JPH1159015A - 製本方法および製本装置 - Google Patents

製本方法および製本装置

Info

Publication number
JPH1159015A
JPH1159015A JP23082197A JP23082197A JPH1159015A JP H1159015 A JPH1159015 A JP H1159015A JP 23082197 A JP23082197 A JP 23082197A JP 23082197 A JP23082197 A JP 23082197A JP H1159015 A JPH1159015 A JP H1159015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
nozzle
sheet bundle
back surface
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23082197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4007645B2 (ja
Inventor
Yoshihide Sugiyama
嘉英 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Deyupuro Seiko Kk
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Deyupuro Seiko Kk
Duplo Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Deyupuro Seiko Kk, Duplo Seiko Corp filed Critical Deyupuro Seiko Kk
Priority to JP23082197A priority Critical patent/JP4007645B2/ja
Publication of JPH1159015A publication Critical patent/JPH1159015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4007645B2 publication Critical patent/JP4007645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C1/00Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating
    • B05C1/04Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating for applying liquid or other fluent material to work of indefinite length
    • B05C1/08Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating for applying liquid or other fluent material to work of indefinite length using a roller or other rotating member which contacts the work along a generating line

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用開始までの準備時間が短く、臭気の発生
が少なく、所望により任意の表紙を用いることができる
製本方法および製本装置を提供する。 【解決手段】 一対の搬送ベルトの下方に、接着剤ノズ
ル12と、表紙4を載せる表紙給送板14と、ホットロ
ーラー16と、冷却板18とを設ける。接着剤ノズル1
2の周囲にはヒーターを設け、ノズル入口に線状の固形
接着剤を押し込み、ノズル内で加熱して溶融し、溶融し
た接着剤をノズル出口から射出する。搬送ベルトの間に
用紙束2を立てた状態で挟持して搬送する間に、接着剤
ノズル12によって用紙束2の背面3に接着剤を塗布
し、表紙給送板14を上昇させて用紙束2の背面3に表
紙4を当て、ホットローラー16で表紙4を押さえ、最
後に冷却板18で接着剤を冷却して硬化させ、表紙4を
用紙束2に接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製本方法および製
本装置に関し、詳しくは、特に少量の製本に好適な製本
