JPH1158733A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH1158733A
JPH1158733A JP21866097A JP21866097A JPH1158733A JP H1158733 A JPH1158733 A JP H1158733A JP 21866097 A JP21866097 A JP 21866097A JP 21866097 A JP21866097 A JP 21866097A JP H1158733 A JPH1158733 A JP H1158733A
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JP
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voltage waveform
waveform data
signal
driving voltage
ink
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Application number
JP21866097A
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English (en)
Inventor
Takahiro Koyama
隆浩 小山
Takeshi Takeda
岳 竹田
Keiki Yamada
敬喜 山田
Masatoshi Kato
雅敏 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を小型化しコストを下げることができ、
広い駆動電圧波形の調整域を得ることができるインクジ
ェット記録装置を得る。 【解決手段】 複数のインク吐出手段1−1〜1−N、
記録画像の階調データに応じた駆動電圧波形データを出
力する駆動電圧波形データ生成手段1000、駆動電圧
波形データを対応する各インク吐出手段に供給するため
の信号処理手段(9−1〜9−N,6−1〜6−N)、
信号処理手段を介した駆動電圧波形データのデジタル値
をそれぞれアナログ値に変換して各インク吐出手段に供
給する複数のD/A変換器3−1〜3−Nを備えること
で、異なる波形毎に必要であった駆動電圧波形発生源を
不要にし装置を簡素化して小型化し、広い駆動電圧波形
の調整域を得ることができ、各インク吐出手段毎に印加
する駆動電圧波形の形状を容易に制御してインク吐出量
の変調を行いなめらかな階調性をもつ画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のノズルを
備えたインクジェットヘッドを駆動するために必要な駆
動波形をD/A変換器により生成する駆動装置を備えた
インクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、ノズルより
インク滴を吐出させて画像や文字などを被記録部材に記
録する装置である。インク吐出手段には様々な方法が用
いられているが、ここでは発熱素子と圧電素子を用いた
例を以下に述べる。インク吐出手段として発熱素子を用
いたものは、電流を通電した素子から発生した熱エネル
ギーによってインクを膜沸騰させ、その際にインク内に
生じた気泡の膨張圧力によってインク滴を吐出するもの
である。また、記録素子にピエゾなどの圧電素子を用い
たものは、電圧を印加した圧電素子の伸長によって生じ
る機械的な圧力でインク滴を吐出するものである。
【0003】このようなインク吐出手段を有する記録ヘ
ッドを駆動するためには、インク吐出手段に所定の駆動
波形を印加する必要がある。図14はその一例として特
開平4−310747号公報に示されているものであ
る。電圧波形は走査電圧発生回路101から出力され、
複数の記録素子105〜107間に共通接続された回路
の出力結線を通り各記録素子に供給される。また、記録
素子105〜107には記録信号によって制御されるダ
イオード108〜110が逆接続されたNPNトランジ
スタ111〜113が接続されている。記録信号103
はシフトクロック信号104に同期してシフトレジスタ
117〜119に取り込まれ、ラッチ信号102に従い
ラッチ114〜116に転送される。そして、ラッチ1
14〜116に記憶された記録信号に基づき記録素子1
05〜107を駆動して、インク滴を吐出する/吐出し
ないことにより画像や文字を2値記録する。例えば、記
録素子105〜107に転送された記録信号が“吐出す
る”という信号であった場合、記録素子105〜107
に接続されたNPNトランジスタ111〜113がオン
となり、走査電圧発生回路101から電圧波形が記録素
子105〜107に印加されインク滴を吐出する。
【0004】ここで、上記走査電圧発生回路101の一
例を図15に示す。図15に示す走査電圧発生回路は、
圧電素子に流れる電流の方向を切り替えることにより圧
電素子の伸長を制御している。図15において、制御信
号212をハイレベルにすることによりNPN形トラン
ジスタ204をオン状態にすると、PNP形トランジス
タ201は、コンデンサ211の電圧が電源電圧VHに
達するまで定電流Irを流し、電源電圧VHに達すると
Irは零になる。このとき、PNP形トランジスタ20
2は電流制限の役目をする。
【0005】次に、制御信号212をローレベルにし、
制御信号213をハイレベルにすると、NPN形トラン
ジスタ205は、コンデンサ211の電圧がGNDに達
するまで定電流Ifを流す。このとき、NPN形トラン
ジスタ206は電流制限の役目をし、NPN形トランジ
スタ207とPNP形トランジスタ203は充電及び放
電時の電流駆動能力を補償する。なお、208、20
