JPH1159860A - ローラ装置 - Google Patents

ローラ装置

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Publication number
JPH1159860A
JPH1159860A JP21643297A JP21643297A JPH1159860A JP H1159860 A JPH1159860 A JP H1159860A JP 21643297 A JP21643297 A JP 21643297A JP 21643297 A JP21643297 A JP 21643297A JP H1159860 A JPH1159860 A JP H1159860A
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JP
Japan
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rotary drum
roller
rotation
support shaft
article
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21643297A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Miyazaki
年博 宮崎
Tsuyoshi Kozuki
強志 上月
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Kyowa Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の搬出側からの惰性による飛び出しを防
止し、かつシステムコンベアの厚さを薄くして装置の大
型化を防止すると共に物品収納率を向上させる。 【解決手段】 回転支持軸6aに対する回転ドラム5の
回転に回転負荷を与えて大幅に減速させる回転負荷機構
部材8を設けたので、物品2を搬出側で押し過ぎたとし
ても、ローラ装置1の回転ドラム5に回転阻止力が作用
して回転が大幅に減速されることで、物品2の搬出側4
からの飛び出しが防止される。また、このような回転負
荷機構部材8をローラ内部に設けたので、従来のブレー
キ装置55は必要なく、搬出側4に下方に傾斜したロー
ラ装置1の終端側の下方位置における従来のようなブレ
ーキ装置用のスペースも必要なくなって、ローラ装置1
よりなるシステムコンベアの厚さも薄くなりかつ物品収
納率も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動倉庫や
製造プロセスなどの物品の保管や移動などに用いられる
システムコンベアなどにおけるローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のローラ装置は、各種物品
の移動方向に直交する方向が長手方向となるように移動
経路に亘って複数本並設されており、それらのローラ上
に物品を載置して移動したり保管したりするようになっ
ている。このようなローラ装置の一例について、以下
に、図5を参照して説明する。
【0003】図5は従来のシステムコンベア上の物品保
管状態を示す模式図である。
【0004】図5において、物品移動経路に亘って複数
本並設されたローラ装置51の各ローラ上に複数の物品
52が順に載置されており、搬入側53から順次搬入さ
れた物品52が、その反対側の搬出側54から取り出さ
れる所謂先入先出方式で保管管理されるようになってい
る。これらの複数のローラ装置51は搬出側54の方向
に対して下方に傾斜しており、物品52を搬出側54の
位置方向へ押圧すれば容易に物品52を搬出側54に移
動させることができる。この場合に物品52を搬出側5
4に押し過ぎて物品52が勢いづいてその惰性によって
搬出側54から飛び出すのを防止するために、ブレーキ
装置55が搬出側54のローラ装置51の下方位置に配
設されている。
【0005】このブレーキ装置55は、必要に応じて操
作制御が為されることで、終端側のローラ装置51の下
方位置から、その外周面が弾性体からなる回転しないブ
レーキローラ56を、終端側の2本のローラ装置51の
外周部側に移動させて押圧するようになっている。この
ようなブレーキローラ56のローラ装置51への押圧
で、これらの2本のローラ装置51をロック状態として
ブレーキをかけることができるようになっている。ま
た、通常は、操作制御によって2本のローラ装置51の
外周部側からブレーキローラ56を離間させてロック解
