JP3470419B2 - 過給機付エンジンの排気還流装置 - Google Patents
過給機付エンジンの排気還流装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過給機付エンジンの過
給機下流の吸気通路に排気ガスを導く第1EGR通路と
過給機上流の吸気通路に排気ガスを導く第2EGR通路
とを備えた排気還流装置に関するものである。
給機下流の吸気通路に排気ガスを導く第1EGR通路と
過給機上流の吸気通路に排気ガスを導く第2EGR通路
とを備えた排気還流装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吸気通路のスロットル弁の下流に
過給機を備えた過給機付エンジンに適用される排気還流
装置としては、例えば特開平5−86949号公報に示
されるように、排気通路の上流側部分から取り出される
比較的高温の排気ガスを過給機より下流の吸気通路に導
く第1EGR通路と、排気通路の下流側部分から取り出
される比較的低温の排気ガスを上記スロットル弁と過給
機との間の吸気通路に導く第2EGR通路とを備えたも
のが知られている。この装置においては、上記各EGR
通路に設けられたEGRバルブが運転状態に応じて制御
されることにより、低負荷域では上記第1EGR通路が
開かれて吸気通路の過給機下流にEGRガスが導入さ
れ、また、過給機下流の圧力が上昇して過給機下流への
EGRガス導入が困難になる高負荷域(過給領域)で
は、上記第2EGR通路が開かれて過給機上流にEGR
ガスが導入される。
過給機を備えた過給機付エンジンに適用される排気還流
装置としては、例えば特開平5−86949号公報に示
されるように、排気通路の上流側部分から取り出される
比較的高温の排気ガスを過給機より下流の吸気通路に導
く第1EGR通路と、排気通路の下流側部分から取り出
される比較的低温の排気ガスを上記スロットル弁と過給
機との間の吸気通路に導く第2EGR通路とを備えたも
のが知られている。この装置においては、上記各EGR
通路に設けられたEGRバルブが運転状態に応じて制御
されることにより、低負荷域では上記第1EGR通路が
開かれて吸気通路の過給機下流にEGRガスが導入さ
れ、また、過給機下流の圧力が上昇して過給機下流への
EGRガス導入が困難になる高負荷域(過給領域)で
は、上記第2EGR通路が開かれて過給機上流にEGR
ガスが導入される。
【0003】この排気還流装置によると、EGRにより
NOxが低減されるとともに、低負荷域では高温のEG
Rガスが導入されることにより燃焼性が良好に保たれ、
一方、高負荷域では低温のEGRガスが導入されること
により、低速高負荷域でのノッキング抑制、高速高負荷
域での排気ガス温度上昇の抑制等の作用が得られる。
NOxが低減されるとともに、低負荷域では高温のEG
Rガスが導入されることにより燃焼性が良好に保たれ、
一方、高負荷域では低温のEGRガスが導入されること
により、低速高負荷域でのノッキング抑制、高速高負荷
域での排気ガス温度上昇の抑制等の作用が得られる。
【0004】また、EGRガス中に含まれるカーボンが
吸気通路内に入り込むことを抑制するための手段を備え
た排気還流装置としては、例えば実開平3−10615
8号公報に示されるように、EGR通路中にカーボント
ラップ用のチャンバーを介設し、このチャンバーにブロ
ーバイガス通路を接続したものが知られている。この装
置によると、EGR通路を流通するEGRガスとブロー
バイガス通路を流通するブローバイガスとが上記チャン
バー内で混合され、EGRガス中のカーボンがブローバ
イガス中のオイルミストに吸着されて、このカーボン及
びオイルミストがチャンバー内でガスから分離される。
吸気通路内に入り込むことを抑制するための手段を備え
た排気還流装置としては、例えば実開平3−10615
8号公報に示されるように、EGR通路中にカーボント
ラップ用のチャンバーを介設し、このチャンバーにブロ
ーバイガス通路を接続したものが知られている。この装
置によると、EGR通路を流通するEGRガスとブロー
バイガス通路を流通するブローバイガスとが上記チャン
バー内で混合され、EGRガス中のカーボンがブローバ
イガス中のオイルミストに吸着されて、このカーボン及
びオイルミストがチャンバー内でガスから分離される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の実開平3−10
6158号公報に示された装置は、ブローバイガス中の
オイルミストを利用してEGRガス中のカーボンをトラ
ップするものであるが、上記チャンバーを通るEGRガ
スの温度が高い場合には、チャンバー内でEGRガスと
ブローバイガスとが混合されるときにブローバイガス中
のオイルミストが炭化してしまい、カーボントラップ機
能が得られなくなるとともに、炭化した物質が吸気系に
入って悪影響を及ぼすおそれがある。
6158号公報に示された装置は、ブローバイガス中の
オイルミストを利用してEGRガス中のカーボンをトラ
ップするものであるが、上記チャンバーを通るEGRガ
スの温度が高い場合には、チャンバー内でEGRガスと
ブローバイガスとが混合されるときにブローバイガス中
のオイルミストが炭化してしまい、カーボントラップ機
能が得られなくなるとともに、炭化した物質が吸気系に
入って悪影響を及ぼすおそれがある。
【0006】ところで、上記の特開平5−86949号
公報に示された過給機付エンジンの排気還流装置におい
ては、上記第2EGR通路から過給機上流に導入される
EGRガスは過給機及びその下流に設けられたインター
クーラを通ってエンジンの燃焼室に送られるため、この
過給機上流に導入されるEGRガス中にカーボンが多く
混入していると、これが過給機及びインタークーラに付
着、堆積することにより、過給機の駆動抵抗の増大、イ
ンタークーラの冷却性能の低下、吸気流通抵抗の増大等
を招くという弊害を生じる。一方、上記第1EGR通路
を通るEGRガスは温度が高いため、このEGRガスと
ブローバイガスとが混合されるとオイルミストの炭化を
招くという問題を生じる。
公報に示された過給機付エンジンの排気還流装置におい
ては、上記第2EGR通路から過給機上流に導入される
EGRガスは過給機及びその下流に設けられたインター
クーラを通ってエンジンの燃焼室に送られるため、この
過給機上流に導入されるEGRガス中にカーボンが多く
混入していると、これが過給機及びインタークーラに付
着、堆積することにより、過給機の駆動抵抗の増大、イ
ンタークーラの冷却性能の低下、吸気流通抵抗の増大等
を招くという弊害を生じる。一方、上記第1EGR通路
を通るEGRガスは温度が高いため、このEGRガスと
ブローバイガスとが混合されるとオイルミストの炭化を
招くという問題を生じる。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑み、ブローバイ
ガス中のオイルミストの炭化を招くことのないようにし
つつ、ブローバイガスを利用したカーボントラップによ
