JP3376136B2 - 機械式過給機付エンジンの吸気装置 - Google Patents

機械式過給機付エンジンの吸気装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸気通路に機械式過給
機を配置するとともに過給機上流の吸気通路にEGR通
路を接続した機械式過給機付エンジンの吸気装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−86949号公
報に示されるように、吸気通路に機械式過給機を配置す
るとともに過給機上流の吸気通路にEGR通路を接続
し、過給機下流の圧力(過給圧)が高くなる高負荷時に
上記EGR通路から排気ガスの還流を行うようにした機
械式過給機付エンジンが知られている。すなわち、上記
公報に示されたエンジンは、排気通路の触媒装置より上
流側から取り出される比較的高温の排気ガスを過給機よ
り下流の吸気通路に導く第1EGR通路と、排気通路の
触媒装置より下流側から取り出される比較的低温の排気
ガスを過給機より上流の吸気通路に導く第2EGR通路
とを備えている。そして、上記各EGR通路に設けられ
たEGRバルブが運転状態に応じて制御されることによ
り、低負荷域では上記第1EGR通路が開かれて吸気通
路の過給機下流にEGRガスが導入され、また、過給機
下流の圧力が上昇して過給機下流へのEGRガス導入が
困難になる高負荷域(過給領域)では、上記第2EGR
通路が開かれて過給機上流にEGRガスが導入されるよ
うになっている。
【0003】この排気還流装置によると、EGRにより
NOxが低減されるとともに、低負荷域では高温のEG
Rガスが導入されることにより燃焼性が良好に保たれ、
一方、高負荷域では低温のEGRガスが導入されること
により、ノッキングの防止および排気ガス温度上昇の抑
制等の効果が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように過給機上
流の吸気通路にEGRガスを導入するEGR通路を備え
たエンジンにおいては、過給機上流の吸気の温度が低い
ために、過給機上流に導入されるEGRガス中の水分が
凝縮、結露して、その凝縮水が吸気通路を構成する吸気
管の内壁や過給機の吸入口部分などに付着する。そし
て、このように吸気管内壁等に上記凝縮水が付着した状
態が持続すると、吸気管や過給機の腐食を招くおそれが
ある。
【0005】とくに、上記公報に示されるように、排気
通路の触媒装置より下流側から取り出されるEGRガス
が過給機上流に導入されるようになっていると、EGR
ガス自体の温度が比較的低いことによって凝縮水が一層
生じ易くなる。しかも、EGRガス中の水分の凝縮水は
必ずしも中性ではなく、例えば触媒装置が三元触媒等か
らなる場合に、触媒装置でNOxが還元されてアンモニ
アが生じることにより、触媒装置の下流側から取り出さ
れるEGRガスはpH値が高くなり、凝縮水もpH値の
高いアルカリ性となるので、吸気管等がアルカリに弱い
アルミ系金属で形成されているような場合に、上記のよ
うな腐食の問題が顕著になる。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑み、過給機上流
にEGRガスを導入することによって高負荷時にもNO
x低減等の効果が得られるようにしつつ、過給機上流に
導入されるEGRガス中の水分が結露して吸気管壁に付
着してもこれを速やかに除去し、吸気管等の腐食を防止
することができる吸気装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
吸気通路に機械式過給機を設けるとともに、一端側を排
気通路に接続したEGR通路の他端側を上記機械式過給
機より上流の吸気通路に接続し、上記機械式過給機の駆
動時に排気ガスを上記EGR通路を介して吸気系に還流
するようにした機械式過給機付エンジンにおいて、EG
R通路接続部分から機械式過給機にわたる範囲の吸気通
路を下流側ほど高さが低くなるように形成し、その最低
部に機械式過給機本体のケーシング内底壁が位置するよ
うに上記機械式過給機を配置したものである。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明の吸気装置において、上記EGR通路の一端側を排気
通路の触媒装置よりも下流側に接続したものである。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に係る発明の吸気装置において、上記機械式過給機が内
