JP3632255B2 - 機械式過給機付エンジンの排気還流装置 - Google Patents

機械式過給機付エンジンの排気還流装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、吸気通路に機械式過給機が設けられた機械式過給機付エンジンにおいて、上記吸気通路に排気ガスを還流させるための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、機械式過給機付エンジンの排気還流装置としては、例えば特開平5−86945号公報に示されるように、排気通路の比較的上流側の位置から比較的高温の排気ガスを取り込んで機械式過給機よりも下流側の吸気通路に還流させる下流側EGR(排気還流)通路と、排気通路の比較的下流側の位置から比較的低温の排気ガスを取り込んで上記機械式過給機よりも上流側の吸気通路に導く上流側EGR通路とを備えたものが知られている。この装置によれば、例えば低負荷運転領域では上記下流側EGR通路のEGR弁を開いて機械式過給機下流側の吸気通路に排気ガスを還流する一方、高負荷運転領域、すなわち、過給機下流の圧力が上昇して機械式過給機下流へのEGRガス導入が困難になる過給領域では、上記上流側EGR通路のEGR弁を開いて機械式過給機上流側の吸気通路に排気ガスを還流させるといった制御を行うことにより、NOx低減効果に加え、低負荷域では高温排気ガスの還流によって良好な燃焼性を保つ一方、高負荷域では低温排気ガスの還流によってノッキング防止や排気ガス温度の上昇抑制といった効果を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように機械式過給機上流の吸気通路に排気ガスを還流させる装置では、この還流排気ガス中に含まれる水分が機械式過給機下流側に設けられたインタクーラによる冷却で凝縮し、その凝縮水がインタクーラ下流側の吸気通路を構成する吸気管の内壁等に付着する場合がある。このような付着状態を放置しておくと、上記凝縮水により吸気管等の腐食が引き起こされるおそれがある。また、上記凝縮水が下流側EGR通路内を逆流して下流側EGR弁内に侵入して滞留すると、冷間時に当該凝縮水が下流側EGR弁内で氷結してこのEGR弁の故障を引き起こすおそれもある。
【0004】
また、上記上流側EGR通路には比較的低温のEGRガスが流れるため、この上流側EGR通路内でもEGRガスが凝縮しやすく、その凝縮水が上流側EGR通路の上流側EGR弁内に侵入することによって、この上流側EGR弁の故障を引き起こすおそれもある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような凝縮水による弊害を除去すべくなされたものであり、高負荷運転領域において排気通路内の排気ガスを取り込んで吸気通路において機械式過給機よりも上流側の部分に還流させるための上流側排気還流通路と、低負荷運転領域において排気通路内の排気ガスを上記上流側排気還流通路の排気取込み位置よりも上流側の位置から取り込んで上記吸気通路において上記機械式過給機よりも下流側の部分に還流させるための下流側排気還流通路とを備えた機械式過給機付エンジンの排気還流装置において、上記機械式過給機の下流側に設けられたインタクーラとそのさらに下流側に設けられたサージタンクとの間に配設された下流側吸気通路にその底壁が前後の底壁よりも低い部分を形成するとともに、この部分もしくはその近傍部分に上方から排気ガスを還流させるように上記下流側排気還流通路を吸気通路に接続したものである。
【0006】
この装置によれば、上記機械式過給機の下流側に設けられたインタクーラの下流側吸気通路にその底壁が前後の底壁よりも低い部分が形成されているので、排気還流ガス中の水分がインタクーラで冷却されて凝縮した場合、その凝縮水は上記部分へ流れ落ちる。そして、この部分もしくはその近傍部分に下流側EGR通路から高温のEGRガスが供給されることにより、その熱で上記凝縮水が蒸発し、この凝縮水の長期付着による管壁の腐食といった不都合が回避される。しかも、上記下流側EGR通路は上記部分に対して上方から排気ガスを還流させるように吸気通路に接続されているため、当該部分に流れ落ちた凝縮水が下流側EGR通路を逆流してその途中の下流側EGR弁に侵入するおそれもない。
【0007】
