JPH1159628A - 押圧加熱装置 - Google Patents

押圧加熱装置

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JPH1159628A
JPH1159628A JP9215295A JP21529597A JPH1159628A JP H1159628 A JPH1159628 A JP H1159628A JP 9215295 A JP9215295 A JP 9215295A JP 21529597 A JP21529597 A JP 21529597A JP H1159628 A JPH1159628 A JP H1159628A
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JP
Japan
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pressing
package
semi
folding
heating device
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JP9215295A
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Daisuke Sagawa
大輔 佐川
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NIPPON TETRAPACK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、セミパッケージの成形工程と
折り畳み工程とを同一の場所で行うことができる押圧溶
着装置の提供。 【解決手段】 ベース体31に取付けられセミパッケー
ジの端面を押圧する第1及び第2の押圧体32、33
と、加熱空気が吹き出される吹出部43を有するヒータ
34と、ベース体31に設けられ、ヒータ34の吹出部
43が接続される流入部44と、流入部44と連通し加
熱空気を端面とフラップの当接部分に向かって流出させ
る流出側穴部45、46とを有するノズル35とを備え
た押圧溶着装置30としたので、セミパッケージの成形
工程と折り畳み工程とを同一の場所で行うためには、型
押し機構の上型及び下型の両端部分に、押圧加熱装置3
0と、フラップを端面側に折り畳んで押圧するための折
り畳み機構とを設ければ良く、簡単で省スペース化が可
能な構造とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュースなどの飲
料水、その他の内容物が封入されたパッケージを製造す
るパッケージ製造装置に組み込まれ、成形途上にある形
状のパッケージ即ちセミパッケージのフラップをパッケ
ージ本体に溶着するために加熱する押圧加熱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】牛乳、ジュース等の内容物が封入された
パッケージの包材には、パッケージの軽量化、価格の低
廉化の目的で、紙材の表裏両面に樹脂材がラミネートさ
れたものが使用されている。
【0003】パッケージの製造工程は、中間体であるセ
ミパッケージが製造される第1の工程と、完成品の形状
即ちファイナルパッケージが製造される第2の工程とに
分けられる。
【0004】第1の工程では、紙を主体とした板状の包
材が長手方向に供給され、包材の幅方向両端部が長手方
向に縦シールされて筒体とされ、この筒体内に内容物が
充填され、上下位置が幅方向に横シールされた後切断さ
れる。これにより、内容物が充填され所定の厚さを有す
る板状のセミパッケージが製造される。
【0005】第2の工程では、セミパッケージの側部が
型押し機構の型によって押圧されて六角形、八角形等の
所望の多角柱形状に整えられ、セミパッケージの両端に
形成されたフラップが端面側に折り畳まれて溶着され
る。これにより、完成品であるファイナルパッケージが
製造される。
【0006】包材の表面には、熱可塑性樹脂がラミネー
トされており、フラップを端面に溶着する際には、加熱
装置によってフラップ及び端面を加熱し、その表面の熱
可塑性樹脂を溶融させた後、折り畳み機構によってフラ
ップを端面側に折り畳んで押圧する。これにより、フラ
ップ及び端面の熱可塑性樹脂同士が溶着する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記第2の
工程を、セミパッケージを型押しする成形工程と、フラ
ップを端面側に折り畳んで溶着する折り畳み工程との2
工程に完全に分離し、両工程を別の場所で行うようにす