り、過給機上流に導入されるEGRガス中のカーボンを
減少させて過給機等に対するカーボンの付着を防止する
ことができる過給機付エンジンの排気還流装置を提供す
ることを目的とする。
ガス中のオイルミストの炭化を招くことのないようにし
つつ、ブローバイガスを利用したカーボントラップによ
り、過給機上流に導入されるEGRガス中のカーボンを
減少させて過給機等に対するカーボンの付着を防止する
ことができる過給機付エンジンの排気還流装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
吸気通路のスロットル弁よりも下流側に過給機を備える
とともに、排気通路の上流部分から取り出される比較的
高温の排気ガスを上記過給機より下流の吸気通路に導く
第1EGR通路と、上記第1EGR通路の排気ガス取出
位置よりも下流側の排気通路から取り出される比較的低
温の排気ガスを上記スロットル弁と過給機との間の吸気
通路に導く第2EGR通路とを備え、上記各EGR通路
に運転状態に応じて開閉作動されるEGRバルブを設け
た過給機付エンジンの排気還流装置において、上記第2
EGR通路のみに、この通路のEGRバルブ下流側に位
置してブローバイガス通路に接続されたカーボントラッ
プ用のチャンバーを設け、上記ブローバイガス通路に、
上記チャンバーに接続される通路と、上記チャンバーを
バイパスして過給機より上流の吸気通路に接続される通
路とを設けることにより、ブローバイガスが過給機上流
の吸気通路に導入され、かつその一部が上記チャンバー
を通るように構成したものである。
吸気通路のスロットル弁よりも下流側に過給機を備える
とともに、排気通路の上流部分から取り出される比較的
高温の排気ガスを上記過給機より下流の吸気通路に導く
第1EGR通路と、上記第1EGR通路の排気ガス取出
位置よりも下流側の排気通路から取り出される比較的低
温の排気ガスを上記スロットル弁と過給機との間の吸気
通路に導く第2EGR通路とを備え、上記各EGR通路
に運転状態に応じて開閉作動されるEGRバルブを設け
た過給機付エンジンの排気還流装置において、上記第2
EGR通路のみに、この通路のEGRバルブ下流側に位
置してブローバイガス通路に接続されたカーボントラッ
プ用のチャンバーを設け、上記ブローバイガス通路に、
上記チャンバーに接続される通路と、上記チャンバーを
バイパスして過給機より上流の吸気通路に接続される通
路とを設けることにより、ブローバイガスが過給機上流
の吸気通路に導入され、かつその一部が上記チャンバー
を通るように構成したものである。
【0009】請求項2に係る発明は、吸気通路のスロッ
トル弁よりも下流側に過給機を備えるとともに、排気通
路の上流部分から取り出される比較的高温の排気ガスを
上記過給機より下流の吸気通路に導く第1EGR通路
と、上記第1EGR通路の排気ガス取出位置よりも下流
側の排気通路から取り出される比較的低温の排気ガスを
上記スロットル弁と過給機との間の吸気通路に導く第2
EGR通路とを備え、上記各EGR通路に運転状態に応
じて開閉作動されるEGRバルブを設けた過給機付エン
ジンの排気還流装置において、上記第2EGR通路のみ
に、この通路のEGRバルブ下流側に位置してブローバ
イガス通路に接続されたカーボントラップ用のチャンバ
ーを設け、上記過給機を機械式過給機とし、この過給機
を低負荷域で停止させるクラッチ手段を設けるととも
に、上記ブローバイガス通路に、上記 チャンバーに接続
される通路と、過給機より下流の吸気通路に接続される
通路とを設け、過給機作動領域では上記チャンバーにブ
ローバイガスを供給し、過給機停止領域では過給機より
下流の吸気通路にブローバイガスを供給するように構成
したものである。
トル弁よりも下流側に過給機を備えるとともに、排気通
路の上流部分から取り出される比較的高温の排気ガスを
上記過給機より下流の吸気通路に導く第1EGR通路
と、上記第1EGR通路の排気ガス取出位置よりも下流
側の排気通路から取り出される比較的低温の排気ガスを
上記スロットル弁と過給機との間の吸気通路に導く第2
EGR通路とを備え、上記各EGR通路に運転状態に応
じて開閉作動されるEGRバルブを設けた過給機付エン
ジンの排気還流装置において、上記第2EGR通路のみ
に、この通路のEGRバルブ下流側に位置してブローバ
イガス通路に接続されたカーボントラップ用のチャンバ
ーを設け、上記過給機を機械式過給機とし、この過給機
を低負荷域で停止させるクラッチ手段を設けるととも
に、上記ブローバイガス通路に、上記 チャンバーに接続
される通路と、過給機より下流の吸気通路に接続される
通路とを設け、過給機作動領域では上記チャンバーにブ
ローバイガスを供給し、過給機停止領域では過給機より
下流の吸気通路にブローバイガスを供給するように構成
したものである。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
発明において、過給機下流の吸気通路におけるブローバ
イガス導入部と第1EGR通路からのEGRガスの導入
部とを互いに独立させて設けたものである。
発明において、過給機下流の吸気通路におけるブローバ
イガス導入部と第1EGR通路からのEGRガスの導入
部とを互いに独立させて設けたものである。
【0011】
【作用】本発明に係る発明の装置によると、運転状態に
応じて上記各EGR通路のEGRバルブが開閉作動され
ることにより、例えば低負荷域では第1EGR通路から
吸気通路の過給機下流にEGRガスが導入され、高負荷
域では第2EGR通路から吸気通路の過給機上流にEG
Rガスが導入される。そして、上記第2EGR通路にお
いては上記チャンバー内でEGRガスとブローバイガス
とが混合され、この際、第2EGR通路を通るEGRガ
スは比較的低温であるためにオイルミストの炭化を生じ
ることがなく、ブローバイガス中のオイルミストを利用
したカーボントラップが有効に行われ、これにより過給
機等へのカーボンの付着が防止される。一方、上記第1
EGR通路においては、高温のEGRガスとブローバイ
ガスとが混合されることのないように、上記チャンバー
は設けられておらず、ブローバイガスを利用したカーボ
ントラップは行われないが、第1EGR通路からのEG
Rガスは過給機下流に導入されるので過給機へのカーボ
ンの付着を生じることはない。
応じて上記各EGR通路のEGRバルブが開閉作動され
ることにより、例えば低負荷域では第1EGR通路から
吸気通路の過給機下流にEGRガスが導入され、高負荷
域では第2EGR通路から吸気通路の過給機上流にEG
Rガスが導入される。そして、上記第2EGR通路にお
いては上記チャンバー内でEGRガスとブローバイガス
とが混合され、この際、第2EGR通路を通るEGRガ
スは比較的低温であるためにオイルミストの炭化を生じ
ることがなく、ブローバイガス中のオイルミストを利用
したカーボントラップが有効に行われ、これにより過給
機等へのカーボンの付着が防止される。一方、上記第1
EGR通路においては、高温のEGRガスとブローバイ
