JPH1159099A - 塗料選定装置 - Google Patents

塗料選定装置

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JPH1159099A
JPH1159099A JP9216862A JP21686297A JPH1159099A JP H1159099 A JPH1159099 A JP H1159099A JP 9216862 A JP9216862 A JP 9216862A JP 21686297 A JP21686297 A JP 21686297A JP H1159099 A JPH1159099 A JP H1159099A
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JP
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paint
color
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basic
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JP9216862A
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Inventor
Michimoto Sakai
道元 酒井
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Tsubasa System Co Ltd
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Tsubasa System Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に現状色と同等の塗料を生成するための塗
料配合データを得ることができる塗料選定装置を提供す
る。 【解決手段】変色前の初期色に関する情報と経過時間に
関する時間情報とがシステムコントローラ20に入力さ
れる。システムコントローラ20は、入力された情報に
基いて、予めメモリ50に格納されている初期色デー
タ、経過時間に対応する変色度合いを示す劣化指数デー
タ、塗料配合データを検索し、対応する色を生成するた
めの基本塗料の種類とその配合比率のデータを抽出し
て、モニターディスプレイ40に表示して、オペレータ
ーに報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装色の選定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の塗装面においては、太
陽光や風雨の影響等による経年変化により、徐々に劣化
して、新車時の塗装色は色褪せすることが避けられな
い。
【0003】そして、衝突事故などで損傷したドアパネ
ル等を新品に交換した場合、ドアパネルのみが新車時の
塗装色(以下初期色)に戻るが、車両本体の他のパネル
の塗装色は色褪せした状態のまま(以下現状色という)
であるので、ドアパネル、すなわち、交換した部分が目
立ってしまう。
【0004】このような不具合を避けるべく、従来は、
作業員が車両の現状色を見ながら、塗装色を生成する複
数の基本色塗料の配合比等を微妙に調整して、現状色に
近い色を生成し、この生成した塗装色で交換部分やその
周辺を塗装したりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状色
に近い塗装色を生成する作業は、やり直しができず、塗
料の混合作業と比較作業を繰り返し行なうため、煩雑で
作業効率が悪いという問題点があった。
【0006】本発明は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、容易に現状色と同等の塗料を生成するための塗料
配合データを得ることができる塗料選定装置を提供する
ことを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係る塗料選定装置は、複数の基本塗料の中から
所定の基本塗料を所定の配合比率で組み合わせて混合し
て生成される初期色が経時変化で変色した現状色と同一
の塗装色が生成されるように、基本塗料の組み合わせ及
びその配合比率を選定する塗料選定装置であって、初期
色及び初期色の塗装時点からの経過時間に関する時間情