除状態としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、物品の搬出側からの飛び出しを防止するブレ
ーキ装置55は搬出側54のローラ装置51の下方位置
に配設されている。このように、搬出側54のローラ装
置51の下方位置にブレーキ装置55のためのスペース
を設けようとすると、複数のローラ装置51のローラ面
は搬出側54の方向に対して下方に傾斜している関係
で、システムコンベアをそのスペース分だけ上側に上げ
る必要があって、システムコンベアの厚さがブレーキ装
置55のスペースの分だけ厚くなる。このことは、シス
テムコンベア毎にその厚さが厚くなって、装置が大型化
すると共に、物品52の収納率がその分悪化するという
問題を有していた。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、物品の搬出側からの惰性による飛び出しを防止し、
かつシステムコンベアの厚さを薄くして装置の大型化を
防止すると共に物品収納率を向上させることができるロ
ーラ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のローラ装置は、
ローラ支持軸と、略筒状の回転ドラムと、これらのロー
ラ支持軸と回転ドラムの間に介装され、ローラ支持軸に
対して回転ドラムを回転自在に支持する回転ドラム支持
部材と、回転ドラム支持部材を介してローラ支持軸に対
する回転ドラムの回転に負荷を与える回転負荷機構部材
とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】この構成により、ローラ支持軸に対する回
転ドラムの回転に負荷を与えて減速する回転負荷機構部
材を設けたので、物品を搬入側で押し過ぎたとしても、
ローラ装置の回転ドラムにその回転力を弱める方向にト
ルクがかかって、その回転が減速する方向に作用するこ
とで、物品が搬出側から飛び出すようなことは防止され
る。また、このような回転負荷機構部材がローラ内部に
設けられているので、従来のブレーキ装置は必要なくそ
のスペースも必要なくなって、システムコンベアの厚さ
が薄くなりかつ装置の大型化を防止すると共に物品収納
率も向上することになる。
【0010】また、好ましくは、本発明のローラ装置に
おける回転ドラム支持部材は、外周部が回転ドラムの内
壁に固定され、回転軸芯位置に連結部が配設された回転
ドラム側中間部材と、この回転ドラム側中間部材の連結
部に連結された回転負荷機構部材が固定され、かつロー
ラ支持軸に固定されたローラ支持軸側中間部材とを有し
ている。
【0011】この構成により、回転ドラム側中間部材と
ローラ支持軸側中間部材の間に回転負荷機構部材を設け
ただけの簡単な構成で、回転ドラムの回転に容易に回転
負荷を与えて、物品飛び出し防止効果や、装置のコンパ
クト化に伴う物品収納率向上効果を図ることが可能とな
る。
【0012】また、好ましくは、本発明のローラ装置に
おける回転ドラム支持部材は、外周部が回転ドラムの内
壁に固定され、回転軸芯位置が一致するように回転負荷
機構部材が固定された回転ドラム側中間部材と、この回
転負荷機構部材とローラ支持軸を連結する連結部材とを
有している。
【0013】この構成により、上記した物品飛び出し防
止効果や、装置のコンパクト化に伴う物品収納率向上効
果を、回転ドラム側中間部材と、この回転負荷機構部材
のローラ支持軸とを連結する連結部材だけの更に簡単な
構成で実現可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るローラ装置の
実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は
以下に示す実施形態に限定されるものではない。
【0015】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
におけるローラ装置を用いたシステムコンベアにおける
物品の保管状態を示す模式図である。
【0016】図1において、物品移動経路に亘って複数
本並設され、所定の回転負荷がかかるように構成された
ローラ装置1の各ローラ上に物品2が載置されており、
搬入側3から順次搬入された物品2は、その反対側の搬
出側4から順次取り出される所謂先入先出方式で保管管
理されるようになっている。これらの複数のローラ装置
1は搬出側4の方向に対して若干下方に傾斜しており、
物品2を搬出側4に押圧すれば容易に物品2を搬出側4
に移動させることができる。
【0017】このように、ローラ装置1に回転負荷がか
かるように構成しているのは、物品2を搬出側4に移動
