JPH1159133A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JPH1159133A
JPH1159133A JP9229310A JP22931097A JPH1159133A JP H1159133 A JPH1159133 A JP H1159133A JP 9229310 A JP9229310 A JP 9229310A JP 22931097 A JP22931097 A JP 22931097A JP H1159133 A JPH1159133 A JP H1159133A
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area
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    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
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    • B60C2011/1213Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe sinusoidal or zigzag at the tread surface
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
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    • B60C2011/1254Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern with closed sipe, i.e. not extending to a groove

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロックパターンを備え、ウエット耐スリッ
プ性とドライ操縦安定性とを優れたものとして耐ワンダ
リング性能の顕著な向上が可能な空気入りラジアルタイ
ヤを提供する。 【解決手段】 トレッド部の第一トレッド領域は、最高
空気圧充てん下で、トラック及びバス用タイヤでは最大
荷重負荷時に、該タイヤより小型のタイヤでは最大荷重
の70%荷重負荷時に平坦路面への接地最大幅領域から
なり、第二トレッド領域は、最高空気圧充てん下で、ト
ラック及びバス用タイヤでは最大荷重を負荷させ、該タ
イヤより小型のタイヤでは最大荷重の70%荷重を負荷
させて10°のキャンバー角度を付与した場合に平坦路
面に対する接地の最大幅領域のうち第一トレッド領域よ
りタイヤ幅方向外側の両領域からなり、第一トレッド領
域の踏面はブロックパターンを備え、両側の第二トレッ
ド領域の少なくともショルダ寄り踏面はトレッド周方向
に連続して延びるリブパターンを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気入りラジア
ルタイヤ、より詳細にはトラック及びバス用ラジアルプ
ライタイヤとこれらタイヤより小型サイズのラジアルプ
ライタイヤとに関し、特に、優れたウエット路面での耐
スリップ性能(ウエット性能)とドライ路面での操縦安
定性とを両立させた上で、走行路面に自然と形成された
轍内などの傾斜面をタイヤが転動するとき生じる、ラジ
アルプライタイヤ装着に由来する車両特有の“ふらつ
き”走行現象、いわゆるワンダリング現象の発現を有効
に抑制して直進走行安定性を向上させた空気入りラジア
ルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】ウエット路面走行での耐スリップ性能を
優位なものとするためには、ブロックパターンを備える
タイヤが有利であり、一方ドライ路面での操縦安定性を
向上させるには、トレッド周方向に延びるリブを有する
リブパターンのタイヤが有利であり、使用者はその要求
に合わせていずれかのパターンを選択するのが一般であ
る。しかしどちらかと言えばウエット路面での耐スリッ
プ性の良し悪しは車両の安全走行に大きく係わるため、
特にトラック及びバスや小型トラック及び軽トラックな
どの車両の使途に供するタイヤのうち少なくとも駆動軸
に好んでブロックパターンのタイヤを装着する例が多
く、その場合タイヤ種類が増えるのは好ましくないの
で、タイヤ管理面で全軸にブロックパターンタイヤを装
着する例も多い。
【0003】ところがブロックパターンを備えるラジア
ルプライタイヤは、リブパターンを備えるタイヤに比
し、冒頭で述べたワンダリング現象が生じ易い問題があ
る。この現象は、轍の窪みを転動中のタイヤのトレッド
部の一部が轍の登り傾斜面に乗り上げ掛かると同時に窪
みの底に急速に落ち込む現象と、この落ち込みを回避す
