JPH0814111A - インタクーラ付過給ディーゼルエンジンのegr装置 - Google Patents
インタクーラ付過給ディーゼルエンジンのegr装置Info
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- JPH0814111A JPH0814111A JP6143484A JP14348494A JPH0814111A JP H0814111 A JPH0814111 A JP H0814111A JP 6143484 A JP6143484 A JP 6143484A JP 14348494 A JP14348494 A JP 14348494A JP H0814111 A JPH0814111 A JP H0814111A
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- intercooler
- egr
- supercharger
- engine
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- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B29/00—Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
- F02B29/04—Cooling of air intake supply
- F02B29/0406—Layout of the intake air cooling or coolant circuit
- F02B29/0418—Layout of the intake air cooling or coolant circuit the intake air cooler having a bypass or multiple flow paths within the heat exchanger to vary the effective heat transfer surface
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/02—EGR systems specially adapted for supercharged engines
- F02M26/04—EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
- F02M26/06—Low pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust downstream of the turbocharger turbine and reintroduced into the intake system upstream of the compressor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 EGR時のインタクーラ内でのカーボンの堆
積および水の発生を防止できるインタクーラ付過給ディ
ーゼルエンジンのEGR装置を提供する。 【構成】 過給機2からエンジン1へ向かう吸気通路4
にインタクーラ7を設け、上記過給機2の上流側に排ガ
スを返流するEGR管11を接続したインタクーラ付過
給ディーゼルエンジンのEGR装置において、上記吸気
通路4に、インタクーラ7を迂回して過給機2とエンジ
ン1とを接続するバイパス通路15を設けると共に、過
給機2から流出した吸気を通常時にインタクーラ7側の
通路6に流しEGR時にバイパス通路15に流す切替手
段16,17を設けて構成されている。
積および水の発生を防止できるインタクーラ付過給ディ
ーゼルエンジンのEGR装置を提供する。 【構成】 過給機2からエンジン1へ向かう吸気通路4
にインタクーラ7を設け、上記過給機2の上流側に排ガ
スを返流するEGR管11を接続したインタクーラ付過
給ディーゼルエンジンのEGR装置において、上記吸気
通路4に、インタクーラ7を迂回して過給機2とエンジ
ン1とを接続するバイパス通路15を設けると共に、過
給機2から流出した吸気を通常時にインタクーラ7側の
通路6に流しEGR時にバイパス通路15に流す切替手
段16,17を設けて構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インタクーラを備えた
過給機付ディーゼルエンジンのEGR装置に関する。
過給機付ディーゼルエンジンのEGR装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、ターボチャージャa
で過給されたディーゼルエンジンbには、ターボチャー
ジャaのコンプレッサcとエンジンbとの間に、加圧さ
れて高温となった吸入空気を冷却するためのインタクー
ラdが設けられている。このエンジンbにEGRすると
きには、排気ガスをコンプレッサcの上流側(インタク