9、210は抵抗を示す。以上の動作により走査電圧出
力214を出力する。
【0006】ところで、図15の走査電圧出力214の
立ち上がりおよび立ち下がりの時定数は、抵抗208の
抵抗値とコンデンサ211の容量、トランジスタ201
のベースエミッタ間電圧により決まる。そのため、この
走査電圧発生回路から出力される電圧値や電圧波形の形
状は常に一定であり、ノズルから吐出されるインク量を
調整することはできない。
【0007】このように回路の抵抗値やコンデンサの容
量、トランジスタ間の電圧を用いて駆動電圧波形を発生
させる手段では、駆動電圧値や波形が一意に決まるため
に画像を2値記録しかできず、濃淡の細かな画像を再現
することが難しい。写真などのように階調性の必要な画
像を記録するためには、擬似階調などの画像処理や画像
の濃淡レベルに応じて記録ドット径を変化させるなどの
手法により中間調を表現する必要がある。例えば特開平
2−274554号公報においてはドット径変調により
中間調を表現する方法として、上記の回路に代わり、D
/A変換器を用いて駆動電圧波形を発生させ、インク吐
出手段に与える駆動電圧値や波形を変化させる手法を用
いている。
【0008】図16は特開平2−274554号公報に
開示されたD/A変換器を用いた駆動装置の一例であ
る。図16において、301は高圧電源の電圧V0を入
力として、走査電圧Vvを発生する被電圧制御手段であ
り、走査電圧Vvをゲートして圧電素子302に与える
のがゲート手段TGrである。303は圧電素子302
の駆動周波数より充分高いクロックfで作動して被電圧
制御手段301に制御信号を与える制御手段である。3
04はゲート手段TGrのゲート信号を発生するための
駆動信号発生手段であり、制御手段303と同期を取る
ようにして作動する。305は駆動信号発生手段304
の作動電圧が高圧のV0より低い場合にゲート信号レベ
ルを変換するレベル変換器である。
【0009】この駆動装置は、制御手段303におい
て、クロックfを分周する第1カウンタ303a1と第
2カウンタ303bを設け、第2カウンタ303bの時
間推移を前後に分割している。前の時間推移をD/A変
換器303cに入力し後の前の時間推移をD/A変換器
303dに入力し、第1及び第2比較器303e及び3
03fによりD/A変換器303c及び303dの出力
と抵抗R4とR3の分圧電圧との比較差を求め、AND
素子303g及び303hによる上記比較差出力とクロ
ックfとの論理積出力を被電圧制御手段301に与える
ことで、駆動電圧波形の立ち上がりおよび立ち下がりの
傾きを調整する。
【0010】ここで、被電圧制御手段301は次のよう
に動作する。すなわち、上記AND素子303gの出力
をレベル変換器を介してトランジスタTR1のゲートに
与えることで、トランジスタTR1がオンすると、コン
デンサC1は第1のコイルL1を介して電圧V0に向か
って充電される。トランジスタTR1がオフすると、コ
イルL1に蓄積された電磁エネルギーによる電流がコン
デンサC1−ダイオードPD1のループに流れてコンデ
ンサC1をさらに充電する。これを繰り返して、コンデ
ンサC1は電圧V0の近傍に系の抵抗による損失が小さ
い値で充電される。走査電圧Vvは最高値になる。この
とき、ゲート手段TGrを開ければ圧電素子305HA
充電されて待機状態になる。
【0011】次に、走査電圧Vvが緩やかに下降させる
場合を説明する。トランジスタTR1がオンすると、第
2のコイルL2に電磁エネルギーが蓄積され、蓄積され
たエネルギーによる電流又は電荷はトランジスタTR1
がオフすると、ダイオードPD2を介して流れてコンデ
ンサC0を充電する。これおを走査電圧Vvの情報を帰
還しながら実行することになり、走査電圧Vvは所望の
下降曲線となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図16に示す従来装置では、駆動電圧波形の形状を調
整するために2個のD/A変換器303c及び303d
を必要としており、第1及び第2カウンタ303a及び
303bによりクロックfの分周をするようになってお
り、吐出手段毎に2個のカウンタを要する。そのため、
このような装置ではコスト高になるという問題があっ
た。
【0013】そこで、この発明は上述した点に鑑みてな
されたもので、装置を小型化しコストを下げることがで
き、さらに広い駆動電圧波形の調整域を得ることができ
るインクジェット記録装置を得ることを目的とするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るインクジ
ェット記録装置は、複数のインク室のインクをそれぞれ
吐出させる各ノズル毎に備えられた複数のインク吐出手
段と、記録画像の階調データに応じた駆動電圧波形デー
タを出力する駆動電圧波形データ生成手段と、上記駆動
電圧波形データ生成手段から出力される駆動電圧波形デ
ータを対応する各インク吐出手段に供給するための信号
処理手段と、上記信号処理手段を介した駆動電圧波形デ
ータのデジタル値をそれぞれアナログ値に変換して上記
各インク吐出手段にそれぞれ供給する複数のD/A変換
器とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】また、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、各インク吐出手段の番号値と階調データを出力する
制御手段と、各番号値に対応したインク吐出手段に対し
て階調データに応じた駆動電圧波形データを出力するた
めの変換テーブルとを有することを特徴とするものであ
る。
【0016】また、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、駆動電圧波形データとして、駆動電圧波形の立ち上