方法および製本装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、少量の製本に用いる製本装置が種
々提案されている。たとえば、接着剤溜内にホットメル
トタイプの接着剤を加熱して溶融し、製本後に背となる
用紙束の背面に表紙を接着するために、その溶融した接
着剤を塗布するようにした製本装置が提供されている
(たとえば、特開昭58−90988号公報)。
【0003】しかし、この種の装置では、固化した大量
の接着剤を一度に加熱するため、加熱を開始してから製
本できるようになるまで、たとえば数十分を要し、準備
時間が非常に長い。また、接着剤溜に大量の接着剤を加
熱して高温に保っておくため、接着剤の臭気が拡散し、
悪臭が激しいという問題がある。
【0004】別のタイプの製本装置としては、予め接着
剤を塗布した表紙を加熱して接着剤を溶融して用紙束を
接着するようにした製本装置が提供されている。この装
置では、表紙の少量の接着剤を溶融するので準備時間は
短くなるが、用紙束の厚さに応じて専用の表紙を用いる
必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、製本開始までの準備時間が短
く、臭気の発生が少なく、所望により任意の表紙を用い
ることができる製本方法および製本装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構成の製
本方法および製本装置を提供する。
【0007】製本装置は、用紙束の背面に沿って流動性
接着剤を塗布する接着剤塗布手段を備えたタイプの装置
である。上記接着剤塗布手段は、固形接着剤供給手段
と、接着剤ノズルと、加熱手段と、ノズル駆動手段とを
備える。上記固形接着剤供給手段は、線状の固形接着剤
を順次送り出す。上記接着剤ノズルは、上記固形接着剤
供給手段から送り出された固形接着剤が挿入されるノズ
ル入口を有する。上記接着剤ノズルは、上記ノズル入口
からノズル出口までその内部を貫通する貫通穴を有す
る。上記加熱手段は、上記接着剤ノズルの上記貫通穴に
沿って外側に配置される。上記ノズル駆動手段は、上記
接着剤ノズルの上記ノズル出口を、用紙束の背面に接近
または当接した状態で用紙束の背面の一端から他端まで
大略全体的にたどるように、用紙束の背面に対して相対
移動させる。
【0008】上記構成において、接着剤供給手段によっ
て接着剤ノズルのノズル入口からノズル貫通穴内に順次
押し込まれた固形接着剤は、加熱手段によって接着剤ノ
ズルの貫通穴内で加熱されて溶融し、接着剤ノズルのノ
ズル出口から溶融した状態で押し出される。ノズル駆動
手段によって用紙束と接着剤ノズルとを相対移動させ、
接着剤ノズルから押し出された接着剤を用紙束の背面に
所定パターンで塗布する。接着剤ノズルの上記ノズル出
口を、用紙束の背面に適宜に押し込んで用紙束の背面を
しごいて、隣接する用紙同士を広げながら接着剤を塗布
すれば、用紙束の背面が多少不揃いでも、奥まで接着剤
を付けて製本することができる。表紙なしで製本するこ
ともできるが、所望により、接着剤の塗布後、用紙束の
背面に表紙を押し当てて、表紙を用紙束に接着すること
もできる。
【0009】上記装置は、固形接着剤を必要な量だけを
接着剤ノズル内で少しずつ溶融し、一度に全部の固形接
着剤を加熱して溶融しない。しかも、溶融された接着剤
は、接着剤ノズル内に密封されており、接着剤ノズルか
ら射出されるとすぐに用紙束の背面に塗布され、接着に
用いられる。また、用紙束の厚さに応じて接着剤を用紙
束の背面に塗布して、用紙束の背面を接着することがで
きる。
【0010】したがって、製本開始までの準備時間が短
く、臭気の発生が少なく、所望により任意の表紙を用い
ることができる。
【0011】好ましくは、上記線状の固形接着剤は、柔
軟性を有しリールに巻き付けられ、その一端側が上記固
形接着剤供給手段によって順次送り出されて上記リール
から解かれる。
【0012】上記構成によれば、真っ直ぐな棒状の固形
接着剤を用いる場合に比べ、より長い固形接着剤を用い
ることができるので接着剤補給サイクルを長くすること
ができる。また、直線長さを短くすることができるので
装置内のスペースを有効活用できる。
【0013】好ましくは、回転カッター手段と、回転カ
ッター駆動手段とをさらに備える。上記回転カッター手
段は、回転する軸の軸端に切刃を有する。上記回転カッ
ター駆動手段は、上記回転カッター手段の上記切刃を、
用紙束の背面に押し当てた状態で用紙束の背面の一端か
ら他端まで大略全体的にたどるように、用紙束の背面に
対して相対移動させる。上記ノズル駆動手段は、上記回
