JPH1159873A - 部品供給装置及び部品方向判定装置 - Google Patents

部品供給装置及び部品方向判定装置

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JPH1159873A
JPH1159873A JP22521597A JP22521597A JPH1159873A JP H1159873 A JPH1159873 A JP H1159873A JP 22521597 A JP22521597 A JP 22521597A JP 22521597 A JP22521597 A JP 22521597A JP H1159873 A JPH1159873 A JP H1159873A
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components
coil portion
magnet
container
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JP22521597A
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English (en)
Inventor
Jiyunjirou Katou
純次郎 加藤
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Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボルト等の部品の向きを揃えて供給する部品供
給装置を提供する。 【解決手段】部品供給装置は、部品Wが多数個集合した
部品群Waを収容する収容器2と、収容器2に収容され
ている部品群Waから複数個の部品Wを取り出す第1部
品取出装置3と、第1部品取出装置3で取り出した複数
個の部品Wから1個の部品Wを取り出す第2部品取出装
置4と、第2部品取出装置4で取り出した部品の方向の
正逆を判定する部品方向判定装置6と、部品方向判定装
置6で部品の方向が逆方向と判定された部品を、正方向
に反転させて部品の向きを矯正する部品反転装置とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルト等の部品を
方向を揃えて供給する部品供給装置、及び、ボルト等の
部品の方向の正逆を判定する部品方向判定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボルト等の部品を供給する部
品供給装置が自動組付機等の分野において提供されてい
る。この部品供給装置は、振動を部品に加えつつ部品を
搬送溝に沿って搬送し、これにより部品を搬送溝に沿っ
て1列に整列させる方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】請求項1〜3は上記し
た方式とは異なる方式を採用し、第1段階目で、多数個
の部品が集合した部品群から複数個の部品を取り出し、
第2段階目で、複数個の部品から1個の部品を取り出す
方式を採用し、これにより多数個の部品から1個の部品
を取り出すのに有利な部品供給装置を提供するにある。
【0004】請求項4は、コイル部内で部品をこれの縦
方向で位置決めした状態で、部品の方向の正逆を判定す
る方式を採用し、これにより部品の判定精度の向上に有
利な部品方向判定装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1に係る部品供給装置は、部品が多数個集
合した部品群から選択的に取り出した部品を所定の部位
に供給する部品供給装置であって、部品が多数個集合し
た部品群を収容する収容器と、収容器に収容されている
部品群から、複数個の部品を取り出す第1部品取出装置
と、第1部品取出装置で取り出した複数個の部品から1
個の部品を取り出す第2部品取出装置と、第2部品取出
装置で取り出した部品の方向の正逆を判定する部品方向
判定装置と、部品方向判定装置で部品の方向が逆方向と
判定された部品を、正方向に反転させて部品の向きを矯
正する部品反転装置とを具備していることを特徴とする
ものである。
【0006】請求項2に係る部品供給装置によれば、請
求項1において、第1部品取出装置は、収容器内に昇降