がり時間、電圧保持時間、立ち下がり時間及び電圧値デ
ータのデジタル値を出力することを特徴とするものであ
る。
【0017】また、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、上記各インク吐出手段への駆動電圧波形データをシ
リアルデータとして出力すると共に、上記信号処理手段
は、クロック信号に同期して駆動電圧波形データを取り
込むシフトレジスタと、ラッチ信号に同期して上記シフ
トレジスタの出力を記憶するラッチとを上記各インク吐
出手段毎に備えてなり、上記各D/A変換器は、対応す
る各ラッチからのデジタル値をアナログ値に変換するこ
とを特徴とするものである。
【0018】また、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、駆動電圧波形データとして、各インク吐出手段毎に
階調データに応じた周波数のクロック信号及びアップ/
ダウン信号を出力すると共に、上記信号処理手段は、ア
ップ/ダウン信号に従いクロック信号をアップ/ダウン
カウントするカウンタと、ラッチ信号に同期して上記カ
ウンタの出力を記憶するラッチとを上記各インク吐出手
段毎に備えてなり、上記各D/A変換器は、対応する各
ラッチからのデジタル値をアナログ値に変換することを
特徴とするものである。
【0019】また、上記駆動電圧波形データ生成手段の
変換テーブルは、各インク吐出手段毎に階調データに応
じたクロック信号の周波数値を出力すると共に、上記駆
動電圧波形データ生成手段は、基本クロックを発生する
基本クロック発生手段と、上記変換テーブルからの各イ
ンク吐出手段毎のクロック信号の周波数値に応じて上記
基本クロックを分周して出力する分周手段とをさらに備
えたことを特徴とするものである。
【0020】また、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、駆動電圧波形データとして、各インク吐出手段毎に
階調データに応じたカウンタクロック信号とアップ/ダ
ウン信号を出力すると共に、上記信号処理手段は、転送
クロック信号に同期してカウンタクロック信号を読み込
むシフトレジスタと、ラッチ信号に同期して上記シフト
レジスタの出力を記憶するラッチとを備えると共に、ア
ップ/ダウン信号に従い上記ラッチの出力をアップ/ダ
ウンカウントするカウンタを上記各インク吐出手段毎に
備えてなり、上記各D/A変換器は、対応する各ラッチ
からのデジタル値をアナログ値に変換することを特徴と
するものである。
【0021】さらに、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、駆動電圧波形データとして、各インク吐出手段毎に
階調データに応じたカウンタ選択信号とアップ/ダウン
信号を出力すると共に、上記信号処理手段は、転送クロ
ック信号に同期してカウンタ選択信号を読み込むシフト
レジスタと、ラッチ信号に同期して上記シフトレジスタ
の出力を記憶するラッチとを備えると共に、上記ラッチ
からの出力をカウンタ制御用のイネーブル信号として用
いカウンタクロック信号をアップ/ダウン信号に従いア
ップ/ダウンカウントするカウンタを上記各インク吐出
手段毎に備えてなり、上記各D/A変換器は、対応する
各ラッチからのデジタル値をアナログ値に変換すること
を特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1によるイ
ンクジェット記憶装置を図に従って説明する。図1は実
施の形態1に係るインクジェット記憶装置の概略構成図
である。図1において、1−1、1−2、・・・、1−
Nは複数のインク室のインクをそれぞれ吐出させる各ノ
ズル毎にそれぞれ備えられたインク吐出手段、2−1、
2−2、・・・、2−Nはアンプ、3−1、3−2、・
・・、3−NはD/A変換器、4−1、4−2、・・
・、4−3はラッチの出力端子、5はラッチ信号、6−
1、6−2、・・・、6−Nは信号処理手段を構成する
ラッチ、7−1、7−2、・・・、7−Nはシフトレジ
スタの出力信号、8はクロック信号、9−1、9−2、
・・・、9−Nは信号処理手段を構成するシフトレジス
タ、10−1、10−2、・・・、10−Nは駆動電圧
波形データ、1000は記録画像の階調データに応じた
駆動電圧波形データを出力する駆動電圧波形データ生成
手段である。
【0023】図1の装置はピエゾなどのインク吐出手段
をもつインクジェット記録装置である。駆動電圧値や駆
動波形の立ち上がりや立ち下がりの傾きはインク吐出量
を決める重要な要素であり、これらの値を階調画像を記
録する際に調整することによりノズルから吐出するイン
ク量を制御することができる。例えば図2のような波形
をピエゾ素子に与えた場合、すなわち、立ち上がり時間
Tr、電圧保持時間Th、立ち下がり時間Tf及び電圧
値Vdでなる駆動電圧波形を与えた場合、駆動電圧波形
の各パラメータとインク吐出量の関係を測定すると、図
3のような測定結果が得られた。このようにノズルから
吐出されるインク量は駆動電圧の値や波形によって決ま
るため、駆動電圧波形の調整によりノズルから吐出され
るインク量を制御することができる。
【0024】ここで提案するインクジェット記録装置
は、所望のインク量が得られるように駆動電圧の形状を
設定し様々な形状の駆動電圧波形をインク吐出手段に与
えて画像の濃淡を記録する。実際の装置では、記録する
画像の階調データに応じて各インク吐出手段に与える駆
動電圧波形データを決定し駆動電圧波形のデジタル値を
ホストからシフトレジスタ9−1〜9−Nに送信する。
駆動電圧波形はホストから送られるデジタルデータであ
るため、立ち上がりや立ち下がりの傾き、電圧値などを