部圧縮型ポンプからなるものである。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の
いずれかに係る発明の吸気装置において、上記EGR通
路に、このEGR通路を通る排気ガスとこれよりも温度
変化が小さい熱媒との間で熱交換を行わせる熱交換部を
設けたものである。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の
いずれかに係る発明の吸気装置において、上記EGR通
路とは別に、排気通路の触媒装置よりも上流から取り出
される比較的高温の排気ガスを過給機より下流の吸気通
路に導く低負荷時用のEGR通路を設けるとともに、機
械式過給機の下流に配置されたインタークーラの下流の
吸気通路に下方に凹曲した部分を設け、この凹曲部分の
底部に、上記低負荷時用のEGR通路を接続したもので
ある。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項5に係る発
明の吸気装置において、上記低負荷時用のEGR通路を
上記凹曲部分の底部よりも低位置に配置し、上記凹曲部
分の底部に設けたEGR導入口に下方から低負荷時用の
EGR通路を接続したものである。
【0013】
【作用】請求項1に係る発明の装置によると、過給機上
流にEGRガスが導入されることにより、過給圧が高い
高負荷時にもEGRを行なうことが可能となる。そし
て、このように過給機上流にEGRガスが導入されてい
るとき、EGRガス中の水分が結露することによって生
じた凝縮水が吸気通路の壁面に付着するが、この凝縮水
は、下流側ほど低くなった吸気通路の壁面に沿って機械
式過給機本体のケーシング内に導かれ、ケーシング内で
は過給機の駆動によって吸気の温度が上昇することによ
り上記凝縮水が蒸発し、過給機から排出される。こうし
て、EGRガス中の水分の凝縮水が速やかに除去され
る。
【0014】請求項2に係る発明の装置によると、触媒
装置の下流から取り出された比較的低温のEGRガスが
過給機上流に導入されことにより、高負荷時のノッキン
グ防止および排気ガス温度上昇の抑制に有利となり、そ
の反面、EGRガスのpH値が高くなり、かつ、EGR
ガス中の水分の凝縮、結露が一層生じ易くなるが、この
ような場合でも、凝縮水が過給機で蒸発して速やかに除
去される。
【0015】請求項3に係る発明の装置によると、内部
圧縮型ポンプからなる機械式過給機のケーシング内では
断熱圧縮による温度上昇が大きいため、上記凝縮水を蒸
発させる作用が高められる。
【0016】請求項4に係る発明の装置によると、上記
のような作用に加え、上記熱交換部における熱交換によ
ってEGRガス温度の変動が抑制されることによりEG
R率が安定する。
【0017】請求項5に係る発明の装置によると、上記
のような作用に加え、インタークーラの下流側でEGR
ガス中の水分の凝縮、結露が生じても、その凝縮水が上
記凹曲部分の底部に導かれて、低負荷用EGR通路から
導入される高温のEGRガスの熱により蒸発される。
【0018】請求項6に係る発明の装置によると、上記
凹曲部分の底部に導かれた凝縮水の一部が低負荷用のE
GR通路に流下し、この通路内で蒸発し、もしくは排気
通路へ排出される。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は排気還流装置を含む過給機付エンジンの概略を示
し、この図において、1はエンジン本体、2は吸気通
路、3は排気通路である。
【0020】上記吸気通路2には、上流側から順にエア
クリーナ4、エアフローメータ5、スロットル弁6、エ
ンジン出力軸により駆動される機械式過給機7、過給機
7から吐出された空気を冷却するインタークーラ8、サ
ージタンク9、燃料噴射弁10が配設されている。ま
た、上記吸気通路2には上記過給機7をバイパスするバ
イパス通路11が付設され、このバイパス通路11に、
エンジンの低負荷時に開くバイパスバルブ12が介設さ
れている。なお、13はスロットル弁6をバイパスする
スロットルバイパス通路、14は上記スロットルバイパ
ス通路13を開閉する制御弁である。
【0021】また、上記排気通路3には、その途中に、
三元触媒等からなる触媒装置16が設けられるととも
に、この触媒装置16より下流側にプリサイレンサ17