ーラdの上流側)に返流させる必要がある。図中eはE
GR管である。
で過給されたディーゼルエンジンbには、ターボチャー
ジャaのコンプレッサcとエンジンbとの間に、加圧さ
れて高温となった吸入空気を冷却するためのインタクー
ラdが設けられている。このエンジンbにEGRすると
きには、排気ガスをコンプレッサcの上流側(インタク
ーラdの上流側)に返流させる必要がある。図中eはE
GR管である。
【0003】なぜなら、排気系と吸気系とを連通して行
うEGRは、排圧>ブースト圧となっていなければ行え
ないからである。すなわち、仮にコンプレッサcの下流
側(インタクーラdの下流側)に返流するとなると、ブ
ースト圧の方が排圧より高いことが多く、排ガスを吸気
系に戻すのではなく逆に吸入空気が排気系に漏れてしま
い、実際上EGRできないからである。
うEGRは、排圧>ブースト圧となっていなければ行え
ないからである。すなわち、仮にコンプレッサcの下流
側(インタクーラdの下流側)に返流するとなると、ブ
ースト圧の方が排圧より高いことが多く、排ガスを吸気
系に戻すのではなく逆に吸入空気が排気系に漏れてしま
い、実際上EGRできないからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなE
GRを行うと、EGRされた排ガスはインタクーラdを
通ってエンジンbに吸気されるため、排ガス中のカーボ
ン等がインタクーラdのクーラコアに堆積し、放熱効率
の著しい低下を招く。また、蓄積したカーボン等が通路
面積が減少させるため、圧損が増加する。
GRを行うと、EGRされた排ガスはインタクーラdを
通ってエンジンbに吸気されるため、排ガス中のカーボ
ン等がインタクーラdのクーラコアに堆積し、放熱効率
の著しい低下を招く。また、蓄積したカーボン等が通路
面積が減少させるため、圧損が増加する。
【0005】また、排ガス中には大量の水分が含まれて
いるため、インタクーラdによって冷却されると、水蒸
気が結露してインタクーラd内に水が溜まり、腐食の原
因となる。特に、ディーゼルエンジンbでは排ガス中に
硫黄が含まれており、この硫黄が水と反応して硫酸とな
るため、上記腐食を一層進行させる。
いるため、インタクーラdによって冷却されると、水蒸
気が結露してインタクーラd内に水が溜まり、腐食の原
因となる。特に、ディーゼルエンジンbでは排ガス中に
硫黄が含まれており、この硫黄が水と反応して硫酸とな
るため、上記腐食を一層進行させる。
【0006】なお、インタクーラdにドレンを設けて、
内部に貯溜した硫酸をクーラ外に排出することも考えら
れるが(特開平4-47156 号公報等)、硫酸を車外にタレ
流すことはできないためドレンキャッチャが必要であ
り、使用者が定期的に劇薬の処理を行わなければなら
ず、実用的でない。
内部に貯溜した硫酸をクーラ外に排出することも考えら
れるが(特開平4-47156 号公報等)、硫酸を車外にタレ
流すことはできないためドレンキャッチャが必要であ
り、使用者が定期的に劇薬の処理を行わなければなら
ず、実用的でない。
【0007】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、EGR時のインタクーラ内でのカーボンの堆積
および水(硫酸)の発生を防止できるインタクーラ付過
給ディーゼルエンジンのEGR装置を提供することにあ
る。
目的は、EGR時のインタクーラ内でのカーボンの堆積
および水(硫酸)の発生を防止できるインタクーラ付過
給ディーゼルエンジンのEGR装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、過給機からエンジンへ向かう吸気通路
にインタクーラを設け、上記過給機の上流側に排ガスを
返流するEGR管を接続したインタクーラ付過給ディー
ゼルエンジンのEGR装置において、上記吸気通路に、
インタクーラを迂回して過給機とエンジンとを接続する
バイパス通路を設けると共に、過給機から流出した吸気
を通常時にインタクーラ側の通路に流しEGR時にバイ
パス通路に流す切替手段を設けて構成されている。
に第1の発明は、過給機からエンジンへ向かう吸気通路
にインタクーラを設け、上記過給機の上流側に排ガスを
返流するEGR管を接続したインタクーラ付過給ディー
ゼルエンジンのEGR装置において、上記吸気通路に、
インタクーラを迂回して過給機とエンジンとを接続する
バイパス通路を設けると共に、過給機から流出した吸気
を通常時にインタクーラ側の通路に流しEGR時にバイ
パス通路に流す切替手段を設けて構成されている。
【0009】第2の発明は、過給機からエンジンへ向か
う吸気通路にインタクーラを設け、上記過給機の上流側
に排ガスを返流するEGR管を接続したインタクーラ付
過給ディーゼルエンジンのEGR装置において、上記イ
ンタクーラの内部に、クーラコアをバイパスするバイパ
ス通路を設けると共に、過給機から流出した吸気を通常
時にクーラコアに流しEGR時にバイパス通路に流す切