任意に設定することができる。
【0025】駆動波形データの生成過程としては、例え
ば図4に示すように、各吐出手段毎に階調データ/駆動
波形データ変換テーブル1004を用意して、このテー
ブルを記憶装置(例えばROMや書き換え可能なメモ
リ)に記憶させておき制御手段としてのCPU1003
から送られる階調データ1001と吐出手段の番号値1
002に対応した駆動電圧波形データのデジタル値10
−1、10−2、・・・、10−Nを階調データ/駆動
電圧波形データ変換テーブル1004から読み出してシ
フトレジスタ9−1〜9−Nに送るような構成をとり、
ホストで処理することがあげられる。
【0026】信号処理手段としてのシフトレジスタ9−
1〜9−Nでは、図5に示したタイミングチャートのよ
うに駆動電圧波形データ生成手段1000からシリアル
データとして送信された駆動電圧波形データをクロック
信号8に同期して取り込み、取り込んだPビットのデー
タを出力端子7−1、7−2、・・・、7−Nから順に
出力する。この駆動電圧波形データは、ラッチ信号5に
同期して信号処理手段としてのラッチ6−1〜6−Nに
記憶され、D/A変換器3−1〜3−Nでそれぞれデジ
タル値からアナログ値に変換後、アンプ2−1〜2−N
で増減幅され各インク吐出手段1−1〜1−Nに送られ
る。
【0027】このようにしてD/A変換器3−1〜3−
Nを用いて駆動電圧波形を生成することにより、異なる
波形毎に必要であった駆動電圧波形発生源が不要とな
り、装置が簡素化して装置コストを下げることができ
る。また、駆動電圧波形データを変えるだけで駆動電圧
波形を生成する回路の構成を変更せずにインク吐出量を
調整でき、駆動電圧波形をスイッチングすることが必要
ないのでなまりのない高い精度の波形を得ることができ
るようになる。すなわち、複数のノズル毎に備えられた
インク吐出手段毎に印加する駆動電圧波形の形状を制御
しインク吐出量の変調を行うことで、なめらかな階調性
をもつ画像を得ることができる。
【0028】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2によるインクジェット記録装置を図に従って説明す
る。図6は実施の形態2に係るインクジェット記録装置
の概略構成図である。図6において、図1に示す実施の
形態1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略す
る。新たな符号として、11−1、11−2、・・・、
11−Nはカウンタの出力端子、12−1、12−2、
・・・、12−NはカウンタのUP/DOWNの切り替
えを行うためのUP/DOWN信号、13−1、13−
2、・・・、13−Nは信号処理手段を構成するカウン
タ、14−1、14−2、・・・、14−Nはカウンタ
クロック信号、2000は実施の形態2に係る駆動電圧
波形データ生成手段であり、各インク吐出手段1−1、
1−2、・・・、1−N毎に階調データに応じた周波数
のカウンタクロック信号14−1、14−2、・・・、
14−N及びアップ/ダウン信号UP/DOWN12−
1、12−2、・・・、12−Nを出力する。
【0029】図6は複数のノズルをもつインクジェット
ヘッドを駆動する際に必要な駆動電圧波形をカウンタ1
3−1、13−2、・・・、13−N及びラッチ6−
1、6−2、・・・、6−Nでなる信号処理手段とD/
A変換器3−1、3−2、・・・、3−Nを用いて生成
する装置である。各ノズルにはピエゾ素子などのような
インク吐出手段が備わっており、カウンタ13−1〜1
3−N及びラッチ6−1、6−2、・・・、6−Nでな
る信号処理手段とD/A変換器3−1〜3−Nで生成さ
れた駆動電圧波形を印加してインクを吐出する。
【0030】カウンタ13−1〜13−Nには異なるカ
ウンタクロック信号14−1〜14−Nが入力され、U
P/DOWN信号12−1〜12−Nに従い駆動電圧波
形の立ち上がり時にはカウンタクロック信号のカウント
UPを行い、立ち下がり時にはカウントDOWNする。
例えばUP/DOWN信号のHIGHの状態のときクロ
ックをカウントUPし、LOWのときにクロックのカウ
ントDOWNを行うようした場合、各カウンタでは図7
に示すような時間推移でクロック数をカウントする。図
7のようなタイミングチャートを用いてクロックのカウ
ントUP/DOWNを行う際、クロック信号の周期を変
化させることにより駆動電圧波形の立ち上がりや立ち下
がりの傾きを制御することも可能である。
【0031】また、UP/DOWN信号を記録画像の階
調データに基づいてホストからインクジェット記録装置
に送り、クロックのカウント数や各カウンタに入力する
クロック信号の周波数を制御することによって駆動電圧
波形の形状を制御しインク吐出量の変調を行うことがで
きる。駆動電圧波形データとしては、図8に示すよう
に、例えば実施の形態1と同様に、各インク吐出手段毎
に階調データ/駆動電圧波形データ変換テーブル200
4を用意して、このテーブルを記憶装置(例えばROM
や書き換え可能なメモリ)に記憶させておき制御手段と
してのCPU2003から送られる階調データ2001
と吐出手段の番号値2002に対応したUP/DOWN
信号12−1、12−2、・・・、12−N及びカウン
タクロック周波数値2006を読み出して各カウンタに
送るような構成があげられる。
【0032】カウンタクロック信号はCPU2003か
ら送られるカウンタクロック周波数値2006に応じ
て、カウンタクロック手段2009を、基本クロックを
発生する基本カウンタクロック発生手段2007と基本
カウンタクロック2010を分周してカウンタクロック
信号14−1、14−2、・・・、14−Nを出力する
カウンタ分周手段2008から構成すれば、CPU20
