JPH1161064A - 粘着テープ - Google Patents
粘着テープInfo
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- JPH1161064A JPH1161064A JP22622997A JP22622997A JPH1161064A JP H1161064 A JPH1161064 A JP H1161064A JP 22622997 A JP22622997 A JP 22622997A JP 22622997 A JP22622997 A JP 22622997A JP H1161064 A JPH1161064 A JP H1161064A
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- Japan
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- sensitive adhesive
- synthetic resin
- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手切れ性が良好であるだけでなく、静電気の
帯電が生じ難く、ゴミ等の吸着が起こり難く、経時によ
る粘着力の低下が生じ難い粘着テープを得る。 【解決手段】 少なくとも片面に凹凸2が形成されてい
る合成樹脂シート3のいずれか一面に粘着剤層4が積層
されており、合成樹脂シート3が、(1)オレフィン系
樹脂100重量部及び(2)エチレンとカルボキシル基
含有ビニルモノマーよりなるモノマー混合物の共重合体
において分子内のカルボキシル基の一部ないし全部がア
ルカリ金属塩よりなるアイオノマー樹脂5〜30重量部
からなり、合成樹脂シート2の表面抵抗率が1×1013
Ω/□以下とされている粘着テープ1。
帯電が生じ難く、ゴミ等の吸着が起こり難く、経時によ
る粘着力の低下が生じ難い粘着テープを得る。 【解決手段】 少なくとも片面に凹凸2が形成されてい
る合成樹脂シート3のいずれか一面に粘着剤層4が積層
されており、合成樹脂シート3が、(1)オレフィン系
樹脂100重量部及び(2)エチレンとカルボキシル基
含有ビニルモノマーよりなるモノマー混合物の共重合体
において分子内のカルボキシル基の一部ないし全部がア
ルカリ金属塩よりなるアイオノマー樹脂5〜30重量部
からなり、合成樹脂シート2の表面抵抗率が1×1013
Ω/□以下とされている粘着テープ1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば床養生テー
プなどに用いられる粘着テープに関し、より詳細には、
テープ展開時の静電気の発生が起こり難く、ゴミの付着
等が生じ難い粘着テープに関する。
プなどに用いられる粘着テープに関し、より詳細には、
テープ展開時の静電気の発生が起こり難く、ゴミの付着
等が生じ難い粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築に際しては、床を施工した
後に、内装作業などの他の作業が行われる。従って、床
を施工した後に内装作業等を行うにあたり、床面に養生
材を貼り付けて床面を保護していた。このような養生材
としては、ベニヤ板、段ボールもしくはプラベニヤなど
の表面保護材が用いられ、表面保護材は、床面に床養生
テープを用いて仮固定されている。内装作業等が終了し
た後には、表面保護材及び床養生テープは剥離される。
後に、内装作業などの他の作業が行われる。従って、床
を施工した後に内装作業等を行うにあたり、床面に養生
材を貼り付けて床面を保護していた。このような養生材
としては、ベニヤ板、段ボールもしくはプラベニヤなど
の表面保護材が用いられ、表面保護材は、床面に床養生
テープを用いて仮固定されている。内装作業等が終了し
た後には、表面保護材及び床養生テープは剥離される。
【0003】従って、上記床養生テープについては、良
好な手切れ性(手により容易に切断可能であること)、
床面と表面保護材とを強固に固定し得る粘着力、及び施
工終了後の易剥離性を有することが求められる。
好な手切れ性(手により容易に切断可能であること)、
床面と表面保護材とを強固に固定し得る粘着力、及び施
工終了後の易剥離性を有することが求められる。
【0004】従来、上記手切れ性を高めるために、テー
プ基材の表面に所定のエンボスを設ける方法が提案され
ている(特開昭54−3137号公報、特開平3−47
885号公報など)。手切れ性は、養生作業を実施する
