JP4831826B2 - ベンチレータ及びベンチレータ装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、車両に設けられ、空調風の流量や吹き出し方向を調整するベンチレータ及びベンチレータ装置に関する。
従来、例えば自動車のインストルメントパネルに取り付けられ、空調装置から供給される空調風の流量や吹き出し方向を調整する通風装置であるベンチレータが用いられている。そして、このようなベンチレータでは、角筒状のケース体の内側に、回転可能にダンパが支持されているとともに、このダンパを回動操作するために、ケース体の手前側に操作ダイヤルが回転可能に支持され、この操作ダイヤルとダンパとがケース体の外側に配置されたリンクにより接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このベンチレータの奥側の端部には、管状のダクトが嵌合などして接続され、このダクトを介して空調風が供給されるようになっている。
特開平6−106968号公報 (図1−図3)
一般に、車両に備えられるダクトは、長手寸法の大きい樹脂の成形品であり、また、インストルメントパネルについても、寸法の大きい樹脂の成形品であるため、寸法精度の向上は容易ではないとともに、車両という多様な環境で用いられるものである。そこで、これらダクトとインストルメントパネルとを互いに接続するように配置されるベンチレータは、組み付け時の作業性を良好にするため、ダクトを接続した状態で寸法に余裕を設定する必要があり、奥行きすなわち長手寸法が大きくなる問題を有している。また、ダクトの熱変形などにより、ダクトの先端部がダンパの軸やリンクに干渉すると、操作感が悪化するとの問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、小形化が可能で、また、作業性良く取り付けできるベンチレータ及びベンチレータ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のベンチレータは、ダクト本体部、及びこのダクト本体部の先端部に設けられ前記ダクト本体部よりも径寸法の大きい嵌合受部とを備えたダクトに接続されるベンチレータであって、内側に流体通路を設け、奥側に前記ダクトが接続されるケース体と、このケース体に可動に支持された可動部材と、この可動部材に前記ケース体の外側で連結される作用部を備えたリンク手段と、前記ダクトが外周側に嵌合され、かつ、前記リンク手段よりも前記ケース体の奥側に位置するとともに、前記リンク手段の作用部よりも相対的に外周側に突出した突起部を備えた嵌合部と、前記ケース体に設けられ、前記ダクト本体部の内側面と前記ケース体の内側面とを滑らかに連続して流体を案内する流体案内面部と、前記嵌合部の外周部を囲み、かつ前記突起部上に密着して配置されたシールとを具備し、前記突起部に嵌合した前記ダクトは、前記リンク手段の作用部よりも外周に位置するものである。
そして、この構成では、リンク手段を介して可動部材が動かされる。突起部を備えたため、ダクトを嵌合部に嵌合した状態で、ダクトは、リンク手段の作用部よりも相対的に外周側に位置し、ダクトが嵌合する位置にかかわらず、リンク手段とダクトとの干渉が防止される。そこで、ダクトと嵌合部とが嵌合する部分の余裕の寸法を小さくすることが可能になり、ケース体を小形化して、ベンチレータの小形化が可能になる。さらに、ダクトは、ダクト本体部、及びこのダクト本体部の先端部に設けられダクト本体部よりも径寸法の大きい嵌合受部とを備え、ケース体に、ダクト本体部の内側面とケース体の内側面とを滑らかに連続して流体を案内する流体案内面部を設けたため、ダクトとベンチレータとが接続される部分での流れの乱れの発生が抑制され、通気抵抗が減少する。
請求項記載のベンチレータは、請求項1記載のベンチレータにおいて、ケース体は、ダクトを案内して嵌合部に嵌合させるダクト案内部を備えたものである。
そして、この構成では、ダクト案内部によりダクトを案内して嵌合部に嵌合する作業が容易になり、ベンチレータの取り付け作業の作業性が良好になる。
請求項記載のベンチレータ装置は、リンク手段に接続される操作部を備えた請求項1または2記載のベンチレータと、このベンチレータのケース体の一端側に嵌合して接続されるダクトと、前記ベンチレータのケース体の他端側に接続されるパネルとを具備したものである。