可能に設けられ、部品を縦方向の傾斜で載置可能な円弧
凹面状の底面を備えた受け皿をもつ昇降体と、昇降体を
昇降させる駆動源とを具備していることを特徴とするも
のである。
【0007】請求項3に係る部品供給装置によれば、請
求項1において、部品は磁気吸引可能であり、第2部品
取出装置は、透磁率が低い常磁性部材または非磁性部材
を介して複数個の部品を磁気吸引可能な磁石部と、磁石
部に磁気吸引された部品に当接可能に設けられ、当接に
伴い、磁石部に磁気吸引されていた余分の部品を落下さ
せる当接部材とをもつことを特徴とするものである。
【0008】請求項4に係る部品供給装置は、部品の方
向の正逆を判定する部品方向判定装置であって、上下方
向に開口すると共に部品が通過可能な通過孔を内周部で
形成したコイル部と、コイル部の下方において、コイル
部の通過孔を通過する部品に係合及び係合解除可能に設
けられ、係合時に、部品に当接して部品をこれの縦方向
に位置決めした状態でコイル部の通過孔内で部品を仮保
持するとともに、係合解除時に、部品をコイル部の通過
孔に通過させる位置決めストッパと、コイル部に給電す
ると共にコイル部による検出信号に基づいてコイル部の
通過孔内で仮保持されている部品の方向の正逆を判定す
る判定手段とを具備していることを特徴とするものであ
る。
【0009】(2)請求項1に係る装置によれば、第1
段階目においては、収容器に収容されている部品群か
ら、複数個の部品が第1部品取出装置によって取り出さ
れる。更に第2段階目においては、第1部品取出装置で
取り出した複数個の部品から1個の部品が第2部品取出
装置によって取り出される。このように選択操作を2段
階に分けて実行するため、多数個の部品が集合した部品
群からであっても、1個の部品を良好に取り出すことが
できる。
【0010】第2部品取出手段で取り出された部品は、
その方向の正逆が部品方向判定装置により判定される。
部品方向判定装置で部品の方向が逆方向と判定された部
品は、部品反転装置により、正方向に反転される。即
ち、部品の方向は矯正される。従って、各部品はその方
向が揃えられる。請求項2に係る装置によれば、駆動部
により昇降体が上昇すると、昇降体の受け皿に入ってい
た部品は、昇降体の上昇と共に持ち上げられる。このと
き受け皿の底面は円弧凹面状であるため、受け皿に入っ
ていた部品は円弧凹面状の底面に沿って配列し易い。そ
のため、受け皿に入っていた部品は、これの縦方向に沿
った傾斜で載置され易い。
【0011】請求項3に係る装置によれば、第2部品取
出装置の磁石部は、透磁率が低い常磁性部材または非磁
性部材を介して、部品を磁気吸引するため、過剰の個数
の部品がまとめて磁石部に磁気吸引されることは、抑制
される。更に請求項3に係る装置によれば、磁石部に磁
気吸引された部品に当接部材が当接するため、当接に伴
い、磁石部に磁気吸引されていた余分の部品は、落下す
る。
【0012】請求項4に係る装置によれば、コイル部の
通過孔を通過しようとする部品は、位置決めストッパに
係合して停止される。これによりコイル部の通過孔内で
部品は、これの縦方向に位置決めされた状態で位置決め
ストッパにより仮保持される。請求項4に係る装置によ
れば、位置決めストッパで位置決めされ且つ仮保持され
た部品はコイル部に包囲されているため、コイル部によ
る検出信号に基づいて、コイル部の通過孔内の部品の方
向の正逆が、判定手段によって判定される。判定後に
は、位置決めストッパが部品を係合解除する。よって部
品はコイル部の通過孔を通過し、コイル部から離脱す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照しつつ説明する。 (実施形態の構成)本実施形態に係る部品供給装置は、
部品が多数個集合した部品群Waから取り出した部品を
所定の部位に供給するものである。
【0014】図1及び図2に示すように、基体1には、
上面開口の収容器2が設けられている。収容器2は、多
数個の部品Wが多数個集合した部品群Waを収容してい
る。収容器2は、部品Wを滑走させるための下降傾斜し
ている傾斜部2aをもつ。部品Wの材質は、磁気吸引可
能な強磁性材料例えば炭素鋼系または合金鋼系である。
部品Wの形状は特に限定されないが、本実施形態では軸
状体であり、具体的には特殊なボルトである。