上で重要な機能の一つであり、上記のようにテープ基材
表面にエンボスを設けることにより、養生テープの手切
れ性は一応高められる。
プ基材の表面に所定のエンボスを設ける方法が提案され
ている(特開昭54−3137号公報、特開平3−47
885号公報など)。手切れ性は、養生作業を実施する
上で重要な機能の一つであり、上記のようにテープ基材
表面にエンボスを設けることにより、養生テープの手切
れ性は一応高められる。
【0005】他方、実際の住宅の施工現場では、養生期
間中に養生テープが剥がれるという不具合が生じがちで
あった。これは、施工現場では、木屑や埃が多数散乱し
ており、テープを貼付する際にこのような木屑や埃が粘
着剤面に入り込むためである。このような木屑やゴミの
付着を防止するためには、テープ基材の帯電を抑制する
ことが効果的であると考えられる。そこで、従来、テー
プ基材中に界面活性剤や充填剤を配合することにより、
帯電性を抑制することが試みられている。
間中に養生テープが剥がれるという不具合が生じがちで
あった。これは、施工現場では、木屑や埃が多数散乱し
ており、テープを貼付する際にこのような木屑や埃が粘
着剤面に入り込むためである。このような木屑やゴミの
付着を防止するためには、テープ基材の帯電を抑制する
ことが効果的であると考えられる。そこで、従来、テー
プ基材中に界面活性剤や充填剤を配合することにより、
帯電性を抑制することが試みられている。
【0006】しかしながら、界面活性剤や充填剤を配合
した場合、粘着性能や粘着剤層のテープ基材に対するア
ンカー性が低下したり、テープ基材としてフィルム状に
成形することが困難になったり、またテープ基材が硬く
なり、十分な養生性能を発揮し得ないことがあった。
した場合、粘着性能や粘着剤層のテープ基材に対するア
ンカー性が低下したり、テープ基材としてフィルム状に
成形することが困難になったり、またテープ基材が硬く
なり、十分な養生性能を発揮し得ないことがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、基材
である合成樹脂シートの成形性が良好であり、養生テー
プのようにゴミの比較的多い環境下でも好適に用いるこ
とができ、手切れ性及び易剥離性を低下させることな
く、テープ展開時の静電気の発生を抑制することがで
き、粘着剤層へのゴミ等の付着を防止し得ると共に十分
な粘着力を有する粘着テープを提供することにある。
である合成樹脂シートの成形性が良好であり、養生テー
プのようにゴミの比較的多い環境下でも好適に用いるこ
とができ、手切れ性及び易剥離性を低下させることな
く、テープ展開時の静電気の発生を抑制することがで
き、粘着剤層へのゴミ等の付着を防止し得ると共に十分
な粘着力を有する粘着テープを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも片
面に凹凸が形成されている合成樹脂シートのいずれか一
面に粘着剤層が積層されている粘着テープにおいて、上
記合成樹脂シートが、(1)オレフィン系樹脂100重
量部、及び(2)エチレンとカルボキシル基含有ビニル
モノマーよりなるモノマー混合物の共重合体において、
分子内のカルボキシル基の一部ないし全部がアルカリ金
属塩とされているアイオノマー樹脂5〜30重量部とを
含み、上記合成樹脂シートの表面抵抗率が1×1013Ω
/□以下であることを特徴とする。
面に凹凸が形成されている合成樹脂シートのいずれか一
面に粘着剤層が積層されている粘着テープにおいて、上
記合成樹脂シートが、(1)オレフィン系樹脂100重
量部、及び(2)エチレンとカルボキシル基含有ビニル
モノマーよりなるモノマー混合物の共重合体において、
分子内のカルボキシル基の一部ないし全部がアルカリ金
属塩とされているアイオノマー樹脂5〜30重量部とを
含み、上記合成樹脂シートの表面抵抗率が1×1013Ω
/□以下であることを特徴とする。
【0009】以下、本発明の詳細を説明する。本発明に
おいて、上記合成樹脂シートを構成するオレフィン系樹
脂としては、粘着テープの基材として用いるのに適した
適宜の熱可塑性ポリオレフィンを用いることができ、例
えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレ
ン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−α−オレフ
ィン共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチル
