JPH1159086A - 転写シート及びそれを用いた画像形成方法並びに転写方法 - Google Patents
転写シート及びそれを用いた画像形成方法並びに転写方法Info
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- JPH1159086A JPH1159086A JP22955897A JP22955897A JPH1159086A JP H1159086 A JPH1159086 A JP H1159086A JP 22955897 A JP22955897 A JP 22955897A JP 22955897 A JP22955897 A JP 22955897A JP H1159086 A JPH1159086 A JP H1159086A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水溶性糊層の溶解速度が速く、かつ剥離時に
熱水を必要とせず、生産性の高い転写シート、画像形成
方法および剥離方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも水透過性の支持体、水溶性糊
層、転写層からなる転写シートにおいて、水溶性糊層に
水あるいは水に溶解した成分と反応して力学的な力を発
生する成分を含有することを特徴とする。上記力学的な
力を発生する成分とは気泡を発生する成分、具体的には
炭酸塩、アンモニウム塩などである。
熱水を必要とせず、生産性の高い転写シート、画像形成
方法および剥離方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも水透過性の支持体、水溶性糊
層、転写層からなる転写シートにおいて、水溶性糊層に
水あるいは水に溶解した成分と反応して力学的な力を発
生する成分を含有することを特徴とする。上記力学的な
力を発生する成分とは気泡を発生する成分、具体的には
炭酸塩、アンモニウム塩などである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゼログラフィ方式に
より、普通紙等の被転写材にトナー画像を静電転写する
工程を有する電子写真複写機や熱転写記録方式により、
被転写材に熱溶融性インク、昇華染料等を転写する工程
を有するプリンターやインクジェット方式により、水性
インクや熱溶融性インクを被転写材に転写する工程を有
するプリンター(以下、複写装置と略する)に用いられ
る転写シートに関し、より詳細には複写装置で形成した
転写シート上の画像を他の基材、例えば布、キャンバ
ス、プラスチック、紙、木材、皮革、ガラス、陶器、金
属等に再転写する工程に使用される転写シートに関する
ものである。又、これを用いた画像形成方法及び画像転
写方法に関する。
より、普通紙等の被転写材にトナー画像を静電転写する
工程を有する電子写真複写機や熱転写記録方式により、
被転写材に熱溶融性インク、昇華染料等を転写する工程
を有するプリンターやインクジェット方式により、水性
インクや熱溶融性インクを被転写材に転写する工程を有
するプリンター(以下、複写装置と略する)に用いられ
る転写シートに関し、より詳細には複写装置で形成した
転写シート上の画像を他の基材、例えば布、キャンバ
ス、プラスチック、紙、木材、皮革、ガラス、陶器、金
属等に再転写する工程に使用される転写シートに関する
ものである。又、これを用いた画像形成方法及び画像転
写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の複写装置の普及、発展に伴い、単
に普通紙上に複写画像を形成するという複写装置本来の
用途にとどまらず、その機能を応用して新しい用途を開
拓する試みがなされている。
に普通紙上に複写画像を形成するという複写装置本来の
用途にとどまらず、その機能を応用して新しい用途を開
拓する試みがなされている。
【0003】このような新しい用途の一つとして、複写
装置で作成した画像を布や皮革、キャンバス、プラスチ
ック、木材、ガラス、陶器、金属等の他の基材に再転
写、定着して使用する例がある。このような使用方法
は、例えばオーダーメードのTシャツやトレーナー、エ
プロン、ジャンパー、コップ、皿、ステンドグラス、パ
ネル、複製絵画のような大量生産しない個人向け、もし
くは小ロットの商品の製造方法として有効な手段であ
り、更に最近では高画質画像が得られるフルカラー複写
機を使用することも可能となったため、より高画質の画
像が手軽にプリントできるようになり、更に需要が高ま
りつつある。
装置で作成した画像を布や皮革、キャンバス、プラスチ
ック、木材、ガラス、陶器、金属等の他の基材に再転
写、定着して使用する例がある。このような使用方法
は、例えばオーダーメードのTシャツやトレーナー、エ
プロン、ジャンパー、コップ、皿、ステンドグラス、パ
ネル、複製絵画のような大量生産しない個人向け、もし
くは小ロットの商品の製造方法として有効な手段であ
り、更に最近では高画質画像が得られるフルカラー複写
機を使用することも可能となったため、より高画質の画
像が手軽にプリントできるようになり、更に需要が高ま
りつつある。
【0004】このような被転写材にトナーや熱溶融性イ
ンク、昇華染料、水性インク等を転写して転写画像を形
成するための転写シートとしては、例えば特開昭52−
82509号公報に開示されている転写シートがある。
しかし、該転写シートでは転写時に少なくとも熱または
圧力のいずれかを必要とするため、プラスチックのよう
な熱に弱い材質や均一な圧力を加えることの困難な曲面
には転写が困難であるという問題があった。一方、特開
平8−108610号公報に開示されている水圧転写紙
は水透過性の台紙、剥離層、接着剤層、画像保持層から
なり、画像形成後水圧転写紙を水に浸して剥離層を溶解
させ台紙を剥離し、水面に浮かんだ転写層を被転写体に
転写するため、転写時に熱又は圧力を必要としない。し
かしながら、剥離層(本発明の水溶性糊層に相当)の溶
解速度が遅く、画像形成後転写するまでに時間がかかる
という問題があった。剥離速度を向上させるためには剥
離に用いる水溶液の温度を上げる方法もあるが、熱によ
り転写層が柔らかくなり転写層に歪みが出るため、熱湯
を使わずに剥離速度が向上できる転写シートが求められ
ていた。
ンク、昇華染料、水性インク等を転写して転写画像を形
成するための転写シートとしては、例えば特開昭52−
82509号公報に開示されている転写シートがある。
しかし、該転写シートでは転写時に少なくとも熱または
圧力のいずれかを必要とするため、プラスチックのよう
な熱に弱い材質や均一な圧力を加えることの困難な曲面
には転写が困難であるという問題があった。一方、特開
平8−108610号公報に開示されている水圧転写紙
は水透過性の台紙、剥離層、接着剤層、画像保持層から
なり、画像形成後水圧転写紙を水に浸して剥離層を溶解
させ台紙を剥離し、水面に浮かんだ転写層を被転写体に
転写するため、転写時に熱又は圧力を必要としない。し
かしながら、剥離層(本発明の水溶性糊層に相当)の溶
解速度が遅く、画像形成後転写するまでに時間がかかる
という問題があった。剥離速度を向上させるためには剥
離に用いる水溶液の温度を上げる方法もあるが、熱によ
り転写層が柔らかくなり転写層に歪みが出るため、熱湯
を使わずに剥離速度が向上できる転写シートが求められ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
事情に鑑みなされたもので、水溶性糊層の溶解速度が速
く、かつ剥離時に熱水を必要とせず、生産性の高い転写