ると、第2の工程にかかる時間が過大となるとともに、
装置の大型化を招く。従って、生産効率を高め、且つ装
置の小型化を図るためには、成形工程と折り畳み工程と
を、同一の場所で行うことが望ましい。
【0008】ここで、セミパッケージを型押しする際
に、内容物がフラップを含むセミパッケージの両端部分
に逃げてしまうと、所望の押圧力が得られず、成形性が
悪化する恐れがある。このため、端部押圧装置によっ
て、フラップを平板状に保持しつつセミパッケージの両
端面を押圧し、係る状態でセミパッケージの側部を型押
しする必要がある。
【0009】従って、上述のように成形工程と折り畳み
工程とを同一の場所で行うためには、型押し機構の型の
両端部分に、端部押圧装置と加熱装置と折り畳み機構と
を設けなければならず、スペース上その配置が難しく、
構造の複雑化を招いてしまう。
【0010】そこで、本発明は、簡単な構造で、セミパ
ッケージの成形工程と折り畳み工程とを同一の場所で行
うことができる押圧溶着装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の押圧加熱装置は、端面から一体的
に突設され折り畳まれて該端面と当接するフラップを有
する成形途上のパッケージの前記端面を押圧する押圧部
材と、加熱空気が吹き出される吹出部を有するヒータ
と、前記押圧部材に設けられ、前記ヒータの吹出部が接
続される流入部と、該流入部と連通し前記加熱空気を前
記端面と前記フラップの当接部分に向かって流出させる
流出側穴部とを有するノズルとを備えた構成としてあ
る。
【0012】請求項2に記載の押圧加熱装置は、前記押
圧部材を、前記成形途中のパッケージの側部を型によっ
て押圧して所望の形状に整える型押し機構の前記型の両
端部分に配設した構成としてある。
【0013】請求項1又は請求項2に記載の発明では、
成形途上のパッケージの端面を押圧するための押圧部材
に、端面とフラップとの当接部分に向かって加熱空気を
流出させるノズルを設けたので、成形途上のパッケージ
の成形工程と折り畳み工程とを同一の場所で行うために
は、型押し機構の型の両端部分に、この押圧加熱装置
と、フラップを端面側に折り畳んで押圧するための折り
畳み機構とを設ければ良い。
【0014】請求項3に記載の押圧加熱装置は、前記押
圧部材の前記端面と当接する当接部を金属製とし、前記
ノズルをガラス繊維を含有する耐高熱性樹脂製とした構
成としてある。
【0015】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明の作用に加えて、ノズルを、ガラ
ス繊維を含有する耐高熱性樹脂製としたので、断熱性が
良く、押圧部材への放熱を抑制することができる。
【0016】また、押圧部材の当接部を金属製としたの
で、高い剛性が得られると共に、鋭角な角部を容易に形
成することができる。
【0017】さらに、ノズルの断熱性が良いので、押圧
部材の熱膨張を小さく抑えることができる。
【0018】請求項4に記載の押圧加熱装置は、フラッ
プの折り畳み線を付ける折り線付け機構をさらに備えた
構成としてある。
【0019】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3にいずれかに記載の発明の作用に加えて、押圧加
熱装置に折り線付け機構を設けたので、フラップを確実
に折り畳むことができると共に、折り線付け機構を別に
設ける必要が無くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る押圧加熱装置
の実施形態について図面を用いて説明する。図1はこの
実施形態に係るパッケージ製造装置3の成形溶着部4を
示す全体斜視図、図2はパッケージの状態を示す斜視図
であり、図2の(a)は内容物が充填されたセミパッケ
ージ1を示し、(b)はフラップが溶着される前のセミ
パッケージ1を示し、(c)はフラップが溶着された後
のファイナルパッケージ2を示している。また、図3は
図1の成形溶着部4の要部拡大斜視図、図4は図3の押
圧加熱装置30が前進した状態を示す斜視図、図5は図
4の上下の折り線付け具53、54が閉じられた状態を
示す斜視図、図6は図5の折り具61が閉じられた状態
を示す斜視図、図7は折り畳み工程における折り具6
1、62とフラップ5との状態を示す斜視図、図8は図
3の押圧加熱装置30の分解斜視図、図9は図8の組立
斜視図である。なお、以下の説明で符号が付されていな
い構成部分は、図示が省略されている。
【0021】パッケージの製造工程は、成形途上の中間
体であるセミパッケージ1(図2(a)参照)が製造さ
れる第1の工程と、セミパッケージ1から完成品である
ファイナルパッケージ2(図2(b)参照)が製造され