が設けられ、さらに下流端近傍にメインサイレンサ18
が設けられている。
【0022】上記吸気通路2と排気通路3との間には、
排気通路3を流れる排気ガスの一部を吸気系に還流する
排気還流系が設けられている。この排気還流系は、低負
荷時用のEGR通路(以下、第1EGR通路という)2
1と、高負荷時用のEGR通路(以下、第2EGR通路
という)22とを備えている。
【0023】上記第1EGR通路21は、排気通路3の
上流側から取り出される比較的高温の排気ガスを過給機
7より下流の吸気通路2に導くものであって、一端が排
気通路3の触媒装置16より上流側の部分に接続される
一方、他端が吸気通路2の過給機7より下流側の部分、
例えばサージタンク9に接続されている。また、上記第
2EGR通路22は、上記第1EGR通路21の排気ガ
ス取出位置よりも下流側の排気通路3から取り出される
比較的低温の排気ガスを過給機7より上流の吸気通路2
に導くものであって、一端が排気通路3の触媒装置16
より下流側の部分、例えばメインサイレンサ18に接続
される一方、他端が吸気通路2のスロットル弁6と過給
機7との間の部分に接続されている。上記第1EGR通
路21および第2EGR通路22にはそれぞれEGR量
を調節するEGRバルブ23,24が設けられている。
【0024】上記EGRバルブ23,24は図外の制御
手段により運転状態に応じて制御される。そして、例え
ば図3に示すように、過給機下流の吸気圧力が大気圧と
なる負荷(二点鎖線)の付近を境にして、これより低負
荷側の領域Iでは第1EGR通路21からEGRが行わ
れ、これより高負荷側の領域(過給領域)IIでは第2E
GR通路22からEGRが行われるようになっている。
なお、低負荷側の領域Iでは上記両EGR通路21,2
2からEGRが行われるようにしてもよい。また、スロ
ットル全開付近の領域III ではEGRが停止される。あ
るいはこの領域III でも第2EGR通路22からEGR
が行われるようにしてもよい。
【0025】さらに図1に示すエンジンには、ブローバ
イガスを吸気系に還元するためのブローバイガス通路2
5が具備されており、このブローバイガス通路25の上
流端側はPCVバルブ26を介してエンジン本体1に接
続されている。上記PCVバルブ26は、一般に知られ
ているように、エンジン負荷に応じて自動的に開度が変
化し、ブローバイガス流量をコントロールするものであ
る。
【0026】また、上記第2EGR通路22にはカーボ
ントラップ用のチャンバー27が設けられている。この
チャンバー27は、ブローバイガス中のオイルミストを
利用してEGRガスに含まれるカーボンをトラップすべ
く両ガスを混合させるもので、EGRバルブ24より下
流側の第2EGR通路22に介設されており、このチャ
ンバー27に上記ブローバイガス通路25の下流側が接
続されている。このチャンバー27の内部には、蛇行状
の通路を構成する壁板28が設けられている。
【0027】図2は吸気装置の主要部の構造を示してい
る。この図において、吸気通路2に配置された機械式過
給機7は、好ましくは内部圧縮型ポンプからなり、図示
の例ではリショルム型ポンプからなっている。この機械
式過給機7の本体は、一端側に吸入口31を有するとと
もに他端側上部に吐出口32を有するケーシング30
と、このケーシング30内に配置された一対のロータ3
3(一方のロータは図示せず)とを有し、両ロータ33
に相対応する翼が設けられ、両ロータ33が所定回転数
比で回転することにより吸入空気を圧縮して吐出するよ
うになっている。そしてこの過給機本体に加え、図示し
ないが、エンジン出力軸の回転がベルトを介して伝達さ
れるプーリと、このプーリに電磁クラッチを介して接続
された入力軸と、入力軸の回転を増速して一方のロータ
の回転軸に伝える増速ギヤと、両ロータを連動させるギ
ヤ等が付設されることにより、過給機7が構成されてい
る。
【0028】また、吸気通路2における第2EGR通路
接続部分と過給機本体との高さ位置の関係、これらの付
近の吸気通路形状、インタークーラ8の下流の吸気通路
形状、第1EGR通路接続部分の位置等は、次のように
構成されている。
【0029】EGR通路接続部分から機械式過給機にわ
たる範囲の吸気通路は下流側ほど高さが低くなるように
形成され、その最低部に機械式過給機本体のケーシング
内底壁が位置するように上記機械式過給機が配置されて
いる。すなわち、過給機より上流の吸気通路を構成する
吸気管の所定範囲の部分2aは、下流側ほど高さが低く