そして、この構成では、パネルに取り付けられ、操作部の操作により流体通路を流れる流体の状態が調整されるベンチレータ装置が構成される。請求項1または2記載のベンチレータを備えたため、ベンチレータの小形化が可能で、組み立て作業の作業性が向上するとともに、製造コストの低減が容易になる。
本発明によれば、リンク手段を介して可動部材を動かすことができる。突起部を備えたため、ダクトを嵌合部に嵌合した状態で、ダクトは、リンク手段の作用部よりも相対的に外周側に位置し、ダクトが嵌合する位置にかかわらず、リンク手段とダクトとの干渉を防止できる。そこで、ダクトと嵌合部とが嵌合する部分の余裕の寸法を小さくすることが可能になり、ケース体を小形化して、ベンチレータを小形化できる。さらに、ケース体に、ダクト本体部の内側面とケース体の内側面とを滑らかに連続して流体を案内する流体案内面部を設けたため、ダクトとベンチレータとが接続される部分での流れの乱れの発生が抑制され、通気抵抗が減少する。
以下、本発明のベンチレータ及びベンチレータ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2において、1はベンチレータ装置で、このベンチレータ装置1は、車両である自動車の取付部であるパネルとしてのインストルメントパネル2に設けられたベンチレータ取付部3と、筒状のダクト本体部5の先端部に嵌合受部6を設けたダクト7と、これらインストルメントパネル2のベンチレータ取付部3とダクト7の嵌合受部6とにそれぞれ接続されるベンチレータ10とを備え、ダクト7の図示しない基端部に空調装置を接続して、自動車の車室内に流体としての空調風を吹き出し空調を行う車両用空調装置を構成している。なお、以下、風が吹き出す下流側すなわち乗員側を手前側、風の上流側を奥側あるいは背面側とし、ダクト7とベンチレータ10とを嵌合して接続する方向である前後方向を嵌合方向として説明する。また、両側方向及び上下方向については、自動車に取り付けた状態を例として説明する。
そして、インストルメントパネル2は、車室の前部に位置するもので、両側方向に長く形成され、所定の位置にベンチレータ取付部3が形成されている。そして、このベンチレータ取付部3は、四角状の孔部3aと、この孔部3aの近傍から背面に突設された取付片部とを備えている。
また、ダクト7は、インストルメントパネル2の背面などに配置される四角筒状のダクト本体部5と、このダクト本体部5の先端部に位置して手前側に向いて開口する四角筒状の嵌合受部6とを備えている。そして、嵌合受部6は、ダクト本体部5の隣接する部分5aより内側の上下方向及び両側方向の寸法、いわば内径寸法が大きく、ダクト本体部5と平行に、すなわち嵌合方向と平行に形成された嵌合受部本体部6aと、この嵌合受部本体部6aとダクト本体部5との間を連接する嵌合方向に対して傾斜したダクト拡径部6bと、嵌合受部本体部6aの先端側からさらに一部が傾斜して拡径したダクト先端部6cとを備えている。また、このダクト7の嵌合受部6は、ダクト本体部5とは若干偏倚して形成され、すなわち、他側よりも一側により大きく突出して形成されている。
そして、ベンチレータ10は、風向を調整する風向調整装置(ルーバ装置)と、風量を調整する風量調整装置(ダンパ装置)としての機能を備えている。そして、このベンチレータ10は、被取付部材としてのケース体11を備えている。このケース体11は、合成樹脂などにて、上板部12、下板部14、及び両側の側板部15,16を設けた略四角筒状に一体に形成され、内側が流体通路としての空気通路17、手前側が吹出口18、奥側が空調装置のダクト7に接続される接続口である嵌合部19となっている。また、上板部12及び下板部14には、それぞれ一対の取付台部20が設けられ、図示しない弾性変形可能なクリップが熱かしめなどにより固着されるなど、取付具が取り付けられている。
また、ケース体11の前面には、ケース体11の前端縁を覆う枠状のフィニッシャ21が係合して取り付けられている。このフィニッシャ21には、吹出口18に連通する開口部22と、長孔状のダイヤル操作口23とが形成されている。
