JPH1160624A - オレフィン重合用触媒およびポリオレフィンの製造方法 - Google Patents

オレフィン重合用触媒およびポリオレフィンの製造方法

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JPH1160624A
JPH1160624A JP22232797A JP22232797A JPH1160624A JP H1160624 A JPH1160624 A JP H1160624A JP 22232797 A JP22232797 A JP 22232797A JP 22232797 A JP22232797 A JP 22232797A JP H1160624 A JPH1160624 A JP H1160624A
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JP
Japan
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group
magnesium
hydrocarbon group
carbon atoms
halogen
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JP22232797A
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English (en)
Inventor
Fumiharu Takahashi
史治 高橋
Yutaka Naito
豊 内藤
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遷移金属あたりの活性が高く、組成分布が狭
いオレフィン(共)重合体を効率よく得る。 【解決手段】 [A]下記一般式で示される特定の遷移
金属化合物、 【化1】 [B]有機マグネシウム化合物、[C]ハロゲン含有ア
ルミニウム化合物からなるオレフィン重合用触媒を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な触媒および
それを用いたオレフィンの重合方法に関する。より詳し
くは、触媒残渣の除去が不必要となる程に遷移金属あた
りの活性が高く、組成分布の狭いオレフィン(共)重合
体を得ることができることを特徴とするオレフィン重合
用触媒およびこの触媒を用いたオレフィンの重合方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィンは、汎用樹脂として多く
の分野において幅広く用いられている。このポリオレフ
ィンを製造する方法としては、従来より遷移金属化合物
および有機金属化合物の組み合わせからなる、いわゆる
チーグラー系触媒を用いる方法が知られており、数多く
の提案がなされている。このうち高活性触媒として、遷
移金属化合物をMgCl2等に担持させた触媒系を用い
る方法がある。一般的に、これらのポリマーの組成分布
は広く、低結晶成分あるいは非晶性成分のために粘着、
べとつきがあることなどの問題をかかえている。ところ
で、ポリオレフィンを製造する方法として、カミンスキ
ーらによりメタロセンとメチルアルミノキサンを用いた
触媒系が高い活性を示すことが報告されており、近年注
目を集めている。このカミンスキー型触媒は極めて重合
活性が高く、共重合性も良好で、分子量分布および組成
分布が狭いといった従来のチーグラー系触媒では得られ
なかった特徴あるポリマーを得ることができる。しかし
ながら、これらの触媒系は極めて高活性であるが、高価
なメチルアルミノキサンあるいはホウ素化合物を用いる
ために触媒コストが高くつくといった欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの課題を解
決するためになされたものであり、メチルアルミノキサ
ンあるいはホウ素化合物を用いなくても、従来のチーグ
ラー・ナッタ触媒で得られた(共)重合体よりも組成分
布の狭い(共)重合体を得ることができる重合触媒を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決するために鋭意検討を行った結果、組成分布の狭い
(共)重合体を高活性で製造できることを見い出し、本
発明を完成するに至った。すなわち本発明は、[A]下
記一般式
【0005】
【化3】
【0006】(ただし、AおよびBは周期表第15族ま
たは第16族の元素を示し、R1およびR2はそれぞれ水
素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化水素基、