シート、画像形成方法及び剥離方法、さらに剥離に用い
る剥離液を提供することを目的としている。もう一つの
目的は、熱に弱い材質や曲面にも転写可能な転写シート
を提供することである。
事情に鑑みなされたもので、水溶性糊層の溶解速度が速
く、かつ剥離時に熱水を必要とせず、生産性の高い転写
シート、画像形成方法及び剥離方法、さらに剥離に用い
る剥離液を提供することを目的としている。もう一つの
目的は、熱に弱い材質や曲面にも転写可能な転写シート
を提供することである。
【0006】もう一つの目的は、良好な転写性を有する
と共に被転写材への優れた画像定着性が得られる転写シ
ートを提供することである。もう一つの目的は転写シー
ト作成時に有機溶剤を使用する必要がなく、環境に優し
く、低コストの転写シートを提供することである。
と共に被転写材への優れた画像定着性が得られる転写シ
ートを提供することである。もう一つの目的は転写シー
ト作成時に有機溶剤を使用する必要がなく、環境に優し
く、低コストの転写シートを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討した
結果、水溶性糊層に水あるいは水に溶解した成分と反応
して力学的な力を発生する成分を含有することで上記課
題が解決されることを見出し本発明に至った。即ち、本
発明は以下の(1)〜(14)である。
結果、水溶性糊層に水あるいは水に溶解した成分と反応
して力学的な力を発生する成分を含有することで上記課
題が解決されることを見出し本発明に至った。即ち、本
発明は以下の(1)〜(14)である。
【0008】(1)少なくとも水透過性の支持体、水溶
性糊層、転写層からなる転写シートにおいて、水溶性糊
層に水あるいは水に溶解した成分と反応して力学的な力
を発生する成分を含有することを特徴とする転写シー
ト。 (2)少なくとも水透過性の支持体、水溶性糊層、接着
層、転写層からなる上記(1)記載の転写シート。
性糊層、転写層からなる転写シートにおいて、水溶性糊
層に水あるいは水に溶解した成分と反応して力学的な力
を発生する成分を含有することを特徴とする転写シー
ト。 (2)少なくとも水透過性の支持体、水溶性糊層、接着
層、転写層からなる上記(1)記載の転写シート。
【0009】(3)力学的な力を発生する成分が、水又
は水溶液中の成分と化学反応することによって、気泡を
発生する成分であることを特徴とする上記(1)又は
(2)記載の転写シート。 (4)気泡を発生する成分が炭酸塩であることを特徴と
する上記(1)ないし(3)記載の転写シート。
は水溶液中の成分と化学反応することによって、気泡を
発生する成分であることを特徴とする上記(1)又は
(2)記載の転写シート。 (4)気泡を発生する成分が炭酸塩であることを特徴と
する上記(1)ないし(3)記載の転写シート。
【0010】(5)気泡を発生する成分がアンモニウム
塩及びアンモニウム塩の窒素元素に結合している水素元
素の1つないし3つをメチル基あるいはエチル基に置換
したものであることを特徴とする上記(1)ないし
(3)記載の転写シート。 (6)少なくとも水透過性の支持体、水溶性糊層、転写
層からなる転写シートにおいて、水溶性糊層に水溶液に
存在する成分との反応の反応基質または触媒となる成分
を含有することを特徴とする上記(1)ないし(3)記
載の転写シート。
塩及びアンモニウム塩の窒素元素に結合している水素元
素の1つないし3つをメチル基あるいはエチル基に置換
したものであることを特徴とする上記(1)ないし
(3)記載の転写シート。 (6)少なくとも水透過性の支持体、水溶性糊層、転写
層からなる転写シートにおいて、水溶性糊層に水溶液に
存在する成分との反応の反応基質または触媒となる成分
を含有することを特徴とする上記(1)ないし(3)記
載の転写シート。
【0011】(7)反応基質が酸又は塩基と反応する金
属であることを特徴とする上記(6)記載の転写シー
ト。 (8)pHが5以下であることを特徴とする上記(1)
ないし(4)及び(6)ないし(7)記載の転写シート
をはがすのに使われる剥離液。
属であることを特徴とする上記(6)記載の転写シー
ト。 (8)pHが5以下であることを特徴とする上記(1)
ないし(4)及び(6)ないし(7)記載の転写シート
をはがすのに使われる剥離液。
【0012】(9)pHが9以上であることを特徴とす
る上記(1)ないし(3)及び(5)ないし(7)記載
の転写シートをはがすのに使われる剥離液。 (10)転写シートの剥離方法において、該転写シート
が上記(1)ないし(7)記載の転写シートであって、
該転写シートに含有される成分と上記(8)ないし
(9)記載の剥離液との化学反応によって生じた気泡の
力によって剥離を促進する剥離方法。
る上記(1)ないし(3)及び(5)ないし(7)記載
の転写シートをはがすのに使われる剥離液。 (10)転写シートの剥離方法において、該転写シート
が上記(1)ないし(7)記載の転写シートであって、
該転写シートに含有される成分と上記(8)ないし
(9)記載の剥離液との化学反応によって生じた気泡の
力によって剥離を促進する剥離方法。
【0013】(11)電子写真方式を用いて像受容体に
トナー像を形成する画像形成方法であって、該像受容体
が上記(1)ないし(7)の転写シートであり、像受容
体にトナーを、少なくとも熱又は圧力のいずれかによっ
て定着することを特徴とする画像形成方法。 (12)熱により熱溶融性インク層または熱昇華性染料
を受容体上に転写する画像形成方法であって、該像受容
体が上記(1)ないし(7)の転写シートであることを
特徴とする画像形成方法。
トナー像を形成する画像形成方法であって、該像受容体
が上記(1)ないし(7)の転写シートであり、像受容
体にトナーを、少なくとも熱又は圧力のいずれかによっ
て定着することを特徴とする画像形成方法。 (12)熱により熱溶融性インク層または熱昇華性染料
を受容体上に転写する画像形成方法であって、該像受容
体が上記(1)ないし(7)の転写シートであることを
特徴とする画像形成方法。
【0014】(13)インクジェット方式を用いて、像
受容体に水性インクまたは熱溶融性インクの像を形成す
る画像形成方法であって、該像受容体が上記(1)ない
し(7)の転写シートであることを特徴とする画像形成
方法。 (14)転写シートに記録された画像を被転写材に転写
する画像転写方法において、該転写シートが上記(1)
ないし(7)の転写シートであって、上記(11)ない
し(13)の方法で画像を形成した転写シートを転写す
ることを特徴とする画像転写方法。
受容体に水性インクまたは熱溶融性インクの像を形成す
る画像形成方法であって、該像受容体が上記(1)ない
し(7)の転写シートであることを特徴とする画像形成
方法。 (14)転写シートに記録された画像を被転写材に転写
する画像転写方法において、該転写シートが上記(1)
ないし(7)の転写シートであって、上記(11)ない
し(13)の方法で画像を形成した転写シートを転写す
ることを特徴とする画像転写方法。
【0015】更に、本発明には以下の(15)〜(2
5)の様態が含まれる。 (15)転写層材料が水系エマルジョンであることを特
徴とする上記(1)ないし(7)記載の転写シート。 (16)転写層材料として、エチレン、酢酸ビニル、ア
クリル酸又はアクリル酸エステルの少なくとも一種から
なるポリマーあるいは少なくとも一種の材料を含む共重
合体を用いることを特徴とする上記(1)ないし(7)
及び(15)記載の転写シート。
5)の様態が含まれる。 (15)転写層材料が水系エマルジョンであることを特