03から送られるカウンタクロック周波数値に応じて基
本カウンタクロックを分周することができる。
【0033】このようにカウンタ及びラッチとD/A変
換器を組み合わせた回路を用いて駆動電圧波形を生成す
ることにより、異なる波形毎に必要であった駆動電圧波
形発生源やシフトレジスタが不要となるため装置が簡素
化することができる。また、駆動電圧波形データを変え
るだけで駆動電圧波形を生成する回路の構成を変更せず
にインク吐出量を調整でき、駆動電圧波形をスイッチン
グすることが必要ないのでなまりのない高い精度の波形
を得ることができるようになる。
【0034】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3によるインクジェット記録装置を図に従って説明す
る。図9は実施の形態3に係るインクジェット記録装置
の概略構成図である。図9において、図1に示す実施の
永代1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略す
る。新たな符号として、15は信号処理手段を構成する
ラッチ、16−1〜16−Nはラッチの出力端子、17
はラッチ信号、18は転送クロック信号、19はカウン
タクロック信号、20は信号処理手段を構成するシフト
レジスタ、21−1〜21−Nはシフトレジスタの出力
端子、3000は実施の形態3に係る駆動電圧波形デー
タ生成手段であり、駆動電圧波形データとして、各イン
ク吐出手段1−1、1−2、・・・、1−N毎に階調デ
ータに応じたカウンタクロック信号19とアップ/ダウ
ン信号(U/D−1)12−1、(U/D−2)12−
2、・・・、(U/D−N)12−Nを出力する。
【0035】図9の装置は実施の形態2と同様NI、各
インク吐出手段1−1、1−2、・・・、1−N毎にカ
ウンタ13−1、13−2、・・・、13−NとD/A
変換器3−1、3−2、・・・、3−Nを備えている。
実施の形態2のカウンタには各カウンタ毎に異なるカウ
ンタクロック信号をカウントしていたが、図9の装置で
はカウンタクロック信号19を一度シフトレジスタ20
に取り込み各カウンタに転送する。カウンタクロック信
号は記録画像の階調データに基づいて作成され、シフト
レジスタ20には転送クロック信号18に同期して取り
込まれる。
【0036】駆動電圧波形データをインク吐出手段に印
加するまでの流れを説明する。はじめに、カウンタ13
−1〜13−Nの中でカウントUP/DOWNするカウ
ンタを設定し、この設定値をカウンタクロック信号19
としてシフトレジスタ20に入力する。カウンタクロッ
ク信号19は、記録画像の階調データに基づいて作成さ
れ、これにより、UP/DOWNのカウント数を制御し
て各カウンタ13−1〜13−NおよびD/A変換器3
−1〜3−Nで生成される駆動電圧波形の形状を制御す
る。
【0037】図10のタイミングチャートに示すよう
に、シフトレジスタ20では転送クロック信号18に同
期してカウンタクロック信号19を読み込み、ラッチ信
号17によりラッチ15に記憶する。ラッチ15の出力
端子16−1〜16−Nからの出力信号は各カウンタ1
3−1〜13−Nに入力され、それぞれUP/DOWN
信号12−1〜12−Nに従い駆動電圧波形の立ち上が
り時にはカウントUP、立ち下がり時にはカウントDO
WNを行う。カウンタ13−1〜13−Nの出力端子1
1−1〜11−Nより出力されたデジタル信号は、D/
A変換器3−1〜3−Nでアナログ信号に変換され、ア
ンプを介して駆動電圧波形として各インク吐出手段1−
1〜1−Nに印加される。各インク吐出手段1−1〜1
−Nでは駆動電圧波形の形状に応じたインク量がノズル
から吐出され、記録ドット径の変調を行うことができ
る。
【0038】駆動電圧波形データとしては、図11に示
すように、例えば実施の形態1と同様に、各インク吐出
手段毎に階調データ/駆動電圧波形データ変換テーブル
3004を用意して、このテーブルを記憶装置(例えば
ROMや書き換え可能なメモリ)に記憶させておきCP
U3003から送られる階調データ3001と吐出手段
の番号値3002に対応したUP/DOWN信号12−
1、12−2、・・・、12−N及びカウンタクロック
信号19を読み出してUP/DOWN信号をそれぞれの
カウンタに、カウンタクロック信号19をシフトレジス
タに送るような構成があげられる。
【0039】この実施の形態2のようにカウンタ毎に必
要であった複数のカウンタクロックに代わりシフトレジ
スタ20からの出力信号をカウントUP/DOWNに使
用することで複数のカウンタクロック信号が不要とな
る。また、フレキシケーブルなど用いてヘッド駆動装置
とホストとを接続することができるので、引き回しが容
易になり駆動装置とヘッドを一体化させて移動させるこ
とができる。
【0040】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4によるインクジェット記録装置を図に従って説明す
る。図12は実施の形態4に係るインクジェット記録装
置の概略構成図である。図12において、図9に示す実
施の形態3と同一部分は同一符号を付してその説明は省
略する。新たな符号として、22−1〜22−Nは各カ
ウンタのイネーブル信号、23は各カウンタ13−1〜
13−Nに入力するカウンタクロック信号B、4000
は実施の形態4に係る駆動電圧波形データ生成手段であ
り、駆動電圧波形データとして、階調データに応じたカ
ウンタ選択信号24と各インク吐出手段毎のアップ/ダ
ウン信号を出力する。
【0041】図12の装置は実施の形態3で提案した装
置とほぼ同様の構成であるが、この装置ではシフトレジ
スタ20を通りラッチ15から出力される信号をカウン