アルコキシ基、アミノ基またはシリル基を示し、同一で
も異なってもよい。Mは周期表第3族〜第10族の遷移
金属を示し、X1は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1
〜12の炭化水素基、アルコキシ基またはアリーロキシ
基を示し、同一であっても異なってもよい。aおよびb
は0または1を示し、m+nはMの原子価を示す。)で
示される遷移金属化合物、[B]下記一般式 R3 cMgX2 2-c (ただし、R3は炭素数1〜20の炭化水素基を示し、
同一であっても異なってもよい。X2はアルコキシ基ま
たはハロゲン原子であり、cは0〜2の整数である。)
で示される有機マグネシウム化合物、[C]下記一般式 R4 dAlX3 3-d (ただし、R4は炭素数1〜20の炭化水素基を示し、
同一であっても異なってもよい。X3はハロゲン原子で
あり、dは0〜2の整数である。)で示されるハロゲン
含有アルミニウム化合物からなるオレフィン重合用触
媒、さらに必要に応じて[D]下記一般式 R5 3Al (ただし、R5はそれぞれ同一でも異なっていてもよ
く、炭素数1〜20の炭化水素基、水素原子またはアル
コキシ基であり、かつ少なくとも一つは炭化水素基であ
る。)で示される有機アルミニウム化合物を含んでなる
オレフィン重合用触媒の存在下で、オレフィンを重合ま
たは共重合させることを特徴とするポリオレフィンの製
造方法に関する。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。
【0008】まず、本発明に係わるオレフィン重合用触
媒について説明する。本発明で使用する触媒成分[A]
は、下記一般式で表される。
【0009】
【化4】
【0010】ここで、AおよびBは周期表第15族また
は第16族の元素を示し、R1およびR2はそれぞれ水素
原子、塩素、臭素および沃素等のハロゲン原子、炭素数
1〜20の炭化水素基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert
−ブチル、アミル、ヘキシル、オクチル、2−エチルヘ
キシル等のアルキル基、アリール基、アラルキル基もし
くはアルケニル基、アルコキシ基、アミノ基またはシリ
ル基を示し、同一でも異なってもよい。Mは周期表第3
族〜第10族の遷移金属を示し、X1は水素原子、ハロ
ゲン原子、炭素数1〜12の炭化水素基、アルコキシ基
またはアリーロキシ基を示し、同一であっても異なって
もよい。aおよびbは0または1を示し、m+nはMの
原子価を示す。
【0011】これらの具体的なMがチタンである遷移金
属化合物として、ビス(N−メチル−2−メチルアミノ
トロポンイミネート)チタニウムジクロライド、ビス
(N−エチル−2−エチルアミノトロポンイミネート)
チタニウムジクロライド、ビス(N−イソプロピル−2
−イソプロピルアミノトロポンイミネート)チタニウム
ジクロライド、ビス(N−tert−ブチル−2−te
rt−ブチルアミノトロポンイミネート)チタニウムジ
クロライド、ビス(N−ベンジル−2−ベンジルアミノ
トロポンイミネート)チタニウムジクロライド、ビス
(N−イソプロピル−2−ベンジルアミノトロポンイミ
ネート)チタニウムジクロライド、N−メチル−2−メ
チルアミノトロポンイミネートチタニウムトリクロライ
ド、N−エチル−2−エチルアミノトロポンイミネート
チタニウムトリクロライド、N−イソプロピル−2−イ
ソプロピルアミノトロポンイミネートチタニウムトリク
ロライド、N−tert−ブチル−2−tert−ブチ
ルアミノトロポンイミネートチタニウムトリクロライ
ド、N−ベンジル−2−ベンジルアミノトロポンイミネ
ートチタニウムトリクロライド、N−イソプロピル−2
−ベンジルアミノトロポンイミネートチタニウムトリク
ロライド、ビストロポロネートチタニウムジクロライ
ド、トロポロネートチタニウムトリクロライド等が挙げ
られる。
【0012】かかる触媒成分[A]の合成方法として
は、J.Am.Chem.Soc.,vol.110,
No.10,3175−3182(1988)、Ino
rganic Chemistry,vol.34,N
o.24,6100−6105(1995)、Inor
ganic Chemistry,vol.35,N
o.21,6074−6079(1996)等に記載の
方法を用いることができる。
【0013】また、上記のような遷移金属化合物のチタ
ンを他の遷移金属、例えばジルコニウムまたはハフニウ
ムに置き換えた遷移金属化合物等を用いることもでき