る第2の工程とに分けられ、このパッケージ製造装置3
は第2の工程に用いられる。
【0022】第1の工程では、充填機に、シート状の包
材が長手方向に供給され、包材の幅方向両端部が長手方
向に縦シールされて筒体とされ、この筒体内にジュース
やお茶等の内容物が所定量充填され、上下位置が幅方向
に横シールされた後切断される。これにより、両端にシ
ール部1a、1bを備え所定の厚さを有する略板状のセ
ミパッケージ1(図2(a)参照)が製造される。
【0023】第2の工程では、パッケージ製造装置3に
より、内容物が所定量充填されたセミパッケージ1(図
2(a)参照)が、所定の形状に成形されてファイナル
パッケージ2(図2(c)参照)とされ、箱詰め工程あ
るいは検査工程等の次工程へ送り出される。
【0024】パッケージ製造装置3は、待機部と成形溶
着部4と送出部とを備え、これらは充填機側から順に基
台3aに配設されている。待機部には、充填機からセミ
パッケージ1が順次送り込まれる。成形溶着部4では、
待機部から搬送されたセミパッケージ1が所定の形状に
成形され、完成品である最終形状のファイナルパッケー
ジ2が形成される。送出部では、ファイナルパッケージ
2が次工程へ送り出される。さらに、パッケージ製造装
置3には、セミパッケージ1を待機部から成形溶着部4
へ搬送するセミパッケージ搬送機構と、成形溶着部4で
所定の形状に成形されたファイナルパッケージ2を送出
部へ搬送するファイナルパッケージ搬送機構とが設けら
れている。なお、このパッケージ製造装置3は、複数個
(本実施の形態では6個)のセミパッケージ1を同時に
ファイナルパッケージ2に加工するものである。
【0025】充填機から待機部に供給されるセミパッケ
ージ1は、図2(a)で示すように、内容物が充填され
て所定の厚さを有する略板状であり、その長手方向の両
端部に横方向に伸びるシール部1a、1bを有してい
る。
【0026】セミパッケージ搬送機構は、複数本(本実
施の形態では6本)のセミパッケージコンベアを備えて
いる。各セミパッケージコンベアは、待機部から成形溶
着部4までセミパッケージ1の搬送方向に延設され、セ
ミパッケージ1の搬送方向と交叉する方向に並設されて
いる。各セミパッケージコンベアには、各々の側方に突
出する複数のキャリアが固定されている。搬送方向の前
後で隣接するキャリアの間隔は、セミパッケージ1の長
さに対応しており、この前後の隣接するキャリアによっ
て、セミパッケージ1のシール部1a、1bが下方から
支持される。
【0027】成形溶着部4では、図2(b)で示すよう
に、両端部のシール部1a、1bが折曲されて両端面6
及び両側のフラップ5が形成され、罫線1dに沿って側
部1cが折曲されて多角柱形状とされ、各フラップ5が
端面6に溶着される。これにより、図2(c)で示すよ
うな多角形筒状のファイナルパッケージ2が形成され
る。ファイナルパッケージ2はファイナルパッケージ搬
送機構によって、送出部に搬送される。
【0028】図1に示すように、成形溶着部4は、型押
し機構10と、押圧加熱装置30と、折り畳み機構60
と、案内曲折機構とを備えている。これら型押し機構1
0、押圧加熱装置30、折り畳み機構60、及び案内曲
折機構は、並列状態で搬送される6個のセミパッケージ
1のそれぞれに対応して設けられ、6個のセミパッケー
ジ1は同時にファイナルパッケージ2に加工される。
【0029】図3に示すように、型押し機構10は、上
型11と下型12と昇降機構13(図1参照)と型締機
構14とを備えている。
【0030】上型11及び下型12は、それぞれ横方向
に開閉自在に二分割され、型全体としては四つのブロッ
ク体15、16、17、18と二つの基板19、20と
に分割されている。すなわち上型11は、二つのブロッ
ク体15、16とその間に配置された基板19とから構
成され、下型12は、二つのブロック体17、18とそ
の間に配置された基板20とから構成されている。上型
11の二つのブロック体15、16と、下型12の二つ
のブロック体17、18とは、それぞれ離間した状態で
の内幅が板状のセミパッケージ1(図2(a)参照)の
幅よりも僅かに大きくなるように設定されている。型締
機構14は、上型11の二つのブロック体15、16が
相対向した状態でそれぞれ取付けられる二つのブロック
体支持部21、22と、ブロック体支持部21、22を
接離する方向へ移動させて開閉する型締駆動機構とを備
えている。
【0031】昇降機構13は、下型12を上型11に対
して接離するように昇降させる。下型12は、最も降下
した第1の位置において、二つのブロック体17、18
が離間した状態でセミパッケージ搬送機構の下部に位置