そして、ケース体11の内側には、風向調整手段として、複数の風向調整用のルーバ25が縦横に配置されているとともに、これらルーバ25の後方に位置して可動部材としての回動体であるバルブであるシャットバルブ27が配置されている。そして、縦横のルーバ25は、ケース体11あるいはフィニッシャ21に直接あるいは他の部材を介して回動可能に軸支され、互いに図示しないリンク及びつまみ体などにより連結され、つまみ体を操作することにより、各ルーバ25を連動して回動させ、上下左右に風向を変化できるようになっている。
また、シャットバルブ27は、板状のシャッタ本体31と、このシャッタ本体31の両側の中央部分に設けられたピンである連結軸部33,34とを備えている。そして、このシャットバルブ27は、連結軸部33,34により直接あるいは他の部材を介してケース体11の側板部15,16に回転軸Oを中心として回動可能に軸支されているとともに、ケース体11の主として外側に配置された駆動機構40により回動操作され、空気通路17を開閉し、また、風量を調整するなど空気通路17を流れる流体の状態を調整できるようになっている。
そして、駆動機構40は、操作部としての操作ダイヤル41、ダイヤル支持部42、リンク手段を構成するリンク軸45、及びバルブ側リンク部46などを備えている。そして、操作ダイヤル41及びリンク軸45はそれぞれ独立した部品であり、ダイヤル支持部42はケース体11の一方の側板部15の外側に一体に形成され、バルブ側リンク部46は、シャットバルブ27の一側の連結軸部33に一体に形成されている。そして、操作ダイヤル41は、略円盤状をなし、ダイヤル支持部42に所定範囲で回動可能に軸支されている。また、バルブ側リンク部46は、シャットバルブ27の一側の連結軸部33から径方向に突設され、シャットバルブ27の回動に伴い、ケース体11の一方の側板部15の外側に沿って移動するようになっている。
そして、リンク軸45は、細長の板状をなすリンク本体45aと、このリンク本体45aの両端部に形成された第1の軸部45b及び第2の軸部としての作用部45cを備えている。そして、この第1の軸部45bは、操作ダイヤル41に回動可能に接続され、作用部45cはバルブ側リンク部46に回動可能に接続されている。
そこで、ケース体11にフィニッシャ21を取り付けた状態で、このフィニッシャ21のダイヤル操作口23から前方に突出する操作ダイヤル41を指などで上下方向に回動操作することにより、リンク軸45が略前後方向に移動し、リンク軸45の作用部45cを介してバルブ側リンク部46に力が伝わり、シャットバルブ27を回動させ、すなわちシャットバルブ27を開閉操作可能になっている。
また、このリンク軸45のリンク本体45aは、中間位置で屈曲され、作用部45cがバルブ側リンク部46に近接し、すなわち、作用部45cがケース体11の一方の側板部15の外側に近接するように形成されている。さらに、このリンク本体45aの屈曲した部分には、補強用リブ45dが形成されている。
さらに、このベンチレータ10では、ケース体11の奥側の嵌合部19に沿って、一側の側板部15から、ケース体11に一体に突起部51が突設されている。この突起部51は、いわば前後方向に所定の厚さ寸法を有するリブ状で、本実施の形態では、前後に間隔を介して位置する複数の垂直板部51aを、上下に間隔を介して位置する複数の水平板部51bで連結する形状に形成されている。
また、ケース体11の奥側の嵌合部19に沿って、一側の側板部15から、すなわち、この突起部51の基端部に沿った部分から、奥側に向かい、ケース体11に一体に流体案内部53が突設されている。この流体案内部53は、垂直な板状をなし、この流体案内部53の内面すなわち空気通路17に臨む面が、平面状の流体案内面部54となっている。さらに、この流体案内部53の上下の端部は、手前側に向かって拡開する傾斜面を構成している。
さらに、突起部51の奥側の面からは、奥側に向かい、ダクト案内部56が突設されている。このダクト案内部56は、本実施の形態の形態では、突起部51の奥側の面と流体案内部53の外側の面とを連結する複数の三角の板部57により構成され、これら三角の板部57の奥側の端面が、嵌合方向に対して手前側に向かって拡開する傾斜面を構成している。また、このダクト案内部56は、突起部51と流体案内部53とを連結して補強する補強部としても機能している。