タ制御用のイネーブル信号として用いる。イネーブル信
号はカウンタ選択データ19がシフトレジスタ20とラ
ッチ15で変換されたものであり、ラッチ15から各カ
ウンタ13−1〜13−Nに送られる。カウンタ選択デ
ータ24は、記録画像の階調データに基づいて作成さ
れ、このデータにより駆動波形の形状を設定しインク吐
出量の調整を行う。各カウンタ13−1〜13−Nでは
駆動電圧波形を生成するため、イネーブル信号22−1
〜22−Nに従いクロック信号23をカウントし、駆動
電圧波形のデジタル値はD/A変換器3−1〜3−Nで
アナログ値に変換されて各吐出手段に与えられる。
【0042】駆動電圧波形データとしては、図13に示
すように、例えば実施の形態1と同様に、各インク吐出
手段毎に階調データ/駆動電圧波形データ変換テーブル
4004を用意して、このテーブルを記憶装置(例えば
ROMや書き換え可能なメモリ)に記憶させておきCP
U4003から送られる階調データ4001と吐出手段
の番号値4002に対応したUP/DOWN信号12−
1、12−2、・・・、12−N及びカウンタ選択信号
24を読み出してUP/DOWN信号をそれぞれのカウ
ンタに、カウンタ選択信号24をシフトレジスタに送る
ような構成があげられる。このようにして記録画像の階
調データに応じて駆動電圧波形を調整して、各ノズルか
ら吐出するインク量を調整することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
のインク室のインクをそれぞれ吐出させる各ノズル毎に
備えられた複数のインク吐出手段と、記録画像の階調デ
ータに応じた駆動電圧波形データを出力する駆動電圧波
形データ生成手段と、上記駆動電圧波形データ生成手段
から出力される駆動電圧波形データを対応する各インク
吐出手段に供給するための信号処理手段と、上記信号処
理手段を介した駆動電圧波形データのデジタル値をそれ
ぞれアナログ値に変換して上記各インク吐出手段にそれ
ぞれ供給する複数のD/A変換器とを備えたので、異な
る波形毎に必要であった駆動電圧波形発生源が不要とな
るため装置が簡素化されて装置を小型化でき、広い駆動
電圧波形の調整域を得ることができ、かつ駆動電圧波形
データを変えるだけでインク吐出量を調整でき、駆動電
圧波形をスイッチングすることが必要ないのでなまりの
ない高い精度の波形を得られると共に、複数のノズル毎
に備えられたインク吐出手段毎に印加する駆動電圧波形
の形状を容易に制御してインク吐出量の変調を行うこと
ができ、なめらかな階調性をもつ画像を得ることができ
る。
【0044】また、上記駆動電圧波形データ生成手段と
しては、各インク吐出手段の番号値と階調データを出力
する制御手段としてのCPUと、各番号値に対応したイ
ンク吐出手段に対して階調データに応じた駆動電圧波形
データを出力するための変換テーブルとを備えたので、
駆動電圧波形データを変えるだけで駆動電圧波形を生成
する回路の構成を変更せずにインク吐出量を調整でき、
駆動電圧波形をスイッチングすることが必要ないのでな
まりのない高い精度の波形を得ることができ、容易に広
い駆動電圧波形の調整域を得ることができる。
【0045】また、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、駆動電圧波形データとして、駆動電圧波形の立ち上
がり時間、電圧保持時間、立ち下がり時間及び電圧値デ
ータのデジタル値を出力するようにしたので、駆動電圧
波形データを変えるだけで駆動電圧波形を生成する回路
の構成を変更せずにインク吐出量を調整でき、駆動電圧
波形をスイッチングすることが必要ないのでなまりのな
い高い精度の波形を得ることができ、容易に広い駆動電
圧波形の調整域を得ることができる。
【0046】また、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、上記各インク吐出手段への駆動電圧波形データをシ
リアルデータとして出力すると共に、上記信号処理手段
は、クロック信号に同期して駆動電圧波形データを取り
込むシフトレジスタと、ラッチ信号に同期して上記シフ
トレジスタの出力を記憶するラッチとを上記各インク吐
出手段毎に備えてなり、上記各D/A変換器は、対応す
る各ラッチからのデジタル値をアナログ値に変換するよ
うにしたので、異なる波形毎に必要であった駆動電圧波
形発生源やシフトレジスタが不要となるため装置が簡素
化され、駆動電圧波形データを変えるだけで駆動電圧波
形を生成する回路の構成を変更せずにインク吐出量を調
整でき、駆動電圧波形をスイッチングすることが必要な
いのでなまりのない高い精度の波形を得ることができ、
容易に広い駆動電圧波形の調整域を得ることができる。
【0047】また、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、駆動電圧波形データとして、各インク吐出手段毎に
階調データに応じた周波数のクロック信号及びアップ/
ダウン信号を出力すると共に、上記信号処理手段は、ア
ップ/ダウン信号に従いクロック信号をアップ/ダウン
カウントするカウンタと、ラッチ信号に同期して上記カ
ウンタの出力を記憶するラッチとを上記各インク吐出手
段毎に備えてなり、上記各D/A変換器は、対応する各
ラッチからのデジタル値をアナログ値に変換するように
したので、異なる波形毎に必要であった駆動電圧波形発
生源やシフトレジスタが不要となるため装置が簡素化さ
れ、駆動電圧波形データを変えるだけで駆動電圧波形を
生成する回路の構成を変更せずにインク吐出量を調整で
き、駆動電圧波形をスイッチングすることが必要ないの
でなまりのない高い精度の波形を得ることができ、容易
に広い駆動電圧波形の調整域を得ることができる。
【0048】また、上記駆動電圧波形データ生成手段の