し、最も上昇した第2の位置において、離間状態のブロ
ック体支持部21、22の間に挿入されて上型11と所
定距離をおいて対向する。下型12は、第1の位置から
第2の位置まで上昇する間に、セミブロック搬送コンベ
アの隣接する二つのキャリアの間を挿通する。下型12
が第2の位置に達した状態でブロック体支持部21、2
2が閉じると、上型11の二つのブロック体15、16
及び下型12の二つのブロック体17、18が近接し、
上型11及び下型12が型締めされた状態となる。
【0032】下型12が第1の位置から上昇すると、キ
ャリア間に支持された略板状のセミパッケージ1の側部
1c(図2(a)参照)が、まずブロック体17、18
間に収容され基板20によって下方から当接支持されて
上昇する。下型12が第2の位置に達すると、セミパッ
ケージ1は上型11と下型12の間に収容された状態と
なる。
【0033】案内折曲機構は、下型11によって第1の
位置から第2の位置へ上昇するセミパッケージ1の長手
方向両側のシール部1a、1b(図2(a)参照)の移
動軌跡内に設けられた溝部を備えている。上昇するセミ
パッケージ1のシール部1a、1bは溝部内を移動し、
これにより、下型12内の長手方向の所定位置にセミパ
ッケージ1が位置決めされると共に、シール部1a、1
bがそれぞれ同方向に折り曲げられ、長手方向両端の端
面6と端面6から一体的に突設された2箇所のフラップ
5(図2(b)参照)が形成される。
【0034】押圧加熱装置30は、ベース体31、第1
の押圧体32、第2の押圧体33、ヒータ34、ノズル
35、及び折り線付け機構50を備えている。ベース体
31と第1及び第2の押圧体32、33が押圧部材を構
成し、第1及び第2の押圧体32、33が当接部を構成
している。
【0035】図8及び図9に示すように、ベース体31
は、略垂直に直交する第1の取付面31a及び第2の取
付面31bを有している。第1の押圧体32と第2の押
圧体33とは、略台形状に形成された第1の押圧面32
aと第2の押圧面33aとをそれぞれ有している。ノズ
ル35は、矩形板体状の基部36と、基部36の表面か
ら一体的に突設された突部37とから成り、基部36が
ボルト38によってベース体31の第1の取付面31a
に締結固定されている。第2の押圧体33は、ボルト3
9によってベース体31の第2の取付面31bに締結固
定されている。第1の押圧体32は、第2の押圧体33
と対向するように、ボルト40によってノズル35の基
部36に締結固定されている。第1及び第2の押圧体3
2、33がベース体31に取付けられた状態で、第1の
押圧面32a及び第2の押圧面33aの相対向する長辺
を除いた六箇所の周縁部分は、セミパッケージ1の端面
6(図2(b)参照)に対応した八角形の各辺を構成す
る。
【0036】ヒータ34は、略円筒状のケース41と、
ケース41に内蔵されたヒータと、ケース41の一端に
設けられ加圧空気が供給される空気供給部42と、ケー
ス41の他端に設けられ加熱空気が吹き出される小径の
吹出部43とを備えている。
【0037】ノズル35の突部37には、ヒータ34の
吹出部43が挿入される穴状の流入部44が形成されて
いる。第1の押圧面32a及び第2の押圧面33aとの
間に位置するノズル35の基部36の第1の側面36a
と、この第1の側面36aと直交する2つの第2の側面
36bとには、それぞれ流出側穴部45、46(第2の
側面36bの流出側穴部46は一方のみ図示)が形成さ
れている。第1の側面36aの流出側穴部45は4箇所
設けられ、第2の側面36bの流出側穴部46はそれぞ
れ2箇所ずつ設けられている。これらの流出側穴部4
5、46は流入部44と連通し、ヒータ34から吹き出
される加熱空気は流出側穴部45、46から流出する。
【0038】ベース体31と第1及び第2の押圧体3
2、33は、鉄鋼等の金属材料によって形成されてい
る。ノズル35は、高密度に織られたガラス繊維を含有
する耐高熱性樹脂材によって形成されている。
【0039】図3に示すように、折り線付け機構50
は、フラップ5の折り畳み線(以下「折り線」という)
を付けるもので、上側可動部51、下側可動部52、一
対の上側折り線付け具53、一対の下側折り線付け具5
4、及び可動部駆動機構を備えている。
【0040】上側可動部51と下側可動部52は、それ
ぞれ一対の連結アーム57、58を有している。連結ア
ーム57、58は、ベース体31の第1の取付面31a
及び第2の取付面31bと直交する二つの側面31cか
ら突設された軸部59(図8参照)に、回転自在に支持
されている。上下の可動部51、52の一端部には可動
部駆動機構が連結され、可動部駆動機構によって、上下
の可動部51、52が軸部59を中心に揺動し、可動部