ガスとが混合されることのないように、上記チャンバー
は設けられておらず、ブローバイガスを利用したカーボ
ントラップは行われないが、第1EGR通路からのEG
Rガスは過給機下流に導入されるので過給機へのカーボ
ンの付着を生じることはない。
【0012】さらに、請求項1の発明によると、ブロー
バイガス通路を通って吸気系に送られるブローバイガス
のうちの一部だけが上記チャンバーに導かれることによ
り、チャンバーでのカーボントラップ作用が確保されつ
つ、上記チャンバーに必要以上に多くのブローバイガス
が流入することがなくて、チャンバー内にオイルが溜り
過ぎることが防止される。
バイガス通路を通って吸気系に送られるブローバイガス
のうちの一部だけが上記チャンバーに導かれることによ
り、チャンバーでのカーボントラップ作用が確保されつ
つ、上記チャンバーに必要以上に多くのブローバイガス
が流入することがなくて、チャンバー内にオイルが溜り
過ぎることが防止される。
【0013】また、請求項2に係る装置によると、過給
機が停止されることにより過給機下流の吸気圧力が過給
機上流と比べて低くなる領域ではブローバイガスが過給
機下流に送られ、過給機が駆動されることにより過給機
下流の吸気圧力が高くなる領域ではブローバイガスが上
記チャンバーを経て過給機上流に送られることにより、
吸気系へのブローバイガス導入が良好に行われるととも
に、過給機駆動領域で第2EGR通路を通って過給機上
流に導入されEGRガス中のカーボンをトラップする作
用が確保される。
機が停止されることにより過給機下流の吸気圧力が過給
機上流と比べて低くなる領域ではブローバイガスが過給
機下流に送られ、過給機が駆動されることにより過給機
下流の吸気圧力が高くなる領域ではブローバイガスが上
記チャンバーを経て過給機上流に送られることにより、
吸気系へのブローバイガス導入が良好に行われるととも
に、過給機駆動領域で第2EGR通路を通って過給機上
流に導入されEGRガス中のカーボンをトラップする作
用が確保される。
【0014】このようにする場合、過給機下流の吸気通
路におけるブローバイガス導入部と第1EGR通路から
のEGRガスの導入部とを互いに独立させて設けておく
と(請求項3)、過給機停止領域で、第1EGR通路を
通る高温のEGRガスとブローバイガスとが直接混合さ
れることが防止される。
路におけるブローバイガス導入部と第1EGR通路から
のEGRガスの導入部とを互いに独立させて設けておく
と(請求項3)、過給機停止領域で、第1EGR通路を
通る高温のEGRガスとブローバイガスとが直接混合さ
れることが防止される。
【0015】なお、この装置において、上記第2EGR
通路の排気ガス取出口を、排気通路の触媒装置よりも下
流に位置する拡大室、例えばサイレンサに設けるように
すると、排気通路上流端から上記排気ガス取出口までの
距離が遠く、かつ、拡大室での断熱膨張及び放熱面積の
増大によりガス温が低下するため、第2EGR通路に取
り出される排気ガス温度が充分に低くなり、高負荷域で
のノッキング防止、排気温度抑制等の作用及び上記チャ
ンバーでのブローバイガスとの混合の際の炭化防止の作
用が良好に得られる。
通路の排気ガス取出口を、排気通路の触媒装置よりも下
流に位置する拡大室、例えばサイレンサに設けるように
すると、排気通路上流端から上記排気ガス取出口までの
距離が遠く、かつ、拡大室での断熱膨張及び放熱面積の
増大によりガス温が低下するため、第2EGR通路に取
り出される排気ガス温度が充分に低くなり、高負荷域で
のノッキング防止、排気温度抑制等の作用及び上記チャ
ンバーでのブローバイガスとの混合の際の炭化防止の作
用が良好に得られる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は排気還流装置を含む過給機付エンジンの概略を示
し、この図において、1はエンジン本体、2は吸気通
路、3は排気通路である。
図1は排気還流装置を含む過給機付エンジンの概略を示
し、この図において、1はエンジン本体、2は吸気通
路、3は排気通路である。
【0017】上記吸気通路2には、上流側から順にエア
クリーナ4、エアフローメータ5、スロットル弁6、過
給機7、インタークーラ8、サージタンク9、燃料噴射
弁10が配設されている。上記過給機7は、図示の例で
はリショルム型過給機等の機械的過給機とされ、図外の
ベルト等の伝動手段を介してエンジン出力軸により機械
的に駆動されるようになっている。また、上記吸気通路
2には上記過給機7をバイパスするバイパス通路11が
付設され、このバイパス通路11に、エンジンの低負荷
時に開くバイパスバルブ12が介設されている。なお、
13はスロットル弁6をバイパスするISC通路、14
は上記ISC通路13の空気流通量をコントロールする
ISCバルブである。
クリーナ4、エアフローメータ5、スロットル弁6、過
給機7、インタークーラ8、サージタンク9、燃料噴射
弁10が配設されている。上記過給機7は、図示の例で
はリショルム型過給機等の機械的過給機とされ、図外の
ベルト等の伝動手段を介してエンジン出力軸により機械
的に駆動されるようになっている。また、上記吸気通路
2には上記過給機7をバイパスするバイパス通路11が
付設され、このバイパス通路11に、エンジンの低負荷
時に開くバイパスバルブ12が介設されている。なお、
13はスロットル弁6をバイパスするISC通路、14
は上記ISC通路13の空気流通量をコントロールする
ISCバルブである。
【0018】また、上記排気通路3には、その途中に触
媒装置16が設けられるとともに、この触媒装置16よ
り下流側にプリサイレンサ17が設けられ、さらに下流
端近傍にメインサイレンサ18が設けられている。この
メインサイレンサ18は、その内部を排気ガスが通過す
る間に共鳴、膨張、吸音の各作用で音波のエネルギーを
減少させるものであり、比較的大きな容積を有してい
る。
媒装置16が設けられるとともに、この触媒装置16よ
り下流側にプリサイレンサ17が設けられ、さらに下流
端近傍にメインサイレンサ18が設けられている。この
メインサイレンサ18は、その内部を排気ガスが通過す
る間に共鳴、膨張、吸音の各作用で音波のエネルギーを
減少させるものであり、比較的大きな容積を有してい
る。
【0019】上記吸気通路2と排気通路3との間には、
排気通路3を流れる排気ガスの一部を吸気系に還流する
排気還流系が設けられている。この排気還流系は、排気
通路3の上流側から取り出される比較的高温の排気ガス
を過給機7より下流の吸気通路2に導く第1EGR通路
21と、上記第1EGR通路21の排気ガス取出位置よ
りも下流側の排気通路3から取り出される比較的低温の
排気ガスを過給機7より上流の吸気通路2に導く第2E
GR通路22とを有している。
排気通路3を流れる排気ガスの一部を吸気系に還流する
排気還流系が設けられている。この排気還流系は、排気
通路3の上流側から取り出される比較的高温の排気ガス
を過給機7より下流の吸気通路2に導く第1EGR通路
21と、上記第1EGR通路21の排気ガス取出位置よ