変換テーブルは、各インク吐出手段毎に階調データに応
じたクロック信号の周波数値を出力すると共に、上記駆
動電圧波形データ生成手段は、基本クロックを発生する
基本クロック発生手段と、上記変換テーブルからの各イ
ンク吐出手段毎のクロック信号の周波数値に応じて上記
基本クロックを分周して出力する分周手段とをさらに備
えたので、基本カウンタクロックを分周することができ
る。
【0049】また、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、駆動電圧波形データとして、各インク吐出手段毎に
階調データに応じたカウンタクロック信号とアップ/ダ
ウン信号を出力すると共に、上記信号処理手段は、転送
クロック信号に同期してカウンタクロック信号を読み込
むシフトレジスタと、ラッチ信号に同期して上記シフト
レジスタの出力を記憶するラッチとを備えると共に、ア
ップ/ダウン信号に従い上記ラッチの出力をアップ/ダ
ウンカウントするカウンタを上記各インク吐出手段毎に
備えてなり、上記各D/A変換器は、対応する各ラッチ
からのデジタル値をアナログ値に変換するようにしたの
で、異なる波形毎に必要であった駆動電圧波形発生源が
不要となるため装置が簡素化され、シフトレジスタから
転送されるカウンタクロックを送るため引き回しが容易
になり駆動装置とヘッドを一体化させて移動させること
ができる。
【0050】さらに、上記駆動電圧波形データ生成手段
は、駆動電圧波形データとして、各インク吐出手段毎に
階調データに応じたカウンタ選択信号とアップ/ダウン
信号を出力すると共に、上記信号処理手段は、転送クロ
ック信号に同期してカウンタ選択信号を読み込むシフト
レジスタと、ラッチ信号に同期して上記シフトレジスタ
の出力を記憶するラッチとを備えると共に、上記ラッチ
からの出力をカウンタ制御用のイネーブル信号として用
いカウンタクロック信号をアップ/ダウン信号に従いア
ップ/ダウンカウントするカウンタを上記各インク吐出
手段毎に備えてなり、上記各D/A変換器は、対応する
各ラッチからのデジタル値をアナログ値に変換するよう
にしたので、異なる波形毎に必要であった駆動電圧波形
発生源が不要となるため装置が簡素化され、駆動電圧波
形データを変えるだけでインク吐出量を調整でき、駆動
電圧波形をスイッチングすることが必要ないのでなまり
のない高い精度の波形を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるインクジェッ
ト記録装置の概略構成図で、インク吐出手段に与える駆
動電圧波形生成手段を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1〜4によるインクジ
ェット記録装置のインク吐出手段に与える駆動電圧波形
の例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1〜4によるインクジ
ェット記録装置のインク吐出手段に与える駆動電圧波形
の形状とインク吐出量の関係を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による駆動電圧波形
データ生成手段の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるインクジェッ
ト記録装置のインク吐出手段に与える駆動電圧波形デー
タをシフトレジスタに取り込む時間推移を説明したタイ
ミングチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2によるインクジェッ
ト記録装置の概略構成図で、インク吐出手段に与える駆
動電圧波形生成手段を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2によるカウンタで入
力クロック信号をカウントUP/DOWNを行う時間推
移を説明したタイミングチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2による駆動電圧波形
データ生成手段の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態3によるインクジェッ
ト記録装置の概略構成図で、インク吐出手段に与える駆
動電圧波形生成手段を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3によるインクジェ
ット記録装置のカウンタ選択データをシフトレジスタに
取り込む時間推移を説明したタイミングチャートであ
る。
【図11】 この発明の実施の形態3による駆動電圧波
形データ生成手段の構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態4によるインクジェ
ット記録装置の概略構成図で、インク吐出手段に与える
駆動電圧波形生成手段を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態4による駆動電圧波
形データ生成手段の構成図である。
【図14】 従来例によるインクジェット記録装置のイ
ンクジェットヘッド駆動装置の構成図である。
【図15】 図14に示すインクジェット記録装置の走
査電圧発生回路を示す図である。
【図16】 他の従来例によるインクジェット記録装置
のインクジェットヘッド駆動装置の構成図である。
【符号の説明】
1−1〜1−N インク吐出手段、3−1〜3−N D
/A変換器、6−1〜6−N ラッチ、9−1〜9−N
シフトレジスタ、13−1〜13−N カウンタ、1
5 ラッチ、20 シフトレジスタ、1003,200
3,3003,4003 CPU、1004,200
4,3004,4004 変換テーブル、2007 基