そして、この突起部51の側方への突出寸法は、嵌合方向に沿った奥側からみた状態で、一側の側板部15の外側に配置されたバルブ側リンク部46及びリンク軸45の作用部45cが覆われて露出しないように設定されている。
また、突起部51の下端部近傍からは、手前側に向かい、駆動機構40のリンク軸45の下方に沿って、延設部59が側板部15から一体に突設されている。
さらに、ケース体11の奥側の嵌合部19の外周部を囲んで、密閉手段であるシール61が配置されている。すなわち、このシール61は、ケース体11の上板部12、下板部14、及び他側の側板部16に密着するとともに、ケース体11の一側では、突起部51の上に密着して配置されている。そして、このシール61は、柔軟なスポンジなどにて形成され、両面テープなどを用いてケース体11に接着されている。
そして、このベンチレータ10は、ケース体11をインストルメントパネル2のベンチレータ取付部3の孔部3aの手前側から奥側に向かって挿入することにより、取付台部20に取り付けたクリップを介して、ケース体11の手前側の部分がインストルメントパネル2に係合などして固定されると同時に、奥側の嵌合部19の外周部にダクト7の嵌合受部6が嵌合して、車両に取り付けられる。そして、嵌合部19の外周部に嵌合受部6を嵌合した状態で、これら嵌合部19と嵌合受部6との間の隙間をシール61が弾性的に変形するように密閉して気密性を確保し、ダクト7から供給された空調風をベンチレータ10を介して車室内に供給可能となる。さらに、ケース体11の手前側に、フィニッシャ21を取り付けることにより、ベンチレータ取付部3の孔部3aの隙間などが覆われ、外観が向上する。
そして、本実施の形態によれば、ケース体11の嵌合部19の外周部にダクト7の嵌合受部6を嵌合する作業の際に、あるいは、嵌合した後の使用状態で、ケース体11の一側に突設した突起部51により、駆動機構40のリンク手段を構成するリンク軸45の作用部45c近傍及びバルブ側リンク部46を、ダクト7から離間した状態に保持し、ダクト7との干渉から保護できる。すなわち、ダクト7の嵌合受部6は、リンク軸45の作用部45cよりも相対的に外周側に位置し、突起部51がリンク軸45の作用部45cの後方を覆うため、ダクト7がケース体11に嵌合する相対的な位置にかかわらず、リンク軸45の作用部45cとダクト7との干渉を防止できる。このため、ダクト7などの寸法誤差を小さくする必要がなく、ダクト7とケース体11の嵌合部19とが嵌合する部分の前後方向の余裕の寸法を小さくすることが可能になり、ケース体11の奥行きすなわち前後方向の寸法を小さくする小形化が可能になり、ベンチレータ10を小形化して、ベンチレータ装置1の配置の自由度を向上できる。
このように、突起部51さらには突起部51から手前側に突設した延設部59が、リンク軸45、あるいはシャットバルブ27の連結軸部33に設けられたバルブ側リンク部46などと他の部材との干渉を防止するため、シャットバルブ27を回動させる操作ダイヤル41の操作感を良好に維持できる。
また、側方に突出した突起部51と嵌合するため、ダクト7の嵌合受部6についても一側方に比較的大きく突出し、突起部51とダクト7のダクト拡径部6bとの間に空間63が生じるが、ケース体11の奥側の端部である突起部51の基端部から奥側に向かい、リブ状の流体案内部53を突設し、この流体案内部53の流体案内面部54が、空間63の少なくとも一部を覆い、ダクト本体部5の内側面とケース体11の内側面との少なくとも一部を滑らかに連続して空調風を案内するため、ダクト7とベンチレータ10とが接続される部分での気流の乱れの発生を抑制し、通気抵抗を減少できるとともに音の発生を抑制できる。
さらに、流体案内部53の長手方向の端部である上下の端部を傾斜面とするとともに、傾斜面を構成するダクト案内部56を設けたため、これら傾斜面により、嵌合部19と嵌合受部6との嵌合を案内して、ベンチレータ10をダクト7に挿入して嵌合する作業性を向上できる。この結果、ベンチレータ10をインストルメントパネル2のベンチレータ取付部に組み付ける作業も容易にでき、ベンチレータ10の取り付け作業の作業性を良好にでき、このベンチレータ10を備えた自動車の製造コストを低減できる。