りも下流側の排気通路3から取り出される比較的低温の
排気ガスを過給機7より上流の吸気通路2に導く第2E
GR通路22とを有している。
【0020】上記第1EGR通路21は、一端が排気通
路3の触媒装置16より上流側の部分に接続される一
方、他端が吸気通路2の過給機7より下流側の部分、例
えばサージタンク9に接続されている。また、上記第2
EGR通路22は、一端が排気通路3の触媒装置16よ
り下流側の部分、例えばメインサイレンサ18に接続さ
れる一方、他端が吸気通路2のスロットル弁6と過給機
7との間の部分に接続されている。上記第1EGR通路
21及び第2EGR通路22にはそれぞれEGR量を調
節するEGRバルブ23,24が設けられている。
路3の触媒装置16より上流側の部分に接続される一
方、他端が吸気通路2の過給機7より下流側の部分、例
えばサージタンク9に接続されている。また、上記第2
EGR通路22は、一端が排気通路3の触媒装置16よ
り下流側の部分、例えばメインサイレンサ18に接続さ
れる一方、他端が吸気通路2のスロットル弁6と過給機
7との間の部分に接続されている。上記第1EGR通路
21及び第2EGR通路22にはそれぞれEGR量を調
節するEGRバルブ23,24が設けられている。
【0021】上記EGRバルブ23,24は図外の制御
手段により運転状態に応じて制御される。そして、例え
ば図2に示すように、過給機下流の吸気圧力が大気圧と
なる負荷(二点鎖線)の付近を境にして、これより低負
荷側の領域Iでは第1EGR通路21からEGRが行わ
れ、これより高負荷側の領域(過給領域)IIでは第2E
GR通路22からEGRが行われるようになっている。
なお、低負荷側の領域Iでは上記両EGR通路21,2
2からEGRが行われるようにしてもよい。また、スロ
ットル全開付近の領域III ではEGRが停止される。あ
るいはこの領域III でも第2EGR通路22からEGR
が行われるようにしてもよい。
手段により運転状態に応じて制御される。そして、例え
ば図2に示すように、過給機下流の吸気圧力が大気圧と
なる負荷(二点鎖線)の付近を境にして、これより低負
荷側の領域Iでは第1EGR通路21からEGRが行わ
れ、これより高負荷側の領域(過給領域)IIでは第2E
GR通路22からEGRが行われるようになっている。
なお、低負荷側の領域Iでは上記両EGR通路21,2
2からEGRが行われるようにしてもよい。また、スロ
ットル全開付近の領域III ではEGRが停止される。あ
るいはこの領域III でも第2EGR通路22からEGR
が行われるようにしてもよい。
【0022】さらに図1に示すエンジンには、ブローバ
イガスを吸気系に還元するためのブローバイガス通路2
5が具備されており、このブローバイガス通路25の上
流端側はPCVバルブ26を介してエンジン本体1に接
続されている。上記PCVバルブ26は、一般に知られ
ているように、エンジン負荷に応じて自動的に開度が変
化し、ブローバイガス流量をコントロールするものであ
る。
イガスを吸気系に還元するためのブローバイガス通路2
5が具備されており、このブローバイガス通路25の上
流端側はPCVバルブ26を介してエンジン本体1に接
続されている。上記PCVバルブ26は、一般に知られ
ているように、エンジン負荷に応じて自動的に開度が変
化し、ブローバイガス流量をコントロールするものであ
る。
【0023】また、本発明の特徴とする構造として、E
GRガスとブローバイガスとを混合させるカーボントラ
ップ用のチャンバー27が、上記第2EGR通路22の
みに設けられている。このチャンバー27は、EGRバ
ルブ24より下流側の第2EGR通路22に介設されて
おり、このチャンバー27に上記ブローバイガス通路2
5の下流側が接続されている。このチャンバー27の内
部には、蛇行状の通路を構成する壁板28が設けられて
いる。そして、上記第2EGR通路22を通るEGRガ
スと上記ブローバイガス通路25から導かれるブローバ
イガスとがチャンバー27内で混合されるとともに、そ
の混合ガスがチャンバー27内の蛇行上の通路を通過す
る間にオイルが分離されるようになっている。
GRガスとブローバイガスとを混合させるカーボントラ
ップ用のチャンバー27が、上記第2EGR通路22の
みに設けられている。このチャンバー27は、EGRバ
ルブ24より下流側の第2EGR通路22に介設されて
おり、このチャンバー27に上記ブローバイガス通路2
5の下流側が接続されている。このチャンバー27の内
部には、蛇行状の通路を構成する壁板28が設けられて
いる。そして、上記第2EGR通路22を通るEGRガ
スと上記ブローバイガス通路25から導かれるブローバ
イガスとがチャンバー27内で混合されるとともに、そ
の混合ガスがチャンバー27内の蛇行上の通路を通過す
る間にオイルが分離されるようになっている。
【0024】当実施例の排気還流装置の作用を、次に説
明する。
明する。
【0025】過給機7より下流の吸気通路内圧力が低い
所定低負荷領域(図2中の領域I)では、上記第1EG
R通路21のEGRバルブ23が開かれ、第1EGR通
路21を通ったEGRガスが吸気通路2の過給機7より
下流に導入される。このEGRガスの導入により、NO
xの発生を抑制する作用及びポンピングロスを低減する
作用が得られるとともに、排気通路3の触媒装置16よ
り上流から比較的高温のEGRガスが与えられることに
より、低負荷時の燃焼性が向上される。
所定低負荷領域(図2中の領域I)では、上記第1EG
R通路21のEGRバルブ23が開かれ、第1EGR通
路21を通ったEGRガスが吸気通路2の過給機7より
下流に導入される。このEGRガスの導入により、NO
xの発生を抑制する作用及びポンピングロスを低減する
作用が得られるとともに、排気通路3の触媒装置16よ
り上流から比較的高温のEGRガスが与えられることに
より、低負荷時の燃焼性が向上される。
【0026】一方、エンジンの所定高負荷領域(図2中
の領域II)では、上記第1EGR通路21のEGRバル
ブ23が閉じられるとともに第2EGR通路22のEG
Rバルブ24が開かれ、第2EGR通路22を通ったE
GRガスが吸気通路2に導入される。この場合に、過給
機下流の吸気通路内圧力が上昇して過給機下流にEGR
ガスを導入することが困難な高負荷領域でも、スロット
ル弁6と過給機7との間の部分の圧力は低いので、この
部分にEGRガスが導入される。
の領域II)では、上記第1EGR通路21のEGRバル
ブ23が閉じられるとともに第2EGR通路22のEG
Rバルブ24が開かれ、第2EGR通路22を通ったE
GRガスが吸気通路2に導入される。この場合に、過給
機下流の吸気通路内圧力が上昇して過給機下流にEGR
ガスを導入することが困難な高負荷領域でも、スロット
ル弁6と過給機7との間の部分の圧力は低いので、この
部分にEGRガスが導入される。
【0027】これにより、高負荷領域でもNOxの発生
が抑制される。しかも、排気通路3の触媒装置16より
下流から取り出された比較的低温のEGRガスが吸気系