本カウンタクロック発生手段、2008 カウンタクロ
ック分周手段。
フロントページの続き (72)発明者 加藤 雅敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインク室のインクをそれぞれ吐出
    させる各ノズル毎に備えられた複数のインク吐出手段
    と、 記録画像の階調データに応じた駆動電圧波形データを出
    力する駆動電圧波形データ生成手段と、 上記駆動電圧波形データ生成手段から出力される駆動電
    圧波形データを対応する各インク吐出手段に供給するた
    めの信号処理手段と、 上記信号処理手段を介した駆動電圧波形データのデジタ
    ル値をそれぞれアナログ値に変換して上記各インク吐出
    手段にそれぞれ供給する複数のD/A変換器とを備えた
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動電圧波形データ生成手段は、各
    インク吐出手段の番号値と階調データを出力する制御手
    段と、各番号値に対応したインク吐出手段に対して階調
    データに応じた駆動電圧波形データを出力するための変
    換テーブルとを有することを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動電圧波形データ生成手段は、駆
    動電圧波形データとして、駆動電圧波形の立ち上がり時
    間、電圧保持時間、立ち下がり時間及び電圧値データの
    デジタル値を出力することを特徴とする請求項2記載の
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 上記駆動電圧波形データ生成手段は、上
    記各インク吐出手段への駆動電圧波形データをシリアル
    データとして出力すると共に、上記信号処理手段は、ク
    ロック信号に同期して駆動電圧波形データを取り込むシ
    フトレジスタと、ラッチ信号に同期して上記シフトレジ
    スタの出力を記憶するラッチとを上記各インク吐出手段
    毎に備えてなり、上記各D/A変換器は、対応する各ラ
    ッチからのデジタル値をアナログ値に変換することを特
    徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 上記駆動電圧波形データ生成手段は、駆
    動電圧波形データとして、各インク吐出手段毎に階調デ
    ータに応じた周波数のクロック信号及びアップ/ダウン
    信号を出力すると共に、上記信号処理手段は、アップ/
    ダウン信号に従いクロック信号をアップ/ダウンカウン
    トするカウンタと、ラッチ信号に同期して上記カウンタ
    の出力を記憶するラッチとを上記各インク吐出手段毎に
    備えてなり、上記各D/A変換器は、対応する各ラッチ
    からのデジタル値をアナログ値に変換することを特徴と
    する請求項2記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 上記駆動電圧波形データ生成手段の変換
    テーブルは、各インク吐出手段毎に階調データに応じた
    クロック信号の周波数値を出力すると共に、上記駆動電
    圧波形データ生成手段は、基本クロックを発生する基本
    クロック発生手段と、上記変換テーブルからの各インク
    吐出手段毎のクロック信号の周波数値に応じて上記基本
    クロックを分周して出力する分周手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 上記駆動電圧波形データ生成手段は、駆
    動電圧波形データとして、各インク吐出手段毎に階調デ
    ータに応じたカウンタクロック信号とアップ/ダウン信
    号を出力すると共に、上記信号処理手段は、転送クロッ
    ク信号に同期してカウンタクロック信号を読み込むシフ
    トレジスタと、ラッチ信号に同期して上記シフトレジス
    タの出力を記憶するラッチとを備えると共に、アップ/
    ダウン信号に従い上記ラッチの出力をアップ/ダウンカ
    ウントするカウンタを上記各インク吐出手段毎に備えて
    なり、上記各D/A変換器は、対応する各ラッチからの
    デジタル値をアナログ値に変換することを特徴とする請
    求項2記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 上記駆動電圧波形データ生成手段は、駆
    動電圧波形データとして、各インク吐出手段毎に階調デ
    ータに応じたカウンタ選択信号とアップ/ダウン信号を
    出力すると共に、上記信号処理手段は、転送クロック信
    号に同期してカウンタ選択信号を読み込むシフトレジス
    タと、ラッチ信号に同期して上記シフトレジスタの出力
    を記憶するラッチとを備えると共に、上記ラッチからの
    出力をカウンタ制御用のイネーブル信号として用いカウ
    ンタクロック信号をアップ/ダウン信号に従いアップ/
    ダウンカウントするカウンタを上記各インク吐出手段毎
    に備えてなり、上記各D/A変換器は、対応する各ラッ
    チからのデジタル値をアナログ値に変換することを特徴
    とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
JP21866097A 1997-08-13 1997-08-13 インクジェット記録装置 Pending JPH1158733A (ja)

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