【0015】図1及び図2に示すように、基体1には第
1部品取出装置3が設けられている。第1部品取出装置
3は、収容器2に矢印Y1、Y2方向に昇降可能に設け
られた縦軸型の昇降体30(材質:非磁性材料例えばセ
ラミックス製)と、昇降体30に水平方向の連結板31
を介して連結された昇降可能な複数本の昇降軸32と、
基体1に保持され昇降軸32を矢印Y1、Y2方向に案
内する案内筒部33と、昇降体30に連結板31を介し
て連結され、昇降体30を昇降駆動させる縦型の流体シ
リンダからなる昇降用の駆動源34とを備えている。
【0016】駆動源34を構成する流体シリンダは、空
圧式でも油圧式でも良い。なお場合によっては、昇降体
30は常磁性材料で形成しても良い。昇降体30は、収
容器2内の底部の最下部または最下部の近傍に配置され
ている。昇降体30の上端部には受け皿35が形成され
ている。受け皿35は、疑似球体面の下部に対応する三
次元的な円弧凹面状をなす底面36を備えている。
【0017】図3から理解できるように、円弧凹面状の
受け皿35に受けられた部品Wは、水平方向よりも、い
くぶん縦方向となるように傾斜し易い。よって受け皿3
5上の部品Wを、これの縦方向の形態で、後述する磁石
部45で吸引する操作が容易となる。図1に示すよう
に、第2部品取出装置4は、基体1にヒンジ部1eによ
りヒンジ部1eを中心として縦方向つまり矢印C1、C
2方向に揺動可能に保持された保持台40と、横方向に
延設されて保持台40に固定された常磁性部材として機
能する横板状のガイド41(材質:常磁性材料,例えば
オーステナイト系のステンレス鋼)と、保持台40に装
備された横型の流体シリンダからなる横移送用の駆動源
42と、横移送用の駆動源42の伸縮可能な作動ロッド
43の先端部にブラケット44を介して保持された磁石
部45とを備えている。
【0018】保持台40の揺動は、第1係合部47及び
第2係合部48により規制される。横移送用の駆動源4
2が駆動すると、作動ロッド43が矢印X1方向に前進
したり、矢印X2方向に後退したりする。これにより磁
石部45がガイド41の上面に沿って、且つ、ガイド4
1の上面に対して微小隙間を存しつつ移動する。磁石部
45は、その下面が磁極面を構成している。磁石部45
は、永久磁石でも電磁石でも良い。
【0019】収容器2に隣設して、上面開口の中間ホッ
パ5が設けられている。中間ホッパ5は傾斜面50をも
ち、縦方向の中間通路51を経て、部品方向判定装置6
に部品Wを案内する。傾斜面50は中間通路51に向か
うにつれて下降傾斜しているため、部品Wの方向を縦方
向に沿った形態とするのに有利である。換言すれば、部
品Wを方向性を絞るのに有利である。
【0020】図2に示すように、収容器2の中間ホッパ
5側の壁体2fには、部品Wと当接可能な当接部材24
が設けられている。当接部材24は、上端に向かうにつ
れて中間ホッパ5に接近するように傾斜している。次
に、収容器2内の部品Wを取り出す場合について説明す
る。まず、駆動源34の駆動により図3に示すように昇
降体30が矢印Y1方向に上昇する。すると、収容器2
内の部品群Waのうち複数個の部品Wが昇降体30の受
け皿35に載置された状態で、矢印Y1方向に持ち上げ
られ、ガイド41に接近する。部品Wを備えた受け皿3
5がガイド41に当たるため、ガイド41の端部がやや
持ち上がる。
【0021】次に、図4から理解できるように、駆動源
42により磁石部45が矢印X1方向にガイド41に沿
って前進する。すると、受け皿35に載置されている部
品Wは、磁石部45に磁気吸引される。このとき本実施
形態では、図4から理解できるように、部品Wと磁石部
45との間には、透磁率が低い常磁性材料を基材とする
ガイド41が介在している。そのため、磁石部45が部
品Wを磁気吸引する力は制約される。よって、1個〜4
個、1個〜3個、或いは、1個〜2個の部品Wしか、磁
石部45に磁気吸引されない。
【0022】その後、図5から理解できるように、駆動
源42により磁石部45が矢印X2方向にガイド41に
沿って後退する。すると、磁石部45に磁気吸引されて
いる複数個の部品Wは、邪魔板部材として機能する当接
部材24に当接し、当接に伴い磁石部45から落下し、
収容器2内に戻る。磁石部45に磁気吸引されている部