に導入されることにより、低速高負荷域では燃焼室内の
温度上昇を抑制してノッキングを防止する作用が得ら
れ、また高速高負荷域での排気温度の上昇を抑制する作
用も得られる。
が抑制される。しかも、排気通路3の触媒装置16より
下流から取り出された比較的低温のEGRガスが吸気系
に導入されることにより、低速高負荷域では燃焼室内の
温度上昇を抑制してノッキングを防止する作用が得ら
れ、また高速高負荷域での排気温度の上昇を抑制する作
用も得られる。
【0028】また、上記第2EGR通路22のEGRバ
ルブ24の下流にチャンバー27が設けられ、このチャ
ンバー27にブローバイガス通路25が接続されている
ことにより、第2EGR通路22を通るEGRガスとブ
ローバイガスとが上記チャンバー27内で混合され、ブ
ローバイガス中に含まれるオイルミストに、EGRガス
中に含まれるカーボンが吸着される。そして、ブローバ
イガス及びEGRガスが上記チャンバー27を通過する
間に、カーボンを吸着したオイルミストが分離される。
これにより、吸気通路2の過給機上流に導入されるガス
中のカーボンが充分に減少し、過給機7及びインターク
ーラ8にカーボンが付着することが防止される。従っ
て、カーボン付着による過給機駆動抵抗の増大、インタ
ークーラの冷却性能の低下、吸気流通抵抗の増大等を招
くことがなく、過給機7及びインタークーラ8の性能が
良好に保たれる。
ルブ24の下流にチャンバー27が設けられ、このチャ
ンバー27にブローバイガス通路25が接続されている
ことにより、第2EGR通路22を通るEGRガスとブ
ローバイガスとが上記チャンバー27内で混合され、ブ
ローバイガス中に含まれるオイルミストに、EGRガス
中に含まれるカーボンが吸着される。そして、ブローバ
イガス及びEGRガスが上記チャンバー27を通過する
間に、カーボンを吸着したオイルミストが分離される。
これにより、吸気通路2の過給機上流に導入されるガス
中のカーボンが充分に減少し、過給機7及びインターク
ーラ8にカーボンが付着することが防止される。従っ
て、カーボン付着による過給機駆動抵抗の増大、インタ
ークーラの冷却性能の低下、吸気流通抵抗の増大等を招
くことがなく、過給機7及びインタークーラ8の性能が
良好に保たれる。
【0029】とくに、上記第2EGR通路22のみにカ
ーボントラップ用のチャンバー27が設けられているこ
とにより、オイルミストの炭化が防止され、カーボント
ラップが効果的に行われる。すなわち、仮に上記第1E
GR通路21にカーボントラップ用のチャンバーを設け
てここでEGRガスとブローバイガスとを混合させるよ
うにしたとすると、第1EGR通路21を通るEGRガ
スは高温であるために、ブローバイガス中のオイルミス
トが炭化し、カーボントラップ機能が得られなくなるば
かりか、炭化した物質が吸気系に入って悪影響を及ぼす
おそれがある。これに対し、第2EGR通路22のみに
チャンバー27を設けた本発明の装置による場合、第2
EGR通路22を通るEGRガスは低温であるために、
ブローバイガス中のオイルミストが炭化することがな
く、カーボントラップ機能が良好に得られる。
ーボントラップ用のチャンバー27が設けられているこ
とにより、オイルミストの炭化が防止され、カーボント
ラップが効果的に行われる。すなわち、仮に上記第1E
GR通路21にカーボントラップ用のチャンバーを設け
てここでEGRガスとブローバイガスとを混合させるよ
うにしたとすると、第1EGR通路21を通るEGRガ
スは高温であるために、ブローバイガス中のオイルミス
トが炭化し、カーボントラップ機能が得られなくなるば
かりか、炭化した物質が吸気系に入って悪影響を及ぼす
おそれがある。これに対し、第2EGR通路22のみに
チャンバー27を設けた本発明の装置による場合、第2
EGR通路22を通るEGRガスは低温であるために、
ブローバイガス中のオイルミストが炭化することがな
く、カーボントラップ機能が良好に得られる。
【0030】上記第2EGR通路22の排気ガス取出口
は排気通路3における触媒装置16より下流に設けら
れ、とくに触媒装置16の下流に位置するサイレンサに
設けられることにより、第2EGR通路22のEGRガ
ス温度が充分に低くなって、上記のような高負荷域にお
けるノッキング防止、排気温度上昇抑制及び上記チャン
バー27でのオイルミストの炭化防止の各作用が良好に
得られる。この点につき図3に基づいて説明する。
は排気通路3における触媒装置16より下流に設けら
れ、とくに触媒装置16の下流に位置するサイレンサに
設けられることにより、第2EGR通路22のEGRガ
ス温度が充分に低くなって、上記のような高負荷域にお
けるノッキング防止、排気温度上昇抑制及び上記チャン
バー27でのオイルミストの炭化防止の各作用が良好に
得られる。この点につき図3に基づいて説明する。
【0031】図3は、排気通路におけるEGRガス取出
位置(EGR通路の排気ガス取出口の位置)を種々変え
た場合の、排気管上流端からEGRガス取出位置までの
管長とEGRガス温度との関係を示している。この図の
ように、EGRガス取出位置が排気管上流端に近ければ
EGRガス温度が著しく高く、EGRガス取出位置まで
の管長が長くなるにつれてEGRガス温度が低下し、特
に上記管長が2m程度にまでは急激に温度が低下し、2
m程度以上になると温度低下が緩やかになる。従って、
触媒装置16よりも下流側であって排気管上流端から2
m程度以上の位置からEGRガスを取り出すようにする
ことにより、EGRガス温度を低くすることができる。
位置(EGR通路の排気ガス取出口の位置)を種々変え
た場合の、排気管上流端からEGRガス取出位置までの
管長とEGRガス温度との関係を示している。この図の
ように、EGRガス取出位置が排気管上流端に近ければ
EGRガス温度が著しく高く、EGRガス取出位置まで
の管長が長くなるにつれてEGRガス温度が低下し、特
に上記管長が2m程度にまでは急激に温度が低下し、2
m程度以上になると温度低下が緩やかになる。従って、
触媒装置16よりも下流側であって排気管上流端から2
m程度以上の位置からEGRガスを取り出すようにする
ことにより、EGRガス温度を低くすることができる。
【0032】さらに、上記触媒装置16よりも下流側に
おいて拡大室からEGRガスを取り出すようにすると、
拡大室での断熱膨張及び放熱面積の増大により、図3に
二点鎖線で示すようにEGRガス温度がさらに低くな
る。従って、第2EGR通路22の排気ガス取出口を触
媒装置16よりも下流に位置するサイレンサに設け、例
えば当実施例のようにメインサイレンサ18に設けてお
けば、メインサイレンサ18は排気通路上流端から充分
に遠く、かつ拡大室を構成するため、EGRガス温度が
充分に低くなる。
おいて拡大室からEGRガスを取り出すようにすると、
拡大室での断熱膨張及び放熱面積の増大により、図3に
二点鎖線で示すようにEGRガス温度がさらに低くな
る。従って、第2EGR通路22の排気ガス取出口を触
媒装置16よりも下流に位置するサイレンサに設け、例
