JPH1177856A - パッケージ製造装置の成形型 - Google Patents

パッケージ製造装置の成形型

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JPH1177856A
JPH1177856A JP9242977A JP24297797A JPH1177856A JP H1177856 A JPH1177856 A JP H1177856A JP 9242977 A JP9242977 A JP 9242977A JP 24297797 A JP24297797 A JP 24297797A JP H1177856 A JPH1177856 A JP H1177856A
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mold
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Masayuki Taniguchi
将幸 谷口
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NIPPON TETRA PACK KK
Nihon Tetra Pak KK
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NIPPON TETRA PACK KK
Nihon Tetra Pak KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージの外面を多角形に成形する際に、
パッケージの内容積が変化しても良好な押圧力を確保
し、良好な多角形に成形する。 【解決手段】 弾性体からなる圧力調整部材27を型板
25及び支持板26によって挟持して弾性押圧部材24
を形成する。圧力調整部材27は、型板25の引き出し
孔28に挿入され、型板25と同一面となってパッケー
ジに弾性力を有して接触する接触面42を有している。
パッケージの内容積が変化しても、接触面42が変化量
を吸収するため、押圧力を確保でき、良好な多角形に成
形できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュースなどの飲
料水、その他の内容物が封入されたパッケージを製造す
るパッケージ製造装置に組み込まれ、パッケージの外形
を八角形、六角形等の整った外形となるように成形する
成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】牛乳、ジュース等の内容物が封入された
パッケージの包材には、パッケージの軽量化、価格の低
廉化の目的で、プラスチックフィルムがラミネートされ
た紙製の包材が使用されている。このパッケージの製造
は、包材を長手方向に供給しながら、縦シールして筒体
とし、この筒体内に内容物を充填し、その後、横断方向
の横シール及び切断を行って内容物が充填された中間体
であるセミパッケージとする。
【0003】このセミパッケージから最終のファイナル
パッケージへの成形により、パッケージの胴部を八角
形、六角形等の多角形の外形としている。この成形工程
では、従来は、上型及び下型によってパッケージの胴部
を押圧している。上型及び下型は、多角形断面を上下に
2分割した成形面を有しており、上型及び下型が型締め
されることにより、上型及び下型の成形面が、閉鎖した
多角形断面を形成する。そして、閉鎖した成形面の多角
形断面によってパッケージの胴部を外側から押圧するこ
とにより、胴部が多角形断面に成形されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、セミパッケ
ージを押圧して多角形のファイナルパッケージに成形す
る際には、パッケージの内容積が変化する。例えば、2
50ccのセミパッケージを八角形のファイナルパッケ
ージに成形した場合には、内容積が約15cc変化す
る。そして、パッケージを押圧する際に、このような内
容積の変化があると、成形の際に押圧力が吸収されてし
まう。このため、適度の押圧力を作用させることができ
ず、パッケージの外形が不揃いとなり、次工程での確実
なハンドリングが困難になったり、外観のレベルが低下
し、不良率が増大する問題が発生する。
【0005】そこで、本発明は内容積の変化があっても
適度の押圧力を保持し、これにより良好な多角形のパッ
ケージを成形することができる成形型を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、成形途上にあるパッケージの外
面を外側から押圧してパッケージを多角形々状に成形す
る成形型であって、パッケージを押圧する成形面に、弾
性力を有してパッケージの外面と接触する弾性押圧部材
が設けられていることを特徴とする。