品Wが2個以上である場合には、2個以上の部品Wに基
づいて磁路が形成され、故に、磁石部45による磁束が
分散され、部品Wの1個あたりに作用する磁気吸引力が
低下し、従って、部品Wの1個あたりに作用する磁気吸
引力が当接部材24による離脱力よりも小さくなるから
である。
【0023】しかしながら本実施形態では、前述のよう
に当接部材24により余分の部品Wが落下して部品Wの
1個のみが磁石部45に残留した場合には、1個の部品
Wに基づく磁路が形成されるため、磁束が分散せずに1
個の部品Wに集中する。このとき、磁石部45による部
品Wの磁気吸引力が当接部材24による離脱力に打ち勝
つように、磁石部45の磁気吸引力が予め設定されてい
る。そのため本実施形態では、磁石部45に磁気吸引さ
れている部品Wが1個のときには、当接部材24に当接
したとしても、磁石部45に磁気吸引されたまま中間ホ
ッパ5の上方まで矢印X2方向に後退できる。
【0024】このように後退すると、磁石部45に磁気
吸引されていた部品Wは、図6から理解できるように、
掻き取り部1kに当たって掻き取られ、中間ホッパ5内
に矢印Y4方向に落下する。なお中間ホッパ5内に落下
した部品Wは、中間通路51を経て部品方向判定装置6
に搬送される。図1から理解できるように、部品Wの方
向の正逆を判定する部品方向判定装置6は、中間ホッパ
5及び中間通路51の下方に位置した状態で、基体1に
搭載されている。
【0025】図7は部品方向判定装置6の要部を示す。
部品方向判定装置6は、コイル部61の軸長方向におけ
る被検出物の変位を検出する差動トランス方式であり、
具体的には、上下方向に開口すると共に部品Wが通過す
る通過孔60を内周部61mで形成したコイル部61
と、コイル部61の下方において設けられた位置決めス
トッパ62と、コイル部61に給電すると共にコイル部
61による検出信号に基づいてコイル部61の通過孔6
0内の部品Wの方向の正逆を判定する判定手段63とを
備えている。コイル部61は、その通過孔60の中心線
PCの回りを略同軸的に巻回されている。
【0026】コイル部61の通過孔60の口径をDと
し、部品Wの最大径をdとすると、Dはdよりも大きく
されている。部品Wのサイズが変化した場合であって
も、部品Wが通過孔60を良好に通過するためである。
図7に示すように、位置決めストッパ62は、実質的に
水平方向で幅広な断面L形のストッパ板62a(材質:
炭素鋼S45C)と、ストッパ板62aを矢印S1、S
2方向に移動させる横型の流体シリンダで形成されたス
トッパ用の駆動源62cとをもつ。この駆動源62cを
構成する流体シリンダは、空圧シリンダ、油圧シリンダ
で構成できる。
【0027】判定手段63は、コイル部61に給電する
機能をもつアンプ63aと、コイル部61からの検出電
圧信号と基準電圧信号とを比較して部品Wの正逆の方向
を判定する判定部63cとをもつ。コイル部61を図8
に模式的に示す。図8(A)に示すように、このコイル
部61は差動トランス式であり、1次側コイル部61a
と、巻き線が逆にされた2個の2次側コイル部61b、
61cとをもつ。図8(B)に示すように、1次側コイ
ル部61aと、2個の2次側コイル部61b、61cは
同軸的に配置されている。
【0028】差動トランス方式であるため、1次側コイ
ル部61aに交流信号が印加されると、2次側コイル部
61b、61cの端子間の誘起出力電圧(E)が部品W
の上部形状に応じて生じる。部品Wの方向の正逆が異な
れば、誘起出力電圧(E)の大きさが異なる。判定部6
3cの一例を図9に示す。判定部63cは、コンパレー
タを用いて形成されている。コンパレータの反転入力端
子(−)には、検出された誘起出力電圧(E)に基づく
入力信号Ecが入力される。コンパレータの非反転入力
端子(+)に基準電圧信号Eが入力される。コンパレー
タにより入力信号Ecの大きさが基準電圧信号Eの大き
さと比較され、部品Wの向きの正逆が判定される。
【0029】本実施形態では、図7から理解できるよう
に、部品Wは特殊なボルトであり、部品Wの他端W
2 は、螺子軸である一端W1 よりも径小なボルト頭部で
ある。本実施形態では図7において、部品Wの一端W1
が下側であり部品Wの他端W 2 が上側であると判定手段
63により判定された場合、部品Wの方向が正しいと規