させるべく上流側の搬入側3で物品2を押し過ぎて物品
2が動き出して止まらずに搬出側4から飛び出すのを防
止するためであり、前述した従来のブレーキ装置55の
ブレーキ機構およびその制御装置の代りに、後述する回
転負荷機構部材8をローラ装置1に内蔵するように構成
したものである。このような後述する回転負荷機構部材
8は全てのローラ装置に内蔵する必要はなく、物品2が
常に載置され得るローラ装置、つまり、本実施形態1の
図1の場合には1本置きに回転負荷機構部材8を内蔵し
たローラ装置1を配設している。
【0018】図2は図1のローラ装置1の内部構成を示
す縦断面図である。
【0019】図2において、このローラ装置1は、物品
2が載置されて移動されるローラ部材としての円筒状の
回転ドラム5と、この回転ドラム5の両側にそれぞれ配
設され、両回転支持軸6a,6bに対してそれぞれ回転
ドラム5が回転自在にそれぞれ支持された回転ドラム支
持部材7a,7bと、この一方の回転ドラム支持部材7
aから回転ドラム5の回転力が伝達され、その回転力に
よる回転速度を減速するように負荷トルクを作用させる
回転負荷機構部材8とを備えている。
【0020】この回転ドラム支持部材7aはローラ支持
軸6aと回転ドラム5の間に介装されている。つまり、
回転ドラム支持部材7aは、回転ドラム5の一方端開放
部分を閉塞する嵌合可能な円形状で、かつその円形状外
周部と回転ドラム5の一方端縁部分とをピン9aで相対
回転不能なように固定され、回転ドラム5の回転軸芯に
一致するように回転支持軸6a用の貫通孔を有する端部
閉塞部材10aと、この端部閉塞部材10aの内側中央
部分の凹部内に配設され回転支持軸6aを回転自在に支
持するベアリング軸受11aと、回転支持軸6aの端部
が貫通孔内に嵌合して貫通孔内でキー12を介して相対
回転不能に連結された円形連結部材13と、この円形連
結部材13と回転負荷機構部材8の取付部分8aを挟み
込んでねじ14で締結固定する円筒固定部材15と、回
転ドラム5の開放部分から挿入可能な円形状で、かつそ
の円形状外周部と回転ドラム5の内壁とがピン9cで相
対回転不能なように固定され、回転ドラム5の回転軸芯
位置に円筒固定部材15の内部側に突出する突出部16
aを有する回転ドラム側中間部材16と、この回転ドラ
ム側中間部材16の突出部16aの外周面側と円筒固定
部材15の内周面側との間に円筒固定部材15と回転ド
ラム側中間部材16とが相対回転自在に支持されたベア
リング軸受17とを備えている。
【0021】これらの円形連結部材13、ねじ14、円
筒固定部材15およびベアリング軸受17によりローラ
支持軸側中間部材が構成されており、この回転ドラム側
中間部材16の突出部16aの連結部に連結された回転
負荷機構部材8で、ローラ支持軸6aに対する回転ドラ
ム5の回転力に負荷トルクを与えるようになっている。
【0022】また、回転ドラム支持部材7bは、回転ド
ラム5の他方端開放部分を閉塞する嵌合可能な外形が有
底の円筒形状で、かつその円筒形状外周部と回転ドラム
5の一方端縁部分とをピン9bで相対回転不能なように
固定され、回転ドラム5の回転軸芯位置の底部に回転支
持軸6b用の貫通孔を有する端部閉塞部材10bと、こ
の端部閉塞部材10bの内側中央部分の凹部内の底側と
入口側にそれぞれ配設されて回転支持軸6bを回転自在
に支持する2個のベアリング軸受11bと、回転支持軸
6bの外周側適所に形成された溝内に填め込まれ、ベア
リング軸受11bの内径よりも外径が大きいストップリ
ング18と奥側のベアリング軸受11bとの間の回転支
持軸6bに外装されたばね19による付勢力で、ベアリ
ング軸受11bにストップリング18を押圧するように
常時作用して、回転支持軸6bを端部閉塞部材10bの
貫通孔から出退自在な構成とした回転支持軸出退機構2
0とを備えている。
【0023】さらに、回転負荷機構部材8は、図3
(a)および図3(b)に示すように、上方に開口する
開口部内に回転負荷機構が内蔵されていると共に、側壁
から2方向に延設された鍔状の取付部分8aに取付孔8
bがそれぞれ設けられた樹脂製外郭部材としての本体ケ
ース8cと、この本体ケース8cの上方開口部を覆う樹
脂製蓋8dと、この樹脂製蓋8dの中心孔から突出する
ように配設された駆動軸8eとを有している。この取付
孔8bはねじ14で貫通されて取付部分8aを円形連結
部材13と円筒固定部材15で挟み込んで締結固定する
ようになっている。また、駆動軸8eの円形外周面には
廻り止め用の対向2平面が形成されており、この対向2
平面が、回転ドラム側中間部材16の突出部16aの回