るため運転者がステアリングホイールを乗り上げ側に無
理に操作すると、今度は急激な乗り上げ動作が生じる現
象とを合わせた、一種の車両走行不安定現象を言う。こ
のワンダリング現象は運転操作者に余分な疲労をもたら
すばかりか、時には運転者の意図とは無関係に急激に車
両の進行方向が変化する危険をもたらす。
【0004】よってワンダリング現象発現の阻止がブロ
ックパターンタイヤの解決すべき課題のうちでも最も重
要な課題とされているには当然であり、それ故これまで
にもワンダリング現象の原因究明とその改善手段の提案
とが数多く見られる。ワンダリング現象の原因を簡潔に
述べれば、トレッド部の一部が登り傾斜面に乗り上げる
と、乗り上げトレッド部には傾斜面の登り方向にキャン
バースラストCTが発生する一方で、傾斜面の下り方向
に向かう横力SFが生じる。キャンバースラストCTと
横力SFとの関係がCT>SFなら傾斜面を登り切る力
がタイヤに作用するが、逆にCT<SFならタイヤを傾
斜面の下に引きずり下ろす力が働く。
【0005】ラジアルプライタイヤはバイアスプライタ
イヤに比しサイドウォール部剛性がトレッド部剛性に比
し著しく小さいため発生するキャンバースラストが小さ
い。よってタイヤは否応なく傾斜面の窪み底に落ち込
む。この落ち込みを回避して轍を乗り越すにはステアリ
ングホイールを操作してタイヤにスリップアングルを付
す必要があり、スリップアングルを付加してトレッド部
が傾斜面に或る程度乗り上げるとキャンバースラストが
急激に増加する結果、車両は運転者の意図に反して登り
傾斜面を急速に駆け上がり、スリップアングル付加の分
だけ車両は斜め方向に走行する。このような轍路面走行
での車両の“ふらつき走行”を総合してワンダリングと
呼び、これは車両の直進走行安定性を損なう。
【0006】そこでワンダリング現象回避手段として、
登り傾斜面にタイヤトレッド部が乗り掛かった際に成る
べく早くベルトの極めて高い剛性を利用すれば大きなキ
ャンバースラストを発生させることができるので、トレ
ッド部踏面(踏面はトレッドと同義、以下同じ)の両端
側トレッドゴムに大きな面取りを施すことが実施されて
いる。これらの面取りには、タイヤ断面で見て面取り部
の形状が円弧状をなすもの(ラウンドショルダと呼ばれ
る)、又は直状をなすもの(テーパショルダと呼ばれ
る)などが提案、実施されていて、この面取りの形態
は、金属製品などで通常実施されているような小さなも
のから比較的大きなものに及ぶ。。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】確かに上記の提案はそ
れなりのワンダリング改善効果を奏しているのは事実で
あるが、どのようなトレッドパターンでも同じレベルの
効果を発揮しているか、否か、を良く調べてみるとパタ
ーンの種類により大きく異なる。
【0008】すなわちリブパターンのタイヤのワンダリ
ング改善効果は大きく、ブロックパターンの改善効果は
小さい。しかし先に触れたように、タイヤの総合性能面
からみてリブパターンのタイヤはウエット路面での耐ス
リップ性が不足するので、特に駆動軸をリヤー軸にもつ
トラック及びバス用タイヤ又はトラック及びバス用タイ
ヤより小型サイズにタイヤ、例えば小型トラック用タイ
ヤには必ずしも適合しない場合が存在し、一方ではこの
種の車両に適合する筈のブロックパターンタイヤは耐ワ
ンダリング性能が未だに不十分であり、加えてドライ路
面での操縦安定性も十分満足される水準ではないとい
う、ディレンマが問題となっている。
【0009】そこでブロックパターンにおけるトレッド
端部(ショルダ寄り)のブロックを踏面周方向及び踏面
幅方向に大きくし、ブロック剛性を向上させることを試
みたが、この場合ショルダ部のブロック列のピッチ数を
減少(前者)させたり、溝幅を狭くする(後者)ことが
必要であり、前者ではショルダ部のエッジ成分が減少す
るためウエット路面での耐スリップ性の低下が余儀なく
され、後者では溝底にクラックが生じ易くなる問題が見
出された。またこれら問題を回避するため踏面幅を広
げ、広げた分だけブロックを大きくする試みも、トレッ
ド部の発熱量の増大を招き、その結果耐発熱性が低下し
て好ましくないことも分かった。
【0010】従ってこの発明の請求項1〜3に記載した
発明は、耐溝底クラック性や耐発熱性を損なうことな
く、ブロックパターンの基調を保持して、ウエット路面
での優位な耐スリップ性とドライ路面での優れた操縦安
定性とを発揮することを前提とした上で、耐ワンダリン
グ性能を顕著に向上させることが可能な空気入りラジア
ルタイヤの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1に記載した発明は、一対のビー
ド部及び一対のサイドウォール部と、両サイドウォール
部に連なるトレッド部とからなり、これら各部をビード
部内に埋設したビードコア相互間にわたり補強する1プ
ライ以上のラジアルカーカスと、該カーカスの外周でト