【0007】この成形型では、パッケージを押圧して多
角形々状に成形する際に、弾性押圧部材が弾性力を有し
てパッケージの外面と接触する。この弾性力を有した接
触では、押圧によってパッケージの内容積が変化して
も、その変化量を吸収する。このため、成形に必要な押
圧力を確保することができ、正規な寸法許容差に収まる
寸法を具備した良好な多角形の外面に成形することがで
きる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記弾性押圧部材は、厚さ方向に貫通する引き
出し孔が形成され、前記パッケージの外面を成形する型
板と、前記引き出し穴内に挿入される支持凸部を有し、
前記型板を裏側から支持する支持板と、前記支持凸部に
支持された状態で前記引き出し孔に挿入されてパッケー
ジの外面と接触する接触面部を有し、前記型板と支持板
とに挟持される弾性材からなる圧力調整部材とを備えて
いることを特徴とする。
【0009】この弾性押圧部材は、型板がパッケージの
外面に対して押圧力を作用させてパッケージを成形す
る。圧力調整部材は、その接触面部が支持板の支持凸部
に支持されており、この支持状態でパッケージの外面と
弾性的に接触する。このため、押圧によるパッケージの
内容積の変化を圧力調整部材が吸収することができる。
これにより適度の押圧力を確保でき、良好な多角形の外
面を成形することができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
発明であって、前記接触面部と支持凸部との間にガスを
導入するガス導入手段を備えていることを特徴とする。
【0011】ガス導入手段によって接触面部と支持凸部
との間に導入されたガスは、接触面部を支持凸部から浮
き上がらせて、パッケージの外面に接触させる。従っ
て、接触面部は、弾性材本来の弾性に加えて、さらに弾
性が付与され、パッケージの内容積の大きな変化を吸収
する。このため、内容積が大きく変化しても、良好な多
角形外面に成形することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパッケージの
製造装置の成形型の実施形態について図面を用いて説明
する。図1は、この実施形態に係るパッケージ製造装置
3の成形部4を示す全体斜視図、図2はパッケージの状
態を示す斜視図であり、図2(a)は内容物が充填され
たセミパッケージ1を示し、(b)はフラップが溶着さ
れる前のセミパッケージ1を示し、(c)はフラップが
溶着された後のファイナルパッケージ2を示している。
図3は図1の成形部の要部拡大斜視図、図4は弾性押圧
部材24を示す分解斜視図である。
【0013】なお、以下の説明で符号が付されていない
構成部分は図示が省略されている。
【0014】パッケージの製造工程は、成形途上の中間
体であるセミパッケージ1(図2(a)参照)が製造さ
れる第1の工程と、セミパッケージ1から完成品である
ファイナルパッケージ2(図2(c)参照)が製造され
る第2の工程とに分けられ、このパッケージ製造装置3
は第2の工程に用いられる。
【0015】第1の工程では、充填機に、シート状の包
材が長手方向に供給され、包材の幅方向両端部が長手方
向に縦シールされて筒体とされ、この筒体内にジュース
やお茶等の内容物が所定量充填され、上下位置が幅方向
に横シールされた後切断される。これにより、両端にシ
ール部1a、1bを備え所定の厚さを有する略板状のセ
ミパッケージ1(図2(a)参照)が製造される。
【0016】第2の工程では、パッケージ製造装置3に
より、内容物が所定量充填されたセミパッケージ1(図
2(a)参照)が、所定の形状に成形されてファイナル
パッケージ2(図2(c)参照)とされ、箱詰め工程あ
るいは検査工程等の次工程へ送り出される。
【0017】パッケージ製造装置3は、待機部と成形部
4と送出部とを備え、これらは充填機側から順に基台3
aに配設されている。待機部には、充填機からセミパッ
ケージ1が順次送り込まれる。成形部4では、待機部か
ら搬送されたセミパッケージ1が所定の形状に成形さ
れ、完成品である最終形状のファイナルパッケージ2が
形成される。送出部では、ファイナルパッケージ2が次
工程へ送り出される。さらに、パッケージ製造装置3に
は、セミパッケージ1を待機部から成形部4へ搬送する
セミパッケージ搬送機構と、成形部4で所定の形状に成
形されたセミパッケージ2を送出部へ搬送するファイナ
ルパッケージ搬送機構とが設けられている。なお、この
パッケージ製造装置3は、複数個(本実施形態では6
個)のセミパッケージ1を同時にファイナルパッケージ
2に加工することができる。
【0018】充填機から待機部に供給されるセミパッケ
ージ1は、図2(a)で示すように、内容物が充填され
て所定の厚さを有する略板状であり、その長手方向の両
端部に横方向に延びるシール部1a、1bを有してい