えば当実施例のようにメインサイレンサ18に設けてお
けば、メインサイレンサ18は排気通路上流端から充分
に遠く、かつ拡大室を構成するため、EGRガス温度が
充分に低くなる。
【0033】なお、排気通路3の触媒装置16とメイン
サイレンサ18との間にプリサイレンサ17が設けられ
ている場合に、このプリサイレンサ17も排気管上流端
から2m程度以上離れ、かつ、拡大室となるため、この
プリサイレンサ17に第2EGR通路22の排気取出口
を設けるようにしてもよい。
サイレンサ18との間にプリサイレンサ17が設けられ
ている場合に、このプリサイレンサ17も排気管上流端
から2m程度以上離れ、かつ、拡大室となるため、この
プリサイレンサ17に第2EGR通路22の排気取出口
を設けるようにしてもよい。
【0034】また、上記ブローバイガス通路25は、図
1中に実線で示す例では下流端側が上記チャンバー27
のみに接続されて、ブローバイガス通路25に流入した
ブローバイガスの全量がチャンバー27に送り込まれる
ようになっているが、EGRガス中のカーボンをトラッ
プするために必要なブローバイガス量はブローバイガス
全量より少ないので、余剰のブローバイガスはチャンバ
ー27を通さずに吸気通路へ導くように、図1中に二点
鎖線で示す通路25bを付加してもよい。このようにし
た場合のブローバイガス通路25の構成を説明すると、
ブローバイガス通路25の下流側が2つの通路25a,
25bに分岐し、その一方の分岐通路25aが上記チャ
ンバー27に接続されるとともに、他方の分岐通路25
bが上記チャンバー27をバイパスして吸気通路2の過
給機7より上流に接続される。
1中に実線で示す例では下流端側が上記チャンバー27
のみに接続されて、ブローバイガス通路25に流入した
ブローバイガスの全量がチャンバー27に送り込まれる
ようになっているが、EGRガス中のカーボンをトラッ
プするために必要なブローバイガス量はブローバイガス
全量より少ないので、余剰のブローバイガスはチャンバ
ー27を通さずに吸気通路へ導くように、図1中に二点
鎖線で示す通路25bを付加してもよい。このようにし
た場合のブローバイガス通路25の構成を説明すると、
ブローバイガス通路25の下流側が2つの通路25a,
25bに分岐し、その一方の分岐通路25aが上記チャ
ンバー27に接続されるとともに、他方の分岐通路25
bが上記チャンバー27をバイパスして吸気通路2の過
給機7より上流に接続される。
【0035】この構成によると、エンジン本体1からP
CVバルブ26を経てブローバイガス通路25に流入し
たブローバイガスのうちの一部が上記チャンバー27に
導かれてカーボントラップのために利用され、残りのブ
ローバイガスは分岐通路25bを通って吸気通路2の過
給機上流に導入される。従って、上記チャンバー27に
必要以上に多量のブローバイガスが流入することがな
く、チャンバー27内にオイルが溜り過ぎることが防止
される。
CVバルブ26を経てブローバイガス通路25に流入し
たブローバイガスのうちの一部が上記チャンバー27に
導かれてカーボントラップのために利用され、残りのブ
ローバイガスは分岐通路25bを通って吸気通路2の過
給機上流に導入される。従って、上記チャンバー27に
必要以上に多量のブローバイガスが流入することがな
く、チャンバー27内にオイルが溜り過ぎることが防止
される。
【0036】また、過給機が低負荷域で停止されるよう
になっている場合には、図4のようにブローバイガス通
路を構成してもよい。
になっている場合には、図4のようにブローバイガス通
路を構成してもよい。
【0037】すなわち、図4において、エンジン出力軸
に連動する過給機駆動用プーリ31と過給機7との間に
は電磁クラッチ(クラッチ手段)32が設けられ、低負
荷域では上記電磁クラッチ32がオフとされることによ
り過給機7の駆動が停止されるようになっている。吸気
通路2、排気通路3、第1EGR通路21、第2EGR
通路22、カーボントラップ用のチャンバー27等の構
成は図1に示した実施例と同様である。また、ブローバ
イガス通路35は、上流端側がPCVバルブ36を介し
てエンジン本体1に接続されるとともに、下流側が2つ
の通路35a,35bに分岐し、その一方の分岐通路3
5aが上記チャンバー27に接続されるとともに、他方
の分岐通路35bが吸気通路2の過給機7より下流側の
部分、例えばサージタンク9に接続されている。
に連動する過給機駆動用プーリ31と過給機7との間に
は電磁クラッチ(クラッチ手段)32が設けられ、低負
荷域では上記電磁クラッチ32がオフとされることによ
り過給機7の駆動が停止されるようになっている。吸気
通路2、排気通路3、第1EGR通路21、第2EGR
通路22、カーボントラップ用のチャンバー27等の構
成は図1に示した実施例と同様である。また、ブローバ
イガス通路35は、上流端側がPCVバルブ36を介し
てエンジン本体1に接続されるとともに、下流側が2つ
の通路35a,35bに分岐し、その一方の分岐通路3
5aが上記チャンバー27に接続されるとともに、他方
の分岐通路35bが吸気通路2の過給機7より下流側の
部分、例えばサージタンク9に接続されている。
【0038】吸気通路2の過給機下流におけるブローバ
イガス導入部とEGRガス導入部とは互いに独立して設
けられ、つまり、ブローバイガス通路35の分岐通路3
5bの下流端部と第1EGR通路21の下流端部とが、
合流することなく個別に過給機下流側吸気通路(サージ
タンク9)に接続されている。また、上記分岐通路35
bには、吸気通路側からのガスの逆流を阻止するチェッ
クバルブ36が設けられている。
イガス導入部とEGRガス導入部とは互いに独立して設
けられ、つまり、ブローバイガス通路35の分岐通路3
5bの下流端部と第1EGR通路21の下流端部とが、
合流することなく個別に過給機下流側吸気通路(サージ
タンク9)に接続されている。また、上記分岐通路35
bには、吸気通路側からのガスの逆流を阻止するチェッ
クバルブ36が設けられている。
【0039】この実施例によると、上記電磁クラッチ3
2がオフとされて過給機7の駆動が停止される所定低負
荷域(過給停止領域)では、バイパス通路11の吸気流
通抵抗によって過給機下流の吸気圧力が過給機上流より
も低くなるため、ブローバイガスは主に分岐通路35b
を通って吸気通路2の過給機下流側に吸入され、吸気系
へのブローバイガス導入が良好に行われる。そしてこの
場合に、吸気通路2の過給機下流側には第1EGR通路
21から高温のEGRガスも導入されるが、この第1E
GR通路21のEGRガス導入部と分岐通路35bのブ
ローバイガス導入部とが互いに独立して設けられている
ことにより、高温のEGRガスとブローバイガスとが直
接混合されることはなく、オイルミストの炭化が避けら
れる。
2がオフとされて過給機7の駆動が停止される所定低負
荷域(過給停止領域)では、バイパス通路11の吸気流
通抵抗によって過給機下流の吸気圧力が過給機上流より
も低くなるため、ブローバイガスは主に分岐通路35b