レッド部を強化するベルトとを備える空気入りラジアル
タイヤにおいて、上記トレッド部の踏面は、タイヤの荷
重負荷転動時の直進転動にて平坦路面とのみ接地する第
一トレッド領域と、該領域の両側に張出して上記直進転
動にて登り傾斜路面とのみ接地する第二トレッド領域と
を有し、上記第一トレッド領域は、タイヤの最大負荷能
力に対応する最高空気圧充てん下で、トラック及びバス
用タイヤではタイヤの最大負荷能力に相当する最大荷重
負荷時に平坦路面に対する接地の最大幅領域とし、トラ
ック及びバス用タイヤより小型サイズのタイヤにおいて
はタイヤの最大負荷能力の70%に相当する荷重負荷時
に平坦路面に対する接地の最大幅領域からなり、上記第
二トレッド領域は、タイヤの最大負荷能力に対応する最
高空気圧充てん下で、トラック及びバス用タイヤではタ
イヤにその最大負荷能力に相当する最大荷重を負荷させ
て10°のキャンバー角度を付与した場合並びにトラッ
ク及びバス用タイヤより小型サイズのタイヤではタイヤ
にその最大負荷能力の70%に相当する荷重を負荷させ
て10°のキャンバー角度を付与した場合それぞれの、
タイヤの平坦路面に対する接地の最大幅領域のうち第一
トレッド領域よりタイヤ幅方向外側の両領域からなり、
上記第一トレッド領域の踏面部分はブロックパターンを
備え、上記両側の第二トレッド領域の少なくともショル
ダ寄り踏面部分はトレッド周方向に連続して延びるリブ
パターンを備えることを特徴とする空気入りラジアルタ
イヤである。
【0012】ここに、上記のタイヤの最大負荷能力に対
応する最高空気圧とは、JATMAYEAR BOOK
(1997年版)に記載されている「空気圧−負荷能力
対応表」に従い、その表中で、最大負荷能力は当該タイ
ヤのPR(プライレイティング)毎に太字で記載されて
いる値を指し、PRが記載されていないタイヤの場合は
表の最後に太字で記載された値を指すものとし、上記表
中Sと記載されているシングル装着と、表中Dと記載さ
れているデュアル装着とで最大負荷能力に差があるとき
はシングル装着(S)の最大負荷能力を採用する。最高
空気圧は上記最大負荷能力に対応する空気圧を指すもの
とする。なお最高空気圧充てんは、タイヤをその適用リ
ム(同上JATMA YEAR BOOKにて定義され
たリム)に組付けたタイヤ及びリム組立体に対する空気
圧充てんである。
【0013】またトラック及びバス用タイヤ(以下TB
タイヤという)より小型サイズのタイヤとは、上記JA
TMA YEAR BOOKにて分類されている軽トラ
ック用タイヤ、小型トラック用タイヤ及び乗用車用タイ
ヤである。
【0014】請求項1に記載した発明を実施する当り、
好適には、請求項2に記載した発明のように、上記第二
トレッド領域の外側端縁からタイヤ赤道面までのタイヤ
回転軸心方向踏面片側幅(TW)に対する第二トレッド
領域の上記軸心方向幅(A)の比(A/TW)の値が、
0.03〜0.20の範囲内にあるのが良く、このよう
にすれば第二トレッド領域に形成するリブが実用上十分
な耐ワンダリング性を発揮すること、ドライ路面では優
れた操縦安定性を発揮することの双方を達成することが
できる。
【0015】また第一トレッド領域に設けたブロックパ
ターンが発揮すべき耐スリップ性を十分に保持した上
で、ドライ路面での優位な操縦安定性を発揮させるため
には、請求項3に記載した発明のように、上記第一トレ
ッド領域に設けたブロックパターンの各ブロックにおけ
るトレッド周方向投影長さ(a)及びトレッド幅方向投
影長さ(b)が、上記第二トレッド領域の外側端縁から
の踏面片側幅(TW)と上記第二トレッド領域の幅
(A)とに関し、 0.10≦{a/(TW−A)}≦0.65、 0.20≦{b/(TW−A)}≦0.50、 の関係を満たすことが有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態例を
図1〜図9に基づき説明する。図1は、この発明の実施
の一形態例の空気入りラジアルタイヤの回転軸心を含む
平面によるタイヤ赤道面Eからの左半断面図であり、図
2は、図1のタイヤが平坦路面を転動しているありさま
を模式的に示すタイヤ正面図であり、図3は、図1のタ
イヤが登り傾斜面を転動しているありさまを模式的に示
すタイヤ正面図であり、図4は、図1に示すタイヤに1
0°のキャンバー角度を付し所定荷重を負荷させたタイ
ヤ正面図であり、図5は、図1に示すタイヤのトレッド
パターン展開図であり、図6は他の実施形態例の空気入
りラジアルタイヤのトレッドパターン展開図であり、図
7は、図6に示すトレッドパターンを備えるタイヤのVI
I −VII 線に沿う要部断面輪郭図であり、図8は、別の
実施形態例の空気入りラジアルタイヤのトレッドパター
ン展開図であり、図9は、図8に示すトレッドパターン
を備える空気入りラジアルタイヤのIX−IX線に沿う左半
断面の外側輪郭図である。
【0017】図1において、空気入りラジアルタイヤ