転軸芯位置に形成された連結孔に嵌合して連結すること
で、駆動軸8eと回転ドラム側中間部材16が相対回転
するように回転力が伝達可能になっている。この駆動軸
8eは、ベアリング軸受17により、駆動軸8eに負担
がかかるようなことなく回転ドラム側中間部材16が一
体で回転するようになっている。
【0024】この回転負荷機構部材8の回転負荷機構
(減速機構)は、樹脂製外郭部材としての本体ケース8
cおよび樹脂製蓋8d内に充填された例えばシリコンオ
イルなどのような粘性物質による粘性抵抗により、回転
運動を行う回転ドラム5に対して回転負荷としての制動
力(ブレーキ力)を作用させて、回転ドラム5の回転速
度を減速するようになっている。つまり、本体ケース8
cおよび樹脂製蓋8d内に封入されたシリコンオイルの
粘性と、駆動軸8eの端部に取り付けられた羽根状のロ
ータと本体ケース8c内との間のクリアランスにより駆
動軸8eを回転させる回転負荷としての負荷トルクが決
定される。この場合、その回転負荷はその回転数が上が
る程、駆動軸8eの回転に要するトルク値も上がるよう
に構成されている。つまり、この回転負荷機構部材8の
回転負荷(トルク値)は、搬出側4に下方に傾斜したロ
ーラ装置1のローラ上に物品2が載置された場合に、物
品2が動き出しやすくかつ止まりやすいように作用す
る。即ち、物品2を移動させ始める場合、回転ドラム5
はゆっくり回転しやすく、物品2に勢いがついて搬出側
4から惰性で飛び出す場合、回転ドラム5が速く回転す
るのが防止されるようになっている。
【0025】上記構成により、搬出側4に下方に傾斜し
たローラ装置1のローラ上に物品2が搬入側3から搬入
されて順次載置された際に、まず、物品2を搬入側3で
押した場合、物品2への押圧力は、その物品2を載置し
たローラ装置1における回転ドラム5の回転力となる。
この回転ドラム5が回転すると、それに固定されている
端部閉塞部材10aと回転ドラム側中間部材16はそれ
ぞれ、ベアリング軸受11aとベアリング軸受17をそ
れぞれ介して、円形連結部材13、ねじ14および円筒
固定部材15によりなるローラ支持軸側中間部材および
回転負荷機構部材8とローラ支持軸6cに対して相対回
転するようになる。同様に、回転ドラム5が回転する
と、それに固定された端部閉塞部材10bも2個のベア
リング軸受11bをそれぞれ介して、ローラ支持軸6b
に対して相対回転するようになる。
【0026】このとき、回転ドラム側中間部材16の連
結孔16bに嵌合された回転負荷機構部材8の駆動軸8
eは、ローラ支持軸6aに対する回転ドラム5の回転力
に逆らうように負荷トルクを与えるが、この回転負荷
は、回転ドラム5の回転し始めはゆるく作用し、回転に
勢いが付く程、回転負荷が増加して止まりやすいように
作用する。
【0027】したがって、回転支持軸6aに対する回転
ドラム5の回転に回転負荷が与えられて大幅に減速させ
る回転負荷機構部材8を設けたので、ローラ装置1の回
転ドラム5に回転力を弱める方向に、従来のよなブレー
キ音を発することなく粘性による負荷トルクがかかっ
て、その回転が減速する方向に作用することで、物品2
が搬出側3から惰性で飛び出すようなことは防止され
る。
【0028】また、このような回転負荷機構部材8をロ
ーラ内部に設けたので、従来のブレーキ装置55は必要
なくなるので、搬出側4に下方に傾斜したローラ装置1
の終端側の下方位置における従来のようなブレーキ装置
用のスペースも必要なくなって、ローラ装置1よりなる
システムコンベアの厚さも薄くなりかつ物品収納率も向
上することになる。
【0029】さらに、回転ドラム側中間部材16とロー
ラ支持軸側中間部材の間に回転負荷機構部材8を設けた
だけの簡単な構成で、回転ドラム5の回転に容易に負荷
トルクを与えて、上記した物品飛び出し防止効果や、装
置のコンパクト化に伴う物品収納率向上効果を図ること
ができる。
【0030】(実施形態2)本実施形態2は回転負荷機
構部材8の本体側を回転ドラム5と共に回転させる構造
とすることで、上記実施形態1の回転ドラム側中間部材
16を略して回転ドラム支持部材7aの構成よりも更に
構成を単純化した場合である。
【0031】図4は本発明の実施形態2におけるローラ
装置の内部構成を示す縦断面図であり、上記実施形態1
の図2の部材と同様な作用効果を奏する部材には同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0032】図4において、回転ドラム支持部材7c
は、回転ドラム5の一方端開放部分を閉塞するべく外形
が嵌合可能な有底の円筒形状で、かつその円筒外周部と
