JP3988221B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアクリーナや吸気マニホールド等を一体化した内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の車両には、内燃機関(エンジン)のクランクケースから放出される炭化水素を含む可燃性ガスを大気中に放出せずに、再びエンジンの吸気側に戻して再燃焼させ、同時にクランクケース内を強制的に換気するブローバイガス還元装置(PCV;Positive Crankcase Ventilation)が設けられている。ブローバイガスを再燃焼させることにより、大気中に放出されるHCの低減が可能となる。
【0003】
上述したブローバイガスには多量のオイル分や水分が含まれており、これらが吸気装置内に導入されることにより、数々の不都合を招く。例えば、吸気装置への流入空気の量を測定するエアロフロメータやスロットル内あるいはサージタンク内の圧力を測定する圧力センサ等が上述したオイル分や水分によって汚れた場合には、それぞれを用いた測定結果に誤差が生じ、これらの測定結果に基づいたエンジン制御にも適正値からのずれが生じる。また、スロットル付近に上述した水分が吸入されると、エンジンの低温始動直後にスロットルバルブが、これに付着した水分の氷結によりロックするおそれがある。
【0004】
このような数々の不都合を防止する方法としては、最も簡単には、ブローバイガスを吸気装置に戻す際に、迷路構造を通してブローバイガスに含まれるオイル分や水分を除去する場合が考えられる。また、ブローバイガス中の水分がスロットルバルブに付着した際の氷結を防止するために、実開昭57−126560号公報に開示されたような、スロットルボディをエンジン冷却水で加熱する手法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように単に迷路構造を備えることによって、ブローバイガス中のオイル分や水分を除去することが期待できるが、ブローバイガス中のオイル分や水分の量が増えたり、近年のように排気規制が厳しくなった場合に、迷路構造を形成しただけではオイル分等の除去性能が充分でないおそれがある。また、実開平57−126560号公報に開示されているようにエンジン冷却水によってスロットルボディを加熱しようとすると、軽量化やコストダウンの要求から、スロットルボディを樹脂材料で形成しようとしたときに、熱伝導率が低くなって、スロットルバルブに付着した氷が融けにくく、構造が複雑な割にスロットルバルブの氷結によるロックを充分に防止できないおそれがある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は構造が複雑にならず、ブローバイガスに含まれるオイル分や水分等の除去能力を向上させることができる内燃機関の吸気装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明の内燃機関の吸気装置は、ブローバイガスの還元通路の一部を迷路構造に形成し、この迷路構造に沿って成形体フィルタを収納するトラッパー室を設け、このトラッパー室を、エアクリーナ部とその下流側のサージタンクとに隣接して配置すると共に前記エアクリーナ部とサージタンクとに連通させており、この迷路構造に沿って収納した成形体フィルタにブローバイガスを通している。したがって、内燃機関のクランクケースから導かれるブローバイガスがこの迷路構造を通るときに、この成形体フィルタによってブローバイガス中のオイル分や水分等を効率よく除去することができる。
また、成形体フィルタを収納する迷路構造は、エアクリーナ部とサージタンクとに隣接するように配置している。一般に、ブローバイガスの還元を行う場合に、効率よく還元させるために、スロットルの上流側であるエアクリーナ部から内燃機関のクランクケース内に空気を流し、クランクケースから排出されるブローバイガスを含む空気をスロットルの下流側であるサージタンクに吸入している。このように、エアクリーナ部とサージタンクのそれぞれからは内燃機関のクランクケースにつながる2種類の配管を延ばす必要があるため、エアクリーナ部とサージタンクに隣接するように迷路構造を配置することにより、2種類の配管に対応する迷路構造やこれに収納する成形体フィルタを1箇所にまとめることができ、吸気装置の構造を簡略化することができるとともに、成形体フィルタの組み付け作業が容易となる。
【0008】
特に、上述した成形体フィルタは、通気性を有する繊維材料を用いて形成することが好ましく、このような成形体フィルタを用いてその表面積を大きくすることにより、通過するブローバイガス中のオイル分や水分を効率よく捕集して、これらに対して充分な除去能力を持たせることができる。
また、上述した成形体フィルタは、迷路構造の形状に合わせて一体成形することが好ましい。このような形状の成形体フィルタは、迷路構造に合わせてはめ込むことによる取り付けが可能となり、部品点数の低減とともに組み付け作業が容易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した一実施形態のエンジンの吸気装置は、サージタンクの一部であってエアクリーナ部に隣接する位置に、エンジンのクランクケースから進入するブローバイガス中のオイル分や水分を捕集して分離する迷路構造のトラッパー室を設け、この迷路構造内に成形体フィルタを収納することに特徴がある。以下、本発明を適用した一の実施形態のエンジンの吸気装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0011】