転カッター駆動手段によって相対移動させられた上記回
転カッター手段が用紙の背面を切削した切削跡に沿っ
て、上記接着剤ノズルの上記ノズル出口を用紙の背面に
対して相対移動させる。
【0014】上記構成によれば、用紙束の背面が揃って
いなくても、用紙束の背面を切削することによって揃
え、その部分に接着剤を塗布することができる。したが
って、各用紙を表紙に良好に接着することできる。
【0015】好ましくは、上記ノズル駆動手段は、一対
の用紙束搬送手段と、ノズル往復駆動手段とを有する。
上記一対の用紙束搬送手段は、互いに対向して配置さ
れ、その間に用紙束を挟持し搬送する。上記ノズル往復
駆動手段は、上記接着剤ノズルの上記ノズル出口を、上
記用紙束搬送手段の用紙束搬送経路に接近またはわずか
に進入した状態で、用紙束搬送方向に対して大略直角方
向に往復移動させる。
【0016】上記構成によれば、用紙束を一対の用紙束
搬送手段によって搬送しながら、ノズル往復駆動手段に
よって接着剤ノズルを搬送方向に大略直角に往復移動さ
せることによって、接着剤を用紙束の背面に、ジグザグ
に略全体的に塗布することができる。接着剤ノズルは用
紙束の厚さ方向に往復移動するだけでよく、移動距離が
短い。また、用紙束の厚さに応じて、一対の用紙束搬送
手段の間隔と接着剤ノズルの振幅を変え、用紙束の背面
の長さに応じて接着剤を供給することによって、サイズ
や厚さの異なる種々の用紙束について、簡単に製本する
ことが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図9に示した本発
明の各実施形態に係る製本装置について詳細に説明す
る。
【0018】まず、図1〜図5を参照しながら、本発明
の製本装置の概要を説明する。
【0019】この装置は、図1の概念図に示すように、
揃えて重ねられた用紙束2の背面3に、溶融して流動性
を有する接着剤6aを接着剤ノズル12から射出して塗
布し、用紙束2の背面3に表紙4(図1では不図示)を
押し当てて接着する動作を連続的に行うようにした装置
である。接着剤ノズル12の周囲にはヒーター13を設
け、接着剤ノズル12のノズル入口12aに固形接着剤
6を押し込み、接着剤ノズル12の内部でそれを加熱し
て溶融し、ノズル出口12bから溶融した接着剤6aを
射出して、用紙束2の背面3に塗布する。接着剤ノズル
12のノズル出口12bは、用紙束2の背面3に接近ま
たは当接した状態で、用紙束2の背面3の一端3aから
他端3bまで用紙束2の背面3に対して相対移動し、用
紙束2の背面3に大略全体的に接着剤6aを塗布するよ
うになっている。
【0020】後述する一実施形態の製本装置10では、
用紙束2の背面3を下に向け、接着剤6aを下から塗布
するようになっている。そのため、この製本装置10で
は、接着剤ノズル12は、図3の断面図および図4の斜
視図に示すように、接着剤ノズル12はL型に曲がった
ものであり、その周囲にヒーター13が設けられ、プー
リー対8を用いて固形接着剤6をノズル入口12aに水
平方向に押し込み、上を向けたノズル出口12aから加
熱されて溶融した接着剤6aを射出するようになってい
る。ノズル入口12a付近には、ノズル穴の内周面に沿
ってOリング12cを設け、接着剤ノズル12の内部で
溶融した接着剤6aの逆流を防止している。固形接着剤
6は、真っ直ぐな棒状のものを用いてもよいが、図5の
斜視図に示すように、適宜な柔軟性を有する固形接着剤
6をリールに巻き、その一端側をプーリー対8で挟んで
接着剤ノズル12に送り込むようにすれば、接着剤補給
サイクルを長くすることができ、また、装置内のスペー
スを有効活用できる等の利点がある。
【0021】この装置は、図2の説明図に示すように、
装置にセットされた用紙束2がその背面3に沿う方向2
sに送られ、各工程を順に実行する。
【0022】すなわち、製本後に背となる用紙束2の背
面3を下向きにして、装置10に用紙束2をセットする
と、図2(A)に示すように、接着剤ノズル12から射
出された接着剤6aが用紙束2の背面3に塗布される。
このとき、用紙束2は、後述する用紙束移動ベルト2
0,22に挟持されながら、図において右方向2sに送
られ、接着剤ノズル12は、ノズル移動モーター28
(図8参照)に駆動され、用紙束2の厚さに応じて図に
おいて紙面垂直方向に往復移動し、用紙束2の背面3に
接着剤6aがジグザグに略全体的に塗布されるようにな
っている。たとえば、接着剤ノズル12の往復に対応し
て用紙束12を間欠的に送り、接着剤6aの塗布軌跡が
矩形となるようにしても、接着剤ノズル12を一定速度
で往復させ用紙束12を一定速度で送ることによって、