メタクリレート共重合体などのエチレン共重合体やポリ
プロピレンなどを例示することができる。これらのオレ
フィン系樹脂は、単独で用いてもよく、2種以上を併用
してもよい。
おいて、上記合成樹脂シートを構成するオレフィン系樹
脂としては、粘着テープの基材として用いるのに適した
適宜の熱可塑性ポリオレフィンを用いることができ、例
えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレ
ン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−α−オレフ
ィン共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチル
メタクリレート共重合体などのエチレン共重合体やポリ
プロピレンなどを例示することができる。これらのオレ
フィン系樹脂は、単独で用いてもよく、2種以上を併用
してもよい。
【0010】本発明において、上記合成樹脂シートに配
合される上記アイオノマー樹脂は、エチレンとカルボキ
シル基含有ビニルモノマーよりなるモノマー混合物の共
重合体において分子内のカルボキシル基の一部ないし全
部がアルカリ金属塩とされているものである。
合される上記アイオノマー樹脂は、エチレンとカルボキ
シル基含有ビニルモノマーよりなるモノマー混合物の共
重合体において分子内のカルボキシル基の一部ないし全
部がアルカリ金属塩とされているものである。
【0011】上記カルボキシル基含有ビニルモノマーと
しては、特に限定されるわけではないが、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、フマル酸、無水マレイン酸など
の不飽和カルボン酸を用いることができる。なかでも、
エチレンとの共重合性が良好であるため、アクリル酸ま
たはメタクリル酸を用いることが好ましい。
しては、特に限定されるわけではないが、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、フマル酸、無水マレイン酸など
の不飽和カルボン酸を用いることができる。なかでも、
エチレンとの共重合性が良好であるため、アクリル酸ま
たはメタクリル酸を用いることが好ましい。
【0012】また、アイオノマー樹脂とするためのイオ
ン源としては、リチウム、カリウム、ナトリウム、ルビ
ジウム、セシウムなどのアルカリ金属が用いられる。な
かでも、樹脂中でイオン化した構造が安定となり、樹脂
同士の摩擦によって生じた電荷を容易に放電させて、十
分な帯電防止効果を発揮し得るため、カリウム、ルビジ
ウム、及びセシウムを用いることが好ましい。さらに、
帯電防止効果が十分であり、かつ安価であるため、カリ
ウムを用いることがより好ましい。
ン源としては、リチウム、カリウム、ナトリウム、ルビ
ジウム、セシウムなどのアルカリ金属が用いられる。な
かでも、樹脂中でイオン化した構造が安定となり、樹脂
同士の摩擦によって生じた電荷を容易に放電させて、十
分な帯電防止効果を発揮し得るため、カリウム、ルビジ
ウム、及びセシウムを用いることが好ましい。さらに、
帯電防止効果が十分であり、かつ安価であるため、カリ
ウムを用いることがより好ましい。
【0013】上記アイオノマー樹脂の製造方法について
も特に限定されず、エチレンとカルボキシル基含有ビ
ニルモノマーとを共重合した後にアルカリ金属イオンを
導入する方法、あるいは溶媒の選択が困難ではある
が、アクリル酸のアルカリ金属塩をエチレンと共重合す
る方法などを挙げることができる。
も特に限定されず、エチレンとカルボキシル基含有ビ
ニルモノマーとを共重合した後にアルカリ金属イオンを
導入する方法、あるいは溶媒の選択が困難ではある
が、アクリル酸のアルカリ金属塩をエチレンと共重合す
る方法などを挙げることができる。
【0014】上記オレフィン系樹脂に対するアイオノマ
ー樹脂の配合割合は、アイオノマー樹脂が少ないと十分
な帯電防止効果を得ることができず、静止摩擦係数が増
大する。また、アイオノマー樹脂が多すぎると、帯電防
止効果は飽和し、コストが高くつくことになり、成形性
や透明性が低下する。従って、上記オレフィン系樹脂1
00重量部に対し、アイオノマー樹脂は5〜30重量部
の割合で配合され、より好ましくは8〜20重量部の割
合で用いられる。アイオノマー樹脂が上記割合で用いら
れているため、合成樹脂シートの表面抵抗率は1013Ω
/□以下となる。
ー樹脂の配合割合は、アイオノマー樹脂が少ないと十分
な帯電防止効果を得ることができず、静止摩擦係数が増