51、52の他端部が近離方向に移動する。
【0041】上側折り線付け具53は取付板55に締結
固定され、取付板55は弾性部材を介して上側可動部5
1の他端部に支持されている。下側折り線付け具54は
取付板56に締結固定され、取付板56は弾性部材を介
して下側可動部52の他端部に支持されている。係る状
態で、上下の折り線付け具53、54は、上下の可動部
51、52の幅方向両端部分で相対向するように配置さ
れる。上下の可動部51、52が軸部59を中心に揺動
すると、上下の折り線付け具53、54が開閉する。
【0042】上側折り線付け具53には、異なる方向に
面した三つの接触面が稜線により連続して形成され、下
側折り線付け具54には、異なる方向に面した二つの接
触面が稜線により連続して形成されている。
【0043】ベース体31は押圧加熱装置駆動機構に連
結され、この押圧加熱装置駆動機構によって押圧加熱装
置30が型押し機構10の長手方向両端部分に近離移動
する。押圧加熱装置30が型押し機構10に最も近接し
た状態で、上型11と下型12との間に収容されたセミ
パッケージ1の端面6を、第1及び第2の押圧面32
a、33aが押圧する。
【0044】次に、型押し機構10及び押圧加熱装置3
0による成形工程について説明する。
【0045】セミパッケージ搬送機構によって成形溶着
部4に搬送されたセミパッケージ1は、第1の位置から
上昇する下型12によってその側部1cが支持されて上
方へ移動する。上昇するセミパッケージ1は、案内折り
曲げ機構によって下型12内の所定位置に位置決めされ
ると共に、シール部1a、1bがそれぞれ同方向に折り
曲げられて、端面6と2箇所のフラップ5とが形成され
る。そして、下型12次に、押圧加熱装置30が前進し
て型押し機構10に近接し(図4参照)、第1及び第2
の押圧面32a、33aによってセミパッケージ1の端
面6が押圧される。そして、ブロック体支持部21、2
2が閉じて、上型11及び下型12が型締めされ、セミ
パッケージ1の側部1cが八角柱形状に整えられると共
に、端面6と側部1cとの間に直角よりも僅かに鋭角な
角部が形成される。また、この間に、折り線付け機構5
0が作動して、上下の折り線付け具53、54が閉じら
れる(図5参照)。これにより、上側折り線付け具53
の接触面と下側折り線付け具54の接触面とによってフ
ラップ5が挟み込まれ略三角形状に整えられ、且つ稜線
に沿ってフラップ5と端面6との間に強い折り線が形成
される。さらに、ノズル35の流出側穴部45、46か
ら加熱空気が流出され、端面6とフラップ5のうち両者
が当接する部分が加熱される。そして、上下の折り線付
け具53、54が開き、押圧加熱装置30が後退した
後、後述する折り畳み工程が行われるのうち両者が当接
する部分が加熱される。そして、上下の折り線付け具5
3、554が開き、押圧加熱装置30が後退した後、後
述する折り畳み工程が行われる。
【0046】図4〜図6に示すように、折り畳み機構6
0は、折り具61、62と、連結シャフト63、64
と、従動ギヤ65、66と、折り具駆動機構とを備えて
いる。
【0047】連結シャフト63、64は、ブロック体支
持部21、22の両端部にそれぞれ回転自在に支持さ
れ、連結シャフト63、64の一端部63a、64a
は、上型11の端部上方に位置し、他端部63b、64
bはブロック体支持部21、22の上方へ突出している
(図3参照)。この連結シャフト63、64の回転軸
は、上型11及び下型12に型押しされるセミパッケー
ジ1の長手方向と略垂直に交叉する方向(形成される端
面6と略平行方向)に設定されている。
【0048】従動ギヤ65、66は、ブロック体支持部
21、22上方の連結シャフト63、64の他端部63
b、64bの外周に固定され、折り具駆動機構に連結さ
れている。従動ギヤ65、66は、折り具駆動機構に連
動して相反する方向へ従動回転し、これにより連結シャ
フト63、64が相反する方向(第1の方向と第2の方
向)へ回転する。
【0049】図7に示すように、折り具61、62は、
連結シャフト63、64の一端部63a、64a(図3
参照)に締結固定される回転支持板67、68と、回転
支持板67、68の折曲面67a、68aに固定された
パッド部材69、70とを備えている。回転支持板6
7、68は、セミパッケージ1のフラップ5の両側部と
対向した位置に設けられている。連結シャフト63、6
4が第1の方向(図3及び図7中矢印A方向)へ回転す
ると、回転支持板67、68はフラップ5を折り畳む方
向へ回転して上型11及び下型12の端部を両側から塞
ぎ(図6参照)、第1の方向と反対の第2の方向へ回転
すると、上型11及び下型12の端部を開く(図4及び