る。
【0019】セミパッケージ搬送機構は、複数本(本実
施形態では6本)のセミパッケージコンベアを備えてい
る。各セミパッケージコンベアは、待機部から成形部4
までセミパッケージ1の搬送方向に延設され、セミパッ
ケージ1の搬送方向と交叉する方向に並設されている。
各セミパッケージコンベアには、各々の側方に突出する
複数のキャリアが固定されている。搬送方向の前後で隣
接するキャリアの間隔はセミパッケージ1の長さに対応
しており、この前後の隣接するキャリアによって、セミ
パッケージ1のシール部1a、1bが下方から支持され
る。
【0020】成形部4では、図2(b)で示すように、
両端部のシール部1a、1bが折曲されて両端面6及び
両側のフラップ5、5が形成され、罫線1dに沿って側
部1cが折曲されて多角柱形状とされ、各フラップ5が
端面6に溶着される。これにより、図2(c)に示すよ
うな多角形筒状のファイナルパッケージ2が形成され
る。ファイナルパッケージ2はファイナルパッケージ搬
送機構によって、送出部に搬送される。
【0021】成形部4は、型押し機構10と、押圧加熱
装置30と、折り畳み機構60と、案内折曲機構とを備
えている。これら型押し機構10、押圧加熱装置30、
折り畳み機構60、及び案内折曲機構は、並列状態で搬
送される6個のセミパッケージ1のそれぞれに対応して
設けられ、6個のセミパッケージ1は同時にファイナル
パッケージ2に加工される。
【0022】図3に示すように、型押し機構10は、上
型11と下型12からなる成形型23と、下型12を昇
降させる昇降機構13(図1参照)と、型締め機構14
とを備えている。
【0023】上型11及び下型12は、それぞれ横方向
に開閉自在に二分割され、型全体としては4つのブロッ
ク体15、16、17、18と二つの基板19、20と
に分割されている。上型11は、二つのブロック体1
5、16とその間に配置された基板19とから構成さ
れ、下型12は、二つのブロック体17、18とその間
に配置された基板20とから構成されている。上型11
の二つのブロック体15、16と、下型12の二つのブ
ロック体17、18とはそれぞれ離間した状態での内幅
が板状のセミパッケージ1(図2(a)参照)の幅より
も僅かに大きくなるように設定されている。また、各ブ
ロック体15、16、17、18の成形面15a、16
a、17a、18a側の内部には、弾性押圧部材24が
内蔵されている。
【0024】この弾性押圧部材24は、図5及び図6に
示すように、型板25と、この型板25の裏面側に設け
られた支持板26と、これらの型板25と支持板26と
の間に挟持される圧力調整部材27とを備えている。
【0025】型板25は、成形加工されるファイナルパ
ッケージ2の側面に等しい1または複数の型面25aを
有し、セミパッケージ1の外面に当接して押圧する。こ
の型板25には、その長さ方向に延びる長円形の引き出
し孔28が厚さ方向に貫通形成されている。なお、型面
25aが2カ所ある場合は、型板25の断面はL字状
に、また3カ所ある場合は凹字状に形成される。
【0026】支持板26は、金属板からなり、その表面
には、引き出し孔28と対向する支持凸部29が突出し
ている。支持凸部29は、引き出し孔28と同様な形状
で、かつ引き出し孔28よりも幾分小さなサイズに成形
されている。そして、支持凸部29は、支持板26を型
板25の裏面側から積層することにより引き出し孔28
内に挿入されている。この支持凸部29には、後述する
ガスノズル38の先端部が挿入されるガス孔39が貫通
形成されている。このガス孔39には、圧縮気体導入手
段としてのガスノズル38が取り付けられている。この
ガスノズル38は、支持板26のガス孔39に先端部が
挿入され、基端部はホース及びバルブを介してコンプレ
ッサ等の圧縮空気供給手段と連結されている。
【0027】圧力調整部材27は、全体がシリコンゴム
等の弾性体により形成されており、引き出し孔28内に
挿入されると共に支持凸部29が挿入される接触部40
と、この接触部40の周囲に鍔状に形成された挟持部4
1とからなる。また、接触部40の端面側にセミパッケ
ージ1の外面に弾性力を有して接触する接触面42が形
成されている。挟持部41は、型板25と支持板26と
の間に挟持される。
【0028】そして、型板19と支持板26との間に圧
力調整部材27を配置し、接触部40を引き出し孔28
に挿入すると共に、接触部28に支持凸部29を挿入
し、挟持部41を型板25と支持板26との間で挟持し
た状態で、型板25及び支持板26にビス43を螺合さ
せることにより、図5に示すように一体に組み付けられ
ている。
【0029】また、この弾性押圧部材24は、圧縮空気
等の圧縮ガスがガスノズル38を通ってガス孔39から
噴出すると、噴出したガスが、圧力調整部材27の接触
面42と支持板26の支持凸部29との間に充満する。