なるように傾斜もしくは湾曲した形状とされ、この部分
2aの途中に第2EGR通路22が接続されるととも
に、この部分2aの下流端が、過給機本体のケーシング
30の吸入口31に接続されている。一方、過給機7と
インタークーラ8との間の吸気通路を構成する吸気管2
bは、過給機本体のケーシング30の吐出口32から上
方に延び、屈曲してインタークーラ8に至るように形成
されている。
【0030】また、インタークーラ8より下流の吸気通
路を構成する吸気管には、下方に凹曲した部分2cが形
成され、この凹曲部分2cの底部にEGR導入口35が
設けられており、上記第1EGR通路21はこの凹曲部
分2cよりも低位置に設けられて、上記EGR導入口3
5に下方から接続されている。
【0031】当実施例の吸気装置の作用を、次に説明す
る。
【0032】外部から吸気通路2に流入する空気は上記
過給機7を通ってエンジン本体1の各シリンダに供給さ
れ、高負荷時には、上記バイパス通路11のバイパスバ
ルブ12が小開度もしくは全閉とされた状態で過給機7
が駆動されることにより、過給機下流の吸気圧力が高め
られて吸気の過給が行われる。
【0033】また、上記吸気通路2には第1EGR通路
21もしくは第2EGR通路22からEGRガスが導入
される。つまり、所定低負荷領域(図2中の領域I)で
は、EGRバルブ23が開かれて、第1EGR通路21
を通ったEGRガスが吸気通路2の過給機7より下流に
導入され、これによりNOxの発生を抑制する作用およ
びポンピングロスを低減する作用が得られるとともに、
比較的高温のEGRガスが導入されることで低負荷時の
燃焼性が向上される。一方、過給機下流の吸気圧力が高
い所定高負荷領域(図2中の領域II)では、EGRバル
ブ23が閉じられるとともにEGRバルブ24が開か
れ、第2EGR通路22を通ったEGRガスが吸気通路
2に導入され、これによりNOxの発生が抑制されると
ともに、比較的低温のEGRガスが吸気系に導入される
ことでノッキングを防止する作用および排気温度の上昇
を抑制する作用が得られる。
【0034】また、上記第2EGR通路22にはカーボ
ントラップ用のチャンバー27が介設され、このチャン
バー27内でEGRガスとブローバイガスとが混合され
て、EGRガスに含まれるカーボンがブローバイガス中
のオイルミストに吸着され、このオイルミストがチャン
バー27内でガスから分離される。これにより、吸気通
路2の過給機上流に導入されるガス中のカーボンが充分
に減少し、過給機やインタークーラにカーボンが付着す
ることが抑制され、カーボン付着による過給機駆動抵抗
の増大、インタークーラの冷却性能の低下、吸気流通抵
抗の増大等が避けられる。
【0035】ところで、第2EGR通路22からEGR
が行われているときは、EGRガスが過給機上流の吸気
通路内の低温の空気と混合して冷却されることにより、
EGRガスに含まれる水蒸気が凝縮、結露が生じ易く、
とくに当実施例のように第2EGR通路22の一端側が
排気通路3の触媒装置16よりも下流に接続されている
と、第2EGR通路22を通るEGRガス自体が比較的
低温であって、このEGRガスが過給機上流の吸気通路
内でさらに冷却されることにより、結露が一層生じ易く
なる。
【0036】このように結露が生じると、図2中に示す
ように、過給機上流の吸気通路を構成する吸気管の内壁
面に凝縮水が付着するが、吸気管の過給機上流側所定範
囲の部分2aが下流側ほど低くなり、過給機7のケーシ
ング30の内底壁が最低部とされていることにより、上
記部分2aの内壁面に付着した凝縮水は速やかに過給機
本体のケーシング30内に導かれる。そして、過給機作
動中は上記ケーシング30内で吸気温度が上昇し、とく
に過給機7がリショルムポンプ等の内部圧縮型過給機で
ある場合は断熱圧縮による温度上昇が大きく、その温度
上昇により、ケーシング30内に導かれた凝縮水が蒸発
して、過給機7から排出される。
【0037】従って、上記EGRガス中の水分の凝縮水
が速やかに除去され、吸気管や過給機7のケーシング3
0の内壁面に凝縮水が付着する状態が持続することが避
けられて、吸気管や過給機7の腐食が防止される。とく
に、前述のように三元触媒等からなる触媒装置16を通
過した後に取出されたEGRガス中の水分の凝縮水はp
H値の高いアルカリ性となり、吸気管がアルミ系金属で
形成されているとアルカリによって腐食され易いが、こ
のような場合にも、上記凝縮水が速やかに除去されるこ