(以下タイヤと略記する)1は、一対のビード部2(片
側のみ示す)と、一対のサイドウォール部3と、両サイ
ドウォール部3に連なるトレッド部4とからなり、ビー
ド部2内に埋設したビードコア5相互間にわたりビード
部2、サイドウォール部3及びトレッド部4を補強する
1プライ以上(図示例は1プライ)のラジアルカーカス
6(以下カーカスという)と、カーカス6の外周でトレ
ッド部4を強化するベルト7とを備える。なお符号8は
ビード部2の補強コード層、符号9はインナーライナで
あり、図示例のタイヤはチューブレス(T/L)である
からインナーライナ9には空気不透過性のゴムを適用す
る。
【0018】TBタイヤ及び小型トラック用タイヤのう
ちでも比較的大型サイズに属するタイヤの場合のカーカ
ス6は1プライのラジアル配列スチールコードのゴム被
覆プライになり、これらタイヤより小型サイズのタイヤ
の場合のカーカス6は1プライ以上のラジアル配列有機
繊維コードのゴム被覆プライになる。ベルト7も上記カ
ーカス6の構成に連携させ、上記の1プライのスチール
コードプライになるカーカス6を有する比較的大型サイ
ズのタイヤでは3層以上(図示例は4層)のスチールコ
ード交差層になるベルト7を、これ以外の有機繊維コー
ドプライを有するタイヤでは2層以上のスチールコード
交差層になるベルト7をそれぞれ備える。
【0019】ここで図2、図3において、トレッド部4
の踏面4tは二つのトレッド領域に分けるものとする。
すなわち、第一トレッド領域は、タイヤ1のタイヤ赤道
面Eと回転軸心Xとの交点XO に(集中)荷重F(kgf)
がタイヤ1に負荷されて平坦路面SF を直進転動してい
るときに接地する領域G1 (図2参照)とし、第二トレ
ッド領域は、上記交点XO に(集中)荷重F(kgf) がタ
イヤ1に負荷されて登り傾斜路面SI を直進転動してい
るときに接地する領域のうち第一トレッド領域G1 の両
側に張出す部分の領域G2 とする。
【0020】さらに上記第一トレッド領域G1 及び第二
トレッド領域G2 をより正確に定義すれば以下に述べる
通りである。まず図2を転用し、先に述べたJATMA
の空気圧−負荷能力対応表についての記述を参照した上
で、第一トレッド領域G1 は、TBタイヤの場合、タイ
ヤの最大負荷能力に対応する最高空気圧をタイヤ1及び
リム組立体に充てんし、この組立体に上記最大負荷能力
に相当する荷重F(kgf) を平坦路面(水平盤)SF 上に
て負荷したとき、平坦路面SF に対する接地の最大幅領
域とする。TBタイヤより小型サイズのタイヤの場合
は、タイヤの最大負荷能力に対応する最高空気圧をタイ
ヤ1及びリム組立体に充てんし、この組立体に上記最大
負荷能力の70%に相当する荷重F(kgf) を平坦路面S
F 上にて負荷したとき、平坦路面SF に対する接地の最
大幅領域とする。いずれの場合もタイヤ赤道面Eと平坦
路面SF とは直交するものとする。
【0021】次に図4を参照し、併せて上記したJAT
MAの空気圧−負荷能力対応表を参照した上で、第二ト
レッド領域G2 は、TBタイヤ及びそれより小型サイズ
のタイヤいずれにも、タイヤの最大負荷能力に対応する
最高空気圧をタイヤ1及びリム組立体に充てんし、この
組立体に平坦路面SF に対し、交点XO を通る平坦路面
F への垂線VLとのなす角度、すなわちキャンバー角
度10°を付した上で、TBタイヤの場合は上記最大負
荷能力に相当する荷重F(kgf) を負荷したとき、そして
TBタイヤより小型サイズのタイヤの場合は上記最大負
荷能力の70%に相当する荷重F(kgf) を負荷したと
き、平坦路面SF に対する接地の最大幅領域のうち第一
トレッド領域G1 よりタイヤ1の幅方向外側に位置する
領域とする。図4に示すキャンバーはタイヤ1の左側で
あるが、勿論図示を省略した右側にキャンバーを付すこ
とを含め、第二トレッド領域G2 は第一トレッド領域G
1 の両側に存在する。
【0022】ここに第一トレッド領域G1 及び第二トレ
ッド領域G2 と図1の断面図とを対比して、まず図1に
示す踏面4tの位置P−P(片側のみ示す、以下同じ)
間の内側部分幅Bはタイヤ赤道面Eに曲率中心をもつ大
きな曲率半径Rの円弧の、タイヤ回転軸心(図示省略)
と平行な長さ(踏面4tの幅方向長さ)であり、踏面4
tにおける幅B内の踏面領域が第一トレッド領域G1
形成する。
【0023】タイヤの最大荷重(TBタイヤ)又は最大
荷重の70%荷重(TBタイヤより小型タイヤ)にて平
坦路面SF にタイヤを押圧すると踏面4tはタイヤ赤道
面Eに向かい踏面幅方向に極く僅か圧縮されるので、厳
密に言えば第一トレッド領域G1 の幅と幅Bとは一致し
ないが、概略ではほぼ同等と言える。なお図示例の踏面
4tの内側部分幅Bは一つの曲率半径Rが形成する円弧
の弦の長さであるが、二つ以上の曲率半径R1 、R2
・・・、Rn により複合円弧を形成し、この複合円弧の