定する。なおこの規定は、便宜上のものであり、部品W
の方向が逆の形態の場合に、部品Wの方向が正しいとし
ても良いことは言うまでもない。
【0030】図10に示すように、部品反転装置7は、
第1吐出口71aをもつ搬送通路71cを形成する搬送
用チューブ71と、第2吐出口72aと部品Wを装入す
る装入口72dとをもつ反転通路72cを形成するU字
形状に配設された反転用チューブ72と、第1吐出口7
1aから吐出された部品Wを検出する第1検出部74
と、第2吐出口72aから吐出された部品Wを検出する
第2検出部75とをもつ。搬送用チューブ71の始端
は、部品方向判定装置6及び中間通路51に連通してい
る。
【0031】第1検出部74は光電管部であり、第1発
光部74sと第1受光部74tとをもつ。第2検出部7
5は光電管部であり、第2発光部75sと第2受光部7
5tとをもつ。第1吐出口71a及び第2吐出口72a
は、互いに隣設している。本実施形態では、部品Wの方
向が正しいと判定手段63により判定され場合には、図
10の矢印KAに示すように、部品Wの一端W1 を先頭
とした状態で、部品Wは搬送用チューブ71の搬送通路
71c内を矢印W3方向に第1吐出口71aに向けて搬
送される。搬送は空気圧を利用して実行される。
【0032】このとき判定手段63からロボット制御装
置に入力された信号(=部品Wの方向が正しい旨を伝達
する信号)に基づいて、ロボットハンドKは、第1吐出
口71aの近傍で待機している。図10の矢印KBに示
すように、第1吐出口71aから吐出された部品Wは、
一端W1 が上側で他端W2 が下側となっている。このよ
うな方向で第1吐出口71aから吐出された部品Wは、
正して向きであるため、待機していたロボットハンドK
により保持され、所定の搬送方向つまり矢印N1方向に
向けて所定の部位にまで搬送される。
【0033】一方、部品Wの方向が逆であると判定手段
63により判定された場合には、図10の矢印KCに示
すように、部品Wの他端W2 を先頭とした状態で、部品
Wは搬送用チューブ71の搬送通路71c内を矢印W3
方向に第1吐出口71aに向けて搬送される。このよう
な方向で第1吐出口71aから吐出された部品Wは、図
10の矢印KDに示すように、他端W2 が上側で一端W
1 が下側となっている。
【0034】そしてこのような方向で第1吐出口71a
から吐出された部品Wは、ロボットハンドKにより保持
される。このときロボット制御装置に入力された信号
(=部品Wの方向が逆である旨を伝達する信号)に基づ
いて、ロボットハンドKは、装入口72dにまで矢印N
2方向に移動するように制御される。従って、図10の
矢印KDに示す方向の部品W(=逆方向の部品W)は、
装入口72dに装入される。この場合には、部品Wの一
端W1 から、部品Wは装入口72dに装入される。
【0035】このように装入口72dに装入された部品
Wは、反転用チューブ72の反転通路72c内を矢印W
4方向に向けて第2吐出口72aに向けて搬送される。
この場合には、図10の矢印KHに示すように、部品W
の一端W1 を先頭とした状態で、部品Wは反転用チュー
ブ72内を矢印W4方向に沿って第2吐出口72aに向
けて搬送される。
【0036】この結果、図10の矢印KFに示すよう
に、部品Wの一端W1 から、部品Wは第2吐出口72a
から吐出される。即ち、反転用チューブ72の第2吐出
口72aから吐出された部品Wは、矢印KFに示すよう
に、一端W1 が上側で他端W2が下側となっている。即
ち、第1吐出口71aから吐出した段階では、方向が逆
であった部品Wは、反転用チューブ72内を搬送される
に伴い、部品Wの方向の正逆が反転される。この結果、
第2吐出口72aから吐出した際には、正しい方向に矯
正されている。従って、反転用チューブ72は部品Wの
方向を反転する部品反転手段として機能し得る。
【0037】このときロボット制御装置により制御され
たロボットハンドKは、第2吐出口72aの近傍で待機
している。よって、第2吐出口72aから吐出された正
しい方向に矯正された部品WはロボットハンドKにより
保持され、矢印N1方向に向けて所定の部位に搬送され
る。 (実施形態の効果)以上説明したように本実施形態によ
れば、第1段階目では、収容器2内に収容されている部
品群Waから複数個の部品Wが第1部品取出装置3によ
