JPH1160827A - 透明化核剤を含むポリオレフィン合成樹脂組成物 - Google Patents

透明化核剤を含むポリオレフィン合成樹脂組成物

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JPH1160827A
JPH1160827A JP10177009A JP17700998A JPH1160827A JP H1160827 A JPH1160827 A JP H1160827A JP 10177009 A JP10177009 A JP 10177009A JP 17700998 A JP17700998 A JP 17700998A JP H1160827 A JPH1160827 A JP H1160827A
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JP
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synthetic resin
polyolefin synthetic
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ethylene
polyolefin
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JP10177009A
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English (en)
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Xavier Drujon
ドルジョン グザヴィエ
Francis Claverie
クラヴェリエ フランシス
Bernard Lotz
ロッツ ベルナール
Jean-Claude Wittman
ウィットマン ジャン−クロード
Annette Thierry
ティエリ アネット
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Arkema France SA
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Elf Atochem SA
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/17Amines; Quaternary ammonium compounds
    • C08K5/175Amines; Quaternary ammonium compounds containing COOH-groups; Esters or salts thereof

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも一種のポリオレフィン合成樹脂
と、少なくとも一種の透明化剤とを含むポリオレフィン
合成樹脂。 【解決手段】 透明化剤がジフェニルグリシンから選択
され: 2) 透明化剤の使用量をポリオレフィン合成
樹脂の全重量に対して0.001〜0.30重量%にして、核形
成効率が少なくとも50%になり、曇り度(透過曇り)の
減少度が少なくとも10になり且つ曲げ弾性率が上昇する
ようにする、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも一種の透明化
剤(agent clarifiant)を含む透明性および機械特性に
優れたポリオレフィン合成樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】オレフィンポリマーは結晶構造を有し、
この結晶構造によって多様な用途(包装、ボトル製造)
で工業的に極めて有用な機械性性が与られるが、ポリマ
ーを厚くすることが必要な場合には、不透明になるとい
う問題があることは周知である。この機械特性および光
学特性の大部分はポリマーのミクロ構造に依存する。一
般に溶融ポリマーを冷却すると非晶質および結晶質な領
域からなる球晶状に結晶化する。
【0003】ポリマーの冷却中に結晶化種の形成を促進
するために、いわゆる「核形成」剤(一般には核剤(nu
cleation)とよばれる)を使用することは知られてい
る。結晶化種の増加によってより多くの球晶が生成し、
球晶の寸法が小さくなり、結晶化温度を上昇させること
が可能になる。この核剤はポリプロピレンポリオレフィ
ンのホモポリマーまたはコポリマーで使用される。
【0004】核剤は無機核剤と有機核剤とに分類するこ
とができる。無機核剤には米国特許第5,342,868号に開
示されているように、タルク、その他の珪酸塩、安息香
酸またはその誘導体のナトリウムまたはアルミニウム塩