とにより、吸気管の腐食が充分に抑制される。
【0038】また、空気およびEGRガスが過給機通過
後にインタークーラ8を通るときにはある程度冷却され
るので、図2中に示すように、インタークーラ8の下流
側の吸気管内でも多少は結露が生じて吸気管内壁面に凝
縮水が付着するが、この凝縮水はインタークーラ下流側
の吸気管に設けられた凹曲部分2cの底部に導かれる。
そして、この底部に設けられたEGR導入口35に第1
EGR通路21が接続されていることにより、この第1
EGR通路21からEGRが行われる低負荷時に、第1
EGR通路21から導入される高温のEGRガスで上記
凹曲部分2cの底部が加熱され、この底部に導かれた凝
縮水が蒸発する。この場合、上記第1EGR通路21が
凹曲部分2cの底部よりも低位置にあって、下方からE
GR導入口35に接続されていることにより、凹曲部分
2cの底部に導かれた水の一部が第1EGR通路21に
流下して、第1EGR通路21内で蒸発し、または第1
EGR通路21を通って排気通路3に排出される。
【0039】こうして、インタークーラ8の下流側で
も、EGRガスの結露により生じる水が速やかに除去さ
れ、インタークーラ8や吸気管の腐食が防止される。
【0040】なお、上記第2EGR通路22には、この
通路22を通るEGRガスとこれよりも温度変化が小さ
い熱媒との間で熱交換を行わせる熱交換部を設けること
が好ましい。
【0041】図3は上記熱交換部を設けた構造の一例を
示している。この図に示す例では、第2EGR通路22
中に介設されたカーボントラップ用のチャンバー27を
熱交換部に兼用し、かつ、エンジン本体1のウォータジ
ャケット(図示せず)から流出する冷却水を熱媒として
利用している。すなわち、上記チャンバー27の底部下
面側に、熱交換用のジャケット41がチャンバー28に
沿って形成され、このジャケット41の流入側がエンジ
ン本体1のウォータジャケットに接続され、図示の例で
はスロットルバイパス通路13の制御弁14の保温用の
ジャケット42を介してエンジン本体1のウォータジャ
ケットに接続されており、熱交換用のジャケット41の
流出側は、通路43を介してウォータポンプ44に接続
されている。吸気通路、過給機等は前記の実施例と同様
に構成されている。
【0042】この実施例によると、エンジン本体1のウ
ォータジャケットから上記熱交換用のジャケット41に
導かれる冷却水は略一定の温度に調節されているため、
第2EGR通路22を通るEGRガスの温度が冷却水温
度より低ければ加熱され、高ければ冷却されて、EGR
ガスの温度変化が抑制される。これにより、EGRガス
の温度変化に起因したEGR量の変動が抑制されて、E
GR率が安定するとともに、EGRガスが適度に保温さ
れることにより、チャンバー28内での結露の発生が抑
制され、チャンバー28に水分が溜ることが防止され
る。
【0043】なお、このほかにも、図3中に示すよう
に、上記スロットルバイパス通路13の下流側を上記チ
ャンバー28に接続し、スロットルバイパス通路13を
通るエアでチャンバー28内の掃気を行うことにより、
チャンバー28内から水分を排出するようにしてもよ
い。また、カーボントラップ用のチャンバー28の内部
構造としては、同図に示すように、スチールウール等か
らなる装填材45を設け、これによってオイルミストや
水分を補集し得るようにしておいてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、機械式過給機よ
り上流の吸気通路にEGR通路を接続し、そのEGR通
路接続部分から上記機械式過給機にわたる範囲の吸気通
路を下流側ほど低くし、その最低部に機械式過給機本体
のケーシング内底壁を位置させているため、過給圧が高
い高負荷時にもEGRを行ない得るようにしつつ、過給
機上流に導入されるEGRガス中の水分の凝縮水を過給
機に導いて、過給機の発熱により蒸発させることによ
り、上記凝縮水を速やかに除去し、吸気系の腐食を防止
することができる。
【0045】とくに、上記EGR通路の一端側を排気通
路の触媒装置よりも下流側に接続したものでは、pH値
の高いEGRガスが過給機上流に導入されるとともに、
そのEGRガス中の水分の結露が生じ易いが、このよう
な場合でも上記のように凝縮水を速やかに除去して、吸
気系の腐食を充分に防止することができる。
【0046】上記機械式過給機に内部圧縮型ポンプを用
いると、過給機の発熱により上記凝縮水の蒸発を促進す