報を入力する入力手段と、初期色毎の経過時間に対する
変色の度合いを示すパラメータデータと、このパラメー
タデータに基づいて予め定められた基本塗料とその配合
比率を示す配合比率データとが格納されている記憶手段
と、入力手段からの初期色と時間情報とに基づいて、記
憶手段に格納されているパラメータデータと配合比率デ
ータとを検索して、現状色を生成する基本塗料とその配
合比率を検索する制御手段と、この制御手段により抽出
された基本塗料とその配合比率を表示して報知する表示
手段とを有することを特徴としている。(請求項1に対
応) このような構成によれば、オペレーターは変色していな
い初期色の情報と経過時間の情報とを入力するのみで、
経過時間に伴って変色した現状色と同一(同様)な塗装
色を生成するのに必要な基本塗料の種類とその配合比率
が把握できるので、現状色と同じ色の塗料を容易に生成
することができる。
【0008】また、制御手段は、入力手段からの初期色
と記憶手段に格納されている前記パラメータデータと配
合比率データとに基づいて、時間経過に対応した変色状
態を示すバーグラフを生成して表示手段に表示させるこ
とを特徴としている。(請求項2に対応)このような構
成によれば、オペレーターが経過時間の変化に伴う変色
状態を視覚的に確認でき、現状色との対応づけが容易に
行える。
【0009】さらに、入力手段は、操作部に設けられた
スイッチの操作信号と前記操作部の操作方向及び操作量
の移動信号とを出力し、表示手段の表示画面上に表示さ
れる指標が前記移動信号により移動するとともに、操作
信号により選択司令をする様に構成されたマウス装置を
有し、制御手段は、表示手段上に表示されているバーグ
ラフ上に指標が位置して選択司令がなされた場合、その
位置に対応する時間情報に基づいて、パラメータデータ
と配合比率データとを検索することを特徴としている。
(請求項3に対応) このような構成によれば、オペレーターは、バーグラフ
上の現状色と同じ色の部分をマウス装置で選択すること
で、視覚的に現状色に相当する色を指定できるので、現
状色と同様な色を生成するための基本塗料とその配合比
率の選定を迅速に行える。
【0010】また、外部装置との情報授受が可能な接続
端子を有し、制御手段は、この接続端子を介して入力さ
れる情報を記憶手段に格納することを特徴としている。
(請求項4に対応) このような構成によれば、記憶手段に格納されている情
報を外部装置から送られてくる常に最新の情報等に更新
したり、塗料選定に必要な情報を格納することができ
る。
【0011】さらに、外部装置は、前記現状色を撮影し
て記録する撮影手段であり、制御手段は、撮影手段が記
録した現状色と、抽出された基本塗料とその配合比率と
に基づいて生成される設定色とを、互いに隣接させて表
示手段に表示させることを特徴としている。(請求項5
に対応) このような構成によれば、オペレーターは、現状色と実
際の設定色とを容易に比較できる。
【0012】また、基本塗料の配合比率を任意に調整可
能な調整手段を有し、制御手段は、表示手段に、この調
整手段による調整後の配合比率で生成される設定色を表
示させることを特徴としている。(請求項6に対応) このような構成によれば、オペレータは、現状色と設定
色とを比較しながら、設定色が現状色と一致するように
調整できるので、高い精度で現状色と同様な色を生成す
る基本塗料の選定が行える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる塗料選定装
置の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態におい
ては、塗装対象の一例として自動車を挙げ、自動車の塗
装色の選定を前提として説明する。
【0014】図1は本発明の一実施形態を示す塗料配合
選定装置のブロック図である。撮影手段であるカメラ部
10は、CCD(Charge Coupled Device )等の撮像素
子を有する電子スチルカメラから構成され、塗装を行う
部位の塗装面の現在の色状態(現状色)を画像データと
して記録するのに用いられる。また、カメラ部10は、
不図示の接続端子を介してパソコンなどの外部装置と接
続可能で、記録した塗装面の画像データを外部装置に転
送する機能を有している。
【0015】制御手段としてのシステムコントローラ2
0は、マイクロコンピュータで構成されており、塗料配
合選定装置の全体的な動作制御を統括して行う。システ