図5参照)。なお、前記成形工程は、上型11及び下型
12の端部が開かれた状態で行われる。
【0050】パッド部材69、70は、フラップ5に嵌
合するフラップ嵌合凹部71、72と、このフラップ嵌
合凹部71、72の両側に設けられてセミパッケージ1
の端面6(フラップ5が重ならない部分)を押圧する端
面押圧凸部73、74とによって形成されている。この
場合、フラップ嵌合凹部71、72の内壁は、フラップ
5の外形に倣って形成されており、フラップ5を確実に
内部に収納することができる。
【0051】次に、折り畳み機構60による折り畳み工
程について説明する。
【0052】図6に示すように、押圧加熱装置30が後
退すると、連結シャフト63、64が第1の方向へ回転
し、回転支持板67、68がセミパッケージ1の端面6
側に向かって回転する。これにより、フラップ5がフラ
ップ嵌合凹部71、72に嵌合し押圧されてセミパッケ
ージ1の端面6上に折り畳まれ、予め加熱空気により加
熱された両者の当接部分が相互に接触して溶着され、完
成品としてのファイナルパッケージ2(図2(c)参
照)が形成される。このように成形されたファイナルパ
ッケージ2はファイナルパッケージ搬送機構によって、
送出部に搬送される。
【0053】なお、図3では、セミパッケージ1の一側
のシール部1aに対応して型押し機構10の一側に設け
られた押圧加熱装置30及び折り畳み機構60を示して
説明したが、他側のシール部1bに対しても、同様の押
圧加熱装置及び折り畳み機構が設けられている。
【0054】本実施の形態によれば、加熱空気を流出さ
せるノズル35をベース体31に取付けた押圧加熱装置
30を用いているので、型押し機構10の上型11及び
下型12の両端部分に、押圧加熱装置30と折り畳み機
構60とを設けるという省スペースで且つ簡単な構造に
よって、成形工程と折り畳み工程とを同一の場所で行う
ことができる。従って、生産効率を高め、且つ装置の小
型化を図ることができる。
【0055】また、ノズル35を、高密度に織られたガ
ラス繊維を含有する耐高熱性樹脂製としたので、断熱性
が良く、ベース体31や第1及び第2の押圧体32、3
3への放熱を抑制することができる。従って、加熱空気
を高温状態を維持したまま流出させることができ、効率
よく加熱することができる。加えて、ノズル35自体
は、高温下においても高い寸法安定性が得られるので、
加熱空気の吹出による変形等が生じることもない。
【0056】また、第1及び第2の押圧体32、33を
金属製としたので、高い剛性が得られると共に、鋭角な
角部を容易に形成することができる。従って、セミパッ
ケージ1の端面6と側部1cとの間に所望の角度の角部
を形成すると共に、内容物がフラップ5を含むセミパッ
ケージ2の両端部分に逃げてしまうのを確実に防止し
て、型押し機構10による良好な成形状態を得ることが
できる。
【0057】また、ノズル35の断熱性が良いので、ベ
ース体31や第1及び第2の押圧体32、33の熱膨張
を小さく抑えることができ、熱応力に起因するベース体
31や第1及び第2の押圧体32、33やノズル35等
の耐久性の低下を抑制することができる。
【0058】さらに、押圧加熱装置30に折り線付け機
構50を設けたので、フラップ5を確実に折り畳むこと
ができると共に、折り線付け機構50を別に設ける必要
が無く、さらに省スペース化を図ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1又は請求項
2に記載の発明によれば、成形途上のパッケージの端面
を押圧するための押圧部材に、端面とフラップとの当接
部分に向かって加熱空気を流出させるノズルを設けたの
で、成形工程と折り畳み工程とを同一の場所で行うに
は、型押し機構の型の両端部分に、押圧加熱装置と折り
畳み機構とを設ければ良く、省スペースで且つ簡単な構
造によって、生産効率を高め、且つ装置の小型化を図る
ことができる。
【0060】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、ノズルを、
高密度に織られたガラス繊維を含有する耐高熱性樹脂製
としたので、断熱性が良く、押圧部材への放熱を抑制す
ることができる。従って、加熱空気を高温状態のまま流
出させることができ、効率よく加熱することができる。
【0061】また、押圧部材の当接部を金属製としたの
で、高い剛性が得られると共に、鋭角な角部を容易に形
成することができる。従って、パッケージの端面と側部
との間に所望の角度の角部を形成すると共に、内容物が
フラップを含むパッケージの両端部分に逃げてしまうの
を確実に防止して、型押し機構による良好な成形状態を
得ることができる。