両端位置P−P間の、タイヤ回転軸心と平行な直線長さ
を踏面4tの内側部分幅Bとする場合を含む。
【0024】次に、図1に示す踏面4tの幅端位置Qと
上記位置Pとの間は、踏面4tの位置P−P間の円弧を
形成する曲率半径R(R1 、R2 、・・・、Rn )に比
し小さな曲率半径rの円弧により形成すると同時に、こ
の円弧を位置Pからタイヤ回転軸心方向に向け落とし込
むものとする。この位置Qと位置Pとで囲まれる踏面4
tの幅方向外側部分幅A内に含まれる踏面領域を第二ト
レッド領域G2 とする。
【0025】言い換えれば先に述べた10°のキャンバ
ー角度をタイヤに付したとき踏面4tの幅端位置Qが必
ず接地するように幅端位置Qの落とし高さを設定しなけ
ればならない。この条件を満たす範囲内で、曲率半径r
は単一である必要はなく複数の曲率半径とすることを可
とする他、断面形状にて直線としても、円弧と直線との
複合線としても良い。また図示のように位置Pにて曲率
半径rの円弧を踏面4tの内側部分幅Bの円弧に内接さ
せることはなく、曲率半径rの円弧の延長線と曲率半径
Rの延長線とは互いに交差するものとする。
【0026】ところで従来のタイヤ踏面端部でも、先に
触れたようにラウンドショルダ、テーパショルダなどの
形状を有するものがあり、これらのタイヤは10°のキ
ャンバー角度を付したとき、踏面端部がタイヤ回転軸心
方向に5mm未満の幅にて接地するが、5mm未満の接
地幅では高い剛性を得ることはできず、それでは所望の
耐ワンダリング性向上を達成することはできない。よっ
て第二トレッド領域G 2 は5mm以上のタイヤ回転軸心
方向幅を必要とする。
【0027】次に、図5の踏面3tの展開図において、
トレッドパターンについては、位置P−P間の第一トレ
ッド領域G1 が、踏面4tの周方向に延びる縦溝11、
12、13と、踏面4tのほぼ幅方向に延びてこれら縦
溝11、12、13のいずれかに両端開口する横溝1
4、15、16とを備え、これら縦溝と横溝とにより区
画形成された2列の中央ブロック17及び2列の中間ブ
ロック18と、ショルダ寄りのラグ状ブロック19(三
方を溝で囲まれているので、ここではブロックと呼ぶ)
とを有するブロックパターンになる一方、位置P−Q間
の第二トレッド領域G2 は、その少なくともショルダ寄
り踏面4t部分(図示例は全ての部分)が、踏面(トレ
ッド)周方向に連続して延びるリブ20を有するリブパ
ターンになることを要する。なお各ブロックはそれを踏
面周方向に分断するサイプSを備えるが、これらサイプ
深さは各縦溝及び横溝それぞれの深さより浅く、よって
各ブロックは上記のようにそれぞれ1個のブロック1
7、18、19と定義する。図1は図5のI−I線に沿
う断面図である。
【0028】以上述べたように、トレッド部4の踏面4
tを第一トレッド領域G1 と第二トレッド領域G2 とに
分け、第一トレッド領域G1 はブロックパターンにより
構成し、第二トレッド領域G2 は、少なくともショルダ
寄り踏面4t部分を、踏面周方向に連続するリブパター
ンにより構成することにより、リブパターンはブロック
パターンに比しより高い剛性を有することから、タイヤ
の荷重負荷転動時にトレッド部4の踏面4tが登り傾斜
面に乗り上げる際に大きなキャンバースラストの発生が
可能となり、その結果タイヤを傾斜面の下方に引きずり
落とす力を相殺することができ、耐ワンダリング性を大
幅に改善することができる。
【0029】また、トレッド部4の端部剛性の大小がド
ライ路面での操縦安定性の良否を大きく左右する要因の
一つであるから、第二トレッド領域G2 を高い剛性を得
るのに最適なリブパターンとすることにより、ドライ路
面での操縦安定性を一層向上させることができ、さらに
第一トレッド領域G1 をブロックパターンとすることに
より、踏面4の接地面内のエッジ成分量を増加させ、か
つブロックの動き易さがもたらすエッジの効き具合を向
上させて、ウエット路面での良好な耐スリップ性が実現
できる。以上から耐ワンダリング性の大幅改善と、ドラ
イ路面での操縦安定性の一層の向上と、ウエット路面で
の良好な耐スリップ性の保持とを同時に達成することが
できる。
【0030】ここで、図1を参照して、第一トレッド領
域G1 の内側踏面幅Bを挟む両側の第二トレッド領域G
2 の外側端縁位置Qからタイヤ赤道面Eまでのタイヤ回
転軸心方向踏面片側幅TWに対する第二トレッド領域G
2 の同じくタイヤ回転軸心方向幅Aの比A/TWの値が
0.03〜0.20の範囲内にあることが有効であり、
このことは耐ワンダリング性の大幅改善と、ドライ路面
での操縦安定性の一層の向上とに大きく寄与する。図5
のトレッドパターンを備えるタイヤにて、比A/TWの
値がドライ操縦安定性に及ぼす影響について実験した結
果を線図として図10に示す。図10から、比A/TW
の値は0.03が許容できるドライ操縦安定性の下限で
あり、かつ0.03未満では耐ワンダリング性が低下し