大する。また、アイオノマー樹脂が多すぎると、帯電防
止効果は飽和し、コストが高くつくことになり、成形性
や透明性が低下する。従って、上記オレフィン系樹脂1
00重量部に対し、アイオノマー樹脂は5〜30重量部
の割合で配合され、より好ましくは8〜20重量部の割
合で用いられる。アイオノマー樹脂が上記割合で用いら
れているため、合成樹脂シートの表面抵抗率は1013Ω
/□以下となる。
【0015】上記合成樹脂シートには、本発明の目的を
阻害しない範囲で、上記必須成分の他、添加剤として、
例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐候性安定剤、顔
料等を添加してもよい。
阻害しない範囲で、上記必須成分の他、添加剤として、
例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐候性安定剤、顔
料等を添加してもよい。
【0016】上記合成樹脂シートの厚みについては、特
に限定されるわけではないが、例えば、養生テープ等に
用いる場合の作業性を容易とするには、30〜600μ
m程度とすることが好ましい。
に限定されるわけではないが、例えば、養生テープ等に
用いる場合の作業性を容易とするには、30〜600μ
m程度とすることが好ましい。
【0017】図1は、本発明に係る粘着テープの構造例
を説明するための断面図である。粘着テープ1は、凹凸
2が形成されている合成樹脂シート3の片面に粘着剤層
4を積層した構造を有する。この場合、粘着剤層4は、
凹凸2が形成されている面とは反対側の面に積層されて
いてもよい。また、凹凸2は、合成樹脂シート3の両面
に形成されていてもよい。
を説明するための断面図である。粘着テープ1は、凹凸
2が形成されている合成樹脂シート3の片面に粘着剤層
4を積層した構造を有する。この場合、粘着剤層4は、
凹凸2が形成されている面とは反対側の面に積層されて
いてもよい。また、凹凸2は、合成樹脂シート3の両面
に形成されていてもよい。
【0018】また、上記合成樹脂シート3の少なくとも
片面に上記凹凸2が形成されているが、この凹凸2の形
成については、エンボス加工等の適宜の方法により行い
得る。凹凸2の凹部の深さは、20〜500μmの範囲
とすることが好ましい。20μm未満では、凹凸2を有
する面に粘着剤を塗工した場合、ゴミ等が多い環境下で
は、粘着剤の厚みばらつきが大きくなり、十分な粘着力
を得ることが困難となることがあり、500μmを超え
ると、粘着剤を塗工するに際し、あるいは離型紙から粘
着剤を合成樹脂シート3に転写するに際し、糊面に気泡
を巻き込み易くなることがある。
片面に上記凹凸2が形成されているが、この凹凸2の形
成については、エンボス加工等の適宜の方法により行い
得る。凹凸2の凹部の深さは、20〜500μmの範囲
とすることが好ましい。20μm未満では、凹凸2を有
する面に粘着剤を塗工した場合、ゴミ等が多い環境下で
は、粘着剤の厚みばらつきが大きくなり、十分な粘着力
を得ることが困難となることがあり、500μmを超え
ると、粘着剤を塗工するに際し、あるいは離型紙から粘
着剤を合成樹脂シート3に転写するに際し、糊面に気泡
を巻き込み易くなることがある。
【0019】また、粘着剤層のアンカー性を高めるため
に、凹部同士の間隔は0.4〜10mmの範囲とするこ
とが好ましい。また、凹部同士の間隔が0.4mm未満
の場合には、指により粘着テープを切りにくくなり、手
切れ性が低下することがある。
に、凹部同士の間隔は0.4〜10mmの範囲とするこ
とが好ましい。また、凹部同士の間隔が0.4mm未満
の場合には、指により粘着テープを切りにくくなり、手
切れ性が低下することがある。
【0020】凹部における合成樹脂シート3の最も薄い
部分の厚みは、10〜100μmの範囲とすることが好
ましい。10μm未満では、粘着テープが切断され易く
なりすぎ、剥離強度が低下し、実用性が乏しくなること
がある。また、コロナ処理を施す場合には、コロナ放電
が貫通し、いわゆる裏抜けを生ずるおそれがある。他
方、100μmを超えると、粘着テープの基材としては
強度が高くなりすぎ、作業性が低下することがある。
部分の厚みは、10〜100μmの範囲とすることが好
ましい。10μm未満では、粘着テープが切断され易く
なりすぎ、剥離強度が低下し、実用性が乏しくなること
がある。また、コロナ処理を施す場合には、コロナ放電
が貫通し、いわゆる裏抜けを生ずるおそれがある。他
方、100μmを超えると、粘着テープの基材としては