徴とする上記(1)ないし(7)記載の転写シート。 (16)転写層材料として、エチレン、酢酸ビニル、ア
クリル酸又はアクリル酸エステルの少なくとも一種から
なるポリマーあるいは少なくとも一種の材料を含む共重
合体を用いることを特徴とする上記(1)ないし(7)
及び(15)記載の転写シート。
【0016】(17)転写層の乾燥付着量が5g/m2
〜200g/m2であることを特徴とする上記(1)な
いし(7)及び(16)記載の転写シート。
〜200g/m2であることを特徴とする上記(1)な
いし(7)及び(16)記載の転写シート。
【0017】(18)接着層材料として、アクリル酸ま
たはアクリル酸エステルの少なくとも一種からなるポリ
マーあるいは少なくとも一種の材料を含む共重合体を用
いることを特徴とする上記(2)ないし(7)及び(1
7)記載の転写シート。 (19)接着層の乾燥付着量が0.1g/m2〜10g
/m2であることを特徴とする上記(2)ないし(7)
及び(18)記載の転写シート。
たはアクリル酸エステルの少なくとも一種からなるポリ
マーあるいは少なくとも一種の材料を含む共重合体を用
いることを特徴とする上記(2)ないし(7)及び(1
7)記載の転写シート。 (19)接着層の乾燥付着量が0.1g/m2〜10g
/m2であることを特徴とする上記(2)ないし(7)
及び(18)記載の転写シート。
【0018】(20)接着層材料が水系エマルジョンで
あることを特徴とする上記(2)ないし(7)及び(1
9)記載の転写シート。 (21)水溶性糊層の乾燥付着量が1g/m2〜50g
/m2であることを特徴とする上記(1)ないし(7)
及び(20)記載の転写シート。
あることを特徴とする上記(2)ないし(7)及び(1
9)記載の転写シート。 (21)水溶性糊層の乾燥付着量が1g/m2〜50g
/m2であることを特徴とする上記(1)ないし(7)
及び(20)記載の転写シート。
【0019】(22)水溶性糊層に用いる水溶性樹脂
が、鹸化度90モル%以下、重合度1000以下のポリ
ビニルアルコールであることを特徴とする上記(1)な
いし(7)及び(21)記載の転写シート。 (23)水溶性糊層に用いる水溶性樹脂が、鹸化度90
モル%以下、重合度1000以下のイタコン酸変性ポリ
ビニルアルコールであることを特徴とする上記(1)な
いし(7)及び(22)記載の転写シート。
が、鹸化度90モル%以下、重合度1000以下のポリ
ビニルアルコールであることを特徴とする上記(1)な
いし(7)及び(21)記載の転写シート。 (23)水溶性糊層に用いる水溶性樹脂が、鹸化度90
モル%以下、重合度1000以下のイタコン酸変性ポリ
ビニルアルコールであることを特徴とする上記(1)な
いし(7)及び(22)記載の転写シート。
【0020】(24)水溶性糊層材料が水溶液であるこ
とを特徴とする上記(1)ないし(7)及び(23)記
載の転写シート。 (25)水透過性の支持体が坪量20g/m2〜200
g/m2の紙であることを特徴とする上記(1)ないし
(7)及び(24)記載の転写シート。以下、本発明を
更に詳しく説明する。
とを特徴とする上記(1)ないし(7)及び(23)記
載の転写シート。 (25)水透過性の支持体が坪量20g/m2〜200
g/m2の紙であることを特徴とする上記(1)ないし
(7)及び(24)記載の転写シート。以下、本発明を
更に詳しく説明する。
【0021】本発明の転写シートは、少なくとも水透過
性の支持体、水溶性糊層、転写層からなる転写シートに
おいて、水溶性糊層に水あるいは水に溶解した成分と反
応して力学的な力を発生する成分を含有することを特徴
とする転写シートである。好ましくは少なくとも水透過
性の支持体、水溶性糊層、接着層、転写層からなる転写
シートにおいて、水溶性糊層に水あるいは水に溶解した
成分と反応して力学的な力を発生する成分を含有するこ
とを特徴とする転写シートである。
性の支持体、水溶性糊層、転写層からなる転写シートに
おいて、水溶性糊層に水あるいは水に溶解した成分と反
応して力学的な力を発生する成分を含有することを特徴
とする転写シートである。好ましくは少なくとも水透過
性の支持体、水溶性糊層、接着層、転写層からなる転写
シートにおいて、水溶性糊層に水あるいは水に溶解した
成分と反応して力学的な力を発生する成分を含有するこ
とを特徴とする転写シートである。
【0022】上記構成の転写シートにおいては、転写層
の表面にトナー、インク、染料等で画像を形成した後に
水に浸すことによって水溶性糊層が溶解して支持体と転
写層あるいは支持体と接着層が剥離し、転写層を被転写
材に張り付けることにより、画像の再転写が行われる。
転写シートから支持体を剥離した直後は転写層あるいは
接着層が水に濡れているために被転写材上での位置合わ
せが可能であり、乾燥すると被転写材と接着する。
の表面にトナー、インク、染料等で画像を形成した後に
水に浸すことによって水溶性糊層が溶解して支持体と転
写層あるいは支持体と接着層が剥離し、転写層を被転写
材に張り付けることにより、画像の再転写が行われる。
転写シートから支持体を剥離した直後は転写層あるいは
接着層が水に濡れているために被転写材上での位置合わ
せが可能であり、乾燥すると被転写材と接着する。
【0023】ここで転写シート自体に力学的な力を発生
させる要因を含有することにより、水に浸した際に水溶
性糊層に支持体と転写層あるいは支持体と接着層を引き
剥がす力が働き、短時間で転写シートを使用できる状態
になる。又、外部から力を加えるのと異なり均一に引き
剥がす力が働くために転写層の歪みが少なく、鮮明な画
像の転写が可能となる。さらに気泡が発生する転写シー
トでは、発生した気泡により水溶性糊層を粉砕する作用
もあるため、水溶性糊層の溶解速度も向上し、さらに剥
離が速くなる。
させる要因を含有することにより、水に浸した際に水溶
性糊層に支持体と転写層あるいは支持体と接着層を引き
剥がす力が働き、短時間で転写シートを使用できる状態
になる。又、外部から力を加えるのと異なり均一に引き
剥がす力が働くために転写層の歪みが少なく、鮮明な画
像の転写が可能となる。さらに気泡が発生する転写シー
トでは、発生した気泡により水溶性糊層を粉砕する作用
もあるため、水溶性糊層の溶解速度も向上し、さらに剥
離が速くなる。
【0024】ここで気泡の発生メカニズムとしては、一
つには水溶性糊層に含有した発泡物質と酸性または塩基
性の剥離液との反応による気体の発生がある。すなわ
ち、該発泡物質と剥離液との反応によって、発泡物質か
ら気泡を発生するものである。ここで水溶性糊層に含有
される酸性の発泡物質としては好ましくは炭酸塩であ
り、アルカリ性の発泡物質としては好ましくはアンモニ
ウム塩である。一方酸性の剥離液としては好ましくはp
Hが5以下であり、塩基性の剥離液としては好ましくは
pHが9以上のものである。剥離液のpHが5を超え9
未満だと反応が遅くなる傾向がある。
つには水溶性糊層に含有した発泡物質と酸性または塩基
性の剥離液との反応による気体の発生がある。すなわ
ち、該発泡物質と剥離液との反応によって、発泡物質か
ら気泡を発生するものである。ここで水溶性糊層に含有
される酸性の発泡物質としては好ましくは炭酸塩であ
り、アルカリ性の発泡物質としては好ましくはアンモニ
ウム塩である。一方酸性の剥離液としては好ましくはp
Hが5以下であり、塩基性の剥離液としては好ましくは
pHが9以上のものである。剥離液のpHが5を超え9
未満だと反応が遅くなる傾向がある。
【0025】水溶性糊層材料に対する発泡物質の含有濃
度は1%以上200%以下が好ましく、より好ましくは
10%以上100%以下である。1%未満だと発泡の効