図1は、本発明を適用した一実施形態によるエンジンの吸気装置の構造を示す図である。また、図2は図1に示すII−II線拡大断面図である。図1および図2に示すように、本実施形態の吸気装置は、取込口12から吸入された空気に含まれる塵芥を取り除くエアクリーナ部10と、この吸気装置をエンジン(図示せず)に取り付ける取付部22が一方端に形成された吸気マニホールド20と、吸気マニホールド20の各枝管24の端部近傍に取り付けられた燃料噴射装置としてのインジェクタ30と、インジェクタ30に燃料を供給するデリバリパイプ32と、吸気マニホールド20の他方端に設けられたサージタンク40と、サージタンク40の端部に取り付けられたスロットル50と、このスロットル50とエアクリーナ部10とを連結する通路60とを含んで構成されている。
【0012】
上述した吸気装置の各部品は一体化されている。例えば、図2に示すように、ハウジング70によって、エアクリーナ部10の一部と吸気マニホールド20とサージタンク40とが形成されており、これにエアクリーナ部10の一部を含むキャップ72等が取り付けられて、全体が一体化される。
以下、上述した吸気装置の各部分の構成について詳細に説明する。エアクリーナ部10は、不織布やろ紙を材料とするエアクリーナエレメント14と、これを装着して収納するガイド16と、ハウジング70の一部およびキャップ72によって構成されるエアクリーナケース18とを含んで構成される。なお、エアクリーナケース18の中で、特にエアクリーナエレメント14に対して吸入空気の上流側をダスティサイドケース80、下流側をクリーンサイドケース82といい、それぞれのケース80、82で囲まれた空間をダスティサイド空間、クリーンサイド空間という。
【0013】
ガイド16に装着されたエアークリーナエレメント14を挟んでダスティサイドケース80内のダスティサイド空間とクリーンサイドケース82内のクリーンサイド空間が分離されており、取込口12を通ってダスティサイド空間に導入された空気は、エアクリーナエレメント14を通ることにより塵芥が取り除かれてクリーンサイド空間に導入される。また、このガイド16は、エアクリーナエレメント14を介した空気の流れに対して垂直方向にスライドして着脱が可能であり、エアクリーナ部10に装着したときにその外周部に形成されたシール部材(図示せず)によって、ダスティサイド空間とクリーンサイド空間とが分離される。また、ガイド16は、エアクリーナケース18に形成された装着用の開口部を隙間なく覆うカバーとしての機能を有しており、この開口部を介したダスティサイド空間内への空気の流入を阻止している。
【0014】
通路60は、エアクリーナエレメント14を通してクリーンサイド空間に通された空気をスロットル50を介してサージタンク40に導くためのものであり、円形断面を有するU字形状に形成されている。スロットル50は、スロットルバルブとスロットルボディによって構成されており、エンジンの各気筒列に吸入される空気の吸込み量を調整する。また、スロットル50には、スロットル50内の圧力を検出する圧力センサ52と、スロットルバルブの開度を検出するポジションセンサ54が取り付けられており、これらの各センサ出力が図示しないエンジン制御ユニット(ECU)に入力される。
【0015】
サージタンク40は、端部に取り付けられたスロットル50を介して吸入された空気を吸気マニホールド20の各枝管24に分配する。また、サージタンク40の一部を分離してオイル分や水分を捕集するトラッパー室42が形成されており、エンジンのクランクケースから回収したブローバイガスに含まれるオイル分や水分が分離される。トラッパー室42の詳細な構造については後述する。
【0016】
吸気マニホールド20は、サージタンク40を介して導入された塵芥が除去された後の空気をエンジンの各気筒列に導入するためのものであり、エンジンの気筒数と同数の枝管24によって構成されている。例えば、本実施形態の吸気装置が取り付けられるエンジンは3気筒であり、吸気マニホールド20は3本の各枝管24によって構成されている。各枝管24の先端(サージタンク40と反対側の端部)には、吸気装置をエンジンに取り付けるための取付部22が形成されており、この取付部22に設けられたボルト挿通孔26にボルト(図示せず)を通して締め付けることにより、エンジンへの吸気装置の取り付けが行われる。
【0017】
インジェクタ30は、燃料供給装置としての管状のデリバリパイプ32から供給される燃料(ガソリン)を所定のタイミングでエンジン内に噴射する。吸気マニホールド20の各枝管24の先端近傍には、取付部22の取付面とエアクリーナ部10のダスティサイド空間とをつないで直管状に貫通した装着孔28が形成されており、この装着孔28にインジェクタ30が挿入される。また、インジェクタ30の固定は、その端部(エアクリーナ部10のダスティサイドケース80側)に取り付けられたデリバリパイプ32を固定することによって行われる。