接着剤6aの塗布軌跡が三角波状となるようにしてもよ
い。
【0023】接着剤6aの塗布が完了すると、図2
(B)に示すように、表紙4が載置された表紙給送板1
4が上昇し、用紙束2の背面3に表紙4を押し当てる。
表紙給送板14は、表紙押し当てソレノイド14a(図
8参照)によって上昇するようになっている。
【0024】次に、図2(C)に示すように、用紙束2
が表紙給送板14から去ると、表紙給紙台14は下降す
る。用紙束2が表紙4とともに搬送方向2sに移動する
ときに、用紙束搬送方向に回転するホットローラー16
が、下方から表紙4に圧接し、用紙束2の背面3に沿っ
て一端3aから他端3bまで、表紙4を用紙3に順次密
着させる。ホットローラー16は、接着剤16aが溶融
状態を保つように、ローラーヒーター17(図8参照)
によって、室温より高い温度で加熱される。
【0025】次に、図2(D)に示すように、用紙束2
は表紙4とともに右方向に移動し、冷却板18の上に載
置される。これによって、表紙4を介して接着剤6aが
冷却され、接着剤16aが硬化して、表紙4と用紙束3
とは固着される。冷却板18は熱伝達性の優れた金属板
であり、接着剤6aを室温まで冷却することができるこ
とができる。
【0026】以上説明したように、製本部数が一部のと
きは、図2(A)〜(D)に示した各工程を順に実行す
るが、これらの各工程を同時に並行して処理すれば、多
数部数を効率よく製本することが可能である。
【0027】次に、装置10の具体的な構成について、
図6および図7の全体斜視図を参照しながら説明する。
【0028】装置本体11の内部には、図2に示した接
着剤ノズル12、表紙給送板14、ホットローラー1
6、冷却板18が配置されている。装置本体11の中央
には、用紙束2を立てた状態で支持する用紙台30と、
用紙束2を挟んで搬送する一対の用紙束移動ベルト2
0,22とを備える。
【0029】用紙台30は、断面L字状に配置された水
平板34と垂直板32とを有し、用紙搬送経路に沿って
全体的に延在する。垂直板32の一部は、用紙束搬送方
向2sに切り欠かれ、一方すなわち第1の用紙束移動ベ
ルト20が突出し、水平板34の上方には、垂直板32
に対向して、他方すなわち第2の用紙束移動ベルト22
が配置されている。第1および第2の用紙束移動ベルト
20,22は、互いに他方の用紙束移動ベルト20,2
2に対向する側がそれぞれ用紙束搬送方向2sに移動す
るようになっている。第1の用紙束移動ベルト20は、
垂直板32に沿う一定経路を循環するようになってい
る。一方、第2の用紙束移動ベルト22の第1の用紙束
移動ベルト20に対向する側は、第1の用紙束移動ベル
ト20に対して接離自在に支持されている。すなわち、
第2の用紙束移動ベルト22を支持する第1の用紙束移
動ベルト20側の各ベルト支持ローラー24a,24
b,24c,24dは、用紙束搬送方向2sに直角方向
に移動自在に装置本体11に支持されており、常時は、
第2の用紙束移動ベルト22の第1の用紙束移動ベルト
20側部分を第1の用紙束移動ベルト20側に弾力的に
付勢するようになっている。これによって、両用紙束移
動ベルト20,22の間に挟まれる用紙束2の厚さに応
じて、各ベルト支持ローラー24a〜24dが用紙束搬
送方向2sに直角な方向に移動する。用紙束2の厚さと
搬送経路内での位置とは、これらの各ベルト支持ローラ
ー24a〜24dの移動により、検出センサ22x,2
2y(図8参照)によって検出されるようになってい
る。
【0030】装置本体11の前側には、表紙4を載置す
るための表紙載置台15と、製本された用紙束を回収す
る受け板38とを備える。表紙載置台15に載置された
表紙4は、用紙束2が送られて来ると、不図示の送りロ
ーラーによって装置本体11内に送り込まれ、前述のよ
うに、表紙給送板14によって上に持ち上げられて用紙
束2の背面3に押し付けられる。用紙束2は、表紙4が
押し当てられた状態で装置の右端まで搬送され、冷却板
18で接着剤6aが冷却されると、冷却板解放ソレノイ
ド19(図8参照)によって冷却板18が用紙束2の背
面3から待避し、用紙束2が下方に落とし込まれ、受け
台38まで落下するようになっている。表紙4は、この
落下時に用紙束2に沿うように折り曲げられる。
【0031】装置本体11の上面には操作スイッチ37
(図8参照)が配置された操作パネル36を備える。
【0032】この装置10は、CPU50によって動作
が制御されるようになっている。すなわち、図8のブロ
ック図に示すように、CPU50には、ROM52、R
AM54、ノズルヒーター13、ローラーヒーター1
7、ノズル移動モーター28、用紙束移動ベルト駆動モ