ムコントローラ20は、カメラ部10と接続可能な外部
入出力端子70を有し、カメラ部10が記録した画像デ
ータは、インターフェース部60を経由してシステムコ
ントローラ20へ転送されるように構成されている。
【0016】また、システムコントローラ20には、各
種データの入力や設定を指示、入力するための入力手段
であるキーボード30a、マウス30bや、塗装色や各
種データの設定状態、設定されている色等を表示するた
めの表示手段としてのモニターディスプレイ40が接続
されている。
【0017】キーボード30aとマウス30bは、オペ
レータに操作される情報入力機器で、塗装色や劣化に関
する各種データの設定情報や動作指令をシステムコント
ローラ20へ出力する。
【0018】前記キーボード30aとマウス30bは、
公知の入力手段であり、キーボード30aは、文字や数
値の表示がなされた操作キーの操作に対応して、文字や
数字の情報をシステムコントローラ20へ出力するもの
である。
【0019】また、マウス30bは、操作部に設けられ
た不図示の操作スイッチの操作信号と操作部の操作方向
及び操作量の移動信号とをシステムコントローラ20に
出力するもので、マウス30bの移動に対応して、モニ
ターディスプレイ40上の表示画面上に表示される指標
(ポインタ)が移動するとともに、操作スイッチの操作
により各種選択指令がなされる。
【0020】前記モニターディスプレイ40は、システ
ムコントローラ20によって制御され、各種設定情報等
や塗装色の状態、塗料の配合状態やその際の塗料色など
を表示する。
【0021】そして、記憶手段としてのメモリ50は、
システムコントローラ20により書き込みおよび読み出
しが制御されるRAM(Random Access Memory)で構成
されている。このメモリ50には、塗装色に関する様々
なデータファイルと前述のカメラ部10から入力された
画像情報などが格納されている。
【0022】前記システムコントローラ20は、キーボ
ード30aやマウス30bを介して入力される車種や塗
装色名等の情報および経過年数などの設定情報に基づい
て、メモリ50に格納されている、塗装色および経年変
化に伴う色の劣化に関するデータファイルを検索する。
この検索に伴い、システムコントローラ20は、塗装色
を選定する際の初期色(すなわち、劣化のない色)を認
識するとともに、初期色に経過年数などの設定条件に対
応した色補正を加えた色(以下設定色という)と、この
設定色を生成する基本塗料名(塗料番号)と、その配合
比率等をモニターディスプレイ40に表示してオペレー
タに報知する。そして、システムコントローラ20は、
オペレータの指令に基づいて設定色が塗装しようとする
部位の色と一致する色およびその色の塗料を生成するた
めの塗料の種類やその配合比率などを検索する。
【0023】次に、メモリ50に格納される情報につい
て説明する。メモリ50には、塗装色および経年変化に
伴う色の劣化に関するデータとして、初期色データ、劣
化指数データ、塗料配合データがそれぞれ格納されてい
る。また、カメラ部10から転送されてくる画像データ
も格納される。
【0024】自動車の外装用塗料の色は、多種、多様で
あり、各メーカー毎に、車種、年式や生産時期などに応
じて、用いた塗装色名(あるいはこれに対応して定めら
れた塗装番号)とその色(あるいは塗料)を生成するの
に配合されている基本塗料の種類と配合比率とが予め定
められている。
【0025】初期色データは、予め、塗装色選定の対象
となる車両の車種、年式、塗装番号に対応して、車両の
製造時に用いた塗料の種類とその配合比率をデータファ
イル化したものである。
【0026】また、塗装面は、経過時間(経過年数)や
車両の保管環境等により劣化の度合いが異なり、これに
伴って塗装色の劣化も異なる。このため、使用されてい
る全種類の基本塗料について、標準的な日照や降雨条件
下において、経時変化で塗装色がどのように変化をして
いくかを実験して評価しておく。例えば、各基本塗料毎
に、経過年数に応じた変色状態を、赤成分、青成分、緑
成分の各波長成分光の照明下における反射率等を測定し
ておき、これら測定値に基づいて、変色の度合いを示す
パラメータとして、劣化指数を求めておく。劣化指数
は、例えば、基本塗料の配合比率の重み付け係数や新た
に加える塗料の配合比率の目安として利用される。
【0027】劣化指数データは、上記実験により得られ
た、各基本塗料の経過年数に対応した劣化指数をデータ