【0018】
図3は、本実施形態の吸気装置の平面図であり、トラッパー室42の部分的な横断面が示されている。また、図4は図3のIV−IV線断面図である。図5は、図4のV−V線断面図である。図6は、図4のVI−VI線断面図である。これらの図に示すように、トラッパー室42は、迷路構造の通路を有する2つの捕集室100、110からなっている。いずれの捕集室100、110もサージタンク40とエアクリーナ部10に隣接して形成されている。
【0019】
一方の捕集室100は、迷路構造の通路の一方端に設けられた吐出口102と、迷路構造の通路の他方端であってエアクリーナ部10との境界壁104に設けられた通風口106と、この迷路構造の形状に合わせて一体成形された成形体フィルタ108(後述する)とを有している。吐出口102は、エンジンのクランク室とをつなぐ還元通路としての配管を嵌合するためのものであり、通風口106は、エアクリーナ部10のクリーンサイド空間から空気を取り込むためのものである。なお、図3〜図6に示す各断面図においては、成形体フィルタ108あるいは後述する成形体フィルタ118を除く構造が示されている。
【0020】
図7は、成形体フィルタ108の外観形状を示す斜視図である。成形体フィルタ108は、迷路構造を有する捕集室100の内部に隙間なく収納できるように、捕集室100の内部空間の形状と同じ所定回数の折り返し構造を有している。図7に示すように、成形体フィルタ108は、反対方向から互い違いに形成されたそれぞれ2つの凹部を有しており、これらの各凹部と捕集室100の迷路構造を構成する各凸部とがかみ合うように成形体フィルタ108の組み付けが行われる。
【0021】
また、他方の捕集室110は、迷路構造の通路の一方端に設けられた吸入口112と、迷路構造の通路の他方端であってサージタンク40との境界壁114に設けられた通風口116と、この迷路構造の形状に合わせて一体形成された成形体フィルタ118とを有している。吸入口112は、エンジンのクランク室とをつなぐ還元通路としての配管を嵌合するためのものであり、通風口116は、サージタンク40にブローバイガスを取り込むためのものである。また、成形体フィルタ118は、上述した成形体フィルタ108と同様に図7に示す形状を有しており、迷路構造を有する捕集室110の内部に隙間なく収納できるように、捕集室110の内部空間の形状と同じ所定回数の折り返し構造を有している。
【0022】
上述した成形体フィルタ108、118のそれぞれは、通気性を有する繊維材料で形成されており、大きな表面積を有している。例えば、パルプやポリエステルなどの繊維を水中に分散させ、この液を成形型で濾して、図7に示すような形状に成形した後に乾燥して固めることにより、成形体フィルタ108、118が形成される。このようにして形成される成形体フィルタ108、118は、固い綿のようなものであり、良好な通気性を有する。また、成形体フィルタ108、118を構成する繊維がばらばらになることを防止するために、成形時に繊維を分散させる水中に結合材を混入しておいて、乾燥時に結合材によって繊維同士が互いに結合するようにしたり、乾燥後に結合材を含浸させてさらに加熱によってこの結合材を固めるといった手法をとることが望ましい。
【0023】
エンジンが回転している通常動作においては、スロットル50の上流であるエアクリーナ部10のクリーンサイド空間は大気圧になっており、スロットル50の下流であるサージタンク40内は負圧になっている。したがって、エンジンのクランクケース内に充満したブローバイガスは、サージタンク40内の負圧によって排気され、代わりにエアクリーナ部10のクリーンサイド空間から新鮮な空気がクランクケース内に送り込まれる。このようにしてクランクケース内のブローバイガスが吸気装置のサージタンク40内に還元され、回収されるとともに、クランクケース内が強制的に換気される。
【0024】
また、このようにしてエンジンのクランクケースからサージタンク40に回収されるブローバイガスにはオイル分や水分が含まれるが、これらは捕集室110を通る際にその内部に収納された成形体フィルタ118によって捕集される。特に、成形フィルタ118は、捕集室110内の迷路構造のほぼ全体に隙間なく収納されており、ブローバイガスの還元通路内に占める行路長が長く、しかも繊維材料を用いて成形しているため表面積が大きいため、その捕集能力、すなわちオイル分や水分の除去性能が高く、オイル分や水分をブローバイガスから充分に除去することができる。このように、捕集室110の通風口116を介してサージタンク40に導入されるブローバイガス中のオイル分や水分が除去されるため、スロットル50の内壁側に連通している圧力センサ52の圧力検出面にオイル分や水分が付着して生じる圧力検出面のデポジット(汚れ)を防止することができ、オイル分等が付着した場合に生じる検出誤差や、これに伴う適正な状態からのエンジン制御量のずれをなくすことができる。また、サージタンク40に乾いたブローバイガスを導入することができるため、スロットル50内のスロットルバルブに付着する水分を低減でき、低温始動時に氷結によってスロットルバルブがロックすることを防止することができる。
【0025】