ーター26、表紙押し当てソレノイド14a、冷却板解
放ソレノイド19、接着剤ノズル12の温度を監視する
ためのノズル温度センサ12x、ローラー16の温度を
監視するためのローラー温度センサ16x、接着剤ノズ
ル12の位置を検出するためのノズル位置センサ12
y、用紙束2の厚さを検出するための用紙束厚みセンサ
22x、用紙束2の位置を検出するための用紙束位置セ
ンサ22y、装置10の操作を行うための操作スイッチ
37、および電源56が接続されている。
【0033】上記構成の装置10は、固形接着剤6を必
要に応じて接着剤ノズル12内で少しずつ溶融し、しか
も、接着剤ノズル12から射出した接着剤6aは、用紙
束2の厚さに応じて、すぐに用紙束2の背面3に略全体
的に塗布する。
【0034】したがって、この装置10は、使用開始ま
での準備時間が短く、臭気の発生が少なく、任意の表紙
を用いることができる。
【0035】次に、第2実施形態の製本装置について説
明する。
【0036】第2実施形態の製本装置は、第1実施形態
の製本装置10と大略同様に構成されるが、相違するの
は、図9の斜視図に示すように、モーター42によって
回転される軸44の軸端に切刃46を有する回転カッタ
ー装置40をさらに備えた点である。回転カッター装置
40は、接着剤ノズル12よりも用紙束搬送方向2sの
上流側に配置される。回転カッター装置40の切刃46
は、用紙束2の背面3に押し当てられるようになってい
て、用紙束2の背面3をわずかに切り取って平らな切削
面3cを形成できるようになっている。回転カッター装
置40は、用紙束搬送方向2sに直角な方向に、接着剤
ノズル12とともに、大略、用紙束2の背面3の一端3
aから他端3bまで一体的に往復移動し、用紙束2の切
削面3cに沿って接着剤6aを塗布するように、接着剤
ノズル12および回転カッター装置40の往復移動と用
紙束2の搬送とが制御されるようになっている。
【0037】したがって、用紙束2の背面3があまり揃
っていなくても、各用紙の縁に接着剤6aを塗布し、よ
り確実な接着が可能となる。
【0038】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製本装置の概念を示した斜視図であ
る。
【図2】 本発明の製本装置の動作の説明図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の製本装置で用いる接
着剤ノズルの要部断面図である。
【図4】 図3の接着剤ノズルの要部斜視図である。
【図5】 図3の接着剤ノズルに固形接着剤を供給する
装置の斜視図である。
【図6】 本発明の第1実施形態の製本装置の全体斜視
図である。
【図7】 図6と同様の斜視図である。使用時を示して
いる。
【図8】 図6の製本装置のブロック図である。
【図9】 本発明の第2実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 用紙束 2s 用紙束搬送方向 3 背面 3a 一端 3b 他端 3c 切削面 4 表紙 6 固形接着剤 6a 溶融した接着剤(流動性接着剤) 7 リール 8 プーリー(接着剤塗布手段、固形接着剤供給手段) 10 製本装置 11 装置本体 12 接着剤ノズル(接着剤塗布手段) 12a ノズル入口 12b ノズル出口 12c Oリング 12x ノズル温度センサ 12y ノズル位置センサ 13 ヒーター(接着剤塗布手段、加熱手段) 14 表紙給送板 15 表紙押し当てソレノイド 16 ホットローラー 16x ローラー温度センサ 17 ローラーヒーラー 18 冷却板 19 冷却板開放ソレノイド 20,22 搬送ベルト(接着剤塗布手段、ノズル駆動
手段、用紙束搬送手段) 22x 用紙束厚みセンサ 22y 用紙束位置センサ22 24a,24b,24c,24d ベルト支持ローラー 26 用紙束移動ベルト駆動モーター(接着剤塗布手
段、ノズル駆動手段、用紙束搬送手段) 28 ノズル移動モーター(接着剤塗布手段、ノズル駆
動手段、ノズル往復駆動手段) 30 用紙台 32 垂直板 34 水平板 36 操作パネル 37 操作スイッチ 38 受け台 40 回転カッター装置(回転カッター手段) 42 モーター 44 軸 46 切刃 50 CPU 52 ROM 54 RAM 56 電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙束(2)の背面(3)に沿って流動
    性接着剤(6a)を塗布する接着剤塗布手段(8,1
    2,13,20,22,26,28)を備えた製本装置
    において、 上記接着剤塗布手段(8,12,13,20,22,2