ファイル化したものである。本実施形態においては、上
記標準的な環境下における標準劣化指数データの他に、
ワックス塗布処理が施されている場合のワックス処理劣
化指数データ、屋根付き駐車場での保管を前提として日
照条件を変化させた劣化指数データの3つの異なる劣化
指数データファイルが格納されており、操作部30の操
作により、何れの劣化指数データを用いるかが選択でき
る。一方、経年変化による塗装面の劣化に関し、特に色
褪せは基本塗料における明度の変化によるものが支配的
であるので、劣化の状態に応じて基本塗料の配合比を変
化させて明度を調整したり、あるいは明度変化を調整す
る調整用塗料を新たに基本塗料として加えることで、現
状の劣化した塗装面の色(すなわち現状色)と同一の色
を擬似的に生成することができる。本実施形態において
は、各塗装色毎に、劣化指数に対応した基本塗料の配合
比率および調整用塗料の配合比率等の対応関係を実験に
より求め、その結果を記録したものを用いる。
【0028】塗料配合データは、上記実験結果から得ら
れたもので、劣化指数データに基づいて、各基本塗料及
び新たに加える調整塗料の種類と配合比率とを関連づけ
たデータファイルで、各劣化指数データファイルごとに
用意されている。
【0029】なお、これら初期色データ、劣化指数デー
タ、塗料配合データの最新データは、各自動車メーカー
毎の単位でまとめられて1つの記録媒体に記録されて用
意されており、システムコントローラ20の制御によ
り、外部入出力端子70、インターフェース部60を介
して、メモリ50内のこれら塗装劣化に関する各種デー
タを常に最新のデータに更新できる様になっている。
【0030】次に、システムコントローラ20の動作に
ついて説明する。図2は、システムコントローラ20の
一連の処理動作を示したフローチャートであり、図3
は、モニターディスプレイ40における表示画面の一例
を示したものである。
【0031】まず、ステップS101にて、カメラ部1
0から画像データの転送がなされているか否かを判断
し、転送されている場合は、ステップS102、S10
3へ進み、転送されてきた画像データをメモリ50に格
納するとともに、この画像データを、色選定の目標色
(すなわち現状色)として、モニターディスプレイ40
上の表示領域D0に表示する。画像データの転送がなさ
れていない場合は、そのままステップS105に進む。
【0032】ステップS105では、操作部30からメ
ーカー名、車種、年式(生産時期)、塗装色名(あるい
は塗料番号)が入力されるのを待ち、ステップS106
では、入力されたメーカー名、車種、年式(生産時
期)、塗装色名(あるいは塗料番号)を表示領域D1に
表示するとともに、これらの情報に基づいて、メモリ5
0に格納されている初期色データファイルを検索する。
【0033】ステップS107では、ステップS106
の検索結果から、色選定の対象となる塗装色(塗料)の
劣化のない状態である初期色を認識し、この初期色を生
成する基本塗料の種類とその配合比率のデータを表示制
御用の内部レジスタ(不図示)にセットする。この不図
示の内部レジスタは、モニターディスプレイ40上に、
現在設定されている色、並びに設定色を生成する基本塗
料の種類や配合比率などを表示領域D3に表示したりす
る等の表示制御に利用されるものである。すなわち、こ
のレジスタにセットされるデータに対応して表示領域D
2の色や表示領域D3の表示内容が変化するように構成
されている。
【0034】そして、ステップS108にて、表示領域
D3に、内部レジスタにセットされたデータに基づいて
使用されている基本塗料名や調整塗料名およびその配合
比率を文字表示するとともに、各塗料毎の配合比率を図
形表示して、配合比率を任意設定するための調整レバー
C1〜C4を表示する。
【0035】次に、ステップS109にて、予め選択さ
れた劣化指数データファイルと、初期色の塗料配合デー
タとに基づいて、経過年数に応じた劣化状態(色変化状
態)が一覧できるバーグラフWを生成して表示領域D4
に表示する。
【0036】システムコントローラ20は、モニタディ
スプレイ40の表示画面上におけるマウス30bのポイ
ンタPの座標位置を常時把握しており、マウス30bの
操作に対応して、バーグラフW上のポインタの位置座標
に基づいて経過年数や指定色を認識したり、調整レバー
C1〜C4の操作量に基づいて配合比率の変更ができる
ように構成されている。また、劣化指数データファイル