果が現われず、200%を超えると保存時及び画像形成
時に水溶性糊層で層間剥離を起しやすくなる。
度は1%以上200%以下が好ましく、より好ましくは
10%以上100%以下である。1%未満だと発泡の効
果が現われず、200%を超えると保存時及び画像形成
時に水溶性糊層で層間剥離を起しやすくなる。
【0026】化学反応による気泡の発生としては、他に
も水溶性糊層に含有した酸あるいは塩基と反応する金属
微粒子と剥離液との反応による気体の発生がある。すな
わち、該金属微粒子と剥離液との反応によって、剥離液
から気泡が発生するものである。ここで酸性の剥離液と
しては好ましくはpHが5以下のものであり、塩基性の
剥離液としては好ましくはpHが9以上である。剥離液
のpHが5を超え9未満だと反応が遅くなる傾向があ
る。
も水溶性糊層に含有した酸あるいは塩基と反応する金属
微粒子と剥離液との反応による気体の発生がある。すな
わち、該金属微粒子と剥離液との反応によって、剥離液
から気泡が発生するものである。ここで酸性の剥離液と
しては好ましくはpHが5以下のものであり、塩基性の
剥離液としては好ましくはpHが9以上である。剥離液
のpHが5を超え9未満だと反応が遅くなる傾向があ
る。
【0027】水溶性糊層材料に対する金属微粒子の含有
濃度は1%以上200%以下が好ましく、より好ましく
は10%以上100%以下である。1%未満だと発泡の
効果が現われず、200%を超えると保存時及び画像形
成時に水溶性糊層で層間剥離を起しやすくなる。
濃度は1%以上200%以下が好ましく、より好ましく
は10%以上100%以下である。1%未満だと発泡の
効果が現われず、200%を超えると保存時及び画像形
成時に水溶性糊層で層間剥離を起しやすくなる。
【0028】ところで、本発明の好ましい実施形態とし
て、転写層ないし接着層材料に水性エマルジョンを、水
溶性糊層に水溶液を使用することにより、転写シート作
成時の有機溶剤の揮散がなく、環境に優しく、低コスト
での転写シートの製造が可能となる。
て、転写層ないし接着層材料に水性エマルジョンを、水
溶性糊層に水溶液を使用することにより、転写シート作
成時の有機溶剤の揮散がなく、環境に優しく、低コスト
での転写シートの製造が可能となる。
【0029】又、本発明の転写層材料を使用した際、支
持体として坪量20〜200g/m2の紙を使用するこ
とにより、各種複写装置内での搬送安定性が非常に高く
なり、水に浸した時の透水性も良好であり、かつ、比較
的低コストで転写シートが製造できる。
持体として坪量20〜200g/m2の紙を使用するこ
とにより、各種複写装置内での搬送安定性が非常に高く
なり、水に浸した時の透水性も良好であり、かつ、比較
的低コストで転写シートが製造できる。
【0030】ここで本発明における水溶性糊層として
は、以下のような材料を用いることができる。ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルア
ミド、ポリアクリルアミン、ポリビニルピロリドン等の
合成高分子、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、トウモロコシ
澱粉等の天然澱粉やこれを酸化、アルファ化、エーテル
化、エステル化処理した加工澱粉、カルボキシメチルセ
ルロース、メチルセルロースなどのセルロース誘導体、
タンパク質、ゼラチン、にかわ、カゼイン、セラック、
アラビアゴム、デキストリン等がある。
は、以下のような材料を用いることができる。ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルア
ミド、ポリアクリルアミン、ポリビニルピロリドン等の
合成高分子、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、トウモロコシ
澱粉等の天然澱粉やこれを酸化、アルファ化、エーテル
化、エステル化処理した加工澱粉、カルボキシメチルセ
ルロース、メチルセルロースなどのセルロース誘導体、
タンパク質、ゼラチン、にかわ、カゼイン、セラック、
アラビアゴム、デキストリン等がある。
【0031】さらに力学的な力を発生させる成分として
以下のような材料を添加することができる。炭酸塩とし
ては、炭酸亜鉛、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニ
ウム、硫酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸コバルト、炭酸水酸化マグネシウム、炭酸水素
アンモニウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸鉄、炭酸ナトリウム、炭酸ニッケル、炭酸マグ
ネシウム、炭酸マンガン、炭酸リチウム等、アンモニウ
ム塩としては、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、臭化アンモニウム、ヨウ化アン
モニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン
酸アンモニウム及び上記のアンモニウムイオンの窒素元
素に結合している水素元素の1つないし3つをメチル基
あるいはエチル基に置換したもの等がある。
以下のような材料を添加することができる。炭酸塩とし
ては、炭酸亜鉛、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニ
ウム、硫酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸コバルト、炭酸水酸化マグネシウム、炭酸水素
アンモニウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸鉄、炭酸ナトリウム、炭酸ニッケル、炭酸マグ
ネシウム、炭酸マンガン、炭酸リチウム等、アンモニウ
ム塩としては、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、臭化アンモニウム、ヨウ化アン
モニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン
酸アンモニウム及び上記のアンモニウムイオンの窒素元
素に結合している水素元素の1つないし3つをメチル基
あるいはエチル基に置換したもの等がある。
【0032】酸又は塩基と反応する金属としては、マグ
ネシウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、ガリウ
ム、インジウム、タリウム、ケイ素、スズ、鉄、マンガ
ン、コバルト、ニッケル等が挙げられる。
ネシウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、ガリウ
ム、インジウム、タリウム、ケイ素、スズ、鉄、マンガ
ン、コバルト、ニッケル等が挙げられる。
【0033】水溶性糊層の乾燥付着量は1g/m2〜5
0g/m2が好ましい。1g/m2未満では転写層あるい
は接着層と支持体が接着して剥離できなくなり、50g
/m2を超えると水溶性糊層が厚すぎるために溶解に時
間がかかり剥離速度が低下する。
0g/m2が好ましい。1g/m2未満では転写層あるい
は接着層と支持体が接着して剥離できなくなり、50g
/m2を超えると水溶性糊層が厚すぎるために溶解に時
間がかかり剥離速度が低下する。
【0034】本発明の転写シートを剥離するときに用い
る剥離液としては、力学的な力を発生させるために以下
の成分を添加することができる。酸としては、塩酸、臭
