過するため、ブローバイガス中の水分を分
離するためには必要ないように思われるが、実際にはク
ランクケース内の圧力が大気圧よりも高くなると、クラ
ンクケース内のブローバイガスがエアクリーナ部10に
逆流する。このブローバイガスに含まれる水分を金網1
08を通して捕集することにより、エアクリーナ部10
のクリーンサイド空間から通路60を介してスロット5
0側に乾いたブローバイガスを流すことができるため、
スロットルバルブに水分が付着して氷結によりロックす
ることを防止することができる。
【0025】また、各水分捕集室100、110内の金
網108、118は、いずれもその一部がエアクリーナ
部10との境界壁104を貫通してエアクリーナ部10
のクリーンサイド空間に露出しており、このクリーンサ
イド空間を流れる吸入空気によって冷却されている。し
たがって、金網108、118の温度を常時低温に保つ
ことができ、比較的温度が高いブローバイガスが継続し
て回収された場合であっても、その中に含まれる水分を
結露させて効率よく分離することができる。
【0026】また、上述した2つの水分捕集室100、
110からなるトラッパー室42をエアクリーナ部10
とサージタンク40との境界部に形成することにより、
境界壁104、114に通風口106、116を設ける
だけでエアクリーナ部10やサージタンク40との間の
ブローバイガスの還元通路を確保することができ、必要
な配管を低減することができる。
【0027】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、ブロー
バイガスに含まれる水分を除去することにより、スロッ
トルバルブの氷結によるロックを防止する場合を説明し
たが、ISCV(アイドル・スピード・コントロール・
バルブ)の氷結によるロックを防止することもできる。
ずなわち、スロットルバルブを介した吸入通路をバイパ
スするようにISCVを介した吸入通路が確保されてい
るため、スロットル50の上流および下流に流れ込むブ
ローバイガス中の水分を分離するということはISCV
に流れる吸入空気に含まれる水分を低減することでもあ
るため、ISCVの氷結によるロックを防止する効果も
ある。
【0028】また、上述した本実施形態では、エアクリ
ーナ部10とサージタンク40の境界部にトラッパー室
42を形成したが、吸気装置から分離してトラッパー室
42を形成したり、2つの水分捕集室100、110を
分けて、一方の水分捕集室100をエアクリーナ部10
に隣接する位置に、他方の水分捕集室110をサージタ
ンク40に隣接する位置に形成するようにしてもよい。
また、ブローバイガスに含まれる水分を結露させるため
に金網108、118を用いたが、他の熱交換部材、例
えばメッシュ状でない金属板やヒートパイプ等をブロー
バイガスの流れの途中に置いて、水分を分離するように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態によるエンジンの
吸気装置の構造を示す図である。
【図2】図1に示すII−II線拡大断面図である。
【図3】本実施形態の吸気装置の平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
10 エアクリーナ部 18 エアクリーナケース 40 サージタンク 42 トラッパー室 50 スロットル 60 通路 100、110 水分捕集室 102 吐出口 104、114 境界壁 106、116 通風口 108、118 金網 112 吸入口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブローバイガスの還元通路内外に配置さ
    れて、前記還元通路内の水分を凝縮させる熱交換部材を
    有することを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記熱交換部材は、吸気通路内の吸入空気の流れに沿っ
    て露出していることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 エアクリーナ部とサージタンクとが隣接して配置されて
    おり、これらの境界部に前記熱交換部材を有する水分捕
    集装置が配置されていることを特徴とする内燃機関の吸
    気装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記熱交換部材は金属材料によって形成されていること
    を特徴とする内燃機関の吸気装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記熱交換部材は網目状部材であることを特徴とする内
    燃機関の吸気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114738078A (zh) * 2022-05-09 2022-07-12 一汽解放汽车有限公司 一种发动机窜气除水装置、窜气除水方法及车

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