過ぎて不可である。また比A/TWの値は0.20でド
ライ操縦安定性がほぼ飽和し、0.20を超える値は意
味がなく却ってウエット路面での耐スリップ性が低下す
るので不可である。
【0031】図6及び図7において、第二トレッド領域
2 はその少なくともショルダ寄り踏面4t部分にリブ
21のリブパターンを備える例であり、第一トレッド領
域G 1 には図5に示すブロックと同様なブロック17、
18、19を設けたブロックパターンを備える。第二ト
レッド領域G2 に少なくともショルダ寄り踏面4t部分
にリブ21を備えるとは、第二トレッド領域G2 はその
第一トレッド領域G1側に直状細溝21を有することに
他ならない。この直状細溝21に横溝16を開口させる
ので、図5に示すラグ状ブロック19とは異なりブロッ
ク19は完全なブロック形態をなす。この例のタイヤ
は、図5に示すトレッドパターンを備えるタイヤに比
し、耐ワンダリング性をそれほど変えずに、ドライ路面
での操縦安定性及びウエット路面での耐スリップ性の双
方の特性向上をより一層重視したタイプである。
【0032】また第一トレッド領域G1 に設けたブロッ
クパターンのブロック17、18、19について、各ブ
ロックをタイヤ赤道面Eへ投影したときの各ブロックの
踏面4t周方向長さa(mm、図示省略)と、各ブロッ
クをタイヤ赤道面Eと直交する子午断面へ投影したとき
の各ブロックの踏面幅方向長さb(mm、図示省略)と
が、踏面4tの最外側端縁位置Qからタイヤ赤道面Eま
でのタイヤ回転軸心方向片側幅TWと第二トレッド領域
2 のタイヤ回転軸心方向幅Aとに関し、 0.10≦{a/(TW−A)}≦0.65、 0.20≦{b/(TW−A)}≦0.50、 の関係を同時に満たすことが好ましい。
【0033】図6及び図7に示すタイヤ1を用いて、要
素{a/(TW−A)}及び要素{b/(TW−A)}
がドライ路面での操縦安定性とウエット路面での耐スリ
ップ性とに及ぼす影響を実験した結果をそれぞれ図1
1、図12に示す。図11、図12は、縦軸に上記操縦
安定性と上記耐スリップ性との双方をとり、従来のブロ
ックパターンタイヤ(図中、従来タイヤと記す)の上記
双方性能レベルに対し、図11は横軸に要素{a/(T
W−A)}の値を変えたとき、図12は要素{b/(T
W−A)}の値を変えたときの線図である。各図に記入
したドライは操縦安定性の線図を示し、ウエットは耐ス
リップ性の線図を示す。
【0034】図11、12から明らかなように、操縦安
定性と耐スリップ性とは各要素に関して互いに相反する
特性を示し、図11では従来レベル以上の操縦安定性及
び耐スリップ性を得るには要素{a/(TW−A)}が
0.10〜0.65の範囲内方にあることを要し、図1
2では従来レベル以上の操縦安定性及び耐スリップ性を
得るには要素{b/(TW−A)}が0.20〜0.5
0の範囲内方にあることを要することが分かる。この数
値範囲内に投影長さa、bに設定すれば、ブロック1
7、18、19を第二トレッド領域G2 に備えるタイヤ
は従来タイヤ対比ウエット路面上で優れた耐スリップ性
を発揮すると共に、ドライ路面上では優れた操縦安定性
を発揮することができる。
【0035】図8及び図9に示すトレッドパターンとト
レッド部4は、これまでに述べた第一トレッド領域G1
のブロックパターンと、第二トレッド領域G2 の断面輪
郭形状とが著しく相違するものである。まず縦溝22は
大きく出入りを繰り返しながら踏面4tの周方向に延
び、他の縦溝23、24は縦溝22の大きな出入りに比
しより小さなジグザグ状をなして踏面4tの周方向に延
びる。これらの縦溝22、23、24と、それらに開口
する横溝25、26とにより中央2列の互いに対向する
ブロック29とその両側のブロック30とを区画形成す
る。
【0036】第二トレッド領域G2 はその第一トレッド
領域G1 側に直状細溝28を有する点で図6、7に示す
場合と同様であり、よってブロック31もまた完全なブ
ロック形態をなし、また直状細溝28から踏面端位置Q
まで踏面4tの周方向に連続して延びるリブ32を備え
る点でも図6、7に示す場合と同様であるが、このリブ
32はバットレス部Buからオーバーハングして張出さ
せる一方、バットレス部Buをタイヤ1の内側に向け抉
り込ませる点で、これまでの実施形態とは異なる。この
第二トレッド領域G2 を上記のようにオーバーハングさ
せることは、第二トレッド領域G2 の幅Aを大きくと
り、かつ余分なバットレス部Buのゴムボリュームを減
ずることができ、軽量化の点で有利となる。
【0037】
【実施例】トラック及びバス用15°テーパ(T/L)
ラジアルプライタイヤで、サイズが265/70R1
9.5であり、タイヤの内部構成は図1に従い、実施例
1の断面外側輪郭形状は図1、トレッドパターンは図5
に従い、実施例2はトレッドパターンが図6、要部断面
外側輪郭形状が図7に従い、実施例3はトレッドパター
ンが図8、断面外側輪郭形状が図9に従う。