これにより、接触面42が膨張して型板25の表面より
突出し、セミパッケージ1の外面に型板25が接触しな
くても接触面41はパッケージ1の外面に接触する。こ
のような弾性押圧部材24は、昇降機構13と型締め機
構14によって上型11と下型12とが型締めされる
と、セミパッケージ1の外面に弾性接触する。
【0030】型締め機構14は、上型11の二つのブロ
ック15、16が相対向した状態でそれぞれ取り付けら
れる二つのブロック体支持部21、22と、ブロック体
支持部21、22を接離する方向へ移動させて開閉する
型締め駆動機構とを備えている。
【0031】昇降機構13は、下型12を上型11に対
して接離するように昇降させる。下型12は、最も下降
した第1の位置において、二つのブロック体17、18
が離間した状態でセミパッケージ搬送機構の下部に位置
し、最も上昇した第2の位置において、離間状態のブロ
ック体支持部21、22間に挿入されて上型11と所定
距離をおいて対向する。下型12は、第1の位置から第
2の位置まで上昇する間に、セミブロック搬送コンベア
の隣接する二つのキャリアの間を挿通する。下型12が
第2の位置に達した状態でブロック体支持部21、22
が閉じると、上型11の二つのブロック体15、16及
び下型12の二つのブロック体17、18が近接し、上
型11及び下型12が型締めされた状態となる。
【0032】下型12が第1の位置から上昇すると、キ
ャリア間に支持された略板状のセミパッケージ1の側部
1c(図2(a)参照)が、まずブロック体17、18
間に収容され基板20によって下方から当接支持されて
上昇する。下型12が第2の位置に達すると、セミパッ
ケージ1は上型11と下型12の間に収容された状態と
なる。
【0033】案内折曲機構は、下型12によって第1の
位置から第2の位置へ上昇するセミパッケージ1の長手
方向両側のシール部1a、1b(図2(a)参照)の移
動軌跡内に設けられた溝部を備えている。上昇するセミ
パッケージ1のシール部1a、1bは溝部内を移動し、
これにより、下型12内の長手方向の所定位置にセミパ
ッケージ1が位置決めされると共に、シール部1a、1
bがそれぞれ同方向に折り曲げられ、長手方向両端の端
面6と端面6から一体的に突設された2カ所のフラップ
5、5(図2(b)参照)が形成される。
【0034】押圧加熱装置30は、ベース体31、第1
の押圧体32、第2の押圧体33、ヒータ34、ノズル
35及び折り線付け機構50を備えている。ベース体3
1と第1及び第2の押圧体32、33が押圧部材を構成
し、第1、第2の押圧体32、33が当接部を構成して
いる。折り線付け機構50は、フラップ5の折り畳み線
(以下「折り線」という)を付けるもので、上側可動部
51、下側可動部52、一対の上側折り線付け具53、
一対の下側折り線付け具54、及び可動部駆動機構を備
えている。
【0035】次に、弾性押圧部材24が内蔵された上型
11及び下型12による成形工程について説明する。
【0036】セミパッケージ搬送機構により成形部4に
搬送されたセミパッケージ1は、第1の位置から上昇す
る下型12によってその側部が支持されて上方へ移動す
る。上昇するセミパッケージ12は、案内折曲機構によ
って下型12内の所定の位置に位置決めされると共に、
シール部1a、1bがそれぞれ同方向に折り曲げられ
て、端面6と2カ所のフラップ5とが成形される。そし
て下型12が第2の位置に達すると、セミパッケージ1
は上型11と下型12との間に収容される。
【0037】次に、押圧加熱装置30が前進して型押し
機構10に近接し、第1及び第2の押圧面によってセミ
パッケージ1の端面6が押圧される。そして、ブロック
体15、16、17、18、支持部21、22が閉じ状
態となり、上型11及び下型12が型締めされる。
【0038】このとき、圧力調整部材27がセミパッケ
ージ1の外面に弾性的に押圧接触する。この弾性力を有
した接触では、成形時の押圧によってセミパッケージ1
の内容積が変化しても、その変化量を吸収することがで
きる。すなわち、セミパッケージ1の内容積が変化して
も、接触面42がセミパッケージ1の外面に必ず接触し
て押圧することができる。このため、成形に必要な押圧
力を確実に確保することができ、正規な寸法許容差に収
まる寸法を具備した良好な多角形の外面に成形すること
ができる。
【0039】この成形において、セミパッケージ1の内
容積の変化量が大きい場合、ガスノズル38から圧縮空
気等のガスを噴出する。これにより、接触面42と支持
凸部29との間にガスが充満し、図7に示すように、接
触面42が型板25の表面よりも突出するように圧力調
整部材27が膨張してセミパッケージ1の側面と接触す
る。このような接触面42による接触では、接触面42
の本来の弾性力に加えて、さらに弾性が付与される。こ
のため、セミパッケージ1の内容積のより大きな変化を