【0062】さらに、ノズルの断熱性が良いので、押圧
部材の熱膨張を小さく抑えることができ、熱応力に起因
する押圧部材やノズル等の耐久性の低下を抑制すること
ができる。
【0063】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3にいずれかに記載の発明の効果に加えて、押
圧加熱装置に折り線付け機構を設けたので、フラップを
確実に折り畳むことができると共に、折り線付け機構を
別に設ける必要が無く、さらに省スペース化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る押圧加熱装置の成形溶着部
を示す全体斜視図である。
【図2】パッケージの状態を示す斜視図であり、(a)
は内容物が充填されたセミパッケージを示し、(b)は
フラップが溶着される前のセミパッケージを示し、
(c)はフラップが溶着された後のファイナルパッケー
ジを示している。
【図3】図1の成形溶着部の要部拡大斜視図である。
【図4】図3の押圧加熱装置が前進した状態を示す斜視
図である。
【図5】図4の上下の折り線付け具が閉じられた状態を
示す斜視図である。
【図6】図5の折り具が閉じられた状態を示す斜視図で
ある。
【図7】折り畳み工程における折り具とフラップとの状
態を示す斜視図である。
【図8】図3の押圧加熱装置の分解斜視図である。
【図9】図8の組立斜視図である。
【符号の説明】
1 セミパッケージ(成形途上のパッケージ) 1c セミパッケージの側部 3 パッケージ製造装置 5 フラップ 6 端面 10 型押し機構 11 上型 12 下型 30 押圧加熱装置 31 ベース体(押圧部材) 32 第1の押圧体(押圧部材、当接部) 33 第2の押圧体(押圧部材、当接部) 34 ヒータ 35 ノズル 43 吹出部 44 流入部 45 流出側穴部 46 流出側穴部 50 折り線付け機構 60 折り畳み機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面から一体的に突設され折り畳まれて
    該端面と当接するフラップを有する成形途上のパッケー
    ジの前記端面を押圧する押圧部材と、 加熱空気が吹き出される吹出部を有するヒータと、 前記押圧部材に設けられ、前記ヒータの吹出部が接続さ
    れる流入部と、該流入部と連通し前記加熱空気を前記端
    面と前記フラップの当接部分に向かって流出させる流出
    側穴部とを有するノズルとを備えたことを特徴とする押
    圧加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の押圧加熱装置であっ
    て、 前記押圧部材は、前記成形途中のパッケージの側部を型
    によって押圧して所望の形状に整える型押し機構の前記
    型の両端部分に配設されていることを特徴とする押圧加
    熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の押圧加熱
    装置であって、 前記押圧部材の前記端面と当接する当接部は、金属製で
    あり、 前記ノズルは、ガラス繊維を含有する耐高熱性樹脂製で
    あることを特徴とする押圧加熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3にいずれかに記載の
    押圧加熱装置であって、 前記フラップの折り畳み線を付ける折り線付け機構をさ
    らに備えたことを特徴とする押圧加熱装置。
JP9215295A 1997-08-08 1997-08-08 押圧加熱装置 Pending JPH1159628A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002284110A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Tokyo Autom Mach Works Ltd 包装体の端部折り込みシール方法とその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002284110A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Tokyo Autom Mach Works Ltd 包装体の端部折り込みシール方法とその装置
JP4553171B2 (ja) * 2001-03-28 2010-09-29 株式会社東京自働機械製作所 包装体の端部折り込みシール装置

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