【0038】実施例1〜3のタイヤのカーカス6は1プ
ライのラジアル配列スチールコードのゴム被覆になり、
ベルト7は4層のゴム被覆スチールコード交差層にな
る。これら実施例1〜3と同じ内部構成をもつ同じサイ
ズの従来例1(ブロックパターン)及び従来例2(リブ
パターン)のタイヤを準備し、実施例1〜3との性能比
較を実施した。
【0039】従来例1のパターン展開図を図13に、こ
の展開図のXIV −XIV に沿う左半断面の外側輪郭図を図
14にそれぞれ示す。従来例1はその踏面全幅(図14
の踏面端縁位置Q−Q間に相当する幅)内に実施例1の
トレッドパターンに類似した中央ブロック及び中間ブロ
ックと、ショルダ寄りに実施例1のリブとは異なるブロ
ック34とを備える、全ブロックパターンになる。従来
例2のパターン展開図を図15に、この展開図のXVI −
XVI線に沿う左半断面の外側輪郭図を図16に示す。
【0040】従来例2のタイヤはその踏面4tに中央リ
ブ35、中間リブ36及びショルダ寄りリブ37を備
え、各リブ35〜37は両端閉鎖タイプの多数個のサイ
プSWを有する。図16に示す踏面4t端部の曲率半径
r′=15mmが形成する円弧は踏面中央の曲率半径R
に内接し、従来例2のタイヤに10°のキャンバー角度
を付したとき、曲率半径r′=15mmが形成する円弧
部分の接地幅は5mmに満たない3.5mmであり、よ
って第二トレッド領域G2 は存在しない。
【0041】実施例1〜3及び従来例1、2につき、表
1に、踏面4tの幅Bの曲率半径(mm)、幅Aの曲率
半径(mm)をはじめとして、中央ブロック、中間ブロ
ック及びショルダ寄りブロックそれぞれの投影長さa
(mm)、b(mm)及び踏面片側幅TW(mm)、第
二トレッド(表中第二Tと略記)領域G2 幅A(mm)
及び比A/TWの値、中央ブロック、中間ブロック及び
ショルダ寄りブロックそれぞれのa/(TW−A)、b
/(TW−A)を示す。
【0042】
【表1】
【0043】実施例1〜3及び従来例1、2を供試タイ
ヤとして、これらタイヤを適用リムのうち標準リム1
9.5×7.50に組込み、それに最高空気圧8.50
kgf/cm 2 (コールド)を充てんして各タイヤを10トン
積みトラックの全輪に装着して下記3種類の実地走行テ
ストを実施した。トラックには最大積載量に相当するウ
エイトを載せた。
【0044】(1)耐ワンダリング性テスト;テストコ
ース上に作成した轍路面を走行してテストドライバによ
りワンダリング挙動の大小をフィーリングにより採点
し、採点結果は従来例1を100とする指数にてあらわ
した。値は大なる程良い。 (2)ドライ路面での操縦安定性テスト;テストコース
にて高速(100km/h)車線変更を繰り返し走行したと
きのテストドライバによるフィーリング結果を評点付け
し、評点結果は従来例1を100とする指数にてあらわ
した。値は大なる程良い。 (3)ウエット路面での耐スリップ性テスト;平滑なテ
ストコース路面に散水したウエット路面上を車両速度8
0km/hにてブレーキを作動させ、ブレーキ作動位置から
停止位置までの距離を測定し、測定した従来例1の値を
その他のタイヤの値にて除して従来例1を100とする
指数にてあらわした。値は大なる程良い。以上のテスト
結果を表1の下の段に併記して示す。
【0045】表1に示す結果は、予測通り、リブパター
ンを備える従来例2のタイヤはブロックパターンを備え
る従来例1に対し耐ワンダリング性及びドライ操縦安定
性で従来例1を大幅に上回る優れた性能を示す反面、ウ
エット路面での耐スリップ性が著しく低下していること
を示している。これに対し実施例1〜3の全てのタイヤ
は、従来例1に対し従来例2と同等以上の顕著に優れた
耐ワンダリング性及びドライ操縦安定性を示す一方で、
ウエット耐スリップ性でも従来例1と同等以上の性能を
保持していることを示し、特に第二トレッド領域G2
細溝を設けた実施例2、3はむしろ従来例1のブロック
パターンを大きく上回る性能を示している。
【0046】
【発明の効果】この発明の請求項1〜3に記載した発明
によれば、従来のブロックパターンを備えるタイヤのウ
エット路面における優れた耐スリップ性を同等乃至それ
以上に発揮することができ、またブロックパターンの一
つの弱点とされていたドライ路面での操縦安定性を飛躍
的に向上させることができ、さらに眼目であるブロック
パターンでの耐ワンダリング性を顕著に改善することが
可能な空気入りラジアルタイヤを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例タイヤの左半断面図
である。
【図2】図1に示すタイヤの平坦路面転動を模式的に示
すタイヤ正面図である。
【図3】図1に示すタイヤの登り傾斜面転動を模式的に
示すタイヤ正面図である。
【図4】図1に示すタイヤに10°のキャンバー角度を
付し所定荷重を負荷させたタイヤ正面図である。
【図5】図1に示すタイヤのトレッドパターン展開図で