化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸
等、塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウ
ム等がある。
る剥離液としては、力学的な力を発生させるために以下
の成分を添加することができる。酸としては、塩酸、臭
化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸
等、塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウ
ム等がある。
【0035】一方、本発明における転写層としては以下
のような材料を用いることができる。具体的には熱可塑
性ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレ
フィン、硝酸セルロースなどのセルロース誘導体、ポリ
スチレン、ポリα−メチルスチレンなどのスチレン樹脂
又はスチレン共重合体、ポリ(メタ)アクリル酸メチ
ル、ポリ(メタ)アクリル酸エチルなどのアクリル樹
脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、エチレンビニルア
ルコール共重合体などのビニル共重合体、ロジン、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂などのロジンエステル樹脂、ポリ
イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴムなどの天然、
または合成ゴム類、および各種アイオノマーなどの他、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂等である。
のような材料を用いることができる。具体的には熱可塑
性ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレ
フィン、硝酸セルロースなどのセルロース誘導体、ポリ
スチレン、ポリα−メチルスチレンなどのスチレン樹脂
又はスチレン共重合体、ポリ(メタ)アクリル酸メチ
ル、ポリ(メタ)アクリル酸エチルなどのアクリル樹
脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、エチレンビニルア
ルコール共重合体などのビニル共重合体、ロジン、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂などのロジンエステル樹脂、ポリ
イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴムなどの天然、
または合成ゴム類、および各種アイオノマーなどの他、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂等である。
【0036】ポリウレタンにはイソシアネート類と、分
子末端がヒドロキシル基であるポリオールとの反応によ
り得られる熱可塑性ポリウレタンが含まれる。イソシア
ネート類には、例えばトリレンジイソシアネート、ジフ
ェニルメタン−4,4’−ジイソシアネートなどの芳香
族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなど
の脂肪族ジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネ
ート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート
などの脂肪族ジイソシアネートなどが含まれる。ポリオ
ールにはアルカンポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリエーテルポリオールなどのポリヒドロキシ化合
物が含まれる。これらのポリヒドロキシ化合物は少なく
とも一種用いられる。アルカンポリオールとしては、
1,5−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジ
オールなどのアルカンジオールなどが挙げられる。ポリ
エステルポリオールとしては、脂肪族ポリエステルジオ
ール、例えば後述する脂肪族ジオール及び脂肪族ジカル
ボン酸のいずれか一方の成分を構成単位として含むポリ
エステルジオールが含まれる。ポリエーテルポリオール
には、例えばジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、トリプロピレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノールA
とエチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドとの
付加化合物などのポリエーテルジオールが含まれる。
子末端がヒドロキシル基であるポリオールとの反応によ
り得られる熱可塑性ポリウレタンが含まれる。イソシア
ネート類には、例えばトリレンジイソシアネート、ジフ
ェニルメタン−4,4’−ジイソシアネートなどの芳香
族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなど
の脂肪族ジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネ
ート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート
などの脂肪族ジイソシアネートなどが含まれる。ポリオ
ールにはアルカンポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリエーテルポリオールなどのポリヒドロキシ化合
物が含まれる。これらのポリヒドロキシ化合物は少なく
とも一種用いられる。アルカンポリオールとしては、
1,5−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジ
オールなどのアルカンジオールなどが挙げられる。ポリ
エステルポリオールとしては、脂肪族ポリエステルジオ
ール、例えば後述する脂肪族ジオール及び脂肪族ジカル
ボン酸のいずれか一方の成分を構成単位として含むポリ
エステルジオールが含まれる。ポリエーテルポリオール
には、例えばジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、トリプロピレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノールA
とエチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドとの
付加化合物などのポリエーテルジオールが含まれる。
【0037】ポリアミドとしては、例えばナイロン6、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロン13、ナイロン
610、ナイロン612、ナイロン616などや、これ
らのナイロン原料を用いた共重合ナイロン(例えばナイ
ロン6/12など)などが例示される。
ナイロン11、ナイロン12、ナイロン13、ナイロン
610、ナイロン612、ナイロン616などや、これ
らのナイロン原料を用いた共重合ナイロン(例えばナイ
ロン6/12など)などが例示される。
【0038】ポリエステルには脂肪族ジオールおよび脂
肪族ジカルボン酸のいずれか一方の成分を構成単位とし
て含むポリエステル、特に脂肪族ジオールと脂肪族ジカ
ルボン酸を構成成分とする脂肪族ポリエステルが含まれ