強度が高くなりすぎ、作業性が低下することがある。
【0021】合成樹脂シートの粘着剤塗工面について
は、特に限定されるわけではないが、例えば、エンボス
加工により凹凸を付与した場合には、粘着剤層を何れの
面に塗工するかにより、粘着剤層のアンカー性や手切れ
性等が多少異なることがある。
は、特に限定されるわけではないが、例えば、エンボス
加工により凹凸を付与した場合には、粘着剤層を何れの
面に塗工するかにより、粘着剤層のアンカー性や手切れ
性等が多少異なることがある。
【0022】本発明において用いられる粘着剤について
は特に限定されるものではなく、ゴム系またはアクリル
系などの溶剤型粘着剤;アクリル系エマルジョン型粘着
剤を用いることができる。粘着剤層の形成方法について
も、特に限定されず、塗布ロールにより合成樹脂シート
に直接粘着剤を塗布し、乾燥する方法や、粘着剤を離型
紙に塗布し乾燥した後、合成樹脂シートに転写する方法
など、従来から公知の方法を採用することができる。
は特に限定されるものではなく、ゴム系またはアクリル
系などの溶剤型粘着剤;アクリル系エマルジョン型粘着
剤を用いることができる。粘着剤層の形成方法について
も、特に限定されず、塗布ロールにより合成樹脂シート
に直接粘着剤を塗布し、乾燥する方法や、粘着剤を離型
紙に塗布し乾燥した後、合成樹脂シートに転写する方法
など、従来から公知の方法を採用することができる。
【0023】粘着剤は乾燥後に20g/m2 以上となる
ように塗工することが望ましい。20g/m2 未満で
は、凹凸を有する面に粘着剤を塗工する場合には、粘着
剤が凸部間に沈み込んでしまい、十分な粘着性を発揮し
得ないことがある。また、片面に凹凸が形成されてお
り、該凹凸が形成されている面とは異なる面に接着剤を
塗工する場合には、粘着剤層表面に階段状の凹凸が転写
により形成され、十分な粘着力を得られないことがあ
る。
ように塗工することが望ましい。20g/m2 未満で
は、凹凸を有する面に粘着剤を塗工する場合には、粘着
剤が凸部間に沈み込んでしまい、十分な粘着性を発揮し
得ないことがある。また、片面に凹凸が形成されてお
り、該凹凸が形成されている面とは異なる面に接着剤を
塗工する場合には、粘着剤層表面に階段状の凹凸が転写
により形成され、十分な粘着力を得られないことがあ
る。
【0024】粘着剤層のアンカー性を高めるために、合
成樹脂シートの粘着剤塗工面にコロナ処理を施してもよ
い。コロナ処理の程度については特に限定されるわけで
はないが、上述したコロナ処理におけるいわゆる裏抜け
を起こさず、かつアンカー性を高めるには、36〜48
dyn/cmの範囲とすることが望ましい。
成樹脂シートの粘着剤塗工面にコロナ処理を施してもよ
い。コロナ処理の程度については特に限定されるわけで
はないが、上述したコロナ処理におけるいわゆる裏抜け
を起こさず、かつアンカー性を高めるには、36〜48
dyn/cmの範囲とすることが望ましい。
【0025】また、コロナ処理の代わりに、あるいはコ
ロナ処理とともにアンカー剤を塗布する方法を採用して
もよい。アンカー剤については特に限定されるものでは
なく、合成樹脂シートの材質によって適宜選択すればよ
い。例えば、ポリプロピレン系基材からなる合成樹脂シ
ートの場合には、塩素化ポリエチレン、ゴム−アクリル
酸グラフト共重合体からなる合成樹脂シートの場合に
は、イソシアネート混合物、ポリエチレンからなる合成
樹脂シートの場合にはエチレン−酢酸ビニル共重合体を
用いればよく、従来より一般的に知られている適宜の組
み合わせとなるようにアンカー剤を選択すればよい。
ロナ処理とともにアンカー剤を塗布する方法を採用して
もよい。アンカー剤については特に限定されるものでは
なく、合成樹脂シートの材質によって適宜選択すればよ
い。例えば、ポリプロピレン系基材からなる合成樹脂シ
ートの場合には、塩素化ポリエチレン、ゴム−アクリル
酸グラフト共重合体からなる合成樹脂シートの場合に
は、イソシアネート混合物、ポリエチレンからなる合成
樹脂シートの場合にはエチレン−酢酸ビニル共重合体を
用いればよく、従来より一般的に知られている適宜の組
み合わせとなるようにアンカー剤を選択すればよい。
【0026】本発明にかかる粘着テープはロールから展
開された場合、粘着剤層と粘着テープ背面との剥離性が
十分であることが求められる。従って、この剥離性を高
めるために、粘着テープの背面に離型剤を塗布してもよ
く、離型剤としては特に限定されず、長鎖状アルキル系
もしくはシリコーン系等の適宜の公知の離型剤を用いる
ことができる。