替手段を設けて構成されている。
う吸気通路にインタクーラを設け、上記過給機の上流側
に排ガスを返流するEGR管を接続したインタクーラ付
過給ディーゼルエンジンのEGR装置において、上記イ
ンタクーラの内部に、クーラコアをバイパスするバイパ
ス通路を設けると共に、過給機から流出した吸気を通常
時にクーラコアに流しEGR時にバイパス通路に流す切
替手段を設けて構成されている。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、過給機で加圧された吸気
は、切替手段によって通常時にはインタクーラ側の吸気
通路に流され、EGR時にはバイパス通路に流される。
よって、EGR時に過給機の上流側に返流された排ガス
は、常にバイパス通路側を流れ、インタクーラには流れ
ない。この結果、排ガスがインタクーラを流れることに
よって生じるカーボンの堆積および水(硫酸)の発生が
防止される。
は、切替手段によって通常時にはインタクーラ側の吸気
通路に流され、EGR時にはバイパス通路に流される。
よって、EGR時に過給機の上流側に返流された排ガス
は、常にバイパス通路側を流れ、インタクーラには流れ
ない。この結果、排ガスがインタクーラを流れることに
よって生じるカーボンの堆積および水(硫酸)の発生が
防止される。
【0011】第2の発明によれば、過給機で加圧された
吸気は、切替手段によって通常時にはインタクーラ内の
クーラコアに流され、EGR時にはインタクーラ内のバ
イパス通路に流される。よって、排ガスがインタクーラ
のクーラコアを流れることによって生じるカーボンの堆
積および水発生が防止される。また、インタクーラ内に
バイパス通路を設けたのでコンパクトな構成となる。
吸気は、切替手段によって通常時にはインタクーラ内の
クーラコアに流され、EGR時にはインタクーラ内のバ
イパス通路に流される。よって、排ガスがインタクーラ
のクーラコアを流れることによって生じるカーボンの堆
積および水発生が防止される。また、インタクーラ内に
バイパス通路を設けたのでコンパクトな構成となる。
【0012】
【実施例】第1の発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0013】図1に示すように、このディーゼルエンジ
ン1は、ターボチャージャ2(特許請求の範囲の過給機
に相当する)によって過給されている。すなわち、エン
ジン1の排気通路3にターボチャージャ2のタービンT
が介設されており、吸気通路4にターボチャージャ2の
コンプレッサCが介設されている。これらタービンTと
コンプレッサCとは回転軸5を介して背中合わせに接続
されている。よって、排ガスによりタービンTが回転さ
れるとコンプレッサCが回転し、エンジン1へ向かう吸
入空気が加圧される。
ン1は、ターボチャージャ2(特許請求の範囲の過給機
に相当する)によって過給されている。すなわち、エン
ジン1の排気通路3にターボチャージャ2のタービンT
が介設されており、吸気通路4にターボチャージャ2の
コンプレッサCが介設されている。これらタービンTと
コンプレッサCとは回転軸5を介して背中合わせに接続
されている。よって、排ガスによりタービンTが回転さ
れるとコンプレッサCが回転し、エンジン1へ向かう吸
入空気が加圧される。
【0014】コンプレッサCからエンジン1に向かう吸
気通路4には、加圧されて高温となった吸入空気を冷却
するインタクーラ7が設けられている。インタクーラ7
は、空冷式又は水冷式のものが用いられ、その内部に吸
入空気と熱交換するクーラコア8を有している。クーラ
コア8は、空冷式では走行風によって、水冷式では冷却
水によって冷却される。インタクーラ7を通過する吸入
空気は、クーラコア8と熱交換することによって冷却さ
れ、空気密度が高まった状態でエンジン1に導かれる。
これにより、出力の向上を図っている。
気通路4には、加圧されて高温となった吸入空気を冷却
するインタクーラ7が設けられている。インタクーラ7
は、空冷式又は水冷式のものが用いられ、その内部に吸
入空気と熱交換するクーラコア8を有している。クーラ
コア8は、空冷式では走行風によって、水冷式では冷却
水によって冷却される。インタクーラ7を通過する吸入
空気は、クーラコア8と熱交換することによって冷却さ
れ、空気密度が高まった状態でエンジン1に導かれる。
これにより、出力の向上を図っている。
【0015】コンプレッサCの流入管9とタービンTの
流出管10とは、EGR管11によって接続されてい
る。ここでタービン流出管10内の排気圧力(正圧)
は、コンプレッサ流入管9内の吸気圧力(負圧)より常
に大きいため、これらをEGR管11で連通すれば常に
EGR可能となる。EGR管11には、管内を開閉する
EGR弁12が設けられている。EGR弁12は、コン
トロールユニット13に接続されており、燃料噴射ポン
プ14からのエンジン負荷・エンジン回転速度・エンジ
ン水温に応じて適宜開閉される。具体的には、EGR弁