また、他方の捕集室100は、エアクリーナ部10からエンジンのクランクケースに送り込まれる空気が通過するため、ブローバイガス中のオイル分や水分を除去するためには必要ないように思われるが、実際にはクランクケース内の圧力が大気圧よりも高くなると、クランクケース内のブローバイガスがエアクリーナ部10に逆流する。このブローバイガスに含まれるオイル分や水分を捕集室100内の成形体フィルタ108を通して捕集することにより、エアクリーナ部10のクリーンサイド空間から通路60を介してスロット50側にオイル分や水分を除去したブローバイガスを流すことができるため、圧力センサ52やスロットルバルブに付着するオイル分や水分を低減することができる。
【0026】
また、上述した2つの捕集室100、110からなるトラッパー室42をエアクリーナ部10とサージタンク40とに隣接するように形成することにより、境界壁104、114に通風口106、116を設けるだけでエアクリーナ部10やサージタンク40との間のブローバイガスの還元通路を確保することができ、必要な配管を簡略化することができる。
【0027】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、ブローバイガスに含まれるオイル分や水分を除去して、圧力センサ52やスロットルバルブに付着するオイル分や水分を低減するようにしたが、吸気通路に接しているその他の部品に付着するオイル分等を低減する効果もある。例えば、吸気通路の一部に流量測定のためのエアフロメータを備える場合や、スロットルバルブを介した通路をバイパスするISCV(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)を備える場合には、これらに付着するオイル分や水分を低減することもできる。
【0028】
また、上述した実施形態では2つの捕集室100、110の両方に成形体フィルタ108あるいは118を収納するようにしたが、いずれか一方のみに収納するようにしてもよい。また、上述した実施形態で用いた成形体フィルタ108、118は、迷路構造を有する捕集室100、110の内部空間を隙間なく埋めるような折り返し形状を有していたが、図8に示すように、二方向から互い違いに壁部材120を挿入した状態で成形体フィルタ122を成形するようにしてもよい。このように壁部材120を含む全体を成形体フィルタ122として形成することにより、この成形体フィルタ122を収納する捕集室100、110の形状を凸部を取り除いた単純な箱形形状とすることができ、捕集室100、110を含むトラッパー室42(あるいはこのトラッパー室42を含むハウジング70)を形成するために必要な成形型を単純な形状にすることができ、製造が容易になるとともに型寿命が増して製造コストの低減が可能となる。
【0029】
また、上述した実施形態では、一体成形された折り返し形状を有する成形体フィルタ108、118を、迷路構造を有する捕集室100、110の各内部空間に隙間なく埋め込むようにしたが、成形体フィルタ108等を複数のフィルタ片によって分解し、各フィルタ片を捕集室100等の内部空間に隙間なく埋め込んで配置するようにしてもよい。また、この場合に、各フィルタ片同士は必ずしも密着配置する必要はなく、所定の間隔を置いて隔たった位置に配置するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態によるエンジンの吸気装置の構造を示す図である。
【図2】図1に示すII−II線拡大断面図である。
【図3】本実施形態の吸気装置の平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】成形体フィルタの外観形状を示す斜視図である。
【図8】成形体フィルタの変形例の外観形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 エアクリーナ部
18 エアクリーナケース
40 サージタンク
42 トラッパー室
50 スロットル
60 通路
100、110 捕集室
102 吐出口
104、114 境界壁
106、116 通風口
108、118 成形体フィルタ
112 吸入口
Claims (3)
- 内燃機関のクランクケースにて発生するブローバイガスの還元通路の一部を迷路構造に形成し、前記迷路構造に沿って成形体フィルタを収納するトラッパー室を設け、このトラッパー室を、エアクリーナ部とその下流側のサージタンクとに隣接して配置すると共に前記エアクリーナ部とサージタンクとに連通させることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
- 請求項1において、
前記成形体フィルタは通気性を有する繊維材料を用いて形成されており、前記迷路構造内に収納された前記成形体フィルタに前記ブローバイガスを通すことを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 請求項1または2において、
前記成形体フィルタは前記迷路構造の形状に合わせて一体成形されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
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