開された場合、粘着剤層と粘着テープ背面との剥離性が
十分であることが求められる。従って、この剥離性を高
めるために、粘着テープの背面に離型剤を塗布してもよ
く、離型剤としては特に限定されず、長鎖状アルキル系
もしくはシリコーン系等の適宜の公知の離型剤を用いる
ことができる。
【0027】(作用)本発明に係る粘着テープでは、少
なくとも片面に凹凸が形成されている合成樹脂シートを
用いることにより、粘着テープの手切れ性い高められて
おり、さらに、上記オレフィン系樹脂に対し上記アイオ
ノマー樹脂が特定の割合で配合されている合成樹脂シー
トが用いられているので、該アイオノマー樹脂の作用に
より帯電防止性能が高められる。従って、テープ展開時
に、巻きほぐしによる静電気の発生が抑制され、かつゴ
ミや埃などの付着が生じ難く、粘着剤層の粘着力の低下
も生じ難い。
なくとも片面に凹凸が形成されている合成樹脂シートを
用いることにより、粘着テープの手切れ性い高められて
おり、さらに、上記オレフィン系樹脂に対し上記アイオ
ノマー樹脂が特定の割合で配合されている合成樹脂シー
トが用いられているので、該アイオノマー樹脂の作用に
より帯電防止性能が高められる。従って、テープ展開時
に、巻きほぐしによる静電気の発生が抑制され、かつゴ
ミや埃などの付着が生じ難く、粘着剤層の粘着力の低下
も生じ難い。
【0028】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例を挙げるこ
とにより、本発明を明らかにする。
とにより、本発明を明らかにする。
【0029】(実施例1)中密度ポリエチレン(三井石
油化学社製、商品名:ネオゼックス3510F、メルト
フローレート(MFR)=1.6g/10分:190
℃)100重量部と、カリウムアイオノマー樹脂(三井
デュポンケミカル社製、商品名:SD100、MFR=
6.0g/10分:190℃)8重量部とを押出成形す
ることにより、厚み100μmの合成樹脂シートを得
た。この合成樹脂シートの片面に深さ50μmの凹部が
0.8mm間隔で配置されるようにエンボス加工を施
し、さらにエンボス加工面に42dyn/cmのコロナ
処理を施した。
油化学社製、商品名:ネオゼックス3510F、メルト
フローレート(MFR)=1.6g/10分:190
℃)100重量部と、カリウムアイオノマー樹脂(三井
デュポンケミカル社製、商品名:SD100、MFR=
6.0g/10分:190℃)8重量部とを押出成形す
ることにより、厚み100μmの合成樹脂シートを得
た。この合成樹脂シートの片面に深さ50μmの凹部が
0.8mm間隔で配置されるようにエンボス加工を施
し、さらにエンボス加工面に42dyn/cmのコロナ
処理を施した。
【0030】次に、ブチルアクリレート47重量部に対
し、2−エチルヘキシルアクリレート47重量部、アク
リル酸5重量部、2−ヒドロシキエチルメタクリレート
1重量部からなる共重合物の酢酸エチル溶液に架橋剤
(日本ポリウレタン社製、商品名:コロネートL)1重
量部を添加したものを粘着剤溶液として用意した。上記
合成樹脂シートのエンボス加工面に、上記粘着剤溶液を
ロールコーターを用いて塗布し、乾燥ゾーンで4分間乾
燥し、巻き取った。粘着剤の塗工量は、乾燥後の粘着剤
層の厚みが30μmとなるように調製した。上記のよう
にして、50m巻の粘着テープロールを得た。この粘着
テープロールを50mm幅に切断し、50mm幅の粘着
テープロールを得た。
し、2−エチルヘキシルアクリレート47重量部、アク
リル酸5重量部、2−ヒドロシキエチルメタクリレート
1重量部からなる共重合物の酢酸エチル溶液に架橋剤
(日本ポリウレタン社製、商品名:コロネートL)1重
量部を添加したものを粘着剤溶液として用意した。上記
合成樹脂シートのエンボス加工面に、上記粘着剤溶液を
ロールコーターを用いて塗布し、乾燥ゾーンで4分間乾
燥し、巻き取った。粘着剤の塗工量は、乾燥後の粘着剤
層の厚みが30μmとなるように調製した。上記のよう
にして、50m巻の粘着テープロールを得た。この粘着
テープロールを50mm幅に切断し、50mm幅の粘着
テープロールを得た。
【0031】(実施例2)カリウムアイオノマー樹脂の
配合割合を15重量部に変更したことを除いては、実施
例1と同様にして、50mm幅の粘着テープロールを得
た。
配合割合を15重量部に変更したことを除いては、実施
例1と同様にして、50mm幅の粘着テープロールを得
た。
【0032】(実施例3)カリウムアイオノマー樹脂の
配合割合を20重量部に変更したことを除いては、実施