12は、図2に示すEGR域(全負荷トルクの約60%以
下の領域)でのみ開かれ、その他の領域では閉じられて
いる。全負荷トルク域でEGRするとエンジン出力の低
下を招き、ドライバビリテイが悪化するからである。
流出管10とは、EGR管11によって接続されてい
る。ここでタービン流出管10内の排気圧力(正圧)
は、コンプレッサ流入管9内の吸気圧力(負圧)より常
に大きいため、これらをEGR管11で連通すれば常に
EGR可能となる。EGR管11には、管内を開閉する
EGR弁12が設けられている。EGR弁12は、コン
トロールユニット13に接続されており、燃料噴射ポン
プ14からのエンジン負荷・エンジン回転速度・エンジ
ン水温に応じて適宜開閉される。具体的には、EGR弁
12は、図2に示すEGR域(全負荷トルクの約60%以
下の領域)でのみ開かれ、その他の領域では閉じられて
いる。全負荷トルク域でEGRするとエンジン出力の低
下を招き、ドライバビリテイが悪化するからである。
【0016】上記吸気通路4には、インタクーラ7を迂
回してコンプレッサCとエンジン1とを短絡するバイパ
ス通路15が設けられている。すなわち、コンプレッサ
Cからエンジン1に向かう吸気通路4は、インタクーラ
7を通過する冷却通路6とインタクーラ7を迂回するバ
イパス通路15とに分岐される。これら冷却通路6およ
びバイパス通路15には、各通路6,15内を開閉する
第1および第2開閉弁16,17(特許請求の範囲の切
替手段に相当する)がそれぞれ設けられている。第1お
よび第2開閉弁16,17は、上記コントロールユニッ
ト13に接続されており、EGR弁12の開閉に応じて
適宜開閉される。具体的には、EGR弁12が閉じると
第1開閉弁16が開き第2開閉弁17が閉じ、EGR弁
12が開くと第1開閉弁16が閉じ第2開閉弁17が開
くようになっている。
回してコンプレッサCとエンジン1とを短絡するバイパ
ス通路15が設けられている。すなわち、コンプレッサ
Cからエンジン1に向かう吸気通路4は、インタクーラ
7を通過する冷却通路6とインタクーラ7を迂回するバ
イパス通路15とに分岐される。これら冷却通路6およ
びバイパス通路15には、各通路6,15内を開閉する
第1および第2開閉弁16,17(特許請求の範囲の切
替手段に相当する)がそれぞれ設けられている。第1お
よび第2開閉弁16,17は、上記コントロールユニッ
ト13に接続されており、EGR弁12の開閉に応じて
適宜開閉される。具体的には、EGR弁12が閉じると
第1開閉弁16が開き第2開閉弁17が閉じ、EGR弁
12が開くと第1開閉弁16が閉じ第2開閉弁17が開
くようになっている。
【0017】以上の構成からなる本実施例の作用を図3
に基づいて述べる。
に基づいて述べる。
【0018】図示するように、まずコントロールユニッ
ト13が燃料噴射ポンプ14からエンジン負荷およびエ
ンジン回転速度を読み込む。そして、それらのデータを
図2に示すEGRマップに照らし合わせ、エンジン1の
運転状態がEGR域か否かを判断する。EGR域でない
場合、EGR弁12を閉じ、第1開閉弁16を開き、第
2開閉弁17を閉じる。これにより、EGRは行われ
ず、エンジン1へ向かう吸入空気がコンプレッサCで加
圧されインタクーラ7で冷却された後エンジン1に導か
れる。
ト13が燃料噴射ポンプ14からエンジン負荷およびエ
ンジン回転速度を読み込む。そして、それらのデータを
図2に示すEGRマップに照らし合わせ、エンジン1の
運転状態がEGR域か否かを判断する。EGR域でない
場合、EGR弁12を閉じ、第1開閉弁16を開き、第
2開閉弁17を閉じる。これにより、EGRは行われ
ず、エンジン1へ向かう吸入空気がコンプレッサCで加
圧されインタクーラ7で冷却された後エンジン1に導か
れる。
【0019】EGR域の場合、EGR弁12を開き、第
1開閉弁16を閉じ、第2開閉弁17を開く。これによ
り、タービン流出管10内の排ガスがEGR管11を通
ってコンプレッサ流入管9内に返流されてEGRされ
る。このように返流された排ガスは、エンジン1へ向か
う吸入空気と合流して、バイパス通路15を通ってイン
タクーラ7を迂回してエンジン1に導かれる。すなわ
ち、インタクーラ7側の冷却通路6には流れない。この
ように、EGRされた排ガスがインタクーラ7を流れな
いので、排ガスがインタクーラ7を流れることによって
クーラコア8に生じるカーボンの堆積および水(硫酸)
の発生が防止される。
1開閉弁16を閉じ、第2開閉弁17を開く。これによ
り、タービン流出管10内の排ガスがEGR管11を通
ってコンプレッサ流入管9内に返流されてEGRされ
る。このように返流された排ガスは、エンジン1へ向か
う吸入空気と合流して、バイパス通路15を通ってイン
タクーラ7を迂回してエンジン1に導かれる。すなわ
ち、インタクーラ7側の冷却通路6には流れない。この
ように、EGRされた排ガスがインタクーラ7を流れな
いので、排ガスがインタクーラ7を流れることによって
クーラコア8に生じるカーボンの堆積および水(硫酸)