を通って吸気通路2の過給機下流側に吸入され、吸気系
へのブローバイガス導入が良好に行われる。そしてこの
場合に、吸気通路2の過給機下流側には第1EGR通路
21から高温のEGRガスも導入されるが、この第1E
GR通路21のEGRガス導入部と分岐通路35bのブ
ローバイガス導入部とが互いに独立して設けられている
ことにより、高温のEGRガスとブローバイガスとが直
接混合されることはなく、オイルミストの炭化が避けら
れる。
【0040】一方、上記電磁クラッチ32がオンとされ
て過給機7が駆動される所定高負荷域(過給機作動領
域)では、過給機上流側の吸気圧力が過給機下流側と比
べて低くなることにより、ブローバイガスは分岐通路3
5a及びチャンバー27を経て吸気通路2の過給機上流
側に導入される。そしてこの場合に、第2EGR通路2
2から低温のEGRガスが吸気通路2の過給機上流側に
導入され、上記チャンバー27でカーボントラップが行
われる。
て過給機7が駆動される所定高負荷域(過給機作動領
域)では、過給機上流側の吸気圧力が過給機下流側と比
べて低くなることにより、ブローバイガスは分岐通路3
5a及びチャンバー27を経て吸気通路2の過給機上流
側に導入される。そしてこの場合に、第2EGR通路2
2から低温のEGRガスが吸気通路2の過給機上流側に
導入され、上記チャンバー27でカーボントラップが行
われる。
【0041】なお、本発明の装置において、第2EGR
通路22に介設されるチャンバー27の具体的構造は上
記実施例に示すものに限定されず、EGRガスとブロー
バイガスとを混合してカーボントラップを良好に行うこ
とができるような構造であればよい。さらに、このチャ
ンバー27には必要に応じてオイルの排出口を設けてお
いてもよい。また、このチャンバー27内にガス中の水
分等が溜ることを防止するため、チャンバー27にIS
C通路13を接続して、ISC通路を通るエアによりチ
ャンバー内の掃気を行うようにしてもよい。
通路22に介設されるチャンバー27の具体的構造は上
記実施例に示すものに限定されず、EGRガスとブロー
バイガスとを混合してカーボントラップを良好に行うこ
とができるような構造であればよい。さらに、このチャ
ンバー27には必要に応じてオイルの排出口を設けてお
いてもよい。また、このチャンバー27内にガス中の水
分等が溜ることを防止するため、チャンバー27にIS
C通路13を接続して、ISC通路を通るエアによりチ
ャンバー内の掃気を行うようにしてもよい。
【0042】また、吸気通路2のスロットル弁の下流に
設けられる過給機7は図に示すような機械式過給機に限
らず、ターボ過給機であってもよい。
設けられる過給機7は図に示すような機械式過給機に限
らず、ターボ過給機であってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、排気通路上流側
から取り出される高温の排気ガスを吸気通路の過給機下
流に導く第1EGR通路と、排気通路下流側から取り出
される低温の排気ガスを吸気通路の過給機上流に導く第
2EGR通路とを備えた排気還流装置において、上記第
2EGR通路にカーボントラップ用のチャンバーを設
け、このチャンバーにブローバイガス通路を接続してい
るため、ブローバイガスを利用して第2EGR通路を通
るEGRガス中のカーボンをトラップすることができ
る。とくに、上記両EGR通路のうちの第2EGR通路
のみに上記チャンバーを設け、チャンバー内で低温のE
GRガスとブローバイガスとを混合させるようにしてい
るので、ブローバイガス中のオイルミストが高温のEG
Rガスで炭化されるという事態を防止することができ、
しかも、過給機上流に導入されるEGRガス中のカーボ
ンをトラップして過給機へのカーボンの付着を防止し、
信頼性を高めることができる。
から取り出される高温の排気ガスを吸気通路の過給機下
流に導く第1EGR通路と、排気通路下流側から取り出
される低温の排気ガスを吸気通路の過給機上流に導く第
2EGR通路とを備えた排気還流装置において、上記第
2EGR通路にカーボントラップ用のチャンバーを設
け、このチャンバーにブローバイガス通路を接続してい
るため、ブローバイガスを利用して第2EGR通路を通
るEGRガス中のカーボンをトラップすることができ
る。とくに、上記両EGR通路のうちの第2EGR通路
のみに上記チャンバーを設け、チャンバー内で低温のE
GRガスとブローバイガスとを混合させるようにしてい
るので、ブローバイガス中のオイルミストが高温のEG
Rガスで炭化されるという事態を防止することができ、
しかも、過給機上流に導入されるEGRガス中のカーボ
ンをトラップして過給機へのカーボンの付着を防止し、
信頼性を高めることができる。
【0044】そして、請求項1の発明によると、ブロー
バイガス通路を通って吸気系に送られるブローバイガス
のうちの一部だけが上記チャンバーに導かれることによ
り、上記チャンバーに必要以上に多くのブローバイガス
が流入することがなくて、チャンバー内にオイルが溜り
過ぎることが防止することが出来る。
バイガス通路を通って吸気系に送られるブローバイガス
のうちの一部だけが上記チャンバーに導かれることによ
り、上記チャンバーに必要以上に多くのブローバイガス
が流入することがなくて、チャンバー内にオイルが溜り
過ぎることが防止することが出来る。
【0045】また、請求項2の発明によると、過給機が
停止されることによりブローバイガスが過給機下流に送
られ、過給機が駆動されることによりブローバイガスが
上記チャンバーを経て過給機上流に送られることによ
り、吸気系へのブローバイガス導入が良好に行われると
ともに、過給機駆動領域で第2EGR通路を通って過給
機上流に導入されEGRガス中のカーボンをトラップす
ることが可能となる。
停止されることによりブローバイガスが過給機下流に送
られ、過給機が駆動されることによりブローバイガスが
上記チャンバーを経て過給機上流に送られることによ
り、吸気系へのブローバイガス導入が良好に行われると
ともに、過給機駆動領域で第2EGR通路を通って過給
機上流に導入されEGRガス中のカーボンをトラップす
ることが可能となる。
【図1】本発明の過給機付エンジンの排気還流装置の一
実施例を示す全体概略図である。
実施例を示す全体概略図である。
【図2】EGR制御の領域設定を示す説明図である。
【図3】排気管上流端からEGR取出位置までの管長と
EGRガス温度との関係を示す図である。
EGRガス温度との関係を示す図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す全体概略図である。
1 エンジン本体
2 吸気通路
3 排気通路
6 スロットル弁
7 過給機
16 触媒装置
17 プリサイレンサ
18 メインサイレンサ
21 第1EGR通路
22 第2EGR通路
23,24 EGRバルブ
25 ブローバイガス通路
27 カーボントラップ用のチャンバー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