の選択についても同様に、画面上の各劣化指数データフ
ァイル名に対応する丸印のボタンB1〜B3のいずれか
にポインタPが置かれ、マウス30bの操作でクリック
されたことを検出して、選択された劣化指数ファイルを
認識する。図3の例では、標準の劣化指数データファイ
ルが選択されている。
【0037】したがって、オペレーターは、マウス30
bの操作のみで、バーグラフW上にて、所望の指定色を
直接、指定したり、調整レバーC1〜C4を移動させて
微妙な色調整を行える。
【0038】ステップS110以降の処理は、このよう
なオペレーターによる経過年数入力や、色指定および色
調整動作に対応した処理動作である。まず、ステップS
110にて、キーボード30a、マウス30bによる経
過年数や色指定の入力の有無を判別し、入力がなされて
いない場合はステップS120に進む一方、入力がなさ
れている場合は、ステップS112に進む。
【0039】ステップS112では、入力された経年数
やバーグラフWにおける色指定等に基づいてメモリ50
内の劣化指数データファイル及び配合比率データファイ
ルを検索して、指定色を把握し、指定色を生成する各基
本塗料の種類、配合比率、調整用塗料の種類や配合比率
のデータを認識し、ステップS114にて、これらのデ
ータを前述のレジスタにセットする。
【0040】そして、ステップS116にて、表示制御
用レジスタにセットされたデータに基づいて、モニター
ディスプレイ40上の表示領域D2に選定色を表示する
とともに、各基本塗料の種類や配合比率を示す各種文字
や調整レバーを表示領域D3に表示する。すなわち、表
示領域D2には、入力された経年数や指定内容に対応し
た色が表示される。
【0041】一方、ステップS120においては、調整
レバーC1〜C4の移動により配合比率の変更操作がな
されたか否かを判別し、配合比率変更がなされた場合
は、ステップS122に進んで、その移動量(変更量)
に対応して配合比率データを変更し、その値を表示制御
用レジスタにセットしたのち、ステップS116に戻っ
て、各種表示を行う。すなわち、表示領域D2には、任
意に設定した配合比率に対応した色が表示されるととも
に、表示領域D3には、その色を生成する基本塗料およ
び調整塗料の種類とその配合比率が、文字及び調整レバ
ーC1〜C4にて表示される。
【0042】配合比率の変更がなされていない場合は、
表示制御用レジスタを更新する必要が無いので、そのま
まステップS116に戻る。そして、ステップS130
にて、処理終了か否かを判別し、処理終了でない場合
は、ステップS110へ戻って、処理動作を継続する一
方、電源スイッチなどの不図示の操作部が操作されて、
処理終了が指令された場合は、このプログラムを終了す
る。
【0043】したがって、オペレーターは、経年数を入
力する他にも、表示領域D0の目標色(現状色)に概ね
近い色をバーグラフWにより選択する(色の粗調整操
作)。そして、目標色(現状色)に概ね近い色が設定さ
れた後は、表示領域D0の目標色と表示領域D2の設定
色とを比較しながら、設定色が目標色と一致するよう
に、調整レバーC1〜C4をマウスを介して色の微調整
を行う(色の微調整操作)。そして、設定色と目標色
(現状色)とが一致した際に、表示領域D3に表示され
ている、基本塗料及び調整用基本塗料名及びそれらの配
合比率に沿って、使用する塗料を選定するとともに、配
合比率にしたがって配合作業を行い、所望の塗料を生成
する。
【0044】つまり、本実施形態によれば、オペレータ
ーは、モニターディスプレイ40の画面上において、撮
像した塗装色、すなわち、表示領域D1に表示された、
塗装色選定の目標となる目標色(現状色)を見ながら、
バーグラフWを利用した色の粗調整作業により、目標色
に概ね近い色を迅速に設定出来る。
【0045】また、図3に示すように、表示領域D0と
D2は上下に隣接しており、目標色と設定色の両者が比
較し易い様に表示されるので、配合比率操作レバーC1
〜C4の操作により微妙な色調整を行って、容易に両者
を一致させることができる。
【0046】上記実施形態は、自動車の塗装色に関して
説明したが、これに限定されず、例えば、住宅用外壁塗
料などにも応用できる。この場合は、メモリ50内のデ
ータを、住宅用外壁塗料に対応した初期色データ、劣化
指数データ、塗料配合データの各データファイルに交換
しておけば良く、あらゆる用途の塗装色の選定に適用で