ることができる。
【0047】また、上記のような構成に加え、機械式過
給機の下流に配置されたインタークーラの下流の吸気通
路に下方に凹曲した部分を設け、この凹曲部分の底部
に、高温の排気ガスを過給機より下流の吸気通路に導く
低負荷時用のEGR通路を接続しておくと、上記インタ
ークーラの下流において凝縮水が生じた場合でも、これ
を有効に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過給機付エンジンの吸気装置の一実施
例を示す全体概略図である。
【図2】吸気装置の主要部の構造を示す部分断面図であ
る。
【図3】EGR制御の領域設定を示す説明図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す主要部の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 吸気通路 3 排気通路 7 機械式過給機 8 インタークーラ 16 触媒装置 21 第1EGR通路 22 第2EGR通路 30 過給機本体のケーシング 2a 過給機上流側の吸気通路の所定範囲の部分 2c インタークーラ下流側の吸気通路の凹曲部分
フロントページの続き (72)発明者 大島 智巳 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 見崎 幸男 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−175453(JP,A) 特開 平5−86949(JP,A) 特開 平1−244154(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/07 570 F02M 25/07 550 F02M 25/07 580 F02M 35/10 311

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路に機械式過給機を設けるととも
    に、一端側を排気通路に接続したEGR通路の他端側を
    上記機械式過給機より上流の吸気通路に接続し、上記機
    械式過給機の駆動時に排気ガスを上記EGR通路を介し
    て吸気系に還流するようにした機械式過給機付エンジン
    において、EGR通路接続部分から機械式過給機にわた
    る範囲の吸気通路を下流側ほど高さが低くなるように形
    成し、その最低部に機械式過給機本体のケーシング内底
    壁が位置するように上記機械式過給機を配置したを特徴
    とする機械式過給機付エンジンの吸気装置。
  2. 【請求項2】 上記EGR通路の一端側を排気通路の触
    媒装置よりも下流側に接続したことを特徴とする請求項
    1記載の機械式過給機付エンジンの吸気装置。
  3. 【請求項3】 上記機械式過給機が内部圧縮型ポンプか
    らなることを特徴とする請求項1または2記載の機械式
    過給機付エンジンの吸気装置。
  4. 【請求項4】 上記EGR通路に、このEGR通路を通
    る排気ガスとこれよりも温度変化が小さい熱媒との間で
    熱交換を行わせる熱交換部を設けたことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の機械式過給機付エンジ
    ンの吸気装置。
  5. 【請求項5】 上記EGR通路とは別に、排気通路の触
    媒装置よりも上流から取り出される比較的高温の排気ガ
    スを過給機より下流の吸気通路に導く低負荷時用のEG
    R通路を設けるとともに、機械式過給機の下流に配置さ
    れたインタークーラの下流の吸気通路に下方に凹曲した
    部分を設け、この凹曲部分の底部に、上記低負荷時用の
    EGR通路を接続したことを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の機械式過給機付エンジンの吸気装
    置。
  6. 【請求項6】 上記低負荷時用のEGR通路を上記凹曲
    部分の底部よりも低位置に配置し、上記凹曲部分の底部
    に設けたEGR導入口に下方から低負荷時用のEGR通
    路を接続したことを特徴とする請求項5記載の機械式過
    給機付エンジンの吸気装置。
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