回転ドラム5の一方端縁部分とをピン(図示せず)で相
対回転不能なように固定され、回転ドラム5の回転軸芯
位置と一致する底部に回転支持軸6c用の貫通孔を有す
る端部閉塞部材を兼ねた回転ドラム側中間部材10c
と、この回転ドラム側中間部材10cの内側底部分に配
設され、回転支持軸6cを回転自在に支持するベアリン
グ軸受11cと、この回転ドラム側中間部材10cの挿
入側の側面に、取付孔8bを介してねじ21を締結して
固定された回転負荷機構部材8と、この回転負荷機構部
材8の駆動軸8eとローラ支持軸6cの先端連結部とを
連結する連結部材22とを備えている。
【0033】上記構成により、搬出側4に下方に傾斜し
たローラ装置1のローラ上に物品2が搬入側3から順次
搬入されて載置された際に、まず、物品2を搬入側3で
押した場合、その物品2への押圧力は、物品2が載置さ
れたローラ装置1の回転ドラム5の回転力となる。この
回転ドラム5が回転すると、それに固定されている回転
ドラム側中間部材10cおよび回転負荷機構部材8は、
ベアリング軸受11cおよび連結部材22を介してロー
ラ支持軸6cに対して相対回転するようになる。同様
に、回転ドラム5が回転すると、それに固定された端部
閉塞部材10bも2個のベアリング軸受11bをそれぞ
れ介して、ローラ支持軸6bに対して相対回転するよう
になる。
【0034】このとき、回転ドラム側中間部材10cに
固定された回転負荷機構部材8は、ローラ支持軸6cに
対する回転ドラム5の回転に回転負荷機構部材8を介し
て回転負荷を与えるが、この回転負荷は、回転ドラム5
の回転し始めはゆるく作用し、回転に勢いが付く程、回
転負荷が増加して止まりやすいように作用する。
【0035】このようにして、回転支持軸6cに対する
回転ドラム5の回転力に逆らうように回転負荷を与えて
大幅に減速させる回転負荷機構部材8を設けたので、ロ
ーラ装置1の回転ドラム5に回転力を弱める方向にトル
クがかかって、その回転が減速する方向に作用すること
で、物品2が搬出側3から飛び出すようなことは防止さ
れる。
【0036】また、上記した物品飛び出し防止効果や、
装置のコンパクト化に伴う物品収納率向上効果を、回転
ドラム側中間部材10cと、この回転負荷機構部材8の
駆動軸8eとを連結する連結部材22だけの更に簡単な
構成、つまり部品点数を減少させて実現することができ
る。
【0037】なお、本実施形態1,2では共に、ローラ
装置1の左右何れか一方側の回転支持軸6aまたは6c
に対する回転ドラム5の回転力に回転負荷を与えるよう
に構成したが、左右両方の回転支持軸に対する回転ドラ
ム5の回転力に回転負荷を与えるように構成してもよ
い。この場合の回転負荷は倍加されるだけではなく、回
転ドラム5の回転し始めはゆるく作用することは同様で
あるが、回転に勢いが付く程、回転がより止まりやすい
ように作用することになる。
【0038】また、本実施形態1,2では、回転負荷機
構部材8の駆動軸8eに対しては連結固定状態とした
が、ソレノイド手段などを用いて駆動軸8eを嵌合連結
孔に対して出退自在に構成することで、連結/解除を選
択的に行うことができるようにしてもよい。この場合に
は、システムコンベアへの物品2の搬入時には回転負荷
機構部材8の駆動軸8eに対する連結を解除することで
回転ドラム5をフリー状態としてどんどん奥側に物品2
を容易に搬入でき、物品2の数が溜ってくると重くなっ
て多くの物品2を下流側に移動させる場合などに、回転
負荷機構部材8の駆動軸8eに対する連結を行って、物
品2が搬出側3から飛び出すようなことがないように操
作制御可能なように構成することもできる。
【0039】さらに、本実施形態1,2の回転負荷機構
部材8を、クラッチがかかって回転負荷を与える方向
と、クラッチが解除されて空回りする方向とを有するク
ラッチ付き回転負荷機構部材として構成することもでき
る。この場合に、クラッチ付き回転負荷機構部材が内蔵
されたローラ装置よりなるシステムコンベア棚の傾斜の
向きを逆方向にすれば、軽い物品の場合には例えば右か
ら左下がりの傾斜で物品を移動させ、重い物品の場合に
は左から右下がりの傾斜で物品を移動させるように構成
することもできる。また、その傾斜方向は変化させずに
固定であって、システムコンベア棚のローラ装置にモー
タローラと、クラッチ付き回転負荷機構部材内蔵のロー
ラ装置とを混在させておき、物品を昇らせる場合にモー
タローラを駆動させると共にクラッチ付き回転負荷機構
部材のクラッチを解除してそのローラ装置が空回り状態
とし、また、物品を下がらせる場合にモータローラを駆
動させない状態で、クラッチ付き回転負荷機構部材のク