る。好ましいポリエステルには、飽和脂肪族カルボン酸
の単位を含む場合が多い。脂肪族ジオール成分には、例
えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、ポリメチレ
ングリコールなどが含まれ、脂肪族ジカルボン酸成分と
しては、例えばマレイン酸、フマル酸などの不飽和脂肪
族ジカルボン酸、無水コハク酸、アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカン二酸などの飽
和脂肪族ジカルボン酸などが挙げられる。
肪族ジカルボン酸のいずれか一方の成分を構成単位とし
て含むポリエステル、特に脂肪族ジオールと脂肪族ジカ
ルボン酸を構成成分とする脂肪族ポリエステルが含まれ
る。好ましいポリエステルには、飽和脂肪族カルボン酸
の単位を含む場合が多い。脂肪族ジオール成分には、例
えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、ポリメチレ
ングリコールなどが含まれ、脂肪族ジカルボン酸成分と
しては、例えばマレイン酸、フマル酸などの不飽和脂肪
族ジカルボン酸、無水コハク酸、アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカン二酸などの飽
和脂肪族ジカルボン酸などが挙げられる。
【0039】ポリオレフィンには例えば低密度ポリエチ
レンや直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン、
エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−(4−メチ
ルペンテン−1)共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレ
ン−(メタ)−アクリレート共重合体、プロピレン−ブ
テン−1共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、無水マレイ
ンなどの変性ポリオレフィンなどが挙げられる。好まし
いポリオレフィンには変性ポリオレフィンなどが含まれ
る。
レンや直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン、
エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−(4−メチ
ルペンテン−1)共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレ
ン−(メタ)−アクリレート共重合体、プロピレン−ブ
テン−1共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、無水マレイ
ンなどの変性ポリオレフィンなどが挙げられる。好まし
いポリオレフィンには変性ポリオレフィンなどが含まれ
る。
【0040】本転写層は必要に応じて、粘着性付与剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、難燃
剤、ワックス、可塑剤、充填剤などを含んでいてもよ
い。転写層の乾燥付着量は5g/m2〜200g/m2が
好ましい。5g/m2未満では転写層の強度が不十分で
あり、200g/m2を超えると転写したときに画像が
不自然である上、複写装置での搬送不良が起りやすくな
る。
酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、難燃
剤、ワックス、可塑剤、充填剤などを含んでいてもよ
い。転写層の乾燥付着量は5g/m2〜200g/m2が
好ましい。5g/m2未満では転写層の強度が不十分で
あり、200g/m2を超えると転写したときに画像が
不自然である上、複写装置での搬送不良が起りやすくな
る。
【0041】また本発明における接着層としては以下の
ような材料を用いることができる。具体的には天然ゴ
ム、スチレン/ブタジエン共重合ゴム、ポリイソブチレ
ンゴム、イソブチレン/イソプレン共重合ゴム、スチレ
ン/イソプレン/スチレンブロックコポリマーゴム、ス
チレン/ブタジエン/スチレンブロッコポリマーゴム、
クロロプレンゴム、ブタジエン/アクリロニトリル共重
合ゴム、ポリブタジエンゴム等のゴム系粘着剤、ポリア
クリル酸ブチル、ポリアクリル酸オクチル、あるいはこ
れらの共重合体等のアクリル系粘着剤、ポリビニルエチ
ルエーテル、ポリビニルブチルエーテル、ポリビニルイ
ソブチルエーテル等のビニルエーテル系粘着剤、ポリジ
メチルシロキサン等のシリコーン系粘着剤等が挙げられ
る。
ような材料を用いることができる。具体的には天然ゴ
ム、スチレン/ブタジエン共重合ゴム、ポリイソブチレ
ンゴム、イソブチレン/イソプレン共重合ゴム、スチレ
ン/イソプレン/スチレンブロックコポリマーゴム、ス
チレン/ブタジエン/スチレンブロッコポリマーゴム、
クロロプレンゴム、ブタジエン/アクリロニトリル共重
合ゴム、ポリブタジエンゴム等のゴム系粘着剤、ポリア
クリル酸ブチル、ポリアクリル酸オクチル、あるいはこ
れらの共重合体等のアクリル系粘着剤、ポリビニルエチ
ルエーテル、ポリビニルブチルエーテル、ポリビニルイ
ソブチルエーテル等のビニルエーテル系粘着剤、ポリジ
メチルシロキサン等のシリコーン系粘着剤等が挙げられ
る。
【0042】接着層の乾燥付着量は0.1g/m2〜1
0g/m2が好ましく、より好ましくは0.3g/m2〜
5g/m2である。0.1g/m2未満では接着力が不十
分であり、10g/m2を超えると接着剤が多すぎて逆
に接着力が低下する。
0g/m2が好ましく、より好ましくは0.3g/m2〜
5g/m2である。0.1g/m2未満では接着力が不十
分であり、10g/m2を超えると接着剤が多すぎて逆
に接着力が低下する。
【0043】本発明で使用される支持体としては、紙、
合成紙、布、不織布、皮革、またポリエチレンテレフタ
レート、ジアセテートセルロース、トリアセテートセル
ロース、アクリル系ポリマー、セロハン、セルロイド、
ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリ
エーテルスルホン、ポリエチルエーテルケトン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等の樹脂シート、金属板、金属
箔等が挙げられる。またこれらの材料を適宜組み合わせ
て製造した複合シートや、これらに塗工やラミネートに
よって耐水性や導電性を付与したもの等の使用が可能で
あり特に限定されない。好ましくは坪量20〜200g
/m2の紙が経済性及び複写装置内搬送安定性、透水性
の面で用いられる。
合成紙、布、不織布、皮革、またポリエチレンテレフタ
レート、ジアセテートセルロース、トリアセテートセル
ロース、アクリル系ポリマー、セロハン、セルロイド、
ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリ
エーテルスルホン、ポリエチルエーテルケトン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等の樹脂シート、金属板、金属
箔等が挙げられる。またこれらの材料を適宜組み合わせ
て製造した複合シートや、これらに塗工やラミネートに
よって耐水性や導電性を付与したもの等の使用が可能で
あり特に限定されない。好ましくは坪量20〜200g
/m2の紙が経済性及び複写装置内搬送安定性、透水性
の面で用いられる。
【0044】支持体の坪量は20g/m2〜200g/
m2が好ましい。20g/m2未満では複写装置内での搬