る。これらの遷移金属化合物の中では、チタン化合物お
よびジルコニウム化合物が好ましく、特にチタン化合物
が好適である。また、これらの遷移金属化合物は単独で
用いてもよく、2種以上組合せて用いてもよい。
【0014】本発明において用いられる触媒成分[B]
の有機マグネシウムは、下記一般式で表される。
【0015】R3 cMgX2 2-c ここで、R3は炭素数1〜20の炭化水素基を示す。例
えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、アミル、ヘキ
シル、オクチル、2−エチルヘキシル等のアルキル基、
アリール基、アラルキル基、アルケニル基等が挙げられ
る。X2はアルコキシ基または塩素、臭素および沃素等
のハロゲン原子であり、cは0〜2の整数であり、好ま
しくは1または2である。R3が複数あれば、それぞれ
のR3は同じでも異なっていてもよい。
【0016】このような化合物としては具体的に、ジメ
チルマグネシウム、ジエチルマグネシウム、ジプロピル
マグネシウム、ジイソプロピルマグネシウム、ジブチル
マグネシウム、ジイソブチルマグネシウム、ジ−sec
−ブチルマグネシウム、ジ−tert−ブチルマグネシ
ウム、ジアミルマグネシウム、ジネオペンチルマグネシ
ウム、ジヘキシルマグネシウム、ジシクロヘキシルマグ
ネシウム、メチルエチルマグネシウム、メチルプロピル
マグネシウム、メチルイソプロピルマグネシウム、メチ
ルブチルマグネシウム、メチルイソブチルマグネシウ
ム、メチル−sec−ブチルマグネシウム、メチル−t
ert−ブチルマグネシウム、メチルアミルマグネシウ
ム、メチルネオペンチルマグネシウム、メチルヘキシル
マグネシウム、メチルシクロヘキシルマグネシウム、エ
チルプロピルマグネシウム、エチルイソプロピルマグネ
シウム、エチルブチルマグネシウム、エチルイソブチル
マゲネシウム、エチル−sec−ブチルマグネシウム、
エチル−tert−ブチルマグネシウム、エチルアミル
マグネシウム、エチルネオペンチルマグネシウム、エチ
ルヘキシルマグネシウム、エチルシクロヘキシルマグネ
シウム、プロピルイソプロピルマグネシウム、プロピル
ブチルマグネシウム、プロピルイソブチルマグネシウ
ム、プロピル−sec−ブチルマグネシウム、プロピル
−tert−ブチルマグネシウム、プロピルアミルマグ
ネシウム、プロピルネオペンチルマグネシウム、プロピ
ルヘキシルマグネシウム、プロピルシクロヘキシルマグ
ネシウム、イソプロピルブチルマグネシウム、イソプロ
ピルイソブチルマグネシウム、イソプロピル−sec−
ブチルマグネシウム、イソプロピル−tert−ブチル
マグネシウム、イソプロピルアミルマグネシウム、イソ
プロピルネオペンチルマグネシウム、イソプロピルヘキ
シルマグネシウム、イソプロピルシクロヘキシルマグネ
シウム、ブチルイソブチルマグネシウム、ブチル−se
c−ブチルマグネシウム、ブチル−tert−ブチルマ
グネシウム、ブチルアミルマグネシウム、ブチルネオペ
ンチルマグネシウム、ブチルヘキシルマグネシウム、ブ
チルシクロヘキシルマグネシウム、イソブチル−sec
−ブチルマグネシウム、イソブチル−tert−ブチル
マグネシウム、イソブチルアミルマグネシウム、イソブ
チルネオペンチルマグネシウム、イソブチルヘキシルマ
グネシウム、イソブチルシクロヘキシルマグネシウム、
sec−ブチル−tert−ブチルマグネシウム,アミ
ルネオペンチルマグネシウム、アミルヘキシルマグネシ
ウム、アミルシクロヘキシルマグネシウム、ネオペンチ
ルヘキシルマグネシウム、ネオペンチルシクロヘキシル
マグネシウム、ヘキシルシクロヘキシルマグネシウム等
が挙げられ、アルコキシドを含む有機マグネシウム化含
物としては、例えばエチルマグネシウムメトキシド、エ
チルマグネシウムエトキシド、エチルマグネシウムプロ
ポキシド、エチルマグネシウムブトキシド、エチルマグ
ネシウムフェノキシド、プロピルマグネシウムメトキシ
ド、プロピルマグネシウムエトキシド、プロピルマグネ
シウムプロポキシド、プロピルマグネシウムブトキシ
ド、プロピルマグネシウムフェノキシド、イソプロピル
マグネシウムメトキシド、イソプロピルマグネシウムエ
トキシド、イソプロピルマグネシウムプロポキシド、イ
ソプロピルマグネシウムブトキシド、イソプロピルマグ
ネシウムフェノキシド、ブチルマグネシウムメトキシ
ド、ブチルマグネシウムエトキシド、ブチルマグネシウ
ムプロポキシド、ブチルマグネシウムブトキシト、ブチ
ルマグネシウムフェノキシド、フェニルマグネシウムメ
トキシド、フェニルマグネシウムエトキシド、フェニル
マグネシウムプロポキシド、フェニルマグネシウムブト
