JPH1159167A - 車両空調用レジスターのダンパー構造 - Google Patents

車両空調用レジスターのダンパー構造

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JPH1159167A
JPH1159167A JP22745397A JP22745397A JPH1159167A JP H1159167 A JPH1159167 A JP H1159167A JP 22745397 A JP22745397 A JP 22745397A JP 22745397 A JP22745397 A JP 22745397A JP H1159167 A JPH1159167 A JP H1159167A
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JP
Japan
Prior art keywords
damper
air passage
closing
elastic sealing
sealing material
Prior art date
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Pending
Application number
JP22745397A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Miura
達也 三浦
Norihisa Iwata
典久 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性力の強い材質からなる弾性シール材を用
いても、確実に空気通路を閉じることができ、異音も生
じ難い車両空調用レジスターのダンパー構造を提供す
る。 【解決手段】 筒状ケース部C内に該ケース部C内の空
気通路Sを開閉させる板状ダンパー10が回動自在に設
けられ、前記ダンパー10のダンパー本体11の端面に
形成された二股の挟持部15に弾性シール材21がその
先端22を突出して嵌着され、前記空気通路閉時に前記
先端22がケース部内面C1と接触するようにされた車
両空調用レジスターにおいて、前記挟持部15の対向す
る片16,17の長さを、前記空気通路開から閉へのダ
ンパー10の回動方向A側に位置する片16よりも、前
記回動方向Aの反対側に位置する片17で短くなるよう
にして、前記空気通路閉時に弾性シール材21先端22
を撓み易くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両空調用レジ
スターに関し、特にはそのダンパー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4およびその5−5断面を示す図5に
示されるように、自動車の前席正面のインストルメント
パネルPまたはその近傍には、車室内の換気および空調
のための空気吹き出し用の開口Poが形成されて、該開
口Poには、車室外に通じるダクトDと接続して空調用
レジスターRが装着される。この空調用レジスターRは
レジスター本体となる筒状ケース部Cと風向を調節する
バレル部Bを備え、前記筒状ケース部C内には、板状ダ
ンパー30が回動自在に設けられ、該ダンパー30の回
動によって、筒状ケース部C内の空気通路Sを開閉し
て、通風の切替えまたは通風量の調整を行っている。な
お、前記ダンパー30は、シャフト等を介して操作用ダ
イヤルあるいは操作用レバー(図では、操作用ダイヤ
ル)等の操作部Oと連結され、前記操作部Oの作動によ
り回動するようになっている。図示の符号B1はバレル
部Bの横フィン、B2はバレル部Bの縦フィンを示し、
また、符号P1はインストルメントパネルPの表皮、P
2は同じく発泡体、P3は同じく基材を示している。ま
た、図示しないが、車両空調用レジスタには、前記バレ
ル部Bを有さず、横フィンおよび縦フィンがそれぞれ独
立して筒状ケース部C内に設けられるタイプもある。
【0003】前記ダンパー30は、板状のダンパー本体
31と弾性シール材35からなる。前記弾性シール材3
5は、その先端36が空気通路閉時にケース部C内面C
1と接触するように、前ダンパー本体31の端面に形成
された二股の挟持部32に先端36を突出して嵌着され
ている。なお、前記挟持部32の空気通路開から閉への
ダンパーの回動方向A側に位置する片33と回動方向A
の反対側に位置する片34は、同じ長さとされている。
【0004】ところで、前記ダンパー30の弾性シール
材35として、弾性力の強い材質のものを用いると、空
気通路閉時に、該ダンパー30は、弾性シール材35の
強い復元力のため、筒状ケース部C内面C1にダンパー
30先端を接触させて位置保持させ難く、振動等によ
り、空気通路Sの閉から開の方向(前記方向Aの反対方
向)へ回動して、空気漏れを起こすおそれがあった。そ
のため、弾性シール材35としては弾性力の弱い材質の
ものを用いる必要があった。
【0005】しかしながら、弾性シール材35として、
弾性力の弱い材質からなるものを用いると、弾性シール
材自体の剛性が弱くなるため、空気通路Sの開閉時に、
該弾性シール材35とケース部C内面C1とが擦れ易く
なり、その擦れに起因して異音(擦れ音とも称され
る。)が発生し易かった。
【0006】そこで、従来では、ケース部C内面C1に
シリコン等を塗布することにより、摩擦抵抗を小さくし
て前記擦れを防ぎ、前記異音の発生を防止していた。そ