送不良を起しやすく、一方200g/m2を超えると厚
すぎるために紙詰まりを起しやすくなる。
m2が好ましい。20g/m2未満では複写装置内での搬
送不良を起しやすく、一方200g/m2を超えると厚
すぎるために紙詰まりを起しやすくなる。
【0045】水溶性糊層、接着層、転写層を形成するに
は、各層を形成する材料を水又は適当な溶剤中に溶解も
しくは分散もしくはエマルジョン化させて調整した塗工
液を、ロールコーター、ブレードコーター、ワイヤーバ
ーコーター、エアナイフコーター、ロッドコーター等の
コーターを適宜使用して支持体上に塗布して形成する。
その他、ホットメルトコーター、ラミネートコーター等
を使用して支持体上に積層して形成しても良い。
は、各層を形成する材料を水又は適当な溶剤中に溶解も
しくは分散もしくはエマルジョン化させて調整した塗工
液を、ロールコーター、ブレードコーター、ワイヤーバ
ーコーター、エアナイフコーター、ロッドコーター等の
コーターを適宜使用して支持体上に塗布して形成する。
その他、ホットメルトコーター、ラミネートコーター等
を使用して支持体上に積層して形成しても良い。
【0046】本発明の転写シート上に画像を形成するに
は、上述したような電子写真記録、感熱転写記録、熱昇
華性染料を用いた感熱転写記録、インクジェット記録を
適用する外にも、オフセット印刷、凸版印刷、凹版印
刷、孔版印刷等の各種の印刷方法、さらに静電記録、ド
ットインパクト記録、手書き等の記録方法を適宜選択し
て適用することができる。
は、上述したような電子写真記録、感熱転写記録、熱昇
華性染料を用いた感熱転写記録、インクジェット記録を
適用する外にも、オフセット印刷、凸版印刷、凹版印
刷、孔版印刷等の各種の印刷方法、さらに静電記録、ド
ットインパクト記録、手書き等の記録方法を適宜選択し
て適用することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づき本発明をよ
り詳細に説明する。なお実施例中の部数は重量部を表わ
すものである。 実施例1 支持体として坪量93g/m2の上質紙を用い、下記組
成よりなる水溶性糊層用材料(A)を支持体の片面にワ
イヤーバーで塗布、乾燥して水溶性糊層(乾燥塗布量1
1g/m2)を設けた。
り詳細に説明する。なお実施例中の部数は重量部を表わ
すものである。 実施例1 支持体として坪量93g/m2の上質紙を用い、下記組
成よりなる水溶性糊層用材料(A)を支持体の片面にワ
イヤーバーで塗布、乾燥して水溶性糊層(乾燥塗布量1
1g/m2)を設けた。
【0048】 〔水溶性糊層用材料(A)〕 イタコン酸変性ポリビニルアルコール(KL−506、クラレ社 製、鹸化度74.0〜80.0%、重合度600) 20部 炭酸水素ナトリウム 5部 水 75部 上記で得られた水溶性糊層の上に、下記組成よりなる接
着層塗料(A)をワイヤーバーで塗布、乾燥して接着層
(乾燥塗布量2g/m2)を設けた。
着層塗料(A)をワイヤーバーで塗布、乾燥して接着層
(乾燥塗布量2g/m2)を設けた。
【0049】 〔接着層用材料(A)〕 アクリル酸エステル系共重合樹脂エマルジョン(SE−4100、 昭和高分子社製、固形分62%) 10部 水 52部 上記で得られた接着層の上に、下記組成よりなる転写層
塗料(A)をワイヤーバーで塗布、乾燥して転写層(乾
燥塗布量67g/m2)を設けて本発明の転写シート
(a)を作成した。
塗料(A)をワイヤーバーで塗布、乾燥して転写層(乾
燥塗布量67g/m2)を設けて本発明の転写シート
(a)を作成した。
【0050】〔転写層用材料(A)〕酢酸ビニル系エマ
ルジョン(SH−502、昭和高分子社製、固形分50
%) 得られた転写シート(a)をカラー複写機(リコー製、
プリテール550)を使用し、転写層にフルカラー画像
を形成した。転写層に形成された画像は鮮明、高画質で
あり、プリテール550用専用普通紙に形成した場合の
画像との差は認められなかった。
ルジョン(SH−502、昭和高分子社製、固形分50
%) 得られた転写シート(a)をカラー複写機(リコー製、
プリテール550)を使用し、転写層にフルカラー画像
を形成した。転写層に形成された画像は鮮明、高画質で
あり、プリテール550用専用普通紙に形成した場合の
画像との差は認められなかった。
【0051】次に上記で得られたフルカラー画像形成済
の転写シート(a)をセ氏20度、0.1mol/lの
塩酸水溶液に1分間浸し、その後剥離したところ容易に
剥離することができ、画像がゆがんだり接着層に紙の繊
維が付着することはなかった。さらに上記で得られた剥
離済みの転写シート(a)を接着層がアクリル板に密着
するように載せ、ヘラでしごいた後に水分を乾燥させた
ところ、転写シートとアクリル板は強固に接着した。
の転写シート(a)をセ氏20度、0.1mol/lの
塩酸水溶液に1分間浸し、その後剥離したところ容易に
剥離することができ、画像がゆがんだり接着層に紙の繊
維が付着することはなかった。さらに上記で得られた剥
離済みの転写シート(a)を接着層がアクリル板に密着
するように載せ、ヘラでしごいた後に水分を乾燥させた
ところ、転写シートとアクリル板は強固に接着した。
【0052】実施例2 実施例1において、炭酸水素ナトリウムを炭酸アンモニ
ウムに変更した他は実施例1と同様にして転写シート
(b)を作成した。剥離液としてセ氏20度、0.1m
ol/lの水酸化ナトリウム水溶液を用い、剥離試験を
行った。
ウムに変更した他は実施例1と同様にして転写シート
(b)を作成した。剥離液としてセ氏20度、0.1m
ol/lの水酸化ナトリウム水溶液を用い、剥離試験を
行った。
【0053】実施例3 実施例1において炭酸水素ナトリウムをアルミニウムに
変更した他は実施例1と同様にして転写シート(c)を
作成した。剥離液としてセ氏20度、0.1mol/l
の塩酸水溶液を用い、剥離試験を行った。
変更した他は実施例1と同様にして転写シート(c)を
作成した。剥離液としてセ氏20度、0.1mol/l
の塩酸水溶液を用い、剥離試験を行った。
【0054】比較例1 実施例1において、炭酸水素ナトリウムを0.5部に変
更した他は実施例1と同様にして転写シート(d)を作
成した。剥離液としてセ氏20度、0.1mol/lの
塩酸水溶液を用い、剥離試験を行った。
更した他は実施例1と同様にして転写シート(d)を作
成した。剥離液としてセ氏20度、0.1mol/lの
塩酸水溶液を用い、剥離試験を行った。
【0055】比較例2 実施例1の転写シート(a)において、剥離液としてセ
氏20度の水を用い、剥離試験を行った。 比較例3 実施例3において、アルミニウムを0.5部に変更した
他は実施例1と同様にして転写シート(e)を作成し
た。剥離液としてセ氏20度、0.1mol/lの塩酸
水溶液を用い、剥離試験を行った。
氏20度の水を用い、剥離試験を行った。 比較例3 実施例3において、アルミニウムを0.5部に変更した
他は実施例1と同様にして転写シート(e)を作成し
た。剥離液としてセ氏20度、0.1mol/lの塩酸
水溶液を用い、剥離試験を行った。
【0056】比較例4 実施例3の転写シート(c)において、剥離液としてセ
氏20度の水を用い、剥離試験を行った。 比較例5 実施例1の転写シート(a)において、炭素水素ナトリ
ウムを加えない他は実施例1と同様にして転写シート
(e)を得た。剥離液としてセ氏20度の水を用い、剥
離試験を行った。
氏20度の水を用い、剥離試験を行った。 比較例5 実施例1の転写シート(a)において、炭素水素ナトリ
ウムを加えない他は実施例1と同様にして転写シート
(e)を得た。剥離液としてセ氏20度の水を用い、剥