きる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現状色を生成するのに必要な塗料やその配合比率を、迅
速、かつ正確に把握することができ、塗料の選定および
配合作業に要する時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用した塗料選定装置を示
すブロック図である。
【図2】実施形態における塗料選定装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】実施形態の塗料選定装置における表示画面の一
例を示した図である。
【符号の説明】
10 カメラ部(撮影手段) 20 システムコントローラ(制御手段) 30a キーボード(入力手段) 30b マウス(入力手段) 40 モニターディスプレイ(表示手段) 50 メモリ部(記憶手段) 60 インターフェース部 70 外部入出力端子(接続端子)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基本塗料の中から所定の基本塗料を
    所定の配合比率で組み合わせて混合して生成される初期
    色が経時変化で変色した現状色と同一の塗装色が生成さ
    れるように、前記基本塗料の組み合わせ及びその配合比
    率を選定する塗料選定装置であって、 前記初期色及び初期色の塗装時点からの経過時間に関す
    る時間情報を入力する入力手段と、 前記初期色毎の経過時間に対する変色の度合いを示すパ
    ラメータデータと、このパラメータデータに基づいて予
    め定められた基本塗料とその配合比率を示す配合比率デ
    ータとが格納されている記憶手段と、 前記入力手段からの初期色と時間情報とに基づいて、前
    記記憶手段に格納されている前記パラメータデータと配
    合比率データとを検索して、前記現状色を生成する基本
    塗料とその配合比率を検索する制御手段と、 この制御手段により抽出された基本塗料とその配合比率
    を表示して報知する表示手段とを有することを特徴とす
    る塗料選定装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記入力手段からの初期
    色と前記記憶手段に格納されている前記パラメータデー
    タと配合比率データとに基づいて、時間経過に対応した
    変色状態を示すバーグラフを生成して前記表示手段に表
    示させることを特徴とする請求項1に記載の塗料選定装
    置。
  3. 【請求項3】前記入力手段は、操作部に設けられたスイ
    ッチの操作信号と前記操作部の操作方向及び操作量の移
    動信号とを出力し、前記表示手段の表示画面上に表示さ
    れる指標が前記移動信号により移動するとともに、操作
    信号により選択指令をする様に構成されたマウス装置を
    有し、 前記制御手段は、前記表示手段上に表示されているバー
    グラフ上に前記指標が位置して選択指令がなされた場
    合、その位置に対応する時間情報に基づいて、前記パラ
    メータデータと配合比率データとを検索することを特徴
    とする請求項2に記載の塗料選定装置。
  4. 【請求項4】外部装置との情報授受が可能な接続端子を
    有し、前記制御手段は、この接続端子を介して入力され
    る情報を前記記憶手段に格納することを特徴とする請求
    項1に記載の塗料選定装置。
  5. 【請求項5】前記外部装置が前記現状色を撮影して記録
    する撮影手段であり、 前記制御手段は、前記撮影手段が記録した現状色と、前
    記抽出された基本塗料とその配合比率とに基づいて生成
    される設定色とを、互いに隣接させて前記表手段に表示
    させることを特徴とする請求項4に記載の塗料選定装
    置。
  6. 【請求項6】前記基本塗料の配合比率を任意に調整可能
    な調整手段を有し、前記制御手段は、前記表示手段に、
    この調整手段による調整後の配合比率で生成される設定
    色を表示させることを特徴とする請求項5に記載の塗料
    選定装置。
JP9216862A 1997-08-11 1997-08-11 塗料選定装置 Ceased JPH1159099A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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