吸収することができ、内容積が大きく変化しても、正規
な寸法許容差に収まる寸法を具備した良好な多角形の外
面に成形することができる。
【0040】また、この上型11及び下型12の成形の
間に、折り線付け機構50が作動して、上下の折り線付
け具53、54が閉じられて、フラップ5が挟み込まれ
て略三角形状に整えられ、かつ稜線に沿ってフラップ5
と端面6との間に強い折り線が形成される。さらに加熱
空気がノズルから流出されて端面6とフラップ5のうち
両者が当接する部分が加熱される。そして、上下の折り
線付け具53、54が開き押圧加熱装置30が後退した
後に、折り畳み工程が行われてフラップ5が折り畳ま
れ、図2(c)に示すようにファイナルパッケージ2が
形成される。
【0041】なお、上記実施形態では、上型11及び下
型12を構成する4つのブロック体15、16、17、
18に弾性押圧部材24をそれぞれ内蔵し、セミパッケ
ージ1の4面に当接するようにしたが、図8に示すよう
に、セミパッケージ1の全側面にそれぞれ弾性押圧部材
24を当接するようにしても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、弾性押圧部材が弾性力を有してパッケージの外
面と接触するため、成形時の押圧によってパッケージの
内容積が変化しても、その変化量を吸収することができ
る。この結果、成形に必要な押圧力を確保することがで
き、良好な多角形の外面に成形することができる。
【0043】請求項2の発明によれば、支持板の支持凸
部に支持された圧力調整部材の接触面部がパッケージの
外面と弾性的に接触するため、押圧によるパッケージの
内容積の変化を圧力調整部材が吸収することができる。
このため適度の押圧力を確保でき、良好な多角形の外面
を成形することができる。
【0044】請求項3の発明によれば、ガス導入手段に
よってガスが、接触面部を支持凸部から浮き上がらせ
て、パッケージの外面に接触させる。このため接触面部
は、弾性材本来の弾性に加えて、さらに弾性が付与さ
れ、パッケージの内容積の大きな変化を吸収することが
でき、内容積が大きく変化しても、良好な多角形外面に
成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る成形型が用いられた成形部を
示す全体斜視図である。
【図2】パッケージの状態を示す斜視図であり、(a)
は内容物が充填されたセミパッケージを示し、(b)は
フラップが溶着される前のセミパッケージを示し、
(c)はフラップが溶着された後のファイナルパッケー
ジを示している。
【図3】図1の成形部の要部拡大斜視図である。
【図4】上型と下型とを示す断面図である。
【図5】弾性押圧部材を示す斜視図である。
【図6】弾性押圧部材を示す分解斜視図である。
【図7】弾性押圧部材の圧力調整部材がセミパッケージ
の側面に当接した状態を示す平面図である。
【図8】弾性押圧部材をセミパッケージの全側面に対応
して配置した例を示す断面図である。
【符号の説明】
3 パッケージ製造装置 4 成形部 11 上型 12 下型 23 成形型 24 弾性押圧部材 25 型板 26 支持板 27 圧力調整部材 28 引き出し孔 29 支持凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形途上にあるパッケージの外面を外側
    から押圧してパッケージを多角形々状に成形する成形型
    であって、 パッケージを押圧する成形面に、弾性力を有してパッケ
    ージの外面と接触する弾性押圧部材が設けられているこ
    とを特徴とするパッケージ製造装置の成形型。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、 前記弾性押圧部材は、厚さ方向に貫通する引き出し孔が
    形成され、前記パッケージの外面を成形する型板と、 前記引き出し孔内に挿入される支持凸部を有し、前記型
    板を裏側から支持する支持板と、 前記支持凸部に支持された状態で前記引き出し孔に挿入
    されてパッケージの外面と接触する接触面を有し、前記
    型板と支持板とに挟持される弾性材からなる圧力調整部
    材とを備えていることを特徴とするパッケージ製造装置
    の成形型。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の発明であって、 前記接触面と支持凸部との間に圧縮気体を導入する圧縮
    気体導入手段を備えていることを特徴とするパッケージ
    製造装置の成形型。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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