F01M 13/04 F01M 13/04 C
F01N 3/02 301 F01N 3/02 301K
3/24 3/24 R
(72)発明者 大島 智巳
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ
ダ株式会社内
(72)発明者 見崎 幸男
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ
ダ株式会社内
(56)参考文献 特開 平5−86949(JP,A)
特開 昭56−54948(JP,A)
特開 昭57−20511(JP,A)
実開 平3−106157(JP,U)
実開 昭62−135812(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F02M 25/07 580
F02M 25/07 570
F01M 13/00
F01M 13/04
F01N 3/02 301
F01N 3/24
Claims (3)
- 【請求項1】 吸気通路のスロットル弁よりも下流側
に過給機を備えるとともに、排気通路の上流部分から取
り出される比較的高温の排気ガスを上記過給機より下流
の吸気通路に導く第1EGR通路と、上記第1EGR通
路の排気ガス取出位置よりも下流側の排気通路から取り
出される比較的低温の排気ガスを上記スロットル弁と過
給機との間の吸気通路に導く第2EGR通路とを備え、
上記各EGR通路に運転状態に応じて開閉作動されるE
GRバルブを設けた過給機付エンジンの排気還流装置に
おいて、 上記第2EGR通路のみに、この通路のEGRバルブ下
流側に位置してブローバイガス通路に接続されたカーボ
ントラップ用のチャンバーを設け、 上記ブローバイガス通路に、上記チャンバーに接続され
る通路と、上記チャンバーをバイパスして過給機より上
流の吸気通路に接続される通路とを設けることにより、
ブローバイガスが過給機上流の吸気通路に導入され、か
つその一部が上記チャンバーを通るように構成したこと
を特徴とする過給機付エンジンの排気還流装置。 - 【請求項2】 吸気通路のスロットル弁よりも下流側に
過給機を備えるとともに、排気通路の上流部分から取り
出される比較的高温の排気ガスを上記過給機より下流の
吸気通路に導く第1EGR通路と、上記第1EGR通路
の排気ガス取出位置よりも下流側の排気通路から取り出
される比較的低温の排気ガスを上記スロットル弁と過給
機との間の吸気通路に導く第2EGR通路とを備え、上
記各EGR通路に運転状態に応じて開閉作動されるEG
Rバルブを設けた過給機付エンジンの排気還流装置にお
いて、 上記第2EGR通路のみに、この通路のEGRバルブ下
流側に位置してブローバイガス通路に接続されたカーボ
ントラップ用のチャンバーを設け、 上記過給機を機械式過給機とし、この過給機を低負荷域
で停止させるクラッチ手段を設けるとともに、上記ブロ
ーバイガス通路に、上記チャンバーに接続される通路
と、過給機より下流の吸気通路に接続される通路とを設
け、過給機作動領 域では上記チャンバーにブローバイガ
スを供給し、過給機停止領域では過給機より下流の吸気
通路にブローバイガスを供給するように構成したことを
特徴とする過給機付エンジンの排気還流装置。 - 【請求項3】 過給機下流の吸気通路におけるブロー
バイガス導入部と第1EGR通路からのEGRガスの導
入部とを互いに独立させて設けたことを特徴とする請求
項2記載の過給機付エンジンの排気還流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27810894A JP3470419B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 過給機付エンジンの排気還流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27810894A JP3470419B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 過給機付エンジンの排気還流装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08135518A JPH08135518A (ja) | 1996-05-28 |
JP3470419B2 true JP3470419B2 (ja) | 2003-11-25 |
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ID=17592742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27810894A Expired - Fee Related JP3470419B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 過給機付エンジンの排気還流装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3470419B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110552778A (zh) * | 2018-06-04 | 2019-12-10 | 马自达汽车株式会社 | 带增压器的发动机的窜气装置 |
JP2019210930A (ja) * | 2018-06-04 | 2019-12-12 | マツダ株式会社 | 過給機付エンジンのブローバイガス装置 |
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1994
- 1994-11-11 JP JP27810894A patent/JP3470419B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP3578770A1 (en) * | 2018-06-04 | 2019-12-11 | Mazda Motor Corporation | Blow-by gas device of supercharger-equipped engine |
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US10927752B2 (en) | 2018-06-04 | 2021-02-23 | Mazda Motor Corporation | Blow-by gas device of supercharger-equipped engine |
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JP7196629B2 (ja) | 2018-06-04 | 2022-12-27 | マツダ株式会社 | 過給機付エンジンのブローバイガス装置 |
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