ここで、上記下流側EGR通路の最上部もしくはその近傍位置にこの下流側EGR通路を開閉する下流側EGR弁を設ければ、仮に下流側EGR通路内でEGRガス中の水分が凝縮しても、その凝縮水が下流側EGR弁へ侵入することはない。
【0008】
同様に、上記上流側EGR通路の最上部もしくはその近傍位置にこの上流側EGR通路を開閉する上流側EGR弁を設ければ、この上流側EGR弁に凝縮水が侵入するのを確実に防がれる。
【0009】
この場合、上記上流側EGR弁を上記上流側EGR通路においてその中間位置(吸気通路までの管長と排気通路までの管長とが等しい位置)よりも吸気通路よりの位置に設けるとともに、この上流側EGR弁から排気通路に至るまでの上流側EGR通路を排気通路に向かうに従って低くなる形状にするのが、より好ましい。このような構成にすれば、上流側EGR通路内に取り込まれるEGRガス中の水分の凝縮を、上流側EGR弁よりも排気通路に近い上流側EGR通路内で行わせ、その凝縮水を当該通路の傾斜によって排気通路側へ落とし込み、この排気通路内で蒸発させることができる。換言すれば、上流側EGR通路内で発生する凝縮水が、この凝縮水が蒸発しにくい吸気通路側に流入するのを防ぐことができる。
【0010】
また、仮に上流側EGR通路から吸気通路内に凝縮水が流入する場合でも、機械式過給機の上流側の吸気通路をこの機械式過給機に向かうに従って低くなる形状にし、この部分に上記上流側EGR通路を接続するようにすれば、この上流側EGR通路から吸気通路内に侵入した凝縮水を上記機械式過給機内に落とし込み、この機械式過給機内の熱で蒸発させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図1はこの実施形態にかかるエンジン全体の概略模式図であり、図2は当該エンジンの要部を車体進行方向右側から見た図、図3は当該エンジンの要部を車体後側(すなわちトランスミッション側)から見た図、図4は当該エンジンの要部を上方から見た図である。
【0013】
上記エンジンは、エンジン本体1と、吸気装置2と、排気装置3とを備えている。
【0014】
上記吸気装置2は、その上流側から順に、エアクリーナ4、エアフローメータ5、スロットル弁6、エンジン出力軸により駆動される機械式過給機7、過給機7から吐出された空気を冷却するインタークーラ8、サージタンク9、及び燃料噴射弁10を備えている。
【0015】
詳しくは、上記スロットル弁6を収納するスロットルボディに吸気管15の上流端15a(図2〜図4のみ図示)が接続され、この吸気管15の下流端が機械式過給機7の入口7aに接続されている。この吸気管15は、上記上流端15から機械式過給機入口7aに向かうに従って低くなる形状に形成されている。
【0016】
機械式過給機7の出口7bは上記インタクーラ8に吸気管16を介して接続され、このインタクーラ8は吸気管18を介して上記サージタンク9に接続されている。この吸気管18の途中部分には、図1及び図2に示すように、その底壁が前後の底壁よりも低い通路底部18aが形成されており、吸気管18全体が略U字状となっている。
【0017】
上記サージタンク9は、吸気マニホールド19を介してエンジン本体1内の各気筒に接続されており、この吸気マニホールド19に上記燃料噴射弁10が設けられている。
【0018】
また、吸気装置2には、上記機械式過給機7をバイパスする過給機バイパス通路11と、スロットル弁6をバイパスするスロットルバイパス通路13とが併設され、各バイパス通路11,13にバイパス弁12,14が設けられている。
【0019】
上記排気装置3は、上記エンジン各気筒に接続される排気マニホールド20と、この排気マニホールド20に接続された集合排気管30とを備え、この集合排気管30の途中に図略の触媒装置及びフレキシブルチューブ17が設けられている。そして、この排気装置3を流れる排気ガスを吸気装置2側に還流させる手段として、低負荷運転時用の下流側EGR通路21と、高負荷運転時用の上流側EGR通路22,29とが装備されている。
【0020】
下流側EGR通路21は、その上流端が上記排気マニホールド20に接続され、下流端が上記吸気管18に接続されており、この吸気管18の通路底部18aもしくはその近傍部分に対して上方からEGRガスを供給するように構成されている。そして、この下流側EGR通路21の最上部もしくはその近傍部位に、下流側EGR通路21を開閉する下流側EGR弁23が設けられている。
【0021】
