JPH1161974A - バルコニーの壁フレームの支持構造 - Google Patents

バルコニーの壁フレームの支持構造

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JPH1161974A
JPH1161974A JP22227997A JP22227997A JPH1161974A JP H1161974 A JPH1161974 A JP H1161974A JP 22227997 A JP22227997 A JP 22227997A JP 22227997 A JP22227997 A JP 22227997A JP H1161974 A JPH1161974 A JP H1161974A
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balcony
wall frame
wall
frame
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JP22227997A
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Inventor
Kazuo Fujimura
一夫 藤村
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルコニーの壁フレームを安定して支持する
ことができる支持構造を提供する。 【解決手段】 バルコニーの壁フレーム(15)に設けた横
桟(38)を、バルコニー腕木(13)の端部の載置片(23)に載
置するとともに、この横桟(38)の側面を、バルコニー腕
木(13)の端部の当接部(22)に当接させた状態でボルト(4
1)によって固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅のバルコニー
の壁フレームを梁から延出するバルコニー腕木に支持す
るための支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅のバルコニーの壁フレーム
(1)は、図9に示すように、C形鋼を方形枠状に接合し
たものであって、その下側の横材(2)を梁(3)や梁に連
続するバルコニー腕木等の上面にボルトで固定すること
で支持されている。そして、この壁フレーム(1)の外面
側及び内面側にパネル(4)(5)を取り付けることによ
り、バルコニーの外壁が構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
一般的な支持構造においては、壁フレーム(1)の下側の
横材(2)を梁(3)等の上面に固定しているので、がたつ
きが生じ易く取付強度に不安が残るとともに、ボルトで
固定する際に壁フレーム(1)を梁(3)等の上面に対して
垂直状態に保持しながらボルトをこれらのボルト穴へ挿
入する必要があるため、作業性が悪いといった不具合も
あった。
【0004】また、1階の軸組(6)の直上に壁フレーム
(1)が位置する場合には、これら壁フレーム(1)と軸組
(6)との両外面側に跨ってパネル(4)を取り付けること
により、これらの間に位置する梁(3)等を覆うことがで
きるが、1階の軸組(6)よりも外側に壁フレーム(1)が
突出する場合には、壁フレーム(1)に対応して梁(3)等
の下部にもパネル取付用のフレーム等を設けて、これら
に跨ってパネル(4)を取り付けたり、梁(3)等を覆う化
粧枠を取り付ける等の必要があり、構造が複雑となって
生産性が悪いといった不具合があった。
【0005】本発明は、上記に鑑み、壁フレームを安定
して支持することができるとともに、その作業性も良好
で、特に壁フレームが1階の軸組よりも外側に突出する
タイプのバルコニーに有効な壁フレームの支持構造の提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、バルコニーの壁フレームを梁から延出したバ
ルコニー腕木に支持するための支持構造であって、前記
壁フレームに設けた横桟を、前記バルコニー腕木に設け
た載置部に載置するとともに、この横桟の側面を、前記
バルコニー腕木に設けた当接部に当接させた状態で固定
したものである。
【0007】また、この支持状態において、壁フレーム
がバルコニー腕木よりも下方に突出するようにしている
ので、この壁フレームの外面側に取り付けた壁パネルに
よって、バルコニー腕木や梁を囲んで覆うことができ
る。
【0008】さらに、当接部を、互いにほぼ直角に接合
した壁フレームの両横桟に跨るようほぼ直角に折曲する
ことによって、これら壁フレームの接合部分を支持する
ことができ、また載置部を、壁フレームの縦部材を回避
するような間隔をあけて当接部の下端に一体的に突設す
ることによって、壁フレームに縦部材がある場合でもこ
の縦部材を回避しての支持が可能となるとともに、壁フ
レームの縦部材同士を接合した接合部分を支持すること
もできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図2は本発明の一実施形態に
係るバルコニーの概略斜視図であって、このバルコニー
は、住宅の2階に設けられており、その外壁(10)が1階
の外壁(11)よりも外側に突出したタイプのものである。
【0010】図3は図2のA部分における架構構造の斜