って収容器2から取り出される。その後における第2段
階目では、第1部品取出装置3で取り出した複数個の部
品Wから1個の部品Wが第2部品取出装置4によって取
り出される。このように本実施形態によれば、第1段階
と第2段階との2段階に分けて部品Wを取り出すため、
多数個の部品Wが集合した部品群Waからであっても、
1個の部品Wを良好に取り出すことができる。
【0038】従って、部品方向判定装置6における部品
Wの方向の判定操作を、部品Wが1個の段階で実行でき
る。よって部品Wの方向の判定を良好になし得る。本実
施形態によれば、昇降体30の受け皿35に入っていた
部品Wは昇降体30の上昇と共に持ち上げられる。この
とき受け皿35の底面36は円弧凹面状であるため、受
け皿35に入っていた部品Wは円弧凹面状の底面36に
沿って配列し易い。そのため、受け皿35に入っていた
部品Wは、縦方向に沿った傾斜で受け皿35に載置され
易い。従って、部品Wは縦向きで磁石部45に磁気吸引
され易い。故に、磁石部45に磁気吸引した部品Wの下
端部を当接部材24に当て易く、よって余分な部品Wを
取り除く操作が良好となる。
【0039】更には、磁石部45に磁気吸引したまま部
品Wを縦向きで搬送し易くなる。よって部品Wを縦方向
に指向させた状態で、部品方向判定装置6が部品Wの方
向の正逆を判定する方式である場合に適し、部品Wの方
向を判定する際における判定誤差の低減に貢献できる。
また本実施形態によれば、第2部品取出装置4の磁石部
45は、透磁率が低い常磁性部材であるガイド41を介
して部品Wを磁気吸引するため、磁石部45による磁気
吸引力を制限でき、過剰の個数の部品Wが磁石部45に
磁気吸引されることは、抑制される。更に、磁石部45
に磁気吸引された部品Wに当接部材24が当接するた
め、当接に伴い、磁石部45に磁気吸引されていた余分
の部品Wは、落下され、取り除かれる。
【0040】従って、部品Wを1個に減らした状態で、
部品方向判定装置6が部品Wの方向の正逆を判定する方
式である場合に適し、部品Wの方向を判定する際におけ
る判定誤差の低減に貢献できる。更に本実施形態によれ
ば、部品Wの方向を判定する際には、図7から理解でき
るように、位置決めストッパ62で部品Wを停止させる
と共に、位置決めストッパ62により部品Wをこれの縦
方向に位置決めした状態で判定手段63によって判定で
きる。従って判定誤差の低減に貢献できる。
【0041】また種々の部品Wに対応し、種々の部品W
を通過孔60を通過可能とするためには、コイル部61
の通過孔60の口径Dは、部品Wの外径dよりもかなり
大きくする必要がある。この場合には、位置決めストッ
パ62で仮保持されている部品Wは、コイル部61の通
過孔60内において、通過孔60の半径方向に変位する
ことが往々にしてある。この点本実施形態によれば、位
置決めストッパ62で仮保持されている部品Wが、コイ
ル部61の通過孔60内においてその半径方向に変位し
たとしても、位置決めストッパ62で部品Wがその高さ
方向を規定されている限り、コイル部61の軸長方向に
沿った被検出物の変位を測定する差動トランス方式が採
用されている部品方向判定装置6では、部品Wの向きの
正逆を良好に判定できる。
【0042】(他の実施形態)図11及び図12は他の
実施形態に係る部品反転装置8を示す。この部品反転装
置8は、駆動モータ80をもつハウジング81と、縦旋
回可能に設けられ駆動モータ80により旋回される短円
軸状をなす旋回体82と、固定部83とをもつ。固定部
83には、縦方向にのびる案内溝84が形成されてい
る。固定部83には、旋回体82の外周部に相応する曲
成案内面85が形成されている。旋回体82には、一直
線状に延設され開口86a、86cをもつ貫通溝86
と、貫通溝86に対して周方向に90°位相がずれた有
底溝87とをもつ。有底溝87は、開口87aと未貫通
の底部87cとをもつ。有底溝87と貫通溝86とは放
射方向に配向しており、旋回体82の中央域で交差して
いる。
【0043】図11の矢印KSに示すように、部品Wの
方向が正しい場合には、貫通溝86の開口86cが案内
溝84に連通するように旋回体82が周方向に駆動モー
タ80により旋回制御される。この場合には、図11か
ら理解できるように、矢印KSで示された正しい方向の