の発生が防止される。
【0020】なお、EGR時には、吸入空気がインタク
ーラ7を通らないため、高温のまま即ち空気密度が小さ
いままエンジン1に導かれエンジン出力の低下を招く
が、EGR域は図2に示すように基本的に低負荷側であ
るため、それ程悪影響はない。また、本実施例では、冷
却通路6の第1開閉弁16とバイパス通路15の第2開
閉弁17とにより特許請求の範囲の切替手段を構成した
が、これに限らず例えば冷却通路6とバイパス通路15
との分流点にこれらの通路を切り替えるダンパを設けて
もよい。
ーラ7を通らないため、高温のまま即ち空気密度が小さ
いままエンジン1に導かれエンジン出力の低下を招く
が、EGR域は図2に示すように基本的に低負荷側であ
るため、それ程悪影響はない。また、本実施例では、冷
却通路6の第1開閉弁16とバイパス通路15の第2開
閉弁17とにより特許請求の範囲の切替手段を構成した
が、これに限らず例えば冷却通路6とバイパス通路15
との分流点にこれらの通路を切り替えるダンパを設けて
もよい。
【0021】第2の発明の一実施例を図4に基づいて説
明する。
明する。
【0022】この実施例は、その基本的構成を図1に示
す前実施例を共通とし、バイパス通路15aをインタク
ーラ7aの内部に設けた点のみが異なっている。よっ
て、以下インタクーラ7aの構成を説明する。
す前実施例を共通とし、バイパス通路15aをインタク
ーラ7aの内部に設けた点のみが異なっている。よっ
て、以下インタクーラ7aの構成を説明する。
【0023】図4に示すように、インタクーラ7aの内
部には、吸気ヘッダ18と排気ヘッダ19との間に、ク
ーラコア8aが設けられている。このクーラコア8a
は、インタクーラ7aの流入口20と流出口21とを結
ぶ直線上の部分が取り除かれている。そして、そこがク
ーラコア8aをバイパスするバイパス通路15aとなっ
ている。バイパス通路15aの通路径は、流入出口2
0,21の口径より大きい方が好ましい。通過吸気をバ
イパス通路15aに流しやすくするためである。なお、
クーラコア8aを取り除いた後にパイプ等を挿入しても
よい。
部には、吸気ヘッダ18と排気ヘッダ19との間に、ク
ーラコア8aが設けられている。このクーラコア8a
は、インタクーラ7aの流入口20と流出口21とを結
ぶ直線上の部分が取り除かれている。そして、そこがク
ーラコア8aをバイパスするバイパス通路15aとなっ
ている。バイパス通路15aの通路径は、流入出口2
0,21の口径より大きい方が好ましい。通過吸気をバ
イパス通路15aに流しやすくするためである。なお、
クーラコア8aを取り除いた後にパイプ等を挿入しても
よい。
【0024】バイパス通路15aの入口22には、通路
15aを開閉する第3開閉弁23(特許請求の範囲の切
替手段に相当する)が設けられている。第3開閉弁23
は、通常時には閉じられており、EGR時に開かれるよ
うになっている。第3開閉弁23を閉じると吸入空気は
クーラコア8aを通過する。第3開閉弁23を閉じると
吸入空気はバイパス通路15aを通りクーラコア8aに
はほとんど流れない。バイパス通路15aがインタクー
ラ7aの流入口20と流出口21とを結ぶ直線上に設け
られているからである。すなわち、上記第3開閉弁23
は、吸気を通常時にはクーラコア8aに流し、EGR時
にはバイパス通路15aに流す。
15aを開閉する第3開閉弁23(特許請求の範囲の切
替手段に相当する)が設けられている。第3開閉弁23
は、通常時には閉じられており、EGR時に開かれるよ
うになっている。第3開閉弁23を閉じると吸入空気は
クーラコア8aを通過する。第3開閉弁23を閉じると
吸入空気はバイパス通路15aを通りクーラコア8aに
はほとんど流れない。バイパス通路15aがインタクー
ラ7aの流入口20と流出口21とを結ぶ直線上に設け
られているからである。すなわち、上記第3開閉弁23
は、吸気を通常時にはクーラコア8aに流し、EGR時
にはバイパス通路15aに流す。
【0025】この実施例においても前実施例と同様に、
図1に示すコンプレッサCで加圧された吸気は、図4に
示す第3開閉弁23の開閉によって通常時にはインタク
ーラ7a内のクーラコア8aに流され、EGR時にはイ
ンタクーラ7a内のバイパス通路15aに流される。よ
って、排ガスがインタクーラ7aのクーラコア15aを
流れることによって生じるカーボンの堆積および硫酸の
発生が防止される。また、バイパス通路15aをインタ
クーラ7a内に設けたのでコンパクトな構成となる。
図1に示すコンプレッサCで加圧された吸気は、図4に
示す第3開閉弁23の開閉によって通常時にはインタク
ーラ7a内のクーラコア8aに流され、EGR時にはイ
ンタクーラ7a内のバイパス通路15aに流される。よ
って、排ガスがインタクーラ7aのクーラコア15aを
流れることによって生じるカーボンの堆積および硫酸の
発生が防止される。また、バイパス通路15aをインタ
クーラ7a内に設けたのでコンパクトな構成となる。