視図、図4は同じくその概略平面図であって、(12)は2
階の床梁から連続するバルコニー床梁、(13)(14)はバル
コニー床梁(12)から外方に向かって延出されたバルコニ
ー腕木、(15)はバルコニー腕木(13)(14)の端部を結ぶバ
ルコニー外壁ラインに沿って配された壁フレームであ
り、隣接する壁フレーム(15)同士は互いにボルトを介し
て接合されるとともに、各バルコニー腕木(13)(14)の端
部に支持されている。
【0011】前記バルコニー腕木(13)は、図5に示すよ
うに、H形鋼の一方の端部にバルコニー床梁(12)に取り
付けるための取付プレート(20)が取り付けられ、他方の
端部にバルコニー腕木(13)に対して直交する壁フレーム
(15)を支持するための支持プレート(21)が取り付けられ
たものである。取付プレート(20)は、H形鋼の端面に溶
接された平板状のもので、バルコニー床梁(12)の端面に
ボルトを介して接合される。支持プレート(21)は、H形
鋼の端面に溶接された平板状の当接片(22)と、該当接片
(22)の下端から水平方向に延出した一対の載置片(23)と
が一体的に形成されたものである。当接片(22)には、そ
の四隅に合計4個のボルト穴(24)が形成されている。
【0012】一方、前記バルコニー腕木(14)は、図6に
示すように、H形鋼の一方の端部にバルコニー床梁(12)
に取り付けるための取付プレート(25)が溶接され、他方
の端部に互いに直交する壁フレーム(15)の接合部分を支
持するための支持プレート(26)が溶接されたものであ
る。取付プレート(25)は、H形鋼のウエブの端部に溶接
されてそのウエブに沿って突出した突出片(27)と、該突
出片(27)の端部に溶接されてバルコニー床梁(12)のウエ
ブにボルトを介して接合される接合片(28)とからなる。
支持プレート(26)は、H形鋼の端面に溶接された平板状
の第1当接片(29)と、該第1当接片(29)と直交するよう
にその第1当接片(29)に溶接された第2当接片(30)と、
第1及び第2当接片(29)(30)の下端から水平方向に延出
した一対の載置片(31)とからなる。第1及び第2当接片
(29)(30)には、上下一対のボルト穴(32)が夫々形成され
ている。
【0013】前記壁フレーム(15)は、図1,3に示すよ
うに、上下一対のC形鋼からなる横材(35)と左右一対の
C形鋼からなる縦材(36)とを方形枠状に接合し、上下の
横材(35)の中央部間にC形鋼からなる2本の縦桟(37)を
そのウエブが互いに重なるようにして差し渡し、さらに
左右の縦材(36)と縦桟(37)との間に一対の溝形鋼からな
る横桟(38)をその溝部が内側となるように直線状に差し
渡したものである。また、各横桟(38)におけるバルコニ
ー腕木(13)(14)の各当接片(22)(29)(30)に対応する部分
には、コの字形に折り曲げられた補強プレート(39)が、
その上下のフランジ(21)間に嵌合溶接されている。補強
プレート(39)には、各当接片(22)(29)(30)のボルト穴(2
4)(32)に対応して上下一対のボルト穴(40)が形成されて
いる。従って、壁フレーム(15)は、C形鋼の縦材及び横
材を単に方形枠状に接合したものよりも強度的に強く、
しかも横桟(38)における支持部分に補強プレート(39)が
固定されていることからバルコニー腕木(13)(14)への取
付強度も強くなる。なお、壁フレーム(15)には、縦材(3
6)間の間隔の大きい長尺タイプと間隔の小さい短尺タイ
プのもがあり、これらがバルコニー外壁ラインに沿って
直線状及び直角に配置される。
【0014】この壁フレーム(15)をバルコニー腕木(13)
に支持させるには、壁フレーム(15)の縦部材である縦桟
(37)をバルコニー腕木(13)の支持プレート(21)における
一対の載置片(23)の間に挿入するようにして、一対の横
桟(38)の端部下面を載置片(23)に載置するとともに、こ
れら横桟(38)の側面すなわち補強プレート(39)の内面を
当接片(22)に当接させて位置決めする。このとき、一対
の載置片(23)は、壁フレーム(15)の縦桟(37)を回避する
ような間隔があけられているので、縦桟(37)に干渉する
ことはない。そして、図1,7に示すように、補強プレ
ート(39)のボルト穴(40)を当接片(22)のボルト穴(24)に
合わせて、これらに挿入したボルト(41)の先端にナット
(42)を螺合して締め付けることにより、補強プレート(3
9)を当接片(22)に固定し、これによって壁フレーム(15)
をバルコニー腕木(13)に支持させている。
【0015】また、壁フレーム(15)をバルコニー腕木(1
4)に支持させるには、互いに直交する壁フレーム(15)の
接合部分すなわち重なり合った縦材(37)をバルコニー腕
木(14)の支持プレート(26)における一対の載置片(31)の
間に挿入するようにして、両壁フレーム(15)の横桟(38)
の端部下面を夫々載置片(31)に載置するとともに、これ
ら横桟(38)の側面すなわち補強プレート(39)の内面を第
1及び第2当接片(29)(30)に当接させて位置決めする。
このとき、一対の載置片(31)は、重なり合った縦桟(37)
を回避するような間隔があけられているので、縦桟(37)
に干渉することはない。そして、夫々の補強プレート(3
9)のボルト穴(40)を第1及び第2当接片(29)(30)のボル
ト穴(32)に合わせて、これらに挿入したボルト(41)の先