なお、上記の実施の形態では、図1に示すように、ケース体11から突設した流体案内部53は、流体案内面部54をダクト本体部5の内面とほぼ同一面となるように配置し、ケース体11から突設した流体案内部53の先端部については、ダクト7の傾斜したダクト拡径部6bに対向させ、この流体案内部53の先端部をダクト拡径部6bから若干離間させる構成としたが、この構成に限られるものではない。
例えば、図3に示すように、流体案内部53の外面をダクト7のダクト本体部5の内面に重ねるように当接し、流体案内部53で空間63を完全に覆い、ダクト7とベンチレータ10とが接続される部分の隙間を完全に埋めてしまうこともできる。
また、例えば、図4に示すように、ダクト7の傾斜したダクト拡径部6bにスリット状の孔部などの受入部65を形成し、流体案内部53の先端部をこの受入部65に挿入して、流体案内部53で空間63を完全に覆い、ダクト7とベンチレータ10とが接続される部分の隙間を完全に埋めてしまうこともできる。
なお、リンク手段の構成、あるいはリンク手段を操作する操作部やリンク手段により操作される可動部材の構成は、上記の各実施の形態に限られるものではない。例えば、リンク手段は、複数のリンク軸を組み合わせて構成し、あるいは、円盤状のギアを組み合わせて構成することもできる。また、可動部材は、シャットバルブ27に限られず、ルーバなど
の流体調整部材とし、あるいは、流体調整部材の他にベンチレータ10に組み込まれた種々の可動部材とすることもできる。
また、ベンチレータ10が取り付けられる位置は、インストルメントパネル2に限られず、例えば、車室の側部のパネルに取り付けて、側方に空調風を吹き出す構成とすることもできる。
本発明は、例えば、自動車のインストルメントパネルに取り付けられ、空調装置から供給される空調風の流量や吹き出し方向を調整するベンチレータに適用できる。
本発明のベンチレータ及びベンチレータ装置の一実施の形態を示す説明図である。 同上一部の斜視図である。 本発明の他の実施の形態を示す説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態を示す説明図である。
1 ベンチレータ装置
2 パネルとしてのインストルメントパネル
5 ダクト本体部
6 嵌合受部
7 ダクト
10 ベンチレータ
11 ケース体
17 流体通路としての空気通路
19 嵌合部
27 可動部材としてのシャットバルブ
41 操作部としての操作ダイヤル
45 リンク手段を構成するリンク軸
45c 作用部
51 突起部
54 流体案内面部
56 ダクト案内部
61 シール

Claims (3)

  1. ダクト本体部、及びこのダクト本体部の先端部に設けられ前記ダクト本体部よりも径寸法の大きい嵌合受部とを備えたダクトに接続されるベンチレータであって、
    内側に流体通路を設け、奥側に前記ダクトが接続されるケース体と、
    このケース体に可動に支持された可動部材と、
    この可動部材に前記ケース体の外側で連結される作用部を備えたリンク手段と、
    前記ダクトが外周側に嵌合され、かつ、前記リンク手段よりも前記ケース体の奥側に位置するとともに、前記リンク手段の作用部よりも相対的に外周側に突出した突起部を備えた嵌合部と
    前記ケース体に設けられ、前記ダクト本体部の内側面と前記ケース体の内側面とを滑らかに連続して流体を案内する流体案内面部と、
    前記嵌合部の外周部を囲み、かつ前記突起部上に密着して配置されたシールとを具備し
    前記突起部に嵌合した前記ダクトは、前記リンク手段の作用部よりも外周に位置する
    ことを特徴とするベンチレータ
  2. ケース体は、ダクトを案内して嵌合部に嵌合させるダクト案内部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のベンチレータ。
  3. リンク手段に接続される操作部を備えた請求項1または2記載のベンチレータと、
    このベンチレータのケース体の一端側に嵌合して接続されるダクトと、
    前記ベンチレータのケース体の他端側に接続されるパネルと
    を具備したことを特徴とするベンチレータ装置。
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