のため、製造工数の増加による作業効率の低下、材料費
等の増加による製造コストの増大が避けられなかった。
【0007】また、弾性シール材35の弾性力が弱い場
合、前記したように、弾性シール材自体の剛性が弱くな
るので、空気通路Sの開閉時に風量が多い場合、その風
圧により該弾性シール材35が大きく振幅し、その振幅
に起因して異音(ブルブル音とも称される。)が発生す
るといった問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み提案されたものであって、シリコンの塗布等を
行う必要がなく、しかも弾性力の強い材質からなる弾性
シール材を用いても、確実に空気通路を閉じることがで
き、異音も生じ難い車両空調用レジスターのダンパー構
造を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
筒状ケース部内に該ケース部内の空気通路を開閉させる
板状ダンパーが回動自在に設けられ、前記ダンパーのダ
ンパー本体の端面に形成された二股の挟持部に弾性シー
ル材がその先端を突出して嵌着され、前記空気通路閉時
に弾性シール材の先端がケース部内面と接触するように
された車両空調用レジスターにおいて、前記挟持部の対
向する片の長さを、前記空気通路開から閉へのダンパー
の回動方向側に位置する片よりも、前記回動方向の反対
側に位置する片で短くなるようにして、前記空気通路閉
時に弾性シール材先端を撓み易くしたことを特徴とする
車両空調用レジスターのダンパー構造に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るダ
ンパーを備えた車両空調用レジスターを示す断面図、図
2は図1の要部を拡大して示す部分断面図、図3は同ダ
ンパーのダンパー本体の要部を示す部分斜視図である。
【0011】以下、この発明の一実施例に係るダンパー
と該ダンパーを備えた車両空調用レジスターを併せて図
1ないし図3に基づいて説明する。図1に示す車両空調
用レジスターRは、従来技術の項でも述べたように、車
室内の換気および空調のために、インストルメントパネ
ルPまたはその近傍に形成された開口Poに車室外に通
じるダクトDと接続して装着されるものである。該車両
空調用レジスターRは、該レジスターRの本体となる筒
状ケース部Cと風向を調節するバレル部Bを備え、前記
筒状ケース部C内には、板状ダンパー10が回動自在に
設けられている。図示の符号B1はバレル部Bの横フィ
ン、B2はバレル部Bの縦フィンを示し、また、符号P
1はインストルメントパネルPの表皮、P2は同じく発
泡体、P3は同じく基材を示している。なお、空調用レ
ジスターは、図示したものに限定されることなく、前記
バレル部Bを有さず、横フィンおよび縦フィンがそれぞ
れ独立して筒状ケース部内に設けられるタイプのもので
もよい。以下、ダンパー10について詳細に説明する。
【0012】板状ダンパー10は、前記筒状ケース部C
の空気流路Sを開閉して、ダクトDからの通風の切替お
よび通風量の調整を行うもので、ダンパー本体11と弾
性シール材21を備え、前記筒状ケース部C内に回動自
在に設けられている。なお、前記ダンパー10は、シャ
フトを介して操作用ダイヤルあるいは操作用レバー等の
操作部(図示せず)に連結され、該操作部の作動により
回動するようになっている。
【0013】ダンパー本体11は、プラスチック製等の
板状体からなり、その端面には、図2および図3より容
易に理解されるように、弾性シール材21が嵌着される
二股の挟持部15が形成されている。該挟持部15の対
向する二つの片16,17の長さは、当該ダンパー10
の空気通路Sの開から閉への回動方向A側に位置する片
16の長さよりも、前記回動方向Aの反対側に位置する
片17の長さが所定分短く設定されている。なお、前記
片16,17の長さの差は、後述する弾性シール材21
の材質および寸法を考慮して、空気通路閉時の際に弾性
シール材21が該挟持部15から外れないように適宜設
定される。
【0014】弾性シール材21は、空気通路閉時にダン
パー本体11を筒状ケース部Cの内面C1に位置保持す
るとともに、ダンパー本体11と筒状ケース部C内面C
1との間隙をシールして空気の流通を完全に遮断するた
めのもので、空気通路閉時に先端22がケース部Cの内
面C1と接触するように、先端22が突出して前記ダン
パー本体11の挟持部15に嵌着される。当該弾性シー
ル材21の材質は、適度な剛性を有する弾性力の強いも
のとされ、例えば、ポロン等が好適である。そして、こ
の弾性シール材21の先端22は、空気通路閉時に筒状
ケース部C内面C1に接触し、ダンパー10の前記回動
方向Aの反対方向に撓むようになっている。
【0015】前記したように、空気通路開から閉時にダ
ンパー本体11の挟持部15の回動方向A側に位置する
片16よりも、前記回動方向Aの反対側に位置する、す
なわち、弾性シール材21の撓み方向側の片17が短く
されているので、該片17による弾性シール材21先端
22の撓みを妨げる力は減少し、前記空気通路閉時に弾
性シール材21先端22は撓み易くなる。したがって、
弾性シール材21の材質が弾性力の強いものであって
も、図2に示すように、空気通路閉時に弾性シール材2
1の先端が撓んで筒状ケース部C内面C1に密着し、そ
の位置で確実にダンパー10が保持され、従来技術の項
で説明したような空気漏れを防止することができる。し
かも、該弾性シール材21は、前記のように挟持部15