あるいは環状有機リン酸塩類が含まれる。この核剤の使
用には多くの問題がある。第一に、核剤の効率は核剤の
粒度とポリマーの分散度に依存するので、無機核剤が有
効であるためには極めて低い粒度で均一、均質に分散し
ていなければならない。機械特性または生成速度を改善
するためには核剤は一般に約0.1〜1重量%使用され
る。しかし、核剤は溶融ポリマーには不溶であるので、
この核剤を用いてポリオレフィン組成物の透明性を改善
するのは極めて困難である。
【0005】有機核剤には、欧州特許第0,206,515号に
開示されているポリビニルシクロヘキサンのように、融
点が高いソルビトール誘導体およびポリマーが含まれ
る。これらのポリマーは非常に低い含有率(0.001重量
%)の場合でも有効であるが、ポリオレフィン組成物の
透明度の改善に関しては無機核剤と同じ問題がある。
【0006】核剤または透明化剤として区別なく知られ
ているソルビトール誘導体は上記性質に加えて、物質の
透明度を間違いなく改善する唯一の核剤である。透明化
剤とはポリマー材料に改善された透明度を与える核剤を
意味する。この化合物はポリオレフィンの成形温度で融
解または溶解できるが、ポリマーより前に再結晶化す
る。
【0007】しかし、ソルビトール誘導体の使用に問題
点がないわけではない。改質すべきポリマーにかなり大
量の透明化剤を導入する必要があり、透明度の大幅な改
善は1,000 ppmを超えてから初めて認められ、最高の性
質は約 2,500 ppmで達成される。この化合物は加工性の
窓が狭いために多くの複雑な要因が生じる。すなわち、
転化温度が低すぎる場合には未溶融材料が残り、転化温
度が高すぎる場合には分解が起る。
【0008】また、ソルビトール誘導体には風味、臭
い、転化設備への付着等の多くの欠点がある。特に、γ
線に対する耐久性および低温衝撃強度が低いため、これ
ら誘導体を含むポリマーは射出吹込成形時に黄色を帯び
たり、脆化することが多い。
【0009】フランス国特許第2,656,620号はアミノ
酸、イミノ酸およびピリジン−、キノリン−およびアク
リジンカルボン酸から成る群から選択される少なくとも
一種の化合物を含むポリオレフィン樹脂組成物を開示し
ている。これらの添加成分はこれらを含むポリオレフィ
ン樹脂組成物の結晶化温度を上昇させるが、組成物の透
明度を大幅に改善することはできない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、全く偶然
に、上記化合物のいくつかを非常に低い含有率で使用し
た場合に透明度を上昇できるということを見い出した。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、少なく
とも一種のポリオレフィン合成樹脂と、少なくとも一種
の透明化剤とを含むポリオレフィン合成樹脂において、 1) 透明化剤が[化2]のジフェニルグリシン(I)
で構成される群の中から選択され:
【0012】
【化2】
【0013】(ここで、RおよびR1は炭素数が1〜10
の線状または枝分れしたアルキル残基、F、Clまたは
Br等のハロゲン原子あるいはHO−、R2S− 、R2
CO2−またはR2O−(R2はRまたはR1と同じものを
意味する)等の一価の残基を表し、互いに同一でも異な
っていてもよく、nおよびmは0〜5の整数を表し、互
いに同一でも異なっていてもよい) 2) 透明化剤の使用量をポリオレフィン合成樹脂の全
重量に対して0.001〜0.30重量%にして、核形成効率が
少なくとも50%になり、曇り度(Hazeまたは透過曇り)
の減少度が少なくとも10になり且つ曲げ弾性率が上昇す
るようにする、ことを特徴とするポリオレフィン合成
樹脂組成物にある。
【0014】[化2]の化合物の中ではn=m=0のも
のまたはn=m=1かつR=R1=CH3またはC25
ものが好ましい。これらの化合物の中では特に2,2-ジフ
ェニルグリシンを挙げることができる。
【0015】本発明は[化2]の化合物のオレフィン合
成樹脂、特にポリプロピレンの曇り度を減少させる透明
化剤としての利用、特に曲げ弾性率と透明度を向上させ
ると同時に核形成効率が少なくとも50%である透明化剤
としての利用にある。
【0016】核形成効率(%で表される)を用いること
によって、ポリマー母材中での各種比率の透明化剤を量
的に比較することができる。これは、透明化剤が所定の
冷却速度におけるポリマー母材の結晶化温度を高くする
能力を表している。核形成効率は下記の式で定義され
る: EL=100×(TCNA−TC1)/(TC2MAX− TC1) (ここで、TC1はDSC法に従い−10℃/分で測定した
透明化剤を含んでいないポリマー合成樹脂の結晶化温
度、TCNAはDSC法に従い−10℃/分で測定した本発