上流側EGR通路22の上流端は、集合排気管30においてフレキシブルチューブ17よりも上流側の部分に接続され、下流端は上流側EGR弁24の入口に接続されており、この上流側EGR弁24の出口は、カーボントラップ用のチャンバー27の入口に直結されている。このチャンバー27には、上記入口とは別にブローバイガス取込み口27aが設けられ、このブローバイガス取込み口27aがブローバイガス通路25及びPCV弁26を介してエンジン本体1に接続されている。上記PCV弁26は、一般に知られているように、エンジン負荷に応じて自動的に開度が変化し、エンジン本体1からチャンバー27へのブローバイガス流量をコントロールするものである。
【0022】
この構造において、EGRガスとブローバイガスとが上記チャンバー27内で混合され、このチャンバー27内で壁板28により形成された蛇行通路を通るうち、ブローバイガス中のオイルミストを利用してEGRガスに含まれるカーボンがトラップされるようになっている。そして、このチャンバー27の出口が上流側EGR通路29を介して前記吸気管15の途中部分に接続されている。
【0023】
上記EGR弁24は、上流側EGR通路22,29よりも高い位置に設けられている。すなわち、このEGR弁24は、上流側EGR通路全体における最上部(本発明ではその近傍部分でもよい。)に設けられている。上記上流側EGR通路22は、EGR弁24から前記集合排気管30に向かうに従って低くなるように傾斜し、かつその途中で蛇行している。この蛇行により、上流側EGR通路22の管長は、上記EGR弁24から上記チャンバー27及び上流側EGR通路29を経て吸気配管15に至る管長よりも長くなっており、この蛇行部分に車両の走行による走行風が当たることにより、上流側EGR通路22内を流れるEGRガスの自然冷却が促進されるようになっている。
【0024】
次に、この装置の作用を説明する。
【0025】
吸気装置2内に流入する空気は、機械式過給機7を通ってエンジン本体1の各気筒に供給される。ここで高負荷運転時には、上記バイパス通路11のバイパス弁12が小開度もしくは全閉とされた状態で機械式過給機7が駆動され、これにより過給機下流の吸気圧力が高められて吸気の過給が行われる。
【0026】
この時、上記吸気装置2には下流側EGR通路21もしくは上流側EGR通路22からEGRガスが導入される。つまり、所定低負荷運転領域では、EGR弁23が開かれ、排気マニホールド20内の比較的高温の排気ガスが下流側EGR通路21を通じてインタクーラ8より下流側の吸気管18に還流される。このEGRにより、NOx発生が抑制され、またポンピングロスが低減される上に、高温EGRガスの導入によって低負荷時の燃焼性も向上される。
【0027】
一方、過給機下流の吸気圧力が高い所定高負荷運転領域では、EGR弁23が閉じられるとともにEGR弁24が開かれ、集合排気管30内の比較的低温の排気ガスが上流側EGR通路22,29を通じて機械式過給機7の上流側の吸気管15内に還流される。これにより、NOxの発生が抑制されるとともに、比較的低温のEGRガスの導入によってノッキング及び排気温度の上昇が抑制される。
【0028】
このように上流側EGR通路22,29を通じて吸気管15内に導入される低温EGRガスは、機械式過給機7を通り、インタクーラ8で冷却されるため、この冷却時に、上記EGRガスに含まれる水蒸気が凝縮して吸気管18の内壁面に付着し易い。このように凝縮水が付着した状態が長期に亘って放置されると、吸気管18が腐食するおそれがある。
【0029】
しかし、ここに示した装置では、上記吸気管18の途中にその底壁が前後底壁よりも低い通路底部18aが形成され、この通路底部18aに下流側EGR通路21を通じての高温EGRガスが導入されるようになっているので、吸気管18の内壁面に付着した凝縮水は、落差によって通路底部18aの底壁に集められ、かつ、この通路底部18aもしくはその近傍に供給される上記高温EGRガスによって一括して蒸発除去されることになる。従って、吸気管18内に凝縮水が長期に亘って滞留することが防がれる。しかも、上記下流側EGR通路21は、上記通路底部18aに対して上方からEGRガスを導入するように吸気管18に接続されているため、通路底部18aに溜った凝縮水が下流側EGR通路21を逆流して下流側EGR弁23に侵入するおそれもない。
【0030】