キシド、フェニルマグネシウムフェノキシド等が挙げら
れる。ハロゲン原子を含む有機マグネシウム化含物とし
ては、例えばメチルマグネシウムクロライド、エチルマ
グネシウムクロライド、エチルマグネシウムブロマイ
ド、エチルマグネシウムアイオダイド、プロピルマグネ
シウムクロライド、プロピルマグネシウムブロマイド、
ブチルマグネシウムクロライド、ブチルマグネシウムブ
ロマイド、アミルマグネシウムクロライド、イソアミル
マグネシウムクロライド、ビニルマグネシウムブロマイ
ド、ビニルマグネシウムクロライド、1−プロペニルマ
グネシウムブロマイド、1−プロペニルマグネシウムク
ロライド、2−プロペニルマグネシウムブロマイド、2
−プロペニルマグネシウムクロライド、フェニルマグネ
シウムクロライド、フェニルマグネシウムブロマイド、
ベンジルマグネシウムクロライド、ベンジルマグネシウ
ムブロマイド等が挙げられる。
【0017】本発明においては、好ましくはジアルキル
マグネシウム、さらに好ましくは炭素数1〜10のアル
キル基を有するジアルキルマグネシウム化合物が用いら
れる。これらの有機マグネシウム化合物は単独で用いて
もよく、二種以上組合せてもよい。
【0018】前記[C]のハロゲン化アルミニウム化合
物としては、下記一般式で示されるものが使用される。
【0019】R4 dAlX3 3-d ここで、R4は炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖炭化
水素基、X3は塩素、臭素および沃素等のハロゲン原子
であり、好ましくは塩素である。dは0〜2の整数を示
し、R4が複数あれば、それぞれのR4は同じでも異なっ
ていてもよい。
【0020】ハロゲン化アルミニウム化合物の具体例と
しては、例えばエチルアルミニウムジクロライド、n−
プロピルアルミニウムジクロライド、n−ブチルアルミ
ニウムジクロライド、i−ブチルアルミニウムジクロラ
イド、ヘキシルアルミニウムクロライド、オクチルアル
ミニウムクロライド、セスキエチルアルミニウムクロラ
イド、セスキ−i−ブチルアルミニウムクロライド、セ
スキ−i−プロピルアルミニウムクロライド、セスキ−
n−プロピルアルミニウムクロライド、ジメチルアルミ
ニウムクロライド、ジエチルアルミニウムクロライド、
ジ−i−プロピルアルミニウムクロライド、ジ−n−プ
ロピルアルミニウムクロライド、ジ−i−ブチルアルミ
ニウムクロライド、ジヘキシルアルミニウムクロライ
ド、ジオクチルアルミニウムクロライド、エチル−i−
ブチルアルミニウムクロライド、アルミニウムトリクロ
ライド、ジエチルアルミニウムブロマイド、ジエチルア
ルミニウムアイオダイドなどが挙げられる。ハロゲン化
アルミニウム化合物は、単独または2種以上の混合物と
して使用することができる。
【0021】さらに、必要に応じて有機アルミニウム化
合物[D]を用いることができる。有機アルミニウム化
合物[D]は、下記一般式で表される。
【0022】R5 3Alここで、R5はそれぞれ同一でも
異なっていてもよく、炭素数1〜20の炭化水素基、水
素原子またはアルコキシ基であり、かつ少なくとも一つ
は炭化水素基である。
【0023】これらの具体的な例としては、トリメチル
アルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プ
ロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、
トリイソプロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアル
ミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−ter
t−ブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムメトキ
シド、ジメチルアルミニウムエトキシド、ジエチルアル
ミニウムメトキシド、ジエチルアルミニウムエトキシド
等が挙げられる。
【0024】本発明において用いられる有機マグネシウ
ム化合物[B]の使用量は、有機マグネシウム化合物
[B]のマグネシウム原子と遷移金属化合物[A]の遷
移金属原子の原子比で通常0.01〜10000mo
l、好ましくは0.1〜5000molである。また、
ハロゲン含有アルミニウム化合物[C]の使用量はハロ
ゲン含有アルミニウム化合物[C]のアルミニウム原子
と有機マグネシウム化合物[B]のマグネシウム原子の
原子比で0.1〜50mol、好ましくは0.5〜10
molである。有機アルミニウム化合物[D]を用いる