    6,28)は、 線状の固形接着剤(6)を順次送り出す固形接着剤供給
    手段(8)と、 該固形接着剤供給手段(8)から送り出された固形接着
    剤(6)が挿入されるノズル入口(12a)を有し、該
    ノズル入口(12a)からノズル出口(12b)までそ
    の内部を貫通する貫通穴を有する接着剤ノズル(12)
    と、 該接着剤ノズル(12)の上記貫通穴に沿って外側に配
    置された加熱手段(13)と、 上記接着剤ノズル(12)の上記ノズル出口(12a)
    を、用紙束(2)の背面(3)に接近または当接した状
    態で用紙束(2)の背面(3)の一端(3a)から他端
    (3b)まで大略全体的にたどるように、用紙束(2)
    の背面(3)に対して相対移動させるノズル駆動手段
    (20,22,26,28)とを備えたことを特徴とす
    る製本装置。
  2. 【請求項2】 上記線状の固形接着剤(6)は、柔軟性
    を有しリール(7)に巻き付けられ、その一端側が上記
    固形接着剤供給手段(8)によって上記リール(7)か
    ら解かれることを特徴とする、請求項1記載の製本装
    置。
  3. 【請求項3】 回転する軸(44)の軸端に切刃(4
    6)を有する回転カッター手段(40)と、 該回転カッター手段(40)の上記切刃(46)を、用
    紙束(2)の背面(3)に押し当てた状態で用紙束
    (2)の該背面(3)の一端(3a)から他端(3b)
    まで大略全体的にたどるように、用紙束(2)の背面
    (3)に対して相対移動させる回転カッター駆動手段と
    をさらに備え、 上記ノズル駆動手段(20,22,28)は、上記回転
    カッター駆動手段によって相対移動させられた上記回転
    カッター手段(40)が用紙(2)の背面(3)を切削
    した切削跡(3c)に沿って、上記接着剤ノズル(1
    2)の上記ノズル出口(12b)を用紙(2)の背面
    (3)に対して相対移動させることを特徴とする、請求
    項1記載の製本装置。
  4. 【請求項4】 上記ノズル駆動手段(20,22,2
    6,28)は、 互いに対向して配置され、その間に用紙束を挟持し搬送
    する一対の用紙束搬送手段(20,22,26)と、 上記接着剤ノズル(12)の上記ノズル出口(12b)
    を、上記用紙束搬送手段(20,22)の用紙束搬送経
    路に接近またはわずかに進入した状態で用紙束搬送方向
    に対して大略直角方向に往復移動させるノズル往復駆動
    手段(28)とを有することを特徴とする、請求項1記
    載の製本装置。
  5. 【請求項5】 用紙束(2)の背面(3)に接着剤(6
    a)を塗布する製本方法であって、 線状の固形接着剤(6)を順次加熱溶融して接着剤ノズ
    ル(12)から押し出す第1ステップと、 該押し出され接着剤(6a)を、上記用紙束(2)の背
    面(3)に所定パターンで塗布する第2ステップとを備
    えた、製本方法。
JP23082197A 1997-08-27 1997-08-27 製本方法および製本装置 Expired - Fee Related JP4007645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23082197A JP4007645B2 (ja) 1997-08-27 1997-08-27 製本方法および製本装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23082197A JP4007645B2 (ja) 1997-08-27 1997-08-27 製本方法および製本装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1159015A true JPH1159015A (ja) 1999-03-02
JP4007645B2 JP4007645B2 (ja) 2007-11-14

Family

ID=16913818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23082197A Expired - Fee Related JP4007645B2 (ja) 1997-08-27 1997-08-27 製本方法および製本装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4007645B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003002266A1 (en) * 2001-06-29 2003-01-09 Duplo Seiko Corporation Adhesive coating device