離試験を行った。
【0057】比較例6 比較例5の転写シート(e)において、剥離液としてセ
氏60度の湯を用い、剥離試験を行った。 以上、得られた転写シートをカラー複写機(リコー製、
プリテール550)を使用し、転写層にフルカラー画像
を形成した後、フルカラー画像形成済の転写シートを剥
離液に1分間浸し、剥離した時のはがれやすさを3段階
で評価した。
氏60度の湯を用い、剥離試験を行った。 以上、得られた転写シートをカラー複写機(リコー製、
プリテール550)を使用し、転写層にフルカラー画像
を形成した後、フルカラー画像形成済の転写シートを剥
離液に1分間浸し、剥離した時のはがれやすさを3段階
で評価した。
【0058】
【表1】
【0059】はがれやすさ 1 剥離不可能 2 剥離は重い 3 剥離は軽い 画像の歪み 1 剥離時に転写層が破れる 2 画像の歪みが見られる 3 画像の歪み判別不能
【0060】
【発明の効果】以上の結果から、本発明の転写シートは
水溶性糊層に水あるいは水に溶解した成分と反応して力
学的な力を発生する成分を含有しており水溶性糊層の溶
解速度が速いため生産性が高く、熱に弱い材質や曲面に
も転写可能であり、良好な転写性を有すると共に被転写
材への優れた画像定着性が得られる。又、転写シート作
成時に有機溶剤を使用する必要がなく、環境に優しく、
低コストでの製造が可能となる。
水溶性糊層に水あるいは水に溶解した成分と反応して力
学的な力を発生する成分を含有しており水溶性糊層の溶
解速度が速いため生産性が高く、熱に弱い材質や曲面に
も転写可能であり、良好な転写性を有すると共に被転写
材への優れた画像定着性が得られる。又、転写シート作
成時に有機溶剤を使用する必要がなく、環境に優しく、
低コストでの製造が可能となる。
Claims (14)
- 【請求項1】 少なくとも水透過性の支持体、水溶性糊
層、転写層からなる転写シートにおいて、水溶性糊層に
水あるいは水に溶解した成分と反応して力学的な力を発
生する成分を含有することを特徴とする転写シート。 - 【請求項2】 少なくとも水透過性の支持体、水溶性糊
層、接着層、転写層からなる請求項1記載の転写シー
ト。 - 【請求項3】 力学的な力を発生する成分が、水又は水
溶液中の成分と化学反応することによって、気泡を発生
する成分であることを特徴とする請求項1又は2記載の
転写シート。 - 【請求項4】 気泡を発生する成分が炭酸塩であること
を特徴とする請求項1ないし3記載の転写シート。 - 【請求項5】 気泡を発生する成分がアンモニウム塩及
びアンモニウム塩の窒素元素に結合している水素元素の
1つないし3つをメチル基あるいはエチル基に置換した
ものであることを特徴とする請求項1ないし3記載の転
写シート。 - 【請求項6】 少なくとも水透過性の支持体、水溶性糊
層、転写層からなる転写シートにおいて、水溶性糊層に
水溶液に存在する成分との反応の反応基質または触媒と
なる成分を含有することを特徴とする請求項1ないし3
記載の転写シート。 - 【請求項7】 反応基質が酸又は塩基と反応する金属で
あることを特徴とする請求項6記載の転写シート。 - 【請求項8】 pHが5以下であることを特徴とする請
求項1ないし4及び6ないし7記載の転写シートをはが
すのに使われる剥離液。 - 【請求項9】 pHが9以上であることを特徴とする請
求項1ないし3及び5ないし6記載の転写シートをはが
すのに使われる剥離液。 - 【請求項10】 転写シートの剥離方法において、該転
写シートが請求項1ないし7記載の転写シートであっ
て、該転写シートに含有される成分と請求項8ないし9
記載の剥離液との化学反応によって生じた気泡の力によ
って剥離を促進する剥離方法。 - 【請求項11】 電子写真方式を用いて像受容体にトナ
ー像を形成する画像形成方法であって、該像受容体が請
求項1ないし7の転写シートであり、像受容体にトナー
を、少なくとも熱又は圧力のいずれかによって定着する
ことを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項12】 熱により熱溶融性インク層または熱昇
華性染料を受容体上に転写する画像形成方法であって、
該像受容体が請求項1ないし7の転写シートであること
を特徴とする画像形成方法。 - 【請求項13】 インクジェット方式を用いて、像受容
体に水性インクまたは熱溶融性インクの像を形成する画
像形成方法であって、該像受容体が請求項1ないし7の
転写シートであることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項14】 転写シートに記録された画像を被転写
材に転写する画像転写方法において、該転写シートが請
求項1ないし7の転写シートであって、請求項11ない
し13の方法で画像を形成した転写シートを転写するこ
とを特徴とする画像転写方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22955897A JPH1159086A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 転写シート及びそれを用いた画像形成方法並びに転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22955897A JPH1159086A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 転写シート及びそれを用いた画像形成方法並びに転写方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1159086A true JPH1159086A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16894060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22955897A Pending JPH1159086A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 転写シート及びそれを用いた画像形成方法並びに転写方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1159086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003094895A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Kuraray Co Ltd | 水圧転写用フィルムおよび水圧転写用印刷フィルムの製造法 |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP22955897A patent/JPH1159086A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003094895A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Kuraray Co Ltd | 水圧転写用フィルムおよび水圧転写用印刷フィルムの製造法 |
JP4633308B2 (ja) * | 2001-09-26 | 2011-02-16 | 株式会社クラレ | 水圧転写用フィルムおよび水圧転写用印刷フィルムの製造法 |
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