ラッチをロック状態としてそのローラ装置に回転負荷が
かかるように構成することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、ローラ支持軸に対する回転ドラムの回転力に負荷を
与えて減速させる回転負荷機構部材を設けたため、物品
を搬入側で押し過ぎたとしても、回転ドラムの回転が減
速する方向に回転負荷が作用することで、物品の搬出側
からの飛び出しを防止することができる。また、このよ
うな回転負荷機構部材をローラ内部に設けたため、従来
のブレーキ装置は必要なくそのスペースも必要なくなっ
て、システムコンベアの厚さが薄くなりかつ装置の大型
化を防止すると共に物品収納率も向上させることができ
る。
【0041】また、本発明の請求項2によれば、回転ド
ラム側中間部材とローラ支持軸側中間部材の間に回転負
荷機構部材を設けただけの簡単な構成で、回転ドラムの
回転力に容易に負荷を与えて、上記物品飛び出し防止効
果や、装置のコンパクト化に伴う物品収納率向上効果を
実現することがきる。
【0042】さらに、本発明の請求項3によれば、この
ような物品飛び出し防止効果や、装置のコンパクト化に
伴う物品収納率向上効果を、回転ドラム側中間部材と、
この回転負荷機構部材のローラ支持軸とを連結する連結
部材だけの更に簡単な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1におけるローラ装置を用い
たシステムコンベアにおける物品の保管状態を示す模式
図である。
【図2】図1のローラ装置1の内部構成を示す縦断面図
である。
【図3】(a)は図2の回転負荷機構部材の側面図、
(b)は(a)の平面図である。
【図4】本発明の実施形態2におけるローラ装置の内部
構成を示す縦断面図である。
【図5】従来のシステムコンベア上の物品保管状態を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 ローラ装置 5 回転ドラム 6a,6b,6c 回転支持軸 7a,7b,7c 回転ドラム支持部材 8 回転負荷機構部材 8a 取付部分 8b 取付孔 8c 本体ケース 8d 樹脂製蓋 8e 駆動軸 9a,9b,9c ピン 10a,10b 端部閉塞部材 11a,11b,11c,17 ベアリング軸受 12 キー 13 円形連結部材 14,21 ねじ 15 円筒固定部材 16,10c 回転ドラム側中間部材 16a 突出部 16b 連結孔 22 連結部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ支持軸と、 略筒状の回転ドラムと、 前記ローラ支持軸と回転ドラムの間に介装され、前記ロ
    ーラ支持軸に対して前記回転ドラムを回転自在に支持す
    る回転ドラム支持部材と、 前記回転ドラム支持部材を介して前記ローラ支持軸に対
    する前記回転ドラムの回転に負荷を与える回転負荷機構
    部材とを備えたことを特徴とするローラ装置。
  2. 【請求項2】 前記回転ドラム支持部材は、外周部が前
    記回転ドラムの内壁に固定され、回転軸芯位置に連結部
    が配設された回転ドラム側中間部材と、 この回転ドラム側中間部材の連結部に連結された回転負
    荷機構部材が固定され、かつ前記ローラ支持軸に固定さ
    れたローラ支持軸側中間部材とを有したことを特徴とす
    る請求項1に記載のローラ装置。
  3. 【請求項3】 前記回転ドラム支持部材は、外周部が前
    記回転ドラムの内壁に固定され、回転軸芯位置が一致す
    るように回転負荷機構部材が固定された回転ドラム側中
    間部材と、 この回転負荷機構部材と前記ローラ支持軸を連結する連
    結部材とを有したことを特徴とする請求項1に記載のロ
    ーラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210112098A (ko) * 2020-03-04 2021-09-14 현대무벡스 주식회사 휠 소터 장치용 이송 휠 유닛
KR20210112097A (ko) * 2020-03-04 2021-09-14 현대무벡스 주식회사 휠 소터 장치용 이송 휠 유닛

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KR20210112098A (ko) * 2020-03-04 2021-09-14 현대무벡스 주식회사 휠 소터 장치용 이송 휠 유닛
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