部品Wは、開口86aから貫通溝86に装入され、貫通
溝86、開口86cを経て案内溝84に至る。
【0044】一方、図12の矢印KTに示すように、部
品Wの方向が逆である場合には、有底溝87の底部87
cが案内溝84に対面するように、旋回体82が周方向
に駆動モータ80により旋回制御される。この場合に
は、矢印KTに示す逆の方向の部品Wは、有底溝87の
開口87aから有底溝87に装入されるが、底部87c
が未貫通であるため、部品Wは有底溝内87で停止す
る。そして、有底溝87の開口87aが案内溝84に対
面するように、旋回体82が周方向つまり矢印R1方向
に駆動モータ80により約180°旋回する。すると、
有底溝87の開口87aが案内溝84に連通したとき
に、有底溝87内に装入された部品Wは、自然落下によ
り案内溝84に装入される。これにより部品Wの方向が
反転される。即ち部品Wの方向は矯正される。
【0045】なお本実施形態では、前記した判定手段6
3で部品Wの方向の正逆を判定した際に、駆動モータ8
0を制御するモータ制御装置にその判定信号は入力さ
れ、これに応じて駆動モータ80の回転が制御される。
その他、本発明装置は上記しかつ図面に示した実施形態
のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得るものである。
【0046】
【発明の効果】請求項1に係る装置によれば、第1段階
目では、収容器に収容されている部品群から複数個の部
品が第1部品取出装置によって収容器から取り出され
る。その後における第2段階目では、第1部品取出装置
で取り出した複数個の部品から1個の部品を第2部品取
出装置によって取り出される。
【0047】このように請求項1に係る装置によれば、
第1段階と第2段階との2段階に分けて部品を取り出す
ため、多数個の部品が集合した部品群からであっても、
1個の部品を良好に取り出すのに有利となる。従って、
部品方向判定装置における部品の方向の判定操作を、部
品が1個の段階で実行できる。従って部品の方向の判定
を良好になし得る。
【0048】請求項2に係る装置によれば、昇降体の受
け皿に入っていた部品は昇降体の上昇と共に持ち上げら
れる。このとき受け皿の底面は円弧凹面状であるため、
受け皿に入っていた部品は円弧凹面状の底面に沿って配
列し易い。そのため、受け皿に入っていた部品は、これ
の縦方向に沿った傾斜で受け皿に載置され易い。従っ
て、部品を縦方向に指向させた状態で、部品方向判定装
置が部品の方向の正逆を判定する方式である場合に適
し、部品の方向を判定する際における判定誤差の低減に
貢献できる。
【0049】請求項3に係る装置によれば、第2部品取
出装置の磁石部は、常磁性部材または非磁性部材を介し
て部品を磁気吸引するため、過剰の個数の部品が磁石部
に磁気吸引されることは、抑制される。更に、磁石部に
磁気吸引された部品に当接部材が当接するため、当接に
伴い、磁石部に磁気吸引されていた余分の部品は、落下
する。従って、部品方向判定装置が、部品を1個に減ら
した状態で、部品の方向の正逆を判定する方式である場
合に適し、部品の方向を判定する際における判定誤差の
低減に貢献できる。
【0050】更に請求項4に係る装置によれば、部品の
方向を判定する際には、位置決めストッパで部品を停止
させると共に、位置決めストッパである程度、部品をこ
れの縦方向に位置決めした状態で判定手段によって判定
する。従って判定誤差の低減に貢献できる。更に請求項
4に係る装置によれば、部品方向判定装置が差動トラン
ス方式を利用して判定する場合には、位置決めストッパ
で仮保持されている部品が、コイル部の通過孔内におい
てその半径方向に変位したとしても、位置決めストッパ
で部品がその高さ方向を規定されている限り、部品の向
きの正逆を良好に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体を示す構成図である。
【図2】装置の要部を模式的に示す斜視図である。
【図3】部品を受け皿に仮保持した昇降体が上昇した状
態を示す主要部の構成図である。
【図4】昇降体の受け皿に仮保持されている部品を磁石
部で磁気吸引した状態を示す要部の構成図である。
【図5】磁石部で磁気吸引した部品を当接部材に当接し
ている状態を示す要部の構成図である。
【図6】磁石部で磁気吸引した部品を中間ホッパに落下