また、各EGR弁23,24は、下流側EGR通路21及び上流側EGR通路22,29の最上部もしくはその近傍部分にそれぞれ設けられているので、各EGR通路21,22,29内でEGRガス中の水分の凝縮が生じても、その凝縮水がEGR弁23,24に侵入することはない。従って、この凝縮水の氷結に起因するEGR弁23,24の故障を未然に防ぐことができる。
【0031】
さらに、上流側EGR通路22,29においては、EGR弁24よりも集合排気管30よりの上流側EGR通路22の管長が大きく確保されており、この上流側EGR通路22内でEGRガス中の水分の凝縮がほとんどなされるので、凝縮水が吸気管15側に流れることが避けられる。しかも、上流側EGR通路22は集合排気管30に向かうに従って低くなるように傾斜しているため、上記凝縮水は確実に集合排気管30側に落とし込まれ、排気熱によって蒸発除去される。
【0032】
また、仮に上記凝縮水が吸気管15内に侵入しても、この吸気管15は機械式過給機7の入口7aに向かうに従って低くなる形状とされているので、上記凝縮水は吸気管15の底壁を伝って機械式過給機7内に流入し、この機械式過給機7内の熱で蒸発除去されることとなり、吸気管15内に凝縮水が長期に亘り残存することが防がれる。
【0033】
なお、図1〜図4には、下流側EGR通路21と上流側EGR通路22,29の2つのEGR通路を備えた装置を示したが、上流側EGR通路22,29のみを備えるEGR装置においても、その最上位置を上流側EGR通路22,29の中間位置よりも吸気管15に近い位置に設定してこの最上位置もしくはその近傍位置に上流側EGR弁24を設け、このEGR弁24から集合排気管30に至るまでの上流側EGR通路22を集合排気管30に向かうに従って次第に低くなる形状とすれば、上流側EGR通路内で発生した凝縮水を上記上流側EGR弁24内に侵入させずに確実に排気側へ落とし込むことができる効果が得られる。
【0034】
また、図1では、フレキシブルチューブ17よりも上流側の位置に上流側EGR通路22を接続しているが、フレキシブルチューブ17よりも下流側の位置に上流側EGR通路22を接続してもよい。この場合、より低温の排気ガスを還流できる利点はあるが、エンジン本体1とフレキシブルチューブ17よりも下流側の排気管との相対変位を上流側EGR通路22において吸収する必要があり、その関係から上流側EGR通路22にもフレキシブルチューブを設けなければならないため、構造が複雑となる。これに対し、図1のようにフレキシブルチューブ17よりも上流側の位置に上流側EGR通路22を接続すれば、この上流側EGR通路22にフレキシブルチューブは不要であり、しかも、図示のように上流側EGR通路22を蛇行させてその管長を十分長くとり、その途中でEGRガスの自然冷却を促進することにより、フレキシブルチューブ17の下流側から排気ガスを取り込む場合と同様に、低温の排気ガスを吸気側に還流させることが可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明は、低温排気ガスを機械式過給機よりも上流側の吸気通路に還流させる上流側排気還流通路と、高温排気ガスを機械式過給機よりも下流側の吸気通路に還流させる下流側排気還流通路とを備えるとともに、インタクーラ下流の吸気通路にその底壁が前後の底壁よりも低い部分を形成し、この部分もしくはその近傍部分に上方から排気ガスを還流させるように上記下流側排気還流通路を吸気通路に接続したものであるので、上流側EGR通路により還流されたEGRガス中の水分がインタクーラによる冷却で凝縮しても、この凝縮水を上記部分に落とし込んで当該部分もしくはその近傍に下流側EGR通路から高温のEGRガスを供給することにより、このEGRガスの熱を利用して上記凝縮水を速やかに蒸発除去でき、この凝縮水の長期付着による管壁の腐食といった不都合を防止できる効果がある。しかも、上記下流側EGR通路は上記部分に上方から排気ガスを還流させるように吸気通路に接続されているため、当該部分に流れ落ちた凝縮水が下流側EGR通路を逆流してその途中の下流側EGR弁に侵入するおそれもない。従って、この侵入凝縮水の氷結によって下流側EGR弁が故障するといったことも確実に防止できる。
【0036】
ここで、上記下流側EGR通路の最上部もしくはその近傍位置にこの下流側EGR通路を開閉する下流側EGR弁を設けることにより、この下流側EGR弁に凝縮水が侵入するのをより確実に防止できる。