例1と同様にして、50mm幅の粘着テープロールを得
た。
配合割合を20重量部に変更したことを除いては、実施
例1と同様にして、50mm幅の粘着テープロールを得
た。
【0033】(比較例1)カリウムアイオノマー樹脂を
用いなかったことを除いては、実施例1と同様にして5
0mm幅の粘着テープロールを得た。
用いなかったことを除いては、実施例1と同様にして5
0mm幅の粘着テープロールを得た。
【0034】(比較例2)カリウムアイオノマー樹脂の
配合割合を40重量部に変更したことを除いては、実施
例1と同様にして50mm幅の粘着テープロールを得
た。
配合割合を40重量部に変更したことを除いては、実施
例1と同様にして50mm幅の粘着テープロールを得
た。
【0035】(評価)シート成形性 上記オレフィン系樹脂とカリウムアイオノマー樹脂とを
加熱溶融し、押出成形機を用いてシート状に成形する際
の成形性について、シートの厚み及び巾に関するばらつ
きを測定し、5%以下のものを○、5%を超えるものを
×とした。
加熱溶融し、押出成形機を用いてシート状に成形する際
の成形性について、シートの厚み及び巾に関するばらつ
きを測定し、5%以下のものを○、5%を超えるものを
×とした。
【0036】合成樹脂シートの表面抵抗率 上記合成樹脂シートの表面抵抗率を抵抗試験機を用いて
測定した。粘着力 粘着テープを25mm巾にカットし、JIS Z 02
37に準拠して対ステンレス板に関する常温での180
°ピール粘着力を測定した。
測定した。粘着力 粘着テープを25mm巾にカットし、JIS Z 02
37に準拠して対ステンレス板に関する常温での180
°ピール粘着力を測定した。
【0037】手切れ性 実際に施工中の家屋のフローリング床面に、長さ5mm
前後でかつ大きさの均一な木屑を全面に散乱させ、軽く
箒で掃いた後に、粘着テープロールを展開して貼り付け
作業を行った。この際の手切れ性を観察した。10回の
貼り付け作業において斜め切れなどが全くない場合を
「良好」とし、それ以外を「不良」とした。
前後でかつ大きさの均一な木屑を全面に散乱させ、軽く
箒で掃いた後に、粘着テープロールを展開して貼り付け
作業を行った。この際の手切れ性を観察した。10回の
貼り付け作業において斜め切れなどが全くない場合を
「良好」とし、それ以外を「不良」とした。
【0038】ゴミ付着性 貼り付け作業中に上記粘着テープ1m当たりに吸い付け
られた木屑の数を目視により測定した。
られた木屑の数を目視により測定した。
【0039】浮きの有無 貼り付け作業後、30日間放置した後の粘着テープの浮
きの有無を目視により観察した。
きの有無を目視により観察した。
【0040】剥離性 貼り付け作業後、30日間放置した後に上記粘着テープ
を剥がした。この際の糊残り、基材切れなどを目視によ
り観察した。剥離時に基材切れがなくかつ糊残りもない
状態を「良好」とし、それ以外を「不良」とした。
を剥がした。この際の糊残り、基材切れなどを目視によ
り観察した。剥離時に基材切れがなくかつ糊残りもない
状態を「良好」とし、それ以外を「不良」とした。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明にかかる粘着テープでは、オレフ
ィン系樹脂に対して上記アイオノマー樹脂を上記特定の
割合で含む合成樹脂シートを用いているため、表面抵抗
率が1×1013Ω/□以下と低いので、テープ展開時等
の作業時に静電気が発生し難い。従って、例えば、木屑
や埃などのゴミが粘着テープに付着し難く、粘着テープ
の粘着力の低下を防止することができる。
ィン系樹脂に対して上記アイオノマー樹脂を上記特定の
割合で含む合成樹脂シートを用いているため、表面抵抗
率が1×1013Ω/□以下と低いので、テープ展開時等
の作業時に静電気が発生し難い。従って、例えば、木屑
や埃などのゴミが粘着テープに付着し難く、粘着テープ
の粘着力の低下を防止することができる。
【0043】よって、経時により剥がれが生じ難く、吸
着したゴミ等により被着面、例えば床面等が傷つくおそ
れもない。すなわち、少なくとも片面に凹凸が形成され
ている、手切れ性及び作業性の良好な粘着テープにおい
て、ゴミ等の付着を抑制することができ、かつ経時によ
る粘着力の低下を効果的に抑制することができる。従っ
て、例えば、床養生テープなどに最適な粘着テープを提
供することが可能となる。
着したゴミ等により被着面、例えば床面等が傷つくおそ
れもない。すなわち、少なくとも片面に凹凸が形成され
ている、手切れ性及び作業性の良好な粘着テープにおい