場合、その使用量は有機アルミニウム化合物[D]のア
ルミニウム原子と遷移金属化合物[A]の遷移金属原子
の原子比で1000mol以下、好ましくは100mo
l以下である。
【0025】本発明において触媒成分[A]、[B]、
[C]および[D]は、不活性有機溶媒を用いて使用す
ることができる。
【0026】不活性有機溶媒としては、当該技術分野で
通常用いられるものはすべて使用できるが、脂肪族、脂
環族または芳香族炭化水素類、もしくはそれらのハロゲ
ン誘導体、もしくはそれらの混合物が挙げられる。例え
ばイソブタン、ペンタン、イソペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘ
キサン等の脂環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素、二塩化メチレン、1,2−ジ
クロロエタン、1,3−ジクロロプロパン、1,4−ジ
クロロブタン、テトラクロロエチレン、四塩化炭素、ク
ロロホルム等のハロゲン化炭化水素を挙げることができ
る。これらの有機溶媒は、単独で使用しても、混合物と
して使用してもよい。
【0027】また、重合に先だって予備重合を行うこと
ができる。この予備重合は、固体触媒成分[A]および
有機アルミニウム化合物[B]の存在下にオレフィンを
接触させることによって形成される。予備重合は、固体
触媒成分[A]1gあたり0.01〜100g、好まし
くは0.1〜50gのエチレンあるいは炭素数3以上の
α−オレフィンで予備重合することが望ましい。モノマ
ーとの接触条件は特に限定されないが、無溶媒下または
不活性炭化水素溶媒下で行われる。不活性炭化水素溶媒
としては一般に用いられる有機溶剤であればいずれでも
よく、具体的にはベンゼン、トルエン、キシレン、ペン
タン、ヘキサン、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタ
ン等を溶媒として用いることができる。一般的に、この
予備重合は−50〜100℃、好ましくは−20〜60
℃、より好ましくは0〜50℃の温度範囲で、常圧下ま
たは加圧下にて実施することができ、気相中で処理する
場合には流動状況下で、液相中で処理する場合には撹拌
下で充分接触させることが好ましい。予備重合に用いる
モノマーは、単独あるいは2種以上組合せて用いること
ができ、2種以上予備重合する場合には、逐次あるいは
同時に予備重合することができる。
【0028】本発明の重合反応に用られるオレフィン
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−ノネ
ン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−
テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、
1−エイコセン等の直鎖状α−オレフィン、3−メチル
−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル
−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン等の分岐鎖
状α−オレフィン、ブタジエン、1,4−ヘキサジエン
等の共役および非共役ジエン、スチレン、シクロブテン
等の環状オレフィンが挙げられ、これらのオレフィンは
1種用いてもよく、2種以上の成分を組合せて重合する
こともできる。特に、本発明における触媒系は、エチレ
ンやプロピレンの単独重合あるいは他のα−オレフィン
との共重合に有効である。
【0029】本発明におけるオレフィンの重合方法は特
に制限されず、液相、気相、溶液等の公知の重合方法に
より行うことができる。仮に、重合を液相で行う場合の
溶媒としては、一般に用いられる有機溶剤であればいず
れでもよく、具体的にはベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ペンタン、ヘキサン、塩化メチレン等、またはオレ
フィンそれ自身を溶媒として用いることもできる。これ
らの溶媒は1種で用いてもよく、2種以上のものを組合
せてもよい。重合系内への触媒成分の供給方法として
は、触媒成分[A]、[B]および[C]を個別に供給
してもよいし、予め三種を接触させて供給してもよい。
重合系のオレフィン圧は、エチレンの場合、スラリーも
しくは気相法においては2〜50kg/cm2Gであ
り、重合媒体として単量体自身が用いられる高温高圧重
合においては、200〜2500kg/cm2Gで行う
ことができる。また、プロピレンの場合、常圧〜50k