させる状態を示す要部の構成図である。
【図7】部品方向判定装置の要部を示す斜視図である。
【図8】部品方向判定装置のコイル部を示す構成図であ
る。
【図9】部品方向判定装置のコンパレータを示す構成図
である。
【図10】部品反転装置の要部を示す構成図である。
【図11】他の形態に係る部品反転装置の使用状態を示
す構成図である。
【図12】他の形態に係る部品反転装置の他の使用状態
を示す構成図である。
【符号の説明】
図中、Wは部品、W1 は一端、W2 は他端、1は基体、
24は当接部材、3は第1部品取出装置、35は受け
皿、36は底面、4は第2部品取出装置、41はガイ
ド、45は磁石部、6は部品方向判定装置、60は透過
孔、61はコイル部、62は位置決めストッパ、63は
判定手段、7は部品反転装置、72は反転用チューブ、
8は部品反転装置、82は旋回体を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品が多数個集合した部品群から選択的に
    取り出した部品を所定の部位に供給する部品供給装置で
    あって、 部品が多数個集合した部品群を収容する収容器と、 前記収容器に収容されている部品群から、複数個の部品
    を取り出す第1部品取出装置と、 前記第1部品取出装置で取り出した複数個の部品から1
    個の部品を取り出す第2部品取出装置と、 前記第2部品取出装置で取り出した部品の方向の正逆を
    判定する部品方向判定装置と、 前記部品方向判定装置で部品の方向が逆方向と判定され
    た部品を、正方向に反転させ部品の方向を矯正する部品
    反転装置とを具備していることを特徴とする部品供給装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第1部品取出装置
    は、 前記収容器内に昇降可能に設けられ、部品を縦方向の傾
    斜で載置可能な円弧凹面状の底面を備えた受け皿をもつ
    昇降体と、 前記昇降体を昇降させる駆動源とを具備していることを
    特徴とする部品供給装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、部品は磁気吸引可能で
    あり、 前記第2部品取出装置は、 透磁率が低い常磁性部材または非磁性部材を介して複数
    個の部品を磁気吸引可能な磁石部と、 前記磁石部に磁気吸引された部品に当接可能に設けら
    れ、当接に伴い、前記磁石部に磁気吸引されていた余分
    の部品を落下させる当接部材とをもつことを特徴とする
    部品供給装置。
  4. 【請求項4】部品の方向の正逆を判定する部品方向判定
    装置であって、 上下方向に開口すると共に部品が通過可能な通過孔を内
    周部で形成したコイル部と、 前記コイル部の下方において、前記コイル部の通過孔を
    通過する部品に係合及び係合解除可能に設けられ、係合
    時に、部品に当接して部品をこれの縦方向に位置決めし
    た状態で前記コイル部の通過孔内で部品を仮保持すると
    ともに、係合解除時に、部品を前記コイル部の通過孔に
    通過させる位置決めストッパと、 前記コイル部に給電すると共に前記コイル部による検出
    信号に基づいて前記コイル部の通過孔内で仮保持されて
    いる部品の方向の正逆を判定する判定手段とを具備して
    いることを特徴とする部品方向判定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009091067A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Denso Corp 部品供給装置
JP2015178409A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 トヨタ自動車株式会社 ワークの送り出し装置及び送り出し方法
JP2015229574A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 シロキ工業株式会社 ボール供給装置及びボール供給方法

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