の構造によってたわみ易くなるため、所要の剛性を有す
るものとできるので、従来技術の項で説明したような、
空気通路S開閉時のケース部C内面C1との擦れあるい
は風圧による振幅に起因して異音が発生するのを防ぐこ
とができる。したがって、筒状ケース部内面に、異音防
止を目的としてシリコン等を塗布するといった煩雑な作
業は不要となる。
【0016】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
車両空調用レジスターのダンパー構造によれば、弾性シ
ール材先端が撓み易くなるので、弾性力の強いシール材
の使用が可能となり、空気通路閉時に確実に筒状ケース
部内面に弾性シール材を密着させてダンパーを位置保持
することができ、それによって空気漏れを防ぐととも
に、空気通路開閉時に異音が生じるのを防ぐことができ
る。したがって、筒状ケース部内面に異音防止を目的と
してシリコン等を塗布するといった煩雑な作業を省くこ
とができ、大幅に製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るダンパーを備えた車
両空調用レジスターを示す断面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す部分断面図である。
【図3】同ダンパーのダンパー本体の要部を示す部分斜
視図である。
【図4】一般的な車両空調用レジスターが装着されたイ
ンストルメントパネルの要部を示す部分斜視図である。
【図5】図4の5−5断面を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ダンパー 11 ダンパー本体 15 ダンパー本体の挟持部 16 挟持部の空気通路開から閉への回動方向側に位置
する片 17 挟持部の空気通路開から閉への回動方向の反対側
に位置する片 21 弾性シール材 22 弾性シール材の先端 A ダンパーの空気通路開から閉への回動方向 R 車両空調用レジスター C 筒状ケース部 C1 筒状ケース部の内面 S 空気通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ケース部内に該ケース部内の空気通
    路を開閉させる板状ダンパーが回動自在に設けられ、前
    記ダンパーのダンパー本体の端面に形成された二股の挟
    持部に弾性シール材がその先端を突出して嵌着され、前
    記空気通路閉時に弾性シール材の先端がケース部内面と
    接触するようにされた車両空調用レジスターにおいて、 前記挟持部の対向する片の長さを、前記空気通路開から
    閉へのダンパーの回動方向側に位置する片よりも、前記
    回動方向の反対側に位置する片で短くなるようにして、
    前記空気通路閉時に弾性シール材先端を撓み易くしたこ
    とを特徴とする車両空調用レジスターのダンパー構造。
JP22745397A 1997-08-08 1997-08-08 車両空調用レジスターのダンパー構造 Pending JPH1159167A (ja)

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JP22745397A JPH1159167A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 車両空調用レジスターのダンパー構造

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JP22745397A JPH1159167A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 車両空調用レジスターのダンパー構造

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JPH1159167A true JPH1159167A (ja) 1999-03-02

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ID=16861114

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JP22745397A Pending JPH1159167A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 車両空調用レジスターのダンパー構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11511597B2 (en) 2018-08-07 2022-11-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air conditioning register and vehicle air conditioner

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11511597B2 (en) 2018-08-07 2022-11-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air conditioning register and vehicle air conditioner

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