【0037】
同様に、上記上流側EGR通路の最上部もしくはその近傍位置にこの上流側EGR通路を開閉する上流側EGR弁を設けることにより、この上流側EGR弁に凝縮水が侵入することも確実に防ぐことができる。
【0038】
さらに、上記上流側EGR弁を上記上流側EGR通路においてその中間位置よりも吸気通路よりの位置に設けるとともに、この上流側EGR弁から排気通路に至るまでの上流側EGR通路を排気通路に向かうに従って低くなる形状とすれば、上流側EGR通路内における水分の凝縮を、ほとんど全て上流側EGR弁よりも排気通路に近い上流側EGR通路内で行わせることができ、この凝縮水を吸気通路ではなく確実に排気通路内に落とし込んでこの排気通路内で蒸発除去できる効果がある。
【0039】
また、機械式過給機の上流側の吸気通路をこの機械式過給機に向かうに従って低くなる形状にし、この部分に上記上流側EGR通路を接続するようにすれば、この上流側EGR通路から吸気通路内に凝縮水が侵入した場合でも、この凝縮水を上記機械式過給機内に落とし込み、この機械式過給機内の熱で蒸発除去でき、吸気通路内での凝縮水の長期滞留を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEGR装置を備えた機械式過給機付エンジンの全体構成を示す概略模式図である。
【図2】上記エンジンの要部を車体右側方から見た図である。
【図3】上記エンジンの要部を車体後方から見た図である。
【図4】上記エンジンの要部の平面図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体
2 吸気装置
3 排気装置
7 機械式過給機
8 インタークーラ
15 機械式過給機上流側の吸気管
18 インタクーラ下流側の吸気管
18a 通路底部(底壁が前後の底壁よりも低い部分)
21 下流側EGR通路
22 上流側EGR通路
23 下流側EGR弁
24 上流側EGR弁

Claims (5)

  1. 高負荷運転領域において排気通路内の排気ガスを取り込んで吸気通路において機械式過給機よりも上流側の部分に還流させるための上流側排気還流通路と、低負荷運転領域において排気通路内の排気ガスを上記上流側排気還流通路の排気取込み位置よりも上流側の位置から取り込んで上記吸気通路において上記機械式過給機よりも下流側の部分に還流させるための下流側排気還流通路とを備えた機械式過給機付エンジンの排気還流装置において、上記機械式過給機の下流側に設けられたインタクーラとそのさらに下流側に設けられたサージタンクとの間に配設された下流側吸気通路にその底壁が前後の底壁よりも低い部分を形成するとともに、この部分もしくはその近傍部分に上方から排気ガスを還流させるように上記下流側排気還流通路を吸気通路に接続したことを特徴とする機械式過給機付エンジンの排気還流装置。
  2. 請求項1記載の機械式過給機付エンジンの排気還流装置において、上記下流側排気還流通路の最上部もしくはその近傍位置にこの下流側排気還流通路を開閉する下流側排気還流弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の機械式過給機付エンジンの排気還流装置。
  3. 請求項1または2記載の機械式過給機付エンジンの排気還流装置において、上記上流側排気還流通路の最上部もしくはその近傍位置にこの上流側排気還流通路を開閉する上流側排気還流弁を設けたことを特徴とする機械式過給機付エンジンの排気還流装置。
  4. 請求項3記載の機械式過給機付エンジンの排気還流装置において、上記上流側排気還流弁を上記上流側排気還流通路においてその中間位置よりも吸気通路よりの位置に設けるとともに、この上流側排気還流弁から排気通路に至るまでの上流側排気還流通路を排気通路に向かうに従って次第に低くなるように傾斜させたことを特徴とする機械式過給機付エンジンの排気還流装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の機械式過給機付エンジンの排気還流装置において、上記機械式過給機の上流側の吸気通路をこの機械式過給機に向かうに従って低くなる形状にし、この部分に上記上流側排気還流通路を接続したことを特徴とする機械式過給機付エンジンの排気還流装置。
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