明の透明化剤を含むポリマー合成樹脂の結晶化温度、T
C2MAXはいわゆる自己播種法(autoensemencement)で測
定したポリオレフィン合成樹脂の最高結晶化温度)
【0017】自己播種法とは、ポリオレフィン合成樹脂
を下記の段階から成る加熱サイクルにかけるものであ
る: a)ポリオレフィン合成樹脂の融解温度より30℃高い第
1温度まで上昇させて「熱履歴」をとる。 b)一定速度(10℃/分)で冷却して標準結晶化状態を
形成する。これは一定温度、この場合には50℃まで冷却
し、滞在時間は5分にする。この冷却中に結晶化ピーク
が現れる。その上限は残留する種の数のみに依存するの
で、各樹脂に特有な温度TC1の所にある。 c)50℃から温度Tsまで一定速度+10℃/分で5分の
滞在時間rtで加熱して部分的に溶融する。 d)一定速度10℃/分で冷却して第2結晶化を行う。こ
の冷却中に頂点温度がTC2である結晶化ピークに達す
る。ポリマーの融解曲線から自己播種領域、すなわちポ
リマーの多数の残留種が維持される温度Tsの位置を直
ちに見付けることができる。
【0018】図1、図2は「生の」試料および再結晶化
後に得られた試料の融解曲線である。これらの図では横
座標は温度℃を、縦座標は熱束:ミリカロリー/秒(mc
al/s)を示している。
【0019】図には下記の領域が定義されている: 1)領域I: T≧Ts1 この領域は完全融解領域に対応する。滞在温度Tとは無
関係に、次の冷却時の発熱TcはTC1にその上限を有す
る。これは存在する異質な種(触媒等)の濃度によって
きまる。
【0020】2) 領域II:Ts2≧T<Ts1 この領域では温度TがTs1からTs2に変化するとき
に結晶化温度が次第に上昇する。一般的法則として、こ
の領域ではTのわずかな差が温度Tのかなりの差に
なって表れる。使用する冷却速度はすべての実験で同一
であるので、T からTC1およびTC2への変化は種すな
わち自己播種によって形成された結晶性断片濃度の段階
的上昇だけを表している。TC2MAXの上限では種の濃度
はTがもはや変化しない値に達する。
【0021】3) 領域III:T<Ts2 この領域ではTs2より低い温度で試料を加熱すること
によって、非常に不完全な融解となり、アニールを伴う
(組織の改善、ラメラの増加)。この不完全融解は再結
晶化が即座であることと、結晶化エンタルピーの減少に
よって表される。後の融解中にT、Ts2以下で行わ
れるアニールは高温の第2ピークで表される。
【0022】以上の挙動は全ての半結晶質ポリマーにつ
いて一般的である。0%の核形成効率は核が形成されて
いないポリマーに対応する。100%の核形成効率はその
ポリマー用の核剤の中で最も効率の高いもの、すなわち
自己播種で得られるポリマー自体の微結晶によって核形
成されたポリマーに対応する。
【0023】ポリオレフィン合成樹脂とは式:CH2
CH−W(ここで、Wは、水素原子または炭素数が1〜
10の置換されたまたは非置換の炭化水素含有基を表す)
に対応する任意のモノオレフィンポリマーを意味する。
ポリオレフィンの例としてはエチレン、プロピレンおよ
び1-ブテンのホモポリマー、エチレンのモル比率が0.5
〜30%、好ましくは1〜5%のエチレンとプロピレンと
のコポリマー、エチレンのモル比率が1〜10%のエチレ
ンとプロピレンのブロックコポリマーを挙げることがで
きる。
【0024】本発明の透明化剤はポリオレフィン樹脂の
全重量に対して0.001〜0.30重量%、好ましくは、0.01
〜0.15%導入する。
【0025】ポリオレフィン合成樹脂は成形に必要な高
温に曝されたときに剪断作用や酸化に対して敏感にな
る。また、触媒残留物を含む場合もあり、それによって
高温でHClガスが生じ、成形設備の早期腐食の原因と
なる。そのため、酸化防止剤や、ハイドロタルク石のよ
うな耐酸性捕獲剤を配合する。本発明組成物はさらに、
顔料、染料、紫外線安定剤、離型剤、潤滑剤等の他の成
形助剤を含んでいてもよい。
【0026】本発明のポリオレフィン樹脂組成物は、例
えばポリマー粒または粉末と、本発明の一つまたは複数
の化合物と、必要に応じて用いられる各種添加剤とを1
時間以下の時間、室温でドライブレンドすることによっ
て製造することができる。添加剤を分散させるために、
ドライブレンド後に170〜230℃の温度で押出し/造粒
し、次いで、例えば一般に約190〜250℃の温度で射出成
形するのが好ましい。
【0027】本発明の組成物は、曇り度が低いという利
点があるので包装やボトル製造等の分野で使用すること
ができる。これらの用途で一般に使用されているソルビ
トール誘導体に比べると、本発明の組成物には次のよう
な利点がある: 1) 液体食品中への透明化剤の移行が低レベルに制限
される。 2) 製品、不純物、場合によっては、分解生成物によ