g/cm2Gで行うことができる。重合温度は特に制限
はないが、−100〜300℃の範囲で行うことが好ま
しく、特にスラリーもしくは気相法においては重合体の
融点以下の温度で行うのが好ましい。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0031】重合操作、反応および溶媒精製は、すべて
不活性ガス雰囲気下で行った。また、反応に用いた溶媒
等は、すべて予め公知の方法で精製、乾燥、脱酸素を行
ったものを用いた。反応に用いた化合物は、公知の方法
により合成、同定したものを用いた。なお、有機化合物
等の同定には1H−NMR(日本分光社製 GPX−4
00型 NMR測定装置 溶媒;CDCl3)あるいは
元素分析を用いた。また、本発明において得られた重合
体の性質は、下記の方法により測定し、評価した。
【0032】(1)MI:ASTM D−1238によ
るメルトインデックス。
【0033】(2)平均分子量、分子量分布の測定:G
PC測定装置(WATERS(株)製 150C型GP
C)により測定。分子量の検量線はユニバーサルキャリ
ブレーション法により、分子量既知のポリスチレン試料
(絶対分子量=2600〜8640000の範囲)を用
い校正されている。使用カラムは、東ソー(株)製TS
K−GEL GMHHR−H(S)、検出器は屈折計お
よび示差圧連続粘度計(ビステコック社製)、溶媒はo
−ジクロルベンゼン、測定温度は145℃とした。
【0034】(3)共重合体の融点:DSCの測定装置
(セイコー電子工業(株)製 DSC200)により測
定。
【0035】実施例1 [遷移金属化合物Aの合成] (1)N−イソプロピル−2−イソプロピルアミノトロ
ポンイミンの合成 300mlのシュレンクに、ピリジン20mlに溶解さ
せたトロポロン5.17g(42.3mmol)を加え
た後、p−トルエンスルフォニルクロライド8.07g
(42.3mmol)を加え、室温で24時間撹拌し
た。その後、0℃の水200mlを加え濾過し、そのま
ま水で洗浄してエタノールで再結晶させた。真空乾燥を
行った結果、収率85.6%で10.01gのトロポロ
ン−p−スルフォネートが得られた。
【0036】別途用意した300mlのシュレンクに、
イソプロピルアミン40mlを加え、0℃に冷却して、
上記で得られたトロポロン−p−トルエンスルフォネー
トを全量滴下して24時間反応させた。過剰量のイソプ
ロピルアミンを除去した後、ジエチルエーテルにより抽
出した。ヘキサンで再結晶し、収率91.4%で5.4
1gの黄色固体が得られた。
【0037】ここで得られた化合物に塩化メチレン35
mlを加え、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボ
レートの塩化メチレン溶液をゆっくり滴下し、室温で3
時間撹拌した。その後、イソプロピルアミン40mlを
滴下し、さらに室温で2時間撹拌した。溶媒および未反
応物を除去し、ヘキサンにより抽出して収率76.4%
で5.16gのN−イソプロピル−2−イソプロピルア
ミノトロポンイミンが得られた。この化合物を1H−N
MR(400MHz,CDCl3溶媒)で分析した結
果、δ=1.16(d,12H,(CH32CH),
3.74(septet,2H,(CH32CH),
6.17(t,1H),6.21(d,2H),6.6
2(dd,2H)に吸収ピークがみられ、目的の化合物
であることを確認した。
【0038】(2)ビス(N−イソプロピル−2−イソ
プロピルアミノトロポンイミネート)チタニウムジクロ
ライドの合成 上記で得られた黄色固体5.47mmolをジエチルエ
ーテルに溶解させ、0℃に冷却し、n−ブチルリチウム
を滴下した。そのまま1時間撹拌し、室温に戻してさら
に1時間反応させた後、0℃に冷却した四塩化チタンの
ジエチルエーテル溶液に滴下した。一晩反応させ、溶媒
を除去した後、トルエンにより抽出して収率71%で紺
色の結晶体1.03gを得た。得られた錯体を1H−N
MR(400MHz,CDCl3溶媒)で分析した結
果、δ=1.58(d,24H,(CH32CH),
4.02(septet,4H,(CH32CH),
6.59(t,2H),6.90(d,4H),7.4
7(dd,4H)に吸収ピークがみられ、目的の錯体で
あることを確認した。
【0039】[重合]内容積1.2lのステンレススチ
ール製電磁撹拌式オートクレーブ内を充分窒素で置換
し、溶媒としてヘキサン1.2lを仕込み、内温を80
℃に調節した。その後、ジエチルアルミニウムクロライ
ド29.2mmol、ブチルエチルマグネシウム29.