【0026】なお、上記実施例には過給機としてターボ
チャージャを用いたがこれに限らずルーツブロアやスク
リュコンプレッサ等の機械式過給機を用いてもよいこと
は勿論である。
チャージャを用いたがこれに限らずルーツブロアやスク
リュコンプレッサ等の機械式過給機を用いてもよいこと
は勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るインタ
クーラ付過給ディーゼルエンジンのEGR装置によれ
ば、インタクーラ内のカーボンの堆積および水(硫酸)
の発生を防止することができる。
クーラ付過給ディーゼルエンジンのEGR装置によれ
ば、インタクーラ内のカーボンの堆積および水(硫酸)
の発生を防止することができる。
【図1】第1の発明の一実施例を示すインタクーラ付過
給ディーゼルエンジンのEGR装置の説明図である。
給ディーゼルエンジンのEGR装置の説明図である。
【図2】上記EGR装置のEGR域を示すマップ図であ
る。
る。
【図3】上記EGR装置の作動フローを表す図である。
【図4】第2の発明の要部であるインタクーラ部分の一
実施例を示す説明図である。
実施例を示す説明図である。
【図5】従来例を示すインタクーラ付過給ディーゼルエ
ンジンのEGR装置の説明図である。
ンジンのEGR装置の説明図である。
1 ディーゼルエンジン 2 過給機としてのターボチャージャ 4 吸気通路 6 インタクーラ側の通路 7 インタクーラ 11 EGR管 15 バイパス通路 16 切替手段としての第1開閉弁 17 切替手段としての第2開閉弁
Claims (2)
- 【請求項1】 過給機からエンジンへ向かう吸気通路に
インタクーラを設け、上記過給機の上流側に排ガスを返
流するEGR管を接続したインタクーラ付過給ディーゼ
ルエンジンのEGR装置において、上記吸気通路に、イ
ンタクーラを迂回して過給機とエンジンとを接続するバ
イパス通路を設けると共に、過給機から流出した吸気を
通常時にインタクーラ側の通路に流しEGR時にバイパ
ス通路に流す切替手段を設けたことを特徴とするインタ
クーラ付過給ディーゼルエンジンのEGR装置。 - 【請求項2】 過給機からエンジンへ向かう吸気通路に
インタクーラを設け、上記過給機の上流側に排ガスを返
流するEGR管を接続したインタクーラ付過給ディーゼ
ルエンジンのEGR装置において、上記インタクーラの
内部に、クーラコアをバイパスするバイパス通路を設け
ると共に、過給機から流出した吸気を通常時にクーラコ
アに流しEGR時にバイパス通路に流す切替手段を設け
たことを特徴とするインタクーラ付過給ディーゼルエン
ジンのEGR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6143484A JPH0814111A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | インタクーラ付過給ディーゼルエンジンのegr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6143484A JPH0814111A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | インタクーラ付過給ディーゼルエンジンのegr装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0814111A true JPH0814111A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15339783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6143484A Pending JPH0814111A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | インタクーラ付過給ディーゼルエンジンのegr装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0814111A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2836184A1 (fr) * | 2002-02-19 | 2003-08-22 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Systeme d'alimentation en gaz d'un moteur diesel de vehicule |
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-
1994
- 1994-06-24 JP JP6143484A patent/JPH0814111A/ja active Pending
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