る特殊な臭いがない。 3)必要量が少量ですむため、射出ブロー成形中の分解
がほとんどない。 以下、本発明の実施例を説明する。
【0028】
【実施例】本発明の組成物の製造 組成物を下記材料を用いて製造する: 1) プロピレンホモポリマーP1:メルトフローイン
デックスが2g/10分(230℃で2.16kg荷重)の粉末 2) プロピレン−エチレンコポリマーP2:エチレン
のモル比率が2.5%、メルトフローインデックスが3g
/分(230℃で2.16kg荷重)の粉末 3) 亜リン酸トリス(2,4-ジ-テール-ブチルフェニ
ル)である Irganox 168(1部)と、チバーガイギー社
から商品名 Irganox (R) B225で市販のヒンダードフェ
ノールである Irganox 1010(1部)との混合物(酸化
防止剤として用いる) 4) 協和化学工業により商品名 DHT 4Aで市販されて
いる式 :Mg4.5Al2(OH)13CO3.520のハイ
ドロタルク石(耐酸剤として用いる) 5) 2,2-ジフェニルグリシン(以後、DPG)。
【0029】製造 (表に記載の百分率はポリオレフィン樹脂の全重量に対
する重量で表す) 下記材料を2〜5分間ドライバッグブレンドする:ポリ
プロピレン粉末P1またはP2、0.150%のIrganoxB22
5、0.030%のハイドロタルク石DHT4A、x%のDPG。
【0030】得られた混合物を速度が35〜40回転/毎分
の二軸スクリュー逆転 Haake Rheocord System押出機に
送る。この温度分布は190℃−210℃−220℃−230℃で、
ダイ温度は215℃である。得られた顆粒をBillion Visum
at 5001プレス(90トン)で230℃で射出成型して標準試
験片を製造し、曇り度と曲げ弾性率を測定する。射出前
に顆粒の核形成効率ELを測定する。曇り度(百分率で
表される)は厚さが1.5mmの試験片についてASTM標準D10
03に従って測定する。曲げ弾性率(MPaで表される)は
寸法が120×10×4mmの試験片についてISO標準178に従
って荷重0.45MPaで測定する。
【0031】核形成効率EL(%で表される)は式: EL=100×(TCNA−TC1)/(TC2MAX−TC1) (ここで、TCNA、TC1およびTC2MAXは上記定義の通
り)で定義され、この核形成効率ELはパーキン−エル
マー熱分析システム装置でDSC(示差走査熱量測定
法)で測定した。TC1およびTCNAは、10℃/分の速度
で測定した。TC2MAXは既に述べたように自己播種によ
って測定した。 プロピレンホモポリマーP1では:TC1=118℃、TCNA
=134℃ エチレン−プロピレンコポリマーP2では:TC1=105
℃、TC2MAX=127℃
【0032】プロピレンホモポリマーP1を用いて得ら
れた結果は[表1]にまとめた。エチレン−プロピレン
コポリマーP2を用いて得られた結果は[表2]にまと
めた。
【表1】
【表2】
【0033】フランス国特許第5,656,620号に記載され
た核剤を含むプロピレンホモポリマーP1を用いて得ら
れた結果を表3に示す。
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】 生の試料の融解曲線。
【図2】 再結晶化後に得られた試料の融解曲線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランシス クラヴェリエ フランス国 64300 ボンヌ メゾン デ ュ パドエン(番地なし) (72)発明者 ベルナール ロッツ フランス国 67000 ストラスブール ス クワール デ ザイエ ヴィヴ 3 (72)発明者 ジャン−クロード ウィットマン フランス国 67370 プフルグリエスエイ ム リュ デ ブリュエット 14 (72)発明者 アネット ティエリ フランス国 67200 ストラスブール リ ュ ジャコブ メイヤー 21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一種のポリオレフィン合成樹
    脂と、少なくとも一種の透明化剤とを含むポリオレフィ
    ン合成樹脂において、 1) 透明化剤が[化1]のジフェニルグリシン(I)
    で構成される群の中から選択され: 【化1】 (ここで、RおよびR1は炭素数が1〜10の線状または
    枝分れしたアルキル残基、F、ClまたはBr等のハロ
    ゲン原子あるいはHO−、R2S− 、R2CO2−または
    2O−(R2はRまたはR1と同じものを意味する)等
    の一価の残基を表し、互いに同一でも異なっていてもよ
    く、 nおよびmは0〜5の整数を表し、互いに同一でも異な
    っていてもよい) 2) 透明化剤の使用量をポリオレフィン合成樹脂の全