て、ゴミ等の付着を抑制することができ、かつ経時によ
る粘着力の低下を効果的に抑制することができる。従っ
て、例えば、床養生テープなどに最適な粘着テープを提
供することが可能となる。
【図1】本発明の粘着テープの一構造例を説明するため
の模式的断面図。
の模式的断面図。
1…粘着テープ 2…凹凸 3…合成樹脂シート 4…粘着剤層
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも片面に凹凸が形成されている
合成樹脂シートのいずれか一面に粘着剤層が積層されて
いる粘着テープにおいて、 上記合成樹脂シートが、(1)オレフィン系樹脂100
重量部、及び(2)エチレンとカルボキシル基含有ビニ
ルモノマーよりなるモノマー混合物の共重合体におい
て、分子内のカルボキシル基の一部ないし全部がアルカ
リ金属塩とされているアイオノマー樹脂5〜30重量部
とを含み、上記合成樹脂シートの表面抵抗率が1×10
13Ω/□以下であることを特徴とする粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22622997A JPH1161064A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22622997A JPH1161064A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 粘着テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161064A true JPH1161064A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16841927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22622997A Withdrawn JPH1161064A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1161064A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004060668A1 (en) * | 2002-12-27 | 2004-07-22 | Du Pont-Mitsui Polychemicals Co., Ltd. | Multi-layer structure with potassium ionomer |
JP2007307707A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Konishi Co Ltd | 金属手すり表面保護用片面粘着シート |
JP2008027973A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Three Bond Co Ltd | 電子部品保護シートおよびコーティング方法 |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP22622997A patent/JPH1161064A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004060668A1 (en) * | 2002-12-27 | 2004-07-22 | Du Pont-Mitsui Polychemicals Co., Ltd. | Multi-layer structure with potassium ionomer |
JP2007307707A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Konishi Co Ltd | 金属手すり表面保護用片面粘着シート |
JP2008027973A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Three Bond Co Ltd | 電子部品保護シートおよびコーティング方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040217 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20050704 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |