JPH1159171A - 自動車用窓ガラス構造 - Google Patents

自動車用窓ガラス構造

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JPH1159171A
JPH1159171A JP22280897A JP22280897A JPH1159171A JP H1159171 A JPH1159171 A JP H1159171A JP 22280897 A JP22280897 A JP 22280897A JP 22280897 A JP22280897 A JP 22280897A JP H1159171 A JPH1159171 A JP H1159171A
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JP
Japan
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glass plate
vehicle body
vehicle
sash
outer side
Prior art date
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Pending
Application number
JP22280897A
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English (en)
Inventor
Akinori Matsumoto
彰則 松本
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP22280897A priority Critical patent/JPH1159171A/ja
Publication of JPH1159171A publication Critical patent/JPH1159171A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窓閉時におけるガラス板外側面と車体の外側面
との段差を低減し、走行時の風切り音の防止と意匠性の
向上とが両立された窓ガラス構造を得る。 【解決手段】ガラス板1の端面に面取り処理が施されて
周縁断面が階段状を呈しており、階段状のうちの下段1
1bが車外側に配されるように車体のサッシュ2に嵌め
込まれた自動車用窓ガラス構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用窓開口部
に配される窓ガラスの構造に関し、特に、摺動自在に自
動車のサッシュに嵌め込まれる窓ガラスの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の側窓開口部には、上下に摺動自
在にガラス板が配されている。このガラス板10は、そ
の端面が面取り加工されたものであって、周端部の断面
形状が外に凸の曲線あるいは曲線と直線との組み合わせ
で構成されている(図3参照)。
【0003】車体の窓開口部には、ガラス板の周縁部が
嵌め込まれてガラス板の摺動をガイドするランチャンネ
ルを有する側辺サッシュが設けられている。さらに、側
辺サッシュに連なるように、ガラス板の上辺を受ける凹
部を有する上辺サッシュが設けられている。特に、窓を
閉じた状態での自動車の走行時、ことに高速走行時には
ガラス板が車外側に膨らむので、ガラス板の周縁部はサ
ッシュの凹部に嵌め込まれて保持される必要がある。そ
のため、ガラス板10の車外側面はサッシュ20の車外
側面よりも車内側に配置されることになり、車体の外面
とガラス板面との間に段差が生じる(図4参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車の意匠性
向上のために、自動車全体の外面フラッシュサーフェイ
ス化が求められている。したがって、車体の外面とガラ
ス板面との段差を極力小さくすることは、自動車の意匠
性向上に寄与する。一方で、上記の段差は、走行時にお
ける風切り音の発生要因となる。そのために、車内の静
粛性を疎外することになる。
【0005】ところで、フラッシュサーフェス化と風切
り音対策として、図5に示すようなガラス板10の窓開
口部20’への配置構造が提案されている。この配置構
造は、いわゆるハードトップタイプのものである。ハー
ドトップタイプの構造は、窓の閉時においてガラス板が
車体の窓開口部に覆い被さるように配されるので、車体
外側面とガラス板外側面との段差が低減する傾向にあ
る。
【0006】しかし、ガラス板の上辺が嵌め込まれるサ
ッシュ上辺凹部をなくしたために、高速走行時における
ガラス板の車外側への膨らみを招く。このふくらみが原
因となって、結果として風切り音の発生や車内気密性の
低下が生じる。
【0007】このように、従来の構造ではフラッシュサ
ーフェイス化と風切り音防止との両立は困難であった。
本発明の目的は、従来困難であったフラッシュサーフェ
イス化と風切り音防止との両立が可能な自動車用窓ガラ
ス構造を、新規に提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、ガラス板の周縁部が車
体のサッシュに摺動自在に嵌め込まれて、ガラス板が自
動車窓開口部に配された自動車用窓ガラス構造であっ
て、前記ガラス板は、その端面に面取り処理が施されて
周縁断面が階段状を呈してなることを特徴とする自動車
用窓ガラス構造を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の自動車用窓ガラス構造
のうちのガラス板要部の一例を示す概略断面図である。
ガラス板1の端面は面取り処理が施されており、その周
縁断面は階段状を呈している。この場合、ガラス板1の
厚み方向において、一方の面側(1a)がもう一方の面
側(1b)に比べて大きく研削されて、端面が図示の上
段11aと下段11bとに形成されるように、周縁断面
が階段状に形成されている。なお、面取り処理に用いら
れる面取りホイールに、得ようとする階段形状にあわせ
て、その厚み方向において径が徐々に変わった形状のも
のを用いることによって、上記の周縁断面が階段状のガ
ラス板が得られる。
【0010】図2は図1のガラス板を車体に取り付けた
際の構成を示す概略断面図である。車体のサッシュ2に
は凹部22が設けられている。この凹部22にガラス板
1が嵌め込まれるにあたり、下段11b側が車外側にな
るようにガラス板1が配されて、上段11aが凹部22
に嵌め込まれている。こうして、車体の車外側面とガラ
ス板の車外側面とがほぼ面一となっている。
【0011】本発明におけるガラス板は、その全周にお
いて、端面に面取り処理が施されて周縁断面が階段状を
呈するものであっても、特定の辺が端面に面取り処理が
施されて周縁断面が階段状を呈するものであってもよ
い。本発明におけるガラス板は、高速走行時のガラス板
の膨らみを防止する観点で好ましい形状を呈するもので
ある。そのため、摺動自在な自動車の側窓に適用される
ことによって、高い機能を発揮する。そこで、車体取り
付け時における少なくともガラス板の上辺および両側辺
の3辺において、上記の階段状を呈することが好まし
い。
【0012】本発明におけるガラス板の厚さは、自動車
用窓ガラスの厚みが通常3〜6mm程度であることか
ら、同様に3〜6mm程度に設定される。そして、ガラ
ス板の階段状の段差は、図1に示す寸法Aが1〜20m
m、寸法Bが1〜3mm程度に設定されることが好まし
い。特に、自動車の高速走行時にもガラス板の膨らみが
生じないように、寸法Aが8〜10mmに設定されるこ
とが好ましい。また、階段状の段差の寸法精度を充分に
得るためには、ガラス板の厚みの半分程度を寸法Bに設
定することが好ましい。
【0013】さらに、本発明におけるガラス板は、自動
車側窓用として強化処理が施されたものであることが好
ましい。これは、自動車用ガラス板の安全基準を満たす
うえで求められるものである。
【0014】上記例では、ガラス板は1段の階段状を呈
するものであるが、2段以上の階段状にすることもでき
る。通常は車体のサッシュ凹部にガラス板が嵌め込まれ
るために、1段の階段状で充分である。ガラス板のスム
ースな摺動を実現するために特殊のランチャンネルを用
いる場合等、2段以上の階段状に形成することもでき
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス板の端面に面取
り処理が施されて周縁断面が階段状を呈しており、階段
状のうちの下段が車外側に配されるように車体のサッシ
ュに嵌め込まれるので、窓閉時におけるガラス板外側面
と車体の外側面との段差を低減できる。こうして、車体
全体のフラッシュサーフェイス化が実現でき、自動車の
意匠性の向上が図れる。
【0016】しかも、窓閉時におけるガラス板外側面と
車体の外側面との段差が低減されているため、走行時の
風切り音の発生も防ぐことができ、風切り音の防止と意
匠性の向上とが両立され、しかも高速走行時に発生する
ガラスの膨らみ現象も抑制できる自動車用窓ガラス構造
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用窓ガラス構造のうちのガラス
板要部の一例を示す概略断面図
【図2】本発明の自動車用窓ガラス構造の一例を示す概
略断面図
【図3】従来の自動車用窓ガラスの概略断面図
【図4】従来の自動車用窓ガラス構造の概略断面図
【図5】従来の自動車用窓ガラス構造の概略断面図
【符号の説明】
1:ガラス板 2:サッシュ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス板の周縁部が車体のサッシュに嵌め
    込まれて、ガラス板が自動車窓開口部に配された自動車
    用窓ガラス構造であって、前記ガラス板は、その端面に
    面取り処理が施されて周縁断面が階段状を呈してなるこ
    とを特徴とする自動車用窓ガラス構造。
  2. 【請求項2】前記ガラス板は、周縁の階段形状のうちの
    下段が車外側に配されて、上段が車体のサッシュに嵌め
    込まれることを特徴とする請求項1記載の自動車用窓ガ
    ラス構造。
  3. 【請求項3】前記ガラス板は、サッシュに摺動自在に嵌
    め込まれた側窓用のガラス板であることを特徴とする請
    求項1または2に記載の自動車用窓ガラス構造。
JP22280897A 1997-08-19 1997-08-19 自動車用窓ガラス構造 Pending JPH1159171A (ja)

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JP22280897A JPH1159171A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 自動車用窓ガラス構造

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6361849B1 (en) 1998-03-31 2002-03-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Bent glass sheet for vehicles
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