    重量に対して0.001〜0.30重量%にして、核形成効率が
    少なくとも50%になり、曇り度(透過曇り)の減少度が
    少なくとも10になり且つ曲げ弾性率が上昇するようにす
    る、ことを特徴とするポリオレフィン合成 樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 [化1]の透明化剤がR=R1=CH3
    たはC25で且つn=m =0または1である請求項1
    に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 [化1]の透明化剤が2,2-ジフェニルグ
    リシンである請求項1または 2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン合成樹脂が式:CH2
    CH−W(ここで、Wは水素 原子または炭素数が1〜1
    0の置換された、または非置換の炭化水素含有基を表
    す)のホモまた はコポリマーである請求項1〜3のい
    ずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン合成樹脂がプロピレンホ
    モポリマーである請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ポリオレフィン合成樹脂がエチレンとプ
    ロピレンのコポリマーまたはエチレンとプロピレンのブ
    ロックコポリマーである請求項4に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 エチレンとプロピレンのコポリマーのエ
    チレンのモル比率が0.5 〜30%である請求項6に記載の
    組成物。
  8. 【請求項8】 エチレンとプロピレンのブロックコポリ
    マーのエチレンのモル比率が1〜10%である請求項6に
    記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ポリオレフィン樹脂の全重量に対して0.
    01〜0.15%の化1]の透 明化剤を含む請求項1〜8の
    いずれか一項に記載の組成物。
JP10177009A 1997-06-24 1998-06-24 透明化核剤を含むポリオレフィン合成樹脂組成物 Pending JPH1160827A (ja)

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FR9707857A FR2764896A1 (fr) 1997-06-24 1997-06-24 Composition de resine synthetique polyolefinique contenant un agent nucleant clarifant
FR9707857 1997-06-24

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JPH1160827A true JPH1160827A (ja) 1999-03-05

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JP (1) JPH1160827A (ja)
CN (1) CN1212262A (ja)
CA (1) CA2240478A1 (ja)
FR (1) FR2764896A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517684A (ja) * 2003-02-12 2006-07-27 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 液晶ディスプレイ用の補償子

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FR2656620B1 (fr) * 1990-01-04 1992-04-24 M & T Chemicals Inc Composition de resine synthetique polyolefinique contenant un agent nucleant.

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EP0887374A1 (fr) 1998-12-30
FR2764896A1 (fr) 1998-12-24
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CA2240478A1 (fr) 1998-12-24

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