端にナット(42)を螺合して締め付けることにより、夫々
の補強プレート(39)を第1及び第2当接片(29)(30)に固
定し、これによって互いに直交する壁フレーム(15)をバ
ルコニー腕木(14)に支持させている。
【0016】このように支持された壁フレーム(15)は、
その横桟(38)がバルコニー床梁(12)及びバルコニー腕木
(13)(14)と同じ高さに位置し、その下端部分がバルコニ
ー床梁(12)及びバルコニー腕木(13)(14)よりも下方に突
出している。
【0017】そして、この壁フレーム(15)の外面側及び
内面側には、図8に示すように、パネル(50)(51)が取り
付けられる。これによって、従来のようなパネル取付用
のフレームや化粧枠等の部材を別途必要とせずに、壁フ
レーム(15)の外面側にパネル(50)を取り付けるだけの簡
単な構造によって、バルコニー梁(12)及びバルコニー腕
木(13)(14)を囲んで覆うことができ、生産性の向上を図
ることができる。
【0018】なお、図8中、(52)は壁フレーム(15)の上
端に取り付けられたアルミ笠木、(53)はアルミ飾り、(5
4)は壁フレーム(15)の下端に取り付けられたバルコニー
化粧回り縁、(55)は連続する壁フレーム(15)に跨って取
り付けられた手摺、(56)は壁フレーム(15)の内面側に取
り付けられた立上げ合板、(57)は床合板、(58)は鉄根
太、(59)は樋、(60)はバルコニー腕木(13)の下面に固定
された野縁受プレート(61)及び野縁(62)を介して取り付
けられた軒先サイディング、(63)は1階の軸組、(64)は
軸組(63)に取り付けられた外壁パネルである。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、壁フレームに設けた横桟を、バルコニー腕木
の載置部に載置するとともに、この横桟の側面を当接部
に当接させた状態で固定しているので、従来のように壁
フレームの下側の横材を梁等の上面に固定するときと比
べて、がたつきが生じ難く十分な取付強度を得ることが
できる。しかも、横材をバルコニー腕木の当接部にボル
トで固定する場合にも、横桟を載置部及び当接部によっ
て位置決めしながら、横桟のボルト穴と当接部のボルト
穴との位置合わせを行うことができ、作業性が向上す
る。
【0020】また、壁フレームの支持状態において、壁
フレームがバルコニー腕木よりも下方に突出するので、
壁フレームの外面側にパネルを取り付けるだけの簡単な
構造によって、バルコニー梁及びバルコニー腕木を囲ん
で覆うことができる。従って、従来のようなパネル取付
用のフレームや化粧枠等の部材を別途必要とせず、部品
点数の削減及び組立工程の簡略化に伴って生産性の向上
を図ることができる。
【0021】さらに、当接部を、互いにほぼ直角に接合
した壁フレームの両横桟に跨るようほぼ直角に折曲した
り、載置部を、壁フレームの縦部材を回避するような間
隔をあけて当接部の下端に一体的に突設することによっ
て、壁フレーム同士の接合部分を支持することができた
り、壁フレームに縦部材が設けられている場合でもこの
縦部材に干渉することなく支持することができ、汎用性
の高い支持構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る壁フレームの支持構
造を示す要部斜視図である。
【図2】バルコニーの概略斜視図である。
【図3】図2のA部分における架構構造の斜視図であ
る。
【図4】同じくその概略平面図である。
【図5】バルコニー腕木の斜視図である。
【図6】他のバルコニー腕木の斜視図である。
【図7】バルコニー腕木への壁フレームの支持状態を示
す縦断面図である。
【図8】バルコニーの外壁部分の縦断面図である。
【図9】従来のバルコニーの壁フレーム部分の縦断面図
である。
【符号の説明】
(12) バルコニー床梁 (13)(14) バルコニー腕木 (15) 壁フレーム (22)(29)(30) 当接部 (23)(31) 載置部 (38) 横桟

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルコニーの壁フレームを梁から延出し
    たバルコニー腕木に支持するための支持構造であって、
    前記壁フレームに設けた横桟を、前記バルコニー腕木に
    設けた載置部に載置するとともに、この横桟の側面を、
    前記バルコニー腕木に設けた当接部に当接させた状態で
    固定したことを特徴とするバルコニーの壁フレームの支
    持構造。
  2. 【請求項2】 前記壁フレームをバルコニー腕木に支持
    した状態において、この壁フレームがバルコニー腕木よ
    りも下方に突出する請求項1記載のバルコニーの壁フレ
    ームの支持構造。
  3. 【請求項3】 前記当接部を、互いにほぼ直角に接合し
    た壁フレームの両横桟に跨るようほぼ直角に折曲した請
    求項1又は2記載のバルコニーの壁フレームの支持構
    造。
  4. 【請求項4】 前記載置部を、前記壁フレームの縦部材
    を回避するような間隔をあけて前記当接部の下端に一体
    的に突設した請求項1乃至3のいずれかに記載のバルコ
    ニーの壁フレームの支持構造。
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