ある。
【図6】他の実施形態例タイヤのトレッドパターン展開
図である。
【図7】図6に示すトレッドパターンのVII −VII 線に
沿うタイヤ要部断面外側輪郭図である。
【図8】別の実施形態例タイヤのトレッドパターン展開
図である。
【図9】図8に示すトレッドパターンのIX−IX線に沿う
タイヤの左半断面の外側輪郭図である。
【図10】ドライ操縦安定性と比A/TWの値との関係
を示す線図である。
【図11】ドライ操縦安定性及びウエット耐スリップ性
と比a/(TW−A)の値との関係を示す線図である。
【図12】ドライ操縦安定性及びウエット耐スリップ性
と比b/(TW−A)の値との関係を示す線図である。
【図13】従来タイヤのブロックパターン展開図であ
る。
【図14】図13に示すトレッドパターンのXIV −XIV
線に沿うタイヤの左半断面の外側輪郭図である。
【図15】従来タイヤのリブパターン展開図である。
【図16】図15に示すトレッドパターンのXVI −XVI
線に沿うタイヤの左半断面の外側輪郭図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 ビード部 3 サイドウォール部 4 トレッド部 4t 踏面(トレッド) 5 ビードコア 6 カーカス 7 ベルト 8 ビード部補強コード層 9 インナーライナ 11、12、13 縦溝 14、15、16 横溝 17、18、19、29、30、31、34 ブロック 20、32、35、36、37 リブ 21、28 細溝 S サイプ G1 第一トレッド領域 G2 第二トレッド領域 A 第二トレッド領域の幅 B 第一トレッド領域の幅 TW 踏面片側幅 P 第一トレッド領域の幅端位置 Q 第二トレッド領域の幅端位置 E タイヤ赤道面 F 最大荷重又は最大荷重の70%荷重 X タイヤ回転軸心 SF 平坦路面 SI 傾斜路面 Bu バットレス部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のビード部及び一対のサイドウォー
    ル部と、両サイドウォール部に連なるトレッド部とから
    なり、これら各部をビード部内に埋設したビードコア相
    互間にわたり補強する1プライ以上のラジアルカーカス
    と、該カーカスの外周でトレッド部を強化するベルトと
    を備える空気入りラジアルタイヤにおいて、 上記トレッド部の踏面は、タイヤの荷重負荷転動時の直
    進転動にて平坦路面とのみ接地する第一トレッド領域
    と、該領域の両側に張出して上記直進転動にて登り傾斜
    路面とのみ接地する第二トレッド領域とを有し、 上記第一トレッド領域は、タイヤの最大負荷能力に対応
    する最高空気圧充てん下で、トラック及びバス用タイヤ
    ではタイヤの最大負荷能力に相当する最大荷重負荷時に
    平坦路面に対する接地の最大幅領域とし、トラック及び
    バス用タイヤより小型サイズのタイヤにおいてはタイヤ
    の最大負荷能力の70%に相当する荷重負荷時に平坦路
    面に対する接地の最大幅領域からなり、 上記第二トレッド領域は、タイヤの最大負荷能力に対応
    する最高空気圧充てん下で、トラック及びバス用タイヤ
    ではタイヤにその最大負荷能力に相当する最大荷重を負
    荷させて10°のキャンバー角度を付与した場合並びに
    トラック及びバス用タイヤより小型サイズのタイヤでは
    タイヤにその最大負荷能力の70%に相当する荷重を負
    荷させて10°のキャンバー角度を付与した場合それぞ
    れの、タイヤの平坦路面に対する接地の最大幅領域のう
    ち第一トレッド領域よりタイヤ幅方向外側の両領域から
    なり、 上記第一トレッド領域の踏面部分はブロックパターンを
    備え、上記両側の第二トレッド領域の少なくともショル
    ダ寄り踏面部分はトレッド周方向に連続して延びるリブ
    パターンを備えることを特徴とする空気入りラジアルタ
    イヤ。
  2. 【請求項2】 上記第二トレッド領域の外側端縁からタ
    イヤ赤道面までのタイヤ回転軸心方向踏面片側幅(T
    W)に対する第二トレッド領域の上記軸心方向幅(A)
    の比(A/TW)の値が、0.03〜0.20の範囲内
    にある請求項1に記載したタイヤ。
  3. 【請求項3】 上記第一トレッド領域に設けたブロック
    パターンの各ブロックにおけるトレッド周方向投影長さ
    (a)及びトレッド幅方向投影長さ(b)が、上記第二
    トレッド領域の外側端縁からの踏面片側幅(TW)と上
    記第二トレッド領域の幅(A)とに関し、 0.10≦{a/(TW−A)}≦0.65、 0.20≦{b/(TW−A)}≦0.50、 の関係を満たす請求項1又は2に記載したタイヤ
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