2mmolおよび前記で調製した触媒成分Aをチタン原
子換算で0.0146ミリグラム原子添加した。次いで
オートクレーブの内圧を1.0kg/cm2Gに調節
し、水素を1.0kg/cm2G加え、次いで1−ブテ
ン40gをエチレンで圧入し、オートクレーブの内圧が
8kg/cm2Gになるように、連続的にエチレンを加
えながら1時間重合を行った。重合終了後冷却し、未反
応ガスを追い出してポリエチレンを取り出して、濾過に
より溶媒から分離して乾燥した。その結果、Mwが18
0000、Mw/Mnが2.8の共重合体が56.2g
得られた。融点は119.9℃、ΔHmは121.4m
J/mgであり、1時間あたりの活性は3.9kg/m
mol−Tiであった。
【0040】比較例1 [重合]実施例1で用いた触媒成分Aの代わりにTiC
4をチタン原子換算で0.0026ミリグラム、ジエ
チルアルミニウムクロライドを5.2mmol、ブチル
エチルマグネシウムを5.2mmol用いた以外は実施
例1と同様に重合を行った。その結果、Mwが1400
00、Mw/Mnが3.6の共重合体が112g得られ
た。融点は122.6℃、ΔHmは141.9mJ/m
gであり、1時間あたりの活性は43.0kg/mmo
l−Tiであった。
【0041】実施例2 [重合]実施例1で得られた触媒成分Aをチタン原子換
算で0.0180ミリグラム原子、ジエチルアルミニウ
ムクロライドを9.0mmol、ブチルエチルマグネシ
ウムを9.0mmol、1−ブテンを32g用いた以外
は実施例1と同様に重合を行った。その結果、Mwが1
10000、Mw/Mnが3.3の共重合体が130g
得られた。融点は123.6℃、ΔHmは152.2m
J/mgであり、1時間あたりの活性は7.2kg/m
mol−Tiであった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、遷移金属あたりの活性
が高く、MAOやホウ素化合物を用いなくとも組成分布
が狭いオレフィン(共)重合体を効率よく得ることがで
きる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】[A]下記一般式 【化1】 (ただし、AおよびBは周期表第15族または第16族
    の元素を示し、R1およびR2はそれぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、炭素数1〜20の炭化水素基、アルコキシ
    基、アミノ基またはシリル基を示し、同一でも異なって
    もよい。Mは周期表第3族〜第10族の遷移金属を示
    し、X1は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜12の
    炭化水素基、アルコキシ基またはアリーロキシ基を示
    し、同一であっても異なってもよい。aおよびbは0ま
    たは1を示し、m+nはMの原子価を示す。)で示され
    る遷移金属化合物、[B]下記一般式 R3 cMgX2 2-c (ただし、R3は炭素数1〜20の炭化水素基を示し、
    同一であっても異なってもよい。X2はアルコキシ基ま
    たはハロゲン原子であり、cは0〜2の整数である。)
    で示される有機マグネシウム化合物、[C]下記一般式 R4 dAlX3 3-d (ただし、R4は炭素数1〜20の炭化水素基を示し、
    同一であっても異なってもよい。X3はハロゲン原子で
    あり、dは0〜2の整数である。)で示されるハロゲン
    含有アルミニウム化合物からなるオレフィン重合用触
    媒。
  2. 【請求項2】[A]下記一般式 【化2】 (ただし、AおよびBは周期表第15族または第16族
    の元素を示し、R1およびR2はそれぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、炭素数1〜20の炭化水素基、アルコキシ
    基、アミノ基またはシリル基を示し、同一でも異なって
    もよい。Mは周期表第3族〜第10族の遷移金属を示
    し、X1は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜12の
    炭化水素基、アルコキシ基またはアリーロキシ基を示
    し、同一であっても異なってもよい。aおよびbは0ま
    たは1を示し、m+nはMの原子価を示す。)で示され
    る遷移金属化合物、[B]下記一般式 R3 cMgX2 2-c (ただし、R3は炭素数1〜20の炭化水素基を示し、
    同一であっても異なってもよい。X2はアルコキシ基ま
    たはハロゲン原子であり、cは0〜2の整数である。)
    で示される有機マグネシウム化合物、[C]下記一般式 R4 dAlX3 3-d (ただし、R4は炭素数1〜20の炭化水素基を示し、
    同一であっても異なってもよい。X3はハロゲン原子で
    あり、dは0〜2の整数である。)で示されるハロゲン
    含有アルミニウム化合物、[D]下記一般式 R5 3Al (ただし、R5はそれぞれ同一でも異なっていてもよ
    く、炭素数1〜20の炭化水素基、水素原子またはアル
    コキシ基であり、かつ少なくとも一つは炭化水素基であ
    る。)で示される有機アルミニウム化合物からなるオレ
    フィン重合用触媒。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のオレフィン重合
    用触媒の存在下で、オレフィンを重合または共重合させ
    ることを特徴とするポリオレフィンの製造方法。
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