JP2012528769A (ja) * 2009-06-01 2012-11-15 マグナム マニュファクチャリング リミテッド ブックブロック丁合機
CN106427269A (zh) * 2016-11-29 2017-02-22 湖州佳宁印刷有限公司 桌面胶装机的上胶装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003002266A1 (en) * 2001-06-29 2003-01-09 Duplo Seiko Corporation Adhesive coating device
US6964707B2 (en) 2001-06-29 2005-11-15 Duplo Seiko Corporation Adhesive coating device
JP2012528769A (ja) * 2009-06-01 2012-11-15 マグナム マニュファクチャリング リミテッド ブックブロック丁合機
CN106427269A (zh) * 2016-11-29 2017-02-22 湖州佳宁印刷有限公司 桌面胶装机的上胶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4007645B2 (ja) 2007-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6034004Y2 (ja) 接着装置
KR100850334B1 (ko) 접합 장치
KR101192828B1 (ko) 라미네이팅 장치 및 방법
JP3553100B2 (ja) 電子写真印刷機
JPH0356227A (ja) 熱接着フィルムの接着装置
JPH1159015A (ja) 製本方法および製本装置
CN110228207B (zh) 一种卷材与板材热压复合系统
CN116619757A (zh) 片状原材料的接合装置
JP4145522B2 (ja) 接合すべきプラスチックフィルムの温調をする方法、及び温度制御された搬送ロールを用いてプラスチックフィルムを接合する装置
JP2004351726A (ja) 製本装置
US6907912B2 (en) Method and device for joining sections of thermoplastic continuous web material
SE9902826L (sv) Metod och anordning för tillverkning av korrugerat plastmaterial
KR20030034248A (ko) 인쇄회로기판상의 건조 감광막 열간 적층
JP4591668B2 (ja) ホットメルト型背貼りテープ並びに製本装置
JP2000334846A (ja) 3次元造形機
CN220700443U (zh) 用于制造复合片材的设备
JP7470493B2 (ja) シート状素材の接合方法
CN211943909U (zh) 一种新型全自动安全套包装设备
JPH09136362A (ja) ガゼット付き袋の製造方法
JPH0412833A (ja) 製袋機
JP2011093142A (ja) 糊付け製本装置、後処理装置、及び、画像形成システム
JP2855252B2 (ja) 包装用袋の製造装置
JP3665142B2 (ja) ベニヤ単板縦接合装置及びベニヤ単板縦接合方法
JP2001018555A (ja) 製本装置の接着剤塗布装置
KR200239602Y1 (ko) 농산물 포장용 망의 비닐상표 접착장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20040713

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040713

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070605

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20070731

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20070828

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees